JP2013196050A - 情報処理装置、出力制御プログラム及び出力システム - Google Patents

情報処理装置、出力制御プログラム及び出力システム Download PDF

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Abstract

【課題】出力機器が設置されているネットワーク環境に応じてユーザによる出力を抑制できる情報処理装置、出力制御プログラム及び出力システムを提供することを課題とする。
【解決手段】情報処理装置150であって、出力ジョブの取得を要求する出力機器110のネットワーク環境を示す属性情報を取得する属性取得手段182と、出力機器110に出力ジョブを提供するときに、出力機器110の属性情報に基づく情報処理の実行有無を判定する処理実行判定手段187と、判定結果が情報処理の実行を示すとき、出力機器に提供する出力ジョブにおける情報処理を実行する実行手段188とを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、出力制御プログラム及び出力システムに関する。
プリントジョブを計算機の補助記憶装置に保持させておき、印刷時にユーザが印刷装置にパスワードを入力することで、印刷装置が計算機の補助記憶装置からプリントジョブを受信して印刷を開始するネットワークプリントシステムは従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
近年、自己のホストコンピュータ等の情報処理装置において、アプリケーションを実行することなく、ネットワーク(例えばインターネット)上で提供されているソフトウェアを利用する形態、所謂クラウドコンピューティングが普及しつつある。
クラウドコンピューティングにおいて、一般的に複数のサーバ装置から構成されるクラウド内のいずれのサーバ装置においてプログラム等のソフトウェアが実行されているかをユーザは意識する必要がない。そして、クラウドコンピューティングはユーザの要求に対して各種のサービスを提供することを特徴としている。
印刷サーバや認証サーバなどのサーバ装置をクラウドに配置し、プリンティングサービスを提供するクラウドプリンティングサービスでは、ユーザが、PC、スマートフォンやタブレットPC等、クライアント端末の種類を問わずに、どこでも印刷ジョブの投入を行える。そして、ユーザは、クラウドプリンティングサービスに接続されたMFPなどの印刷機器から印刷ジョブを出力できる。このようにユーザはクラウドプリンティングサービスに接続された印刷機器であれば、どこでも印刷ジョブを出力できる。
しかしながら、クラウドプリンティングサービスに接続された印刷機器はオフィスのようなプライベート環境だけでなく、図書館やコンビニエンスストアのようなパブリック環境に配置されることも考えられる。したがって、従来のクラウドプリンティングサービスでは、ユーザがパブリック環境で何の制約も無く自由に印刷できるため、ユーザによる私的な文書等の印刷や持ち出し禁止の機密情報を含む資料等の印刷など、企業にとって余計なコストが生じたり、情報漏洩が生じたりする懸念があった。
したがって、従来のクラウドプリンティングサービスにおいては、印刷機器の設置されている場所や状況に応じたセキュリティ処理を施すことにより、ユーザの不正な印刷を適切に抑制することが望まれる。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、出力機器が設置されているネットワーク環境に応じてユーザによる出力を抑制できる情報処理装置、出力制御プログラム及び出力システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、出力機器に出力ジョブを提供する情報処理装置であって、前記出力ジョブの取得を要求する前記出力機器のネットワーク環境を示す属性情報を取得する属性取得手段と、前記出力機器に出力ジョブを提供するときに、前記出力機器の属性情報に基づく情報処理の実行有無を判定する処理実行判定手段と、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブにおける前記情報処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、出力機器が設置されているネットワーク環境に応じてユーザによる出力を抑制できる。
プリンティングサービスを提供する印刷システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るサーバ装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る印刷システムの一例の処理ブロック図である。 条件情報記憶部の一例の構成図である。 ジョブ情報記憶部の一例の構成図である。 印刷処理の流れを表した一例のフローチャートである。 追跡処理の流れを表した一例のフローチャートである。 本実施形態に係る印刷システムの他の例の処理ブロック図である。 ユーザ情報記憶部の一例の構成図である。 ジョブ情報記憶部の一例の構成図である。 印刷処理の流れを表した他の例のフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<プリンティングサービス>
図1はプリンティングサービスを提供する印刷システムの一例の構成図である。図1の印刷システム1は、オフィスA、Bのようなプライベート環境と、公共施設A、Bのようなパブリック環境とに印刷機器(画像処理装置)の一例として複合機(MFP)12が設置されている。公共施設Aは、1台以上のMFP12とプロキシサーバ装置13とがパブリック環境の内部ネットワークN2に接続されている。
公共施設Aに設置された1台以上のMFP12はプロキシサーバ装置13を介してインターネット等の外部ネットワークN5に接続される。なお、プロキシサーバ装置13を介して外部ネットワークN5に接続されるMFP12は、外部ネットワーク上で同じIPアドレス(グローバルIPアドレス)を使用する。
公共施設Bに設置された1台以上のMFP12はプロキシサーバ装置13を介さず外部ネットワークN5に接続される。プロキシサーバ装置13を介さず外部ネットワークN5に接続されるMFP12は、外部ネットワーク上で異なるIPアドレス(グローバルIPアドレス)を使用する。
また、オフィスAは1台以上のMFP12とサーバ設定端末14とがプライベート環境の内部ネットワークN3に接続されている。オフィスAに設置された1台以上のMFP12及びサーバ設定端末14はプロキシサーバ装置13を介して外部ネットワークN5に接続される。オフィスBは1台以上のMFP12がプライベート環境の内部ネットワークN4に接続されている。オフィスBに設置された1台以上のMFP12はプロキシサーバ装置13を介して外部ネットワークN5に接続される。なお、内部ネットワークN3及びN4は例えばオフィス環境における部署内ネットワークや事業所内ネットワークのようなプライベート環境のネットワークにあたる。
また、図1の印刷システム1は1台以上の印刷サーバ装置10、1台以上の認証サーバ装置11がパブリック環境の内部ネットワークN1に接続されている。内部ネットワークN1は例えばデータセンタ内ネットワークにあたる。なお、印刷サーバ装置10及び認証サーバ装置11はMFP12等からの要求に対して各種サービスを提供するサーバ装置の一例である。印刷サーバ装置10及び認証サーバ装置11は、所謂クラウドに配置することができる。この場合、図1はクラウドプリンティングサービスを実現する印刷システムの一例となる。
図1の印刷システム1に示すように、MFP12はプライベート環境だけでなく、パブリック環境にも設置される。従来の印刷システムでは、プリンティングサービスを利用することで、パブリック環境に設置されたMFP12からユーザが何の制約も無く自由に印刷できていた。そこで、本実施形態に係るサーバ装置150では、パブリック環境に設置されたMFP12から印刷ジョブの出力要求を受け付けた場合に、後述のセキュリティ処理を実行した上で印刷ジョブの出力を行うことで、ユーザの不正な印刷を適切に抑制している。
なお、以下の説明では、データセンタ内ネットワークに設置されている印刷サーバ装置10や認証サーバ装置11などの情報処理装置をサーバ装置150と総称する。
<ハードウェア構成>
MFP12等からの要求に対して各種サービスを提供するデータセンタのサーバ装置は例えば図2に示すハードウェア構成により実現される。図2は本実施形態に係るサーバ装置の一例のハードウェア構成図である。
図2は本実施形態に係るサーバ装置の一例のハードウェア構成図である。図2に示したサーバ装置150は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM104、ROM105、CPU106、通信I/F107及びHDD108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101はキーボードやマウスなどを含み、サーバ装置150に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102はディスプレイなどを含み、サーバ装置150による処理結果を表示する。
通信I/F107はサーバ装置150をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、サーバ装置150は通信I/F107を介して、MFP12、サーバ設定端末14などの他の機器とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、サーバ装置150全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD108は格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、サーバ装置150は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aにはフレキシブルディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、サーバ装置150の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU106は、ROM105やHDD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、サーバ装置150全体の制御や機能を実現する演算装置である。
本実施形態に係るサーバ装置150は、上記ハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
<システム構成>
本実施形態に係る印刷システム1は例えば図3に示す処理ブロックで実現される。図3は本実施形態に係る印刷システムの一例の処理ブロック図である。印刷システム1は印刷用MFP110、120と、抽出用MFP130と、サーバ設定端末140と、サーバ装置150と、プロキシサーバ装置200とを備える。
印刷用MFP110はプロキシサーバ装置200を経由して外部ネットワークN5に接続する。印刷用MFP120、抽出用MFP130、サーバ設定端末140、サーバ装置150は、プロキシサーバ装置200を経由せずに、直接、外部ネットワークN5に接続する。
印刷用MFP110、120は印刷ジョブの出力などを行う。抽出用MFP130は画像データの読み取りや、抽出された印刷物の出所情報の表示などを行う。サーバ設定端末140はサーバ装置150に対して情報の設定などを行う。サーバ装置150は、印刷物の出所情報の埋め込みを行うか否かの判定、印刷ジョブの画像データへの印刷物の出所情報の埋め込み、印刷物の画像データから印刷物の出所情報の抽出などを行う。また、プロキシサーバ装置150はプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの変更などを行う。
印刷システム1のサーバ装置150はユーザがプリンティングサービスを利用し、例えば印刷用MFP110から印刷物を出力する際、印刷用MFP110からリクエストを受け取る。このリクエストには、印刷ジョブの要求、印刷ジョブの識別情報、印刷用MFP110が設置されているネットワーク環境のセキュリティ属性を示すセキュリティ識別情報(IPアドレス)等が含まれる。
サーバ装置150はリクエストを解析し、セキュリティ識別情報に基づき、後述する印刷用MFP110のセキュリティ属性を取得する。サーバ装置150は印刷用MFP110のセキュリティ属性に基づき、印刷用MFP110が設置されているネットワーク環境のセキュリティ属性がパブリックの場合に、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込み、印刷用MFP110に送信する。
さらに、印刷システム1では印刷物の出所情報を抽出する場合、印刷物を抽出用MFP130で読み取る。抽出用MFP130は読み取った印刷物の画像データをサーバ装置150に送信する。サーバ装置150は受信した印刷物の画像データから印刷物の出所情報を抽出し、抽出用MFP130に送信する。したがって、抽出用MFP130は受信した印刷物の出所情報の表示を行うことができる。
なお、図3に示した印刷システム1は、印刷用MFP110、120と、抽出用MFP130と、サーバ設定端末140とを1台備える例を示しているが、複数台備えるようにしてもよい。以下、図3に示した印刷用MFP110、抽出用MFP130、サーバ設定端末140、サーバ装置150、プロキシサーバ装置200の詳細を順次説明する。
《印刷用MFP110》
印刷用MFP110は、通信部111、入力部112、印刷部113を備える。通信部111はプロキシサーバ装置200を経由し、外部ネットワークN5を介してサーバ装置150と通信する。なお、印刷用MFP120はプロキシサーバ装置200を経由せずに外部ネットワークN5を介してサーバ装置150と通信する例を表している。
通信部111は通信インタフェースなどの既存の通信装置により実現できる。例えば通信部111は、印刷ジョブの要求、印刷ジョブの識別情報、印刷用MFP110が設置されているネットワーク環境のセキュリティ属性を示すセキュリティ識別情報を含むリクエストをサーバ装置150に送信する。
印刷ジョブの識別情報は例えばジョブID、ジョブパスワード等である。印刷用MFP110が設置されているネットワーク環境のセキュリティ属性を示すセキュリティ識別情報は例えば印刷用MFP110のIPアドレスである。また、通信部111はサーバ装置150から送信される印刷ジョブを受信する。
入力部112はジョブID、ジョブパスワードなど、各種入力を行うものである。入力部112はキースイッチ、タッチパネル、カードリーダなどの既存の入力装置により実現できる。例えばユーザは印刷しようとする印刷ジョブのジョブID、ジョブパスワード等を入力部112の一例としてのタッチパネルから入力できる。印刷部113は通信部111により受信された印刷ジョブの画像データを記録紙に印刷して印刷物を生成する。印刷部113はプリンタなどの既存の印刷装置により実現できる。
《プロキシサーバ装置200》
プロキシサーバ装置200は、IPアドレス変換部201を備える。IPアドレス変換部201は、印刷用MFP110のローカルIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、又は、グローバルIPアドレスを印刷用MFP110のローカルIPアドレスに変換する。
《抽出用MFP130》
抽出用MFP130は、表示部131、読取部132、通信部133を備える。通信部133は外部ネットワークN5を介してサーバ装置150と通信する。例えば通信部133は読み取った印刷物の画像データをサーバ装置150に送信する。また、通信部133は印刷物の画像データから抽出された印刷物の出所情報を、サーバ装置150から受信する。読取部132は印刷物の画像データを読み取る。表示部131はサーバ装置150から受信した印刷物の出所情報を表示する。
《サーバ設定端末140》
サーバ設定端末140は、サーバ装置150の条件情報記憶部171に印刷用MFP110、120のIPアドレス、機器ID、セキュリティ属性の登録、変更、削除などを行う。ユーザは印刷を行う前に、サーバ設定端末140を利用して印刷用MFP110、120の登録が必要である。なお、セキュリティ属性は例えば印刷用MFP110、120のIPアドレスから自動的に設定してもよい。
《サーバ装置150》
サーバ装置150は、通信部160と、記憶部170と、制御部180とを備える。通信部160は、外部ネットワークN5を介して、印刷用MFP110、印刷用MFP120、抽出用MFP130、サーバ設置端末140などの外部機器と通信する。通信部160は通信インタフェースなどの既存の通信装置により実現できる。例えば通信部160は印刷用MFP110からリクエストを受信したり、印刷用MFP110へ印刷ジョブの画像データの送信を行ったり、抽出用MFP130から画像データを受信したり、抽出用MFP130に印刷物の出所情報を送信したりする。
記憶部170は、サーバ装置150で実行される各種プログラムやサーバ装置150で行われる各種処理に使用される各種情報などを記憶するものある。記憶部170は、例えばHDD、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、ROM、RAMなどの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な既存の記憶装置により実現できる。記憶部170は、条件情報記憶部171とジョブ情報記憶部172とを含む。なお、条件情報記憶部171と、ジョブ情報記憶部172との詳細については、後述する。
制御部180は、サーバ装置150の各部を制御するものである。制御部180は図2に示したCPU106などにより実現できる。制御部180は、プログラムを実行することで、リクエスト解析部181と、セキュリティ属性取得部182と、ジョブ取得部183と、印刷者情報取得部184と、出所情報取得部185と、ジョブ画像データ取得部186と、セキュリティ処理実行判定部187と、セキュリティ処理実行部188と、印刷指示部189と、スキャン画像取得部190と、抽出部191と、表示指示部192とを実現する。
リクエスト解析部181は、例えば印刷用MFP110から受信するリクエストを解析し、リクエストに含まれるジョブパスワード、印刷用MFP110のIPアドレスを取得する。セキュリティ属性取得部182は、リクエスト解析部181により取得される印刷用MFP110のIPアドレスに基づき、条件情報記憶部171から印刷用MFP110のセキュリティ属性を取得する。
図4は条件情報記憶部の一例の構成図である。条件情報記憶部171に登録されている条件情報は項目として、機器ID、IPアドレス、セキュリティ属性を含む。機器IDは例えば印刷用MFP110の識別情報である。IPアドレスは例えば印刷用MFP110のIPアドレスである。セキュリティ属性は例えば印刷用MFP110が配置されているネットワーク環境を示す。
例えば図4の条件情報において、機器IDが「00001001」の印刷用MFP110はIPアドレスが「210.0.0.1」であり、また、セキュリティ属性がプライベート環境を示す「プライベート」である。一方、機器IDが「00001002」の印刷用MFP110はIPアドレスが「220.0.0.1」であり、セキュリティ属性がパブリック環境を示す「パブリック」である。条件情報記憶部171に登録されている条件情報は、サーバ設定端末140により予め登録されている。
ジョブ取得部183は、リクエスト解析部181により取得されるジョブパスワードに基づき、ジョブ情報記憶部172から印刷ジョブを取得する。図5は、ジョブ情報記憶部の一例の構成図である。ジョブ情報記憶部172に登録されているジョブ情報は項目として、ジョブID、ジョブパスワード、印刷者、ジョブデータを含む。
ジョブIDは印刷ジョブ投入時に付与される印刷ジョブの識別情報である。ジョブパスワードは印刷ジョブ投入時にユーザが登録したパスワードである。印刷者は印刷ジョブをサーバ装置150に投入した印刷者情報である。ジョブデータはサーバ装置150に投入された印刷ジョブを示す。
例えば図5のジョブ情報において、ジョブIDが「00002001」の印刷ジョブはジョブパスワードが「12345678」であり、印刷者が「User01」であり、ジョブデータが「ジョブ1」である。ジョブ取得部183はリクエスト解析部181により取得されるジョブパスワードが「12345678」である場合、ジョブ情報記憶部172からジョブデータが「ジョブ1」の印刷ジョブを取得する。
印刷者情報取得部184はリクエスト解析部181により取得されるジョブパスワードに基づき、ジョブ情報記憶部172から印刷者情報を取得する。例えば印刷者情報取得部184はリクエスト解析部181により取得されるジョブパスワードが「12345678」である場合、ジョブ情報記憶部172から印刷者情報「User01」を取得する。
出所情報取得部185は、例えばリクエスト解析部181により取得される印刷用MFP110のIPアドレスに基づき、条件情報記憶部171から印刷用MFP110の機器IDを取得する。また、出所情報取得部185は印刷者情報取得部184により取得された印刷者情報を取得する。出所情報取得部185は、例えば印刷用MFP110の機器ID、印刷者情報、印刷の日時を含む印刷物の出所情報を作成する。ジョブ画像データ取得部186は、ジョブ取得部183により取得される印刷ジョブに基づき、印刷ジョブの画像データを取得する。
また、セキュリティ処理実行判定部187はセキュリティ属性取得部182が取得したセキュリティ属性が「パブリック」の場合、セキュリティ処理実行をセキュリティ処理実行部188に指示する。一方、セキュリティ属性取得部182が取得したセキュリティ属性が「プライベート」の場合、セキュリティ処理実行判定部187はセキュリティ処理実行をセキュリティ処理実行部188に指示しない。
セキュリティ処理実行部188はセキュリティ処理実行判定部187にセキュリティ処理実行を指示された場合、セキュリティ処理を実行する。セキュリティ処理実行部188が実行するセキュリティ処理には、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込む処理の他、ユーザID(ユーザ名)や出所情報等をフッターとして付加する処理、印刷ジョブの画像データを画像ログとして保存する処理、印刷ジョブの画像データをユーザ管理者端末などに送信する処理、ユーザ管理者端末に出所情報や印刷ジョブの画像データなどを通知する処理、ユーザに警告画面などで警告を行う処理などが含まれる。なお、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込む処理には、例えばバーコードや電子透かし等が利用できる。
印刷指示部189は印刷ジョブの画像データを印刷用MFP110に送信し、記録紙に印刷することを指示する。スキャン画像取得部190は、抽出用MFP130がスキャンした印刷物の画像データを抽出用MFP130から取得する。抽出部191は抽出用MFP130から取得した印刷物の画像データから印刷物の出所情報を抽出する。表示指示部192は、抽出した印刷物の出所情報を抽出用MFP130に送信し、印刷物の出所情報の表示を抽出用MFP130に指示する。
以下、セキュリティ処理実行部188が実行するセキュリティ処理の一例として、印刷ジョブの画像データに印刷物の印刷情報を埋め込む処理を説明する。セキュリティ処理実行判定部187はセキュリティ属性が「パブリック」の場合、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込むことをセキュリティ処理実行部188に指示する。
また、セキュリティ処理実行判定部187はセキュリティ属性が「プライベート」の場合、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込むことをセキュリティ処理実行部188に指示しない。セキュリティ処理実行部188は、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込むことを、セキュリティ処理実行判定部187から指示された場合に、印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込む。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る印刷システム1の処理の詳細について説明する。
《印刷処理》
図6は、印刷処理の流れを表した一例のフローチャートである。ステップS101において、ユーザ(印刷者)は印刷用MFP110の入力部112を用いてジョブパスワードを入力する。なお、ステップS101ではジョブパスワードと共にジョブIDをユーザに入力させてもよい。
ステップS102において、印刷用MFP110の通信部111は印刷ジョブを要求するリクエストをサーバ装置150に送信する。なお、印刷ジョブを要求するリクエストにはジョブパスワード、印刷用MFP110のIPアドレスなどの情報が含まれる。
ステップS103において、サーバ装置150の通信部160は印刷用MFP110から印刷ジョブを要求するリクエストを受信する。ステップS104において、サーバ装置150のリクエスト解析部181は、印刷ジョブを要求するリクエストを解析する。リクエスト解析部181は、解析したリクエストに含まれるジョブパスワード及び印刷用MFP110のIPアドレスを取得する。
ステップS105において、サーバ装置150のジョブ取得部183はリクエスト解析部181により取得されたジョブパスワードに基づき、ジョブ情報記憶部172から印刷ジョブを取得する。印刷ジョブの取得に失敗した場合(S106においてNo)、ジョブ取得部183はステップS107において、印刷ジョブの取得失敗の情報を印刷用MFP110に送信する。ステップS108において、印刷ジョブの取得失敗の情報を受信した印刷用MFP110は印刷を中止する。
一方、印刷ジョブの取得に成功した場合(S106においてYes)、サーバ装置150のセキュリティ属性取得部182はステップS109において、リクエスト解析部181により取得された印刷用MFP110のIPアドレスを取得する。ステップS110において、サーバ装置150のセキュリティ属性取得部182はリクエスト解析部181により取得された印刷用MFP110のIPアドレスに基づき、条件情報記憶部171から印刷用MFP110のセキュリティ属性を取得する。
ステップS111において、サーバ装置150のセキュリティ処理実行判定部187はセキュリティ属性取得部182が取得したセキュリティ属性に基づき、印刷用MFP110がプライベート環境に設置されているかを判定する。
印刷用MFP110がプライベート環境に設置されていれば、セキュリティ処理実行判定部187は印刷物の出所情報の埋め込みを行わないと判定し、後述のステップS116の処理において、印刷ジョブの画像データを印刷用MFP110に送信する。一方、印刷用MFP110がプライベート環境に設置されていなければ、セキュリティ処理実行判定部187は印刷物の出所情報の埋め込みを行うと判定し、ステップS112以降の処理を続ける。
ステップS112において、サーバ装置150の印刷者情報取得部184はリクエスト解析部181により取得されたジョブパスワードに基づき、ジョブ情報記憶部172から印刷者情報を取得する。ステップS113において、サーバ装置150の出所情報取得部185はリクエスト解析部181により取得された印刷用MFP110のIPアドレスに基づき、条件情報記憶部171から機器IDを取得する。出所情報取得部185は取得した印刷用MFP110の機器ID、印刷者情報、印刷日時を含む印刷物の出所情報を作成する。
また、ステップS114において、サーバ装置150のジョブ画像データ取得部186はジョブ取得部183により取得される印刷ジョブに基づき、印刷ジョブの画像データを生成する。ステップS115において、サーバ装置150のセキュリティ処理実行部188は出所情報取得部185が作成した印刷物の出所情報を印刷ジョブの画像データに埋め込む。
ステップS116において、サーバ装置150の印刷指示部189は、印刷ジョブの画像データを印刷用MFP110に送信し、記録紙に印刷することを指示する。ステップS117において、印刷用MFP110の通信部111は、印刷ジョブの画像データを受信する。そして、ステップS118において、MFP110の印刷部113は印刷ジョブの画像データを記録紙に印刷する。
図6に示した印刷処理によれば、パブリック環境に設置された印刷用MFP110から印刷ジョブの出力要求を受け付けた場合に、何らかのセキュリティ処理を実行した上で印刷ジョブの出力を許可することで、ユーザによる私的な文書等の印刷や持ち出し禁止の機密情報を含む資料等の印刷など、ユーザの不正な印刷を適切に抑制できる。
《追跡処理》
図7は、追跡処理の流れを表した一例のフローチャートである。ステップS151において、抽出用MFP130の読取部132は印刷物をスキャンする。ステップS152において、抽出用MFP130の通信部133は読み取った印刷物の画像データをサーバ装置150に送信する。
ステップS153において、サーバ装置150のスキャン画像データ取得部190は抽出用MFP130から送信された、抽出用MFP130の読取部132がスキャンした印刷物の画像データを取得する。ステップS154において、サーバ装置150の抽出部191は、抽出用MFP130から取得した印刷物の画像データから印刷物の出所情報を抽出する。なお、ステップS154における印刷物の画像データから印刷物の出所情報を抽出する処理は、バーコード、地紋、電子透かしなど、既存の技術を利用することで実現できる。
印刷物の出所情報の抽出に失敗した場合(S155においてNo)、ステップS156において、サーバ装置150の表示指示部192は出所情報の抽出失敗の情報を抽出用MFP130に送信し、出所情報の抽出失敗の情報の表示を抽出用MFP130に指示する。ステップS157において、抽出用MFP130の表示部131は、出所情報の抽出失敗の情報を表示する。
一方、印刷物の出所情報の抽出に成功した場合(S155においてYes)、ステップS158において、表示指示部192は印刷物の出所情報を抽出用MFP130に送信し、印刷物の出所情報の表示を抽出用MFP130に指示する。ステップS169において、抽出用MFP130の表示部131は、印刷物の出所情報を表示する。
図7に示した追跡処理によれば、出所情報を知りたい印刷物を抽出用MFP130でスキャンすることにより、例えば印刷物を印刷した印刷用MFP110の機器ID、印刷者情報、印刷日時を含む出所情報を抽出用MFP130の表示部131に表示させることができるので、ユーザ管理者等は印刷物の出所情報を容易に知ることができる。
<まとめ>
このように第1の実施形態に係る印刷システム1によれば、パブリック環境に設置された印刷用MFP110から例えばクラウドプリンティングサービスを利用した印刷ジョブの出力要求を受け付けた場合に、何らかのセキュリティ処理を実行した上で印刷ジョブの出力を許可することにより、ユーザの不正な印刷を適切に抑制できる。
例えばセキュリティ処理が印刷ジョブの画像データに印刷物の出所情報を埋め込む処理である場合は、印刷物から出所情報を取得できるので、その印刷物を印刷した印刷用MFP110の機器ID、印刷者情報、印刷日時などを追跡できる。また、セキュリティ処理がユーザID(ユーザ名)等をフッターとして付加する処理である場合は、印刷物に自分のユーザID(ユーザ名)等が直接印刷されるため、印刷者の特定が容易である。
また、セキュリティ処理が印刷ジョブの画像データを画像ログとして保存する処理、印刷ジョブの画像データをユーザ管理者端末などに送信する処理、ユーザ管理者端末に通知する処理である場合は、印刷された印刷物の画像データ、その印刷物を印刷した印刷用MFP110の機器ID、印刷者情報、印刷日時などを追跡できる。
さらに、セキュリティ処理がユーザに警告を行う処理である場合はユーザの不正な印刷に対する抑止力として働き、ユーザの不正な印刷を抑制できる。なお、上記したセキュリティ処理は複数を組み合わせて使用することもできる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態はジョブパスワードに基づき印刷ジョブを取得している。第2の実施形態はユーザ名とパスワードとに基づきユーザ認証を行い、認証が成功した場合に、ユーザが所有する(ユーザが投入した)全ての印刷ジョブを表示して、ユーザに選択させるものである。
また、第1の実施形態はサーバ装置150でセキュリティ処理を実行している。第2の実施形態は印刷用MFP110でセキュリティ処理を実行するものである。その他の印刷処理と、追跡処理とは、第1の実施形態と第2の実施形態とで同様である。第2の実施形態は、第1の実施形態と一部を除いて同様であるため、適宜説明を省略する。
<システム構成>
本実施形態に係る印刷システム1は例えば図8に示す処理ブロックで実現される。図8は本実施形態に係る印刷システムの他の例の処理ブロック図である。図8の印刷システム1は印刷用MFP110とサーバ装置150との構成が図3の印刷システム1と異なっている。ここでは、印刷用MFP110とサーバ装置150との構成について説明し、その他の構成についての説明を省略する。
《印刷用MFP110》
図8に示した印刷用MFP110は、通信部111、入力部112、印刷部113、表示部114、ジョブ選択部115、レスポンス解析部116、ジョブ画像データ取得部117、セキュリティ処理実行部118を備える。
図8の印刷用MFP110は表示部114、ジョブ選択部115、レスポンス解析部116、ジョブ画像データ取得部117、セキュリティ処理実行部118が、図3の印刷用MFP110の構成と異なる。表示部114はサーバ装置150から取得した、ユーザが所有する全ての印刷ジョブ一覧を表示する。ジョブ選択部115は印刷ジョブ一覧から印刷ジョブをユーザに選択させる。
レスポンス解析部116は、サーバ装置150からのレスポンスを解析する。ジョブ画像データ取得部117はジョブ選択部115により選択される印刷ジョブに基づき、印刷ジョブの画像データを取得する。セキュリティ処理実行部118は、サーバ装置150のセキュリティ処理実行判定部187にセキュリティ処理実行を指示された場合、セキュリティ処理を実行する。
《サーバ装置150》
図8に示したサーバ装置150は、図3の記憶部170にユーザ情報記憶部173が追加されると共に、図3の制御部180からジョブ画像データ取得部186、セキュリティ処理実行部188が削除されている。また、図8のジョブ情報記憶部172の項目は図3のジョブ情報記憶部172の項目と異なっている。
図9はユーザ情報記憶部の一例の構成図である。ユーザ情報記憶部173に登録されているユーザ情報は項目として、例えばユーザ名とパスワードとを含む。ユーザ情報記憶部173に登録されているユーザ情報はユーザ名とパスワードとが関連付けられている。
図10はジョブ情報記憶部の一例の構成図である。図10のジョブ情報記憶部172に登録されているジョブ情報は、ジョブID、ユーザ名、ジョブデータを項目として含んでいる。ユーザ名は印刷ジョブをサーバ装置150に投入した印刷者情報である。
例えば図10のジョブ情報において、ジョブIDが「00003001」の印刷ジョブはユーザ名が「User01」であり、ジョブデータが「ジョブ1」である。ジョブ取得部183はリクエスト解析部181により取得されるユーザ名が「User01」である場合、ジョブ情報記憶部172からジョブデータが「ジョブ1」「ジョブ3」の印刷ジョブを取得する。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る印刷システム1の処理の詳細について説明する。
《印刷処理》
図11は印刷処理の流れを表した他の例のフローチャートである。ステップS201において、ユーザは印刷用MFP110の入力部112を用いてユーザ名、パスワードを入力する。印刷用MFP110の通信部111はユーザ認証を要求するリクエストをサーバ装置150に送信する。ユーザ認証を要求するリクエストにはユーザ名、パスワードなどの情報が含まれる。
ステップS202において、サーバ装置150のリクエスト解析部181は印刷用MFP110からユーザ認証を要求するリクエストを受信する。リクエスト解析部181は受信したユーザ認証を要求するリクエストに含まれるユーザ名、パスワードと、ユーザ情報記憶部173に含まれるユーザ情報とに基づき、ユーザ認証を行う。
認証が失敗した場合(S203においてNo)、リクエスト解析部181はステップS204において、認証失敗の情報を印刷用MFP110に送信する。ステップS205において、認証失敗の情報を受信した印刷用MFP110は印刷を中止する。一方、認証が成功した場合(S203においてYes)、リクエスト管理部181はステップS206において、ジョブ情報記憶部172からユーザ名に対応する印刷ジョブを取得し、印刷用MFP110に送信する。
ステップS207において、印刷用MFP110の表示部114はユーザが所有する全ての印刷ジョブ一覧を表示する。印刷用MFP110のジョブ選択部115はステップS208において、印刷ジョブ一覧から印刷ジョブをユーザに選択させる。
ステップS209において、印刷用MFP110の通信部111は印刷ジョブを要求するリクエストをサーバ装置150に送信する。なお、印刷ジョブを要求するリクエストにはジョブID、印刷用MFP110のIPアドレスなどの情報が含まれる。
ステップS210において、サーバ装置150のリクエスト解析部181は印刷ジョブを要求するリクエストを解析する。リクエスト解析部181は、解析したリクエストに含まれるジョブID及び印刷用MFP110のIPアドレスを取得する。
ステップS211において、サーバ装置150のセキュリティ属性取得部182はリクエスト解析部181により取得された印刷用MFP110のIPアドレスを取得する。ステップS212において、サーバ装置150のセキュリティ属性取得部182はリクエスト解析部181により取得された印刷用MFP110のIPアドレスに基づき、条件情報記憶部171から印刷用MFP110のセキュリティ属性を取得する。
ステップS213において、サーバ装置150のセキュリティ処理実行判定部187はセキュリティ属性取得部182が取得したセキュリティ属性に基づき、印刷用MFP110がプライベート環境に設置されているかを判定する。
印刷用MFP110がプライベート環境に設置されていれば、セキュリティ処理実行判定部187は印刷物の出所情報の埋め込みを行わないと判定し、ステップS214の処理において、印刷ジョブの画像データを印刷用MFP110に送信する。一方、印刷用MFP110がプライベート環境に設置されていなければ、セキュリティ処理実行判定部187は印刷物の出所情報の埋め込みを行うと判定し、ステップS215の処理を行う。
ステップS215において、サーバ装置150の印刷者情報取得部184はリクエスト解析部181により取得されたジョブIDを取得する。サーバ装置150の印刷者情報取得部184はステップS216において、リクエスト解析部181で取得されたジョブIDに基づき、ジョブ情報記憶部172から印刷者情報を取得する。
ステップS217において、サーバ装置150の出所情報取得部185はリクエスト解析部181により取得された印刷用MFP110のIPアドレスに基づき、条件情報記憶部171から機器IDを取得する。出所情報取得部185は取得した印刷用MFP110の機器ID、印刷者情報、印刷日時を含む印刷物の出所情報を作成する。
ステップS218において、セキュリティ処理実行判定部187はレスポンスを印刷用MFP110に送信する。印刷物の出所情報の埋め込みを指示するレスポンスには印刷物の出所情報の埋め込み指示、印刷物の出所情報、印刷ジョブなどの情報が含まれる。
ステップS219において、印刷用MFP110のレスポンス解析部116はサーバ装置150から受信したレスポンスを解析する。レスポンス解析部116は解析したレスポンスに含まれる印刷ジョブを取得する。ステップS220において、印刷用MFP110のジョブ画像データ取得部117はレスポンス解析部116により取得される印刷ジョブに基づき、印刷ジョブの画像データを生成する。
ステップS221において、セキュリティ処理実行部118は、レスポンス解析部116により解析されたレスポンスに、印刷物の出所情報の埋め込み指示が含まれるかを判定する。印刷物の出所情報の埋め込み指示が含まれていなければ、印刷用MFP110の印刷部113はステップS224において、印刷ジョブの画像データを記録紙に印刷する。
一方、印刷物の出所情報の埋め込み指示が含まれていれば、セキュリティ処理実行部118はステップS222において、レスポンス解析部116が解析したレスポンスに含まれる印刷物の出所情報を取得する。ステップS223において、印刷用MFP110のセキュリティ処理実行部118は取得した印刷物の出所情報を印刷ジョブの画像データに埋め込む。そして、ステップS224において、印刷用MFP110の印刷部113は印刷物の出所情報を埋め込んだ印刷ジョブの画像データを記録紙に印刷する。
図11に示した印刷処理によれば、図6に示した印刷処理の効果に加え、印刷ジョブの画像データの生成、印刷ジョブの画像データへの印刷物の出所情報の埋め込みを、印刷用MFP110で行うことで、印刷用MFP110とサーバ装置150との間のデータ転送効率が良くなる。
<まとめ>
このように第2の実施形態に係る印刷システム1によれば、第1の実施形態に係る印刷システム1と同様な効果を、第1の実施形態に係る印刷システム1と異なる形態で実現できる。また、第2の実施形態に係る印刷システム1は第1の実施形態に係る印刷システム1と比べて、印刷用MFP110とサーバ装置150との間のデータ転送効率が良い。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、本実施形態では印刷用MFP110、120と、抽出用MFP130とを区別して示したが、印刷用MFP110、120と、抽出用MFP130との両方の機能を有するMFPであってもよい。
また、本発明は、出力機器のネットワーク環境に応じて実行される情報処理(セキュリティ処理)として出所情報の埋め込みを例としているが、情報処理の例はこれに限らない。例えば、出力機器のネットワーク環境が「パブリック」であれば、印刷を実行したユーザ名を含む実行ログを記憶するようにしてもよい。また更に、実行された印刷物の画像ログを含めた実行ログを記憶するようにしてもよい。これにより、管理者にログの閲覧権限を与えれば、利用者は実行ログが記憶されることを意識し、他の利用者の目が及ばないパブリック環境における私的な文書の印刷を抑制させる効果が期待できる。
また、ネットワーク環境が「プライベート」の場合にユーザ名を含む実行ログ(画像ログは含まない)を記憶し、ネットワーク環境が「パブリック」の場合にユーザ名と画像ログを含む実行ログを記憶するようにしてもよい。これらは本発明のサービスを利用する管理者(利用者)が適宜決定すればよい。
また、本発明は、印刷ジョブの取得方法として、ユーザ名による取得と、ジョブパスワードによる取得があるが、ネットワーク環境に応じて、この取得方法を制御するようにしてもよい。例えば、出力機器のネットワーク環境が「パブリック」であれば、取得方法はジョブパスワードによる取得のみを許可し、出力機器のネットワーク環境が「プライベート」であればユーザ名(またはジョブパスワード)による取得を許可するように制御してもよい。
また、ネットワーク環境に基づく取得方法の制御は、上記と逆であっても構わないし、その他の取得方式を活用してもよい。例えば、生体認証による生体情報の取得する方法や、ユーザ名の取得についても画面を介してユーザの手入力により取得する方法やICカードから読み取る方法等がある。
取得方法を制御する場合には、出力機器からネットワークを介して受信したユーザ名またはジョブパスワードのいずれによってサーバ装置が管理するジョブが取得(特定)されたかをメモリ等に記憶しておき、予め保持されている出力機器のネットワーク環境に応じた取得方法の条件情報から、出力機器に応じた取得方法(ユーザ名による取得やジョブパスワードによる取得)でジョブが取得されたか否かを判断し、出力機器に応じた取得方法でジョブが取得された場合に当該ジョブを出力機器に送信するようにすればよい。
また、印刷用MFP110、120は画像処理装置、出力機器の一例である。抽出用MFP130は画像処理装置、読取機器の一例である。また、印刷ジョブは出力ジョブの一例である。サーバ装置150は情報処理装置の一例である。
出力機器の他の例として、ユーザが利用するPC、携帯端末、プロジェクター等であってもよく、この場合は出力ジョブとして画面表示用の表示データやWordファイルやExcelファイルといったアプリケーションデータを用いることが出来る。
1 印刷システム
10 印刷サーバ装置
11 認証サーバ装置
12 複合機(MFP)
13 プロキシサーバ装置
14 サーバ端末装置
N1〜N4 内部ネットワーク
N5 外部ネットワーク
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 RAM
105 ROM
106 CPU
107 通信I/F
108 HDD
110、120 印刷用MFP
111 通信部
112 入力部
113 印刷部
114 表示部
115 ジョブ選択部
116 レスポンス解析部
117 ジョブ画像データ取得部
118 セキュリティ処理実行部
130 抽出用MFP
131 表示部
132 読取部
133 通信部
140 サーバ設定端末
150 サーバ装置
160 通信部
170 記憶部
171 条件情報記憶部
172 ジョブ情報記憶部
173 ユーザ情報記憶部
180 制御部
181 リクエスト解析部
182 セキュリティ属性取得部
183 ジョブ取得部
184 印刷者情報取得部
185 出所情報取得部
186 ジョブ画像データ取得部
187 セキュリティ処理実行判定部
188 セキュリティ処理実行部
189 印刷指示部
190 スキャン画像取得部
191 抽出部
192 表示指示部
200 プロキシサーバ装置
201 IPアドレス変換部
特開平8−328778号公報

Claims (11)

  1. 出力機器に出力ジョブを提供する情報処理装置であって、
    前記出力ジョブの取得を要求する前記出力機器のネットワーク環境を示す属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記出力機器に出力ジョブを提供するときに、前記出力機器の属性情報に基づく情報処理の実行有無を判定する処理実行判定手段と、
    前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブにおける前記情報処理を実行する実行手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記処理実行判定手段は、前記出力機器の属性情報が、前記出力機器がパブリック環境のネットワークに配置されているか、プライベート環境のネットワークに配置されているかに基づき前記情報処理の実行有無を判定すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記実行手段は、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブの画像データに出所情報を埋め込むこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記実行手段は、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブの画像データと出所情報とが表示されるように前記出力機器に提供する出力ジョブの画像データに前記出所情報の画像データを付加すること
    を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の情報処理装置。
  5. 前記実行手段は、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する出力ジョブの画像データを画像ログとして保存すること
    を特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の情報処理装置。
  6. 前記実行手段は、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、ユーザ管理者端末に通知すること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理装置。
  7. 前記実行手段は、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力ジョブの画像データを提供する前記機器に警告画面を表示させること
    を特徴とする請求項1乃至6何れか一項記載の情報処理装置。
  8. 第1の情報または前記第1の情報とは異なる第2の情報に基づいて前記出力ジョブを管理する管理手段と、
    前記出力機器から受信する前記第1の情報または前記第2の情報に基づいて前記管理手段により管理される前記出力ジョブを特定する特定手段と
    を有し、
    前記属性情報に基づく情報処理は、出力ジョブを前記出力装置に送信することで提供する送信処理であり、
    前記処理実行判定手段は、前記特定手段が前記第1の情報により前記出力ジョブを特定する第1の方法または前記第2の情報により前記出力ジョブを特定する第2の方法のいずれにより前記出力ジョブを特定したかと、前記出力機器の属性情報に対応する前記第1の方法または前記第2の方法とに基づいて前記情報処理の実行有無を判定し、
    前記実行手段は、前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力ジョブを前記出力装置に送信することで提供すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  9. 出力機器に出力ジョブを提供する情報処理装置であって、
    前記出力ジョブの取得を要求する前記出力機器のネットワーク環境を示す属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記出力機器に出力ジョブを提供するときに、前記出力機器の属性情報に基づく情報処理の実行有無を判定する処理実行判定手段と、
    前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブにおける前記情報処理の実行指示を前記出力機器に提供する実行指示手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 出力機器に出力ジョブを提供する情報処理装置を、
    前記出力ジョブの取得を要求する前記出力機器のネットワーク環境を示す属性情報を取得する属性取得手段、
    前記出力機器に出力ジョブを提供するときに、前記出力機器の属性情報に基づく情報処理の実行有無を判定する処理実行判定手段、
    前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブにおける前記情報処理を実行する実行手段
    として機能させる出力制御プログラム。
  11. 出力ジョブの出力処理を行う出力機器と、前記出力機器に出力ジョブを提供する情報処理装置により実行可能な出力制御プログラムとを有する出力システムであって、
    前記出力制御プログラムは、前記情報処理装置を、
    前記出力ジョブの取得を要求する前記出力機器のネットワーク環境を示す属性情報を取得する属性取得手段、
    前記出力機器に出力ジョブを提供するときに、前記出力機器の属性情報に基づく情報処理の実行有無を判定する処理実行判定手段、
    前記判定結果が前記情報処理の実行を示すとき、前記出力機器に提供する前記出力ジョブにおける前記情報処理を実行する実行手段
    として機能させること
    を特徴とする出力システム。
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