JP2013195300A - 半導体素子検査装置および半導体素子検査方法 - Google Patents

半導体素子検査装置および半導体素子検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】温度の影響を軽減して正確な試験測定をする。
【解決手段】検査対象の複数のチップ21を1個づつ動作させて動作特性を計測する半導体素子検査装置において、一方向に並べられた4個のチップ21に対して、1個のチップ置きに測定チップ間が離れるように測定順序が設定されている。上から2番目のチップ21に対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、上から4番目のチップ21に対して光学測定を行い、最も上の1番目のチップ21に対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、上から3番目のチップ21に対して光学測定を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、各半導体素子チップの電気的特性や光学特性を検査する半導体素子検査装置およびこれを用いた半導体素子検査方法に関する。
従来の半導体製造工程では、半導体ウエハに対して各種処理を施して複数の半導体素子チップを形成した後に、各半導体素子チップの電気的特性が検査される。この半導体素子チップには大容量メモリなどの高集積度のデバイスだけではなく、トランジスタや発光ダイオード(LED)などの簡単な構成のデバイスもある。このようなトランジスタや発光ダイオード(LED)などの簡単な構成のデバイスは小型のデバイスであって、高耐圧・高出力のパワーデバイスであることが多く、半導体ウエハの状態では正確な検査を行うことができない。このため、半導体ウエハを個片化して個別のチップにした後に各種検査が行われる。
半導体ウエハを複数の半導体素子チップに分離することは、中央に広い穴を持つ円環状のフレームの裏面に貼り付けた伸縮自在な粘着テープに半導体ウエハを貼り付け、ダイサーにより半導体ウエハに溝を形成し、スクライバーなどによって半導体ウエハを切断して個々のチップに個片化する。各半導体素子チップは切断して分離した状態で粘着テープ上に貼り付けられている。その粘着テープ上の各半導体素子チップの位置は、粘着テープが引っ張られて各半導体素子チップの間隔が広げられているため、各半導体素子チップの間隔が変化して正確に規則正しく配列された状態にはなっていない。
このような状態で行う各半導体素子チップ、例えば半導体発光素子チップのLEDチップの検査について説明する。
LEDチップの電気的動作試験の検査や光学検査を正確に行うには、個別のチップに分離した状態で、各LEDチップの電極パッドにニードルを接触させてLEDチップを動作させ、そのときのLEDチップの電気特性と共に出力光(発光)の光学的特性を検査する。
ところが、LEDチップの電気特性および光学的特性を検査する場合に、周囲温度にその計測値が影響することが知られている。
特許文献1には、電流値が大きいために、上部電極層の抵抗の場所的分布の影響を受け、上部電極層内における複数の接続部の平面配置条件に依存して半導体素子の温度上昇分布が定まる大電流用の半導体素子において、温度上昇分布をより均一化にすることが開示されている。
特許文献2には、検査対象の半導体素子を所定温度になるように温度制御しながら特性検査をする半導体検査装置において、温度測定精度を向上させることが開示されている。
特開2006−66704号公報 特開2003−4799号公報
上記特許文献1、2に開示されている従来の半導体検査装置では、温度特性に関する開示はあるものの、例えば複数の半導体素子に個片化されて分離された状態の各チップを複数同時に電気的試験する場合であっても、光学試験については、光学試験装置サイズの関係から、各チップの配列順に個々に試験を行う必要があった。
光学試験で連続して半導体発光素子の測定を行うと、直前に光学測定したチップの温度の影響を、それに隣接したチップが受けて、その隣接したチップの光学測定時に正確な光学測定ができなくなるという問題があった。特に、チップが高出力化し、テスト時間が高速になるほど、熱が逃げる時間が短くなって、その温度の影響が顕著なものになる。光学測定による温度の影響によって隣接チップの例えば発光波長がずれて不正確に光学測定されてしまう。
高耐圧・高出力パワーデバイスなどの半導体バイスの回路チップにおいても、流れる電流量が多い場合には発熱するために、これの電気的試験測定において、その発熱が隣の回路チップにまで影響して隣接チップの測定結果に誤差が生じてしまう。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、温度の影響を軽減して正確な試験測定ができる半導体素子検査装置およびこれを用いた半導体素子検査方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体素子検査装置は、検査対象の複数のチップを1個づつ動作させて動作特性を計測する半導体素子検査装置において、一方向に並べられたn個(nは4以上の自然数)のチップに対して、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように測定順序が設定されているものであり、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は前記一方向に少なくとも一チップ置きに設定されており、該測定順序における該一方向のチップ間隔は均一または不均一である。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における検査対象の複数のチップとして、LEDチップが一方向に並ぶn(nは4以上の自然数)個のチップ単位毎に、1個づつ発光させて前記測定順序で光学特性を計測する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における検査対象の複数のチップとして、半導体デバイスの回路チップが一方向に並ぶn(nは4以上の自然数)個のチップ単位毎に、1個づつ動作させて前記測定順序で電気的動作特性を計測する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置において、半導体ウエハから個々のチップに切断された状態で他方面に接着テープが貼り付けられた複数のチップを、前記検査対象の複数のチップとして一方向に並ぶn個のチップ単位で特性測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置において、複数のプローブの各先端位置に前記検査対象のn(nは4以上の自然数)個のチップの各電極パッドを同時に接触させた状態で特性測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ4個のチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ5個のLEDチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ6個のLEDチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、、チップ一つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ8個のLEDチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から8番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から7番目のLEDチップに対して光学測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ8個のLEDチップ単位で、一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ二つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から7番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から8番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、チップ二つ置いて、該一方端から6番目のLEDチップに対して光学測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ4個の回路チップ単位で、一方端上から2番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定する。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ5個の回路チップ単位で、一方端から2番目のチップ21としての回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ6個の回路チップ単位で、一方端から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ8個の回路チップ単位で、一方端から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から8番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から7番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、一方向に並ぶ8個の回路チップ単位で、一方端から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ二つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から7番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から8番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ二つ置いて、該一方端から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における一方向に並ぶn個のチップ単位で繰り返し特性測定を行い、該n個のチップ単位の特性測定が終了すると、次の新たなn個のチップ単位で順次1個づつ前記測定順序で特性測定を行う。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、前記動作特性を計測するための電源ユニットからの電源出力端を選択制御する制御順により設定されている。
さらに、好ましくは、本発明の半導体素子検査装置における測定順序は、前記動作特性を計測するための電源ユニットからの電源出力端から測定端に至る配線経路の配線接続先を選択することにより設定されている。
本発明の半導体素子検査方法は、検査対象の複数のチップを1個づつ動作させて動作特性を計測する半導体素子検査方法において、一方向に並べられたn個(nは4以上の自然数)のチップに対して、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように測定順序を設定して半導体素子検査を行うものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明においては、検査対象の複数のチップを1個づつ動作させて動作特性を計測する半導体素子検査装置において、一方向に並べられたn個(nは4以上の自然数)のチップに対して、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように少なくとも1チップ置きに測定順序が設定されている。
これによって、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように少なくとも1チップ置きに測定順序が設定されているので、温度の影響を軽減して正確な試験測定を行うことが可能となる。
以上により、本発明によれば、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように少なくとも1チップ置きに測定順序が設定されているため、温度の影響を軽減して正確な試験測定ができる。
本発明の実施形態1、2における半導体素子検査装置の概略構成例を示す要部構成図である。 図1の半導体素子検査装置を用いて多数の電極パッドと同時コンタクトして検査する様子を示す模式図である。 (a)および(b)は、半導体ウエハから切断後の各チップの不規則な配列状態を示す一部平面図である。 (a)は、互いに分離されたチップが4個縦方向に並べられた場合を一単位として上から順次特性を測定する従来の測定順序を説明するための図、(b)は、互いに分離されたチップが4個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに電気的動作特性を測定する実施形態1、2の測定順序を説明するための図である。 互いに分離されたチップが5個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに特性を測定する本実施形態1、2の測定順序を説明するための図である。 互いに分離されたチップが6個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに特性を測定する本実施形態1、2の測定順序を説明するための図である。 互いに分離されたチップが8個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ以上置きに特性を測定する本実施形態1、2の測定順序を説明するための図である。 (a)は、互いに分離されたチップが4個縦方向に並べられた場合を一単位として上から順次光学特性を測定する従来の測定順序を説明するための図、(b)は、互いに分離されたチップが4個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに光学特性や駆動特性を測定する上記実施形態1、2の測定順序を説明するための図、(c)は、制御端から途中の配線接続先を順次変えることにより、上から順次光学特性や駆動特性を連続的に測定するように電気信号(電源)を入力操作しても、(b)のようにチップ一つ置きに光学特性や駆動特性を測定できる上記実施形態3の測定順序を説明するための図である。
以下に、本発明の半導体素子検査装置およびこれを用いた半導体素子検査方法の実施形態1〜3について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図における構成部材のそれぞれの厚みや長さなどは図面作成上の観点から、図示する構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1、2における半導体素子検査装置の概略構成例を示す要部構成図である。
図1において、本実施形態1の半導体素子検査装置1は、プローバ2とテスタ3とで構成されている。
プローバ2は、切断後のLEDチップなどの各チップ21を上面に固定可能とし、基台22上に設けられたX軸とY軸とZ軸の3軸方向に移動可能とすると共に、Z軸周りに回転可能とする移動台23と、プローブ24の先端位置を検出するプローブ位置検出手段としてのプローブ位置検出カメラ(図示せず)と、切断後の各チップ21の電極パッドの位置を検出するパッド位置検出手段としてのパッド位置検出カメラ(図示せず)と、天面25に配置され、電極パッドとのコンタクト用の多数のプローブ24が設けられたプローブ手段としてのプローブカード26と、移動台23の座標(X、Y、Z)の3軸座標位置を制御すると共に回転位置を制御する位置制御装置27とを有している。プローブ位置検出カメラ(図示せず)は移動台23の外周側に設けられていても良く、プローブ24の先端位置を検出できればそれ以外の位置に設けられていてもよい。また、パッド位置検出カメラ(図示せず)天面25に設けられていてもよく、切断後の各チップ21の電極パッドの位置を検出できればそれ以外の位置に設けられていてもよい。
プローブカード26は、検査するデバイス、例えばLED素子の電極パッドの配置に応じて配置された多数のプローブ24を有しており、検査するデバイス(ここではLEDチップ)に応じて交換可能とされている。プローブカード26には、通常、数100または1000以上の多数のプローブ24が設けられているが、プローブ24は数10であってもよいし、ここでは説明を簡略化するために、例えば4対、5対、6対および8対のプローブ24に対して説明している。
位置制御装置27は、プローブ位置検出カメラおよびパッド位置検出カメラからの各画像に基づいて各プローブ24および各電極パッドの各位置を検出し、検出した各プローブおよび各電極パッドの各位置に基づいて、該各プローブの先端位置に検査対象の各チップの各電極パッドが対応するように移動台上の当該各電極パッドの3軸座標(X,Y,Z)位置を制御すると共に回転位置(θ)を制御する。要するに、位置制御装置27は、プローブ位置検出カメラが撮影した画像からプローブ24の先端配置および高さ位置を算出し、パッド位置検出カメラが撮影した画像に基づいて各チップの電極パッドの位置を検出すると共に、検出した各プローブおよび各電極パッドの各位置に基づいて、複数のプローブ24の先端が検査対象の一塊の複数のチップの各電極パッドに接触してコンタクトできるように演算処理して、移動台23を移動台23上の複数のチップと共に移動制御するようになっている。
テスタ3は、プローブカード26からの電気信号を入力し、検査するデバイス、例えばLEDチップのIV特性などの電気的動作特性を検査する動作特性テスタ31と、プローブカード26の中央窓からLEDチップの発光を積分球32に入射させて発光色および発光量などの光学特性を検査する光学特性テスタ33とを有している。プローブカード26には各プローブ24に接続される各端子が設けられており、各端子が動作特性テスタ31に接続されて、各チップ21の電極パッドに所定電圧を印加したり所定電流を流して発光させたりして所定の検査を行うようになっている。
図2は、図1の半導体素子検査装置1を用いて多数の電極パッドと同時コンタクトして検査する様子を示す模式図である。図3(a)および図3(b)は、半導体ウエハから切断後の各チップ21の不規則な配列状態を示す一部平面図である。図3(a)と図3(b)との違いは電極パッドの配置方向が縦方向と横方向で違っている。
図2に示すように、中央に広い穴を持つ平板状のフレームの裏面に貼り付けられた伸縮自在な粘着テープ28上に切断後の多数のチップ21が整列して貼り付けられている。半導体ウエハからの切断後の多数のチップ21の各電極パッドの配置は、図3(a)のように縦方向に並んでいる場合もあるし、図3(b)のように横方向に並んでいる場合もある。いずれにせよ、その粘着テープ上の各チップ21の位置は、粘着テープ28が引っ張られて各チップ21の間隔が広げられているため、各チップ21の間隔が変化して不規則に配列された状態になっている。この不規則に配列された切断後の多数のチップ21の電極パッドの配置に対して、プローブカード26に固定された各プローブ24を、位置制御装置27により移動台23を移動制御してコンタクトするようにしている。
ここで、チップ21が半導体素子チップであって、ここでは半導体発光素子チップとしての例えばLEDチップの光学検査について詳細に説明する。
LEDチップの光学検査を正確に行うには、前述したように個別のチップに分離した状態で、各LEDチップの電極パッドに例えばニードル形状のプローブ24を接触させてLEDチップにプローブ24から電源を供給してLEDチップを発光させて発光特性(発光色や発光量)を検査することができる。
LEDチップの発光特性を検査する場合に温度に影響されて正確な測定値を得ることができない。
図4(a)は、互いに分離されたチップ21が4個縦方向に並べられた場合を一単位として上から順次光学特性を測定する従来の測定順序を説明するための図、図4(b)は、互いに分離されたチップ21が4個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに光学特性を測定する本実施形態1、2の測定順序を説明するための図である。
図4(a)に示すように、従来の測定順序は、4個縦方向に並べられた互いに分離されたLEDチップに対して上から順次光学特性を測定している。
これに対して、図4(b)に示すように、本実施形態1の測定順序は、温度の影響を排除するために、チップ一つ置きに光学測定する。即ち、まず、上から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、一つ置いて、上から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、その後、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行う。さらに、一つ置いて、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行う。
これによって、最初、上から2番目のLEDチップに対して電源供給を行って発光させて光学測定を行うと、この上から2番目のLEDチップの発光によって上昇した熱がその上下周囲の1番目と3番目の各LEDチップに影響して温度上昇する。したがって、温度上昇した1番目と3番目の各LEDチップの光学測定を行わずに、一つ置いて、上から4番目のLEDチップは1番目と3番目の各LEDチップに比べて発光温度による影響が少ないため、上から4番目のLEDチップに対して光学測定を行うことによって、温度による影響がより少なく、より正確な発光色および発行量の光学測定を行うことができる。
さらに、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行うが、上から1番目のLEDチップは、上から2番目のLEDチップの光学測定時に熱による影響を受けているが、2番目のLEDチップの光学測定時から4番目のLEDチップの光学測定時を経ているために時間が経って温度が下がっているため、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行うことによって、温度による影響がより少なく、より正確な発光色および発行量の光学測定を行うことができる。
次は、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行うが、上から3番目のLEDチップは、上から4番目のLEDチップの光学測定時に熱による影響を受けているが、4番目のLEDチップの光学測定時から1番目のLEDチップの光学測定時を経ているために時間が経って温度が下がっているため、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行うことによって、温度による影響がより少なく、より正確な発光色および発行量の光学測定を行うことができる。
以上は、縦方向に並ぶ4個のLEDチップ単位で繰り返し光学測定を行い、4個のLEDチップ単位の光学測定が終了すると、次の新たな4個のLEDチップ単位において、一つ置いて、上から2番目のLEDチップから光学測定を行う。
要するに、計測対象の4個の発光デバイスとしてのLEDチップを1個ずつ上から発光させて光学特性を計測する場合に、温度による誤差を抑えて測定精度を向上させるべく、LEDチップが1個分離れるように、一つ置きに測定順を設定する。
図5は、互いに分離されたチップ21が5個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに光学特性を測定する本実施形態1の測定順序を説明するための図である。
図5に示すように、上から2番目のチップ21としてのLEDチップに対して光学測定を行い、次に、一つ置いて、上から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、その後、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、一つ置いて、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、、一つ置いて、上から5番目のLEDチップに対して光学測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ5個のLEDチップ単位で繰り返し順次1個づつ一つ置きに光学測定を行うことができる。
図6は、互いに分離されたチップ21が6個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに光学特性を測定する本実施形態1の測定順序を説明するための図である。
図6に示すように、まず、上から2番目のチップ21としてのLEDチップに対して光学測定を行い、次に、一つ置いて、上から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、一つ置いて、上から6番目のLEDチップに対して光学測定を行い、その後、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、一つ置いて、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、、一つ置いて、上から5番目のLEDチップに対して光学測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ6個のLEDチップ単位で繰り返し順次1個づつ一つ置きに光学測定を行うことができる。
図7は、互いに分離されたチップ21が8個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ以上置きに光学特性を測定する本実施形態1の測定順序を説明するための図である。
図7に示すように、まず、上から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、一つ置いて、上から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、一つ置いて、上から6番目のLEDチップに対して光学測定を行い、一つ置いて、上から8番目のLEDチップに対して光学測定を行い、その後、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、一つ置いて、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、一つ置いて、上から5番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、一つ置いて、上から7番目のLEDチップに対して光学測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ8個のLEDチップ単位で繰り返し順次1個づつ一つ置きに光学測定を行うことができる。
また、8個縦方向に並べられたLEDチップを一単位として、チップ二つ置きに光学測定する場合について説明する。
まず、上から1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、二つ置いて、上から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、二つ置いて、上から7番目のLEDチップに対して光学測定を行い、その後、上から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、二つ置いて、上から5番目のLEDチップに対して光学測定を行い、二つ置いて、上から8番目のLEDチップに対して光学測定を行い、続いて、上から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、二つ置いて、上から6番目のLEDチップに対して光学測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ8個のLEDチップ単位で繰り返し順次1個づつ二つ置きに光学測定を行うことができる。
以上により、本実施形態1によれば、図4(a)のように単純にチップ21としてのLEDチップの並び順で測定を行うと、測定前LEDチップの光学測定による温度の影響で、これに隣接するLEDチップの温度が上昇した状態で光学測定を行うことになるので、測定前のLEDチップの温度の影響を受けない隣接チップの連続測定を行わず、必ず少なくとも1個置いてチップが離れるように光学測定を行う。これによって、測定前LEDチップの光学測定による温度の影響を受けず、安定した光学測定が可能になる。分離された状態のLEDチップの複数同時テストで、隣接したLEDチップの温度の影響を回避して効率よく光学試験を行うことができる。
なお、上記実施形態1では、4、5、6または8個縦方向に並べられたLEDチップを一単位として、チップ一つ置きまたは二つ置きに光学測定する場合について説明したが、これに限らず、4、5、6または8個以外に、n=4個以上縦または横方向に並べられたLEDチップを一単位として、少なくともチップ一つ置き間を開けて光学試験を実施した場合についても本発明の実施形態1を適用することができて、温度の影響を軽減してより正確な試験測定をすることができる本発明の目的を達成することができる。
なお、上記実施形態1では、複数のプローブ24の各先端位置に検査対象の複数のチップ21の各電極パッドを所定数同時に接触させて電気的特性を検査すると共に、検査対象のチップ21を1個づつ発光させて光学特性を計測するが、所定数のLEDチップを一単位とし、即ち、n=4個以上縦または横方向に並べられたLEDチップを一単位として、少なくとも1個のLEDチップ以上離れるように測定順が設定されて、1個づつ発光させて光学特性を計測する。所定数のLEDチップを一単位は32個よりも増えると、プローブカード26のサイズが大きくなり過ぎるため、ここでは、同測個数として4〜32としてもよい。
なお、上記実施形態1では、複数のプローブ24の各先端位置に検査対象の複数のチップ21の各電極パッドを所定数同時に接触させて電気的特性を検査すると共に、検査対象のチップ21を1個づつ発光させて光学特性を計測するが、これに限らず、複数のプローブ24の各先端位置に検査対象の複数のチップ21の各電極パッドを所定数同時に接触させた状態で、検査対象のチップ21を1個づつ発光させて光学特性を計測すると共に、検査対象のチップ21を1個づつ電気的特性を検査するようにしてもよい。
(実施形態2)
上記実施形態1では、半導体素子チップのチップ21として検査対象のLEDチップを1個づつ発光させて光学特性の発光色や発光量を計測する半導体素子検査装置1において、発熱による影響を緩和するために、少なくとも1個のLEDチップのサイズ分だけ離れるように測定順が設定されている場合について説明したが、本実施形態2では、LEDチップに限らず、このLEDチップの他に、ダイオードやトランジスタを持つ高耐圧・高出力パワーデバイスなどの回路チップを検査対象のチップとして1個づつ動作させて電気的動作特性を計測する半導体素子検査装置1について説明する。
高耐圧・高出力パワーデバイスなどの半導体バイスの回路チップは、流れる電流量も多く発熱するために、これの電気的試験測定において、その発熱が隣の回路チップにまで影響して隣接チップの測定結果に誤差が生じる。上記実施形態1の測定順は本実施形態2にも適用することができて温度の影響を軽減して正確な試験測定ができる本発明の目的を達成することができる。
回路チップの電気的動作特性を正確に行うには、前述したように個別のチップに分離した状態で、各回路チップの電極パッドに例えばニードル形状のプローブ24を接触させて回路チップにプローブ24から電源を供給して回路チップを電気的に動作させて動作特性(入出力電流特性など)を検査することができる。
回路チップの電気的動作特性を検査する場合に温度に影響されて正確な測定値を得ることができない。上記実施形態1で参照した図1〜図3は、本実施形態2においても、上記実施形態1の場合と同様に参照することができる。
図4(a)は、互いに分離されたチップ21が4個縦方向に並べられた場合を一単位として上から順次電気的動作特性を測定する従来の測定順序を説明するための図、図4(b)は、互いに分離されたチップ21が4個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに電気的動作特性を測定する本実施形態2の測定順序を説明するための図である。
図4(a)に示すように、従来の測定順序は、4個縦方向に並べられた互いに分離された高耐圧・高出力パワーデバイスなどの回路チップに対して上から順次電気的動作特性を測定している。
これに対して、図4(b)に示すように、本実施形態2の測定順序は、温度の影響を排除するために、チップ一つ置きに電気的動作特性を測定する。即ち、まず、上から2番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、次に、チップ一つ置いて、上から4番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、その後、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、チップ一つ置いて、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定する。
これによって、最初、上から2番目の回路チップに対して電源供給を行って操作させて電気的動作特性を測定すると、この上から2番目の回路チップの動作によって上昇した熱がその上下周囲の1番目と3番目の各回路チップに影響して温度上昇する。したがって、温度上昇した1番目と3番目の各回路チップの電気的動作特性を測定せずに、チップ一つ置いて、上から4番目の回路チップは、1番目と3番目の各回路チップに比べて上から2番目の発光温度による影響が少ないため、上から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行うことによって、温度による影響がより少なく、より正確な電気的動作特性の測定を行うことができる。
さらに、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行うが、上から1番目の回路チップは、上から2番目の回路チップの電気的動作特性の測定時に熱による影響を受けているが、2番目の回路チップの電気的動作特性の測定時から4番目の回路チップの電気的動作特性の測定時を経ているために時間が経って温度が下がっているため、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定することによって、温度による影響がより少なく、より正確な電気的動作特性の測定を行うことができる。
次は、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行うが、上から3番目の回路チップは、上から4番目の回路チップの電気的動作特性の測定時に熱による影響を受けているが、上から4番目の回路チップの電気的動作特性の測定時から1番目の回路チップの電気的動作特性の測定時を経ているために時間が経って温度が下がっているため、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行うことによって、隣接チップの温度による影響がより少なく、より正確な電気的動作特性の測定を行うことができる。
以上は、縦方向に並ぶ4個の回路チップ単位で繰り返し電気的動作特性を測定し、4個の回路チップ単位の電気的動作特性の測定が終了すると、次の新たな4個の回路チップ単位において、チップ一つ置いて、上から2番目の回路チップから電気的動作特性測定を始める。
要するに、計測対象の4個の半導体素子としての回路チップを1個ずつ上から電気的動作特性を測定する場合に、温度による誤差を抑えて測定精度を向上させるべく、回路チップが1個分離れるように、チップ一つ置きに測定順を設定する。
図5は、互いに分離されたチップ21が5個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに電気的動作特性を測定する本実施形態2の測定順序を説明するための図である。
図5に示すように、上から2番目のチップ21としての回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ一つ置いて、上から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、その後、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、、チップ一つ置いて、上から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ5個の回路チップ単位で繰り返し順次1個づつ一つ置きに電気的動作特性の測定を行うことができる。
図6は、互いに分離されたチップ21が6個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに電気的動作特性を測定する本実施形態2の測定順序を説明するための図である。
図6に示すように、まず、上から2番目のチップ21とさいての回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ一つ置いて、上から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、上から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、その後、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、、チップ一つ置いて、上から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ6個の回路チップ単位で繰り返し順次1個づつ一つ置きに光学測定を行うことができる。
図7は、互いに分離されたチップ21が8個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ以上置きに電気的動作特性を測定する本実施形態2の測定順序を説明するための図である。
図7に示すように、まず、上から2番目のチップ21としての回路チップに対して電気的動作特性の定を行い、次に、チップ一つ置いて、上から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、上から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、一つ置いて、上から8番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、その後、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、上から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、上から7番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ8個の回路チップ単位で繰り返し順次1個づつ一つ置きに電気的動作特性の測定を行うことができる。
また、8個縦方向に並べられた回路チップを一単位として、チップ二つ置きに電気的動作特性の測定する場合について説明する。
まず、上から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ二つ置いて、上から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、上から7番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、その後、上から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、上から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、上から8番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、続いて、上から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、上から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う。このようにして、縦方向に並ぶ8個の回路チップ単位で繰り返し順次1個づつ、チップ二つ置きに電気的動作特性の測定を行うことができる。
以上により、本実施形態2によれば、図4(a)のように単純にチップ21の並び順で測定を行うと、測定前のチップ21の電気的動作特性測定による温度の影響で、これに隣接するチップ21の温度が上昇した状態で電気的動作特性の測定を行うことになるので、測定前のチップ21の温度の影響を受けない隣接チップの連続測定を行わず、必ず少なくとも1個置いてチップ21が離れるように光学測定を行う。これによって、測定前のチップ21の電気的動作特性の測定による温度の影響を受けず、安定した電気的動作特性の測定が可能になる。分離された状態のチップ21の複数同時テストで、隣接したチップ21の温度の影響を回避して効率よく電気的動作特性試験を行うことができる。
なお、上記実施形態2では、4、5、6または8個縦方向に並べられた回路チップを一単位として、チップ一つ置きまたは二つ置きに電気的動作特性を測定する場合について説明したが、これに限らず、4、5、6または8個以外に、n=4個以上縦または横方向に並べられた回路チップを一単位として、少なくともチップ一つ置きに間を開けて電気的動作特性試験を実施した場合についても本発明を適用することができて、温度の影響を軽減してより正確な試験測定をすることができる本発明の目的を達成することができる。
なお、上記実施形態2では、複数のプローブ24の各先端位置に検査対象の複数のチップ21の各電極パッドを所定数同時に接触させて電気的特性を検査すると共に、検査対象のチップ21を1個づつ発光させて電気的動作特性を計測するが、所定数の回路チップを一単位とし、即ち、n=4個以上縦または横方向に並べられた回路チップを一単位として、少なくとも1個の回路チップ以上、間が離れるように測定順が設定されて、1個づつ電気的動作特性を計測する。
なお、上記実施形態1、2では、測定順序は一方向の上から下に少なくとも一チップ置きまたは二チップ置きに設定されており、測定順序におけるチップ間隔は一チップ置きまたは二チップ置きの均一な間隔の場合について説明したが、これに限らず、上から下への方向において、一チップ置きと二チップ置きが混在していてもよく、要するに、測定順序におけるチップ間隔が異なって不均一な間隔の場合についても本発明を適用することができる。即ち、この測定順序は一方向に少なくとも一チップ置きに設定されており、測定順序におけるチップ間隔は均一または不均一である。
(実施形態3)
上記実施形態1では、発熱による影響を緩和するために、LEDチップの少なくとも1個のチップサイズ分だけ距離が離れるように測定順を順次設定する場合について説明し、上記実施形態2では、少なくとも1個の回路チップのチップサイズ分だけ距離が離れるように測定順を設定する場合について説明したが、本実施形態3では、LEDチップや回路チップなどの半導体素子チップ21(単にチップ21という)の少なくとも1個のチップサイズ分だけ距離が離れるように(間が離れるように)測定順を設定する場合に、テスタ3からプローブカード26に電気信号を入力操作する場合の具体的な少なくともチップ一つ飛ばしの測定順の制御方法は変更せずに、即ち、テスタ3はその上から連続的にチップ特性を順次測定制御しつつ、途中の配線接続先を順次変えることにより、少なくともチップ一つ飛ばしの測定順に制御する場合について説明する。
図8(a)は、互いに分離されたチップ21が4個縦方向に並べられた場合を一単位として上から順次光学特性を測定する従来の測定順序を説明するための図、図8(b)は、互いに分離されたチップ21が4個縦方向に並べられた場合を一単位として、チップ一つ置きに光学特性や駆動特性を測定する上記実施形態1、2の測定順序を説明するための図、図8(c)は、制御端から途中の配線接続先を順次変えることにより、上から順次光学特性や駆動特性を連続的に測定するように電気信号(電源)を入力操作しても図8(b)のようにチップ一つ置きに光学特性や駆動特性を測定できる上記実施形態3の測定順序を説明するための図である。
図8(a)に示すように、従来の測定順序は、4個縦方向に並べられた互いに分離されたチップ21に対して上から順次光学特性や駆動特性を連続的に測定している。この場合、テスタ3からプローブカード26への電気信号を入力操作する場合に配線接続先を何ら変えずに上から順次光学特性や駆動特性を間を空けずに連続的に測定している。要するに、図8(a)では、テスタ3である「電源ユニット」の制御順(電源出力端の選択順)とチップ21の測定順とが同じの場合を示している。
図8(b)に示すように、上記実施形態1,2の測定順序は、温度の影響を排除するために、チップ一つ置きに光学特性を測定する。即ち、まず、上から2番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行い、次に、一つ置いて、上から4番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行い、その後、上から1番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行う。さらに、一つ置いて、上から3番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行う。この場合、測定順を操作するために、テスタ3である「電源ユニット」の制御順(電源出力端の選択順)をチップ一つ置きに変更した場合を示している。
即ち、テスタ3からプローブカード26への電気信号(電源出力)を入力操作する場合の具体的な少なくとも一つ飛ばしの測定順の制御方法として、テスタ3(電源ユニット)の電源出力端から測定端までの途中の配線接続先は何ら変えていないため、まずは、上から2番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行うようにテスタ3の2番目の制御端(電源出力端)からプローブカード26への電気信号を入力操作し、次に、チップ一つ置いて、上から4番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行うようにテスタ3の4番目の制御端(電源出力端)からプローブカード26への電気信号を入力操作し、その後、上から1番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行うようにテスタ3の1番目の制御端(電源出力端)からプローブカード26への電気信号を入力操作し、さらに、チップ一つ置いて、上から3番目のチップ21に対して光学特性や駆動特性の測定を行うようにテスタ3の3番目の制御端(電源出力端)からプローブカード26への電気信号を入力操作する。ここでは、テスタ3からプローブカード26への電気信号の出力順をチップ一つ置きに変更している。このように、テスタ3からプローブカード26への電気信号(電源出力)の制御順(選択順)もチップ21の測定順も共にチップ1つ置きに行っている。
要するに、図8(b)では、測定順序は、光学特性や駆動特性などの動作特性を計測するための「電源ユニット」(テスタ3)からの電源出力端を選択制御する制御順により、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように設定される。
図8(c)に示すように、本実施形態3では、テスタ3からプローブカード26への配線接続先を変えるかまたはプローブカード26内で各プローブへの配線接続先を変えることにより、テスタ3から出力される電気信号(電源出力)の制御順は上から順次光学特性や駆動特性の測定を実施するように連続的に制御するが、テスタ3からプローブカード26への配線接続先を順次変えるかまたはプローブカード26内で各プローブ(接続端子)への配線接続先を変えることにより、本実施形態3の測定順序は、温度の影響を排除するために、チップ一つ置きに光学特性やその他の駆動特性を測定する。測定順を操作するために、テスタ3である「電源ユニット」の制御順(電源出力端の選択順)を変更することなく、テスタ3から測定端までの途中配線の接続先を変更するだけでチップ一つ置きに光学特性やその他の駆動特性(電気的特性)を測定することができる。
即ち、テスタ3において、順次並べられた4個のチップ21の上から順次特性測定を実施するように制御する場合に、テスタ3から測定端までの途中の配線接続先が上から1番目の制御端(電源出力端)から2番目のチップ21に対応するように接続されて、上から2番目のチップ21に対して光学特性やその他の駆動特性の測定を行い、次に、テスタ3から測定端までの途中の配線接続先が上から2番目の制御端から上から4番目のチップ21に対応するように接続されて、チップ一つ置いて、上から4番目のチップ21に対して光学特性やその他の駆動特性の測定を行い、その後、テスタ3から測定端までの途中の配線接続先が上から3番目の制御端から上から1番目のチップ21に対応するように接続されて、チップ一つ置いて、上から1番目のチップ21に対して光学特性やその他の駆動特性の測定を行う。さらに、テスタ3から測定端までの途中の配線接続先が上から4番目の制御端から上から3番目のチップ21に対応するように接続されて、チップ一つ置いて、上から3番目のチップ21に対して光学特性やその他の駆動特性(電気的特性)の測定を行う。
要するに、図8(c)では、測定順序は、光学特性や駆動特性などの動作特性を計測するための電源ユニットからの電源出力端から測定端に至る配線経路の配線接続先を選択することにより、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように設定される。
上記実施形態1、2では、検査対象の半導体素子チップ21(LEDチップや回路チップ)として1個づつ発光または駆動させて発光色や発光量などの光学特性やその他の駆動特性を計測する半導体素子検査装置1において、発熱による影響を緩和するために、少なくとも1個のチップ21のサイズ分だけは距離が離れるように測定順が設定されているのに対して、本実施形態3では、テスタ3の制御端(電源出力端)からプローブカード26を介して測定端に至る配線経路において、配線接続先を選択的に配線途中で変えて、電源(信号)を出力する制御順(電源出力端の選択順)は順次連続的に変化させても、実際の測定順は少なくともチップ1個置きに光学特性やその他の駆動特性を測定することができる。これによって、温度の影響を軽減して正確な試験測定ができると共に、ハード的に配線接続先を変えるだけで電源ユニットの制御順序(電源出力端の選択順)を変更することなく容易に特性測定を実施することができる。
なお、本実施形態3では、図8(c)に示すように、縦方向に並べられた4個のチップ12に対して、それらの測定順序は、光学特性や駆動特性などの動作特性を計測するための電源ユニットからの電源出力端から測定端に至る配線経路の配線接続先を選択することにより、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように設定される場合について説明したが、これに限らず、図5〜図7の5個、6個または8個縦方向に並べられたLEDチップまたは回路チップを一単位として、チップ一つ置きまたは二つ置きに光学特性や駆動特性を測定する場合にも上記実施形態3を適用することができて、温度の影響を軽減してより正確な試験測定をすることができる本発明の目的を達成することができる。
また、縦方向に並べられたチップ12の個数が4個、5個、6個または8個以外に、n=4個以上縦または横方向に並べられたLEDチップまたは回路チップを一単位として、少なくともチップ一つ置きに間を開けて光学特性試験や駆動特性試験を実施した場合についても本発明の実施形態3を適用することができて、温度の影響を軽減してより正確な試験測定をすることができる本発明の目的を達成することができる。
要するに、一方向に並べられたn個(nは4以上の自然数)のチップ12に対して、チップm個置きに(mは自然数)光学特性や駆動特性を測定する場合にも、少なくともチップ一つ置きに間を開けて特性測定する上記実施形態1〜3をそれぞれ適用することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜3を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜3に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜3の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、半導体ウエハから個々の半導体素子に切断された状態で他方面に接着テープが貼り付けられた複数の半導体素子チップを所定数ずつテストする半導体素子検査装置およびこれを用いた半導体素子検査方法の分野において、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように少なくとも1チップ置きに測定順序が設定されているので、温度の影響を軽減して正確な試験測定ができる。
1 半導体素子検査装置
2 プローバ
3 テスタ
21 チップ
22 基台
23 移動台
24 プローブ
25 天面
26 プローブカード
27 位置制御装置
28 粘着テープ
31 動作特性テスタ
32 積分球
33 光学特性テスタ

Claims (20)

  1. 検査対象の複数のチップを1個づつ動作させて動作特性を計測する半導体素子検査装置において、一方向に並べられたn個(nは4以上の自然数)のチップに対して、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように測定順序が設定されている半導体素子検査装置。
  2. 前記測定順序は前記一方向に少なくとも一チップ置きに設定されており、該測定順序における該一方向のチップ間隔は均一または不均一である請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  3. 前記検査対象の複数のチップとして、LEDチップが一方向に並ぶn(nは4以上の自然数)個のチップ単位毎に、1個づつ発光させて前記測定順序で光学特性を計測する請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  4. 前記検査対象の複数のチップとして、半導体デバイスの回路チップが一方向に並ぶn(nは4以上の自然数)個のチップ単位毎に、1個づつ動作させて前記測定順序で電気的動作特性を計測する請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  5. 半導体ウエハから個々のチップに切断された状態で他方面に接着テープが貼り付けられた複数のチップを、前記検査対象の複数のチップとして一方向に並ぶn個のチップ単位で特性測定を行う請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  6. 複数のプローブの各先端位置に前記検査対象のn(nは4以上の自然数)個のチップの各電極パッドを同時に接触させた状態で特性測定を行う請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  7. 前記測定順序は、一方向に並ぶ4個のチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行う請求項3に記載の半導体素子検査装置。
  8. 前記測定順序は、一方向に並ぶ5個のLEDチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行う請求項3に記載の半導体素子検査装置。
  9. 前記測定順序は、一方向に並ぶ6個のLEDチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、、チップ一つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行う請求項3に記載の半導体素子検査装置。
  10. 前記測定順序は、一方向に並ぶ8個のLEDチップ単位で、一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から8番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から7番目のLEDチップに対して光学測定を行う請求項3に記載の半導体素子検査装置。
  11. 前記測定順序は、一方向に並ぶ8個のLEDチップ単位で、一方端の1番目のLEDチップに対して光学測定を行い、次に、チップ二つ置いて、該一方端から4番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から7番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端から2番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から5番目のLEDチップに対して光学測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から8番目のLEDチップに対して光学測定を行い、該一方端から3番目のLEDチップに対して光学測定を行い、さらに、チップ二つ置いて、該一方端から6番目のLEDチップに対して光学測定を行う請求項3に記載の半導体素子検査装置。
  12. 前記測定順序は、一方向に並ぶ4個の回路チップ単位で、一方端上から2番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定し、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性を測定する請求項4に記載の半導体素子検査装置。
  13. 前記測定順序は、一方向に並ぶ5個の回路チップ単位で、一方端から2番目のチップ21としての回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う請求項4に記載の半導体素子検査装置。
  14. 前記測定順序は、一方向に並ぶ6個の回路チップ単位で、一方端から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う請求項4に記載の半導体素子検査装置。
  15. 前記測定順序は、一方向に並ぶ8個の回路チップ単位で、一方端から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の定を行い、次に、チップ一つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から8番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端の1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ一つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ一つ置いて、該一方端から7番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う請求項4に記載の半導体素子検査装置。
  16. 前記測定順序は、一方向に並ぶ8個の回路チップ単位で、一方端から1番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、次に、チップ二つ置いて、該一方端から4番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から7番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端から2番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から5番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、チップ二つ置いて、該一方端から8番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、該一方端から3番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行い、さらに、チップ二つ置いて、該一方端から6番目の回路チップに対して電気的動作特性の測定を行う請求項4に記載の半導体素子検査装置。
  17. 前記一方向に並ぶn個のチップ単位で繰り返し特性測定を行い、該n個のチップ単位の特性測定が終了すると、次の新たなn個のチップ単位で順次1個づつ前記測定順序で特性測定を行う請求項3または4に記載の半導体素子検査装置。
  18. 前記測定順序は、前記動作特性を計測するための電源ユニットからの電源出力端を選択制御する制御順により設定されている端請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  19. 前記測定順序は、前記動作特性を計測するための電源ユニットからの電源出力端から測定端に至る配線経路の配線接続先を選択することにより設定されている端請求項1に記載の半導体素子検査装置。
  20. 検査対象の複数のチップを1個づつ動作させて動作特性を計測する半導体素子検査方法において、一方向に並べられたn個(nは4以上の自然数)のチップに対して、少なくとも1個のチップ分は間が離れるように測定順序を設定して半導体素子検査を行う半導体素子検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102206767B1 (ko) * 2019-08-30 2021-01-22 김형태 엘이디 백라이트 유닛 테스트 장비

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