JP2013201975A - 細胞挙動解析装置、細胞挙動解析方法、およびプログラム - Google Patents

細胞挙動解析装置、細胞挙動解析方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の培養環境に応じて、細胞挙動の指標を算出することが可能な細胞挙動解析装置等を提供する。
【解決手段】特定培養環境指定部32は、タイムラプス画像取得部31で取得されたタイムラプス画像から、解析したい細胞の領域の指定を受け付けるとともに、解析したい細胞の指定領域での滞在時間の入力を受け付ける。細胞自動トラッキング部33は、タイムラプス画像取得部31で取得されたタイムラプス画像から、個々の細胞を識別し、自動トラッキングする。特定培養環境下細胞自動選出部34は、細胞自動トラッキング部33で検出した細胞軌跡情報から、特定培養環境指定部32で指定された領域に指定時間滞在した細胞を選出する。細胞挙動算出部35は、特定培養環境下細胞自動選出部34で選出された細胞のトラッキング情報を用いて、各種細胞挙動指標を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タイムラプス画像から細胞挙動を解析する細胞挙動解析装置等に関するものである。
従来、体外受精、新薬開発、再生医療等の分野において、一定間隔ごとに細胞を撮影した画像(以下、「タイムラプス画像」という)に基づいて、コンピュータによって細胞の挙動を解析する技術が利用されている。このような分野では、細胞数や細胞の移動速度等の解析を行う為に、個々の細胞を自動的に追跡したいというニーズがある。
例えば、特許文献1には、注目細胞の終焉に位置する細胞を周辺細胞として、注目細胞に対する周辺細胞の速度の統計量を算出して、注目細胞に関する各周辺細胞の相互作用の状態を判断可能にする技術が提案されている。
また例えば、特許文献2には、細胞培養の観測画像の記録された複数の細胞領域を自動で識別し、識別した各細胞領域を視覚的に容易に判別可能にするために各細胞領域に対して異なる描画色を自動的に設定する技術が提案されている。
特開2009−229276号公報 特許第4521572号公報
ところで、タイムラプス画像の細胞に係る経時的変化の統計的特徴量を検出する細胞画像の評価方法において、培養ディッシュ上において場所や時間による環境が異なる場合がある。例えば、培養ディッシュ上の特定領域に成長因子(細胞の成長を促進するための化学物質)をプリントして、その領域の細胞と他の領域の細胞に係る細胞挙動指標を算出して差異を比較したいというニーズがある。
このように、異なる環境が存在する培養ディッシュ上において、特定の環境に一定時間存在している細胞のみから細胞挙動指標を算出したい場合、特許文献1および特許文献2で、培養環境に応じた細胞に着目した解析を行うようにするには、ユーザが画像上から目視で細胞の状態を確認し、注目細胞を複数選択する必要があり負荷が高いという課題があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、特定の培養環境に応じて、細胞挙動の指標を算出することが可能な細胞挙動解析装置等を提供することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、特定培養環境を指定する指定手段と、前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定培養環境に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする細胞挙動解析装置である。
第1の発明によって、特定培養環境における細胞の挙動指標を算出することが可能となる。
前記指定手段は、前記タイムラプス画像中における所定領域、および、前記複数フレーム中における滞在時間を前記特定培養環境として指定する。
これにより、異なる環境が存在する培養ディッシュ上において、特定の環境を指定することが可能となる。
前記指定手段は、前記タイムラプス画像中の所定領域における細胞密度、および、時間を前記特定培養環境として指定する。
これにより、特定の細胞密度範囲の細胞を指定することが可能となる。
第2の発明は、コンピュータが、複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得ステップと、特定培養環境を指定する指定ステップと、前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキングステップと、前記細胞トラッキングステップの処理によるトラッキング結果から、前記指定ステップで指定された前記特定培養環境に含まれる前記細胞を選出する選出ステップと、前記選出ステップで選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出ステップと、を実行することを特徴とする細胞挙動解析方法である。
第2の発明によって、特定培養環境における細胞の挙動指標を算出することが可能となる。
第3の発明は、コンピュータを、複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、特定培養環境を指定する指定手段と、前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定培養環境に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、を備える細胞挙動解析装置として機能させるためのプログラムである。
第3の発明に係るプログラムをコンピュータにインストールすることで、第1の発明に係る細胞挙動解析装置を得ることができる。
第4の発明は、複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、特定細胞指標を指定する指定手段と、前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定細胞指標に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする細胞挙動解析装置である。
第4の発明によって、特定細胞指標における細胞の挙動指標を算出することが可能となる。
前記指定手段は、前記タイムラプス画像中の所定領域における細胞形状、および、時間を前記特定細胞指標として指定する。
これにより、特定の細胞形状の細胞を指定することが可能となる。
第5の発明は、コンピュータが、複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得ステップと、特定細胞指標を指定する指定ステップと、前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキングステップと、前記細胞トラッキングステップの処理によるトラッキング結果から、前記指定ステップで指定された前記特定細胞指標に含まれる前記細胞を選出する選出ステップと、前記選出ステップで選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出ステップと、を実行することを特徴とする細胞挙動解析方法である。
第5の発明によって、特定細胞指標における細胞の挙動指標を算出することが可能となる。
第6の発明は、コンピュータを、複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、特定細胞指標を指定する指定手段と、前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定細胞指標に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、を備える細胞挙動解析装置として機能させるためのプログラムである。
第6の発明に係るプログラムをコンピュータにインストールすることで、第4の発明に係る細胞挙動解析装置を得ることができる。
本発明により、特定の培養環境に応じて、細胞挙動の指標を算出することが可能な細胞挙動解析装置、細胞挙動解析方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る細胞挙動解析装置の構成例を示す図である。 複数フレームのタイムラプス画像群の拡大模式図である。 細胞挙動解析装置内の機能構成例を示すブロック図である。 細胞挙動解析処理を説明するフローチャートである。 細胞解析結果画面の初期画面の表示例を示す図である。 細胞解析結果画面におけるタイムラプス画像の表示例を示す図である。 解析したい細胞の領域の範囲指定、および、解析したい細胞の指定領域での滞在時間の入力例を説明するための図である。 トラッキング結果に基づく動画エリアの表示例を示す図である。 細胞挙動指標算出結果の表示例を示す図である。 細胞挙動指標算出結果の他の表示例を示す図である。 第2の実施の形態における細胞挙動解析処理を説明するフローチャートである。 設定ウィンドウを説明するための図である。 特定の細胞に係る細胞密度の時系列変化の一例を示す図である。 「1」の細胞IDの細胞に係る細胞密度の時系列変化のグラフを示す図である。 「2」の細胞IDの細胞に係る細胞密度の時系列変化のグラフを示す図である。 第3の実施の形態における細胞挙動解析処理を説明するフローチャートである。 トラッキング結果により得られた任意の細胞に係るフレーム毎の細胞領域の一例を示している。 細胞形状の時系列変化の一例を示す図である。 「1」の細胞IDの細胞に係る細胞サイズの時系列変化のグラフを示す図である。 「2」の細胞IDの細胞に係る細胞サイズの時系列変化のグラフを示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[本発明の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る細胞挙動解析装置1を実現するコンピュータのハードウエア構成図である。尚、図1のハードウエア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
細胞挙動解析装置1は、制御部11、記憶部12、メディア入出力部13、通信制御部14、入力部15、表示部16、周辺機器I/F部17等が、バス18を介して接続される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlY Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス18を介して接続された各装置を駆動制御し、細胞挙動解析装置1が行う後述する処理を実現する。ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは、揮発性メモリであり、記憶部12、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部12は、HDD(ハードディスクドライブ)等であり、制御部11が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラムや、後述する処理をコンピュータに実行させるための細胞挙動解析プログラムが格納されている。これらの各プログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。また記憶部12には、図2を参照して後述する、複数フレームのタイムラプス画像群(一定間隔ごとに撮影した細胞培養画像群)が記憶されている。
メディア入出力部13(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)等のメディア入出力装置を有する。通信制御部14は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワークを介して、他の装置間との通信制御を行う。ネットワークは、有線、無線を問わない。
入力部15は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。入力部15を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。表示部16は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。尚、入力部15及び表示部16は、タッチパネルディスプレイのように、一体となっていても良い。
周辺機器I/F(インタフェース)部17は、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部17を介してコンピュータは周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部17は、USBやIEEE1394やRS−235C等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。バス18は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
図2は、複数フレームのタイムラプス画像群の拡大模式図である。本実施の形態におけるタイムラプス画像は、細胞2の細胞周期に伴う挙動を観察するために、光学顕微鏡等により一定間隔ごとに撮影される画像である。一般に、細胞2の細胞周期とは、細胞分裂によって生じる娘細胞が、再び母細胞となって再び細胞分裂を行い、新しい娘細胞になるまでの過程を言う。細胞周期は、M期(Mitotic phase)と間期(interphase)に分けられる。
第1の実施形態における細胞挙動解析装置1は、培養環境(範囲と滞在時間)を指定し、タイムラプス画像から、個々の細胞をトラッキングし、指定範囲内を指定滞在時間通過した細胞を選出し、選出された細胞のトラッキング結果のみを使用して細胞挙動指標を算出する。
図3は、細胞挙動解析装置1内の機能構成例を示すブロック図である。図3に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図1の細胞挙動解析装置1の制御部11により細胞挙動解析プログラムが実行されることによって実現される。
タイムラプス画像取得部31は、記憶部12に記憶されている複数フレームのタイムラプス画像群を取得する。
特定培養環境指定部32は、タイムラプス画像取得部31で取得されたタイムラプス画像から、解析したい細胞の領域の指定を受け付けるとともに、解析したい細胞の指定領域での滞在時間の入力を受け付ける。
細胞自動トラッキング部33は、タイムラプス画像取得部31で取得されたタイムラプス画像から、個々の細胞を識別し、自動トラッキング(挙動解析)する。この細胞自動トラッキングの処理により、少なくとも、フレーム番号、細胞ID、親細胞ID(分裂前の細胞ID)、属性情報、細胞サイズ、細胞領域情報(重心の座標、細胞領域の輪郭情報)を含むトラッキング結果情報(細胞情報)が検出され、例えば、XML(Extensible Markup Language)の形式で記述される。
個々の細胞をトラッキングする手法は、様々なものが考えられる。本実施の形態では、例えば、下記の文献に記載されている手法を用いる。
<非特許文献1>
Kang Li, Mei Chen, and Takeo Kanade. “Cell Population Tracking and Lineage Construction with
Spatiotemporal Context”
特定培養環境下細胞自動選出部34は、細胞自動トラッキング部33で検出した細胞軌跡情報から、特定培養環境指定部32で指定された領域に指定時間滞在した細胞を選出する。
細胞挙動算出部35は、特定培養環境下細胞自動選出部34で選出された細胞のトラッキング情報を用いて、各種細胞挙動指標を算出する。細胞挙動指標としては、例えば、細胞スピード、細胞サイズ、細胞分裂、細胞死数、細胞分裂間隔等である。
表示制御部36は、細胞挙動算出部35で算出された各種細胞挙動指標を表示部16に表示させる。
図4は、細胞挙動解析装置1が実行する、細胞挙動解析処理を説明するフローチャートである。図4の説明に当たり、図5〜図10を参照し、具体的な処理内容も説明する。この処理は、ユーザによって細胞挙動解析プログラムが起動されることによって開始される。
ユーザによって細胞挙動解析プログラムが起動されると、図5に示すような細胞解析結果画面Wの初期画面が表示部16に表示される。
図5に示す細胞解析結果画面Wの初期画面には、複数の時系列画像を管理するとともに、細胞の自動解析処理を実行するためのデータ管理エリア40、タイムラプス画像を再生させるための動画エリア41、動画エリア41に表示されたタイムラプス画像に含まれる細胞の時系列情報を表示するためのタイムラインエリア42、動画エリア41に表示されたタイムラプス画像の再生、早送り、早戻し等の操作を行う操作ボタン群43が表示されている。
ユーザは、表示部16に表示された細胞解析結果画面Wの初期画面において、所望のタイムラプス画像の自動解析処理の実行を指示する。
ステップS1において、細胞挙動解析装置1のタイムラプス画像取得部31は、記憶部12から、ユーザによって選択された複数フレームのタイムラプス画像群を取得する。これにより、細胞解析結果画面Wの動画エリア41は、図6に示すような表示に切り替わる。
図6の例の場合、細胞解析結果画面Wの動画エリア41には、ユーザによって選択されたタイムラプス画像が表示されている。またタイムラプス画像上には、細胞51〜58が可視表示されている。領域A1、A2は、培養ディッシュ上にプリントされた成長因子である。つまり、細胞57、細胞58は、成長因子A1、A2がそれぞれプリントされた培養ディッシュ上に存在する細胞であることが示されている。
ステップS2において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境指定部32は、解析したい細胞の領域の範囲指定、および、解析したい細胞の指定領域での滞在時間の入力を受け付ける。
図7は、解析したい細胞の領域の範囲指定、および、解析したい細胞の指定領域での滞在時間の入力例を説明するための図である。
例えば、ユーザは、図7に示す細胞解析結果画面Wの動画エリア41に表示されているタイムラプス画像において、入力部15を用いて、解析したい領域61を範囲指定する。図7の例では、成長因子A1、A2がプリントされた培養ディッシュ上に存在する細胞57、58を含む長方形の領域61が範囲指定されている。
なお、指定領域は、長方形に限らず、ユーザが、例えば、円、楕円、自由曲線等をGUI上で自由に選択できるようにしても良い。またマスク画像を用いて、指定された領域とそれ以外の領域を視認可能にしても良い(例えば、指定領域を白、それ以外を黒とする)。さらに、成長因子のプリント領域が予めわかっている場合には、成長因子のプリント領域をマスク画像として準備することで、ユーザによる領域指定を省略することができる。
続いて、ユーザは、図7に示す細胞解析結果画面Wの動画エリア41に表示されているタイムラプス画像において、入力部15を用いて、指定された細胞の領域61での、解析したい滞在時間Tを入力エリア62に入力する。
なお、滞在時間は、フレーム数で指定しても良い。また、時間で指定したとしてもフレームレート(例えば、30フレーム/秒)でフレーム数に変換にしても良い。
このように、ユーザは、解析したい領域61の指定、および、指定された領域61での滞在時間Tを入力し、容易に特定の培養環境を指定することができる。なお、滞在時間Tは、領域61内に連続して滞在している時間(連続滞在時間)でも良いし、累計滞在時間でも良い。つまり、細胞は、領域61を一度出て再び領域61内に滞在する場合もあるため、そのような挙動にも対応させるようにしても良い。例えば、細胞1が、領域Aに2時間滞在した後、一旦、領域Aに出て暫くしてから再び領域Aに入り、2時間滞在したとする。この場合、ユーザが、「連続滞在時間3時間」で指定した場合、細胞1は選択されない。一方、ユーザが、「累積滞在時間3時間」で指定した場合、細胞1は選択される。
図4の説明に戻る。ステップS3において、細胞挙動解析装置1の細胞自動トラッキング部33は、ステップS1の処理で取得した複数フレームのタイムラプス画像群から、個々の細胞を識別し、細胞自動トラッキング処理を行う。
ステップS4において、細胞挙動解析装置1の表示制御部36は、ステップS3の細胞自動トラッキング処理による結果を細胞解析結果画面Wの動画エリア41に表示させる。
図8は、トラッキング結果に基づく動画エリア41の表示例を示す図である。
図8の例の場合、細胞解析結果画面Wの動画エリア41には、細胞自動トラッキング処理により検出された細胞に「1」〜「8」の細胞IDが付与され、可視表示されている。また、ユーザによって指定された領域61内で、滞在時間Tに滞在した細胞の細胞軌跡が可視化されている。つまり、「2」の細胞IDの細胞がP1からP2まで移動した軌跡が示され、「7」の細胞IDの細胞がP3からP4まで移動した軌跡が示され、「8」の細胞IDの細胞がP5からP6まで移動した軌跡が示されている。この図からもわかる通り、「2」の細胞IDの細胞は、最初のフレームでは指定された領域61に滞在していないが、途中のフレームから領域61に移動しており、「7」、「8」の細胞IDの細胞は、最初のフレームでは指定された領域Bに滞在しているが、途中のフレームから領域61の外に移動している。
ステップS5において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS3の細胞自動トラッキング処理で検出された細胞軌跡情報から、ステップS2の処理で指定された領域61で、滞在時間Tに滞在した細胞を選出する。図8の例では、「7」の細胞ID、「8」の細胞IDの細胞が選出される。また、「1」〜「6」の細胞IDの細胞は選出外細胞とされる。なお、「2」の細胞IDの細胞は、領域61に一時的に滞在したものの、その滞在時間が短いため、選出外細胞とされている。
ステップS6において、細胞挙動解析装置1の細胞挙動算出部35は、ステップS5の処理により選出された細胞と選出外細胞のトラッキング情報を解析対象とし、各種細胞挙動指標(細胞スピード、細胞サイズ、分裂、細胞死、細胞分裂間隔等)を算出する。ステップS7において、細胞挙動解析装置1の表示制御部36は、ステップS6の算出結果を、表示部16に表示させる。
図9は、細胞挙動指標算出結果71の表示例を示す図である。図9において、縦軸は、細胞移動スピードであり、横軸は、選出細胞の滞在時間である。
図9の例では、解析したい領域61および指定時間Tに滞在していた選出細胞(「7」の細胞IDの細胞)の挙動指標が示されている。
図10は、細胞挙動指標算出結果81の表示例を示す図である。図10において、縦軸は、細胞移動スピードであり、横軸は、選出外細胞の滞在時間である。
図10の例では、選出外細胞(「1」の細胞IDの細胞)の挙動指標が示されている。
以上のように、特定培養環境(範囲および滞在時間)を指定することで、特定培養環境における細胞の挙動指標のみを算出し、算出結果を表示することが可能となる。
なお、図9および図10に示したように、ひとつの細胞に係る挙動指標を算出結果として出力するだけでなく、例えば、選出細胞(または選出外細胞)の各フレームまたは全てのフレームにおける挙動指標の平均値を算出し、それをグラフに出力しても良い。
また、分裂、細胞死の挙動指標を算出する場合、選出細胞(または選出外細胞)のうち、分裂した細胞の個数や細胞死の状態となった細胞の個数を計数し、各フレームにおける個数をグラフに出力しても良いし、あるいは、累積個数をグラフに出力してもよい。
以上の処理では、範囲および滞在時間を指定した後で、細胞自動トラッキング処理するようにしたが、これに限らず、例えば、全ての細胞に対して自動トラッキング処理した後で範囲および滞在時間を指定することも勿論可能である。
また、以上においては、1つの培養環境を指定するようにしたが、複数の培養環境を指定することも可能である。複数の培養環境を指定する場合、それぞれの環境下毎の細胞毎に指標を算出すれば良い。
[本発明の第1の実施の形態における効果]
第1の実施の形態により、特定培養環境(範囲および滞在時間)を指定し、個々の細胞を自動トラッキング処理し、指定範囲内を指定時間滞在した細胞を選出し、選出細胞(選出外細胞)のトラッキング結果のみを用いて細胞挙動指標を算出することが可能となる。これにより、ユーザは、特定培養環境における細胞の解析結果のみを目視で確認することが可能となる。
[本発明の第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態において、基本的な細胞挙動解析装置1の構成(図1)、記憶部12に記憶されるタイムラプス画像群(図2)、および細胞挙動解析装置1の機能構成(図3)は、第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態では、細胞密度の指定を行うことで、細胞密度が高い場所(あるいは低い場所)に一定時間滞在している細胞を解析対象とすることを特徴とするものである。
図11は、細胞挙動解析装置1が実行する、第2の実施の形態における細胞挙動解析処理を説明するフローチャートである。図11の説明に当たり、図12〜図15を参照し、具体的な処理内容も説明する。なお、図4のフローチャートで説明した処理と同様の処理は、その説明を適宜省略する。
この処理も、ユーザによって細胞挙動解析プログラムが起動されることによって開始され、表示部16に細胞解析結果画面Wの初期画面(図5)が表示され、その画面において、所望のタイムラプス画像の自動解析処理の実行が指示される。
ステップS11において、細胞挙動解析装置1のタイムラプス画像取得部31は、記憶部12から、ユーザによって選択された複数フレームのタイムラプス画像群を取得する。これにより、細胞解析結果画面Wの動画エリア41は、図6に示すような表示に切り替わる。
ステップS12において、細胞挙動解析装置1の細胞自動トラッキング部33は、ステップS11の処理で取得した複数フレームのタイムラプス画像群から、個々の細胞を識別し、細胞自動トラッキング処理を行う。
ステップS13において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS12の細胞自動トラッキング処理による結果から、フレーム毎に、タイムラプス画像のすべての座標の細胞密度を算出し、密度マップを生成する。任意の点(x,y)の細胞密度(x,y)は、次式(1)に従って算出される。なお、ユーザは、予め、図12に示すように、点(x,y)を中心としたウィンドウ101のサイズを設定する。
細胞密度(x,y)=細胞領域/ウィンドウ領域 ・・・(1)
例えば、フレーム数が「10」、画像サイズが「200×200(横方向の画素数×縦方向の画素数)」の場合、40,000個の細胞密度の値が算出されることになる。
つまり、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、フレーム毎に全ての座標から、時刻および座標を引数とする細胞密度関数D(frame,x,y)の値を導出することができる。
図13は、特定の細胞に係る細胞密度の時系列変化の一例を示す図である。
各細胞の位置は、重心位置(1点の座標)によって定義されるので、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、細胞密度関数D(frame,x,y)によって、各細胞の位置に対する各フレームの細胞密度を求めることができる。
図13の例の場合、「0」のフレームでは、細胞の重心位置が(x0,y0)であり、細胞密度関数D(0,x0,y0)の値が、この細胞の細胞密度となる。また、「1」のフレームでは、細胞の重心位置が(x1,y1)であり、細胞密度関数D(1,x1,y1)の値が、この細胞の細胞密度となる。また、「t」のフレームでは、細胞の重心位置が(xt,yt)であり、細胞密度関数D(t,xt,yt)の値が、この細胞の細胞密度となる。このように、細胞ごとに、細胞密度の時系列変化が求められる。
ステップS14において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境指定部32は、解析したい細胞密度の細胞密度閾値、および、解析したい指定時間(フレーム数閾値)の入力を受け付ける。
ステップS15において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS13で導出された細胞密度関数D(frame,x,y)によって求められる細胞密度の時系列変化のうち、ステップS14で入力された細胞密度閾値を超えたフレームを抽出する。
図14は、「1」の細胞IDの細胞に係る細胞密度の時系列変化のグラフ111を示す図である。図14において、縦軸は、細胞密度であり、横軸は、時間(フレーム)である。
図14の例では、時刻t1から時刻t2までのフレームが、細胞密度閾値を超えていることが分かる。
図15は、「2」の細胞IDの細胞に係る細胞密度の時系列変化のグラフ121を示す図である。図15において、縦軸は、細胞密度であり、横軸は、時間(フレーム)である。
図15の例では、時刻t11から時刻t12までのフレームが、細胞密度閾値を超えていることが分かる。
図11の説明に戻る。ステップS16において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS15で抽出された細胞密度閾値を超えたフレーム数が、ステップS14で入力されたフレーム数閾値を超えた細胞を選出する。つまり、全ての細胞に対して、細胞密度閾値を超えたフレーム数がフレーム数閾値を超えたか否かの判定が行われる。
図14の例では、細胞密度閾値を超えたフレーム数がフレーム数閾値を超えているため、図14の例における「1」の細胞IDの細胞は選出される。一方、図15の例では、細胞密度閾値を超えたフレーム数がフレーム数閾値を下回っているため、図15の例における「2」の細胞IDの細胞は選出されない。
ステップS17おいて、細胞挙動解析装置1の細胞挙動算出部35は、ステップS16の処理により選出された細胞と、選出外細胞のトラッキング情報を解析対象とし、各種細胞挙動指標を算出する。ステップS18において、細胞挙動解析装置1の表示制御部36は、ステップS17の算出結果を、表示部16に表示させる。
[本発明の第2の実施の形態における効果]
第2の実施の形態により、個々の細胞を自動トラッキングし、トラッキング結果から各フレーム、各領域における細胞密度を算出し、ユーザによって指定された細胞密度範囲の領域に指定時間滞在した細胞を選出し、選出された細胞のトラッキング結果のみを用いて細胞挙動指標を算出することが可能となる。これにより、ユーザは、特定培養環境における細胞の解析結果のみを目視で確認することが可能となる。
[本発明の第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態において、基本的な細胞挙動解析装置1の構成(図1)、記憶部12に記憶されるタイムラプス画像群(図2)、および細胞挙動解析装置1の機能構成(図3)は、第1の実施の形態と同様である。第3の実施の形態では、細胞形状情報による指定を行うことで、細胞形状が一定時間、所定の形状を維持している細胞を解析対象とすることを特徴とするものである。
図16は、細胞挙動解析装置1が実行する、第3の実施の形態における細胞挙動解析処理を説明するフローチャートである。図16の説明に当たり、図17〜図20を参照し、具体的な処理内容も説明する。なお、図11のフローチャートで説明した処理と同様の処理は、その説明を適宜省略する。この処理も、ユーザによって細胞挙動解析プログラムが起動されることによって開始され、表示部16に表示された細胞解析結果画面Wの初期画面(図5)において、所望のタイムラプス画像の自動解析処理の実行が指示される。
ステップS21において、細胞挙動解析装置1のタイムラプス画像取得部31は、記憶部12から、ユーザによって選択された複数フレームのタイムラプス画像群を取得する。ステップS22において、細胞挙動解析装置1の細胞自動トラッキング部33は、ステップS21の処理で取得した複数フレームのタイムラプス画像群から、個々の細胞を識別し、細胞自動トラッキング処理を行う。
ステップS23において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS22の細胞自動トラッキング処理による結果から、フレーム毎、および細胞毎に細胞領域を得る。つまり、トラッキング処理によって細胞の重心位置を算出する際、細胞の輪郭もフレーム毎に抽出される。
図17は、トラッキング結果により得られた任意の細胞に係るフレーム毎の細胞領域の一例を示している。図17の例では、「1」の細胞IDの細胞に係るフレーム毎の細胞領域P0〜Pt+2・・・が示されている。
細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、得られた細胞領域から、細胞サイズや真円度等の形状に関する細胞形状情報を、フレーム毎に算出する。
図18は、細胞形状の時系列変化の一例を示す図である。
図18の例の場合、「0」のフレームでは、「ID1」の細胞の重心位置が(x0,y0)であり、真円度がR(0,ID1)、細胞サイズがS(0,ID1となる。「1」のフレームでは、「ID1」の細胞の重心位置が(x1,y1)であり、真円度がR(1,ID1)、細胞サイズがS(1,ID1)となる。「t」のフレームでは、「ID1」の細胞の重心位置が(xt,yt)であり、真円度がR(t,ID1)、細胞サイズがS(t,ID1)となる。
このように、細胞挙動解析装置1の特定培養環境指定部32は、細胞毎に、真円度や細胞サイズなどの細胞形状に関する時系列変化を求めることができる。
ステップS24において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境指定部32は、解析したい細胞形状の細胞サイズ閾値(あるいは真円度閾値)、および解析したい指定時間(フレーム数閾値)の入力を受け付ける。
ステップS25において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS23で算出された細胞形状情報から、各細胞の各フレームの細胞サイズ(あるいは真円度閾値)の時系列変化のうち、ステップS24で入力された細胞サイズ閾値を超えたフレームを抽出する。
図19は、「1」の細胞IDの細胞に係る細胞サイズの時系列変化のグラフ131を示す図である。図19において、縦軸は、細胞サイズであり、横軸は、時間(フレーム)である。
図19の例では、時刻t21から時刻t22までのフレームが、細胞サイズ閾値を超えていることが分かる。
図20は、「2」の細胞IDの細胞に係る細胞サイズの時系列変化のグラフ141を示す図である。図20において、縦軸は、細胞サイズであり、横軸は、時間(フレーム)である。
図20の例では、時刻t31から時刻t32までのフレームが、細胞サイズ閾値を超えていることが分かる。
図16の説明に戻る。ステップS26において、細胞挙動解析装置1の特定培養環境下細胞自動選出部34は、ステップS25で抽出された細胞サイズ閾値(あるいは真円度閾値)を超えたフレーム数が、ステップS24で入力されたフレーム数閾値を超えた細胞を選出する。つまり、全ての細胞に対して、細胞サイズ閾値(あるいは真円度閾値)を超えたフレーム数がフレーム数閾値を超えたか否か(活性度が高い細胞か否か)の判定が行われる。
図19の例では、細胞サイズ閾値を超えたフレーム数がフレーム数閾値を超えているため、図19の例における「1」の細胞IDの細胞は選出される。一方、図20の例では、細胞サイズ閾値を超えたフレーム数がフレーム数閾値を下回っているため、図20の例における「2」の細胞IDの細胞は選出されない。
ステップS27において、細胞挙動解析装置1の細胞挙動算出部35は、ステップS26の処理により選出された細胞と、選出外細胞のトラッキング情報を解析対象とし、各種細胞挙動指標を算出する。ステップS28において、細胞挙動解析装置1の表示制御部36は、ステップS27の算出結果を、表示部16に表示させる。
[本発明の第3の実施の形態における効果]
第3の実施の形態により、個々の細胞を自動トラッキングし、トラッキング結果から各フレーム、各領域における細胞形状情報を算出し、ユーザによって指定された細胞形状範囲に指定時間滞在した細胞を選出し、選出された細胞のトラッキング結果のみを用いて細胞挙動指標を算出することが可能となる。これにより、ユーザは、活性度が高い細胞の解析結果のみを目視で確認することが可能となる。
なお、以上においては、細胞サイズが細胞サイズ閾値を超え、かつ、細胞サイズ閾値を超えたフレーム数が、フレーム数閾値を超えた細胞を選出するか、あるいは、真円度が真円度閾値を超え、かつ、真円度閾値を超えたフレーム数が、フレーム数閾値を超えた細胞を選出するようにしたが、複数の指標(細胞サイズ、真円度等)を組み合わせて細胞を選出することも可能である。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る細胞挙動解析装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………細胞挙動解析装置
11………制御部
12………記憶部
15………入力部
16………表示部
31………タイムラプス画像取得部
32………特定培養環境指定部
33………細胞自動トラッキング部
34………特定培養環境下細胞自動選出部
35………細胞挙動算出部
36………表示制御部

Claims (9)

  1. 複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、
    特定培養環境を指定する指定手段と、
    前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、
    前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定培養環境に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、
    前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする細胞挙動解析装置。
  2. 前記指定手段は、前記タイムラプス画像中における所定領域、および、前記複数フレーム中における滞在時間を前記特定培養環境として指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の細胞挙動解析装置。
  3. 前記指定手段は、前記タイムラプス画像中の所定領域における細胞密度、および、時間を前記特定培養環境として指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の細胞挙動解析装置。
  4. コンピュータが、
    複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得ステップと、
    特定培養環境を指定する指定ステップと、
    前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキングステップと、
    前記細胞トラッキングステップの処理によるトラッキング結果から、前記指定ステップで指定された前記特定培養環境に含まれる前記細胞を選出する選出ステップと、
    前記選出ステップで選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出ステップと、
    を実行することを特徴とする細胞挙動解析方法。
  5. コンピュータを、
    複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、
    特定培養環境を指定する指定手段と、
    前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、
    前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定培養環境に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、
    前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、
    を備える細胞挙動解析装置として機能させるためのプログラム。
  6. 複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、
    特定細胞指標を指定する指定手段と、
    前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、
    前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定細胞指標に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、
    前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする細胞挙動解析装置。
  7. 前記指定手段は、前記タイムラプス画像中の所定領域における細胞形状、および、時間を前記特定細胞指標として指定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の細胞挙動解析装置。
  8. コンピュータが、
    複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得ステップと、
    特定細胞指標を指定する指定ステップと、
    前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキングステップと、
    前記細胞トラッキングステップの処理によるトラッキング結果から、前記指定ステップで指定された前記特定細胞指標に含まれる前記細胞を選出する選出ステップと、
    前記選出ステップで選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出ステップと、
    を実行することを特徴とする細胞挙動解析方法。
  9. コンピュータを、
    複数フレームのタイムラプス画像を取得する画像取得手段と、
    特定細胞指標を指定する指定手段と、
    前記複数フレームのタイムラプス画像から、細胞の挙動をトラッキングする細胞トラッキング手段と、
    前記細胞トラッキング手段によるトラッキング結果から、前記指定手段により指定された前記特定細胞指標に含まれる前記細胞を選出する選出手段と、
    前記選出手段により選出された前記細胞の挙動指標を算出する算出手段と、
    を備える細胞挙動解析装置として機能させるためのプログラム。
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