JP2013201832A - 電力変換装置及び作業機械 - Google Patents

電力変換装置及び作業機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2013201832A
JP2013201832A JP2012068719A JP2012068719A JP2013201832A JP 2013201832 A JP2013201832 A JP 2013201832A JP 2012068719 A JP2012068719 A JP 2012068719A JP 2012068719 A JP2012068719 A JP 2012068719A JP 2013201832 A JP2013201832 A JP 2013201832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
parallel flow
flow path
upstream
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012068719A
Other languages
English (en)
Inventor
Sotetsu Yoshida
聡哲 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012068719A priority Critical patent/JP2013201832A/ja
Publication of JP2013201832A publication Critical patent/JP2013201832A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

【課題】 並行流路を細くすることなく、パワーモジュールを効率的に冷却することができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】 流入口から入側流路に冷却媒体が流入する。第1の方向に配列され、各々が第1の方向と交差する第2の方向に冷却媒体を流す複数の並行流路が、入側流路に接続されている。並行流路の各々に、並行流路を流れた冷却媒体が流入する出側流路が接続されている。並行流路にパワーモジュールが熱的に結合する。並行流路の各々は、上流側部分と、下流側部分と、上流側部分の下流端を前記下流側部分の上流端に連結する連結部分とを含む。上流側部分と下流側部分とは、相互に第1の方向にずれて配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パワーモジュール及び冷却機構を備えた電力変換装置及び作業機械に関する。
ハイブリッド型建設機械に、電動機制御用のインバータや、昇降圧コンバータ等のパワーモジュールが搭載される。U字状に屈曲した1本の冷却流路をパワーモジュールに熱的に結合させることにより、パワーモジュールの冷却が行われる。同一方向に冷却媒体を流す複数の並行流路を用いる構造も公知である。
特開2010−226781号公報 特開2007−12722号公報 特開2008−294069号公報
U字状に屈曲した1本の冷却流路を用いる場合には、冷却流路の上流側と下流側とで、冷却能力に差が生じやすい。パワーモジュールのヒートスポットが、冷却流路の上流側の部分から下流側の部分に偏って取り付けられると、パワーモジュールの冷却が不十分になる場合がある。
複数の並行流路で効率的にパワーモジュールを冷却するために、流路の表面近傍の流速を速くすることが好ましい。この要請に応えるためには、並行流路の各々を細くすればよい。ところが、並行流路を細くすると、流路の加工が困難になる。
本発明の目的は、並行流路を細くすることなく、パワーモジュールを効率的に冷却することができる電力変換装置を提供することである。本発明の他の目的は、この電力変換装置を搭載した作業機械を提供することである。
本発明の一観点によると、
流入口から冷却媒体が流入する入側流路と、
前記入側流路に接続され、第1の方向に配列され、各々が前記第1の方向と交差する第2の方向に冷却媒体を流す複数の並行流路と、
前記並行流路の各々に接続され、前記並行流路を流れた冷却媒体が流入する出側流路と、
前記並行流路に熱的に結合するパワーモジュールと
を有し、
前記並行流路の各々は、
上流側部分と、下流側部分と、前記上流側部分の下流端を前記下流側部分の上流端に連結する連結部分とを含み、前記上流側部分と前記下流側部分とは、相互に前記第1の方向にずれて配置されている電力変換装置が提供される。
上流側部分と下流側部分とが相互に第1の方向にずれているため、上流側部分を流れた
冷却媒体が上流側部分の下流端で流路の壁面に衝突する。これにより、並行流路を細くすることなく、パワーモジュールを効率的に冷却することができる。
図1Aは、実施例1による電力変換装置の斜視図であり、図1Bは、実施例による電極変換装置に用いられているコールドプレートの平断面図である。 図2A及び図2Bは、それぞれ図1Bの一点鎖線2A−2A、2B−2Bにおける断面図である。 図3A及び図3Bは、それぞれ実施例1及びその変形例による電力変換装置の断面図である。 図4A及び図4Bは、それぞれ実施例1の変形例1及び変形例2による電力変換装置の並行流路の平面図である。 図5A、図5B、及び図5Cは、それぞれ実施例1の変形例3、変形例4、及び変形例5による電力変換装置の並行流路の平面図である。 図6は、実施例1の変形例6による電力変換装置の並行流路の平面図である。 図7は、実施例2によるショベルの平面図である。 図8は、実施例2によるショベルの部分破断側面図である。 図9は、実施例2によるショベルのブロック図である。 図10は、実施例3によるフォークリフトの部分破断側面図である。
[実施例1]
図1Aに、実施例1による電力変換装置の斜視図を示す。コールドプレート10の上に、パワーモジュール50が搭載されている。パワーモジュール50は、例えばパワー素子50A〜50Dを含む。コールドプレート10は、パワーモジュール50に熱的に結合し、パワーモジュール50を冷却する。例えば、パワー素子50A〜50Cは、それぞれ埋込磁石内蔵型(IPM)モータを駆動するためのU相、V相、W相用のインバータ回路である。パワー素子50Dは、例えば蓄電モジュール充放電用の昇降圧コンバータである。パワー素子50A〜50Dは、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等のパワー半導体素子、その駆動回路、及び自己保護回路等を含む。
図1Bに、コールドプレート10の平断面図を示す。コールドプレート10の内部に、冷却媒体を流すための流路が形成されている。以下、流路の構成について説明する。図1Bにおいて、右向きをx軸の正の向きとし、上向きをy軸の正の向きとするxy直交座標系を定義する。
コールドプレート10のx軸方向負側の縁に、冷却媒体の流入口11及び排出口21が設けられている。流入口11から、x軸の正の向きに、助走路12、テーパ状流路13、及び入側流路14が、この順番に形成されている。助走路12及び入側流路14の幅は一定であり、入側流路14の幅が、助走路12の幅よりも広い。テーパ状流路13の幅は、助走路12から入側流路14に向かって、徐々に広くなっている。流入口11から助走路12に流入した冷却媒介が、テーパ状流路13を経由して入側流路14に流入する。入側流路14は、x軸方向に長い平面形状を有し、x軸の正の向きに冷却媒体を流す。
y軸方向に長い複数の並行流路17が、x軸方向に配列している。並行流路17は、パワー素子50A〜50Dごとに配備されている。並行流路17の上流端が、入側均等化構造物22を介して入側流路14に接続されている。入側流路14内を流れる冷却媒体が、入側均等化構造物22を経由して、並行流路17の各々に流入する。並行流路17の各々は、入側流路14から流入した冷却媒体を、y軸の負の向きに流す。
並行流路17の各々の下流端が、出側均等化構造物23を介して出側流路20に接続されている。並行流路17を流れた冷却媒体が、出側均等化構造物23を経由して、出側流路20に流入する。
出側流路20は、x軸方向に長い平面形状を有し、そのx軸方向負側の端部が、排出口21となる。並行流路17から出側流路20に流入した冷却媒体は、x軸の負の向きに流れ、排出口21から、コールドプレート10の外部に排出される。
入側均等化構造物22は、入側緩衝室15と、複数の入側流通孔16とを含む。入側緩衝室15は、x軸方向に長い平面形状を有し、入側流路14の側方に、入側流路14と平行に配置されている。並行流路17の上流端が、入側緩衝室15に接続されている。すなわち、並行流路15の上流端が、入側緩衝室15によって相互に接続されている。
入側流通孔16は、x軸方向に離散的に分布し、入側流路14と入側緩衝室15とを接続する。入側流路14の相対的に下流側に配置される入側流通孔16の流路断面が、相対的に上流側に配置される入側流通孔16の流路断面より大きい。具体的には、x軸の正の側に位置する入側流通孔16ほど、x軸方向の寸法が大きくされている。
出側均等化構造物23は、出側緩衝室18と、複数の出側流通孔19とを含む。出側均等化構造物23の平面形状は、入側均等化構造物22の平面形状と線対称である。入側流路14、入側緩衝室15、入側流通孔16、出側流路20、出側緩衝室18、及び出側流通孔19の流路断面は長方形であり、並行流路17の流路断面は円形である。
並行流路17の各々は、2本の上流側部分17A、連結部分17B、及び3本の下流側部分17Cを含む。上流側部分17Aの上流端が入側緩衝室15に接続されている。下流側部分17Cの下流端が出側緩衝室18に接続されている。上流側部分17Aと下流側部分17Cとは、x方向にずれて配置されている。連結部分17Bは、上流側部分17Aの下流端を下流側部分17Cの上流端に連結する。上流側部分17Aと連結部分17Bとのなす角度、及び連結部分17Bと下流側部分17Cとのなす角度は、ほぼ直角である。
上流側部分10Aと連結部分17Bとの接続点は、xy面内に関してパワー素子50A〜50Dのいずれかと重なる。パワーモジュール50A〜50Dは、並行流路17と熱的に結合している。並行流路17を流れる冷却媒体によって、パワーモジュール50A〜50Dを効率的に冷却することができる。
入側均等化構造物22及び出側均等化構造物23は、x方向に並ぶ複数の並行流路17を流れる冷却媒体の流量を均等化する。なお、流量の高精度な均等化が要求されない場合には、入側均等化構造物22及び出側均等化構造物23を省略し、並行流路17を入側流路14及び出側流路20に直接接続してもよい。
図2Aに、図1Bの一点鎖線2A−2Aにおける断面図を示す。コールドプレート10内に、入側緩衝室15、並行流路17、及び出側流路20が形成されている。コールドプレート10の厚さは、例えば25mmである。入側緩衝室15及び出側流路20の高さ(厚さ方向の寸法)は、例えば15mmである。並行流路17の各々の直径Dは、例えば3mmである。図1Bに示した入側流路14、入側流通孔16、出側緩衝室18、出側流通孔19の高さは、入側緩衝室15の高さと同一である。
図2Bに、図1Bの一点鎖線2B−2Bにおける断面図を示す。コールドプレート10内に、入側流路14、入側緩衝室15、並行流路17の下流側部分17C、出側緩衝室18、及び出側流路20が形成されている。入側流通孔16、出側流通孔19及び並行流路
17の上流側部分17A(図1B)は、この断面図に現れていない。
上述のコールドプレート10は、例えば鋳造法により作製することができる。コールドプレート10には、例えばアルミニウムを用いることができる。
図3Aに、実施例1による電力変換装置の断面図を示す。コールドプレート10及びパワーモジュール50の構成は、図1Aに示した構成と同一である。コールドプレート10及びパワーモジュール50が、筐体30内に収容されている。筐体30は、底面、及び底面の外周部から立ち上がった側面を有する筐体下部30A、及び筐体下部30Aの開口部を塞ぐ上蓋30Bを有する。コールドプレート10は、筐体下部30Aの底面に固定されている。
図3Bに、実施例1の変形例による電力変換装置の断面図を示す。この変形例では、筐体下部30Aの底面内に、冷却流路が形成されている。すなわち、筐体下部30Aの底面がコールドプレート10を兼ねている。このような構成にすることにより、部品点数を削減することができる。
上記実施例1及びその変形例においては、並行流路17の上流側部分17Aを流れた冷却媒体が、その下流端において並行流路17の壁面に衝突する。この衝突により、コールドプレート10から冷却媒体への熱伝達効率を高めることができる。これにより、パワーモジュール50を効率的に冷却することができる。
上記実施例1においては、2本の上流側部分17Aに対して3本の下流側部分17Cが接続されている。下流側部分17Cの本数が、上流側部分17Aの本数より多いため、下流側部分17Cの流路抵抗が、上流側部分17Aの流路抵抗より低いこのため、並行流路17内に冷却媒体の滞留が生じにくい。このように、上流側部分17Aの流路断面積と下流側部分17Cの流路断面積とを等しくする場合には、下流側部分17Cの本数を上流側部分17Aの本数より多くすることが好ましい。
図4Aに、実施例1の変形例1による電力変換装置の並行流路17の平面形状を示す。変形例1においては、並行流路17の各々が、1本の上流側部分17A、2本の下流側部分17C、及び上流側部分17Aと下流側部分17Cとを連結する連結流路17Bとで構成される。上流側部分17A、下流側部分17C、及び連結流路17Bの流路断面積はすべて等しい。このため、下流側部分17Cの流路断面積の合計は、上流側部分17Aの流路断面積の合計よりも大きくなる。これにより、並行流路17内での冷却媒体の滞留を防止することができる。
図4Bに、実施例1の変形例2による電力変換装置の並行流路17の平面形状を示す。変形例2においては、パワー素子50A〜50Dごとに、3本の上流側部分17Aと3本の下流側部分17Cが配備されている。1本の上流側部分17Aが、連結部分17Bにより1本の下流側部分17Cに連結されている。上流側部分17Aは、相互に連結されていない。上流側部分17Aと連結部分17Bとのなす角度、及び連結部分17Bと下流側部分17Cとのなす角度は、ほぼ直角である。実施例1及びその変形例1では、上流側部分17Aと連結部分17Bとの接続箇所で流路が分岐していた。変形例2では、流路を分岐させることに代えて、折れ曲がり部分を設けている。この折れ曲がり部分で、冷却媒体が流路の壁面に衝突する。
図5Aに、実施例1の変形例3による電力変換装置の並行流路17の平面形状を示す。変形例3においては、並行流路17の各々の上流側部分17Aと下流側部分17Cとが、2本ずつ配置されている。連結部分17Bが、2本の上流側部分17Aの下流端を、2本
の下流側部分17Cの上流端に連結する。2本の下流側部分17Cのうち1本は、x方向に関して2本の上流側部分17Aの間に配置される。上流側部分17Aの間に配置された下流側部分17Cの流路断面は、上流側部分17Aの流路断面よりも大きい。このため、並行流路17内での冷却媒体の滞留を防止することができる。このように、下流側部分17Cの流路断面積の合計を、上流側部分17Aの流路断面積の合計よりも大きくすることが好ましい。
図5Bに、実施例1の変形例4による電力変換装置の並行流路17の平面形状を示す。変形例4においては、並行流路17の各々は、2本の上流側部分17Aと1本の下流側部分17Cとを含む。1本の下流側部分17Cは、x方向に関して、2本の上流側部分17Aの間に配置されている。連結部分17Bが、2本の上流側部分17Aの下流端を、1本の下流側部分17Cの上流端に連結している。
下流側部分17Cの流路断面積は、上流側部分17Aの各々の流路断面積の2倍以上である。このため、並行流路17内での冷却媒体の滞留を防止することができる。また、滞留を防止する効果を高めるために、下流側部分17Cの流路断面積を、上流側部分17Aの流路断面積の合計より大きくすることが好ましい。
図5Cに、実施例1の変形例5による電力変換装置の並行流路17の平面形状を示す。変形例5においては、並行流路17の各々は、3本の上流側部分17Aと2本の下流側部分17Cとを含む。下流側部分17Cは、x方向に関して、相互に隣り合う2本の上流側部分17Aの間に配置されている。連結部分17Bが、3本の上流側部分17Aの下流端を、2本の下流側部分17Cの上流端に連結している。下流側部分17Cの流路断面積の合計は、上流側部分17Aの流路断面積の合計より大きい。このため、並行流路17内での冷却媒体の滞留を防止することができる。
図6に、実施例1の変形例6による電力変換装置の並行流路17の平面形状を示す。実施例1、及びその変形例1〜変形例5では、並行流路7の上流側部分17Aと連結部分17Bとのなす角度がほぼ直角であった。変形例6では、上流側部分17Aと連結部分17Bとのなす角度が90°より大きい。すなわち、連結部分17Bは、x方向に対して斜めの方向に伸びる。変形例6においても、上流側部分17Aと連結部分17Bとの接続箇所で、冷却媒体が流路の壁面に衝突するため、コールドプレート10(図1B)から冷却媒体への熱伝達効率を高めることができる。
上述のように、実施例1及びその変形例においては、並行流路17の各々の上流側部分17A及び下流側部分17Cの一方は、少なくとも2本配備されている。並行流路17の各々の上流側部分17A及び下流側部分17Cの一方を、少なくとも2本配備することにより、パワー素子50A〜50Dを効率的に冷却することができる。
[実施例2]
図7に、実施例2による作業機械の例としてショベルの平面図を示す。下部走行体71に、旋回軸受け73を介して、上部旋回体70が取り付けられている。上部旋回体70に、エンジン74、メインポンプ75、旋回用電動モータ(電動機)76、油タンク77、冷却ファン78、座席79、蓄電モジュール80、電動発電機83、電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91、及び蓄電器用昇降圧コンバータ92が搭載されている。エンジン74は、燃料の燃焼により動力を発生する。エンジン74、メインポンプ75、及び電動発電機83が、トルク伝達機構81を介して相互にトルクの送受を行う。メインポンプ75は、ブーム82等の油圧シリンダに圧油を供給する。
電動発電機83は、エンジン74の動力によって駆動され、発電を行う(発電運転)。
発電された電力は、蓄電モジュール80に供給され、蓄電モジュール80が充電される。また、電動発電機83は、蓄電モジュール80からの電力によって駆動され、エンジン74をアシストするための動力を発生する(アシスト運転)。油タンク77は、油圧回路の油を貯蔵する。冷却ファン78は、油圧回路の油温の上昇を抑制する。操作者は、座席79に着座して、ハイブリッド型ショベルを操作する。
図8に、実施例2によるショベルの部分破断側面図を示す。下部走行体71に、旋回軸受け73を介して上部旋回体70が搭載されている。上部旋回体70は、旋回フレーム70A、カバー70B、及びキャビン70Cを含む。旋回フレーム70Aは、キャビン70C、及び種々の部品の支持構造体として機能する。カバー70Bは、支持構造体70Aに搭載された種々の部品、例えば蓄電モジュール80、電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91、蓄電器用昇降圧コンバータ92等を覆う。キャビン70C内に座席79(図7)が収容されている。
旋回用電動モータ76(図7)が、その駆動対象である旋回フレーム70Aを、下部走行体71に対して、時計回り、または反時計周りに旋回させる。上部旋回体70に、ブーム82が取り付けられている。ブーム82は、油圧駆動されるブームシリンダ107により、上部旋回体70に対して上下方向に揺動する。ブーム82の先端に、アーム85が取り付けられている。アーム85は、油圧駆動されるアームシリンダ108により、ブーム82に対して前後方向に揺動する。アーム85の先端にバケット86が取り付けられている。バケット86は、油圧駆動されるバケットシリンダ109により、アーム85に対して揺動する。
図9に、実施例2によるショベルのブロック図を示す。図9において、機械的動力系を二重線で表し、高圧油圧ラインを太い実線で表し、パイロットラインを破線で表す。
エンジン74の駆動軸がトルク伝達機構81の入力軸に連結されている。エンジン74には、電気以外の燃料によって駆動力を発生するエンジン、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン74は、作業機械の運転中は、常時駆動されている。
電動発電機83の駆動軸が、トルク伝達機構81の他の入力軸に連結されている。電動発電機83は、電動(アシスト)運転と、発電運転との双方の運転動作を行うことができる。電動発電機83には、例えば磁石がロータ内部に埋め込まれた内部磁石埋込型(IPM)モータが用いられる。
トルク伝達機構81は、2つの入力軸と1つの出力軸とを有する。この出力軸には、メインポンプ75の駆動軸が連結されている。
エンジン74に加わる負荷が大きい場合には、電動発電機83がアシスト運転を行い、電動発電機83の駆動力がトルク伝達機構81を介してメインポンプ75に伝達される。これにより、エンジン74に加わる負荷が軽減される。一方、エンジン74に加わる負荷が小さい場合には、エンジン74の駆動力がトルク伝達機構81を介して電動発電機83に伝達されることにより、電動発電機83が発電運転される。電動発電機83をアシスト運転するときには、インバータ90から電動発電機83に三相交流電力が供給される。電動発電機83が発電運転されているときには、電動発電機83からインバータ90に三相交流電力が供給される。インバータ90は、制御装置130により制御される。
制御装置130は、中央処理装置(CPU)130A及び内部メモリ130Bを含む。CPU130Aは、内部メモリ130Bに格納されている駆動制御用プログラムを実行する。制御装置130は、表示装置135に、各種装置の劣化状態等を表示することにより
、運転者の注意を喚起する。
メインポンプ75は、高圧油圧ライン116を介して、コントロールバルブ117に油圧を供給する。コントロールバルブ117は、運転者からの指令により、油圧モータ101A、101B、ブームシリンダ107、アームシリンダ108、及びバケットシリンダ109に油圧を分配する。油圧モータ101A及び101Bは、それぞれ図8に示した下部走行体71に備えられた左右の2本のクローラを駆動する。
電動発電機83の電気系統の入出力端子が、インバータ90を介して蓄電回路190に接続されている。蓄電回路190は、蓄電モジュール80(図7、図8)及び蓄電器用昇降圧コンバータ92(図8)を含む。インバータ90は、制御装置130からの指令に基づき、電動発電機83から供給された三相交流電力を直流電力に変換して、蓄電回路190に供給する。または、蓄電回路190から供給された直流電力を三相交流電力に変換して、電動発電機83に供給する。蓄電回路190には、さらに、旋回用インバータ91を介して旋回モータ76が接続されている。蓄電回路190及び旋回用インバータ91は、制御装置130により制御される。
旋回モータ76は、旋回用インバータ91により交流駆動され、力行動作及び回生動作の双方の運転を行うことができる。旋回モータ76には、例えばIPMモータが用いられる。IPMモータは、回生時に大きな誘導起電力を発生する。力行動作時には、インバータ91が、蓄電回路190から供給される直流電力を三相交流電力に変換して、旋回モータ76に供給する。回生動作時には、インバータ91が、旋回モータ76から供給される三相交流電力を直流電力に変換して、蓄電回路190に供給する。
旋回モータ76の力行動作中は、旋回モータ76が、減速機124を介して、上部旋回体70を旋回させる。この際、減速機124は、回転速度を遅くする。これにより、旋回モータ76で発生した回転力が増大する。また、回生運転時には、上部旋回体70の回転運動が、減速機124を介して旋回モータ76に伝達されることにより、旋回モータ76が回生電力を発生する。この際、減速機124は、力行運転の時とは逆に、回転速度を速める。これにより、旋回モータ76の回転数を上昇させることができる。
レゾルバ122が、旋回モータ76の回転軸の回転方向の位置を検出する。検出結果は、制御装置130に入力される。旋回モータ76の運転前と運転後における回転軸の回転方向の位置を検出することにより、旋回角度及び旋回方向が導出される。
メカニカルブレーキ123が、旋回モータ76の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ123の制動状態と解除状態とは、制御装置130からの制御を受け、電磁的スイッチにより切り替えられる。
パイロットポンプ115が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン125を介して操作装置126に供給される。操作装置126は、レバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置126は、パイロットライン125から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて、2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン127を介してコントロールバルブ117に伝達されると共に、他の油圧ライン128を介して圧力センサ129に伝達される。
圧力センサ129で検出された圧力の検出結果が、制御装置130に入力される。これにより、制御装置130は、下部走行体71、旋回モータ76、ブーム82、アーム85、及びバケット86の操作の状況を検知することができる。
電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91(図7〜図9)、及び蓄電器用昇降圧コンバータ92(図8)には、実施例1、またはその変形例のいずれかによる電力変換装置が用いられる。例えば、電動発電機用インバータ90のU相、V相、W相用のパワー素子が、それぞれ図1Aに示したパワー素子50A、50B、50Cに対応する。パワー素子50Dは、例えば予備である。
実施例2による作業機械は、実施例1、またはその変形例のいずれかによる電力変換装置を用いているため、電動発電機用インバータ90、旋回用インバータ91、及び蓄電器用昇降圧コンバータ92内のパワー素子を、効率的に冷却することができる。
[実施例3]
図10に、実施例3による作業機械の例として荷役作業車両(フォークリフト)の部分破断側面図を示す。実施例3による荷役作業車両は、フォーク211、車輪212、インストルメントパネル213、ハンドル214、レバー215、及び座席216を含む。車台に、走行モータ用インバータ220及び蓄電器用昇降圧コンバータ221が搭載されている。走行モータ用インバータ220及び蓄電器用昇降圧コンバータ221には、実施例1、またはその変形例のいずれかの電力変換装置が用いられる。走行モータ用インバータ220は、走行用モータに電力を供給する。蓄電器用昇降圧コンバータ221は、蓄電器の充放電を行う。
実施例3による作業機械は、実施例1、またはその変形例による電力変換装置を用いているため、走行モータ用インバータ220及び蓄電器用昇降圧コンバータ221内のパワー素子を効率的に冷却することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 コールドプレート
11 流入口
12 助走路
13 テーパ状流路
14 入側流路
15 入側緩衝室
16 入側流通孔
17 並行流路
17A 上流側部分
17B 連結部分
17C 下流側部分
18 出側緩衝室
19 出側流通孔
20 出側流路
21 流出口
22 入側均等化構造物
23 出側均等化構造物
30 筐体
30A 筐体下部
30B 上蓋
50 パワーモジュール
50A〜50D パワー素子
70 上部旋回体
70A 旋回フレーム
70B カバー
70C キャビン
71 下部走行体
73 旋回軸受け
74 エンジン
75 メインポンプ
76 旋回モータ
77 油圧タンク
78 冷却ファン
79 座席
80 蓄電モジュール
81 トルク伝達機構
82 ブーム
83 電動発電機
85 アーム
86 バケット
90 電動発電機用インバータ
91 旋回用インバータ
92 蓄電器用昇降圧コンバータ
101A、101B 油圧モータ
107 ブームシリンダ
108 アームシリンダ
109 バケットシリンダ
115 パイロットポンプ
116 高圧油圧ライン
117 コントロールバルブ
122 レゾルバ
123 メカニカルブレーキ
124 減速機
125 パイロットライン
126 操作装置
127、128 油圧ライン
129 圧力センサ
130 制御装置
130A CPU
130B 内部メモリ
135 表示装置
190 蓄電回路
211 フォーク
212 車輪
213 インストルメントパネル
214 ハンドル
215 レバー
216 座席
220 走行モータ用インバータ
221 蓄電器用昇降圧コンバータ

Claims (7)

  1. 流入口から冷却媒体が流入する入側流路と、
    前記入側流路に接続され、第1の方向に配列され、各々が前記第1の方向と交差する第2の方向に冷却媒体を流す複数の並行流路と、
    前記並行流路の各々に接続され、前記並行流路を流れた冷却媒体が流入する出側流路と、
    前記並行流路に熱的に結合するパワーモジュールと
    を有し、
    前記並行流路の各々は、
    上流側部分と、下流側部分と、前記上流側部分の下流端を前記下流側部分の上流端に連結する連結部分とを含み、前記上流側部分と前記下流側部分とは、相互に前記第1の方向にずれて配置されている電力変換装置。
  2. 前記上流側部分と前記連結部分との接続点は、前記第1の方向及び第2の方向に平行な面内に関して、前記パワーモジュールと重なる請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記下流側部分の流路抵抗が、前記上流側部分の流路抵抗より低い請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記並行流路の各々は、少なくとも2本の前記下流側流路を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記並行流路の各々は、少なくとも2本の前記上流側流路を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記パワーモジュールは、前記第1の方向に配列した少なくとも2つのパワー素子を含み、
    前記並行流路は、前記パワー素子ごとに配置されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 電動機と、
    蓄電回路と、
    前記蓄電回路に蓄積された電力を前記電動機に供給する電力変換装置と
    を有し、
    前記電力変換装置は、
    流入口から冷却媒体が流入する入側流路と、
    前記入側流路に接続され、第1の方向に配列され、各々が前記第1の方向と交差する第2の方向に冷却媒体を流す複数の並行流路と、
    前記並行流路の各々に接続され、前記並行流路を流れた冷却媒体が流入する出側流路と、
    前記並行流路に熱的に結合するパワーモジュールと
    を有し、
    前記並行流路の各々は、
    上流側部分と、下流側部分と、前記上流側部分の下流端を前記下流側部分の上流端に連結する連結部分とを含み、前記上流側部分と前記下流側部分とは、相互に前記第1の方向にずれて配置されている作業機械。
JP2012068719A 2012-03-26 2012-03-26 電力変換装置及び作業機械 Pending JP2013201832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068719A JP2013201832A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 電力変換装置及び作業機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068719A JP2013201832A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 電力変換装置及び作業機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013201832A true JP2013201832A (ja) 2013-10-03

Family

ID=49521642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068719A Pending JP2013201832A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 電力変換装置及び作業機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013201832A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020167132A (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体
WO2020202893A1 (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体
JP2020167133A (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020167132A (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体
WO2020202893A1 (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体
JP2020167133A (ja) * 2019-03-30 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体
CN113678303A (zh) * 2019-03-30 2021-11-19 松下知识产权经营株式会社 冷却装置以及壳体
JP7209220B2 (ja) 2019-03-30 2023-01-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体
JP7209219B2 (ja) 2019-03-30 2023-01-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置および筐体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102686805B (zh) 电动式工程机械
JP5384476B2 (ja) 作業機械
JP6469381B2 (ja) ハイブリッド式作業機
KR101860657B1 (ko) 하이브리드식 작업기
JP5527883B2 (ja) 建設機械
JP2013216216A (ja) インバータ装置の冷却構造
JP2013215080A (ja) 電力変換装置及び作業機械
JP2015227555A (ja) 建設機械
WO2010047160A1 (ja) ハイブリッド建設機械の駆動装置の冷却システム
JP5968228B2 (ja) ショベル
JP2013201832A (ja) 電力変換装置及び作業機械
JP5583917B2 (ja) ハイブリッド型建設機械
JP2010226782A (ja) 建設機械
JP5189041B2 (ja) ハイブリッド型建設機械
JP5449891B2 (ja) 建設機械
JP5685616B2 (ja) 建設機械
JP5236433B2 (ja) ハイブリッド型建設機械
JP6213974B2 (ja) 作業機械
JP2013069967A (ja) 電力変換装置及び作業機械
JP5335592B2 (ja) 建設機械
JP5189039B2 (ja) 建設機械
JP6281840B2 (ja) 作業機械
CN111719632A (zh) 挖土机
JP6032977B2 (ja) ハイブリッド型ショベル
JP2005333747A (ja) 冷却システムおよびインバータ一体型回転電機