JP2013202295A - 光プローブ - Google Patents

光プローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2013202295A
JP2013202295A JP2012076622A JP2012076622A JP2013202295A JP 2013202295 A JP2013202295 A JP 2013202295A JP 2012076622 A JP2012076622 A JP 2012076622A JP 2012076622 A JP2012076622 A JP 2012076622A JP 2013202295 A JP2013202295 A JP 2013202295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
light
optical fiber
condensing
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012076622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6024151B2 (ja
Inventor
Takemi Hasegawa
健美 長谷川
Mitsuharu Hirano
充遥 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2012076622A priority Critical patent/JP6024151B2/ja
Publication of JP2013202295A publication Critical patent/JP2013202295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6024151B2 publication Critical patent/JP6024151B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】OCT測定における雑音を低減することができる光プローブを提供する。
【解決手段】光プローブ10は、近位端と遠位端との間で光を伝送する光ファイバ11と、遠位端において光ファイバ11と接続され光ファイバ11の遠位端から出射される光を集光するとともに偏向する集光偏向光学系13と、を備える。集光偏向光学系13は、第一端13aと第二端13bとの間に延在する中心軸13cを有し、第一端が光ファイバ11と光学的に接続され、中心軸が光ファイバ11の基底モードからの出射光軸に平行であり、中心軸からの距離が長いほど屈折率が小さくなる屈折率分布を有して該屈折率分布により光を集光し、第二端において中心軸に対して30度以上45度未満の角度をなす反射面を有して該反射面により光を反射して偏向する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光干渉断層撮像(Optical Coherence Tomography: OCT)の手法を用いて測定するために使用される光プローブに関するものである。
血管などの管腔形状の対象物の内壁の断層構造を測定する手法として光干渉断層撮像(OCT)が知られており、また、このOCT測定のために対象物の内腔に挿入されて使用される光プローブも知られている(特許文献1参照)。OCT測定では、光源から発せられた照明光は、光プローブの近位端に入射され、光プローブにより導光され、光プローブの遠位端から出射されて対象物に照射される。その対象物への照明光の照射に応じて生じた後方反射光は、光プローブの遠位端に入射され、光プローブにより導光され、光プローブの近位端から出射されて光検出器により検出される。
OCT測定で使用される光プローブにおいては、シングルモード光ファイバの先端(遠位端)に接続されたグレーデッドインデックス光ファイバをレンズ(集光光学系)として機能させて、ワーキングディスタンスが1mmより長く、スポットサイズが100μmより小さくなるように構成することで、1mmより大きな内半径を持つ対象物を100μmより細かい空間分解能で光学的に測定することができる。
また、OCT測定で使用される光プローブにおいては、内壁に光を照射するために、光ファイバの先端(遠位端)に光を側方に偏向させる偏向光学系が設けられる。具体的には、特許文献1に記載されているように、斜めに研磨された端面を反射面として有するコアレスファイバ(偏向光学系)をレンズ(集光光学系)の先端に接続する構成などが知られている。
米国特許6,445,939号明細書 米国特許出願公開第2002/0151823号明細書
従来の光プローブでは、レンズ(集光光学系)とコアレスファイバ(偏向光学系)との間に界面が形成され、この界面において反射された光が光検出器に到達してOCT測定における雑音となるという問題があった。特許文献1に記載された構成では、レンズ(集光光学系)であるグレーデッドインデックス光ファイバは径方向に変化する屈折率を有しているのに対して、偏向光学系であるコアレスファイバは径方向に一様な屈折率を有している。このことから、径方向の少なくとも一部において集光光学系と偏向光学系との間に屈折率が不連続的に変化する界面が生じ、この界面において光が反射する。界面で反射した光の一部は、光プローブのシングルモード光ファイバに再結合されて光検出器に到達し、対象物からの後方反射光と混合されて雑音となる。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、OCT測定における雑音を低減することができる光プローブを提供することを目的とする。
本発明の光プローブは、近位端と遠位端との間で光を伝送する光ファイバと、近位端において光ファイバと接続されている光コネクタと、遠位端において光ファイバと接続され、光ファイバの遠位端から出射される光を集光するとともに偏向する集光偏向光学系と、光ファイバを包囲して光ファイバに沿って延び、近位端において光コネクタに対して固定されているとともに、遠位端において光ファイバまたは集光偏向光学系に対して固定されているサポートチューブと、サポートチューブを包囲してサポートチューブに沿って延び、光ファイバ,光コネクタ,集光偏向光学系およびサポートチューブに対して回転自在であるジャケットチューブと、を備えることを特徴とする。さらに、集光偏向光学系は、第一端と第二端との間に延在する中心軸を有し、第一端が光ファイバと光学的に接続され、中心軸が光ファイバの基底モードからの出射光軸に平行であり、中心軸からの距離が長いほど屈折率が小さくなる屈折率分布を有して該屈折率分布により光を集光し、第二端において中心軸に対して30度以上45度未満の角度をなす反射面を有して該反射面により光を反射して偏向することを特徴とする。
本発明の光プローブでは、遠位端において光ファイバの基底モードから出射されて集光偏向光学系の反射面により反射されて偏向された光のうち、該光の光軸を中心として遠位端側で反射された光と近位端側で反射された光との間で、波面の曲率が互いに異なるのが好適である。
本発明の光プローブは、光ファイバの遠位端側の一部および集光偏向光学系を密着的に包囲して集光偏向光学系の第二端を超えて延びる気密チューブを更に備え、集光偏向光学系の反射面と気密チューブとの間に空洞が形成されているのが好適である。また、気密チューブと集光偏向光学系との間の界面において、気密チューブの屈折率が集光偏向光学系の屈折率より高いのが好適である。
本発明によれば、OCT測定における雑音を低減することができる。
本実施形態の光プローブ10を備えるOCT装置1の構成を示す図である。 本実施形態の光プローブ10の遠位端11b付近の構造を拡大して示す図である。 本実施形態の光プローブ10の集光偏向光学系13の構成および作用を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態の光プローブ10を備えるOCT装置1の構成を示す図である。また、図2は、本実施形態の光プローブ10の遠位端11b付近の構造を拡大して示す図である。OCT装置1は、光プローブ10および測定部30を備え、対象物3の光干渉断層画像を取得する。
光プローブ10は、近位端11aと遠位端11bとの間で光を伝送する光ファイバ11と、近位端11aにおいて光ファイバ11と接続されている光コネクタ12と、遠位端11bにおいて光ファイバ11と光学的に接続されている集光偏向光学系13と、光ファイバ11を包囲して光ファイバ11に沿って延びるサポートチューブ14およびジャケットチューブ15とを備える。光コネクタ12は測定部30に光学的に接続される。
光プローブ10は気密チューブ16をも備える。気密チューブ16は、光ファイバ11の遠位端11b側の一部および集光偏向光学系13を密着的に包囲しており、集光偏向光学系13の第二端13bを超えて延びていて、封止体18をも密着的に包囲している。集光偏向光学系13の第二端13b,気密チューブ16および封止体18に囲まれて形成された空洞17は、閉じた空間となっている。
サポートチューブ14は、近位端11aにおいて光コネクタ12に対して固定されているとともに、遠位端11bにおいて光ファイバ11または集光偏向光学系13に対して固定されている。ジャケットチューブ15は、光ファイバ11,光コネクタ12,集光偏向光学系13およびサポートチューブ14に対して回転自在である。すなわち、光ファイバ11,集光偏向光学系13,サポートチューブ14,気密チューブ16,空洞17および封止体18は、ジャケットチューブ15の内腔の中で一体となって回転することができる。それによって対象物3を照明光でスキャンすることができる。ジャケットチューブ15の内腔には、回転における摩擦抵抗を低減するために緩衝流体19が充填されている。
光ファイバ11は、一般的なシングルモード光ファイバであり、高屈折率のコアおよび低屈折率のクラッドからなるガラス繊維と、このガラス繊維を覆う樹脂被覆とを含む。光ファイバ11は、近位端11aにおいて光コネクタ12に対して固定され、遠位端11bにおいてサポートチューブ14に対して接着固定される。
光ファイバ11はサポートチューブ14の内腔に収納されている。サポートチューブ14は、遠位端11bにおいて光ファイバ11に接着固定されるとともに、近位端11aにおいて光コネクタ12に対して固定されている。その結果、光コネクタ12を回転させると、それと共にサポートチューブ14も回転し、さらに回転トルクが光ファイバ11に伝達され、光ファイバ11、集光偏向光学系13およびサポートチューブ14が一体となって回転する。
サポートチューブ14は、近位端15aにおいて光コネクタ12に接続され、遠位端15bにおいて光ファイバ11に接続される。サポートチューブ14は、ステンレス、Co−Cr合金またはNi−Ti合金で構成される複数本(典型的には5〜50本)の金属線が中空型に撚り合わされて捻られた構造を有し、0.15mm以上の厚さを持つと共に、100〜300GPaのヤング率を持つ。それにより、血管などの柔らかく屈曲した対象物3の内腔に挿入できる柔軟性を持たせると同時に、近位端11aに与えられた回転トルクを効率的に遠位端11bに伝達することができる。
測定部30は、光を発生させる光源31と、光源31から発せられた光を2分岐して照明光および参照光として出力する光分岐部32と、光分岐部32から到達した光を検出する光検出器33と、光分岐部32から到達した参照光を出力する光端末34と、光端末34から出力された参照光を光端末34へ反射させる反射鏡35と、光検出器33により検出された光のスペクトルを分析する分析部36と、分析部36による分析の結果を出力する出力ポート37と、を備える。
測定部30において光源31から出力された光は、光分岐部32により2分岐され照明光および参照光として出力される。光分岐部32から出力された照明光は、光コネクタ12を経て光ファイバ11の近位端11aに入射され、光ファイバ11により導光されて遠位端11bから出射されて、集光偏向光学系13を経て対象物3に照射される。その対象物3への照明光の照射に応じて生じた後方反射光は、集光偏向光学系13を経て光ファイバ11の遠位端11bに入射され、光ファイバ11により導光されて近位端11aから出射されて、光コネクタ12および光分岐部32を経て光検出器33に結合される。
光分岐部32から出力された参照光は、光端末34から出射されて反射鏡35で反射され、光端末34および光分岐部32を経て検出器33に結合される。対象物3からの後方反射光と参照光とは光検出器33において干渉し、この干渉光が光検出器33により検出される。干渉光のスペクトルは分析部36に入力される。分析部36において、干渉光のスペクトルの解析が行われ、対象物3の内部の各点における後方反射効率の分布が計算される。その計算結果に基づいて対象物3の断層画像が計算され、画像信号として信号出力ポート37から出力される。
なお、光ファイバ11の遠位端11bから出射された照明光が対象物3を経由して再び光ファイバ11の遠位端11bに戻るメカニズムとしては、厳密には反射や屈折や散乱がある。しかし、それらの違いは本発明にとっては本質的でないので、簡潔化のために本明細書ではこれらを総称して後方反射と呼ぶ。
図3は、本実施形態の光プローブ10の集光偏向光学系13の構成および作用を示す図である。集光偏向光学系13は、概略円柱形の形状を有し、第一端13aと第二端13bとの間に延在する中心軸13cを有する。集光偏向光学系13の第一端13aは、中心軸13cに垂直な面となっていて、光ファイバ11の端面と融着接続されている。集光偏向光学系13の第一端13aの面が中心軸13cに垂直であることにより、光ファイバ11の端面と融着接続するために両者の位置関係を調整する際、中心軸13cの回りの回転角度に対して光学特性が不変となるので、回転角度の調整が不要となり、製造が容易となる。中心軸13cは光ファイバ11の基底モードからの出射光軸に平行である。
集光偏向光学系13は、グレーデッドインデックス(GRIN)レンズとして知られる屈折率分布、すなわち、中心軸13cからの距離rが長いほど屈折率nが小さくなる屈折率分布を有している。集光偏向光学系13の屈折率nは距離rの2次関数で表される。集光偏向光学系13の屈折率は中心軸13cの回りで回転対称的である。このような屈折率分布を有する集光偏向光学系13は、光ファイバ11の基底モードで伝搬され端面においてコアから出射されて発散された照明光を、内部で中心軸13cと略平行に伝搬させながら収斂させ、その収斂の途中で第二端13bの反射面により反射させることで、外部の或る点の近傍に集光することができる。
集光偏向光学系13は、第二端13bにおいて中心軸13cに対して所定の角度θをなす反射面を有していて、この反射面により光を反射して偏向することができる。第二端13bの反射面により反射された光は、中心軸13cに対して角度2θの方向に偏向され、気密チューブ16,緩衝流体19およびジャケットチューブ15を透過して、光プローブ10の側方に存在する対象物3へ入射する。第二端13bの反射面と中心軸13cとがなす角度θは30度以上45度未満に設定される。
集光偏向光学系13により集光および偏向された照明光は、対象物3の表面3aまたは内部3bで後方反射される。一般にOCT測定では、生体組織を対象物3として、その対象物3の内部の構造や組成を知ることが測定の目的となることが多い。このような場合においては、対象物3の表面3aにおける後方反射は、測定目的にとっては不要であり、寧ろ対象物3の内部3bにおける後方反射光の検出にとって雑音となる。
本実施形態では、光ファイバ11の基底モードから発せられた照明光は、集光偏向光学系13の内部で発散した後に収斂するよう伝搬する。ここで、集光偏向光学系13の内部で互いに異なる経路を伝搬する3つの光線20a,20b,20cを考える。3つの光線20a,20b,20cは、収斂の途中で第二端13bの反射面により反射されるので、該反射面において互いに異なる位置で反射される。
集光偏向光学系13の内部で中心軸13cに沿って伝搬する光線20aは、第二端13bの反射面の中央で反射されて対象物3に照射されるとする。光線20bは、第二端13bの反射面の中央より近位端側で反射されて対象物3に照射されるとする。また、光線20cは、第二端13bの反射面の中央より遠位端側で反射されて対象物3に照射されるとする。
集光偏向光学系13が持つ屈折率分布は、第二端13bの反射面で反射される前の照明光を収斂させるように作用する。従って、光線20cは光線20bに比べて集光作用を多く受けた後に反射されるので、対象物3に照射される際には光線20b,20cそれぞれの波面の曲率は互いに異なり非対称性を有する。また、光線20a,20b,20cは、対象物3の表面3aに互いに異なる角度で入射する。
光線20b側の経路を経て対象物3の表面3aに入射した照明光は、光線20c側の経路へと反射される。逆に、光線20c側の経路を経て対象物3の表面3aに入射した照明光は、光線20b側の経路へと反射される。対象物3に照射される光の波面が非対称性を持つことにより、光線20b側から光線20c側へ反射された光のうち、光ファイバ11の基底モードに再結合する割合が低減される。光線20c側から光線20b側への反射においても同様である。その結果、対象物3の表面3aにおける反射による雑音が低減される。
集光偏向光学系13の第二端13bの反射面と中心軸13cとがなす角度θは、45度と異なることが好ましい。もし、角度θが45度に等しいと、照明光が中心軸13cから90度の方向に偏向され、集光偏向光学系13,気密チューブ16およびジャケットチューブ15の界面における反射光が光ファイバ11に再結合して雑音を生じる。しかし、角度θを45度からずらすことにより、そのような雑音を低減することができる。
また、集光偏向光学系13の第二端13bの反射面と中心軸13cとがなす角度θは、45度よりも小さい方が望ましい。それにより、第二端13bの反射面における反射率が高くなり、集光偏向光学系13による光の集光効率が高まる。また、角度θは30度を下回らないことが望ましい。角度θが小さいほど、光線20bと光線20cとの間での波面の非対称性が大きくなり、集光スポット径が大きくなって、空間分解能が悪化する。空間分解能の悪化を抑えるためには、角度θを30度以上とすることが好ましい。
集光偏向光学系13は、屈折率分布を形成するための添加物を含んだ石英系ガラスからなり、約1.45の屈折率nを有する。一方、集光偏向光学系13の第二端13aに接する空洞17は、空気等の気体からなり、約1の屈折率nを有する。従って、第二端13aの反射面における全反射臨界角は、該反射面の法線を基準として46.4度(=asin(n/n))である。集光偏向光学系13の第二端13bの反射面と中心軸13cとがなす角度θが40度である場合、反射面の法線を基準とする照明光の入射角は50度となって全反射臨界角を超えるので、第二端13bの反射面で照明光を全反射させることができ、反射面における光損失を最小化することができる。
空洞17は、集光偏向光学系13,気密チューブ16および封止体18によって閉じた空間として形成されている。その結果、血液や生理食塩水などの液体で満たされた血管内腔に光プローブ10を挿入して血管に対するOCT測定を実施する場合においても、液体が空洞17に侵入することに因る第二端13bの反射面における臨界角の変化が避けられるので、反射面における光損失を最小化することができる。
集光偏向光学系13を包囲する気密チューブ16は、集光偏向光学系13の屈折率より高いことが好ましい。例えば、気密チューブ16は、PET,PBTまたはUV硬化性アクリレートで形成され、屈折率は1.46〜1.58である。対象物3の内部3bでは照明光が様々な方向に後方反射され、そのうち、照明光の入射方向に対してほぼ180度の後方に反射された光がOCTの信号光として検出される。一方、照明光の入射方向に対して180度と大きく異なる方向に反射された光は、検出されると雑音となり得るので、光ファイバ11に再結合しないことが望ましい。集光偏向光学系13の側面を、より屈折率の高い気密チューブ16で包囲することにより、集光偏向光学系13の側面に入射した雑音光を気密チューブ16側に逃がすことができ、雑音を低減することが可能である。
本実施形態の光プローブ10では、特許文献1に開示されているような先行技術と異なり、光偏向光学系13の内部に不連続な屈折率を持つ界面が存在しないので、集光偏向光学系13の内部で照明光が反射して光ファイバ11に再結合することに因るOCTの雑音が低減される。
1…OCT装置、3…対象物、10…光プローブ、11…光ファイバ、11a…近位端、11b…遠位端、12…光コネクタ、13…集光偏向光学系、13a…第一端、13b…第二端、13c…中心軸、14…サポートチューブ、15…ジャケットチューブ、16…気密チューブ、17…空洞、18…封止体、19…緩衝流体、20a〜20c…光線、30…測定部、31…光源、32…光分岐部、33…光検出器、34…光端末、35…反射鏡、36…分析部、37…出力ポート。

Claims (4)

  1. 近位端と遠位端との間で光を伝送する光ファイバと、
    前記近位端において前記光ファイバと接続されている光コネクタと、
    前記遠位端において前記光ファイバと接続され、前記光ファイバの前記遠位端から出射される光を集光するとともに偏向する集光偏向光学系と、
    前記光ファイバを包囲して前記光ファイバに沿って延び、前記近位端において前記光コネクタに対して固定されているとともに、前記遠位端において前記光ファイバまたは前記集光偏向光学系に対して固定されているサポートチューブと、
    前記サポートチューブを包囲して前記サポートチューブに沿って延び、前記光ファイバ,前記光コネクタ,前記集光偏向光学系および前記サポートチューブに対して回転自在であるジャケットチューブと、
    を備え、
    前記集光偏向光学系は、第一端と第二端との間に延在する中心軸を有し、前記第一端が前記光ファイバと光学的に接続され、前記中心軸が前記光ファイバの基底モードからの出射光軸に平行であり、前記中心軸からの距離が長いほど屈折率が小さくなる屈折率分布を有して該屈折率分布により光を集光し、前記第二端において前記中心軸に対して30度以上45度未満の角度をなす反射面を有して該反射面により光を反射して偏向する、
    ことを特徴とする光プローブ。
  2. 前記遠位端において前記光ファイバの基底モードから出射されて前記集光偏向光学系の前記反射面により反射されて偏向された光のうち、該光の光軸を中心として前記遠位端側で反射された光と前記近位端側で反射された光との間で、波面の曲率が互いに異なる、ことを特徴とする請求項1に記載の光プローブ。
  3. 前記光ファイバの前記遠位端側の一部および前記集光偏向光学系を密着的に包囲して前記集光偏向光学系の前記第二端を超えて延びる気密チューブを更に備え、
    前記集光偏向光学系の前記反射面と前記気密チューブとの間に空洞が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光プローブ。
  4. 前記気密チューブと前記集光偏向光学系との間の界面において、前記気密チューブの屈折率が前記集光偏向光学系の屈折率より高い、ことを特徴とする請求項3に記載の光プローブ。
JP2012076622A 2012-03-29 2012-03-29 光プローブ Active JP6024151B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076622A JP6024151B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 光プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076622A JP6024151B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 光プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013202295A true JP2013202295A (ja) 2013-10-07
JP6024151B2 JP6024151B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=49522036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076622A Active JP6024151B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 光プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6024151B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072309A1 (ja) * 2013-11-18 2015-05-21 住友電気工業株式会社 光干渉断層撮像用光プローブ及びその製造方法
KR20160068536A (ko) * 2014-12-05 2016-06-15 세종대학교산학협력단 심혈관 광학 단층 촬영 장치
WO2016167204A1 (ja) * 2015-04-16 2016-10-20 住友電気工業株式会社 光プローブ
WO2016167205A1 (ja) * 2015-04-16 2016-10-20 住友電気工業株式会社 光プローブ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001264246A (ja) * 2000-03-21 2001-09-26 Olympus Optical Co Ltd 光イメージング装置
JP2004223269A (ja) * 1999-02-04 2004-08-12 Univ Hospital Of Cleveland 光走査プローブ装置
US20060078265A1 (en) * 2002-12-20 2006-04-13 Loeb Marvin P Device and method for delivery of long wavelength laser energy to a tissue site
JP2009240709A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Terumo Corp 生体内画像診断プローブ
WO2011108087A1 (ja) * 2010-03-03 2011-09-09 東洋ガラス株式会社 側方出射装置及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223269A (ja) * 1999-02-04 2004-08-12 Univ Hospital Of Cleveland 光走査プローブ装置
JP2001264246A (ja) * 2000-03-21 2001-09-26 Olympus Optical Co Ltd 光イメージング装置
US20060078265A1 (en) * 2002-12-20 2006-04-13 Loeb Marvin P Device and method for delivery of long wavelength laser energy to a tissue site
JP2009240709A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Terumo Corp 生体内画像診断プローブ
WO2011108087A1 (ja) * 2010-03-03 2011-09-09 東洋ガラス株式会社 側方出射装置及びその製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072309A1 (ja) * 2013-11-18 2015-05-21 住友電気工業株式会社 光干渉断層撮像用光プローブ及びその製造方法
JP2015097569A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 住友電気工業株式会社 光干渉断層撮像用光プローブ及びその製造方法
US9645322B2 (en) 2013-11-18 2017-05-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical probe for optical coherence tomography and manufacturing method therefor
KR20160068536A (ko) * 2014-12-05 2016-06-15 세종대학교산학협력단 심혈관 광학 단층 촬영 장치
KR101639035B1 (ko) * 2014-12-05 2016-07-12 세종대학교산학협력단 심혈관 광학 단층 촬영 장치
WO2016167204A1 (ja) * 2015-04-16 2016-10-20 住友電気工業株式会社 光プローブ
WO2016167205A1 (ja) * 2015-04-16 2016-10-20 住友電気工業株式会社 光プローブ
JP2016202281A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 住友電気工業株式会社 光プローブ
EP3284388A4 (en) * 2015-04-16 2018-05-02 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical probe

Also Published As

Publication number Publication date
JP6024151B2 (ja) 2016-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9864140B2 (en) Miniature optical elements for fiber-optic beam shaping
US10234676B1 (en) Optical probes with reflecting components for astigmatism correction
US10816789B2 (en) Optical probes that include optical-correction components for astigmatism correction
JP4997112B2 (ja) 少なくとも1つの電磁放射を伝送させるための装置およびその製造方法
US10806329B2 (en) Optical probes with optical-correction components
JP5668708B2 (ja) 光プローブ
US10606064B2 (en) Optical probes with astigmatism correction
JPWO2008081653A1 (ja) 光プローブ
JP6024151B2 (ja) 光プローブ
JP5983676B2 (ja) 光プローブ
WO2013121602A1 (ja) 光プローブおよび光学的測定方法
JP5655805B2 (ja) 光プローブおよび光学的測定方法
WO2016167205A1 (ja) 光プローブ
JP2014094121A (ja) 光伝達装置及び光学素子
WO2015025932A1 (ja) 光プローブおよび光学的測定方法
CN212394892U (zh) 光学相干断层成像内窥探头及成像系统
JP2014094123A (ja) 光伝達装置及び光学素子
WO2016167204A1 (ja) 光プローブ
CN114424931B (zh) 一种oct探头组件及含有该oct探头组件的成像系统
US10314469B1 (en) Spectrally encoded probes
CN111436908A (zh) 光学相干断层成像内窥探头及成像系统
CN111419187A (zh) 光学相干断层成像内窥探头及成像系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6024151

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250