JP2013194516A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】NOx吸蔵材(NSR)におけるNOxの吸蔵量が所定の閾値に達するか、または、PMフィルタ(DPF)におけるPMの堆積量が所定の閾値に達するか、のいずれかのときに、EGRガス量を増量または減量させる補正制御を行って、NOxおよびPMのうち前記閾値に達した方の生成量を減少させる。
【選択図】図6
Description
具体的に本発明は、内燃機関の排気通路に配設され、所定の状態で排気中のNOxを吸蔵するNOx吸蔵材と、排気中に含まれるPMを捕集するPMフィルタと、を備えた排気浄化装置が対象であり、前記内燃機関には、燃焼室に残留もしくは還流させる既燃ガス量を調整可能な既燃ガス量調整手段が設けられている。この場合に、前記NOx吸蔵材におけるNOxの吸蔵量が所定の閾値に達するか、または、前記PMフィルタにおけるPMの捕集量が所定の閾値に達するか、のいずれかのときに、前記燃焼室において生成されるNOxおよびPMのうち、前記閾値に達した方の生成量が減少するように、前記既燃ガス量調整手段によって既燃ガス量を増量または減量させる補正制御を行う、制御手段を備えたものである。
先ず、本実施形態に係るディーゼルエンジンの概略構成を、図1を参照して説明すると、このディーゼルエンジン1(以下、単にエンジン1ともいう)においては各気筒1a内の燃焼室にそれぞれ噴孔を臨ませてインジェクタ2が配置されている。これら各気筒1a毎のインジェクタ2は全ての気筒1aに共通のコモンレール11に接続されており、このコモンレール11を介して上流側のサプライポンプ10から送られてくる燃料の供給を受ける。
ECU100は、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103およびバックアップRAM104などを備えている。ROM102には、各種制御プログラムや、それら制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPU101は、ROM102に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAM103はCPU101での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM104はエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
以下に、本実施形態の排気浄化装置によるNOx還元制御、DPF再生制御、およびそれらを協調させるためのEGR制御について説明する。先ず、ディーゼルエンジンにおいて周知のNOx還元制御およびDPF再生制御について説明した後に、EGRの補正制御について説明する。
一般的にディーゼルエンジン1においては、大部分の運転領域で排気の空燃比はリーン空燃比となり、通常の運転状態ではNSR21の周囲雰囲気は酸素濃度の高い状態になって、排気中のNOxがNSR21に吸蔵される。そして、NSR21の周囲雰囲気が低酸素濃度となる状況は非常に少ないため、NOxの吸蔵量は徐々に増大し、これに連れてNSR21のNOx吸蔵能力が低下してゆく。
一般的にディーゼルエンジン1においては、排気中に含まれるPMをDPF22によって捕集するが、こうして捕集されたPMはセルの壁面に堆積して排気の流れの妨げとなり、通気抵抗が大きくなってゆく。これに伴ってDPF22の上流側の排気圧力と下流側の排気圧力との差圧が大きくなるので、差圧からDPF22のPM堆積量を推定することができる。
ところで、本実施形態のように自動車に搭載されたディーゼルエンジン1の運転状態はドライバーの意志や走行環境による影響を強く受けるため、前記のNOx還元制御やDPF再生制御を十分には行えないこともあり得る。すなわち、ディーゼルエンジン1は熱効率が高い分、排気の温度は例えば200〜400°くらいと比較的低くなるので、渋滞路等のように非常に走行速度の低い状態が続くと、NSR21やDPF22の温度はかなり低下してしまう。
以上、説明した実施形態は自動車に搭載されたコモンレール式筒内直噴型多気筒ディーゼルエンジン1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、自動車以外に搭載されるディーゼルエンジンにも適用可能である。また、ディーゼルエンジンに限らず、ガソリンエンジンに対しても本発明は適用可能である。
1a 気筒(燃焼室)
4 排気通路
21 NSR(NOx吸蔵材)
22 DPF(PMフィルタ)
71 EGR通路(既燃ガス量調整手段)
72 EGRバルブ(既燃ガス量調整手段)
100 ECU(制御手段)
Claims (5)
- 内燃機関の排気通路に配設され、所定の状態で排気中のNOxを吸蔵するNOx吸蔵材と、排気中に含まれるPMを捕集するPMフィルタと、を備えた排気浄化装置であって、
前記内燃機関には、燃焼室に残留もしくは還流させる既燃ガス量を調整可能な既燃ガス量調整手段が設けられ、
前記NOx吸蔵材におけるNOxの吸蔵量が所定の閾値に達するか、または、前記PMフィルタにおけるPMの捕集量が所定の閾値に達するか、のいずれかのときに、前記燃焼室において生成されるNOxおよびPMのうち、前記閾値に達した方の生成量が減少するように、前記既燃ガス量調整手段によって既燃ガス量を増量または減量させる補正制御を行う、制御手段を備えていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置において、
前記制御手段は、前記PMフィルタにおけるPMの捕集量が前記閾値に達したとき、前記内燃機関が所定の運転状態にあれば前記既燃ガス量の補正制御を行う一方、当該所定の運転状態になければ、前記PMフィルタの温度を上昇させて、捕集されているPMを燃焼除去するためのフィルタ再生制御を行う、内燃機関の排気浄化装置。 - 請求項1または2のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置において、
前記制御手段は、前記NOx吸蔵材におけるNOxの吸蔵量が前記閾値に達したとき、前記内燃機関が所定の運転状態にあれば前記既燃ガス量の補正制御を行う一方、当該所定の運転状態になければ、前記NOx吸蔵材に流入する排気の空燃比をリッチ化させて、吸蔵されているNOxを還元浄化するためのNOx還元制御を行う、内燃機関の排気浄化装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置において、
前記制御手段は、前記内燃機関の燃焼室に残留もしくは還流させる既燃ガス量が、運転状態に対応する目標値になるように前記既燃ガス量調整手段を制御するとともに、前記補正制御として前記既燃ガス量の目標値を増量または減量補正する、内燃機関の排気浄化装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置において、
前記制御手段は、NOxの吸蔵量およびPMの捕集量のうち、閾値に達していない方の当該閾値までの余裕代に応じて、前記既燃ガス量調整手段による既燃ガス量の増量または減量補正の度合いを変更する、内燃機関の排気浄化装置。
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JP2016205146A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の排気浄化装置 |
CN113503204A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-10-15 | 同济大学 | 一种氧化剂主导的dpf主动再生装置及其控制方法 |
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JP2002180817A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-26 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP2005163590A (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-23 | Nissan Motor Co Ltd | エンジンの排気浄化装置 |
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