JP2013194645A - 風力発電装置用ブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】風力発電装置用ブレードの落雷損傷を低減させ、かつ、捻り変形を抑制して風力発電装置用ブレードの大型化を図る。
【解決手段】主桁4がPAN系炭素繊維複合樹脂成形体からなり、外皮部3がピッチ系炭素繊維をダブルバイアスに配置した炭素繊維複合樹脂成形体で形成されている風力発電装置用ブレード1。主桁は、ウェブ部と、前記外皮部に重なる桁とを有しており、前記外皮部のピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体の厚み(t1)と、該桁のPAN系炭素繊維複合樹脂成形体の厚み(t2)との比t1/t2が0.01〜0.1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、風力発電に用いられる風力発電装置用ブレードと、このブレードを用いた風力発電装置に関する。
洋上風力発電装置などの風力発電装置(Wind turbine)の高出力化を図るため、風力発電装置用ブレードの大型化が図られている。風力発電装置用ブレード(以下、単にブレードということがある。)の大型化を図るために軽量化の要求が有ることから、その素材として炭素繊維の適用が検討されている(例えば特許文献3)。
炭素繊維複合樹脂成形体は、導電性が高いため、炭素繊維複合樹脂成形体をブレード材料に用いた場合、落雷による損傷を受けるリスクが高くなる傾向がある。特に、ブレードが大型化すると、落雷による損傷可能性が高くなる。
特許文献1〜4には、各種の落雷対策技術が提案されている。
特開2007−138755号公報 特開2008−101587号公報 特開2009−30597号公報 特開2007−77889号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術では、落雷によるブレード自体の破損抑制効果は十分ではない。特許文献4のように、金属製メッシュ等をブレード表面に設置するなどの避雷装置による破損低減対策を採った場合、ブレード重量が増加するという問題がある。
本発明は、軽量であると共に、ブレードの落雷損傷を低減させることができ、かつ、捻り変形が抑制される風力発電装置用ブレードと、このブレードを用いた風力発電装置を提供することを目的とする。
本発明の風力発電装置用ブレードは、主桁と、該主桁に支承された外皮部とを有する風力発電装置用ブレードにおいて、該主桁がPAN系炭素繊維複合樹脂成形体からなり、該外皮部がピッチ系炭素繊維をダブルバイアスに配置した炭素繊維複合樹脂成形体で形成されていることを特徴とするものである。
本発明の風力発電装置は、かかる本発明のブレードを備えたものである。
ブレード外皮部として、ピッチ系炭素繊維を交差させてダブルバイアスに配置した炭素繊維複合樹脂成形体を用いることによって、落雷によるブレード内部の亀裂破損が抑制される。また、ピッチ系炭素繊維をダブルバイアスに配置した炭素繊維複合樹脂成形体は、ねじれ剛性に優れることから、ブレード回転時に生ずるブレードの捻れを抑制し、風を確実にブレードが受けることが出来、発電効率が向上する。
外皮部を構成する炭素繊維複合樹脂成形体のピッチ系炭素繊維は、熱伝導性が高いため、着氷の原因となる氷結晶核発生が抑制され、着雪氷抑制効果も奏される。
ブレードの主桁を、PAN系炭素繊維複合樹脂成形体で構成することにより、ブレードが軽量化される。従って、本発明のブレードは、例えば90m級の大型風力発電装置用ブレードとして優れた性能を有する。
ブレードの正面図である。 図1のII−II線断面図である。 実験結果を示す写真である。 実験結果を示す写真である。 実験結果を示す写真である。 実験結果を示す写真である。 実験結果を示す写真である。
図1、図2を参照して、実施の形態に係る風力発電装置用ブレード1の構成について詳しく説明する。
この風力発電装置用ブレード1は翼型に形成されている。ブレード1の翼長は例えば30〜90m又はそれ以上とされるが、これに限定されない。このブレード1は風を受けて回転力を得るものであり、風力発電装置のローターハブ(図示せず)に接続されるルート部(Root)2と、翼型の外皮部3と、当該外皮部3の内部にブレード長手方向に延設された複数の主桁4とからなる。
ルート部2は、円筒構造となっており、ローターハブとの接続強度を確保するために、外皮部3よりも肉厚となっている。
外皮部3は、空力学的に回転力を得る翼型に形成されており、軽量化を図るためにルート部2よりも肉薄となっている。ブレード1のルート部2近傍は、ルート部2から離隔するにつれてルート部2の円筒構造から翼型の変形楕円構造に変化し、その翼幅(chord)Wが徐々に広がっている。
ブレード1のルート部2以外の部分の断面形状は、翼型の変形楕円構造であって、先端側に向ってその翼幅Wが徐々に小さくなっている。ブレード1の幅方向断面形状は、図2の通り、前縁から後方に向ってその厚みが徐々に増加して最大厚さに至り、その後、ブレード1の回転方向後縁に向って、その厚みが徐々に減少し、翼尾が長く延びるものとなっている。
外皮部3は、上側外皮部3a及び下側外皮部3bと、ブレード1の前縁を構成するノーズ部3cと、ブレード1の後縁を構成するテール部3dとを有している。
主桁4は、ブレード1の長尺方向に延設されている長尺状形成体である。
主桁4は一体成形された構造でも、複数の部材から構成されていてもよい。図2において主桁4は、ブレードの長尺方向に延設されるウェブ(Web)4aと、ウェブ4aと、その両端縁に設けられて上側及び下側外皮部3a,3bに接合される桁4b、4cとからなっている。このウェブ4aは、上側外皮部3a及び下側外皮部3bに対して略垂直に配置されており、その一端縁が、上側外皮部3aと直接的又は間接的に接続されているとともに、その他端縁が、下側外皮部3bと直接的又は間接的に接続されている。ウェブ4aは、図示しない受け部材を介して、桁4b,4c又は上下の外皮部3a、3bに接続されてもよい。
主桁4は、上側外皮部3aと下側外皮部3bとを支持しており、ブレード1が前後方向等に撓むのを抑制する機能を備える。
図2の様に複数枚のウェブ4aを設けると、閉断面が形成されるのでブレード1の剛性を高め、ブレード1の撓みを更に抑制することができる。
この実施の形態では、上側外皮部3aと下側外皮部3bとの離間距離が最も広くなった位置以外に、ブレード1の回転方向後方側にもウェブ4aが配置されている。これにより、更に撓み抑制効果が向上したものとなっている。
外皮部3はピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体よりなる。外皮部3の少なくとも一部は、高熱伝導率を有するピッチ系の炭素繊維をダブルバイアスに配置した炭素繊維複合樹脂成形体で構成されている。これにより、落雷時に発生するジュール熱を分散、及び放散させてブレードの損傷を低減させるとともに、ブレードの捻り変形を抑制した細長い(スレンダー)形状の大型軽量ブレードが構成される。
本発明では、少なくとも上側外皮部3a及び下側外皮部3bを、ピッチ系炭素繊維をダブルバイアスに配置したピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体にて構成することが好ましく、特に、外皮部3の全てを、ピッチ系炭素繊維をダブルバイアスに配置したピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体にて構成することが好ましい。
ノーズ部3c及びテール部3dにも、ピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体を用いることにより、風力発電装置用ブレードの回転方向に生じる撓みを抑制しつつ、落雷時の電流をルート部2へ導くことができる。
ピッチ系炭素繊維の交差配置(ダブルバイアス配置)角度は任意であり、ダブルバイアス配置であればその角度を部位や羽形状等から適宜選択して決定すればよいが、その角度は通常±10°〜80°であり、中でも±30°〜60°、特に±40°〜60°であることが好ましい。
ピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体の原料であるピッチ系炭素繊維としては、ブレード先端のねじり変形抑制のために、引張弾性率400〜900GPaのものが好ましく、特に550〜750GPaのものが好ましい。
また、このピッチ系炭素繊維の熱伝導率は、落雷時に熱エネルギーを拡散させ易くするために、80〜800W/m・Kであるものが好ましく、中でも110〜700W/m・K、特に130〜700W/m・Kのものが好ましい。このピッチ系炭素繊維の体積抵抗率は、落雷時に電気エネルギーを拡散させ易くするために7.5μΩm以下であることが好ましく、中でも1.5〜7.5μΩmであることが好ましい。
上下の外皮部3a,3bのピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体の厚みは、通常0.1mm以上あればよく、中でも本発明の効果が顕著となることから0.5mm以上、中でも1mm以上であることが好ましく、その上限は10mm以下、中でも5mm以下であることが好ましい。この範囲とすることによって、ブレードの軽量化と落雷による破損抑制効果の双方を奏することができる。
外皮部3は、大型ブレードの外表面を複数個に分割したものを組み合わせて一体化してもよい。具体的には例えばブレード外皮部3のうち、上側及び下側外皮部3a、3bと、ブレードの回転方向前端部に設けられるノーズ部3cと、回転方向後端部に設けられるテール部3dとを個別パーツとして成形し、これらを一体化してもよい。これら個別パーツは、同じ炭素繊維複合樹脂成形体で構成しても、また本発明の効果を損なわない範囲であれば、別組成の成形体としてもよい。
上側外皮部3a、下側外皮部3b、ノーズ部3c及びテール部3dはすべて同一のピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体で構成されてもよく、一部を別の材料で構成してもよい。例えば、外皮部の一部をPAN系炭素繊維複合樹脂成形体やガラス繊維複合樹脂成形体で形成してもよい。高強度のPAN系炭素繊維複合樹脂成形体を外皮部の一部に用いることによって、ブレードの強度を向上させることができる。ノーズ部3c及びテール部3dは、風力発電装置用ブレードの回転方向に生じる撓みを抑制しつつ、落雷時の電流をルート部2へ導く為に、高弾性かつ低電気抵抗のピッチ系炭素繊維がブレードの長さ方向に配列した一方向炭素繊維複合樹脂成形体で構成されることが好ましい。
主桁4においては、ウェブ部4aは例えばPAN系炭素繊維複合樹脂成形体、または、ガラス繊維複合樹脂成形体で構成されている。桁4b,4cはともにPAN系炭素繊維複合樹脂成形体よりなる。上下の外皮部3a,3bの厚みt1と桁4b,4cの厚みt2との比t1/t2を0.01〜0.1特に0.02〜0.05とすることによって、ブレードの軽量化、落雷破損抑制効果が顕著となるので好ましい。
主桁4をPAN系炭素繊維複合樹脂成形体で構成することにより、ブレードを軽量化し、且つ風力発電装置用ブレードの前後方向に生じる撓みを抑制することができる。特に風車後方への撓みを抑制し、その回転時における風車後方の風車支柱への接触を回避し、破損等の大事故を防ぐことができる。
このように、風力発電装置用ブレード1の落雷損傷を低減しつつ、重量増加を抑制して風力発電装置用ブレード1を大型化し、風力発電装置の高出力化を図ることができる。
本発明では、外皮部3や主桁4(ウェブ部4a及び桁4b、4cを含む。)の一部に高強度のガラス繊維を用いてもよい。この様に高強度のガラス繊維を外皮部や主桁に用いることによって、風力発電装置用ブレード1の強度を向上させることができる。
ルート部2は、PAN系炭素繊維複合樹脂成形体で構成することによって、強度が向上するので好ましいが、これに限定されない。
本発明においては、外皮部3の最外層に被覆層を設けて表面の凹凸を修正し、風の流れを円滑にするようにしてもよい。被覆材としては、樹脂フィルムや塗料などから適宜選択して決定すればよいが、中でも高導電性、高熱放散性を有する黒鉛粉等を配合したものが好ましい。また本発明の効果を損ねない範囲であれば、落雷時の電流を外皮部3から風車支柱を経てアースへ導く金属ワイヤー等を併用してもよい。
以下に実施例、比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない範囲に於いて、以下の実施例に制限されるものではない。以下の実施例1〜3、比較例1,2は、炭素繊維複合樹脂成形体への落雷損傷を実験的に模擬試験したものである。
[実施例1]
三菱樹脂社製ピッチ系炭素繊維 ダイアリード(登録商標) K63712をエポキシ樹脂に含浸させたプリプレグA(繊維配向:±45°)と、三菱レイヨン社製PAN系炭素繊維 パイロフィル(登録商標)TR50Sをエポキシ樹脂に含浸させたプリプレグB(繊維配向:0°)を用いた。
プリプレグAの炭素繊維使用量は560gsmであり、280gsmの炭素繊維を配向角45°で均等量配置したプリプレグである。尚、gsmは、1m当たりの炭素繊維重量(グラム)を示す。
ダイアリード(登録商標) K63712は、高弾性を有するものであり、引張弾性率が約640GPa、引張強度が約2600MPa、破断伸びが約0.4%、密度が約2.12g/cm、熱伝導率が約140W/m・K、体積抵抗率が約6.6μΩmの特性を有する。
パイロフィル(登録商標)TR50Sは、高強度を有するものであり、引張弾性率が約240GPa、引張強度が約4900MPa、破断伸びが約2.0%、密度が約1.82g/cm、熱伝導率が約30W/m・K、体積抵抗率が約15μΩmの特性を有するものである。
厚み5mmを有するプリプレグBの上下に、0.5mm厚のプリプレグAを設けて一体積層し、加熱成形(硬化)し、炭素繊維複合樹脂成形体試験片を作成した。
試験片のサイズは、150mm×150mm×6mmtで、プリプレグBに相当する厚みが5mmt、プリプレグAに相当する厚みが0.5mmt×2(上下)であった。
この試験片1の中央部に、インパルス電流発生装置(Impulse Current Generator。HAEFELY社製。)を用い、試験体に対して約2mmの空間(ギャップ)をとった状況でインパルス電流を通電した。通電条件は、表1に記載の4条件であった。
Figure 2013194645
試験後に測定した損傷深さ、及び損傷面積は、各々以下の通りであった。
条件1:損傷深さ 0.25mm、損傷面積 15cm
条件2:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 28cm
条件3:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 50cm
条件4:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 50cm
[実施例2]
プリプレグAに相当する厚みが1.0mmt×2(上下)で試験片サイズが150mm×150mm×7mmtとした以外は、実施例1と同様に実施した。
試験後に測定した損傷深さ、及び損傷面積は、各々以下の通りであった。
条件1:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 10cm
条件2:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 21cm
条件3:損傷深さ 0.75mm、損傷面積 32cm
条件4:損傷深さ 0.75mm、損傷面積 45cm
[比較例1]
プリプレグAの代わりに、プリプレグB(厚み1mm)を繊維配向:±45°で積層した以外は、実施例2と同様に実施した。
試験後に測定した損傷深さ、及び損傷面積は、各々以下の通りであった。
条件1:損傷深さ 0.25mm、損傷面積 20cm
条件2:損傷深さ 1.0mm、損傷面積 39cm
条件3:損傷深さ 0.75mm、損傷面積 60cm
条件4:損傷深さ 1.0mm、損傷面積 64cm
[比較例2]
プリプレグBの厚みを0.5mmとした以外は、比較例1と同様に実施した。
試験後に測定した損傷深さ、及び損傷面積は、各々以下の通りであった。
条件1:損傷深さ 0.25mm、損傷面積 18cm
条件2:損傷深さ 0.75mm、損傷面積 46cm
条件3:損傷深さ 5.5mm、損傷面積 80cm
条件4:損傷深さ 6.0mm、損傷面積 80cm
[実施例3]
実施例2に用いたプリプレグAの代わりに、三菱樹脂社製 炭素繊維ダイアリード(登録商標)K13C2Uをエポキシ樹脂に含浸させたプリプレグDを用いて繊維配向:±45°で厚み1.1mmにて積層した以外は、実施例2と同様に実施した。
ダイアリード(登録商標)K13C2Uは、高熱伝導を有するものであり、引張弾性率が約900GPa、引張強度が約3800MPa、破断伸びが約0.4%、密度が約2.2g/cm、熱伝導率が約620W/m・K、体積抵抗率が約1.9μΩmの特性を有するものである。
試験後に測定した損傷深さ、及び損傷面積は、各々以下の通りであった。
条件1:損傷深さ 0.1mm、損傷面積 5cm
条件2:損傷深さ 0.3mm、損傷面積 13cm
条件3:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 15cm
条件4:損傷深さ 0.5mm、損傷面積 18cm
なお、実施例1〜3、比較例1,2の通電条件4による損傷状況を図3〜7に示す。各図において、左側の写真は試験片の斜め上方から撮影したものであり、中央の写真は断面を示し、右側の写真は断面の拡大写真である。

Claims (2)

  1. 主桁と、該主桁に支承された外皮部とを有する風力発電装置用ブレードにおいて、
    該主桁がPAN系炭素繊維複合樹脂成形体からなり、
    該外皮部がピッチ系炭素繊維をダブルバイアスに配置した炭素繊維複合樹脂成形体で形成されていることを特徴とする風力発電装置用ブレード。
  2. 請求項1において、前記主桁は、ウェブ部と、前記外皮部に重なる桁とを有しており、
    前記外皮部のピッチ系炭素繊維複合樹脂成形体の厚み(t1)と、該桁のPAN系炭素繊維複合樹脂成形体の厚み(t2)との比t1/t2が0.01〜0.1であることを特徴とする風力発電装置用ブレード。
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