JP2013199668A - スパッタリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スパッタリング法でターゲット材料を基板に成膜する際に、1つの真空チャンバで複数の異なるターゲット材料を成膜することができるスパッタリング装置を提供する。
【解決手段】 スパッタリング装置1であって、絶縁性の基体5aに複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材が二次元的に配設されたターゲット5と、水平方向に移動するための移動手段6aを有する、ターゲット材料を基板3に成膜する際にターゲット粒子が通過するための複数の開口部6bが設けられた成膜制御プレート6とを備えており、成膜制御プレート6は、第1のターゲット材料を成膜する際には平面透視して第1のターゲット部材5cが開口部6bと重なるように、かつ第2のターゲット材料を成膜する際には平面透視して第2のターゲット部材5dが開口部6bと重なるように移動手段6aでもって水平方向に移動する。
【選択図】 図1
【解決手段】 スパッタリング装置1であって、絶縁性の基体5aに複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材が二次元的に配設されたターゲット5と、水平方向に移動するための移動手段6aを有する、ターゲット材料を基板3に成膜する際にターゲット粒子が通過するための複数の開口部6bが設けられた成膜制御プレート6とを備えており、成膜制御プレート6は、第1のターゲット材料を成膜する際には平面透視して第1のターゲット部材5cが開口部6bと重なるように、かつ第2のターゲット材料を成膜する際には平面透視して第2のターゲット部材5dが開口部6bと重なるように移動手段6aでもって水平方向に移動する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プラズマ現象を利用して複数のターゲット材料を基板に成膜するスパッタリング装置に関する。
真空チャンバの内部にターゲットと基板とを対向配置して、プラズマを発生させることによってターゲット材料を基板に成膜する方法としては、スパッタリング法があり、これに用いるスパッタリング装置としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
しかしながら、特許文献1に開示されたスパッタリング装置では、ターゲットは、1つのターゲット材料を有しているのみであり、1つのターゲット材料を基板に成膜することができるのみである。したがって、ターゲットが複数の異なるターゲット材料で構成されて、複数の異なるターゲット材料を基板に成膜する際には、その都度真空チャンバに配設されているターゲットを交換しなければならないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の異なるターゲット材料を基板に成膜する際に、ターゲットを交換することなく、1つの真空チャンバで複数の異なるターゲット材料を基板に成膜することができるスパッタリング装置を提供することにある。
本発明のスパッタリング装置は、真空チャンバ内に設けられた、スパッタリング法によって成膜される基板が載置される基板保持ステージと、該基板保持ステージの上方に設けられた、絶縁性の基体に複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材が二次元的に配設された、一方の面を被スパッタリング面とするターゲットと、前記基板保持ステージと前記ターゲットとの間に設けられた、水平方向に移動するための移動手段を有する、前記ターゲット材料を前記基板に成膜する際にターゲット粒子が通過するための複数の開口部が設けられた成膜制御プレートとを備えており、前記ターゲットは、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材および第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材を有しており、前記成膜制御プレートは、前記第1のターゲット材料および前記第2のターゲット材料を前記基板に成膜するために、前記第1のターゲット材料を成膜する際には平面透視して前記第1のターゲット部材が前記開口部と重なるように、かつ前記第2のターゲット材料を成膜する際には平面透視して前記第2のターゲット部材が前記開口部と重なるように前記移動手段でもって水平方向に移動することを特徴とするものである。
本発明のスパッタリング装置によれば、複数の異なるターゲット材料を基板に成膜する際に、ターゲットを交換することなく、1つの真空チャンバで複数の異なるターゲット材料を基板に成膜することができるという効果を奏する。
<実施の形態>
以下、本発明の実施の形態に係るスパッタリング装置について、図1乃至図8を参照しながら説明する。なお、図1は、本発明の実施の形態に係るスパッタリング装置1を側面から見た図である。
以下、本発明の実施の形態に係るスパッタリング装置について、図1乃至図8を参照しながら説明する。なお、図1は、本発明の実施の形態に係るスパッタリング装置1を側面から見た図である。
スパッタリング装置1は、真空チャンバ2内に設けられた、スパッタリング法によって成膜される基板3が載置される基板保持ステージ4と、基板保持ステージ4の上方に設けられた、絶縁性の基体5aに複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材が二次元的に配設された、一方の面を被スパッタリング面とするターゲット5と、基板保持ステージ4とターゲット5との間に設けられた、水平方向に移動するための移動手段6aを有する、ターゲット材料を基板3に成膜する際にターゲット粒子が通過するための複数の開口部6bが設けられた成膜制御プレート6とを備えており、ターゲット5は、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dを有しており、成膜制御プレート6は、第1のターゲット材料および第2のターゲット材料を基板3に成膜するために、第1のターゲット材料を成膜する際には平面透視して第1のターゲット部材5cが開口部6bと重なるように、かつ第2のターゲット材料を成膜する際には平面透視して第2のターゲット部材5dが開口部6bと重なるように移動手段6aでもって水平方向に移動する。
スパッタリング装置1は、真空チャンバ2を備えており、真空チャンバ2には、基板3を載置して保持する基板保持ステージ4と、基板保持ステージ4の上方に基板3にターゲット材料を成膜するためのターゲット5が配置されている。真空チャンバ2は、内部が排気ポート7を通して排気されることによって真空度の高い空間が形成される。
また、真空チャンバ2の内部には、真空チャンバ2のチャンバ壁面への成膜防止のために、基板保持ステージ4の外縁と真空チャンバ2の側壁との間隙部から上方にかけて、チャンバ側壁保護板2aが設けられており、また、基板保持ステージ4の外縁の周辺部には、チャンバ下部保護板2bが設けられている。
基板保持ステージ4は、スパッタリング法によって成膜される基板3を載置して保持する基板保持部として設けられたものであり、基板3を基板保持ステージ4の上面に保持して垂直方向に昇降することによって基板3とターゲット5との距離を調整することができる。また、成膜対象となる基板3としては、例えば、ガラス基板、半導体ウエハ等がある。
基板保持ステージ4の垂直方向の昇降は、基板保持ステージ4に設けられた基板保持ステージ駆動用シャフト4aが上下することによって行なわれる。そして、基板保持ステージ駆動用シャフト4aは、基板保持ステージ昇降用ボールねじ4bが固定されている土台4cに共に固定されている。したがって、基板保持ステージ昇降用ボールねじ4bに連動している基板保持ステージ昇降用ステッピングモータ4dが回転すると、基板保持ステージ昇降用ボールねじ4bが回転して土台4cが上下することによって、基板保持ステージ駆動用シャフト4aが上下する。これによって、基板保持ステージ4は、垂直方向に昇降して、基板3とターゲット5との距離を調整することができる。
基板保持ステージ4の上面に載置される基板3は、基板保持ステージ4の上方に設けられたターゲット5と対向する側を被処理面として、この被処理面にスパッタリング法によってターゲット材料が成膜される。また、ターゲット5の被スパッタリング面と基板3の被処理面とは、互いに対向して配置されるとともに平行になるように配置されている。
ターゲット5は、真空チャンバ2の基板保持ステージ4の上方に設けられており、一方の面、すなわち基板3の被処理面と対向する面を被スパッタリング面としている。ターゲット5は、絶縁性の基体5aにバッキングプレート5bを介して複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材をそれぞれ独立して複数個貼り付けることによって構成されている。ターゲット部材はそれぞれが独立して基体5aに設けられているので、消耗の激しいターゲット部材のみを交換することができる。なお、基体5aは、例えば、エポキシ樹脂等からなる。
絶縁性の基体5aは、四角形状を有しており、複数の凹部が二次元的に設けられている。この絶縁性の基体5aの凹部は、バッキングプレート5bを介してターゲット部材を配設させるために設けられている。なお、基体5aの形状はこれに限らない。そして、ターゲット5は、図3(b)に示すように、第1のターゲット部材5cまたは第2のターゲット部材5dが絶縁性の基体5aの凹部にバッキングプレート5bを介して配置されている。そして、第1のターゲット部材5cとバッキングプレート5bとが対となって、また、第2のターゲット部材5dとバッキングプレート5bとが対となってそれぞれ基体5aの凹部に設けられている。
すなわち、第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dとは基体5aの凹部の側壁で隔離されて、第1のターゲット部材5cとバッキングプレート5bとが絶縁性の基体5aの凹部に配置され、そして、第2のターゲット部材5dとバッキングプレート5bとが絶縁性の基体5aの凹部に配置されている。なお、バッキングプレート5bは、例えば、銅、アルミニウム等の導電性の材料からなる。また、ターゲット部材は、それぞれのバッキングプレート5bにろう付けされている。
基板3に成膜されるターゲット材料としては、例えば、アルミニウム、チタン等である
。ターゲット部材は、図2に示すように、四角形状で形成されているが、形状はこれに限定されない。ターゲット部材の形状は、円形状、多角形状等であってもよく、ターゲット部材の形状は適宜選択される。なお、基体5aの凹部の形状は、ターゲット部材の形状によって適宜選択される。
。ターゲット部材は、図2に示すように、四角形状で形成されているが、形状はこれに限定されない。ターゲット部材の形状は、円形状、多角形状等であってもよく、ターゲット部材の形状は適宜選択される。なお、基体5aの凹部の形状は、ターゲット部材の形状によって適宜選択される。
そして、ターゲット5は、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dを有しており、図2に示すように、これらの異なるターゲット部材が基体5aに二次元的に配設されている。
また、第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット部材5dは、図3(a)に示すように、それぞれ独立に電圧が印加されるように電源が接続されている。これにより、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cをスパッタリングする際には、第1のターゲット部材5cのみに電圧を印加し、第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dをスパッタリングする際には、第2のターゲット部材5dのみに電圧を印加することになる。
第1のターゲット部材5cに電圧を印加する第1の電源線5fが図3(a)に実線で示され、第2のターゲット部材5dに電圧を印加する第2の電源線5gが図3(a)に点線で示されている。このように第1の電源線5fおよび第2の電源線5gをターゲット5に配置することによって、それぞれのターゲット部材に独立して電圧を印加することができる。
基体5aに設けられた第1の電源線5fは、第1のターゲット部材5cとバッキングプレート5bとが基体5の凹部に配置される際に共締めされて電気的に接続される。また、基体5に設けられた第2の電源線5gは、第2のターゲット部材5dとバッキングプレート5bとが基体5の凹部に配置される際に共締めされて電気的に接続される。
また、ターゲット5には、スパッタリングの際にターゲット部材の温度上昇でろう付けされたターゲット部材がバッキングプレート5bから剥がれるのを抑制するために、図4に示すように、それぞれのターゲット部材に対してターゲット部材を冷却する冷却手段5hが設けられている。
冷却手段5hは、例えば、冷却水の循環方式であり、図4(b)に示すように、バッキングプレート5bと基体5aとの間に空洞を形成して冷却水を循環させるものである。なお、図4(a)には、点線で基体5aとバッキングプレート5bとの間に形成された空洞を示しており、冷却手段5hが各ターゲット部材間を連結している状態を示している。また、図4(b)は、第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dとを並べた場合の冷却水の循環方式の構造を示しているが、冷却水の循環方式はバッキングプレート5bの内部に空洞を形成して冷却水を循環させるものでもよい。
また、ターゲット5は、図2に示すように、基体5aで第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット部材5dが、X方向に第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dとが交互になるように隣接して配設され、かつ、Y方向に第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dとが交互になるように隣接して配設されている。
ターゲット5は、X方向およびY方向に第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット部材5dがそれぞれ複数個配設されているが、図7に示すように、ターゲット5Aは、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dをそれぞれ1つずつ有してバッキングプレート5bを介して基体5aに配設したものであってもよい。
また、ターゲット5は、図2では、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dを有しており、第1のターゲット材料と第2のターゲット材料とはそれぞれ異なったターゲット材料であるが、これに限らず、3つ以上の複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材を配設したものであってもよい。
例えば、ターゲット5は、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dを有しているが、図8に示すように、ターゲット5Bは、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dに加えて、第3のターゲット材料からなる第3のターゲット部材5eを有するものであってもよい。第1のターゲット材料と第2のターゲット材料と第3のターゲット材料とはそれぞれ異なったターゲット材料である。
そして、ターゲット5Bは、図8に示すように、基体5aでは第1のターゲット部材5c、第2のターゲット部材5dおよび第3のターゲット部材5eが、X方向では第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dと第3のターゲット部材5eとがこの順序で交互になるように隣接して配設され、かつ、Y方向では第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dと第3のターゲット部材5eとがこの順序で交互になるように隣接して配設されている。
すなわち、X方向の互いに隣接する行においては、第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dと第3のターゲット部材5eとが1つのターゲット部材分だけX方向にずれて、そして、Y方向の互いに隣接する列においては、第1のターゲット部材5cと第2のターゲット部材5dと第3のターゲット部材5eとが1つのターゲット部材分だけY方向にずれて配設されている。
また、ターゲット材料の種類は、スパッタリング法によって基板3に成膜される材料の種類によって適宜選択される。また、バッキングプレート5bを介して基体5aに二次元的に配設されるターゲット部材のそれぞれの個数は、成膜される基板3の大きさ等によって適宜選択される。
成膜制御プレート6は、基板保持ステージ4とターゲット5との間に設けられており、ターゲット材料を基板3に成膜する際にターゲット粒子が通過するための複数の開口部6bが設けられている。すなわち、成膜制御プレート6の開口部6bは、スパッタリング法によってターゲット材料を基板3に成膜する際に、複数の異なるターゲット材料のうち、所望のターゲット材料のターゲット粒子のみを通過させるものである。
すなわち、成膜制御プレート6は、図2に示すようなターゲット5の場合には、基板3に第1のターゲット材料を成膜する際には第1のターゲット材料のターゲット粒子のみを開口部6bから通過させるものである。また、基板3に第2のターゲット材料を成膜する際には第2のターゲット材料のターゲット粒子のみを開口部6bから通過させるものである。
また、成膜制御プレート6は、開口部6bが1つのターゲット材料のターゲット粒子のみを通過させるので、所望のターゲット材料を基板3に成膜するために、図5に示すように、平面視して所望のターゲット材料のターゲット部材と開口部6bとが重なるように成膜制御プレート6を水平方向に移動させるための移動手段6aを有している。
成膜制御プレート6は、第1のターゲット部材5cの第1のターゲット材料を基板3に成膜する際には、平面透視して第1のターゲット部材5cと開口部6bとが重なるように移動手段6aによって移動してターゲット5の下方に配置される。
また、成膜対象を第1のターゲット材料から第2のターゲット材料に変えて、第2のターゲット部材5dの第2のターゲット材料を基板3に成膜する際には、平面透視して第2のターゲット部材5dと開口部6bとが重なるように移動手段6aによって移動してターゲット5の下方に配置される。また、第3のターゲット部材5eの第3のターゲット材料を基板3に成膜する際にも同様である。
成膜制御プレート6は、図3に示すように、複数の開口部6bが設けられた本体部6cと移動手段6aとからなり、例えば、移動手段6aが設けられた箱状の部材に開口部6bが設けられた本体部6cが設置されている。移動手段6aとしては、例えば、エアアクチュエーターである。そして、このエアアクチュエーターに対してエアーを入れたり抜いたりして複数の開口部6bが設けられた本体部6cの水平方向の移動を制御している。
したがって、成膜制御プレート6の複数の開口部6bが設けられた本体部6cが水平方向に移動することによって、成膜制御プレート6は、第1のターゲット部材5cまたは第2のターゲット部材5dと開口部6bとが重なるように配置される。
成膜制御プレート6に設けられた開口部6bの大きさは、開口部6bを通過した第1のターゲット粒子が第2のターゲット部材5dに、また、第2のターゲット粒子が第1のターゲット部材5cに付着しないように、第1のターゲット部材5dと第2のターゲット部材5dの大きさよりも大きく、または、同じ大きさに設定されている。
スパッタリング装置1でのスパッタリング法による基板3への成膜について説明する。
真空チャンバ2に設けられた排気ポート7を通して内部を排気して、真空チャンバ2の内部を真空にする。なお、真空チャンバ2が真空にされる前に、基板3は基板保持ステージ4に載置されて、基板3とターゲット5との距離は調整されている。
そして、一定流量のアルゴンガス等のスパッタリングガスを真空チャンバ2に設けられたガス導入ポート8から真空チャンバ2の内部に導入する。
次に、基板保持ステージ4を陽極、ターゲット5を陰極として、基板保持ステージ4と第1のターゲット部材5cとの電極間に電圧を印加することによって、真空チャンバ2の内部にプラズマを発生させる。このプラズマから引き出されたアルゴンイオン等が第1のターゲット部材5cの被スパッタリング面に衝突して、第1のターゲット部材5cからターゲット粒子がはじき出される。
そして、第1のターゲット部材5cからはじき出されたターゲット粒子が陽極側に配置された基板3の被処理面に付着して、第1のターゲット材料からなる薄膜を形成する。
同様にして、第2のターゲット材料を成膜する際には、基板保持ステージ4を陽極、ターゲット5を陰極として、基板保持ステージ4と第2のターゲット部材5dとの電極間に電圧を印加することによって、真空チャンバ2の内部にプラズマを発生させる。このプラズマから引き出されたアルゴンイオン等が第2のターゲット部材5dの被スパッタリング面に衝突して、第2のターゲット部材5dからターゲット粒子がはじき出される。
そして、第2のターゲット部材5dからはじき出されたターゲット粒子が陽極側に配置
された基板3の被処理面に付着して、第2のターゲット材料からなる薄膜を形成する。
された基板3の被処理面に付着して、第2のターゲット材料からなる薄膜を形成する。
ここで、成膜制御プレート6を用いたスパッタリング法による成膜について、図6を参照して説明する。
この開口部6bが設けられた成膜制御プレート6を使用することによって、1つの真空チャンバで複数の異なるターゲット材料を基板3に連続して成膜することができる。
まず、図6(a)は、第1のターゲット部材5cの第1のターゲット材料を基板3に成膜する際のターゲット5と成膜制御プレート6とを横に並べて両者の位置関係を示したものである。第1のターゲット部材5cをスパッタリングして第1のターゲット材料を基板3に成膜する場合は、ターゲット5と成膜制御プレート6とを重ね合わせて、両者を平面透視すると、成膜制御プレート6の開口部6bは第1のターゲット部材5cに対応するように配置されることになる。
すなわち、第1のターゲット部材5cをスパッタリングして基板3に成膜する場合には、平面透視して第1のターゲット部材5cと開口部6bとが重なるように配置されることになる。なお、第1のターゲット部材5cをスパッタリングして基板3に成膜する際には、第1のターゲット部材5cのみに電圧が印加される。
この場合には、第2のターゲット部材5dは成膜制御プレート6の開口部6bが設けられていない部分で遮蔽されているので、開口部6bを通過した第1のターゲット部材5dからのターゲット粒子が回り込みによって第2のターゲット部材5dに付着することを抑制することができる。
また、図6(b)は、基板3に対する成膜対象が第1のターゲット材料から第2のターゲット材料に変わる場合であって、第2のターゲット部材5dの第2のターゲット材料を基板3に成膜する際のターゲット5と成膜制御プレート6とを横に並べて両者の位置関係を示したものである。第2のターゲット部材5dをスパッタリングして第2のターゲット材料を基板3に成膜する場合は、ターゲット5と成膜制御プレート6とを重ね合わせて、両者を平面透視すると、成膜制御プレート6の開口部6bは第2のターゲット部材5dに対応するように配置されることになる。なお、第2のターゲット部材5dをスパッタリングして基板3に成膜する際には、第2のターゲット部材5dのみに電圧が印加される。
この場合には、第1のターゲット部材5cは成膜制御プレート6の開口部6bが設けられていない部分で遮蔽されているので、開口部6bを通過した第2のターゲット部材5dからのターゲット粒子が回り込みによって第1のターゲット部材5cに付着することを抑制することができる。
上述したように基板3に対する成膜対象が第1のターゲット材料から第2のターゲット材料に変わる場合には、成膜制御プレート6は、移動手段6aによって第2のターゲット部材5dと開口部6bとが重なるようにY方向に移動する。
また、再度、基板3に対する成膜対象が第2のターゲット材料から第1のターゲット材料に変わる場合には、同様にして、移動手段6aで成膜制御プレート6が移動することによって、成膜制御プレート6の開口部6bは第1のターゲット部材5cに対応するように配置されることになる。
また、上述したように、基板3に対する成膜対象が第1のターゲット材料から第2のターゲット材料に変わる場合に、成膜制御プレート6は、開口部6bが第1のターゲット部材5cから第2のターゲット部材5dに重なるようにY方向に移動しているが、これに限らない。
例えば、基板3に対する成膜対象が第1のターゲット材料から第2のターゲット材料に変わる場合には、成膜制御プレート6がX方向に移動して、開口部6bが第1のターゲット部材5cから第2のターゲット部材5dに重なるような成膜制御プレート6であってもよい。すなわち、成膜制御プレート6は、ターゲット5に対して、X方向に移動して開口部6bとターゲット部材とが重なるような本体部6cであっても、また、Y方向に移動して開口部6bとターゲット部材とが重なるような本体部6cであってもよい。
ターゲット5Aは、図7(a)に示すように、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5cおよび第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dをそれぞれ1つずつ有している。このターゲット5Aについて用いる成膜制御プレート6Aは、図7(b)に示すように、対角に開口部6bが設けられている。
また、ターゲット5Bは、図8に示すように、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材5c、第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材5dおよび第3のターゲット材料からなる第3のターゲット部材5eの3つの異なるターゲット部材を有している。このターゲット5Bについて用いる成膜制御プレート6Bは、図8(b)に示すように、X方向およびY方向において、開口部6bが2つのターゲット部材分の間隔を置いてX方向およびY方向に設けられている。
スパッタリング装置1では、成膜制御プレート6を使用してスパッタリング法で基板3にターゲット材料を成膜する際に、所望のターゲット材料が、例えば、第1のターゲットの場合には、第1のターゲット材料が開口部6bを通過して基板3に成膜され、第1のターゲット部材5cからのターゲット粒子の回り込みが、開口部6bが設けられていない成膜制御プレート6の本体部6cによって遮蔽されるため、ターゲット粒子が第2のターゲット部材5dに付着することを抑制することができる。
また、所望のターゲット材料が、例えば、第2のターゲット材料の場合には、第2のターゲット材料が開口部6bを通過して基板3に成膜され、第2のターゲット部材5dからのターゲット粒子の回り込みが、開口部6bが設けられていない成膜制御プレート6の本体部6cによって遮蔽されるため、ターゲット粒子が第1のターゲット部材5cに付着することを抑制することができる。
したがって、スパッタリング装置1では、成膜制御プレート6によって、成膜するターゲット材料毎にターゲット5を交換することなく、1つの真空チャンバ2で複数の異なるターゲット材料を基板3に成膜することができる。
また、ターゲット部材から飛び出したターゲット粒子によって基板3に成膜される膜厚はそれぞれのターゲット部材および開口部6bに対応して上に凸の分布を有しており、複数の開口部6bに従って配置された複数のターゲット部材で1枚の基板3に成膜することによって、膜厚の分布における凸のすその部分が重なって成膜されるので基板3に対する膜厚均一性を向上させることができる。
また、スパッタリング装置1では、1つの真空チャンバ2で複数の異なるターゲット材料を連続して成膜することができるので、1つの真空チャンバで1つのターゲット材料を成膜することを繰り返す場合と比較すると、ターゲット交換または装置のメンテナンス等の時間が短縮され、スパッタリング法による成膜プロセスを効率化することができる。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。以下、実施の形態の変形例について説明する。なお、上述の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
<実施の形態の変形例>
以下、実施の形態に係る変形例について、図9乃至図11を参照しながら説明する。なお、図9は、本発明の実施の形態に係る変形例のスパッタリング装置1Aを側面から見た図である。また、図10(a)は、磁場形成手段9の平面図であり、図10(b)は、磁場形成手段を側面から見た図である。
以下、実施の形態に係る変形例について、図9乃至図11を参照しながら説明する。なお、図9は、本発明の実施の形態に係る変形例のスパッタリング装置1Aを側面から見た図である。また、図10(a)は、磁場形成手段9の平面図であり、図10(b)は、磁場形成手段を側面から見た図である。
変形例におけるスパッタリング装置1Aは、図9に示すように、ターゲット5の他方の面側に、被スパッタリング面に磁場を形成するための磁場形成手段9が配置されている構成である。すなわち、スパッタリング装置1Aは、実施の形態に係るスパッタリング装置1に対して、磁場形成手段9を付加したものである。
スパッタリング装置1Aは、磁場形成手段9として、ターゲット部材の列に対応するように複数(ここでは5つ)のマグネットプレート9aがターゲット5の被スパッタリング面とは反対側に基体5aを介して配置されている。また、ターゲット5は、基体5aにバッキングプレート5bを介して複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材をそれぞれ独立して複数個貼り付けられているため、1つのターゲット部材の大きさが小さく、マグネットプレート9aとターゲット5との距離の調整も容易となり、膜厚均一性が向上する。
この5つのマグネットプレート9aの構成は、図2に示すターゲット5に対応するものであり、ターゲット5のY方向の1列のターゲット部材とY方向に配置されている1つのマグネットプレートとが、1対1に対応している。すなわち、マグネットプレート9aの個数は、ターゲット5のターゲット部材の配置によって適宜選択される。
磁場形成手段9は、図10に示すように、5つのマグネットプレート9aがマグネットプレート固定用プレート9bに固定されており、さらに、このマグネットプレート固定用プレート9bがボールねじサポートユニット9dによって固定されている。そして、このボールねじサポートユニット9dがマグネット駆動用ボールねじ9eに結合されており、このマグネット駆動用ボールねじ9eがマグネット駆動用ステッピングモータ9fと連動している。なお、マグネット駆動用ボールねじ9eは、一端部が固定枠9bに設けられた固定ブロックに、また、他端部が固定枠9cに設けられたマグネット駆動用ステッピングモータ9fに組み込まれている。
それぞれのマグネットプレート9aは、ボールねじサポートユニット9dを介してマグネット固定用プレート9bに固定されているので、マグネット駆動用ボール9eとマグネット駆動用ステッピングモータ9fとの駆動によって左右に移動させることができる。このようにマグネットプレート9aを移動させることによって、ターゲット部材の全面にエロージョンを得ることができる。
また、ターゲット5とマグネットプレート9aとの距離は、マグネット昇降用ステッピングモータ9gの駆動によって調整することができる。
スパッタリング装置1Aは、磁場形成手段9によって、ターゲット5の非スパッタリング面の全面に漏れ磁場を形成することができる。これによって、スパッタリングの効率が高まり、ターゲット材料の基板3に対する成膜速度を向上させることができる。
また、1つのマグネットプレート9aには、図11に示すように、3つの磁石が配置されており、複数の磁極を有している。図11(a)に示されているマグネットプレート9aは、奇数列に配置されるマグネットプレート9aの3つの磁石の配列であり、左からN極、S極、N極で構成されている。また、図11(b)に示されているマグネットプレート9aは、偶数列に配置されるマグネットプレート9aの3つの磁石の配列であり、左からS極、N極、S極で構成されている。したがって、奇数列および偶数列のマグネットプレート9aを交互に配置することによって、磁石はN極とS極とが交互に並ぶように配置されることになる。
また、図11(a)に示されているマグネットプレート9aは、左からS極、N極、S極で構成されていてもよく、また、図11(b)に示されているマグネットプレート9aは、左からN極、S極、N極で構成されていてもよい。すなわち、マグネットプレート9aを並べた際に、S極とN極とが交互に並ぶように配置されればよい。このような配置にすることによって、スパッタリングの効率が良くなる。
本発明は、上述した実施の形態およびその変形例に特に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更および改良が可能である。
1、1A スパッタリング装置
2 真空チャンバ
3 基板
4 基板保持ステージ
5、5A、5B ターゲット
5a 基体
5b バッキングプレート
5c 第1のターゲット部材
5d 第2のターゲット部材
5e 第3のターゲット部材
5f 第1の電源線
5g 第2の電源線
5h 冷却手段
6、6A、6B 成膜制御プレート
6a 移動手段
6b 開口部
6c 本体部
7 排気ポート
8 ガス導入ポート
9 磁気形成手段
9a マグネットプレート
2 真空チャンバ
3 基板
4 基板保持ステージ
5、5A、5B ターゲット
5a 基体
5b バッキングプレート
5c 第1のターゲット部材
5d 第2のターゲット部材
5e 第3のターゲット部材
5f 第1の電源線
5g 第2の電源線
5h 冷却手段
6、6A、6B 成膜制御プレート
6a 移動手段
6b 開口部
6c 本体部
7 排気ポート
8 ガス導入ポート
9 磁気形成手段
9a マグネットプレート
Claims (2)
- 真空チャンバ内に設けられた、スパッタリング法によって成膜される基板が載置される基板保持ステージと、該基板保持ステージの上方に設けられた、絶縁性の基体に複数の異なるターゲット材料からなるターゲット部材が二次元的に配設された、一方の面を被スパッタリング面とするターゲットと、前記基板保持ステージと前記ターゲットとの間に設けられた、水平方向に移動するための移動手段を有する、前記ターゲット材料を前記基板に成膜する際にターゲット粒子が通過するための複数の開口部が設けられた成膜制御プレートとを備えており、
前記ターゲットは、第1のターゲット材料からなる第1のターゲット部材および第2のターゲット材料からなる第2のターゲット部材を有しており、
前記成膜制御プレートは、前記第1のターゲット材料および前記第2のターゲット材料を前記基板に成膜するために、前記第1のターゲット材料を成膜する際には平面透視して前記第1のターゲット部材が前記開口部と重なるように、かつ前記第2のターゲット材料を成膜する際には平面透視して前記第2のターゲット部材が前記開口部と重なるように前記移動手段でもって水平方向に移動することを特徴とするスパッタリング装置。 - 請求項1に記載のスパッタリング装置であって、
前記ターゲットの他方の面側に、前記被スパッタリング面に磁場を形成する磁場形成手段が配置されていることを特徴とするスパッタリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012067618A JP2013199668A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | スパッタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012067618A JP2013199668A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | スパッタリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013199668A true JP2013199668A (ja) | 2013-10-03 |
Family
ID=49520128
Family Applications (1)
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JP2012067618A Pending JP2013199668A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | スパッタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013199668A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021024660A1 (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-11 | 東京エレクトロン株式会社 | 成膜装置および成膜方法 |
JP2021025125A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 成膜装置および成膜方法 |
-
2012
- 2012-03-23 JP JP2012067618A patent/JP2013199668A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021024660A1 (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-11 | 東京エレクトロン株式会社 | 成膜装置および成膜方法 |
JP2021025125A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 成膜装置および成膜方法 |
JP7374008B2 (ja) | 2019-08-08 | 2023-11-06 | 東京エレクトロン株式会社 | 成膜装置および成膜方法 |
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