JP2013194513A - 吸気部ケーシング、及び圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスの偏流発生を抑制して、騒音を低減可能な吸気部ケーシング及び圧縮機を提供する。
【解決手段】外側ケーシング30と、該外側ケーシング30の内側に設けられて、外側ケーシング30との間で環状の空気流入路FCを画成する内側ケーシング20と、外側ケーシング30と内側ケーシング20とを接続するように空気流入路FCに周方向に間隔をあけて複数設けられ、表面に空気(ガス)A1を噴き出す空気供給孔50aが配置されたストラット50と、径方向の一方向の外側から空気流入路FCに空気A1を導入する空気導入部40とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機における吸気部の構造に関するものである。
例えば、ガスタービンにおいて、圧縮機の上流側には、吸気部となる吸気ダクトが設けられて、この吸気ダクトの導入口から空気が取り込まれ、圧縮機に供給されている。
このようなガスタービンの吸気ダクトは、軸線の径方向内側に配置される内側ケーシングが、その外周側に設けられた複数のストラットによって、内側ケーシングよりも径方向外側に配置された外側ケーシングによって支持されている。そして、これら内側ケーシングと外側ケーシングとに挟まれる環状空間が取り込まれた空気の流入路となっている。
吸気ダクトは上述のような構成となっているため、上記流入路内にはストラットが配置されていることとなる。従って、これらストラット周りを導入口から取り込んだ空気が流通することで、ストラットの後縁に空気の回りこみ、即ち、渦流れが生じている。
ここで、特許文献1には、ジェットエンジンの吸気ダクトにおけるストラットが開示されている。このストラットにおいては抽気した空気を、抽気ダクトの排気口を通じてストラットの内部へ導入し、ストラットの後縁から排出している。そして、このように後縁から空気を排出することによって、ストラットの後縁部で空気の増速を行ない、渦発生の抑制を図っていた。
特許第3196426号公報
しかしながら、特許文献1のようなストラットの後縁から空気を排出する構造を、圧縮機の吸気ダクトに適用した例はこれまでに無い。
特に、圧縮機の吸気部ケーシング(吸気ダクト)におけるガス(空気)の導入口が、径方向の一方向、例えば上方のみに開口して、ガスを上方のみから取り込むような片側吸い込み形状となっている場合には、ストラット毎に、ストラット周りを流通するガス流量、流速の差異が大きくなる。即ち、流量、流速に周方向分布が生じてしまい、流量、流速が特に小さくなる位置に配置されたストラットの後縁では、渦の発生が顕著となる。このような渦によって、吸気部ケーシングの下流側に配置されるIGV(インレットガイドベーン)を通過したガスに偏流が発生することとなる。そして、圧縮機の一段動翼にこのような偏流が衝突することで、動翼表面における揚力が部分的に変動し、干渉音による騒音が発生してしまうという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、ガスの偏流発生を抑制して、騒音を低減可能な吸気部ケーシング及び圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る吸気部ケーシングは、外側ケーシングと、該外側ケーシングの内側に設けられて、前記外側ケーシングとの間で環状のガス流入路を画成する内側ケーシングと、前記外側ケーシングと前記内側ケーシングとを接続するように前記ガス流入路に周方向に間隔をあけて複数設けられ、表面にガスを噴き出すガス供給孔が配置されたストラットと、径方向の一方向の外側から前記ガス流入路にガスを導入するガス導入部とを備えることを特徴とする。
このような吸気部ケーシングによると、ガス導入部は、径方向の一方向の外側からガス流入路にガスを導入するため、ガス流入路内に均一にガスが行き渡りにくい。このため、ガス流入路内において周方向にガスの流量分布、即ち流速分布が顕著となってしまう。従って、ガスの流速が小さくなってしまう位置に配置されたストラットにおいては、ストラット周りをガス流通する際に、ストラットの後縁にガスが回り込むことによって発生する渦や、局所的に発生する流れの剥離が顕著となる。ここで、ストラットのガス供給孔からガスを噴き出すことで、ストラットの後縁におけるガスの流れの増速を行なうことが可能となり、この結果、上記渦や剥離の発生を抑制することができる。
さらに、前記ガス供給孔は、前記ストラットの後縁部に設けられていてもよい。
このようにガス供給孔を設けることによって、ストラット後縁におけるガス流れの増速をより効果的に行うことができ、この結果、渦や剥離の発生を更に抑制できる。
また、前記複数のストラットにおける前記ガス供給孔の配置分布が、前記ガス導入部による前記ガスの導入方向と前記ストラット各々との相対位置に応じて、互い異なっていてもよい。
このようにストラット毎にガス供給孔の配置分布を異ならせることによって、特にガスの流速の小さくなる位置に配置されたストラットのガス供給孔からより多くのガスを噴き出すことが可能となる。このため、より効果的に渦や剥離の発生を抑制でき、ガスの流速の周方向分布を抑制して、偏流の発生を抑え、この偏流が他の部材に衝突した際に発生する干渉音による騒音を低減可能となる。
さらに、前記ガス供給孔は、前記ガスの前記導入方向に直交する位置における前記ストラットに、最も多く配置されていてもよい。
ガスは、導入方向に直交する位置に設けられたストラットによって流れが妨げられ、このストラット周りでガスの流速が最も小さくなってしまう。従って、このストラットにガス供給孔を最も多く配置することで、さらに効果的に渦や剥離の発生を抑制でき、偏流の発生を抑え、干渉音による騒音を低減可能となる。
また、前記ガス供給孔は、前記ガスの前記導入方向に直交する位置を基準として前記ガス導入部からの離間距離が大きい位置における前記ストラットほど、配置数量が少なくなっていてもよい。
ガスは、ガス導入部から離間した位置までは到達しにくく、この位置に設けられたストラット周りでガスの流速が相対的に小さくなってしまう。しかしながら、ガス導入部からの離間距離が大きいほど、ストラットの長手方向がガスの導入方向に近づいていく。このため、ストラットがガスの導入方向に直交する位置に設けられている場合、このストラットと比較すると、ガスの流れを妨げる度合いが小さくなる。従って、このようにガス供給孔を配置することで、さらに効果的に渦や剥離の発生を抑制でき、偏流の発生を抑え、干渉音による騒音を低減可能となる。
前記ガス供給孔は、前記ガス導入部から最も離間した位置における前記ストラットに次いで、前記ガスの前記導入方向に直交する位置を基準として前記ガス導入部からの離間距離が小さい位置における前記ストラットほど、配置数量が少なくなっていてもよい。
ガスは、ガス導入部から近接した位置へは到達し易く、この位置に設けられたストラット周りでガスの流速は相対的に大きくなる。従って、このようにガス供給孔を配置することで、さらに効果的に渦や剥離の発生を抑制でき、偏流の発生を抑え、干渉音による騒音を低減可能となる。
また、前記ガス供給孔は、該ガス供給孔の出口圧力と外気圧との差圧によって、前記ガスが自然給気されてもよい。
このように、特別な装置を設置せずに、差圧のみによってガスをガス供給孔へ供給できるため、コストを抑えながらストラットの後縁における渦及び剥離の発生を確実に抑制でき、ガスの偏流発生を抑制して騒音が低減可能となる。
さらに、前記ガス供給孔は、前記ガス流入路よりも下流側から抽気した圧縮ガスが給気されてもよい。
このように、抽気によってガスをガス供給孔へ供給でき、ストラットの後縁における渦及び剥離の発生をより確実に抑制でき、ガスの偏流発生を抑制して騒音が低減可能となる。
また、前記ガス供給孔は、外部で生成された圧縮ガスが給気されてもよい。
このように、外部で別途生成された圧縮ガスをガス供給孔へ供給でき、ストラットの後縁における渦及び剥離の発生をさらに確実に抑制でき、ガスの偏流発生を抑制して騒音が低減可能となる。
さらに、本発明に係る圧縮機は、上記の吸気部ケーシングを備えることを特徴とする。
このような圧縮機によると、ストラットのガス供給孔からガスを噴き出すことで、ストラットの後縁におけるガスの流れの増速を行なうことが可能となり、上記渦や剥離の発生を抑制することができる。従って、ガスの偏流発生を抑制して、この偏流が他の部材に衝突した際に発生する干渉音による騒音を低減可能となる。
本発明の吸気部ケーシング及び圧縮機によると、ストラットのガス供給孔からガスを噴き出すことによってガスの偏流発生を抑制し、偏流が他の部材に衝突した際の干渉音による騒音の低減が可能となる。
本発明の実施形態に係る圧縮機を備えたガスタービンの全体断面図である。 本発明の実施形態に係る圧縮機における吸気ダクトを拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態に係る圧縮機における吸気ダクトの軸方向から見た図であって、図2のA−A断面を示すものである。
以下、本発明の実施形態に係るガスタービン圧縮機1(以下、単に圧縮機1と称する)について説明する。
図1に示すように、圧縮機1は、例えばガスタービン100の軸線P方向の一方側となる上流側(図1の紙面左側)に設けられ、回転軸3の回転に伴って外気から取り込んだ空気(ガス)A1を圧縮し、圧縮空気PAを生成する軸流式の圧縮装置である。
なお、ガスタービン100は、軸線P方向の他方側となる圧縮機1の下流側に配置される燃焼器101において、燃料と圧縮空気PAとを混合して燃焼し燃焼ガスを生成する。その後、この燃焼ガスをタービン102へ流入させ、タービン102を軸線P回りに回転させて回転動力を得るものである。また、このタービン102は、例えば図示しない発電機に接続されており、タービン102から得られる回転動力によって発電機を回転させることで、発電が可能となっている。
また、図1及び図2に示すように、圧縮機1は、当該圧縮機1の上流側に接続され、外気から空気A1を圧縮機1へ取り込む吸気ダクト2(吸気部ケーシング)と、吸気ダクト2の下流側に配置されたIGV12と、IGV12の下流側に配置された複数の動翼13及び静翼14と、これらIGV12、動翼13、静翼14を径方向外側から覆う圧縮機ケーシング11とを備えている。
動翼13は、それぞれが周方向を向く一方側面となる背面が凸状に形成され、他方側面となる腹面が凹状に形成される翼形状をなし、回転軸3から径方向外側に向かって突出するように、周方向に一定の間隔を空けて複数が設けられている。また、回転軸3と共に軸線P回りに回転可能とされている。即ち、取り込まれた空気A1が、上流側から下流側へ向かって動翼13周りを流通する際には、翼形状をなす動翼13によって揚力が発生する。そして、この揚力によって取り込まれた空気A1が圧縮され、圧縮空気PAが生成されるようになっている。
静翼14は、動翼13と同様に、それぞれが翼形状をなす部材であり、圧縮機ケーシング11の径方向内側を向く面から突出するように周方向に一定の間隔を空けて複数が設けられている。そしてこの静翼14は、軸線P方向に隣り合う動翼13同士の間に配置されて、圧縮空気PAの流通方向を調節し、後段の動翼13に効率よく流入させるものである。このように、複数の動翼13と静翼14とが軸線P方向に交互に配置され、多段構成となっていることとなる。
IGV12は、動翼13や静翼14と同様に翼形状をなし、圧縮機ケーシング11の径方向内側を向く面から、突出するように設けられ、吸気ダクト2によって圧縮機1へ取り込まれた空気A1に、動翼13の回転方向と同じ方向に予旋回を加えることで、圧縮機1の効率向上を図るものである。
圧縮機ケーシング11は、軸線Pを中心とした略筒状の部材であり、動翼13、静翼14、及びIGV12を径方向外側から覆うように配置されている。そして、静翼14及びIGV12はこの圧縮機ケーシング11の径方向内側を向く面に固定されている。
次に、吸気ダクト2について説明する。
図2及び図3に示すように、吸気ダクト2は、軸線Pを中心として略筒状をなす内側ケーシング20と、内側ケーシング20よりも径方向外側に設けられて略筒状をなす外側ケーシング30と、これら内側ケーシング20と外側ケーシング30とを接続する複数のストラット50とを備えている。
内側ケーシング20は、軸線Pを中心として略筒状をなし、より具体的には、上流側から下流側に向かって漸次縮径する周壁部21と、周壁部21における上流側の端部から軸線Pの径方向外側に向かって延びて、フランジ状の側底部22が設けられている。そして、この側底部22は、軸線P方向視で完全な円形をなしていない。具体的には、側底部22は、径方向の一方向(本実施形態では、図3の紙面上方)の半円分が切り取られ、径方向の他方向(図3の紙面下方)の半円の円弧の両端部に連続するように、これら両端部各々から当該径方向の一方向に向かって延びる延長端部22aを有している。即ち、側底部22は、軸線P方向視で、径方向の他方向側の半円の径方向の一方向側に、長方形を結合したような形状となっている。
また、この内側ケーシング20は、周壁部21における下流側の端部で、軸受15a、15bを介して周壁部21、側底部22を回転軸3に支持する支持部23が周壁部21に一体に接続されている。
さらに、周壁部21には、周壁部21の内外を貫通する連通孔22bが周壁部21の下流側の端部である周壁部21と支持部23との接続部分において、周方向に所定の間隔をあけて複数(本実施形態では8箇所)形成されており、周壁部21の径方向内側からこの連通孔22bへ外気による空気A1が流通可能とされている。
外側ケーシング30は、内側ケーシング20よりも径方向外側に設けられて略筒状をなし、より具体的には、上流側から下流側に向かって漸次縮径するとともに、内側ケーシング20の周壁部21に対向して、この周壁部21の径方向外側に配置される外側周壁部31を有している。また、この外側周壁部31は、上流側の端部が径方向外側に向かうに従って、下流側に向かうように湾曲して形成され、即ち、この位置で、外側ケーシング30には軸線P方向に窪む環状の凹部33が形成されていることとなる。
また、外側周壁部31の下流側の端部からは、径方向外側に向かって延びて、フランジ状をなす結合部34が設けられ、この結合部34を介して、外側ケーシング30が圧縮機ケーシング11に結合されている。
さらに、この外側ケーシング30は、上流側の端部から径方向外側に向かって延びるとともに、内側ケーシング20の側底部22に対向して平行に、この側底部22よりも下流側に配置されたフランジ状の第二側底部32を有している。そして、この第二側底部32は、側底部22と同様に、軸線P方向視で完全な円形をなしていない。具体的には、第二側底部32は、径方向の一方向(本実施形態では、図3の紙面上方)の半円分が切り取られ、径方向の他方向(図3の紙面下方)の半円の円弧の両端部に連続するように、これら両端部各々から当該径方向の一方向に向かって延びる延長端部32aを有している。即ち、第二側底部32は、軸線P方向視で、径方向の他方向側の半円の径方向の一方向側に、長方形を結合したような形状となっている。
ここで、側底部22の延長端部22aと、第二側底部32の延長端部32aとは径方向に同じ位置、同じ形状に形成されている。
ここで、側底部22と第二側底部32との間は径方向外側から覆われて、これら側底部22と第二側底部32とが軸線P方向に接続されることで、内側ケーシング20と外側ケーシング30との間に環状空間が画成されている。さらに、側底部22の延長端部22a及び第二側底部32の延長端部32a同士は、径方向外側から覆う部材が設けられておらず、軸線P方向に接続されていない。この部分は、内側ケーシング20と外側ケーシング30との間に画成された上記環状空間と、外部とを連通する開口部、即ち、空気A1の空気導入部40(ガス導入部)となっている。そして、この空気導入部40から上記の環状空間内に空気A1の取り込みが可能とされており、即ち、この環状空間が空気流入路(ガス流入路)FCとなっている。
ストラット50は、内側ケーシング20の周壁部21の下流側の端部において、径方向外側に向かって、周方向に一定の間隔をあけて放射状に複数が設けられ、周壁部21の外周面と外側周壁部31の内周面とを接続している部材である。
そして、本実施形態では、これらのストラット50は、空気導入部40に最も近接する位置に、径方向の一方向となる空気A1の導入方向に平行に設けられた一つの第一ストラット51と、この第一ストラット51から周方向両側に向かって45度離間した二つの第二ストラット52と、さらに45度離間して空気A1の導入方向と直交する方向に設けられた二つの第三ストラット53と、さらに45度離間した二つの第四ストラット54と、さらに45度離間して空気導入部40から最も離間した位置において第一ストラット51と平行に設けられた一つの第五ストラット55との計8個より構成されている。
また、各々のストラット50はフィン状をなし、内部は空洞Sとなっている。そして、各々のストラット50と内側ケーシング20との接続位置は、内側ケーシング20における上記連通孔22bの開口部が形成されている位置に一致しており、即ち、連通孔22bを流通する空気A1が、ストラット50の内部の空洞Sへ流入可能となっている。
さらに、ストラット50の後縁となる下流側を向く面には、ストラット50の内部の空洞Sとストラット50の外部とを連通する空気供給孔50a(ガス供給孔)が設けられている。
次に、ストラット50における空気供給孔50aについて詳しく説明する。
図3に示すように、空気供給孔50aは、ストラット50毎に数量が異なっている。
ここで、図示はしないが、本実施形態の吸気ダクト2における各ストラット50周りの空気A1の流速の解析を行い、流速に顕著な周方向分布が生じていることが確認できた。この解析結果によると、空気A1の導入方向に直交する第三ストラット53周りにおける空気A1の流速が最も小さくなっており、次いで、第四ストラット54、第五ストラット55、第二ストラット52、第一ストラット51の順で、ストラット50周りの流速が大きくなっていくことが確認できた。
即ち、空気導入部40に最も近接して設置された第一ストラット51周りには、より多くの空気A1が供給されて空気A1の流速が相対的に大きくなり、第一ストラット51の次に、空気導入部40へ近接する第二ストラット52周りで、空気A1の流速が大きくなる。ここで、第五ストラット55は空気導入部40から最も離間した位置に設置されているが、第五ストラット55は空気A1の導入方向に一致した方向に設置されている。このため、空気A1の流通を妨げることがなく、第二ストラット52に次いで空気A1の流速が大きくなっている。さらに、第五ストラット55に次いで、第四ストラット54周りの空気A1の流速が大きくなり、第三ストラット53周りの空気A1の流速が最も小さくなっている。これは、第三ストラット53が空気A1の導入方向に直交する方向に設けられているためである。
さらに、この解析においては、各々のストラット50の後縁での流速の径方向分布についても、全体として、径方向内側となる内側ケーシング20に近接する位置で流速が遅くなっていることが確認できた。
このような解析結果に基づき、空気A1の流速が小さくなっている部分に設けられたストラット50に、より多くの空気供給孔50aが設けられ、各ストラット50の空気供給孔50aの数量に差をつけている。
即ち、本実施形態においては、第三ストラット53及び第四ストラット54における空気供給孔53a、54aは、内側ケーシング20に近接する位置に一箇所と、外側ケーシング30に近接する位置に一箇所、さらに、これらの略中間となる位置に一箇所の計三箇所が設けられている。
また、第五ストラット55における空気供給孔55aは、内側ケーシング20に近接する位置に一箇所と、第五ストラット55の長手方向(軸線Pの径方向)における略中間となる位置に一箇所の計二箇所が設けられている。そして、第一ストラット51及び第二ストラット52における空気供給孔51a、52aは、内側ケーシング20に近接する位置に一箇所のみが設けられている。
なお、空気供給孔50aの配置分布はこれに限られることはなく、例えば、空気A1の導入方向に直交する第三ストラット53に最多の計五箇所、次いで、第四ストラット54に計四箇所、空気導入部40から最も離間した第五ストラット55に計三箇所、第二ストラット52に計二箇所、空気導入部40に最も近接した第一ストラット51に最少の一箇所のみ、という順で分布を設けてもよい。
また、連通孔22bおよびストラット50の個数は各8個に限定されることはなく、両者が同じ個数であれば8個以外の複数個により構成しても構わない。その場合における空気供給孔50aの配置分布も、空気A1の導入方向に直交するストラット50を最多とし、次いで、空気導入部40から最も離間したストラット50に向けて徐々に少なくした後、空気A1の導入方向に直交するストラット50の空気導入部40に近い側に隣接するストラット50から、空気導入部40に向けて更に少なくしていき、空気導入部40に最も近接するストラット50において最少となるように配置すればよい。
また、各々の空気供給孔50aの孔径は、ストラット50毎に孔径に差異を付けたり、同一のストラット50の中でも孔径を各々に異なるようにして、空気供給孔50aから流出する空気A1の流速の調整を行なってもよい。
このような圧縮機1においては、吸気ダクト2における空気導入部40は、径方向の一方向の外側にのみ開口している。従って、径方向の一方向のみから空気流入路FCに空気A1が取り込まれるため、空気流入路FC内に均一に空気A1が行き渡りにくい。従って、上述の解析結果に示すように、空気流入路FC内においてストラット50の設置位置毎に、ストラット50周りの空気A1の流れについて、周方向の流量分布、即ち、流速分布が顕著となってしまう。
従って、空気A1の流速が特に小さくなってしまう位置に設置されたストラット50(第三ストラット53、第四ストラット54)においては、ストラット50周りを空気A1が流通する際に、ストラット50の後縁にガスが回り込むことによって発生する渦や、局所的に発生する流れの剥離が顕著となる。
ここで、ストラット50の空気供給孔50aへは、内側ケーシング20に設けられた連通孔22b及びストラット50内部の空洞Sを通じて外気から空気A1が供給される。ストラット50の下流側においては、外気と比べて圧力が低い状態となっているため、空気A1は、空気供給孔50aの出口圧と外気圧との差圧によって空気供給孔50aへ自然給気される。従って、特別な装置を用いずに、外気から取り込んだ空気A1を空気供給孔50aへ供給して、ストラット50の後縁から噴き出すことが可能となり、ストラット50の後縁における空気A1の流れの増速を行なうことが可能となる。この結果、上記渦や剥離の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、上述のように、ストラット50毎に空気供給孔50aの数量、孔径等が異なって設けられており、特に空気A1の流速の小さい位置に配置されたストラット50である第三ストラット53及び第四ストラット54の後縁からは、より多くの空気A1を噴出することができる。このため、効果的に、ストラット50の後縁における渦や剥離の発生を抑制できる。
そして、このように渦や剥離の発生を抑制できることで、ストラット50の下流に配置されたIGV12を通過した空気A1の流れについても偏流が発生してしまうことを抑制できる。このため、IGV12下流に配置される一段目の動翼13に偏流が衝突し、動翼13表面の揚力が部分的に変動してしまうことを抑制可能となる。
本実施形態の圧縮機1によると、ストラット50の後縁において空気供給孔50aが設けられていることによって、ストラット50後縁で空気A1の増速を行なうことができ、ストラット50後縁での渦や剥離の発生を抑制可能となる。従って、IGV12を通過した後の空気A1の偏流を抑え、この偏流を起因とした一段面の動翼13における干渉音の発生を抑え、騒音の低減が可能となる。
なお、本実施形態におけるストラット50の空気供給孔50aの配置は、一例であり、ストラット50の数量、配置等が異なれば、空気A1の流速分布も異なるため、解析等の結果に応じて、適宜、空気供給孔50aの配置、数量、孔径等を変更する必要がある。
以上、本発明の実施形態についての詳細説明を行なったが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
上述の実施形態では、空気A1は、空気供給孔50aの出口圧と外気圧との差圧によって空気供給孔50aへ自然給気されるが、例えば、圧縮機1の後段側から圧縮空気PA(圧縮ガス)を抽気して、空気供給孔50aへ給気してもよい。
さらに、不図示の外部圧縮機で生成された圧縮空気を空気供給孔50aへ給気することも可能である。
なお、上記のように、後段側の圧縮空気(圧縮ガス)PAの抽気や、外部圧縮機で生成された圧縮空気を空気供給孔50aへ給気する場合、周壁部21の径方向内側から連通孔22bを介してもよいし、あるいは、周壁部21には連通孔22bを設けずに、外側周壁部31にストラット50の内部の空洞Sに連通する孔を設けて、その孔を介して給気しても構わない。
また、本実施形態では、ストラット50毎に、空気供給孔50aの数量、孔径等が異なっているが、全てのストラット50で同じ数量、孔径の空気供給孔50aとしてもよい。即ち、少なくともストラット50の後縁での流れの増速を行なうことができれば、後縁における渦、剥離の発生の抑制効果は得られる。
さらに、空気供給孔50aの開口部は、ストラット50の後縁に設けられる場合に限定されず、少なくとも後縁側に向かって空気A1が噴出されれば、後縁における渦、剥離の発生の抑制効果が得られる。このため、例えば周方向を向く面等に、空気供給孔50aの開口部が設けられていてもよい。
1…圧縮機 2…吸気ダクト(吸気部ケーシング) 3…回転軸 11…圧縮機ケーシング 12…IGV 13…動翼 14…静翼 15a、15b…軸受 20…内側ケーシング 21…周壁部 22…側底部 23…支持部 22a…延長端部 22b…連通孔 30…外側ケーシング 31…外側周壁部 32…外側側底部 32a…延長端部 33…凹部 34…結合部 40…空気導入部(ガス導入部) 50…ストラット 50a…空気供給孔(ガス供給孔) 51…第一ストラット 52…第二ストラット 53…第三ストラット 54…第四ストラット 55…第五ストラット 51a、52a、53a、54a、55a…空気供給孔(ガス供給孔) 100…ガスタービン 101…燃焼器 102…タービン A1…空気(ガス) PA…圧縮空気(圧縮ガス) P…軸線 S…空洞 FC…空気流入路(ガス流入路)

Claims (10)

  1. 外側ケーシングと、
    該外側ケーシングの内側に設けられて、前記外側ケーシングとの間で環状のガス流入路を画成する内側ケーシングと、
    前記外側ケーシングと前記内側ケーシングとを接続するように前記ガス流入路に周方向に間隔をあけて複数設けられ、表面にガスを噴き出すガス供給孔が配置されたストラットと、
    径方向の一方向の外側から前記ガス流入路にガスを導入するガス導入部とを備えることを特徴とする吸気部ケーシング。
  2. 前記ガス供給孔は、前記ストラットの後縁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吸気部ケーシング。
  3. 前記複数のストラットにおける前記ガス供給孔の配置分布が、前記ガス導入部による前記ガスの導入方向と前記ストラット各々との相対位置に応じて、互い異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸気部ケーシング。
  4. 前記ガス供給孔は、前記ガスの前記導入方向に直交する位置における前記ストラットに、最も多く配置されていることを特徴とする請求項3に記載の吸気部ケーシング。
  5. 前記ガス供給孔は、前記ガスの前記導入方向に直交する位置を基準として前記ガス導入部からの離間距離が大きい位置における前記ストラットほど、配置数量が少なくなっていることを特徴とする請求項3又は4に記載の吸気部ケーシング。
  6. 前記ガス供給孔は、前記ガス導入部から最も離間した位置における前記ストラットに次いで、前記ガスの前記導入方向に直交する位置を基準として前記ガス導入部からの離間距離が小さい位置における前記ストラットほど、配置数量が少なくなっていることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の吸気部ケーシング。
  7. 前記ガス供給孔は、該ガス供給孔の出口圧力と外気圧との差圧によって、前記ガスが自然給気されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吸気部ケーシング。
  8. 前記ガス供給孔は、前記ガス流入路よりも下流側から抽気した圧縮ガスが給気されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吸気部ケーシング。
  9. 前記ガス供給孔は、外部で生成された圧縮ガスが給気されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吸気部ケーシング。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の吸気部ケーシングを備えることを特徴とする圧縮機。
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