JP2013195564A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面印刷を行う際に画質を維持しつつ、生産性を高めることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成装置10は、印刷に用いない色の現像器45の駆動の停止と、停止していた現像器45の駆動の開始の色切換制御を行う現像制御部50aと、両面印刷時に用紙搬送装置14を制御して、時間軸上に印刷の頁単位で交互に並べて設定される第1印刷期間と第2印刷期間に対して、第1印刷期間で用紙の第1面に画像形成するとともに、第2印刷期間で用紙の第2面に画像形成するよう用紙を送る交互両面送り動作と、第1印刷期間と第2印刷期間の並び順を入れ替えて画像形成をするよう用紙を送る非交互両面送り動作を制御する搬送制御部50bと、を有し、搬送制御部50bは、現像制御部50aによる色切換制御に応じて交互両面送り動作と非交互両面送り動作のうち早い方の動作を選択する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置では、感光体や中間転写体等の像保持体で保持した画像を用紙に印刷(転写・定着)するにあたって、時間軸上に印刷(画像データ)の頁単位で印刷期間を設定し、この印刷期間を利用して、用紙に画像を印刷している。また、両面印刷機能を備える画像形成装置では、上記印刷期間を第1印刷期間と第2印刷期間に分類し、第1印刷期間で用紙の第1面に画像を印刷し、かつ第2印刷期間で用紙の第2面に画像を印刷している。この種の画像形成装置には、使用者が印刷開始を指示してから1枚目の印刷済み用紙が排出されるまでの所要時間や、使用者が印刷開始を指示してから最後の印刷済み用紙が排出されるまでの所要時間を短縮して生産性を高めることが求められている。
例えば、特許文献1には、画像形成順序を原稿のページ順とは異なる順序に変更し、変更した画像形成順序で印刷が可能な場合に、変更後の画像形成順序で画像形成を行うとともに、画像形成後の用紙を例えば両面印刷用の反転部分に待機するなどして、原稿ページ順に並び替えて排出することで生産性を高めることが開示されている。
特開2008−292644号公報
しかしなら、特許文献1に記載の画像形成装置では、原稿ページ順に並び替えて排出するために両面印刷用の反転部分に用紙を待機する必要がある。このため、両面印刷時には画像形成順序を変更することができず生産性が低下してしまう問題があった。
また、画質維持のために印刷しない色の現像器を停止して色切り換えを行う画像形成装置が提案されているが、両面印刷時に印刷しない色の現像器を停止してしまうと生産性が大幅に低下してしまうという問題があった。
本発明は、両面印刷を行う際に画質を維持しつつ、生産性を高めることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、以下の手段を提供する。
(1)複数の現像器と、用紙を搬送する用紙搬送部とを備える画像形成装置であって、複数の現像器の中から画像形成に用いない色の現像器の駆動の停止と、停止していた現像器を用いて画像形成を行う際に停止していた現像器の駆動の開始の色切換制御を行う現像制御部と、両面印刷時に用紙搬送部を制御して、時間軸上に印刷の頁単位で交互に並べて設定される第1印刷期間と第2印刷期間に対して、第1印刷期間で用紙の第1面に画像形成するとともに、第2印刷期間で用紙の第2面に画像形成するよう用紙を送る交互両面送り動作と、第1印刷期間と第2印刷期間の並び順を入れ替えて画像形成をするよう用紙を送る非交互両面送り動作を制御する搬送制御部と、を有し、搬送制御部は、現像制御部による色切換制御に応じて交互両面送り動作と非交互両面送り動作のうち早い方の動作を選択する画像形成装置を提供する。
(2)搬送制御部は、非交互両面送り動作時、連続する第1印刷期間で第1用紙の第1面と第2用紙の第1面に対して順に画像を形成するとともに、次に連続する第2印刷期間で第1面を印刷済みの第1用紙と第2用紙の第2面に対して順に画像形成するよう用紙搬送部を制御し、現像制御部は、連続する第1印刷期間と連続する第2印刷期間の間に色切換制御を行う上記(1)に記載の画像形成装置を提供する。
(3)搬送制御部は、交互両面送り動作と非交互両面送り動作のそれぞれの時間を算出し、算出したそれぞれの時間を比較して交互両面送り動作と非交互両面送り動作のうち早い方の動作を選択する上記(1)又は(2)に記載の画像形成装置を提供する。
(4)搬送制御部は、所定頁数分の印刷色情報を取得し、取得した印刷色情報に基づいて色切換制御が存在すると判断した場合、交互両面送り動作と非交互両面送り動作のそれぞれの時間を算出する上記(3)に記載の画像形成装置。
(5)搬送制御部は、色切換制御が存在しないと判断した場合、交互両面送り動作を選択する上記(4)に記載の画像形成装置を提供する。
(6)搬送制御部は、用紙に対する第1面印刷と第2面印刷との間隔を表す情報に1頁分を加えた頁数を所定頁数とすることを特徴とする(4)に記載の画像形成装置を提供する。
(7)搬送制御部は、交互両面送り動作と非交互両面送り動作のうち現像制御部による色切換制御の回数が少ない動作を早い方の動作として選択することを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の画像形成装置を提供する。
本発明によれば、両面印刷を行う際に画質を維持しつつ、生産性を高めることができる画像形成装置を提供できる。
本発明が適用される電子写真式の画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る現像器の駆動を説明する図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における制御構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置における両面印刷設定処理の動作例を示すフローチャートである。 色切換を伴わない交互両面送り動作における印刷順序と送り時間を説明する図である。 色切換を伴う交互両面送り動作における印刷順序と送り時間を説明する図である。 色切換を伴う非交互両面送り動作における印刷順序と送り時間とを説明する図である。 色切換を伴う交互両面送り動作における印刷順序と送り時間とを説明する図である。 色切換を伴う交互両面送り動作における印刷順序と送り時間を説明する図である。 画像形成装置における印刷工程を説明する図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される電子写真式の画像形成装置の構成例を示す概略図である。画像形成装置10は、画像読取装置12と、画像形成部13と、用紙搬送装置14とを備えた構成となっている。
画像形成装置10の画像読取装置12は、原稿の画像を読み取る装置である。画像形成部13は、画像読取装置12によって読み取られた原稿の画像データや外部のコンピュータ等の通信機器から受信した画像データに基づいて、記録媒体となる用紙に画像を形成して印刷を行なう。用紙搬送装置14は、画像の印刷に使用される用紙を搬送する装置である。
画像読取装置12は、画像形成装置本体15の上部に配置してある。画像形成部13は、画像形成装置本体15の内部に配置してある。用紙搬送装置14は、一部を除いて画像形成装置本体15の内部に配置してある。画像形成装置10で画像の印刷に使用される用紙には、紙製のシート以外にも、OHPシートなどのプラスチックス製のシートも含まれる。
画像読取装置12は、自動原稿搬送装置16を搭載する原稿押さえ部材17と、画像読取部18とを備えている。自動原稿搬送装置16は、被読取媒体となる原稿を1枚ずつ読取位置を経由するように搬送する装置である。原稿押さえ部材17は、原稿台にセットされた原稿を上から押さえる部材であって、画像形成装置本体15の最上部に開閉可能に配置してある。画像読取部18は、利用者により原稿台にセットされた原稿の画像や、自動原稿搬送装置16によって読取位置に搬送されてきた原稿の画像を光学的に読み取るもので、例えば図示しない光源、ミラー、レンズ、撮像素子等を用いて構成してある。
画像形成部13は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した画像を形成する4つの感光体ドラム19、20、21、22と、各々の感光体ドラム19〜22に対応する4つの一次転写ロール23、24、25、26と、中間転写体となる無端状の中間転写ベルト27とを備える。
各々の感光体ドラム19〜22の周囲には、帯電器、潜像形成装置、現像器、クリーナー等の機器を配置してある。帯電器は、感光体ドラム19〜22の表面を一様に帯電させる機器である。潜像形成装置は、帯電器によって帯電された感光体ドラム19〜22の表面をレーザ光で露光走査することにより、感光体ドラム19〜22の表面に静電潜像を形成する装置である。現像器は、二成分現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム19〜22の表面に供給することにより、静電潜像をトナー画像に現像する機器である。クリーナーは、感光体ドラム19〜22に残留する不要なトナーを除去する機器である。
一次転写ロール23〜26は、それぞれに対応する感光体ドラム19〜22の近傍に中間転写ベルト27を介して対向する状態に配置してある。この一次転写ロール23〜26は、上述のように感光体ドラム19〜22に形成されたトナー画像を中間転写ベルト27に一次転写する際に、感光体ドラム19〜22と中間転写ベルト27とを密着させる方向に押圧するものである。
中間転写ベルト27は、一次転写したトナー画像を用紙に転写するまでの間、一時的に保持しておくための保持体である。中間転写ベルト27は、複数のベルト支持ロールによってループ状に支持されている。図1に示す実施形態における無端状の中間転写ベルト27は、当該中間転写ベルト27の走行経路上で反時計回り方向に走行するように構成されている。
中間転写ベルト27における感光体ドラム19〜22の下流のループ途中には、転写部28を配置してある。転写部28は、中間転写ベルト27から用紙に画像の転写を行う部分である。転写部28は、一方のロールを二次転写ロールとして配置し、他方のロールをベルト支持ロールとして対向配置した一対のロールにより構成される。転写部28は、これら一対のロールを用いて中間転写ベルト27を挟み込む構成である。二次転写ロールは、感光体ドラム19〜22にて中間転写ベルト27に形成されたトナー画像を用紙に二次転写する。
画像形成部13は、定着部29を備えている。定着部29は、転写部28で用紙に転写されたトナー画像を定着させるものである。定着部29は、例えば一方のロールをヒータ内蔵の加熱ロールとして配置し、他方のロールを加圧ロールとして対向配置した一対のロールにより構成される。
用紙搬送装置14は、上下に多段に配置した4つの用紙収容部31、32、33、34と、各々の用紙収容部31〜34から用紙を給紙する給紙部35と、給紙部35によって給紙された用紙を下から上に向けて垂直に搬送する垂直搬送部36とを含んでいる。また、用紙搬送装置14は、垂直搬送部36によって搬送された用紙を転写時刻に合わせて転写部28に送り込むレジスト部37と、転写部28を通過した用紙を定着部29に送り込むバキューム搬送部38とを含んでいる。また用紙搬送装置14は、定着部29から送り出された用紙をスイッチバックで反転させる反転搬送部39と、反転搬送部39で反転させた用紙を再び給紙するために搬送する再給紙搬送部40と、片面印刷又は両面印刷を終えた用紙を排出する排出部41とを含んでいる。また、用紙搬送装置14は、排出部41で排出された用紙を積載状態で収容する排出収容部42と、画像の印刷に使用する用紙を手差しで供給するための手差し供給装置43とを含んでいる。このうち、レジスト部37は、一対のレジストロールを含んでいる。また、排出部41は、一対の排出ロールを含んでいる。反転搬送部39及び再給紙搬送部40は、両面印刷用搬送部として配置してある。
次に、上記構成からなる画像形成装置10の基本的な動作について説明する。
先ず、画像形成装置10は、画像データと印刷情報と印刷色情報とを取得して印刷指令を生成する。画像データは、画像読取装置12が原稿の画像を読み取るか、又は他のコンピュータ等の通信機器から受信して取得する。印刷情報は、原稿用紙サイズや印刷用紙サイズ、縮尺、部数、画質、読み取り方法、出力形式等の情報である。印刷色情報は、印刷色の種類に関する情報であり、例えば白黒印刷を行なう旨の情報、フルカラー印刷を行なう旨の情報、赤色、青色、緑色、黄色等の単色印刷又は多色印刷を行なう旨の情報等である。この印刷色情報は、利用者が予め画像形成装置10に対して印刷色情報に関する指示を入力することによっても取得できるし、コンピュータ等の通信機器から受信して取得することもできるし、画像形成装置10が取得した画像データから自動で識別を行なって取得することもできる。
画像形成装置10が画像データと印刷色情報とを取得すると、頁毎の印刷色情報に応じて、印刷に用いない色の現像器45の駆動を停止し、又この停止していた現像器45を用いて印刷を行う際に停止していた現像器45の駆動を開始といった、印刷色の切換処理を印刷シーケンスに沿って行なう。頁毎に印刷色情報が異なる場合には、原則として画質維持のために、頁毎に印刷色の切換処理を行なうことが好ましい。この印刷色の切換処理を行なうにあたっては、所定の切換時間を要するので、用紙に対する印刷を一時期中断する必要がある。
画像データと印刷色情報とを取得すると、画像形成部13は、取得した画像データと印刷色情報とに基づいて現像器及び感光体ドラム19〜22の使用を選択し、予め設定した印刷シーケンスにおける静電潜像の書き込み開始時刻に合わせてトナー画像を形成する。画像形成部13では、選択した色の感光体ドラム19〜22を回転駆動しつつ、それぞれに対応する帯電器、潜像形成装置、現像器によって各感光体ドラム19〜22の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像を形成する。このように形成した各色のトナー画像は、一次転写ロール23〜26を用いて順次、中間転写ベルト27に重ねて転写してゆく。
これにより、中間転写ベルト27には、選択した色のトナーを重ね合わせたトナー画像が形成された状態となる。中間転写ベルト27に形成されたトナー画像は、当該中間転写ベルト27に保持した状態で、予め設定した印刷シーケンスにおける転写時刻に合わせて転写部28へ搬送する。トナー画像の転写、搬送と並行して、予め設定した印刷シーケンスにおける転写時刻に合わせて用紙を転写部28へ搬送する。
トナー画像を二次転写する用紙は、画像形成装置10の操作パネル等を用いて利用者により指定された用紙、画像形成装置10に搭載されている自動選択機能によって選択された用紙、又は手差し供給装置43から供給された用紙を使用する。これらの用紙は、予め設定された転写時刻に転写部28に到達するように、当該転写時刻に合わせてレジスト部37から転写部28へと送り込む。例えば、利用者が選択した用紙が最上段の用紙収容部31に収容された用紙であるとすると、この用紙収容部31から給紙部35を経由して用紙が給紙され、その後垂直搬送部36を経由してレジスト部37に搬送される。レジスト部37では、例えば、回転が停止した状態のレジストロールに対して用紙を付き当てることによって、用紙の姿勢(傾き等)を修正した後、上記転写時刻に合わせてレジストロールの回転を開始することにより、転写部28に用紙を搬送する。
転写部28は、周回する中間転写ベルト27から用紙へと、トナー画像を二次転写する。その後、用紙はバキューム搬送部38によって定着部29に搬送され、そこで用紙に対するトナー画像の定着処理が施される。これ以降の動作は、画像形成モードが片面印刷モードの場合と両面印刷モードとの場合で異なるので、別々に説明する。
片面印刷モードとは、用紙の片面(第1面)に画像を印刷する片面印刷の画像形成モードである。両面印刷モードとは、用紙の両面(第1面及び第2面)に画像を印刷する両面印刷の画像形成モードである。片面印刷モードで動作する場合には、定着部29でトナー画像の定着処理を行なった用紙を、排出部41から排出収容部42へと排出する。
両面印刷モードで動作する場合は、片面印刷を終えた用紙を反転搬送部39に搬送した後、スイッチバックにより表裏反転した用紙を再給紙搬送部40を経由して再びレジスト部37に搬送する。以降は、片面印刷の場合と同様の方法で、転写部28にて用紙の第2面にトナー画像を転写し、定着部29にて転写した画像を定着させた後、用紙の排出を行なう。なお、定着部29から送り出された用紙の表裏を反転して排出する場合には、定着部29から反転搬送部39を経由して排出部41へと用紙を再搬送する。
図2は、本発明の実施形態に係る現像器の駆動を説明する図である。
図2に示すように、現像器45(Y,M,C,K)は、現像剤(例えば非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤など)を収容する現像剤収容器を有し、その現像剤収容器に収容されている現像剤を回転しながら保持して感光ドラム19〜22と接近して対向する現像領域に搬送する現像ロール46や、その収容されている現像剤を回転して攪拌しながら現像ロール46に搬送する攪拌搬送部材47を有している。また、現像器45(Y,M,C,K)は、その現像ロール46に交流が重畳された直流からなる現像用電圧が印加されるとともに、その現像ロール46及び攪拌搬送部材47が所要の方向に回転させられる。
現像剤のトナーは、現像剤収容器内において攪拌搬送部材47により攪拌されることでキャリアと擦れ合って所要の極性に摩擦帯電される。現像ロール46は、回転する非磁性の円筒回転体と、円筒回転体の内部空間に固定した状態で配置される複数の磁極が配分された磁石部材とで構成されている。
また、ブラック色の現像器45Kにおける現像ロール46とそれ以外のイエロー色、マゼンタ色及びシアン色の現像器45(Y,M,C)における各現像ロール46を、別々の現像ロール用モータ48K、48Sで独立して駆動するように構成されている。現像ロール用モータ48Sは、3つの現像器45(Y,M,C)における各現像ロール46に回転動力を伝達する。また、給電装置49(Y,M,C,K)は4つの現像器45(Y,M,C,K)における各現像ロール46に現像バイアスをそれぞれ印加する。給電装置49(Y,M,C,K)はいずれも、現像バイアスとしての直流(DC)及び交流(AC)を印加する装置である。この各モータ48としては例えばDCモータが使用されている。
図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置における制御構成の一例を示すブロック図である。
印刷制御部50は、画像形成装置10全体の処理動作を統括的に制御する。印刷制御部50には、操作パネル52と、画像処理部53と、用紙検知センサ54と、給紙用モータ55と、搬送用モータ56と、反転用モータ57と、再給紙用モータ58と、搬送路切り替え用ソレノイド59と接続されている。印刷制御部50は、現像制御部50aと搬送制御部50bを有する。
操作パネル52は、画像形成装置10を利用する利用者が各種の情報を入力したり、利用者に対して各種の情報を表示したりするユーザーインターフェースである。操作パネル52は、各種のボタン、スイッチ、キー等を有する入力部と、タッチパネル付きの液晶ディスプレイからなる表示部とを含んで構成される。
画像処理部53は、画像読取装置12によって読み取られた原稿の画像データや、外部の通信機器から送られた画像データに対して、所定の画像処理を施すことにより、当該画像データを印刷用のデータに変換するものである。
用紙検知センサ54は、用紙搬送装置14の用紙搬送路上における用紙の先端通過や、後端通過を検知するものである。用紙検知センサ54は、用紙搬送路の適所に必要に応じて配置してある。用紙検知センサ54は、例えば発光素子と受光素子とを同一面に配置した反射型のフォトセンサを用いることができる。用紙検知センサ54は、例えばセンサ面と近接して対向する所定範囲のセンサ検知位置に用紙が存在するときはオン状態となり、用紙が存在しないときはオフ状態となる。この場合における用紙検知センサ54の出力は、下流方向に流れる用紙の先端がセンサ検知位置を通過した場合には、オフ状態からオン状態に切り替わり、その後、下流方向に搬送される用紙の後端がセンサ検知位置を通過した際には、オン状態からオフ状態に切り替わる。
給紙用モータ55は、画像形成装置本体15内の各用紙収容部31〜34から用紙を個別に給紙する駆動力を供給する。搬送用モータ56は、各々の用紙収容部31〜34から給紙された用紙や手差し供給装置43から供給された用紙を、垂直搬送部36、レジスト部37、転写部28、バキューム搬送部38を順に経由して、定着部29へと搬送するための駆動力を供給する。反転用モータ57は、反転搬送部39で用紙を反転させるための駆動力を供給する。再給紙用モータ58は、再給紙搬送部40で用紙を搬送するための駆動力を供給する。各々のモータ55、56、57、58は、必要に応じて複数個配置することができる。
搬送路切り替え用ソレノイド59は、定着部29の下流側の用紙搬送路が分岐する部分において、用紙の進行方向を切り替えるための駆動力を供給する。現像ロール用モータ48Sは、3つの現像器45(Y,M,C)における各現像ロール46に回転動力を伝達する。現像ロール用モータ48Kは、現像器45Kにおける各現像ロール46に回転動力を伝達する。給電装置49(Y,M,C,K)は、4つの現像器45(Y,M,C,K)における各現像ロール46に現像バイアスをそれぞれ印加するものである。モータ48や給電装置49の各動作については、印刷制御部50により制御される。
現像制御部50aは、現像ロール用モータ48K、48Sおよび給電装置49(Y,M,C,K)を制御し、複数の現像器45(Y,M,C,K)の中から印刷に用いない色の現像器45(Y,M,C,K)の駆動の停止と、停止していた現像器45(Y,M,C,K)を用いて印刷を行う際に停止していた現像器45(Y,M,C,K)の駆動の開始の色切換制御することによって画質を維持している。一方、現像制御装置50aによる色切換制御が多く発生すると、現像器45(Y,M,C,K)の停止と駆動の期間が必要となり、用紙が排出されるまでに期間に影響を与え生産性が低下してしまう。
搬送制御部50bは、現像制御部50aにおける色切換制御に応じて交互両面送り動作と非交互両面送り動作を切替えて搬送を制御する。
一般に、両面印刷を行なう場合は、第1印刷期間と第2印刷期間を時間軸上に交互に並べて設定し、第1印刷期間で用紙の第1面に画像を印刷するとともに、第2印刷期間で用紙の第2面に画像を印刷する。印刷期間とは、用紙に画像を印刷するにあたって印刷の頁単位に設定される期間である。印刷の頁単位とは、印刷の対象となる画像データの頁単位と同じ意味である。印刷期間の長短は、画像の印刷に使用される用紙のサイズ(用紙搬送方向の用紙長さ)に応じて設定される。すなわち、用紙のサイズが大きい場合は、印刷期間が相対的に長く設定され、用紙のサイズが小さい場合は、印刷期間が相対的に短く設定される。
用紙の第1面とは、両面印刷用に給紙された用紙に対して画像形成装置1が最初に画像を印刷する面をいい、その反対側の面が第2面となる。第1印刷期間とは、印刷の頁単位に設定される印刷期間のうち、両面印刷で用紙の第1面に画像を印刷するために設定される印刷期間をいい、第2印刷期間とは、印刷の頁単位に設定される印刷期間のうち、両面印刷で用紙の第2面に画像を印刷するために設定される印刷期間をいう。
交互両面送り動作とは、時間軸上に印刷の頁単位で交互に並べて設定される第1印刷期間と第2印刷期間に対して、第1印刷期間で用紙の第1面に画像形成するとともに、第2印刷期間で用紙の第2面に画像形成するよう用紙を送る動作をいう。
非交互両面送り動作とは、第1印刷期間と第2印刷期間の並び順を入れ替えて画像形成をするよう用紙を送る動作をいい、例えば、連続する第1印刷期間で第1用紙の第1面と第2用紙の第1面の順に画像を形成するとともに、次に連続する第2印刷期間で第1面を印刷済みの第1用紙と第2用紙の第2面の順に画像形成するよう用紙を送る動作を行うことができる。
搬送制御部50bが現像制御部50aにおける色切換制御に応じて交互両面送り動作と非交互両面送り動作を切替える理由は、色切換の回数によって用紙が排出されるまでの時間に影響を与え、生産性が低下するためである。本実施形態では、第1用紙を1枚目の用紙、第2用紙を2枚目の用紙、第1面を用紙の表面、第2面を裏面として説明している。
次に、本発明に係る両面印刷設定処理について説明する。
図4は、本発明に係る画像形成装置10における両面印刷設定処理の動作例を示すフローチャートであり、印刷制御部50が実行する処理である。
画像読取装置12によって原稿を読み取った場合や、外部の通信機器から画像データと印刷情報と印刷色情報とを受信した場合には、印刷制御部50が実行する処理は、図4に示すステップS102に分岐してくる。
ステップS102にて搬送制御部50bは、印刷情報に含まれる印刷用紙サイズを取得する。そして、印刷用紙サイズと当該画像形成装置10における両面印刷用の反転搬送部39、及び再給紙搬送部40に滞留させておくことが可能な用紙の長さとから、一枚の用紙に対して両面印刷を行なう場合における同一用紙の第1面の印刷と第2面の印刷との間隔を表すデュプレックスオフセット(Duplex Offset)を算出して取得する。
例えば、画像形成装置10の両面印刷用の反転搬送部39及び再給紙搬送部40に滞留させておくことが可能な用紙の長さが、それぞれA4の用紙の長手方向の長さ297mmまでを許容する長さである場合には、A4の用紙2枚を滞留させておくことが可能であることから、第1面印刷と第2面印刷との間隔は2頁となる。この場合、3頁目に第2面印刷の順番が回ってくることから、デュプレックスオフセット=3(頁目)と、算出することができる。このデュプレックスオフセット値は、計算により算出することもできるし、予め算出した結果を表として記録しておき、条件に応じて読み出すようにすることもできる。当該ステップS102にて印刷制御部50が印刷用紙サイズに応じたデュプレックスオフセットを算出することによって、印刷用紙サイズ毎に第1面印刷及び第2面印刷の印刷シーケンスを変更して、印刷所要時間の短縮化を図ることができる。
次のステップS104にて搬送制御部50bは、これから印刷を行なう予定の各頁の印刷色情報を、デュプレックスオフセット値+1頁分取得する。例えば、デュプレックスオフセット=3(頁)の場合には、4頁分の印刷色情報を取得する。
そして、次のステップS106の判断に進み、搬送制御部50bは、取得した各頁の印刷色情報の中に、異なる印刷色が存在することにより、印刷中に印刷色の切り換えが必要となるか否かの判断を行なう。搬送制御部50bは、取得した各頁の印刷色情報が全て同一であって、印刷色の切換処理が不要な場合には、ステップS108の処理に進む。
ステップS108にて搬送制御部50bは、現像制御部50aにおける色切換制御がないと判断した場合、交互両面送り動作を選択し、印刷制御部50は、交互両面送り動作に設定して、画像データに応じた印刷処理を行なう。
一方、搬送制御部50bは、上記のステップS106の判断にて、取得した各頁の印刷色情報の中に、異なる印刷色が存在することにより、印刷中に印刷色の切り換えが必要となると判断した場合には、ステップS110に進む。
ステップS110にて搬送制御部50bは、交互両面送り動作で印刷を行なった場合に想定される交互両面送り動作の時間を算出する。搬送制御部50bは、用紙サイズに基づく頁毎の印刷所要時間、印刷頁数、デュプレックスオフセット値、印刷色の切換回数、及び印刷色の切り換えに伴って必要となる切換時間を取得又は算出し、これらの情報を用いて交互両面送り動作の時間を算出する。
更にステップS110にて搬送制御部50bは、非交互両面送り動作で印刷を行なった場合に想定される非交互両面送り時間を算出する。搬送制御部50bは、用紙サイズに基づく頁毎の印刷所要時間、印刷頁数、デュプレックスオフセット値、印刷色の切換回数、及び印刷色の切り換えに伴って必要となる切換時間を取得又は算出し、これらの情報を用いて、非交互両面送り動作の時間を算出する。
ステップS112にて搬送制御部50bは、上記ステップS110にて算出した交互両面送り動作の時間と非交互両面送り動作の時間とを比較して、交互両面送り動作の時間と第2両面送り動作の時間のうち早い方の動作を選択する。
ここで、搬送制御部50bは、交互両面送り動作と非交互両面送り動作のうち現像器45(Y,M,C,K)の駆動の開始および停止の回数が少ない動作を早い方の動作として選択することもできる。
搬送制御部50bは、交互両面送り動作の時間の方が短時間であると判断した場合には、ステップS114の処理に進む。そして、印刷制御部50は、印刷動作を交互両面送り動作に設定して、画像データに応じた印刷処理を行なう。
一方、搬送制御部50bは、ステップS112にて、非交互両面送り動作の時間の方が短時間であると判断した場合には、ステップS116の処理に進む。そして、印刷制御部50は、印刷動作を非交互両面送り動作に設定して、画像データに応じた印刷処理を行なう。
ステップS108、ステップS114、又はステップS116にて、送り制御の設定処理が終了すると、印刷制御部50が実行する処理はステップS118の判断に進み、全ての原稿又は全ての印刷予定頁について送り制御の設定処理が終了したか否かの判断を行なう。
次に、交互両面送り動作及び非交互両面送り動作における印刷順序と印刷所要時間との関係について、図5〜図9を用いて説明する。
図5〜図9に示す横軸は、各送り動作にて両面印刷を実行した場合における、交互両面送り動作の時間又は非交互両面送り動作の時間を、印刷の頁数(P1、P2、P3…)で表している。図5〜図9に示す「1−表」、「1−裏」等の文字は、それぞれ「用紙1枚目、表面印刷」、「用紙1枚目、裏面印刷」を表している。また、「YMCK」の文字はフルカラー印刷であることを表し、「K」の文字は、白黒印刷であることを表している。また、「p1」「p2」は印刷期間を表しており、「p1」は用紙の第1面を印刷する第1印刷期間、「p2」は用紙の第2面を印刷する第2印刷期間を表している。図5、図6、図8、図9の例では、印刷期間において「p1」と「p2」が時間軸上の印刷の頁単位で交互に並べて設定されており、交互両面送り動作の例を示している。図7の例では、第1印刷期間と第2印刷期間の並び順が入れ替えられており、非交互両面送り動作の例を示している。図7に示す例では、連続する第1印刷期間「p1」「p1」に次いで連続する第2印刷期間「p2」「p2」が設定されている。
図5〜図9に示す「待」の文字は、印刷も印刷色切換も行なわれない期間であって、表面印刷を終了して裏面印刷を行なう予定の用紙が、反転搬送部39及び再給紙搬送部40(図1参照)を経由して転写部28(図1参照)に巡回してくるのを待つためのアイドル時間を表す。図5〜図9に示す「色替」の文字は、印刷色切換のために必要となる切換時間を表す。なお、両面印刷を行なう際の印刷所要時間を短縮するためには、印刷色切換のための「色替」の切換回数を減らす工夫が必要であることに加えて、「待」のアイドル回数を減らす工夫も必要となる。印刷色切換の処理は、印刷色に応じて、印刷に用いない現像器を停止することによって、画質の向上を図るために行なう処理、及び停止していた現像器を稼働させるための処理である。これらは、共に所定の切換時間を要する処理である。また、図5〜図9に示す実施形態では、デュプレックスオフセット=3の場合について説明している。
図5は、印刷色切換を伴わない交互両面送り動作における印刷順序を説明する図であり、図4のステップS108にて実行される両面印刷処理である。図4のステップS108における両面印刷処理では、印刷色切換を伴わないことから、表面印刷を終了した用紙が裏面印刷を行なうために巡回してくるまでの間の待ち時間内に、他の用紙に対する印刷を挿入して印刷順序を入れ替える。具体的には、搬送制御部50bは、交互両面送り動作中、第1用紙の第1面の印刷と第2用紙の第1面の印刷との間と、第2用紙の第2面の印刷と第3用紙の第2面の印刷の間に1頁分の間隔を空けるよう用紙の搬送を制御している。これにより、最初の「1−表、YMCK」の印刷後の1頁分と、最後の「3−裏、YMCK」の印刷前の1頁分の2箇所に「待」サイクルを挿入するのみで、他は連続して印刷を行なうことができる。
また、図5の3頁目印刷(P3)〜6頁目印刷(P6)に示されるように、交互両面送り動作では、印刷順序が表−裏−表−裏と交互に入れ代わるので、印刷済の用紙の排出間隔を略一定間隔に設定することができる。一定間隔で印刷済の用紙が排出されることにより、利用者は、印刷実行中であることや、印刷が終了したことを判断しやすいという利点がある。
図6は、複数の用紙の第1面にフルカラー印刷を行い、第2面に白黒印刷を行なう印刷指令に対して交互両面送り動作の印刷順序を説明する図であり、図4のステップS110にて交互両面送り動作の時間を算出する際に想定する印刷順序である。図6に示すように、この印刷指令に対して交互両面送り動作にて印刷を行なう場合、印刷済の用紙の排出間隔は一定に保たれるものの、3枚の用紙の両面印刷に対して「待」サイクル3回と「色替」サイクル5回を挿入しなければならないために、印刷終了までに必要な交互両面送り時間は14頁分となる。これに対し、非交互両面送り動作を選択すると、図7に示すように10頁分の非交互両面送り動作の時間で印刷が終了することになる。
図7は、図6に示した印刷指令に対して非交互両面送り動作の印刷順序を説明する図であり、図4のステップS110にて非交互両面送り時間を算出する際に想定する印刷順序である。
図7に示すように、搬送制御部50bは、時間軸上に交互に並べて設定されている第1印刷期間「p1」と第2印刷期間「p2」の並び順を入れ替えて、連続する第1印刷期間「p1」「p1」で第1用紙の第1面と第2用紙の第1面の順に画像を形成するとともに、次に連続する第2印刷期間「p2」「p2」で第1面を印刷済みの第1用紙と第2用紙の第2面の順に画像形成するよう用紙を送るよう用紙搬送部を制御する。
そして、現像制御部50aは、連続する第1印刷期間「p1」「p1」と連続する第2印刷期間「p2」「p2」の間と、次の第1印刷期間「p1」と次の第1印刷期間「p2」に色切換制御を行う。
図6で示した交互両面送り動作では、色切換が5回発生したのに対して、図7で示す非交互両面送り動作では、色切換が3回で済むこととなる。従って、印刷終了までに必要な非交互両面送り時間は10頁分となり、印刷所要時間の短縮化を図ることができる。また、非交互両面送り動作にて印刷を行なう場合、3枚の用紙の両面印刷に対して必要な「待」サイクルは、最終頁の印刷に必要な印刷色切換処理の直前の1回のみとなる。
従って、図6及び図7に示す印刷指令を取得した場合には、図4に示すステップS112にて搬送制御部50bは、10頁分の非交互両面送り時間と14頁分の交互両面送り時間とを比較して、印刷所要時間が少ない方の非交互両面送り制御を選択すべく、ステップS116の処理に分岐することになる。
図8は、第1面及び第2面で印刷色が異なる場合に、交互両面送り動作にて印刷を行なう際の印刷順序を説明する図であり、図4のステップS110にて交互両面送り時間を算出する際に想定する印刷順序である。図8に示すように、「1−表、YMCK」の印刷を終了した1枚目の用紙が、「1−裏、K」の印刷を行なうために巡回してくるまでの間の待ち時間内に、印刷色切換と「2−表、K」の印刷とを挿入して印刷順序を調節する。
このように印刷順序を調節することによって、3枚の用紙の両面印刷に対して必要な「待」サイクルは、最終頁の印刷に必要な印刷色切換直前の1回のみとなり、「色替」サイクルも3回で済むことになる。従って、印刷終了までに必要な交互両面送り時間は10頁分となり、印刷所要時間の短縮化を図ることができる。なお、図8に示す印刷指令に対応可能な交互両面送り制御の印刷順序は、別途用紙の表裏反転処理を伴うことになるか、又は第1面印刷を終了した用紙について第2面印刷を行なうために巡回してくるまでの間の待ち時間を延長する必要が生ずることとなるために採用しない。従って、図8に示す印刷指令を取得した場合には、印刷制御部50が実行する処理は、図4に示すステップS114へ分岐して、交互両面送り制御を選択することになる。図8に示す交互両面送り制御では、印刷済の用紙の排出は、4頁目(P4)の印刷後、6頁目(P6)の印刷後、及び10頁目(P10)の印刷後である。従って、用紙の排出間隔は、略一定に保たれる。
図9は、一枚の用紙における第1面印刷及び第2面印刷での印刷色は同一であるが、用紙毎に印刷色が異なる場合に、交互両面送り制御に設定して両面印刷を行なう際の両面印刷順序を説明する図であり、図4のステップS110にて交互両面送り動作の時間を算出する際に想定する印刷順序である。図9に示す印刷指令を取得した場合の交互両面送り動作の印刷では、印刷順序の入れ替えは行なわない。従って、印刷済の用紙の排出間隔は一定に保たれるものの、3枚の用紙の両面印刷に対して「待」サイクル6回と「色替」サイクル2回を挿入しなければならないために、印刷終了までに必要な交互両面送り時間は14頁分となる。
なお、図9に示す印刷指令に対応可能な交互両面送り制御の印刷順序は、デュプレックスオフセット=3を維持した場合には存在しない。従って、図9に示す印刷指令を取得した場合には、搬送制御部50bが実行する処理は、図4に示すステップS114へ分岐して、交互両面送り制御を選択することになる。
図9に示す交互両面送り動作では、印刷済の用紙の排出は一定に保たれる。
次に、図10を用いて、画像形成装置10における両面印刷工程について説明する。図10は、図5に示した両面印刷の給紙合計枚数が3枚の場合における、画像形成装置10における印刷工程を説明する図である。
図10(1)は、図5に示すP1の印刷工程を説明する図である。同図(1)に示すようにP1の印刷工程では、画像形成装置10の給紙部35(図1参照)によって給紙された1枚目の用紙を転写部28に搬送して、1頁目の画像を用紙の表面に対して印刷する。
同図(2)は、図5に示すP2の印刷工程を説明する図である。同図(2)に示すようにP2の印刷工程では用紙に対する印刷は行なわずに、表面印刷を終了して裏面印刷を行なう予定の1枚目の用紙を反転搬送部39に搬送するとともに、給紙部35にて2枚目の用紙を給紙する準備を行なう。
同図(3)は、図5に示すP3の印刷工程を説明する図である。同図(3)に示すようにP3の印刷工程では、給紙された2枚目の用紙を転写部28に搬送して、3頁目の画像を用紙の表面に対して印刷する。同時に、裏面印刷を行なう予定の1枚目の用紙を再給紙搬送部40に搬送する。
同図(4)は、図5に示すP4の印刷工程を説明する図である。同図(4)に示すようにP4の印刷工程では、再給紙された1枚目の用紙を転写部28に搬送して、2頁目の画像を用紙の裏面に対して印刷する。同時に、裏面印刷を行なう予定の2枚目の用紙を反転搬送部39に搬送するとともに、給紙部35にて3枚目の用紙を給紙する準備を行なう。
同図(5)は、図5に示すP5の印刷工程を説明する図である。同図(5)に示すようにP5の印刷工程では、給紙された3枚目の用紙を転写部28に搬送して、5頁目の画像を用紙の表面に対して印刷する。同時に、両面印刷が終了した1枚目の用紙を排出収容部42に排出する。また、裏面印刷を行なう予定の2枚目の用紙を再給紙搬送部40に搬送する。
同図(6)は、図5に示すP6の印刷工程を説明する図である。同図(6)に示すようにP6の印刷工程では、再給紙された2枚目の用紙を転写部28に搬送して、4頁目の画像を用紙の裏面に対して印刷する。同時に、裏面印刷を行なう予定の3枚目の用紙を反転搬送部39に搬送する。
同図(7)は、図5に示すP7の印刷工程を説明する図である。同図(7)に示すようにP7の印刷工程では用紙に対する印刷は行なわずに、両面印刷が終了した2枚目の用紙を排出収容部42に排出する。また、裏面印刷を行なう予定の3枚目の用紙を再給紙搬送部40に搬送する。
同図(8)は、図5に示すP8の印刷工程を説明する図である。同図(8)に示すようにP8の印刷工程では、再給紙された3枚目の用紙を転写部28に搬送して、6頁目の画像を用紙の裏面に対して印刷する。
同図(9)は、図5に示すP9の印刷工程を説明する図である。図9(9)に示すようにP9の印刷工程では、両面印刷が終了した3枚目の用紙を排出収容部42に排出し、両面印刷を終了する。図6〜図9に示す両面印刷も同様にして行なうことができる。
本発明は、例えば、プリンター、複写機等の、電子写真式の画像形成装置に適用することができる。
10…画像形成装置、 12…画像読取装置、 13…画像形成部、 14…用紙搬送装置、 15…画像形成装置本体、 16…自動原稿搬送装置、 17…原稿押さえ部材、 18…画像読取部、 19、20、21、22…感光体ドラム、 23、24、25、26…一次転写ロール、 27…中間転写ベルト、 28…転写部、 29…定着部、 31、32、33、34…用紙収容部、 35…給紙部、 36…垂直搬送部、 37…レジスト部、 38…バキューム搬送部、 39…反転搬送部、 40…再給紙搬送部、 41…排出部、 42…排出収容部、 43…手差し供給装置、 45…現像器、 50…印刷制御部、 52…操作パネル、 53…画像処理部、 54…用紙検知センサ、 55…給紙用モータ、 56…搬送用モータ、 57…反転用モータ、 58…再給紙用モータ、 59…搬送路切り替え用ソレノイド

Claims (7)

  1. 複数の現像器と、用紙を搬送する用紙搬送部とを備える画像形成装置であって、
    前記複数の現像器の中から画像形成に用いない色の現像器の駆動の停止と、前記停止していた現像器を用いて画像形成を行う際に前記停止していた現像器の駆動の開始の色切換制御を行う現像制御部と、
    両面印刷時に前記用紙搬送部を制御して、時間軸上に印刷の頁単位で交互に並べて設定される第1印刷期間と第2印刷期間に対して、前記第1印刷期間で用紙の第1面に画像形成するとともに、前記第2印刷期間で用紙の第2面に画像形成するよう用紙を送る交互両面送り動作と、前記第1印刷期間と前記第2印刷期間の並び順を入れ替えて画像形成をするよう用紙を送る非交互両面送り動作を制御する搬送制御部と、を有し、
    前記搬送制御部は、前記現像制御部による色切換制御に応じて前記交互両面送り動作と前記非交互両面送り動作のうち早い方の動作を選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送制御部は、前記非交互両面送り動作時、連続する第1印刷期間で第1用紙の第1面と第2用紙の第1面に対して順に画像を形成するとともに、次に連続する第2印刷期間で前記第1面を印刷済みの第1用紙と前記第2用紙の第2面に対して順に画像形成するよう前記用紙搬送部を制御し、
    前記現像制御部は、前記連続する第1印刷期間と前記連続する第2印刷期間の間に前記色切換制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送制御部は、前記交互両面送り動作と前記非交互両面送り動作のそれぞれの時間を算出し、前記算出したそれぞれの時間を比較して前記交互両面送り動作と前記非交互両面送り動作のうち早い方の動作を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送制御部は、所定頁数分の印刷色情報を取得し、前記取得した印刷色情報に基づいて前記色切換制御が存在すると判断した場合、前記交互両面送り動作と前記非交互両面送り動作のそれぞれの時間を算出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送制御部は、前記色切換制御が存在しないと判断した場合、前記交互両面送り動作を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送制御部は、用紙に対する第1面印刷と第2面印刷との間隔を表す情報に1頁分を加えた頁数を前記所定頁数とすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送制御部は、前記交互両面送り動作と前記非交互両面送り動作のうち前記現像制御部による色切換制御の回数が少ない動作を前記早い方の動作として選択することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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