JP2013195828A - 濃度検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Toru Iwanami
徹 岩波
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誠 浜津
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文翔 葛
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Abstract

【課題】像保持体上に形成された濃度検出用画像の濃度を、像保持体の幅方向での位置ずれを修正する調整手段を利用して正確に検出することができる濃度検出装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】像保持体の幅方向での位置ずれを修正するように像保持体の位置及び支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整する調整手段と、像保持体上に濃度検出用画像を形成する画像形成手段と、反射光量を測定する測定手段と、像保持体の位置及び支持部材の傾き角度の少なくとも一方を濃度検出条件として取得する条件取得手段と、像保持体及び濃度検出用画像の反射光量に基づいて画像濃度を取得する濃度取得手段と、濃度検出時には、像保持体の位置ずれの修正を中断し、濃度検出条件に応じた調整後に、反射光量の測定を行って画像濃度を検出するように各部を制御する制御手段と、を有する濃度検出装置とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、濃度検出装置及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置では、画像濃度を補正するために、像保持体上に濃度検出用画像を形成し、濃度検出用画像の濃度を検出する技術が用いられている。
特許文献1には、無端ベルトと、この無端ベルトを所定の張力をもって支持する所定数のロールとを有し、前記所定数のロールのうちのいずれかを駆動ロールとし、この駆動ロールの回転によって前記無端ベルトを走行させるベルト駆動装置において、前記無端ベルトの蛇行を修正するための駆動源と、前記駆動源の駆動力をもって動作する中間駆動体と、前記所定数のロールとともに前記無端ベルトを支持するとともに、前記中間駆動体の動作に連動して傾き角度動作する蛇行修正ロールと、前記駆動体による前記中間駆動体の動作基準位置を設定すべく、その中間駆動体の動作範囲を規制する突き当て機構とから成る蛇行修正機構を備えることを特徴とするベルト駆動装置が開示されている。
特開平11−292338号公報
本発明の目的は、像保持体の幅方向の位置及び位置ずれ修正ロールの傾き角度の少なくとも一方によって、濃度検出装置に対する像保持体の局所的な姿勢が変化するため濃度検出装置の反射光量はばらつき、像保持体上に形成された濃度検出用画像の濃度がばらつくのを、像保持体の幅方向での位置ずれを修正する調整手段(ステアリング制御機構)を利用して正確に検出することができる濃度検出装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、像保持体の幅方向での位置ずれを修正するように前記像保持体の幅方向の位置及び前記像保持体を支持する支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整する調整手段と、前記像保持体上に濃度検出用画像を形成する画像形成手段と、前記像保持体又は前記像保持体上に形成された前記濃度検出用画像の反射光量を測定する測定手段と、前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を濃度検出条件として取得する条件取得手段と、前記像保持体の反射光量と前記濃度検出用画像の反射光量とに基づいて前記濃度検出用画像の濃度を取得する濃度取得手段と、濃度検出を行う場合には、前記像保持体の位置ずれの修正を中断し、前記濃度検出条件を満たすように前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整した後に、前記像保持体及び前記像保持体上に形成された前記濃度検出用画像の反射光量の測定を行って濃度を検出するように、前記調整手段、前記画像形成手段、前記測定手段、及び前記濃度取得手段の各々を制御する制御手段と、を有する濃度検出装置である。
請求項2に記載の発明は、前記条件取得手段が、前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方について複数の候補条件が設定されるのを受け付ける受付手段と、前記複数の候補条件において前記像保持体の反射光量を測定し、測定された前記像保持体の1周分の反射光量のばらつき量を算出する算出手段と、前記ばらつき量が最小となる候補条件を前記濃度検出条件と決定する決定手段と、決定された前記濃度検出条件を記憶する記憶手段と、を更に備えた、請求項1に記載の濃度検出装置である。
請求項3に記載の発明は、面積率が閾値以下の濃度検出用画像が含まれる場合に、前記制御手段による制御を実行する請求項1または請求項2に記載の濃度検出装置である。
請求項4に記載の発明は、像保持体の幅方向での位置ずれを修正するように前記像保持体の幅方向の位置及び前記像保持体を支持する支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整する調整手段と、前記像保持体上に画像を形成する画像形成手段と、前記像保持体又は前記像保持体上に形成された濃度検出用画像の反射光量を測定する測定手段と、前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を濃度検出条件として取得する条件取得手段と、前記像保持体の反射光量と前記濃度検出用画像の反射光量とに基づいて前記濃度検出用画像の濃度を取得する濃度取得手段と、濃度検出を行う場合には、前記像保持体の位置ずれの修正を中断し、前記濃度検出条件を満たすように前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整した後に、前記像保持体及び前記像保持体上に形成された前記濃度検出用画像の反射光量の測定を行って濃度を検出するように、前記調整手段、前記画像形成手段、前記測定手段、及び前記濃度取得手段の各々を制御する制御手段と、前記濃度取得手段で取得された複数の濃度検出用画像に対応する濃度に基づいて、出力画像濃度を補正する補正手段と、を有する画像形成装置である。
請求項1、4に係る発明によれば、像保持体上に形成された濃度検出用画像の濃度を、像保持体の幅方向での位置ずれを修正する調整手段(ステアリング制御機構)を利用して正確に検出することができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の候補条件の中から濃度検出条件を決定することができる。
請求項3に係る発明によれば、像保持体の1周分の反射光量のばらつきの影響を受け易い、面積率が閾値以下の濃度検出用画像の濃度(ハイライト濃度)を正確に検出することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。 光量検出部の構成の一例を示す模式図である。 図1に示す画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 (A)〜(C)は中間転写ベルトの位置ずれ調整部の構成の一例を示す模式図である。 像保持体上に形成される濃度検出用画像の一例を示す模式図である。 光量検出部から出力される検出信号の時間変化を示す図である。 「濃度補正処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 (A)〜(G)は中間転写ベルトの幅方向の位置及びステアリングローラの傾き角度が変化する様子を示す模式図である。 「濃度検出条件決定処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。 (A)はステアリング制御の最適状態を示す図であり、(B)は濃度検出の最適状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<画像形成装置>
まず、画像形成装置の構成の一例について説明する。
画像形成装置は、トナーを含む電子写真用現像剤を用いて、用紙上に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。本実施の形態では、いわゆるタンデム型で中間転写方式の画像形成装置について説明する。また、本実施の形態では、像保持体は中間転写ベルトである。画像形成装置は、中間転写ベルトの幅方向での位置ずれ(偏り)を修正するステアリング制御機構を備えると共に、中間転写ベルト上に濃度検出用画像を形成し、濃度検出用画像の濃度を検出して、画像濃度を補正する画像形成装置であればよく、画像形成装置の構成はこれに限定される訳ではない。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。図2は光量検出部の構成の一例を示す模式図である。図3は図1に示す画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。図4は位置ずれ調整部の構成の一例を示す模式図である。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置は、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、用紙供給部40、用紙排出部50、光量検出部60、位置検出部70、位置ずれ調整部80、通信部90、記憶部92、及び制御部100を備えている。画像形成部30、用紙供給部40、及び用紙排出部50の各々は、点線で図示した用紙搬送路に沿って、用紙供給部40、画像形成部30、及び用紙排出部50の順序で配置されている。
光量検出部60、位置検出部70、及び後述するベルト端検出部82の各々は、画像形成部30を構成する中間転写ベルト36の周囲に、中間転写ベルト36と対向するように配置されている。光量検出部60及びベルト端検出部82は、画像形成部30を構成する画像形成ユニット32に対し、中間転写ベルト36の移動方向の下流側に配置されている。位置検出部70は、画像形成部30を構成する画像形成ユニット32に対し、中間転写ベルト36の移動方向の上流側に配置されている。
制御部100は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部100は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)100A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)100B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)100C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ100D、及び入出力インターフェース(I/O)100Eを備えている。CPU100A、ROM100B、RAM100C、不揮発性メモリ100D、及びI/O100Eの各々は、バス100Fを介して接続されている。
操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、用紙供給部40、用紙排出部50、光量検出部60、位置検出部70、位置ずれ調整部80、通信部90、及び記憶部92の各部は、制御部100のI/O100Eに接続されている。制御部100は、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、用紙供給部40、用紙排出部50、光量検出部60、位置検出部70、位置ずれ調整部80、通信部90、及び記憶部92の各部を制御する。
また、制御部100は、光量検出部60、位置検出部70、及び後述するベルト端検出部82の各々から、検出信号として出力された検出結果を取得する。なお、画像形成装置は、複数の搬送ローラ46を有している。複数の搬送ローラ46は、点線で図示した用紙搬送路に沿って配置されている。複数の搬送ローラ46は、図示しない駆動機構により駆動されて、画像形成動作に応じて用紙を搬送する。
操作表示部10は、スタートボタンやテンキー等の各種ボタン、警告画面や設定画面等の各種画面を表示するためのタッチパネルなどを含んで構成されている。操作表示部10は、上記構成により、ユーザの操作を受け付けると共に、ユーザに各種情報を表示する。画像読取部20は、CCDイメージセンサ等、用紙上に形成された画像を光学的に読み取る画像読み取り装置、用紙を走査するための走査機構等を含んで構成されている。画像読取部20は、上記構成により、画像読取部20に置かれた原稿用紙の画像を読み取り、画像情報を生成する。
画像形成部30は、電子写真方式により用紙上に画像を形成するものである。画像形成部30は、K色のトナー像を形成する画像形成ユニット32K、C色のトナー像を形成する画像形成ユニット32C、M色のトナー像を形成する画像形成ユニット32M、及びY色のトナー像を形成する画像形成ユニット32Yを備えている。また、画像形成部30は、矢印B方向に移動するように複数のローラ34に巻き掛けられた中間転写ベルト36、中間転写ベルト36上のトナー像を用紙上に一括転写する二次転写装置38、及び二次転写されたトナー像を定着する定着装置39を含んで構成されている。
画像形成ユニット32K、32C、32M、及び32Yの各々は、中間転写ベルト36が矢印B方向に移動した場合に、中間転写ベルト36上にY色、M色、C色、及びK色の順序でトナー像が形成されるように、図示した順序で配置されている。以下では、各色を区別する必要がない場合には、画像形成ユニット32と総称する。画像形成ユニット32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を含んで構成されている。感光体ドラムは、矢印方向に回転するように構成されている。
中間転写ベルト36は、駆動ローラ34A、背面支持ローラ34B、張力付与ローラ34C、従動ローラ34D、及び後述するステアリングローラ84に巻き掛けられている。これらのローラを区別する必要がない場合には、複数のローラ34と総称する。複数のローラ34は、図示しない駆動機構により駆動されている。駆動機構により駆動ローラ34Aが回転駆動されることにより、中間転写ベルト36は予め定めた速度で矢印B方向に移動する。また、駆動機構により張力付与ローラ34Cが外側に移動することにより、中間転写ベルト36に予め定めた張力が付与されている。
画像形成部30は、具体的には以下の手順で画像を形成する。
画像形成ユニット32Kにより、K色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。画像形成ユニット32Kでは、感光体ドラムが、帯電装置により帯電される。露光装置は、帯電された感光体ドラム上をK色画像に応じた光で露光する。これにより、感光体ドラム上にK色画像に応じた静電潜像が形成される。現像装置は、感光体ドラム上に形成された静電潜像をK色トナーにより現像する。転写装置は、感光体ドラム上に形成されたK色のトナー像を、中間転写ベルト36上に転写する。
同様に、画像形成ユニット32Cにより、C色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Mにより、M色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。また、画像形成ユニット32Yにより、Y色のトナー像を中間転写ベルト36上に転写する。中間転写ベルト36上には、K色、C色、M色、及びY色のトナー像が重ね合わされて「重ねトナー像」が形成される。二次転写装置38は、中間転写ベルト36上の「重ねトナー像」を、用紙上に一括転写する。定着装置39は、用紙上に一括転写された「重ねトナー像」を加熱や加熱により定着する。
用紙供給部40は、用紙が収容される用紙収容部42、用紙収容部42から画像形成部30に用紙を供給する供給機構等を含んで構成されている。供給機構は、用紙収容部42から用紙を取り出す取出ローラ44、搬送ローラ46等で構成されている。用紙の種類やサイズに応じて、複数の用紙収容部42が設けられている。用紙供給部40は、いずれかの用紙収容部42から用紙を取り出し、画像形成部30に供給する。用紙排出部50は、用紙が排出される排出部54、用紙を排出部54上に排出させるための排出機構等を含んで構成されている。
光量検出部60は、被検出物に検出光を照射すると共に、被検出物から反射された反射光の光量を検出する光センサである。光量検出部60から出力される検出信号は、被検出物からの反射光量を表す。被検出物は、濃度検出用画像が形成されていない中間転写ベルト36、又は中間転写ベルト36上に形成された濃度検出用画像Gである(図5参照)。なお、濃度補正処理及び濃度検出用画像については、後で詳しく説明する。
図2に示すように、光量検出部60は、被検出物に照射する検出光を射出する発光素子62、及び反射光を受光する受光素子64を有している。発光素子62としては、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が用いられる。受光素子64としては、PD(Photo Diode)等、検出光に感度を有する受光素子が用いられる。なお、発光素子62は、制御部100からの制御信号に応じて、図示しないドライバにより点灯駆動されている。また、受光素子64は、図示しないA/D変換器を介して制御部100に接続されており、ディジタル変換された検出信号を制御部100に出力する。
発光素子62及び受光素子64の各々は、図示しない支持部材により支持されて筐体61内に収納されている。図2に示す例では、筐体61は、検出光を導光する導光路66と、反射光を導光する導光路68とを有している。発光素子62から射出された検出光は、導光路66を伝搬して、中間転写ベルト36上の濃度検出用画像Gに照射される。濃度検出用画像Gで反射された反射光は、導光路68を伝搬して、受光素子64により受光される。本実施の形態では、発光素子62及び受光素子64は、検出光の正反射光が受光されるように配置されている。即ち、光量検出部60は、正反射方式の光センサである。
位置検出部70は、中間転写ベルト36上に付された基準マークM(図5参照)を検知することで、予め定めた基準位置を検出する位置センサである。画像形成時には、画像形成動作の開始タイミングの基準となる位置検出信号を出力する。位置検出部70は、光量検出部60と同様に発光素子及び受光素子を有し、中間転写ベルト36に向けて光を照射すると共にマークMの表面で反射された光を受光することで、中間転写ベルト36の位置を検出する。後述する「濃度補正処理」においては、この位置検出信号を基準とするタイミングで、各種処理が行われる。
位置ずれ調整部80は、中間転写ベルト36の幅方向での位置ずれを修正するステアリング制御を実施するものである。位置ずれ調整部80は、ベルト端検出部82、ステアリングローラ84、揺動アーム86、及び駆動機構88を含んで構成されている。ベルト端検出部82により、中間転写ベルト36の幅方向の位置が検出される。中間転写ベルト36の幅方向での位置ずれが発生している場合には、ステアリングローラ84を傾けて位置ずれを修正するステアリング制御を実施する。なお、詳細は後述する。
ベルト端検出部82は、中間転写ベルト36の幅方向の位置を検出する位置センサである。ステアリング制御時等には、位置ずれの有無を示す位置検出信号を出力する。ベルト端検出部82は、光量検出部60と同様に発光素子及び受光素子を有し、中間転写ベルト36に向けて光を照射すると共にベルトの表面で反射された光を受光することで、中間転写ベルト36の位置を検出する。後述する「濃度補正処理」においては、この位置検出信号に基づいて中間転写ベルト36の位置調整が行われる。
通信部90は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。通信部90は、外部装置から、印刷指示や電子文書の画像情報と共に、ページ、部数等の印刷属性を含む印刷パラメータを取得する。記憶部92は、ハードディスク等の記憶装置を備えている。記憶部92には、ログデータ等の各種データ、制御プログラム等が記憶される。
本実施の形態では、後述する「濃度補正処理」の制御プログラムが、記憶部92に予め記憶されている場合について説明する。予め記憶された制御プログラムは、CPU100Aにより読み出されて実行される。なお、制御プログラムは、ROM100B等の他の記憶装置に記憶されていてもよい。また、本実施の形態では、記憶部92には、濃度検出時の中間転写ベルト36の幅方向の位置(例えば、ステアリングローラ84の幅方向の中心線からの距離d)と、濃度検出時のステアリングローラ84の傾き角度(例えば、回転軸が水平方向と成す角度θ)とが、「濃度検出条件」として予め記憶されている。
なお、制御部100には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
(中間転写ベルトの位置ずれ調整部の構成)
ここで、位置ずれ調整部80の詳細な構成について説明する。
図4(A)〜(C)は位置ずれ調整部80の要部構成の一例を示す模式図である。図4に示すように、位置ずれ調整部80は、ステアリングローラ84、揺動アーム86、及び駆動機構88を含んで構成されている。駆動機構88は、偏心カム88A、及びモータ88Bを含んで構成されている。中間転写ベルト36は、ステアリングローラ84に巻き付けられている。ステアリングローラ84の回転軸84Aは、揺動アーム86の一端に回転自在に取り付けられている。揺動アーム86は、支軸86Aにより揺動自在に支持されている。また、揺動アーム86の他端には、偏心カム88Aが圧接状態に保持されている。偏心カム88Aは、モータ88Bの駆動軸に取り付けられている。
上記構成においては、中間転写ベルト36の走行中に、ベルト端検出部82により中間転写ベルト36の幅方向の位置が検出され、その検出結果に基づいてモータ88Bの駆動状態が制御される。図4(A)は、中間転写ベルト36がその幅方向において正規の位置で走行して、ステアリングローラ84がほぼ水平状態にある場合を示す。これに対して、ベルト端検出部82により中間転写ベルト36の幅方向の位置が検出され、位置ずれが発生していると、そのずれ方向及びずれ量に応じて偏心カム88A及びモータ88Bの各々が回転駆動する。
ここで、中間転写ベルト36の幅方向の位置は、ステアリングローラ84の幅方向の中心線CLからの距離dで表す。また、ステアリングローラ84の傾き角度は、ステアリングローラ84の回転軸が水平方向VLと成す角度θで表す。角度は左回りを正とする。また、図面右側が「外側」であり、図面左側が「内側」である。
例えば、図4(B)に示すように、中間転写ベルト36の幅方向の位置が中心線CLに対し外側に偏った場合には、中間転写ベルト36を内側に戻すように矢印C方向に移動させる。まず、モータ88Bが回転駆動され、偏心カム88Aが矢印D方向に回転する。次に、揺動アーム86が支軸86Aを中心に矢印E方向に回転し、ステアリングローラ84(回転軸84A)の一端側が矢印F方向に移動する。即ち、ステアリングローラ84の一端が持ち上げられ、回転軸84Aが水平方向VLと角度+θを成すように傾けられる。これにより、中間転写ベルト36が矢印C方向に移動して内側に戻り、中間転写ベルト36の幅方向での位置ずれが修正される。
一方、図4(C)に示すように、中間転写ベルト36の幅方向の位置が中心線CLに対し内側に偏った場合には、中間転写ベルト36を外側に戻すように矢印G方向に移動させる。まず、モータ88Bが回転駆動され、偏心カム88Aが矢印H方向に回転する。次に、揺動アーム86が支軸86Aを中心に矢印I方向に回転し、ステアリングローラ84(回転軸84A)の一端側が矢印J方向に移動する。即ち、ステアリングローラ84の一端が押し下げられ、回転軸84Aが水平方向VLと角度−θを成すように傾けられる。これにより、中間転写ベルト36が矢印G方向に移動して外側に戻り、中間転写ベルト36の幅方向での位置ずれが修正される。
<濃度検出用画像>
次に、濃度検出用画像について説明する。
図5は像保持体上に形成される濃度検出用画像の一例を示す模式図である。図5に示すように、濃度検出用画像群Gは、複数の濃度検出用画像P(以下、「パッチ画像P」という。)を有している。複数のパッチ画像Pは、特定の1色(例えば、K色)によって形成されたトナー像である。複数のパッチ画像Pは、中間転写ベルト36の移動方向(矢印B方向)に沿って、中間転写ベルト36上に一次元状に配列されている。即ち、複数のパッチ画像Pを配列した画像群が、濃度検出用画像群Gである。濃度検出用画像群Gは、中間転写ベルト36の1周分の長さ「L」内に収まるように形成されている。中間転写ベルト36の1周分の長さLは、中間転写ベルト36上の基準マークMにより特定される。
1つのパッチ画像Pは、予め定めた面積に予め定めた面積率で形成された画像である。図示した例では、複数のパッチ画像Pは、各々異なる面積率を有している。複数のパッチ画像Pは、配列方向に沿って面積率が増加又は減少するように配列されている。パッチ画像Pの「面積率」は、例えば「60%」のように、単位面積当たりのトナー被覆率で表される。「100%」はベタ画像であり、「0%」は無色である。この例では、濃度検出用画像群Gは12個のパッチ画像Pを有し、図面上では左側から右側に向かって面積率が100%から0%まで単調に減少する。
なお、複数のパッチ画像Pの面積率は段階的に変化するため、本実施の形態では、パッチ画像Pの面積率を「階調」又は「階調値」と称する場合がある。
中間転写ベルト36が矢印B方向に移動することにより、位置検出部70により中間転写ベルト36上の基準マークMが検知されて、予め定めた基準位置が検出される。また、光量検出部60により、中間転写ベルト36上の濃度検出用画像群Gからの反射光量が検出される。複数のパッチ画像Pについて、面積率の高いパッチ画像Pから順に反射光量が検出される。
<反射光量のばらつき>
次に、像保持体の反射光量Vcleanのばらつきについて説明する。
図6は光量検出部60から出力される検出信号の時間変化を示す図である。ここでは、濃度検出用画像は、中間転写ベルト36の1周分の長さLにわたって、同じ面積率を有している。図6に示すように、光量検出部60で検出される反射光量は、中間転写ベルト36の回転に伴って変動する。0%では、中間転写ベルト36からの反射光量が検出されている。20%、40%、60%では、対応する面積率のトナー像からの反射光量が検出されている。0%、20%、40%、60%と、濃度検出用画像の面積率が高くなるほど、反射光量の変動量は小さくなる。
光量検出部60で検出される反射光量は、光センサの個体差、光センサの取り付け状態、光センサの光路の汚れ、光センサの温度特性など、種々の原因により変化する。一般に、これらの原因による反射光量の変化は、像保持体の反射光量Vcleanを基準値として補正される。像保持体の反射光量Vcleanを基準値とする補正は、正反射方式の光センサで特に有効である。
ところが、上記のステアリング制御が実行されていると、中間転写ベルト36にしわや振動などが発生して、基準値である反射光量Vcleanが変動することになり、画像濃度が正確に取得されない。特に、面積率が閾値以下の濃度検出用画像については、反射光量Vcleanの影響が大きく、濃度(ハイライト濃度)を安定して取得することが難しくなる。
本実施の形態では、濃度補正処理を実行する場合に、位置ずれ調整部80の各部を利用して、中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θの少なくとも一方を、中間転写ベルト36の1周分の反射光量Vcleanのばらつきが小さくなるように調整する。調整後の状態では反射光量Vcleanの変動が少なく、画像濃度が正確に取得されるようになる。なお、濃度補正処理の実行中は、ステアリング制御は中断する。即ち、本実施の形態では、中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θの少なくとも一方を、濃度補正処理に適した状態に調整して、濃度補正処理を実行する。以下では、反射光量Vcleanのばらつきが小さくなる位置d及び傾き角度θの少なくとも一方の状態を「濃度検出条件」という。
<濃度補正処理>
次に、「濃度補正処理」について説明する。
画像形成装置は、予め定めた条件が満たされた場合に、濃度補正処理を開始する。濃度補正処理中には、通常の画像形成動作は行われない。本実施の形態では、画像形成回数をカウントし、画像形成回数が制限回数を超えた場合に、濃度補正処理を開始する。なお、濃度補正処理を開始する条件は、他の条件としてもよい。例えば、予め定めた期間が経過した場合に、濃度補正処理を開始してもよい。
図7は「濃度補正処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。「濃度補正処理」は、制御部100のCPU100Aにより実行される。この「濃度補正処理」により、中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θの少なくとも一方が、濃度補正処理に適した状態に調整されて、濃度検出用画像の濃度が正確に検出される。なお、本実施の形態では、濃度検出用画像群Gは、面積率の異なるn個のパッチ画像(パッチ画像P〜P)で構成されている。以下、濃度補正処理の手順を具体的に説明する。
中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θの一方だけを調整してもよいが、ここでは、中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θの両方を調整する場合について説明する。
まず、ステップ100で、ステアリング制御を中断する。次に、ステップ102で、記憶部92に予め記憶された「濃度検出条件」を読み出し、濃度検出条件に係る中間転写ベルト36の幅方向の位置「d」及びステアリングローラ84の傾き角度「θ」を取得する。
次に、ステップ104で、中間転写ベルト36の幅方向の位置が「d」となり、ステアリングローラ84の傾き角度が「θ」となるように、位置ずれ調整部80に指示する。位置ずれ調整部80では、ベルト端検出部82により中間転写ベルト36の幅方向の位置を検出しながら、検出結果に基づいてモータ88Bの駆動状態を制御して、中間転写ベルト36の幅方向の位置を「d」に調整すると共に、ステアリングローラ84の傾き角度を「θ」に調整する。
次に、ステップ106で、中間転写ベルト36の1周分の反射光量を測定するように、光量検出部60に指示する。なお、画像形成時と同様に、中間転写ベルト36は、予め定めた速度で矢印B方向に移動している。光量検出部60により、中間転写ベルト36が1周分移動している間に、中間転写ベルト36からの反射光量が測定される。光量検出部60は、制御部100に反射光量を表す検出信号を出力する。従って、次のステップ108で、中間転写ベルト36の1周分の反射光量Vcleanを取得する。
次に、ステップ110で、n個のパッチ画像P〜Pの作成位置に対応した反射光量Vclean-sync1〜Vclean-syncnを取得する。反射光量Vclean-sync1〜Vclean-syncnは、n個のパッチ画像P〜Pを形成する位置の1周前の中間転写ベルト36の反射光量である。反射光量Vclean-sync1〜Vclean-syncnは、光量検出部60で検出される反射光量を補正する「基準値」として使用される。
次に、ステップ112で、面積率の異なるn個のパッチ画像P〜Pを形成するように、画像形成部30に指示する。画像形成部30により、位置検出部70で検出された位置検出信号を基準とするタイミングで、中間転写ベルト36上に濃度検出用画像群Gが形成される。濃度検出用画像群Gは、n個のパッチ画像P〜Pが一次元状に配列された画像群である(図5参照)。
次に、ステップ114で、中間転写ベルト36上のn個のパッチ画像P〜Pの反射光量を測定するように、光量検出部60に指示する。光量検出部60により、中間転写ベルト36が1周分移動している間に、n個のパッチ画像P〜Pからの反射光量が測定される。光量検出部60は、制御部100に反射光量を表す検出信号を出力する。従って、次のステップ116で、n個のパッチ画像P〜Pの反射光量Vpatch1〜Vpatchnを取得する。
次に、ステップ118で、下記式(1)に従い、n個のパッチ画像P〜Pの画像濃度Dpatch1〜Dpatchnを取得する。
patch=Vpatch/Vclean_sync×Kstd 式(1)
上記式(1)の各パラメータは、既に説明したものも含め以下の通り定義される。
patch:パッチ画像の濃度
patch:パッチ画像の反射光量
clean_sync:パッチ画像に対応した中間転写ベルトの1周前の反射光量(基準値)
std:正規化係数(除算結果を整数(0〜255、0〜1023等)にするための係数)
次に、ステップ120で、取得された画像濃度Dpatchiに応じた濃度補正処理を実行する。なお、濃度補正処理では、i番目のパッチ画像Pの画像濃度Dpatchiに基づいて、画像形成時の出力画像濃度が入力画像濃度(目標値)に近付くように、画像濃度の補正を行う。次に、ステップ122で、中断していたステアリング制御を再開して、ルーチンを終了する。
<濃度検出条件の取得>
なお、上記では、「濃度検出条件」が予め記憶されている例について説明したが、「濃度検出条件」は必要に応じて取得すればよい。例えば、濃度補正処理を実行する度に取得してもよい。また、予め定めた期間ごとに「濃度検出条件」を取得して更新してもよい。例えば、装置の製造時、中間転写ベルトの交換時、転写装置に含まれる部材のメンテナンス後、高温多湿時など、像保持体である中間転写ベルト36の状態が変化した場合に「濃度検出条件」を取得するようにしてもよい。
ここで、濃度補正処理に適した状態について説明する。図8(A)〜(G)は、ステアリング制御により、中間転写ベルトの幅方向の位置及びステアリングローラの傾き角度が変化する様子を示す模式図である。図8(D)は中間転写ベルト36が中央位置にある状態を示す。図8(D)に示すように、中間転写ベルト36の幅方向の位置d=0である。また、ステアリングローラ84の傾き角度θ=0であり、ほぼ水平状態に保持されている。
図8(C)は中間転写ベルト36が外側に偏った状態を示す。中間転写ベルト36の幅方向の位置d>0である。図8(B)はステアリングローラ84が中間転写ベルト36を内側に戻そうと傾いた状態を示す。中間転写ベルト36の幅方向の位置d>0である。また、ステアリングローラ84の傾き角度θ>0である。図8(A)は中間転写ベルト36が内側に戻った状態を示す。中間転写ベルト36の幅方向の位置d=0である。また、ステアリングローラ84の傾き角度θ>0である。
図8(E)は中間転写ベルト36が内側に偏った状態を示す。中間転写ベルト36の幅方向の位置d>0である。図8(F)はステアリングローラ84が中間転写ベルト36を外側に戻そうと傾いた状態を示す。中間転写ベルト36の幅方向の位置d>0である。また、ステアリングローラ84の傾き角度θ<0である。図8(G)は中間転写ベルト36が外側に戻った状態を示す。中間転写ベルト36の幅方向の位置d=0である。また、ステアリングローラ84の傾き角度θ<0である。
中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θは、図8(A)〜(G)に示すように調整される。ステアリング制御では、図8(D)に示すステアリングローラ84に角度が付いていない状態は、中間転写ベルト36は幅方向に動く状態である。図10(A)に示すように、ステアリングローラ84を中間転写ベルト36が幅方向に動かない角度θ=αに保持することで、中間転写ベルト36の動きは止まった状態となる。この状態がステアリング制御の最適状態であり、図8(B)と図8(C)との間、図8(E)と図8(F)との間で発生する。
一方、濃度補正処理に適した状態か否かは、中間転写ベルト36の1周分の反射光量Vcleanを測定して、反射光量Vcleanのばらつきを取得してみなければ分からない。しかしながら、中間転写ベルト36上にしわや歪みが無い状態で、反射光量のばらつきが小さくなる。このため、ステアリングローラ84の傾き角度θが小さく、θ=0に近いθ=β状態が、濃度検出の最適条件となる。例えば、図10(B)に示すように、中間転写ベルト36が内側に偏り、ステアリングローラ84の傾き角度θ=βの状態である。この状態は、図8(C)と図8(D)との間、図8(D)と図8(E)との間で発生する。
具体的には、以下の手順で「濃度検出条件」を取得する。図9は「濃度検出条件決定処理」の処理ルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップ200で、中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θの組合せについて、n種類の候補条件を設定する。例えば、図8(A)〜(G)に示す状態に対応して、7種類の候補条件が設定されるようにしてもよい。或いは、操作表示部10に候補条件を設定するための設定画面を表示して、ユーザにより設定された候補条件を受け付けてもよい。
次に、ステップ202で、中間転写ベルト36の幅方向の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θが、i番目(i=1から開始)の「候補条件」となるように、位置ずれ調整部80に指示する。位置ずれ調整部80では、ベルト端検出部82により中間転写ベルト36の幅方向の位置を検出しながら、検出結果に基づいてモータ88Bの駆動状態を制御して、中間転写ベルト36の位置d及びステアリングローラ84の傾き角度θを調整する。
次に、ステップ204で、中間転写ベルト36の1周分の反射光量を測定するように、光量検出部60に指示する。光量検出部60により、中間転写ベルト36からの反射光量が測定される。光量検出部60は、制御部100に反射光量を表す検出信号を出力する。次のステップ206で、中間転写ベルト36の1周分の反射光量Vcleanを取得する。
次に、ステップ208で、中間転写ベルト36の1周分の反射光量Vcleanのばらつき量を取得する。ここで「ばらつき量」とは、標準偏差、又は最大値と最小値との差分を意味する。次に、ステップ210で、設定された全部の候補条件でばらつき量が取得されたか否かを判定する。ステップ210で肯定判定の場合には、設定された全部の候補条件でばらつき量が取得されているので、次のステップ212に進む。一方、ステップ208で否定判定の場合には、ばらつき量が取得されていない候補条件があるので、ステップ202に戻って処理を繰り返す。
次に、ステップ212で、各候補条件で取得したばらつき量が最小となる候補条件を「濃度検出条件」と決定し、決定された「濃度検出条件」、即ち、濃度検出条件に係る中間転写ベルト36の幅方向の位置「d」及びステアリングローラ84の傾き角度「θ」を記憶して、ルーチンを終了する。例えば、濃度補正処理では、図10(D)に示す状態が最適であるという結果になる。
<変形例>
なお、上記では、n個のパッチ画像P〜Pを形成する位置の1周前の中間転写ベルト36の反射光量Vclean-sync1〜Vclean-syncnを取得する例について説明したが、1周前の反射光量に限定される訳ではない。数周前の反射光量を取得してもよい。また、パッチ画像Pの反射光量を測定した後に、画像消去後の中間転写ベルト36の反射光量を取得してもよい。但し、像保持体の表面状態が変化するので、パッチ画像Pの反射光量を測定時から短期間の間に、中間転写ベルト36の反射光量を取得する方がよい。
また、上記各実施の形態で説明した装置構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。例えば、フローチャートの各ステップの順序を入れ替える等してもよい。
10 操作表示部
20 画像読取部
30 画像形成部
32 画像形成ユニット
34 ローラ
34A 駆動ローラ
34B 背面支持ローラ
34C 張力付与ローラ
34D 従動ローラ
36 中間転写ベルト
38 二次転写装置
39 定着装置
40 用紙供給部
42 用紙収容部
44 取出ローラ
46 搬送ローラ
50 用紙排出部
54 排出部
60 光量検出部
61 筐体
62 発光素子
64 受光素子
66 導光路
68 導光路
70 位置検出部
80 位置ずれ調整部
82 ベルト端検出部
84 ステアリングローラ
84A 回転軸
86 揺動アーム
86A 支軸
88 駆動機構
88A 偏心カム
88B モータ
90 通信部
92 記憶部
100 制御部
G 濃度検出用画像群
M 基準マーク
P 濃度検出用画像(パッチ画像)

Claims (4)

  1. 像保持体の幅方向での位置ずれを修正するように前記像保持体の幅方向の位置及び前記像保持体を支持する支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整する調整手段と、
    前記像保持体上に濃度検出用画像を形成する画像形成手段と、
    前記像保持体又は前記像保持体上に形成された前記濃度検出用画像の反射光量を測定する測定手段と、
    前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を濃度検出条件として取得する条件取得手段と、
    前記像保持体の反射光量と前記濃度検出用画像の反射光量とに基づいて前記濃度検出用画像の濃度を取得する濃度取得手段と、
    濃度検出を行う場合には、前記像保持体の位置ずれの修正を中断し、前記濃度検出条件を満たすように前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整した後に、前記像保持体及び前記像保持体上に形成された前記濃度検出用画像の反射光量の測定を行って濃度を検出するように、前記調整手段、前記画像形成手段、前記測定手段、及び前記濃度取得手段の各々を制御する制御手段と、
    を有する濃度検出装置。
  2. 前記条件取得手段が、
    前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方について複数の候補条件が設定されるのを受け付ける受付手段と、
    前記複数の候補条件において前記像保持体の反射光量を測定し、測定された前記像保持体の1周分の反射光量のばらつき量を算出する算出手段と、
    前記ばらつき量が最小となる候補条件を前記濃度検出条件と決定する決定手段と、
    決定された前記濃度検出条件を記憶する記憶手段と、
    を更に備えた、請求項1に記載の濃度検出装置。
  3. 面積率が閾値以下の濃度検出用画像が含まれる場合に、前記制御手段による制御を実行する請求項1または請求項2に記載の濃度検出装置。
  4. 像保持体の幅方向での位置ずれを修正するように前記像保持体の幅方向の位置及び前記像保持体を支持する支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整する調整手段と、
    前記像保持体上に画像を形成する画像形成手段と、
    前記像保持体又は前記像保持体上に形成された濃度検出用画像の反射光量を測定する測定手段と、
    前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を濃度検出条件として取得する条件取得手段と、
    前記像保持体の反射光量と前記濃度検出用画像の反射光量とに基づいて前記濃度検出用画像の濃度を取得する濃度取得手段と、
    濃度検出を行う場合には、前記像保持体の位置ずれの修正を中断し、前記濃度検出条件を満たすように前記像保持体の幅方向の位置及び前記支持部材の傾き角度の少なくとも一方を調整した後に、前記像保持体及び前記像保持体上に形成された前記濃度検出用画像の反射光量の測定を行って濃度を検出するように、前記調整手段、前記画像形成手段、前記測定手段、及び前記濃度取得手段の各々を制御する制御手段と、
    前記濃度取得手段で取得された複数の濃度検出用画像に対応する濃度に基づいて、出力画像濃度を補正する補正手段と、
    を有する画像形成装置。
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