JP2013198941A - 投射材の投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを固定した状態で、投射装置側をコンパクトで軽量なものとすることによって、ワークに対する表面処理を迅速かつ円滑に行える。
【解決手段】作業ブース1内にワーク2を配置し、本体ユニット10に設けたポスト11R,11Lに上下方向に複数段のインペラ装置15を設けて、本体ユニット10をワーク2と平行に走行させながら、投射材を投射するようになし、投射された投射材は作業ブース1の床面1bに形成した格子床6から投射材回収部30により回収して、投射材集積部31及び投射材引揚手段32から移載用スクリューコンベア34に送り込み、この移載用スクリューコンベア34の投射材補給部35から非接触でポスト11Rに設けた分配ホッパ24に投射材が補給され、直接及び分配用スクリューコンベア24を介して各インペラ装置15に供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面処理の対象となるワークに粒状の投射材の投射装置に関するものであり、特に自走式の投射材の投射装置に関するものである。
投射材の投射装置として、例えばショットブラスト装置は、表面処理の対象となるワークに粒状の投射材を投射しての表面処理や加工等を行うために用いられるものである。投射材の投射による表面改質や洗浄等のためにも用いられる。さらに、ワークの塗装やメッキを行う際の下地として、ワークのバリ取りのため等としても広く用いられている。投射材は、主に球形の金属材が用いられる。この投射材の形状は球形のものが一般的であるが、その他様々な形状のものが用いられることもある。なお、金属材以外にも、セラミック,ガラスやポリカーボネート等の樹脂材等が用いられる。一般的には、投射材の粒径は数cm乃至数μm程度といった小球とする。
投射材は繰り返し循環使用される。即ち、ワークに照射した投射材は回収されて、不純物等を除去することにより再生するようになし、この投射材を投射手段に再び供給する。従って、ショットブラスト装置としては、投射材の投射手段及び投射された投射材の回収手段とを備えるものとし、さらに回収した投射材から異物を除去するクリーニング手段を設けると共に、クリーニングした投射材を投射手段に供給する供給手段が設けられる。
投射材の投射方式としては、主に、機械式,空気式等があり、機械式の投射手段としては、ワークが大型のものである場合には、大量の投射材を連続的に噴射させることができるものを用いる。一般に、羽根車による遠心力を利用したインペラを有する遠心加速装置が用いられる。このように、大型のワークの全体に対してショットブラストを行うには、ショットブラスト装置またはワークのいずれか一方を可動にする必要がある。
ここで、ワークが重量物である場合には、ワークを固定しておき、ショットブラスト装置側を可動なものとする。このように、可動な構成としたショットブラスト装置は、例えば、特許文献1,特許文献2及び特許文献3に開示されている。
特許文献1にはワークの被処理面に投射材を投射すると共に投射した投射材を回収しながら被処理面を処理するショットブラスト設備が開示されている。この装置は、自走式の車両にインペラを含む投射材投射手段が設けられ、またこの投射手段から投射された投射材を集塵手段で回収して、分離手段によって投射材と粉塵とを分離し、投射材を投射手段に循環させる構成としている。そして、車両には、投射手段だけでなく、集塵手段等で構成した投射材の回収機構や、投射材と異物とを分離する分離手段等、全ての機構が装着されている。
また、特許文献2の研磨装置は、ワークに向けて投射材を投射するために、研磨材供給手段,投射材投射手段として、インペラと噴射ノズルとを備えた研磨装置本体、及び研磨材回収手段から構成され、これら研磨材供給手段,研磨装置本体及び研磨材回収手段はユニット化されている。
さらに、特許文献3においては、自走式台車に「投射材投射手段としての研掃材射出手段と、射出された研掃材を回収する回収手段及び研掃材に付着した異物を分離する分離手段と、このようにして分離した研掃材を研掃材噴射手段に供給する研掃材供給手段とを設ける構成としたものが開示されている。
実用新案登録第2546642号公報 特開2004−223669号公報 特開平5−154763号公報
ショットブラスト装置によって、大型ワークの表面処理を高精度に行うためには、大量の投射材が投射されることになる。自走式のショットブラスト装置で補給することなくワークの表面処理を行うには、大量の投射材を貯留しておく必要がある。前述した各特許文献では、ワークに向けて投射した投射材を循環使用していることから、外部から投射材を補給することなく、ショットブラスト装置を連続的に稼働させることができる。
投射材を循環使用するために、投射材の回収手段と、投射手段への供給手段とが必要となる。ここで、ワークを固定し、ショットブラスト装置を可動にした場合には、ショットブラスト装置は、走行手段に投射材の投射手段を設けるのは当然として、投射後の投射材の回収手段及び投射手段への投射材の供給手段も走行手段に装着しなければならない。このために、走行側の機構が大型化、重量化することになる。とりわけ、処理対象となるワークの高さ方向の寸法が大きい場合には、走行手段に設置される機器類が多くなり、多数の機器類を設置して重心位置が高くなると、自走時における動作に安定性が欠けることにもなる等といった問題点がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ワークを固定した状態で、投射装置側をコンパクトで軽量なものとすることによって、ワークに対する表面処理を迅速かつ円滑に行えるようにすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、ワークに対して投射材を投射することによって、このワークの表面に対して処理を行う投射材の投射装置であって、前記ワークに投射材を投射する投射手段が設置され、所定の方向に走行する走行手段と、前記投射手段から噴射された投射材を回収する投射材回収手段と、前記投射材回収手段から投射材を回収して前記投射手段に還流させる投射材供給手段とを備える構成としたことをその特徴とするものである。
投射材の投射装置としては、その代表的なものとしてショットブラスト装置やショットピーニング装置があるが、本発明の投射装置はこれらに限定されるものではなく、要は微小な粒体や粉体をワークに向けて投射し、投射後の投射材を回収することにより循環使用するものとして用いられるものである。
このように、投射材は循環使用されることから、ワークに向けて投射した投射材が周囲に逸散しないようにするために、閉鎖空間である作業ブース内に配置したワークの表面処理を行うのが望ましい。走行手段には投射手段が設置されるが、投射材回収手段は作業ブースの下部位置に設けるようにする。投射材供給手段は投射材回収手段に接続して設けられる。従って、走行手段に設置した投射手段からワークに投射材を投射するための投射材回収手段で回収するが、投射材供給手段はこの投射材回収手段で回収して投射材供給手段を介して循環するためのものである。そして、これら投射材回収手段と投射材供給手段は投射手段とは独立した構成とする。これによって、自走手段には、投射手段だけが設置され、これ以外の投射材回収手段及び投射材供給手段は作業ブースに独立した部材として、固定的に設けることができる。
投射材供給手段から投射手段に投射材を連続的または間欠的に供給することになる。このために、投射手段にはホッパを設け、また投射材供給手段にはこのホッパに投射材を供給する搬送経路として、フィーダを設けて、投射材を非接触でフィーダからホッパに投入することができる。フィーダは、走行手段の走行経路に沿って複数箇所設けることができるものであり、自走手段の走行方向に長手となったフィーダ本体を有する構成とすることができる。フィーダ本体には、所定ピッチ間隔毎に供給口を設け、投射手段のホッパが各供給口と対面する位置に移動したときに、供給口から投射材を供給するように構成すると、フィーダの構成が簡略化される。
投射手段は、空気式のもの等を用いることもできるが、投射材として金属の微小球を用いる場合には、機械式の投射手段であるインペラ装置を用いるのが望ましい。ここで、投射材の投射方向及び範囲は限定されたものとなる。処理むらの発生を防止するためには、投射手段は、複数のインペラ装置で構成するのが望ましい。複数のインペラ装置は、走行手段の走行方向に配列するのではなく、高さ方向に複数段設ける。このためには、走行手段にポストを立設して、このポストにインペラ装置を複数段設けるようにすることができる。また、ワークの左右両側の面を処理する場合、さらに上下及び上面を処理する場合には、左右のポストと、両ポスト間を架け渡す架橋部とからなる門型に形成することもできる。
ワークにおける処理面が平面状のものであれば、投射方向はこの処理面に対して直交する方向とする。処理面が上下または左右に凹凸のある構造である場合には、走行方向と直交する方向だけでなく、上下方向または左右方向に対して斜め方向から投射材を投射するように構成する。投射材の投射方向を左右に揺動させるには、ポストを往復旋回させる。また、上下方向に揺動させる場合には、インペラ装置におけるインペラの噴射口を上下方向に往復回転させるようにする。
ワークに投射材が衝突した後の投射材は床面に落下することになる。この投射材を効率的に回収するために、作業ブースに金網,格子やパンチ孔を有する床板を設けるようになし、この床板の下部位置に回収部を設ける。回収部は、投射材を集積するために、コンベアや強制搬送手段等から構成し、投射材供給手段への接続部に向けて搬送する。そして、この搬送手段により回収した投射材を搬送する間に、加振する等によって塵埃等の異物を除去するのが望ましい。
投射手段と共に投射材回収手段及び投射材供給手段を設けた投射装置において、投射手段を投射材回収手段及び投射材供給手段から独立させて走行手段に装着することによって、走行する投射装置側をコンパクトで軽量なものとすることができ、ワークに対する表面処理を迅速かつ円滑に行えることになる。
本発明の実施の一形態を示す投射装置の一例としてのショットブラスト装置を配置した作業ブースの平面図である。 処理対象としてのワークの側面図である。 ショットブラスト装置の本体ユニットを走行方向から見た正面図である。 インペラ装置の縦断面図である。 図4のインペラ装置の横断面図である。 本体ユニットへの投射材の補給機構の構造を示す説明図である。 インペラ装置による投射材の投射方法を示す作用説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態では、投射材の投射装置として、図1に、ショットブラスト装置の全体構成が示されている。ただし、本発明の投射装置はこれに限定されるものではない。
図中において、1は建屋からなる作業ブースであり、ショットブラスト装置はこの作業ブース1内に設けられている。作業ブース1は、四周の壁面とルーフとで仕切られた空間を構成している。一側の壁面は開閉可能な扉1aとなっている。従って、この開閉扉1aを開放することによって、ショットブラスト処理が行われるワーク2を作業ブース1内に搬入し、ショットブラストによる表面処理が終了したワーク2を作業ブース1から搬出される。そして、ショットブラストによる処理作業が行われている間は、作業ブース1内の投射材が周囲に逸散しないように保持される構成となっている。
ショットブラスト処理が行われるワーク2としては、大型機械の構成部品であって、例えば図2に、特に長さ方向及び高さ方向の寸法が大きく、重量物である部材、例えば大型建設機械のブームをワーク2として示す。このワーク2に対するショットブラスト処理を行うに当っては、ワーク2を台車3に設置し、搬入・搬出用レール4に沿って作業ブース1に搬入されることになり、所定の位置に固定的に保持される。一方、ショットブラスト装置の本体ユニット10はワーク2の処理面と平行に移動させるようになし、その間にワーク2の左右両面に向けて投射材を高速で投射することになる。
ワーク2を載置した台車3の搬入・搬出用レール4は、作業ブース1内では床面1aに固定して設けられて、ワーク2及び台車3の荷重が受承されることになる。ここで、作業ブース1の床面1aは、搬入・搬出用レール4が設置されている荷重受承部5と、この荷重受承面5の両側に形成した格子床6とから構成される。つまり、床面1aは、強度部材としての荷重受承面5と格子床6とから構成され、格子床6は、その上を作業者等が歩行可能であり、しかもワーク2に投射した投射材を落下させて回収できるように構成している。
ショットブラスト装置の本体ユニット10は、図3にも示したように、左右のポスト11L,11Rと、両ポスト11L,11R間に架設した架橋部12とからなる概略門型の構造を有し、左右のポスト11L,11Rの下端部はそれぞれ自走用の走行手段13,13に連結されている。これら自走手段12は床面1aに設けた走行レール14に沿ってワーク2の側面と平行に移動することになり、この間にワーク2の両側の側面を含む表面に対してショットブラスト処理が行われる。これによって、作業ブース1としては、ワーク2の寸法より僅かに大きいスペースを保持しておけば良く、作業ブース1をコンパクトな構成とすることができる。
左右のポスト11L,11Rには、上下方向において、複数段でインペラ装置15が装着されている。インペラ装置15は投射材の投射手段を構成するものであって、図4及び図5に示したように、ケーシング16内にモータ17によって回転駆動されるディスク18が設けられており、このディスク18には、複数枚のブレード19が放射状に装着されている。投射材として、微小鋼球からなる投射材はシュート20から供給されるものであり、このシュート20には、コントロールケージ21が連結して設けられており、このコントロールケージ20はディスク18の表面と対面する位置で、ブレード19の内径側の位置に配置されている。
ここで、コントロールケージ21の外周面には噴射孔22が開口しており、投射材はシュート21からコントロールケージ21内に供給され、このコントロールケージ21内に導入された投射材は、噴射孔22からコントロールケージ21の外部に流出することになる。この間に、モータ17によってディスク18を高速で回転駆動することによって、投射材はブレード19と衝突して遠心力の作用でケーシング16の投射口16aから外方に向けて投射されることになる。
投射材のワーク2への投射は、左右のポスト11L,11Rからワーク2の両側面に向けて行われる。これによって、少なくともワーク2の両側の側面部に対してショットブラスト処理が行われる。投射材は左右のうちの一方のポスト11Rの上端部に設けられた分配ホッパ23に供給される。一方側から他方側に投射材を分配するために、架橋部12に沿って分配用スクリューコンベア24が設けられており、これによって両ポスト11L,11Rに設けた全てのインペラ装置15のシュート20に投射材を供給できるようになる。
ポスト11L,11Rには、相対向するように取付ケーシング25が設けられており、上下方向に複数段設けたインペラ装置15は、これら取付ケーシング25内に設けられている。そして、取付ケーシング25は噴射用開口26を有するものであり、これら各噴射用開口26からワーク2に向けてショット材が投射されることになる。
ショット材は循環使用される。床面1bに格子床6を敷設したのはこのためであり、ワーク2に投射された投射材は床面1b上に落下する。そして、床面1bを構成する格子床6から下部位置に落下することになる。また、この格子床6には搬送コンベアを含むショット材回収部30が設けられている。なお、この投射材回収部30には、投射材を異物や塵埃等から篩い分けするためのフィルタ等の手段を設けるのが望ましい。
投射材回収部30に回収され、異物や塵埃等を除去した投射材は投射材集積部31を介してバケットエレベータを含む投射材引揚手段32により所定の高さ位置まで運び上げられるようになっている。移載用スクリューコンベア34に接続されている。移載用スクリューコンベア34は、高所において、本体ユニット10の走行方向に向けて延在されており、その一端部が投射材集積部31に接続されて、投射材が移載用スクリューコンベア34に送り込まれることになっている。従って、投射材回収部30及び投射材集積部31は投射材回収手段を構成するものであり、投射材引揚手段32及び移載用スクリューコンベア34から投射材供給手段が構成される。なお、搬送コンベアや投射材引揚手段32におけるバケットエレベータは、周知の構成のものを用いることができるので、図示及び詳細な説明は省略する。
ここで、移載用ホッパ33は一方のポスト11Lにおいて、移載用スクリューコンベア34の下方位置に設けられており、他方のポスト11Rに対して、投射材は分配ホッパ23に供給されることになる。分配ホッパ23は本体ユニット10を構成するポスト11L,11R間の架橋部12に装着されており、これによって両側のポスト11L,11Rに装着されている各インペラ装置15に供給されることになる。
ショットブラスト装置を構成する本体ユニット10は走行レール14に沿って移動するものであり、移載用ホッパ33はポスト11Rに固定的に設けられている。そこで、本体ユニット10が移動中であって、投射材の投射が継続している間にも、任意の位置で非接触状態により投射材の補給を行える構成としている。これによって、走行開始前に本体ユニット10側に少量の投射材を貯留しておけば、投射材が枯渇することなく、連続的に投射できるようになる。
本体ユニット1の移動中において、非接触で連続的に投射材を移載用ホッパ33にために、移載用スクリューコンベア34には、作業ブース1における本体ユニット10の移動方向の全長に及ぶ長さを持たせている。そして、図6に示したように、移載用スクリューコンベア34には所定のピッチ間隔をもって投射材補給部35が垂設されている。投射材補給部35にはゲート35aが設けられており、各々のゲート35aが開くと、移載用スクリューコンベア34から供給口35bを経て投射材が落下されて、分配ホッパ23に供給されることになる。
投射材補給部35の配置間隔は、本体ユニット10の分配ホッパ23における走行方向の長さとほぼ一致させるのが好ましい。そして、分配ホッパ23の移動に応じて投射材補給部35のゲート35aを順次開閉することによって、ほぼ連続的に投射材を分配ホッパ23に供給できる。本体ユニット10の走行中において、分配ホッパ23が各投射材補給部35と対面する間に、投射材の投射量と同等の投射材を補給するように制御すれば、各ポストには予め僅かな量の投射材を貯留しておくだけで、枯渇することなく投射材補給部35から分配ホッパ23に供給することができ、しかも分配ホッパ23から溢出することもない。なお、ショットブラスト処理時の投射材の使用量を見越して、消費量より補給量の方を多くしておき、移載用スクリューコンベア34に使用量以上の投射材を流通させることが望ましい。この場合、余剰量の投射材は移載用スクリューコンベア34の他端からオーバーフローすることになる。そして、余剰分の投射材は投射材回収部30に回収される。
以上のように構成されるショットブラスト装置は、台車3上にワーク2を設置して作業ブース1内に搬入し、所定の位置に位置決め・固定される。そして、ショットブラスト装置を構成する本体ユニット10を走行レール14に沿って移動させ、その間にワーク2の表面に投射材を高速で投射することによってワーク2の表面処理が行われる。ワーク2は大型のものであり、ワーク2の全体をむらなく高精度にショットブラスト処理するために、走行手段13に設置した左右のポスト11L,11Rに多段に設けたインペラ装置15から投射材をワーク2の左右両側面に向けて投射する。そして、投射材の投射は走行手段13を走行させる間に行われる。ここで、走行手段13によるポスト11L,11Rの走行速度はワーク2の表面処理の精度の観点からは遅い速度とする方が望ましく、処理効率の点からは走行速度はあまり遅くするのは望ましくはない。従って、処理精度と処理効率との関係から走行手段13による走行速度を設定することになる。
ここで、自走式のショットブラスト装置において、移動体は、実質的に投射材の投射手段のみであり、投射したショット材を回収する手段及び回収した投射材を投射手段に向けて供給する手段は作業ブース1に固定的に設けられている。また、左右のポスト11R,11Lの内部に貯留されている投射材は最小限の量とする。これによって、本体ユニット10が軽量化することになり、軽い負荷で円滑に走行できる。この間に投射材の投射を行うことによって、ワーク2の高さ方向及び長さ方向の全長にわたってショットブラスト処理が行われる。
ここで、コントロールケージ21の噴射孔22の開口面積を大きくし、かつディスク18を高速で回転させることによって、投射材の投射密度を高くすることができ、高速化することができるようになる。
ところで、インペラ装置15から投射される投射材は指向性があり、投射範囲は、コントロールケージ21に設けた投射孔22の位置に依存する。少ない数のインペラ装置15により高精度な表面処理を、迅速に、しかも大型ワーク2の全面にわたってむらなく円滑に行うために、投射範囲を上下及び左右に揺動させるようにする。
今、投射孔22を図7(a)で示した位置に配置しておくと、この投射孔22から流出した投射材はブレード19により加速されて、A方向に向けて所定角度範囲で投射される。一方、投射孔22を図7(b)で示した位置に移動させると、投射方向はB方向に向けられる。従って、コントロールケージ21を所定角度にわたって往復回動させることによって、投射材の投射範囲を上下に揺動させることができ、インペラ装置15の装着数を少なくしても、広い範囲でショットブラスト処理を行うことができるようになる。
また、投射範囲を左右に揺動させるように構成する。このために、ポスト11L,11Rは走行手段13に直結させるのではなく、ポスト11L,11Rには回転軸36を設けて、走行手段13に水平方向に回転可能に連結する。そして、走行手段13には回転軸36を所定角度往復回動させるようにしている。
以上によりワーク2の表面には様々な角度で投射材を投射することができる。その結果、ワーク2の表面が均一ではなく、凹凸がある場合でも確実にショット材の投射がなされ、また水平面等にも投射材が円滑に回り込むことになり、広範囲な処理が行われる。
投射材は微小球形のものであり、ワーク2に向けて投射した後には、床面1bに落下することになる。床面1bには格子床6が設けられているので、この格子床6から搬送コンベアを含む投射材回収部30に落下することになり、投射材集積部31に向けて搬送され、もって投射材はその大半が循環使用される。ただし、前述したように投射材は様々な方向から投射されることから、例えばワーク2に水平面等がある場合には、このワーク2から落下せずに滞留してしまうことがある。本体ユニット10の架橋部12には、左右両側の位置にエアブロア37が設けられており、これらエアブロア37のエア吹き出し口は斜め下方に向いているので、投射材は確実に格子床6の位置にまで移動して、ショット回収部30において回収されることになる。なお、作業ブース1の内部には搬入・搬出用レール4や走行レール14が設けられているので、これらのレール4,14に付着した投射材もエアを吹き付けることにより排除される。
なお、ワーク2は、その先端が、作業ブース1において、移載用スクリューコンベア32の最先端側の投射材補給部35と対面する位置に配置する。これによって、ワーク2が作業ブース1のほぼ全長に及ぶ長さ寸法のものから、それより短い寸法のものまで表面処理を行うことができる。長さ寸法の短いワーク2をショットブラスト処理する際には、走行手段を構成する本体ユニット10は、そのポスト10R,10Lが、投射手段を構成するインペラ装置15がワーク2の端部に投射材を投射することができる途中位置まで移動させる。従って、このときに移載用スクリューコンベア32は、分配用ホッパ23が対面ずる投射材補給部35の位置までは投射材の補給を行うが、それより先の投射材補給部35のゲート35aは開かないようにする。また、ワーク2の高さ寸法が短いものに対する表面処理を行う場合には、多段に設けたインペラ装置15はワーク2と対面するものだけが作動し、それら以外のインペラ装置15は停止状態に保持する。これによりサイズの異なる多品種のワークに対するブラスト処理を行うことができる。さらに、ワーク2として、広い上面を有するものである場合には、ポスト10R,10L間の架橋部12にも1乃至複数のインペラ装置15を設けるようになし、分配用スクリューコンベア22に投射材補給部35を設けるように構成すれば良い。
1:作業ブース,1a:床面,2:ワーク,3:台車,4:搬入・搬出用レール,5:荷重受承面,6:格子床,10:本体ユニット,11R,11L:ポスト,12:架橋部,13:走行手段,14:走行レール,15:インペラ装置,18:ディスク,19:ブレード,20:フィーダ.21:コントロールケージ,22:噴射孔,23:分配ホッパ,24:分配用スクリューコンベア,30:投射材回収部,31:投射材集積部,34:移載用スクリューコンベア,35:投射材補給部,37:エアブロア

Claims (5)

  1. ワークに対して投射材を投射することによって、このワークの表面に対して処理を行う投射材の投射装置であって、
    前記ワークに投射材を投射する投射手段が設置され、所定の方向に走行する走行手段と、
    前記投射手段から噴射された投射材を回収する投射材回収手段と、
    前記投射材回収手段から投射材を回収して前記投射手段に還流させる投射材供給手段とを備える
    構成としたことを特徴とする投射材の投射装置。
  2. 前記走行手段に設けた前記投射手段は、投射材が供給されるホッパを有するものであり、前記走行手段の走行中に、前記投射材供給手段から非接触で投射材を前記ホッパに供給する構成としたことを特徴とする請求項1記載の投射材の投射装置。
  3. 前記投射材供給手段は、前記走行手段の走行方向に向けて投射材を搬送する前記ホッパは前記走行手段による走行方向に長手となった投射材の搬送路を有するものであり、この投射材の搬送路には、開閉可能な投射材供給口を設ける構成としたことを特徴とする請求項2記載の投射材の投射装置。
  4. 前記走行手段には、前記投射手段を構成するインペラ装置を高さ方向に向けて複数箇所設けたコラムから構成され、このコラムは前記ワークを挟んだ左右両側に一対設ける構成となし、前記ホッパは一方側のコラムに設けられており、これら両コラム間は投射材の搬送部材で連結する構成としたことを特徴とする請求項2記載の投射材の投射装置。
  5. 前記インペラ装置は投射材を投射する投射孔を備えており、この投射孔を上下方向に揺動可能な構成となし、また前記コラムは水平方向に所定角度往復揺動可能な構成としたことを特徴とする請求項4記載の投射材の投射装置。
JP2012066848A 2012-03-23 2012-03-23 投射材の投射装置 Active JP5732000B2 (ja)

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