JP2013201550A - カメラモジュールおよび電子機器 - Google Patents

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啓介 太田
Katsuhisa Sudo
克久 須藤
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Abstract

【課題】手ぶれ補正に要する電力消費量を抑えることができるカメラモジュールを提供する。
【解決手段】カメラモジュール10は、オートフォーカス駆動装置12が、無限遠撮影時に、光軸方向に沿って被写体から最も離れる位置に移動したときに、互いに嵌合することにより、オートフォーカス駆動装置12の揺動を制限する凸部16および凹部17を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として、手ぶれ補正装置を備えたカメラモジュールに関する。
カメラによる画像撮影時において、撮影者がシャッターを押す瞬間に身体が動いてしまうことによって生じる画像のぶれ、いわゆる手ぶれは、ピンボケと並ぶ画像撮影での失敗理由となる。
そのようなことから、被写体の撮影時に手ぶれ(振動)があったとしても、カメラの結像面上での像ぶれを防ぎ、鮮明な画像を撮影できるようにした小型カメラ用手ぶれ補正装置(像ぶれ補正装置)が、従来から種々提案されている。
例えば、下掲の特許文献1では、レンズと撮像素子とを保持するレンズモジュール自体を、カメラの振れを打ち消すように揺動させることにより、手ぶれの補正を可能にした光学装置の像振れ補正装置が開示されている。
また、下掲の特許文献2では、レンズバレルを備えるオートフォーカス駆動装置全体を揺動させることにより、手ぶれを補正するカメラの手振れ補正装置が開示されている。
特開2007−41455号公報(2007年2月15日公開) 特開2011−65140号公報(2011年3月31日公開)
しかしながら、特許文献1や2に記載されているような従来の技術では、電力消費量が多くなってしまうという問題があった。その理由は以下のとおりである。
上記従来の技術では、レンズモジュールまたはオートフォーカス駆動装置が構造的に固定されていない。このため、無限遠撮影時のような手ぶれ補正機能を働かせなくても、さほど支障が無い場合においてまで、手ぶれ補正機能を用いてレンズモジュールまたはオートフォーカス駆動装置を水平位置に保ち、レンズバレル(レンズ)を位置決めするようになっている。したがって、絶えず、手ぶれ補正コイル(アクチュエーター)、または手ぶれ補正回路(手ぶれ補正用ドライバ)に電流を流し続ける必要があるので、電力消費量が増大する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、レンズバレルを揺動させる手ぶれ補正装置を有するカメラモジュールにおいて、手ぶれ補正に要する電力消費量を抑えることができるカメラモジュールを提供することにある。
上記課題を解決する方策を鋭意検討した結果、本願発明者らは、レンズバレルを備えたオートフォーカス駆動装置が、無限遠撮影時に光軸方向に沿って被写体から遠ざかる方向に移動した状態となる点に着目し、この状態でオートフォーカス駆動装置を固定する構成を備えたカメラモジュールを発明するに至った。
本発明に係るカメラモジュールは、
(1)レンズバレルを備え、オートフォーカス動作により、レンズバレルと一体的に光軸方
向に移動するオートフォーカス駆動装置と、
(2)上記オートフォーカス駆動装置を光軸に直交する複数の方向に移動させる手ぶれ補正
機構と、
(3)上記オートフォーカス駆動装置に形成された少なくとも1つの第1支持部と、
(4)上記オートフォーカス駆動装置が、上記光軸方向に沿って被写体から離れる方向に移
動したとき、上記第1支持部と係合することにより、光軸に直交する上記複数の方向のうち、少なくとも1つの方向に、上記第1支持部を固定する第2支持部と、を備えていること特徴としている。
上記の構成によれば、無限遠撮影時のように、上記オートフォーカス駆動装置が、そのオートフォーカス動作により、上記光軸方向に沿って被写体から離れる方向に移動したときに、オートフォーカス駆動装置に形成された少なくとも1つの第1支持部が、カメラモジュールに設けられた第2支持部と係合する。
これにより、オートフォーカス駆動装置が手ぶれ補正時に移動可能な複数の方向のうち、少なくとも1つの方向については、第1支持部、すなわちオートフォーカス駆動装置を固定することができる。
すなわち、オートフォーカス駆動装置が、光軸方向に沿って被写体から離れる方向に移動して、遠い被写体を撮影する場合には、オートフォーカス駆動装置を構造的に固定することができる。したがって、光軸に直交する方向に対してオートフォーカス駆動装置を位置決めするために、手ぶれ補正機構を駆動する必要がない。
この結果、オートフォーカス駆動装置を構造的に固定している間、手ぶれ補正機構を駆動する電力を節電できるので、カメラモジュールの電力消費量を抑えることができる。
本発明に係るカメラモジュールでは、
(1)上記第1支持部は凸部または凹部の一方であり、
(2)上記第2支持部は上記凸部または凹部の他方であり、
(3)上記第1支持部と第2支持部との係合は、上記凸部と凹部との嵌合であることがより
好ましい。
上記の構成によれば、凸部と凹部との嵌合を利用した、より簡単な構成でオートフォーカス駆動装置を構造的に固定することができる。
本発明に係るカメラモジュールでは、上記第1支持部および上記第2支持部が少なくとも2組以上形成されていることがより好ましい。
上記の構成によれば、上記第1支持部および上記第2支持部が1組形成された構成に比べ、より安定的にオートフォーカス駆動装置を固定することができる。
本発明に係るカメラモジュールでは、上記第1支持部同士または上記第2支持部同士は、上記光軸に垂直な面内において、上記光軸を挟んで対向して配置されていることが好ましい。
これにより、上記光軸に垂直な面に対して、オートフォーカス駆動装置を平行な姿勢に保持しやすくなる。
本発明に係るカメラモジュールは、
(1)ベース基板を備えた下部を有し、
(2)上記下部は、上記カメラモジュール内において上記光軸方向に沿って、上記オートフ
ォーカス駆動装置よりさらに、上記被写体から離れる方向に位置し、
(3)上記第2支持部は、上記ベース基板上に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、オートフォーカス駆動装置が光軸方向に沿って動く可動範囲より、さらに被写体から離れる方向に、ベース基板が備えられている。したがって、そのようなベース基板に形成された第2支持部に、オートフォーカス駆動装置の第1支持部が係合した状態は、オートフォーカス駆動装置が光軸方向に沿って被写体から最も離れた位置に移動した状態である。
この状態は、カメラモジュールが、無限遠の被写体を撮影する状態である。無限遠の被写体を撮影する状態は、手ぶれの影響を最も受けにくいので、手ぶれ補正機能をオフにするのに最も適している。
すなわち、上記の構成によれば、無限遠の被写体を撮影するときに、光軸に直交する複数の方向のうち、少なくとも1方向に対して、手ぶれ補正機能をオフにすることができ、従来より省電力を達成することができる。
本発明に係るカメラモジュールは、
(1)撮像素子と、
(2)上記撮像素子を覆う撮像素子カバーとを備え、
(3)上記撮像素子および撮像素子カバーは、上記カメラモジュール内において上記光軸方
向に沿って、上記オートフォーカス駆動装置よりさらに、被写体から離れる方向に位置し、
(4)上記第2支持部は、上記撮像素子カバー上に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、既に説明したように、無限遠の被写体を撮影するときに、光軸に直交する複数の方向のうち、少なくとも1方向に対して、手ぶれ補正機能をオフにすることができ、従来より省電力を達成することができる。
なお、上記何れかのカメラモジュールを備えた電子機器、例えば、デジタルカメラ、携帯電話機、スマートフォン、ノート型PC、タブレット端末、電子書籍リーダー、PDA(Personal Digital Assistants)、またはテレビジョン等も、本発明の範疇に含まれる。
本発明のカメラモジュールは、オートフォーカス駆動装置が、光軸方向に沿って被写体から離れる方向に移動したときに、オートフォーカス駆動装置が手ぶれ補正時に移動可能な複数の方向のうち、少なくとも1つの方向について、オートフォーカス駆動装置を固定する構成を備えている。
それゆえ、オートフォーカス駆動装置を構造的に固定している間、手ぶれ補正機構を駆動する電力を節電できるので、カメラモジュールの電力消費量を抑えることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態におけるカメラモジュールの概略縦断面図である。 マクロ撮影時の状態における上記カメラモジュールの概略縦断面図である。 上記カメラモジュールに備えられたオートフォーカス駆動装置の下面図である。 図1のA−A’線における矢視横断面図である。 実施の形態2に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を一部使用しない設定とした場合)の状態における他のカメラモジュールの縦断面図である。 マクロ撮影時の状態における上記他のカメラモジュールの縦断面図である。 上記他のカメラモジュールに備えられたオートフォーカス駆動装置の下面図である。 図5のB−B’線における矢視横断面図である。 実施の形態3に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態におけるさらに他のカメラモジュールの縦断面図である。 図9のC−C’線における矢視横断面図である。 実施の形態4に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態におけるさらに他のカメラモジュールの縦断面図である。 マクロ撮影時の状態における図11のカメラモジュールの縦断面図である。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態について図1から図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態では、撮影者の手ぶれを打ち消すように、光軸と垂直方向に可動となっているオートフォーカス駆動装置12を備えたカメラモジュールに関し、手ぶれ補正機能をオフにする状態において、オートフォーカス駆動装置12の可動を制限する構成について説明する。
特に、本実施の形態では、無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態において、オートフォーカス駆動装置12の可動を、光軸(Z軸)に垂直、かつ互いに直交する2方向(X軸およびY軸)について制限するための第1支持部および第2支持部が設けられている。
これにより、オートフォーカス駆動装置12をX軸およびY軸に沿って揺動させるために、手ぶれ補正機構を動作させる電流を止めることができ、省電力化を図ることができる。
(カメラモジュール10の基本構造)
図1は、本実施の形態に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態におけるカメラモジュール10の概略縦断面図である。図2は、マクロ撮影(近接撮影)時の状態におけるカメラモジュール10の概略縦断面図である。図3は、カメラモジュール10に備えられたオートフォーカス駆動装置12の下面図である。図4は、図1のA−A’線における矢視横断面図である。ただし、図4では、凸部16を省略している。
また、図1,2では直交座標系(X,Y,Z)を使用している。すなわち、レンズバレル13によって保持されたレンズ(図示せず)の光軸をZ軸に定めている。また、Z軸と直交する方向のうち、図1,2の紙面に対して平行な左右方向をX軸に定めるとともに、紙面に対して垂直な方向をY軸に定めている。
なお、Z軸の正方向は、上記光軸に沿って、カメラモジュール10から被写体へ向かう方向とする。これにより、Z軸において、原点に近い側と遠い側とを、カメラモジュール10の下側と上側とに対応付けることにする。
図1,2に示すように、カメラモジュール10は、手ぶれ補正装置11(手ぶれ補正機構)、上記オートフォーカス駆動装置12、上記レンズバレル13、撮像素子14、撮像素子カバー15、凸部16(第1支持部)、凹部17(第2支持部)およびカメラモジュールカバー18、ベース基板19aおよび撮像基板19bを備えている。
カメラモジュール10は、カメラモジュール10が携帯電話機等の電子機器に搭載される小型カメラに用いられた場合などに、撮影時の手ぶれによって生じる像ぶれを抑えた画像を撮影できるように手ぶれ補正装置11を備えている。すなわち、手ぶれ補正装置11は、オートフォーカス駆動装置12の周囲に設けられ、オートフォーカス駆動装置12を光軸に垂直な2方向、例えばX軸に平行な第1方向、およびY軸に平行な第2方向に移動させるための機構である。
手ぶれ補正装置11は、例えば、公知のボイスコイルモータとして構成されている。すなわち、手ぶれ補正装置11は、オートフォーカス駆動装置12全体を上記第1方向に揺動させるための第1方向アクチュエータと、オートフォーカス駆動装置12全体を第2方向に揺動させるための第2方向アクチュエータとを備えている。
オートフォーカス駆動装置12は、レンズバレル13と一体的に光軸方向(Z軸方向)に沿って移動できる構成であり、公知の構成を採用すればよい。例えば、オートフォーカス駆動装置12は、主要構成として、フォーカスコイルと、このフォーカスコイルと対向してフォーカスコイルの外側に配置された永久磁石と備えている。この永久磁石は、オートフォーカス駆動装置12の周囲に設けておけばよい。
レンズバレル13は、1枚以上のレンズを内部に保持する筒状のレンズホルダーである。
撮像素子14は、オートフォーカス駆動装置12の下側(図1)の撮像基板19b上に配置されており、レンズバレル13により結像された被写体像を撮像して電気信号に変換するための構成である。この撮像素子14は、例えば、CCD型イメージセンサ、CMOS型イメージセンサ等により構成されている。
撮像素子カバー15は、撮像素子14を保護するための透明性および透光性を備える樹脂やガラス等からなるカバーである。撮像素子カバー15は、撮像素子14を覆うようにオートフォーカス駆動装置12の下側(撮像素子側)一面に設置されている。
カメラモジュールカバー18は、オートフォーカス駆動装置12および撮像素子14等のカメラモジュール10の光学系の機構を物理的に保護するための構成である。具体的には、カメラモジュールカバー18は、手ぶれ補正装置11の外側と、オートフォーカス駆動装置12の上側(被写体側)であってレンズバレル13の上側以外と、撮像素子14および撮像素子カバー15の下側(撮像素子側)とを覆う様に形成されている。カメラモジュールカバー18の内側は、光を反射しない黒色であることが好ましい。
(第1支持部および第2支持部の構成と動作)
凸部16(第1支持部)は、オートフォーカス駆動装置12の下面(底面)に、Z軸の負方向に突出するように設けられている。
一方、撮像基板19b上の上記凸部16と対向する位置に、凹部17(第2支持部)が形成され、上記凸部16と凹部17とは嵌合して係合するように構成されている。
オートフォーカス駆動装置12は、被写体が近いほど、レンズバレル13と一体となって、Z軸の正方向へ移動する。したがって、マクロ撮影(近接撮影)時には、図2に示すように、オートフォーカス駆動装置12はZ軸に沿った可動範囲の最上方の位置まで移動する。この最上方の位置では、オートフォーカス駆動装置12は、手ぶれ補正装置11によって、上記第1方向および第2方向に沿った揺動(手ぶれ補正)が可能になる。
一方、オートフォーカス駆動装置12は、被写体が遠いほど、レンズバレル13と一体となって、Z軸の負方向へ移動する。被写体が最も遠い状態である無限遠撮影時には、オートフォーカス駆動装置12は、Z軸に沿った可動範囲の最下方の位置まで移動する。
この無限遠撮影時に、上記凸部16と凹部17とが嵌合することによって、オートフォーカス駆動装置12が、第1方向にも第2方向にも揺動しないように固定される。したがって、無限遠撮影時には手ぶれ補正装置11をオフにする設定が可能になる。
なお、上記凸部16と凹部17とが嵌合することによって、オートフォーカス駆動装置12が、第1方向にも第2方向にも全く揺動しないように固定し、手ぶれ補正装置11をオフにしてもよいが、この形態に限定されない。
すなわち、オートフォーカス駆動装置12が、第1方向および第2方向の少なくとも一方に沿って、僅かな変位を許容するように、上記凸部16と凹部17とが緩く嵌合する構成でもよい。この形態では、無限遠撮影時でも、手ぶれ補正を僅かに機能させることができる。しかし、無限遠撮影時におけるオートフォーカス駆動装置12の揺動範囲が従来より制限されるため、手ぶれ補正に要する駆動電流を従来より減らすことができ、省電力効果を得ることができる。
凸部16の形状としては、例えば、四角錐等の角錐、円錐、四角錐台等の角錐台、円錐台、直方体等の角柱、円柱、半球面体、または、それらを組み合わせた形状等であればよい。
本実施の形態では、図1から3に示すように、凸部16は直方体の形状をなしており、オートフォーカス駆動装置12の下面の四隅に形成されている。凸部16が四隅に形成され、凸部16に対応する位置に凹部17が形成されていることにより、オートフォーカス駆動装置12を第1方向および第2方向に安定して固定することができる。
凸部16および凹部17は、少なくとも2組設けられていれば、オートフォーカス駆動装置12を安定して固定することができる。好ましくは、その少なくとも2組が、光軸を挟むように、対向して配置されるならば、オートフォーカス駆動装置12を光軸に垂直な面(すなわちXY平面)に平行な姿勢を保って固定し易くなる。
ここで、図3に示すように、凸部16の幅(第1方向または第2方向の長さ)をW、第1方向または第2方向で隣り合う凸部16の配置間隔をIと定める。さらに、図4に示すように、凹部17の凹状の窪みの幅をW'、第1方向または第2方向で隣り合う凹
状の窪みの配置間隔をI'と定める。このとき、W≒W'、I≒I'である。
ここで、「≒」は凸部16の凹部17への挿入が容易にできる範囲内であって、凸部26と凹部27とが嵌合できる程度の差が含まれることを示す。これにより、オートフォーカス駆動装置12を第1方向および第2方向に固定することができる。
また、凸部16(第1支持部)および凹部17(第2支持部)の形状および組み合わせはあくまでも一例である。つまり、第2支持部が、オートフォーカス駆動装置12に形成された第1支持部と係合することによって、オートフォーカス駆動装置12を第1方向または第2方向に固定できる構成であればよい。
そのような構成としては、上記凹部17に代えて、撮像基板19bおよび撮像素子カバー15に形成した孔部を採用してもよい。また、凸部16および凹部17に代えて、摩擦力が発生する構成同士を接触させることにより、オートフォーカス駆動装置12を第1方向および第2方向の少なくとも一方について固定できる構成、例えば、凹凸面同士の組み合わせ等を採用してもよい。
(手ぶれ補正装置11をオフにする動作)
カメラモジュール10は、例えば、無限遠撮影時に手ぶれ補正装置11への電源供給をオフにすることによって、無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を利用しない設定にすることができる。手ぶれ補正装置11への電源供給をオフにするには、具体的には、手ぶれ補正装置11に備えられたアクチュエーターに電流を流さないように、手ぶれ補正装置11用のドライバの電源を切るなどの手法を採用できる。
既に説明したように、無限遠撮影時の状態において、オートフォーカス駆動装置12は、図2に示す前記マクロ撮影時の状態から、光軸方向に沿って下側に移動し、凸部16が凹部17に挿入される、これにより、第1方向および第2方向に対する揺動が制限される。
このとき、オートフォーカス駆動装置12が、光軸方向の最下端に移動したことを、センサなどによって検知し、カメラモジュール10を統括制御する制御部が、その検知に基づいて、手ぶれ補正装置11用のドライバの電源を自動的に切る処理を実行するようにしてもよい。
さらに、無限遠撮影時に、撮影者が上記制御部に対し、手ぶれ補正装置11をオフにする指示を、入力部を介して入力するようにしてもよい。
〔実施の形態2:第1方向のみの固定〕
次に、本発明の他の実施の形態として、カメラモジュール20について図5から図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、上記実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成については、同じ符号を付し、その説明を省略する。また、下記で説明していない構成や作用は全て実施の形態1と同様であるとする。
特に、図7および図8に示すように、本実施の形態は、実施の形態1とは下記の点で異なっている。すなわち、実施の形態1の凸部16および凹部17に対応する凸部26および凹部27が、光軸に垂直な前記第1方向および第2方向のうちの1つの方向(例えば第2方向(Y方向))に長く伸びた形状である。さらに、凸部26が凹部27に挿入された際、その1つの方向(第2方向)に沿って凸部26が揺動し得る隙間が生じる構造となっている。
これにより、無限遠撮影時の状態において、前記オートフォーカス駆動装置12を第1方向についてのみ固定し、第2方向について手ぶれ補正を有効にすることができる。具体的には、手ぶれ補正装置11の駆動に関して、オートフォーカス駆動装置12を第1方向に移動させるための第1方向アクチュエータのみの電流を止め、第2方向に移動させるための第2方向アクチュエータのみに電流を流すようにすればよい。これにより、従来より
電力消費量を抑えることができる。
(カメラモジュール20の基本構造)
図5は、本実施の形態に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を一部使用しない設定とした場合)の状態におけるカメラモジュール20の縦断面図である。図6は、マクロ撮影時の状態におけるカメラモジュール20の縦断面図である。図7は、オートフォーカス駆動装置22の下面図である。図8は、図5のB−B’線における矢視横断面図である。ただし、図8は、オートフォーカス駆動装置12や凸部26を省略している。
図5に示すように、カメラモジュール20は、凸部26および凹部27を除いて、実施の形態1と同様の構成を備えている。
図7に示すように、本実施の形態では、凸部26は、オートフォーカス駆動装置12の下面にて第1方向(X方向)に沿って対向する両端辺に1つずつ形成されている。凸部26は、オートフォーカス駆動装置12の第2方向(Y方向)に沿って対向する両端まで長く伸びた直方体の形状をしている。
図8に示すように、凹部27は、凸部26が挿入される形状を有し、第2方向に延びた直方体の凹状の窪みを有する構成である。2つの凹部27は、カメラモジュール20の下部に形成されたベース基板19a上において、光軸を挟んで対向するように、かつ凸部26に対応する位置に形成されている。
ここで、図7に示すように、凸部26の長手方向(第2方向)の長さをL、幅(第1方向の長さ)をW、2つの凸部26の配置間隔をIと定める。さらに、図8に示すように、凹部27における凹状の窪みの長手方向の長さをL'、幅をW'、2つの凹状の窪みの配置間隔をI'と定める。このとき、L'≒L+α、W≒W'、I≒I'である。
ここで、「≒」は、凹部27に対する凸部26の挿入が容易にできる範囲内であって、凹部27に凸部26が嵌合できる程度の差を許容していることを示す。また、「α」は、凸部26が、凹部27内で、第2方向に沿って揺動でき、第2方向に関する手ぶれ補正を可能にする間隙量を表している。
(カメラモジュール20の作用効果)
実施の形態1で説明したように、オートフォーカス駆動装置12は、マクロ撮影(近接撮影)時には、図6に示すように、Z軸に沿った可動範囲の最上方の位置まで移動する。この最上方の位置では、オートフォーカス駆動装置12は、手ぶれ補正装置11によって、上記第1方向および第2方向に沿った揺動(手ぶれ補正)が可能になる。
一方、オートフォーカス駆動装置12は、被写体が最も遠い状態である無限遠撮影時には、Z軸に沿った可動範囲の最下方の位置まで移動する。
この無限遠撮影時に、上記凸部26と凹部27とが嵌合することによって、オートフォーカス駆動装置12が、第1方向には揺動しないように固定される。
したがって、カメラモジュール20では、無限遠撮影時以外では、第1方向および第2方向に関する手ぶれ補正機能を有効にする一方、無限遠撮影時には、第1方向に関する手ぶれ補正機能をオフにし、第2方向に関する手ぶれ補正機能を有効にする設定が可能になる。
これにより、無限遠撮影時に、オートフォーカス駆動装置12を第1方向に移動させるための第1方向アクチュエータのみの電流を止め、第2方向に移動させるための第2方向アクチュエータのみに電流を流すようにすることで、必要最小限の電力消費とすることができる。
〔実施の形態3:凹部を撮像素子カバー上に設置〕
次に、本発明のさらに他の実施の形態について図9および10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、上記実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同じ符号を付し、その説明を省略する。また、下記で説明していない構成や作用は全て実施の形態1と同様であるとする。
本実施の形態では、凹部37が前記ベース基板19a上ではなく、直接、撮像素子カバー15上に形成されている点で実施の形態1と異なる。
(カメラモジュール30の基本構造)
図9は、本実施の形態に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態におけるカメラモジュール30の縦断面図である。図10は、図9のC−C’線における矢視横断面図である。ただし、図10では、オートフォーカス駆動装置12や凸部36を省略している。
図9に示すように、カメラモジュール30では、ベース基板が存在せず、撮像素子カバー15の上に手ぶれ補正装置11および凹部37が形成されている点以外の構成は実施の形態1と同様である。
図9および図10に示すように、4つの凸部36および凹部37の各形状および相互配置は、実施の形態1で、凸部16および凹部17について説明したとおりである。
〔実施の形態4:凸部と凹部とを逆に設置〕
次に、本発明のさらに他の実施の形態について図11および12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、上記実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同じ符号を付し、その説明を省略する。また、下記で説明していない構成や作用は全て実施の形態1と同様であるとする。本実施の形態では、実施の形態1の凸部16および凹部17に対応する凸部46および凹部47に関して、凸部46と凹部47とが逆に配置されている。すなわち、オートフォーカス駆動装置12の下側の面に凹状の窪みを有する凹部47が形成され、ベース基板19aに凸部46が形成されている。
(カメラモジュール40の基本構造)
図11は、本実施の形態に係る無限遠撮影時(無限遠撮影時に手ぶれ補正機能を使用しない設定とした場合)の状態におけるカメラモジュール40の縦断面図である。図12は、マクロ撮影時の状態におけるカメラモジュール40の縦断面図である。
図11,12に示すように、カメラモジュール40では、上記凸部46および凹部以外の構成は実施の形態1と同様である。
また、4つの凸部46および凹部47の各形状および相互配置は、実施の形態1で、凸部16および凹部17について説明したとおりである。
カメラモジュール40の構成であっても、無限遠撮影時以外では、第1方向および第2方向に関する手ぶれ補正機能を有効にする一方、無限遠撮影時には、第1方向および第2方向に関する手ぶれ補正機能をオフにする設定が可能になる。
(電子機器)
以上説明したカメラモジュール10から40は、被写体を撮影する機能を少なくとも備えた各種の電子機器に搭載可能である。そのような電子機器として、例えば、デジタルカメラ、携帯電話機、スマートフォン、ノート型PC、タブレット端末、電子書籍リーダー、PDA、またはテレビジョン等を挙げることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、手ぶれ補正の機能を備えたカメラモジュール全般に適用することができ、そのカメラモジュールを搭載して被写体を撮影する電子機器全般に適用することができる。
10,20,30,40 カメラモジュール
11 手ぶれ補正装置(手ぶれ補正機構)
12 オートフォーカス駆動装置
13 レンズバレル
14 撮像素子
15 撮像素子カバー
16,26,36,46 凸部(第1支持部または第2支持部)
17,27,37,47 凹部(第2支持部または第1支持部)
19a ベース基板

Claims (7)

  1. レンズバレルを備え、オートフォーカス動作により、レンズバレルと一体的に光軸方向に移動するオートフォーカス駆動装置と、
    上記オートフォーカス駆動装置を光軸に直交する複数の方向、および光軸方向に移動させる手ぶれ補正機構と、
    上記オートフォーカス駆動装置に形成された少なくとも1つの第1支持部と、
    上記オートフォーカス駆動装置が、上記光軸方向に沿って被写体から離れる方向に移動したとき、上記第1支持部と係合することにより、光軸に直交する上記複数の方向のうち、少なくとも1つの方向に、上記第1支持部を固定する第2支持部と、を備えていること特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記第1支持部は凸部または凹部の一方であり、
    上記第2支持部は上記凸部または凹部の他方であり、
    上記第1支持部と第2支持部との係合は、上記凸部と凹部との嵌合であること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記第1支持部および上記第2支持部が少なくとも2組以上形成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 上記第1支持部同士または上記第2支持部同士は、上記光軸に垂直な面内において、上記光軸を挟んで対向して配置されていること
    を特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。
  5. ベース基板を備えた下部を有し、
    上記下部は、上記カメラモジュール内において上記光軸方向に沿って、上記オートフォーカス駆動装置よりさらに、上記被写体から離れる方向に位置し、
    上記第2支持部は、上記ベース基板上に形成されていること
    を特徴とする請求項1から4のうち何れか1項に記載のカメラモジュール。
  6. 撮像素子と、
    上記撮像素子を覆う撮像素子カバーとを備え、
    上記撮像素子および撮像素子カバーは、上記カメラモジュール内において上記光軸方向に沿って、上記オートフォーカス駆動装置よりさらに、被写体から離れる方向に位置し、
    上記第2支持部は、上記撮像素子カバー上に形成されていること
    を特徴とする請求項1から4のうち何れか1項に記載のカメラモジュール。
  7. 請求項1から6のうち何れか1項に記載のカメラモジュールを備えたこと
    を特徴とする電子機器。
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