JP2013198563A - 展示装置および制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 商品への視線誘導効果や着目度向上効果を持つ展示装置の提供を課題とする。
【解決手段】 展示装置1は観察側に透明液晶パネル、背面側に調光素子31を2次元のマトリクス状に並べた調光パネル12を備え、調光パネル12の任意の領域をセル単位で透過あるいは不透過とすることにより、展示物2と透明液晶パネルの像情報を同時に観察する際に多彩な見せ方、すなわち演出効果(展示物情報の付加、視線集中など)を高めることが可能となる。
【選択図】 図3
【解決手段】 展示装置1は観察側に透明液晶パネル、背面側に調光素子31を2次元のマトリクス状に並べた調光パネル12を備え、調光パネル12の任意の領域をセル単位で透過あるいは不透過とすることにより、展示物2と透明液晶パネルの像情報を同時に観察する際に多彩な見せ方、すなわち演出効果(展示物情報の付加、視線集中など)を高めることが可能となる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、商品などの物品を展示する際に用いる展示装置に関する。
商品を展示するにあたっては、目を引く、あるいは商品をより魅力的に見せるため、様々な工夫がなされている。照明の工夫やデコレーションを施すなどは常套手段であり、照明の点滅や回転台の利用なども着目度を上げる工夫である。
また、単に商品を見せるだけでなく、そこに添えるキャッチフレーズや要を得た説明書なども重要な要素である。また最近は、上記のように商品の周辺を飾るだけでなく、情報表示技術を用いてさらに着目度を上げようとする試みがある。
また、単に商品を見せるだけでなく、そこに添えるキャッチフレーズや要を得た説明書なども重要な要素である。また最近は、上記のように商品の周辺を飾るだけでなく、情報表示技術を用いてさらに着目度を上げようとする試みがある。
特許文献1は展示ケースの発明であり、側面に透視可能な透光パネルが設けられた展示ケースの前記透光パネルを液晶ディスプレイで構成することにより、展示された物品とともに視線を外すことなく物品の情報を得ることを可能としている。
また、特許文献2のディスプレイ装置は、さらに調光パネルを備え、表示体(物品)と像情報を同時に表わす、また、物品のみあるいは像情報のみを表わす、など3つのモードを切り換えることで見せ方に変化を持たせ、商品の広告効果や遊技機の興趣の向上を図ろうとしている。
また、特許文献2のディスプレイ装置は、さらに調光パネルを備え、表示体(物品)と像情報を同時に表わす、また、物品のみあるいは像情報のみを表わす、など3つのモードを切り換えることで見せ方に変化を持たせ、商品の広告効果や遊技機の興趣の向上を図ろうとしている。
しかしながら、特許文献1の展示ケースは、展示された物品と情報を重ねて観察するに止まり、また、特許文献2のディスプレイ装置は、3つのモードにより、表現に変化をもたらすが、情報とともに商品を見せたり隠したりの域を出ず、着目度を上げるという意味では効果が弱い。
そこで、本発明は、例えば上記3つのモードによる表現効果に止まることなく、さらに動的効果を加えるなどにより、商品への視線誘導効果や着目度向上効果を持つ展示装置の提供を課題とする。
本願第1の発明は、展示物を収納し、該展示物を観察するための窓部を備える展示装置であって、
前記窓部の観察側には、像情報を表示し、背面側を透視可能な透明液晶パネルが設けられ、前記透明液晶パネルの、観察側の反対側にあたる背面側には、透明状態と不透明状態との間を任意に調整可能な調光素子を二次元のマトリクス状に配列してなる調光パネルが設けられ、前記調光パネルの背面側に前記展示物を収納する展示物収納空間を設けたことを特徴とする。
さらに前記調光パネルを照明する光源を備え、該光源は、前記調光パネルの背面側に設けられることを特徴とする。
前記窓部の観察側には、像情報を表示し、背面側を透視可能な透明液晶パネルが設けられ、前記透明液晶パネルの、観察側の反対側にあたる背面側には、透明状態と不透明状態との間を任意に調整可能な調光素子を二次元のマトリクス状に配列してなる調光パネルが設けられ、前記調光パネルの背面側に前記展示物を収納する展示物収納空間を設けたことを特徴とする。
さらに前記調光パネルを照明する光源を備え、該光源は、前記調光パネルの背面側に設けられることを特徴とする。
本願第2の発明は、展示物を観察するための窓部を備える展示装置であって、前記窓部の観察側には、像情報を表示し、背面側を透視可能な透明液晶パネルが設けられ、
前記透明液晶パネルの、観察側の反対側にあたる背面側には、透明状態と不透明状態との間を任意に調整可能な調光素子を二次元のマトリクス状に配列してなる調光パネルが、前記透明液晶パネルと間隔を持って設けられ、前記調光パネルの背面側に前記展示物を置くスペースが設けられ、前記透明液晶パネルと前記調光パネルとの間に、前記調光パネルを照明する光源を設けたことを特徴とする。
前記透明液晶パネルの、観察側の反対側にあたる背面側には、透明状態と不透明状態との間を任意に調整可能な調光素子を二次元のマトリクス状に配列してなる調光パネルが、前記透明液晶パネルと間隔を持って設けられ、前記調光パネルの背面側に前記展示物を置くスペースが設けられ、前記透明液晶パネルと前記調光パネルとの間に、前記調光パネルを照明する光源を設けたことを特徴とする。
調光パネルのそれぞれの調光素子の透過度を自在に制御できるので、観察する視野の大小、視野の移動、展示物と像情報の同時表示、など多彩な見せ方(演出)が可能となり従来にない表現効果が得られる。
以下に本発明の展示装置について、図を用いながら詳細に説明する。
図1は、本願第1の発明の展示装置を表わす斜視図である。
展示装置1は、展示物2を収納する展示物収納空間10を持ち、展示物2を観察するための窓部3を備える。また他に、図示しないが、展示物2をライトアップするための照明装置、展示装置1を制御する制御装置などを備える。
図1は、本願第1の発明の展示装置を表わす斜視図である。
展示装置1は、展示物2を収納する展示物収納空間10を持ち、展示物2を観察するための窓部3を備える。また他に、図示しないが、展示物2をライトアップするための照明装置、展示装置1を制御する制御装置などを備える。
図2は、本願第1の発明の展示装置の構成を示す図であり、図2(a)は図1の展示装置1の正面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面を表わす断面図である。
図2(b)に示すように、展示装置1の窓部3は透明液晶パネル11と調光パネル12とで構成され、透明液晶パネル11が観察側に、調光パネル12が透明液晶パネル11の背面側に設けられている。また、調光パネル12の背面側に、光源5が調光パネル12を照射するよう、かつ展示物を観察する際の視野の妨げにならぬ位置に配置されている。
図2(b)に示すように、展示装置1の窓部3は透明液晶パネル11と調光パネル12とで構成され、透明液晶パネル11が観察側に、調光パネル12が透明液晶パネル11の背面側に設けられている。また、調光パネル12の背面側に、光源5が調光パネル12を照射するよう、かつ展示物を観察する際の視野の妨げにならぬ位置に配置されている。
透明液晶パネル11は、カラー液晶方式でも、単色液晶方式であってもよいが、いわゆるバックライトを持たない透明液晶パネルである。透明液晶パネル11は、一般のテレビやモニターに用いられるバックライトを持つ液晶ディスプレイ(通常のディスプレイと呼ぶ)と同様に像情報を映し出すが、像情報とともに同パネルの背後の情景が透けて見えるのが特徴である。
一般に液晶パネルは、液晶パネルの液晶層が透過から遮光の間を階調を持って変化することにより明暗を表現するので、透明液晶パネルの場合、映し出される画像(像情報)の明度が高いほど背後の情景が明るく観察されることになる。すなわち、透明液晶パネルの場合は、明度を最も高く表示させたときに最も透過度が高くなり、明度が下がるにつれ、透過度も低くなる。
続いて調光パネル12について説明する。
調光パネル12は、透明状態と不透明状態を電気的に切り替え可能な調光素子により構成される。調光素子は一種の液晶であり、図8に示すように、調光素子80は液晶層81を透明電極で挟んだ構成を持ち、電極間に印加される電圧により透明状態と不透明状態を切り換える。すなわち、通常は液晶層81の液晶分子は配列の方向が不規則な状態にあり、液晶層81に入射した光は散乱光となるが(不透明状態)、電極82の間に電位差が与えられると液晶分子が整列するため、入射光は散乱することなく透過する(透明状態)。ここで、透明状態とは調光素子80の背後が透けて見える状態を指し、不透明状態とは散乱により白濁して見える状態を指す。したがって、不透明状態の調光素子80に照射された光は、背面側からの照射であっても観察側からの照射であっても、散乱光として観察される。
調光パネル12は、透明状態と不透明状態を電気的に切り替え可能な調光素子により構成される。調光素子は一種の液晶であり、図8に示すように、調光素子80は液晶層81を透明電極で挟んだ構成を持ち、電極間に印加される電圧により透明状態と不透明状態を切り換える。すなわち、通常は液晶層81の液晶分子は配列の方向が不規則な状態にあり、液晶層81に入射した光は散乱光となるが(不透明状態)、電極82の間に電位差が与えられると液晶分子が整列するため、入射光は散乱することなく透過する(透明状態)。ここで、透明状態とは調光素子80の背後が透けて見える状態を指し、不透明状態とは散乱により白濁して見える状態を指す。したがって、不透明状態の調光素子80に照射された光は、背面側からの照射であっても観察側からの照射であっても、散乱光として観察される。
なお、調光素子80は、表面保護と形状安定のため、通常はさらに透明ガラス等で挟んだ形態で利用される。このような形で、例えば瞬間調光ガラスと称して製品化されており、窓の光量調整、目隠し、シャッター、スクリーンなどに用いられている。
また、調光素子80は、透明状態と不透明状態の切り替えの応答が極めて速いため、印加する電圧を高速で制御することにより、透明状態と不透明状態の中間状態(半透明状態)や、不透明状態から透明状態へ徐々に変化させるなどの操作も可能である。
この他にも透明状態と不透明状態を切り換える調光素子は種々あり、例えば、特開平6−273725号公報に組成、構成等が詳述されている。
この他にも透明状態と不透明状態を切り換える調光素子は種々あり、例えば、特開平6−273725号公報に組成、構成等が詳述されている。
本発明の展示装置の調光パネル12は、上記のような調光素子80を2次元のマトリクス状に並べた構成としている。
図3は、本発明の展示装置の調光パネルの構成を表わし、図3(a)は調光パネル12を表わす展示装置1の別の視点からの斜視図であり、図3(b)は調光パネル12の構成を表わす図である。
図3(b)に示すように、調光パネル12は調光素子31をm×nの二次元に配列して形成されており、各調光素子31はそれぞれ独立して駆動される。このように分割した構成とすることにより(分割した領域をセルと呼ぶこととする)、窓部40の任意の領域をセル単位で透過あるいは不透過とすることができる。
図3は、本発明の展示装置の調光パネルの構成を表わし、図3(a)は調光パネル12を表わす展示装置1の別の視点からの斜視図であり、図3(b)は調光パネル12の構成を表わす図である。
図3(b)に示すように、調光パネル12は調光素子31をm×nの二次元に配列して形成されており、各調光素子31はそれぞれ独立して駆動される。このように分割した構成とすることにより(分割した領域をセルと呼ぶこととする)、窓部40の任意の領域をセル単位で透過あるいは不透過とすることができる。
このようにセル単位で透過、不透過の制御が可能な調光パネル12と前記透明液晶パネル11を組み合わせることにより、本発明の展示装置1は、従来にない見せ方(演出効果)や視線誘導効果を得ることができる。
図6は、本発明の展示装置の作用を示す図であり、透明液晶パネル11と調光パネル12の駆動パターンの組合せによる表示例を図6(a)〜(d)に表わす。
図6は、本発明の展示装置の作用を示す図であり、透明液晶パネル11と調光パネル12の駆動パターンの組合せによる表示例を図6(a)〜(d)に表わす。
図6(a)は、透明液晶パネル11、調光パネル12とも全面透過の状態にある。このとき展示物2が明瞭に観察される。
図6(b)は、透明液晶パネル11の一部に像情報を映すとともに、この部分に対応する調光パネル12のセルを不透過とした状態である。このとき、展示物2は透明液晶パネル11の透明部分を通して視認され、視界の一部に像情報が映し出されるが、この部分の調光パネル12のセルが不透過状態にあるので、像情報はこの不透過部分を背景にして明瞭に観察される。
図6(c)は、透明液晶パネル11の一部に像情報を映し、調光パネル12は全面透過の状態にある。このとき、像情報と物品は重ねて視認される。例えば、解説などの文字情報を流す、などの際に効果的である。
図6(d)は、透明液晶パネル11に送出する像情報の一部を透明化し、この部分に対応する調光パネル12のセルを透明化した状態にある。このとき、透明部以外は不透過にあるので視野が制限されるため、視線は展示物2の一部に注がれる。また、視野の大小や移動などを加えることにより、さらに変化に富んだ演出が可能となる。
図6(a)〜(d)の例に限らず、透明液晶パネル11に表示される像情報と調光パネル12の制御を連動させることにより多様な演出が可能となるが、これら演出は後述の制御装置と制御装置に格納されたプログラムにより実行される。
図6(b)は、透明液晶パネル11の一部に像情報を映すとともに、この部分に対応する調光パネル12のセルを不透過とした状態である。このとき、展示物2は透明液晶パネル11の透明部分を通して視認され、視界の一部に像情報が映し出されるが、この部分の調光パネル12のセルが不透過状態にあるので、像情報はこの不透過部分を背景にして明瞭に観察される。
図6(c)は、透明液晶パネル11の一部に像情報を映し、調光パネル12は全面透過の状態にある。このとき、像情報と物品は重ねて視認される。例えば、解説などの文字情報を流す、などの際に効果的である。
図6(d)は、透明液晶パネル11に送出する像情報の一部を透明化し、この部分に対応する調光パネル12のセルを透明化した状態にある。このとき、透明部以外は不透過にあるので視野が制限されるため、視線は展示物2の一部に注がれる。また、視野の大小や移動などを加えることにより、さらに変化に富んだ演出が可能となる。
図6(a)〜(d)の例に限らず、透明液晶パネル11に表示される像情報と調光パネル12の制御を連動させることにより多様な演出が可能となるが、これら演出は後述の制御装置と制御装置に格納されたプログラムにより実行される。
なお、図2に示すように、光源5は点灯状態では調光パネル12を照らしており、調光パネル12の不透過部分はあたかも通常のディスプレイにおけるバックライトのような働きを持つため、透明液晶パネル11の像情報を明瞭に映し出す。また、透明液晶パネル11は明度を下げるほど遮光性が高くなるためより暗く視覚される。そこで、透明液晶パネル11と調光パネル12の使い分けにより、白マスクや黒マスクなどの表示も可能となる。
図4は、本願第2の発明の展示装置である展示装置4を表わす斜視図である。
展示装置4の窓部40は、間隔を置いた透明液晶パネル11と調光パネル12とで構成されており、両パネルの間には光源5が調光パネル12を照射するよう配置されている。
図5は、本願第2の発明の展示装置4の構成を示す図であり、図5(a)は展示装置4の正面図、図5(b)は図5(a)のB−B断面を表わす断面図である。
図5(b)に示すように、透明液晶パネル11と調光パネル12の間には光源5が調光パネル12を照射するよう、かつ窓部40の視野の妨げにならぬ位置に配置されている。
展示装置4の窓部40は、間隔を置いた透明液晶パネル11と調光パネル12とで構成されており、両パネルの間には光源5が調光パネル12を照射するよう配置されている。
図5は、本願第2の発明の展示装置4の構成を示す図であり、図5(a)は展示装置4の正面図、図5(b)は図5(a)のB−B断面を表わす断面図である。
図5(b)に示すように、透明液晶パネル11と調光パネル12の間には光源5が調光パネル12を照射するよう、かつ窓部40の視野の妨げにならぬ位置に配置されている。
調光パネル12は、図3(b)に示すように、調光素子31をm×nの二次元に配列したセルで形成されており、各調光素子31はそれぞれ独立して駆動されるため、窓部40の任意の領域をセル単位で透過あるいは不透過とすることができる。
また、光源5は、点灯状態では観察側から調光パネル12を照らしており、調光パネル12が不透過部の状態にあるときには通常のディスプレイにおけるバックライトのような作用を果たすため、透明液晶パネル11の像情報を明瞭に映し出す。
また、光源5は、点灯状態では観察側から調光パネル12を照らしており、調光パネル12が不透過部の状態にあるときには通常のディスプレイにおけるバックライトのような作用を果たすため、透明液晶パネル11の像情報を明瞭に映し出す。
展示装置4は、光源5が透明液晶パネル11と調光パネル12の間にあることから、展示物2を囲う箱構造の制約がなくなるため、箱構造の形態や構成の自由度が増大するという効果が得られる。また、光源5が観察側から調光パネル12を照らすため、調光パネル12が透過の状態にあるときには、観察側から展示物2をライトアップする効果を併せ持つ。
図5(c)は、このような展示装置4の一態様を表わす。
ここでは展示装置4は上記箱構造を持たず、壁などの仕切り材51に埋め込まれ、窓部材の形で用いられる。この場合、展示物2を置くスペース45は特定の領域に制限することがなくなり、観察側が屋内で、展示物2が屋外に置かれる、などの展示形態も可能となる。
ここでは展示装置4は上記箱構造を持たず、壁などの仕切り材51に埋め込まれ、窓部材の形で用いられる。この場合、展示物2を置くスペース45は特定の領域に制限することがなくなり、観察側が屋内で、展示物2が屋外に置かれる、などの展示形態も可能となる。
なお、展示装置4の表示の態様は展示装置1の場合と同様であり、上記、図6を用いて説明したとおりである。
また、透明液晶パネル11と調光パネル12の組合せによる「見せ方」の演出は図6(a)〜(d)のパターンに限らず多彩であり、例えば、透明部を複数設ける、マスクの大小や移動など動きを加える、など「視線誘導」や「視線集中」をもたらす演出も可能となる。これらの演出は、制御装置のプログラムが実行する。
また、透明液晶パネル11と調光パネル12の組合せによる「見せ方」の演出は図6(a)〜(d)のパターンに限らず多彩であり、例えば、透明部を複数設ける、マスクの大小や移動など動きを加える、など「視線誘導」や「視線集中」をもたらす演出も可能となる。これらの演出は、制御装置のプログラムが実行する。
図7は、本発明の展示装置の制御装置の構成図である。
制御装置7は、透明液晶パネル11を制御する像情報制御部71、調光パネル12を制御する調光制御部72、光源5を制御する光源制御部75、展示物2をライトアップするための照明装置6を制御する照明制御部76、および、これら各部を制御する管理装置70により構成される。
制御装置7は、透明液晶パネル11を制御する像情報制御部71、調光パネル12を制御する調光制御部72、光源5を制御する光源制御部75、展示物2をライトアップするための照明装置6を制御する照明制御部76、および、これら各部を制御する管理装置70により構成される。
像情報制御部71は、駆動回路や電源回路を持ち、管理装置70から送出される像情報を透明液晶パネル11に表示するための制御を担うが、透明液晶パネル11の表示の仕組みは通常のディスプレイに用いられる液晶パネルと同様なので、像情報制御部71は通常のディスプレイのものと同様に構成することができる。
また、調光制御部72は、駆動回路や電源回路を持ち、調光素子31の透明/不透明(あるいは半透明)を独立に制御する。例えば駆動回路としては、液晶パネルにおけるアクティブマトリクス方式と同様に、縦横にm本、n本の電極を配し、各調光素子31ごとに設けたアクティブ素子(例えばTFT)をON/OFFさせる、といった構成がある(特開昭60−209781号公報「第2図」参照)。
管理装置70は、表示部77や操作部(キーボードなど)78を持つコンピュータからなり、透明液晶パネル11に映し出す像情報をはじめとする表示素材や、これら素材を組合せ各制御部を制御するプログラムを格納している。このプログラムにより、像情報と調光パネル12との同期を始め、光源5や照明装置6との連動を含めた「演出」が実行される。
また、管理装置70の表示部77や操作部78を介して展示装置1(または4)への指示や作動状態の確認、また、素材、プログラムの変更などを行うことができる。
また、管理装置70の表示部77や操作部78を介して展示装置1(または4)への指示や作動状態の確認、また、素材、プログラムの変更などを行うことができる。
以上、説明したように、本発明の展示装置によれば、展示物に像情報を付加するのみでなく、さらに透視や遮光、あるいはマスクなどを組合せることにより、より多彩な見せ方(演出)が可能となる。
1 展示装置
2 展示物
3 窓部
4 展示装置
5 光源
6 照明装置
7 制御装置
11 透明液晶パネル
12 調光パネル
31 調光素子
40 窓部
45 スペース
70 管理装置
2 展示物
3 窓部
4 展示装置
5 光源
6 照明装置
7 制御装置
11 透明液晶パネル
12 調光パネル
31 調光素子
40 窓部
45 スペース
70 管理装置
Claims (3)
- 展示物を収納し、該展示物を観察するための窓部を備える展示装置であって、
前記窓部の観察側には、像情報を表示し、背面側を透視可能な透明液晶パネルが設けられ、
前記透明液晶パネルの、観察側の反対側にあたる背面側には、透明状態と不透明状態との間を任意に調整可能な調光素子を二次元のマトリクス状に配列してなる調光パネルが設けられ、
前記調光パネルの背面側に前記展示物を収納する展示物収納空間を設けたことを特徴とする展示装置。 - さらに前記調光パネルを照明する光源を備え、該光源は、前記調光パネルの背面側に設けられることを特徴とする請求項1記載の展示装置。
- 展示物を観察するための窓部を備える展示装置であって、
前記窓部の観察側には、像情報を表示し、背面側を透視可能な透明液晶パネルが設けられ、
前記透明液晶パネルの、観察側の反対側にあたる背面側には、透明状態と不透明状態との間を任意に調整可能な調光素子を二次元のマトリクス状に配列してなる調光パネルが、前記透明液晶パネルと間隔を持って設けられ、
前記調光パネルの背面側に前記展示物を置くスペースが設けられ、
前記透明液晶パネルと前記調光パネルとの間に、前記調光パネルを照明する光源を設けたことを特徴とする展示装置。
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