JP2013202426A - 混合装置、混合方法 - Google Patents

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【課題】比重が異なる複数種類の固形物を混合する場合でも、その固形物を破壊することなく、且つ均一な混合結果を得ることのできる混合装置及び混合方法を提供すること。
【解決手段】複数種類の固形物及び水を収容する混合槽内の水位を予め定められた所定の高水位に調節した状態で前記混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させることにより前記複数種類の固形物を混合し(S2〜S3)、その後、前記混合槽内の水位を前記所定の高水位よりも低い予め定められた所定の低水位に調節した状態で、前記混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させることにより前記複数種類の固形物を混合する(S4〜S5)。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数種類の固形物(例えば2種類のイオン交換樹脂など)を混合する混合装置及び混合方法に関し、特に、比重の異なる複数種類の固形物でも均一に混合することのできる混合装置及び混合方法に関するものである。
従来から、半導体製品の製造過程の洗浄工程などでは超純水が用いられる。この超純水はイオン交換装置によって生成される。イオン交換装置は、アニオン(陰イオン)交換樹脂やカチオン(陽イオン)交換樹脂などのイオン交換樹脂の粒子を用いて超純水を生成するものである。
ここに、イオン交換装置で用いられるイオン交換樹脂は、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の2種類のイオン交換樹脂を混合したものであることが考えられる。この場合、2種類のイオン交換樹脂を混合する混合装置が用いられる。例えば、特許文献1に開示されているようにスクリュー等で攪拌する機械攪拌式の混合装置を用いることが考えられる。
特開2003−154246号公報
しかしながら、スクリュー等を用いる機械攪拌式の混合装置では攪拌する際に樹脂自体が破壊されるおそれがある。そこで、混合槽の下層部のイオン交換樹脂を、水流を利用して該混合槽の上層部に循環させる混合手法が考えられる。このとき、イオン交換樹脂の流動性を高めるためには混合槽内のイオン交換樹脂の積載上面よりも高い位置に水位を設定することが望ましい。
但し、アニオン交換樹脂はカチオン交換樹脂に比べて比重が小さい。そのため、高水位の状態で混合を行うと、その混合後の沈静段階でアニオン交換樹脂が上層部に偏ってしまい均一な混合結果が得られないという問題が生じる。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、比重が異なる複数種類の固形物を混合する場合でも、その固形物を破壊することなく、且つ均一な混合結果を得ることのできる混合装置及び混合方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、複数種類の固形物及び水を収容する混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させて前記複数種類の固形物を混合する循環混合手段と、前記混合槽内の水位を調節する水位調節手段と、前記水位調節手段により前記混合槽内の水位を予め定められた所定の高水位に調節した状態で前記循環混合手段により前記複数種類の固形物を混合させた後、前記水位調節手段により前記混合槽内の水位を前記所定の高水位よりも低い予め定められた所定の低水位に調節した状態で前記循環混合手段により前記複数種類の固形物を混合させる混合制御手段と、を備えてなることを特徴とする混合装置として構成される。例えば、前記複数種類の固形物は比重の異なる2種類のイオン交換樹脂である。
本発明によれは、前記所定の高水位の状態で前記循環混合手段による混合が行われた後、前記所定の低水位の状態で前記循環混合手段による混合が行われるため、比重の小さい固形物の上層部への偏りが防止されて均一な混合結果を得ることができる。また、機械攪拌式の混合装置のように前記固形物を破壊するおそれもない。
また、予め定められた量の前記複数種類の固形物を計量して前記混合槽に供給する計量手段をさらに備える構成では、前記混合制御手段が、前記計量手段、前記水位調節手段及び前記循環混合手段を制御することにより前記複数種類の固形物の計量から混合までの各処理工程を自動実行させるものであることが考えられる。これにより、前記複数種類の固形物の計量から混合までの各処理工程について人的作業を省略することができる。
ところで、本発明は混合方法の発明として捉えてもよい。即ち、本発明を、複数種類の固形物及び水を収容する混合槽内の水位を予め定められた所定の高水位に調節した状態で前記混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させることにより前記複数種類の固形物を混合した後、前記混合槽内の水位を前記所定の高水位よりも低い予め定められた所定の低水位に調節した状態で前記混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させることにより前記複数種類の固形物を混合することを特徴とする混合方法として捉えてもよい。
本発明によれば、比重が異なる複数種類の固形物(特に2種類のイオン交換樹脂など)を混合する場合でも、その固形物を破壊することなく、且つ均一な混合結果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る混合装置Xの概略構成を示す模式図。 本発明の実施の形態に係る混合装置Xにおける混合動作処理を説明するためのフローチャート。 本発明の実施の形態に係る混合装置Xの混合槽21内を上方から見た要部模式図。 本発明の実施の形態に係る混合装置Xにおける混合動作処理の2回目の循環による混合工程の効果を説明するための図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る混合装置Xの概略構成について説明する。図1に示すように、混合装置Xは、計量槽11、計量槽12、混合槽21、給水配管23、循環ポンプ31、ラインミキサー32、排水ポンプ41、混合制御装置51などを有している。前記混合制御装置51(混合制御手段の一例)は、CPUやASIC等の演算部を備えており、所定の制御プログラムに従った処理を実行することにより当該混合装置Xの動作を統括的に制御する。
前記混合槽21は、水平断面が略矩形状となる角形混合槽である。また、前記混合槽21の底面は下方に向けて略角錐状に形成されている。もちろん、前記混合槽21の形状はこれに限らず、立方体形状や円柱形状であること、水平断面が略円形状となる円形混合槽であってその底面が円錐状であること等も考えられる。
前記混合装置Xは、前記計量槽11及び前記計量槽12に個別に収容された2種類の固形物を混合するものである。前記混合槽21で混合された固形物は、例えば前記混合槽21の底面に接続された不図示の排出部を通じて取り出すことも可能である。なお、前記混合装置Xは3種類以上の固形物を混合するものであってもよい。
本実施の形態では、前記計量槽11に粒状のアニオン(陰イオン)交換樹脂が収容され、前記計量槽12に粒状のカチオン(陽イオン)交換樹脂が収容されるものとする。即ち、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が複数種類の固形物の一例である。ここで、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の比重は異なり、アニオン交換樹脂はカチオン交換樹脂に比べて比重が小さい。
前記混合装置Xにおいて、前記計量槽11及び前記計量槽12各々は移送管11A及び移送管12A各々により前記混合槽21に接続されている。前記混合装置Xでは、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が前記計量槽11及び前記計量槽12から個別の前記移送管11A及び前記移送管12Aを通じて前記混合槽21に供給される。そのため、前記混合槽21の前段でアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が混合されることが防止され、予め定めた比率で正確に混合することができる。なお、前記計量槽11、12における計量手法などについては従来と同様であるためここでは説明を省略する。
また、前記混合槽21の下層部21Aと上層部21Bとは循環配管31Aによって外部で接続されている。そして、前記循環配管31Aの経路上には前記循環ポンプ31、前記ラインミキサー32、及び分岐バルブ33が設けられている。前記混合装置Xでは、前記循環ポンプ31の駆動により、前記混合槽21内のアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂と水とが前記混合槽21の下層部21Aから上層部21Bに循環され、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が混合される。また、このとき前記循環配管31Aで循環されるアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂は前記ラインミキサー32によっても攪拌混合される。ここに、前記循環配管31A、前記循環ポンプ31及び前記ラインミキサー32が循環混合手段の一例である。なお、前記ラインミキサー32は省略することも考えられる。
さらに、前記混合槽21の下層部21Aには排水管41Aが接続されており、該混合槽21内の水は前記排水ポンプ41の駆動により前記排水管41Aを通じて排水可能である。ここに、前記排水管41Aは、前記混合槽21側の端部にアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の通過を遮るためのフィルタを有しており、前記混合槽21内から水だけを排水することが可能である。なお、前記循環ポンプ31及び前記排水ポンプ41各々の動作は前記混合制御装置51によって制御される。
また、前記給水配管23は、前記混合槽21に接続されており、前記混合槽21に超純水(或いは純水)を供給するために用いられる。ここで、前記給水配管23から前記混合槽21に供給する超純水の水量は、前記給水配管23の経路上に設けられた不図示のバルブやポンプなどが前記混合制御装置51によって制御されることで調節される。即ち、前記混合制御装置51は、前記給水配管23からの吸水量や前記排水ポンプ41による排水量を調節することにより前記混合槽21内の水位を調節する機能を有している。ここに、係る水位の調節機能を実現するときの前記混合制御装置51が水位調節手段に相当する。
ところで、前記混合装置Xでは、該混合装置X内におけるアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の通過経路に窒素ガス(N)が封入される。即ち、前記混合装置Xにおいて、前記計量槽11、前記計量槽12、前記移送管11A、前記移送管12A、前記混合槽21、前記循環配管31A、前記循環ポンプ31、前記ラインミキサー32は密閉された状態にある。そのため、前記混合装置X内においてアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が大気に触れることはない。従って、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂による大気中の炭酸ガス(CO)の吸収が防止される。また、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂に大気中の埃が混入することも防止される。
以下、図2のフローチャートを参照しつつ、前記混合装置Xにおいて前記混合制御装置51によって実行される混合動作処理の手順の一例について説明する。ここに、図2中のS1、S2…は処理手順(ステップ)番号を表す。
前記混合装置Xでは、前記混合制御装置51によって所定の制御プログラムに従った処理が実行され、各構成要素の駆動が制御されることにより、図2に示すように前記計量槽11、12の計量から前記循環ポンプ31による混合までの各処理工程が自動的に実行される。これにより、前記混合装置Xによる混合動作では人的作業を省略することができる。なお、複数の制御部が連携して一連の当該混合動作処理を実行することも他の実施例として考えられる。また、本願発明は、以下の各工程を順に実行する混合方法の発明として捉えてもよい。
(ステップS1)
まず、ステップS1において、前記混合制御装置51は、前記計量槽11及び前記計量槽12各々によりアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂各々を予め定められた量だけ計量して前記混合槽21に供給させる。なお、係る動作を行うときの前記計量槽11及び前記計量槽12が計量手段の一例である。
(ステップS2)
次に、ステップS2において、前記混合制御装置51は、前記給水配管23を通じて前記混合槽21に超純水を供給して該混合槽21内の水位を、予め定められた所定の高水位に調節する。なお、前記混合槽21内の水位の調節については、不図示の水位計による検出結果に基づいて行うことや、前記所定の高水位となるように予め設定した給水量を供給することなど、各種の周知手法を採用すればよい。
具体的に、前記所定の高水位とは、前記混合槽21内に収容されたアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から上方に40mmの位置とする。以下、この状態を高水位状態と言う。なお、前記所定の高水位として予め設定する水位はこの値に限らず、前記混合槽21内のアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の流動性が高まるように、少なくとも前記混合槽21内におけるアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の積載上面よりも高い水位であればよい。
(ステップS3)
そして、次にステップS3において、前記混合制御装置51は、前記高水位状態のままで前記循環ポンプ31を駆動させることにより、前記循環配管31Aを通じてアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂を水と共に前記混合槽21の下層部21Aから上層部21Bに循環させ、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂を混合する。このとき、前記循環配管31A上には前記ラインミキサー32が設けられているため、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂は前記ラインミキサー32によっても混合される。この循環による混合は例えば60分程度行われる。
このようにして前記ステップS3において前記混合槽21が高水位状態で行われる混合動作では、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が流動しやすい状態にあるため、これだけでは、混合後の沈静段階において前記混合槽21の上層に比重の小さいアニオン交換樹脂が偏る。
(ステップS4)
そこで、前記混合装置Xでは、前記混合槽21の上層へのアニオン交換樹脂の偏りを防止するため、続くステップS4〜S5において更なる混合工程が実行される。具体的に、ステップS4において、前記混合制御装置51は、前記排水ポンプ41を制御することにより前記混合槽21に貯留した超純水を排水して該混合槽21内の水位を予め定められた所定の低水位に調節する。
ここに、前記所定の低水位とは、前記混合槽21内に収容されたアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から下方に20mmの位置とする。以下、この状態を低水位状態と言う。なお、前記所定の低水位として予め設定する水位はこの値に限らず、混合後の沈静段階で比重の小さいアニオン交換樹脂が上層部に偏らないように、前記混合槽21内におけるアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の積載上面以下の水位であればよい。前記混合槽21内の水位がアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の積載上面以下であれば、これらの流動性が低くなり比重の軽いアニオン交換樹脂の浮上を防止できるためである。
(ステップS5)
そして、続くステップS5において、前記混合制御装置51は、前記低水位状態で前記循環ポンプ31を駆動させることにより、前記循環配管31Aを通じてアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂を水と共に前記混合槽21の下層部21Aから上層部21Bに循環させ、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂を混合する。このときも、前記循環配管31A上の前記ラインミキサー32によりアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が混合される。この循環による混合は例えば60分程度行われる。
このように前記ステップS5において前記混合槽21が低水位状態で行われる混合動作では、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂が流動しにくい状態にある。そのため、混合後の沈静段階において前記混合槽21の上層に比重の小さいアニオン交換樹脂が偏ることが防止され、均一な混合結果を得ることができる。また、混合を終了したアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂は、前記ラインミキサー32の出口側の配管32Aに前記分岐バルブ33を介して接続された抜出配管33Aを通して必要に応じて分岐され、次工程へ移送される。
以上、説明したように、前記混合装置X及び該混合装置Xを用いて実行される混合方法によれば、比重が異なる2種類のアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂を混合する場合でも、その樹脂を破壊することなく、且つ均一な混合結果を得ることができる。また、前記混合装置Xは機械攪拌式ではないためイオン交換樹脂の破壊も防止される。
ここに、図3及び図4は、前記混合装置Xの混合槽21内のアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面に対する水位と混合後の上層部におけるアニオン交換樹脂の偏りとの関係を説明するための図である。なお、図3は、前記混合槽21の内部を上方から見た模式図である。また、図4は、混合後にアニオン交換樹脂が偏って存在する上層部の高さ[mm]の観測結果を示すものである。
ここでは、前記混合槽21内の水位を、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から上方に100mm、50mm、10mm、−20mm(上面から下方に20mm)の位置に設定したときそれぞれについて、混合時間を5分、10分、15分(但し、−20mmの位置については5分のみ)に設定した場合の混合結果を観察した。
より具体的には、図3に示す前記混合槽21の四隅及び中央の位置P1〜P5各々にアクリル製の透明な筒部材を上方から挿入して取り出したときに、その筒部材の上層において比重の小さいアニオン交換樹脂が偏って存在した領域(以下、非混合層と言う)の長さ(mm)を観察した。なお、前記混合槽21のサイズは、高さ×幅×奥行き=100cm×100cm×100cmである。
図4(A)に示すように、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から上方に100mmの位置に水位を設定した場合、混合時間を長くすることで前記非混合層の長さを短くすることができるが、依然として80〜110mmの非混合層が上層に形成されており、均一に混合された状態とは言えない。
一方、図4(B)に示すように、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から上方に50mmの位置に水位を設定した場合、図4(A)に示した混合結果に比べて前記非混合層の長さを短くすることができるが、依然として50〜80mmの非混合層が上層に形成されており、やはり均一に混合された状態とは言えない。
これに対し、図4(C)に示すように、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から上方に10mmの位置に水位を設定した場合、図4(A)、(B)に示した混合結果とは異なり、前記非混合層の長さを0〜20mmにまで極端に短くすることができ、十分な混合状態を得ることができた。
さらに、図4(D)に示すように、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面から下方20mmの位置(−20mmの位置)に水位を設定した場合、図4(A)〜図4(C)に示した混合結果よりも短い混合時間(5分)で非混合層をなくすことができ、十分な混合状態を得ることができた。
即ち、前記混合槽21内において、アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面に対する水位が低いほど、前記混合槽21の上層部21Bにおける前記非混合層を減らすことができ、良好な混合結果を得ることができる。
従って、前記混合装置Xのように、前記混合動作処理(図2参照)における2回目の循環による混合工程(S5)において、前記混合槽21内における水位をアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の上面以下に設定しておけば、該混合槽21の上層部21Bに比重の小さいアニオン交換樹脂が偏ることが防止され、均一な混合結果を得ることができる。
本発明は、複数種類の固形物(イオン交換樹脂など)を混合する混合装置及び混合方法への利用が可能である。
11、12:計量槽
11A、12A:移送管
21:混合槽
21A:下層部
21B:上層部
23:給水配管
31:循環ポンプ
31A:循環配管
32:ラインミキサー
32A:配管
33:分岐バルブ
33A:抜出配管
41:排水ポンプ
41A:配水管
51:混合制御装置
S1〜S5:処理手順(ステップ)番号
X:混合装置

Claims (3)

  1. 複数種類の固形物及び水を収容する混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させて前記複数種類の固形物を混合する循環混合手段と、
    前記混合槽内の水位を調節する水位調節手段と、
    前記水位調節手段により前記混合槽内の水位を予め定められた所定の高水位に調節した状態で前記循環混合手段により前記複数種類の固形物を混合させた後、前記水位調節手段により前記混合槽内の水位を前記所定の高水位よりも低い予め定められた所定の低水位に調節した状態で前記循環混合手段により前記複数種類の固形物を混合させる混合制御手段と、
    を備えてなることを特徴とする混合装置。
  2. 予め定められた量の前記複数種類の固形物を計量して前記混合槽に供給する計量手段をさらに備え、
    前記混合制御手段が、前記計量手段、前記水位調節手段及び前記循環混合手段を制御することにより前記複数種類の固形物の計量から混合までの各処理工程を自動実行させるものである請求項1に記載の混合装置。
  3. 複数種類の固形物及び水を収容する混合槽内の水位を予め定められた所定の高水位に調節した状態で前記混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させることにより前記複数種類の固形物を混合した後、前記混合槽内の水位を前記所定の高水位よりも低い予め定められた所定の低水位に調節した状態で前記混合槽の下層部から上層部に前記複数種類の固形物及び水を循環させることにより前記複数種類の固形物を混合することを特徴とする混合方法。
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