JP2013194026A - γ−アミノ酪酸及び抗菌剤を含有する化粧料組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚老化防止効果、コラーゲン産生促進効果、育毛効果及び美白効果などの効果を有する化粧料組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】γ−アミノ酪酸又はその誘導体、及び抗菌剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧料組成物を提供する。
【選択図】 なし
【解決手段】γ−アミノ酪酸又はその誘導体、及び抗菌剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧料組成物を提供する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、γ−アミノ酪酸(GABA)を有効成分とする化粧料組成物に関する。
γ−アミノ酪酸は神経伝達物質作用を示す非タンパク質のアミノ酸であり、従来皮膚血管拡張作用による皮膚老化防止効果(特許文献1)、コラーゲン産生促進効果(非特許文献1)、育毛効果(特許文献2)及び美白効果(特許文献3)等が知られていた。
γ−アミノ酪酸の生産方法としては、米胚芽の水浸漬によるγ−アミノ酪酸の蓄積・生産(特許文献4)、乳酸菌によるγ−アミノ酪酸の生産(特許文献5)、麹菌によるγ−アミノ酪酸の生産(特許文献6)などが知られている。しかしながら、(1)生産工程が複雑あるいは生産に時間がかかるため、生産性が十分でなく微生物の繁殖による反応液の変色、腐敗等の問題がある、(2)γ−アミノ酸の生産に利用される各種素材の風味がγ−アミノ酪酸溶液に残る、といった問題があった。
また、γ−アミノ酪酸と抗菌剤を併用することにより、その抗菌効果が向上し、刺激性が少なくなることは報告されていない。
A.Scutt, Biochemical Pharmacology, 36, 8, 1333-1335, 1987
本発明は、植物素材を用いて生産されたγ−アミノ酪酸を用い、植物由来かつ安定した効果を有するγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物を提供することを課題とする。さらに本発明は、抗菌剤を含有する化粧料用組成物において、抗菌効果が高く、かつ刺激性の小さい化粧料用組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意努力した結果、グルタミン酸及び又はグルタミン酸塩に植物由来のグルタミン酸脱炭酸酵素を作用させることにより、植物素材を用いた安全性の高いγ−アミノ酪酸を生産することができ、さらに抗菌剤と組み合わせて使用することにより、γ−アミノ酪酸による抗老化作用及び抗菌剤の効果が高くかつ刺激性の小さい化粧料組成物を発明するに至った。本発明は、以下の発明を包含する。
1.γ−アミノ酪酸又はその誘導体、及び抗菌剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧料組成物。
2.γ−アミノ酪酸が、グルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液に、植物由来グルタミン酸脱炭酸酵素を作用させることにより生産されたγ−アミノ酪酸である、1.に記載の化粧料組成物。
3.植物由来グルタミン酸脱炭酸酵素が、コメ胚芽、米ぬか、胚芽米、コムギ種子、コムギ胚芽、コムギ胚、ダイズ種子、ダイズ胚芽及びダイズ胚からなる群より選ばれる1種以上の植物素材中に含まれるグルタミン酸脱炭酸酵素である、2.に記載の化粧料組成物。
4.グルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液に、更にピリドキサルリン酸を添加することを特徴とする、2.又は3.に記載の化粧料組成物。
5.抗菌剤が有機系抗菌剤および/または無機系抗菌剤である、1.〜4.のいずれかに記載の化粧料組成物。
6.化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品または医薬品として利用されるものである1.〜5.のいずれかに記載の化粧料組成物。
2.γ−アミノ酪酸が、グルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液に、植物由来グルタミン酸脱炭酸酵素を作用させることにより生産されたγ−アミノ酪酸である、1.に記載の化粧料組成物。
3.植物由来グルタミン酸脱炭酸酵素が、コメ胚芽、米ぬか、胚芽米、コムギ種子、コムギ胚芽、コムギ胚、ダイズ種子、ダイズ胚芽及びダイズ胚からなる群より選ばれる1種以上の植物素材中に含まれるグルタミン酸脱炭酸酵素である、2.に記載の化粧料組成物。
4.グルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液に、更にピリドキサルリン酸を添加することを特徴とする、2.又は3.に記載の化粧料組成物。
5.抗菌剤が有機系抗菌剤および/または無機系抗菌剤である、1.〜4.のいずれかに記載の化粧料組成物。
6.化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品または医薬品として利用されるものである1.〜5.のいずれかに記載の化粧料組成物。
本発明のγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物により、抗老化作用、コラーゲン産生促進作用、育毛作用及び美白作用などの効果を有する、化粧品、医薬部外品、医療用品、衛生用品、医薬品を提供することできる。特に本発明によれば、抗菌剤を含有する化粧料組成物において、刺激性の少ない化粧料組成物を提供することができる。また、本発明のγ−アミノ酪酸は植物由来のグルタミン酸脱炭酸酵素の酵素作用により生産されるものであるため安全性に優れており、本発明に係る化粧料組成物は長期にわたる使用に十分に耐え得るという効果を奏する。
(γ−アミノ酪酸)
本発明に用いられるγ−アミノ酪酸又はその誘導体(以下、単にγ−アミノ酪酸という。)には、γ−アミノ酪酸(GABA)のほか、その誘導体としてN−メチル−γ−アミノ酪酸(MGA)、N−ジメチル−γ−アミノ酪酸(DMGA)、γ−アミノ酪酸オレイルエステル(GABAOE)等のN−アルキル体及びエステル類がある。
本発明に用いられるγ−アミノ酪酸又はその誘導体(以下、単にγ−アミノ酪酸という。)には、γ−アミノ酪酸(GABA)のほか、その誘導体としてN−メチル−γ−アミノ酪酸(MGA)、N−ジメチル−γ−アミノ酪酸(DMGA)、γ−アミノ酪酸オレイルエステル(GABAOE)等のN−アルキル体及びエステル類がある。
本発明に用いられるγ−アミノ酪酸は、植物及び/又は植物加工物にグルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液を添加して反応させ、前記溶液中のグルタミン酸と植物及び/又は植物加工物に含まれるグルタミン酸から、植物中に存在するグルタミン酸脱炭酸酵素の酵素作用によって生産されることを特徴とする。γ−アミノ酪酸はグルタミン酸からグルタミン酸炭酸酵素によって生成されるが、γ−アミノ酪酸の生成量は植物及び/又は植物加工物中のグルタミン酸の量によって制限されてしまう。そこでグルタミン酸を外部から供給することによって、十分なγ−アミノ酸酪酸を生産することができるようになる。また、反応液にピリドキサルリン酸を添加することにより、γ−アミノ酪酸の生産量を増大させることができる。
植物及び/又植物加工物を得る植物としては、特に限定されるものではないが、例えば双子葉植物、単子葉植物、草本性植物、木本性植物、ウリ科植物、ナス科植物、イネ科植物、アブラナ科植物、マメ科植物、アオイ科植物、キク科植物、アカザ科植物、マメ科の植物、該植物抽出物、該植物エキスなどが挙げられる。例えば、サツマイモ、トマト、キュウリ、カボチャ、メロン、スイカ、タバコ、シロイヌナズナ、ピーマン、ナス、マメ、サトイモ、ホウレンソウ、ニンジン、イチゴ、ジャガイモ、イネ、トウモロコシ、アルファルファ、コムギ、オオムギ、ダイズ、ナタネ、ソルガム、ユーカリ、ポプラ、ケナフ、杜仲、サトウキビ、シュガービート、キャッサバ、サゴヤシ、アカザ、ユリ、ラン、カーネーション、バラ、キク、ペチュニア、トレニア、キンギョソウ、シクラメン、カスミソウ、ゼラニウム、ヒマワリ、シバ、ワタ、エノキダケ、ホンシメジ、マツタケ、シイタケ、キノコ類、チョウセンニンジン、アガリクス、ウコン、オタネニンジン、柑橘類、緑茶、紅茶、ウーロン茶、バナナ、キウイ、納豆、豆乳、ダイズエキス、コムギエキス、胚芽エキス、胚エキス、果汁、オカラ、コメ胚芽、コムギ胚芽、オオムギ胚芽、ダイズ胚芽、トウモロコシ胚芽、マイロ胚芽、ヒマワリ胚芽などが挙げられる。
好ましくは、単子葉植物や双子葉植物がよく、さらに好ましくはイネ科植物やマメ科植物がよい。特に好ましい植物として、コメ、ダイズ、コムギが挙げられる。
植物及び/又は植物加工物を得る植物組織としては、特に限定はされない。好ましくは、種子形態、生育過程にあるものである。生育過程にある植物は全体、あるいは部分的な組織から得ることができる。得ることができる部位としては、特に限定されないが全樹、花、蕾、子房、果実、葉、子葉、茎、芽、根、種子、乾燥種子、胚、胚芽、根などである。好ましくは、果実、葉、茎、芽、種子、乾燥種子、胚芽、胚であり、特に好ましくは、種子、乾燥種子、胚芽、胚などである。
植物加工物には植物を原料とし、例えば植物を水、有機溶媒、水と有機溶媒の混合物などを用いて、低温、室温、加温条件下での含浸法、蒸留法、圧搾法、超音波法、超臨界流体法、亜臨界流体法などで抽出物を回収する方法に得られる加工物が含まれる。さらに植物や植物から回収した抽出物を発酵させるなどの加工処理した加工物なども含まれる。例えば植物エキス、豆乳、オカラ、小麦粉、発酵エキス、納豆などが挙げられる。
植物及び/又は植物加工物に添加するグルタミン酸或いはグルタミン酸の塩の量は、γ−アミノ酪酸の希望生産量や触媒源となる植物及び/又は植物加工物の使用量に基づいて決定すればよいが、より生産性を高めるためには添加前の反応液のグルタミン酸としての濃度を50g/l以上に設定することが好ましい。反応の至適温度40℃、至適pH5.7でグルタミン酸或いはグルタミン酸の塩が完全に溶解しない量を添加して多量のγ−アミノ酪酸を生産することも可能である。γ−アミノ酪酸の溶解度は非常に高いため、反応の初期に溶解しない量の多量のグルタミン酸或いはグルタミン酸の塩を添加しても本願発明の方法によれば、反応の進行と共に溶解していなかったグルタミン酸或いはグルタミン酸の塩が溶解し、高濃度のγ−アミノ酪酸溶液の生産を短時間に行うことができる。
添加するピリドキサルリン酸の量は生産したいγ−アミノ酪酸の量や希望とする基質転換率(反応開始時に反応液に存在するグルタミン酸量のうち、γ−アミノ酪酸に転換されたものの量比)に基づいて決定すればよいが、好ましくは反応液中のグルタミン酸量(グルタミン酸塩はクルタミン酸として換算)とピリドキサルリン酸の重量比が、20(グルタミン酸量):1(ピリドキサルリン酸量)〜5000(グルタミン酸量):1(ピリドキサルリン酸量)になるようにするのが好ましく、更に好ましくは、20(グルタミン酸量):1(ピリドキサルリン酸量)〜1000(グルタミン酸量):1(ピリドキサルリン酸量)になるようにするのがより良好である。ピリドキサルリン酸は精製或いは抽出標品が利用可能である。また、ピリドキサルリン酸はビタミンB6の活性成分の1つとして広範な生物材料に含まれるので、これらをピリドキサルリン酸源として利用することもできる。また、ピリドキサルリン酸はピリドキサルをリン酸化することでも合成できるので、ピリドキサルからの合成系を併用してもよい。
反応条件は、pHは4.0〜7.0、好ましくは5.2〜6.0とすると良い。反応温度は30〜50℃、好ましくは35〜45℃とすると良い。この反応条件を外れるとγ−アミノ酪酸の生成速度が極端に遅くなったり、グルタミン酸脱炭酸酵素が失活して反応が停止したりする弊害がある。pH調整に用いる酸は無機酸と有機酸のいずれも使用可能であるが、反応速度を高めるためには、無機酸の塩酸、硫酸、硝酸等を用いるのが好ましく、pH調整用アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等が用いられる。当然、これらのpH調整用の酸、アルカリはこれらに限定されるものではない。
前記方法により得られたγ−アミノ酪酸含有溶液は、必要に応じて、イオン交換法、膜分画法、ゲル濾過法、電気透析法で脱塩処理や精製処理を行っても良く、これらの方法を少なくとも1つ以上実施することで、γ−アミノ酪酸に関してより高純度な溶液を得ることができる。例えば、イオン交換法としては、γ−アミノ酪酸含有溶液をイオン交換樹脂にて充填したカラムに通し、有効成分であるγ−アミノ酪酸とγ−アミノ酪酸以外のアミノ酸、ペプチド、蛋白質、糖類等の夾雑物とを分離する。使用するイオン交換樹脂としては、イオン交換基がスルホン酸基、スルホプロピル基、リン酸基、カルボキシルメチル基、アミノエチル基、ジエチルアミノ基、4級アミノエチル基、4級アンモニウム基等であればよく、陽イオン交換樹脂でも陰イオン交換樹脂でもいずれも使用することができる。例えば、膜分画法としては、セルロース系、酢酸セルロース系、ポリスルホン系、ポリアミド系、ポリアクリルニトリル系、ポリ四フッ化エチレン系、ポリエステル系、ポリプロピレン系等のナノフィルトレーション (NF) 膜を使用して有効成分溶液のNFを行い、脱塩する。例えば、ゲル濾過法は、植物抽出物を中和し、ゲル濾過担体を充填したカラムに通して分子量分画により有効成分であるγ−アミノ酪酸を回収する。使用するゲル濾過担体は、デキストラン系、アクリルアミド系、アガロース系、セルロース系、ポリビニル系、ガラス系、ポリスチレン系などで分画分子量が100〜100000の範囲である。例えば、電気透析法は、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とによって仕切られた各膜間に植物抽出物と食塩水とを交互に供給して電気透析を行う。電気透析の条件は、初期電流密度が0.5〜15A/dm2、電圧が 0.1〜1.5V/槽などが挙げられる。
γ−アミノ酪酸含有溶液はそのまま利用しても良いが、化粧品・医薬部外品(皮膚外用剤、浴用剤、育毛剤等)、食品、医薬品に配合して利用することが好ましい。γ−アミノ酪酸を配合する濃度(M:モル/リットル)は、吸収程度、作用程度、製品形態、使用頻度などによって決められ、特に限定されるものではないが、化粧料組成物中のγ−アミノ酪酸濃度は、通常は0.00001〜100mM、好ましくは0.00005〜75mM、より好ましくは0.0001〜50mMである。直接ヒトの皮膚に塗布する皮膚外用剤、例えば液剤又はクリーム、乳液、ローション、化粧水、軟膏などの化粧品又は医薬品形態の場合、通常は0.01〜10000μM、好ましくは0.05〜1000μM、より好ましくは0.1〜100μM、特に好ましくは1〜10μMである。
(抗菌剤)
抗菌剤は、有機系抗菌剤及び/又は無機系抗菌剤を配合することができる。
抗菌剤は、有機系抗菌剤及び/又は無機系抗菌剤を配合することができる。
例えば抗菌剤として、オウバク抽出液、ハロカルバン、クロロフェネシン、塩化リゾチーム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、イソプロピルメチルフェノール、チモール、ヘキサクロロフェン、ベルベリン、チオキソロン、サリチル酸およびそれらの誘導体、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ヘキサクロロフェン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、チアントール、ヒノキチオール、トリクロサン、トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル、クロルヘキシジングルコン酸塩、フェノキシエタノール、レゾルシン、アズレン、サリチル酸、ジンクピリチオン、モノニトログアヤコールナトリウム、ウイキョウエキス、サンショウエキス、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム及びウンデシレン酸誘導体などが例示される。これらの抗菌剤は、1種を単独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
抗菌剤の配合量は特に限定はないが、一般には化粧料組成物全量に対して0.0001〜5重量%、好ましくは0.0005〜5重量%を配合する。配合量が0.0001重量%未満では抗菌効果が乏しくなる傾向があり、一方5重量%を超えて配合しても効果の増加は実質上望めず、逆に皮膚等に対する安全性の問題が生じる可能性がある。
(γ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物の利用方法)
γ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物の形態は特に制限されない。したがって、固体、液体、ペースト、ゼリー、粉末などのいずれの状態をとるものであってもよい。このような状態を形成するために、例えばゲル化剤を用いて固化したり、液体を用いて分散状態にしたりすることができる。また、溶媒を添加して溶液にしたり、噴霧乾燥して粉末状にしたりすることもできる。
γ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物の形態は特に制限されない。したがって、固体、液体、ペースト、ゼリー、粉末などのいずれの状態をとるものであってもよい。このような状態を形成するために、例えばゲル化剤を用いて固化したり、液体を用いて分散状態にしたりすることができる。また、溶媒を添加して溶液にしたり、噴霧乾燥して粉末状にしたりすることもできる。
例えば、本発明のγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物は化粧品として使用することができる。例えば、化粧石鹸、シャンプー、洗顔料、リンス、アイクリーム、アイシャドウ、クリーム・乳液、化粧水、香水、おしろい、化粧油、頭髪用化粧品、染毛料、練香水、パウダー、パック、クレンジングクリーム、ひげそり用クリーム、ひげそり用ローション、日焼けオイル、日焼け止めオイル、日焼けローション、日焼け止めローション、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、ファンデーション、粉末香水、ほお紅、マスカラ、眉墨、爪クリーム、美爪エナメル、美爪エナメル除去液、洗毛料、浴用化粧品、口紅、リップクリーム、アイライナー、歯磨き、デオドラント剤、オーデコロン、養毛剤および育毛剤などとして使用することができる。
本発明のγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物には、使用目的に応じてさまざまな成分をさらに添加させておくことができる。例えば、γ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物において、非イオン性の界面活性剤や低級アルコール、多価アルコール、あるいはオリーブ油、スクワラン、脂肪酸などの天然油脂に溶解して用いてもよい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
POE系の親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等);POE−グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート等);POE−脂肪酸エステル類(例えば、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE−アルキルエーテル類(例えば、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP−アルキルエーテル類(例えば、POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE−ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE−アルキルアミン;POE−脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
油類としては、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、キリ油、ホホバ油、カカオ脂、ヤシ油、馬油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、ラノリン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、スクワラン等の動植物油およびその硬化油。流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油、トリパルミチン酸グリセリン等の合成トリグリセリンがある。
高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ウンデシン酸、トール酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などがある。
本発明に係るγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物は、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品に配合して実施することも好ましい。
本発明に係るγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物を、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品の形態で実施する場合、剤形は限定されず、アンプル、カプセル、粉末、顆粒、丸剤、錠剤、固形剤、液剤、ゲル、気泡、乳液、クリーム、軟膏、シート、ムース、浴用剤など多様なものとすることができる。
具体的には、医薬部外品 、医療用品、衛生用品、医薬品としては、例えば内用・外用薬用製剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが挙げられる。より具体的には、化粧石鹸、シャンプー、洗顔料、リンス、アイクリーム、アイシャドウ、クリーム・乳液、化粧水、香水、おしろい、化粧油、頭髪用化粧品、染毛料、練香水、パウダー、パック、クレンジングクリーム、ひげそり用クリーム、ひげそり用ローション、日焼けオイル、日焼け止めオイル、日焼けローション、日焼け止めローション、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、ファンデーション、粉末香水、ほお紅、マスカラ、眉墨、爪クリーム、美爪エナメル、美爪エナメル除去液、洗毛料、浴用化粧品、口紅、リップクリーム、アイライナー、歯磨き、デオドラント剤、オーデコロン、養毛剤および育毛剤などとして使用することができる。また、本発明のγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物は、軟膏剤や湿布剤などとして使用することもできる。
本発明に係るγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物はヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が期待できる限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
本発明に係るγ−アミノ酪酸を含有する化粧料組成物は、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、医薬部外品、医療用品、衛生用品、医薬品に使用される成分や添加剤を併用して配合することができる。
例えば、高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、ホホバアルコール、ラノリンアルコール、バチルアルコール、2−デシルテトラテセシノール、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等がある。合成エステルとしては、例えば、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレンイ酸デシル、ジメチルオクタン酸、乳酸セチル、乳酸ミリスチル等がある。
例えば、シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロポリシロキサン等の環状ポリシロキサン、シリコーン樹脂等の三次元網目構造のもの等がある。
例えば、ロウ類としては、ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウなどが挙げられる。
例えば、鉱物油としては、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス、ポリエチレン末、スクワレン、スクワラン、プリスタンなどが挙げられる。
例えば、脂肪酸類としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、
ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸などの合成脂肪酸が挙げられる。
ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸などの合成脂肪酸が挙げられる。
例えば、アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール、酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、バチルアルコール、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、ショ糖などの多価アルコール類などが挙げられる。
例えば、エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどが挙げられる。
例えば、金属セッケンとしては、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛などが挙げられる。
例えば、ガム質および水溶性高分子化合物としては、アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシアルキルキチン、キトサン、ヒドロキシアルキルキチン、低分子キトサン、キトサン塩、硫酸化キチン、リン酸化キチン、アルギン酸およびその塩、ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイドまたはその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどが挙げられる。
例えば、界面活性剤としては、アニオン界面活性剤(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アミン塩、四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤(カルボン酸型両性界面活性剤、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤)、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤などが挙げられる。
例えば、ビタミン類としては、ビタミンA群ではレチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群では、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群では、アスコルビン酸およびその誘導体、ビタミンD群では、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群では、トコフェロールおよびその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群では、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)などが挙げられる。
例えば、アミノ酸としては、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンなどや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、あるいはピロリドンカルボン酸の如きアミノ酸誘導体などが挙げられる。
例えば、動物あるいは植物、生薬の抽出物やエキスとしては、アセンヤク(阿仙薬)、アシタバ、アセロラ、アルテア、アルニカ、アボカド、アマチャ(甘茶)、アロエ、アロエベラ、イラクサ、イチョウ(銀杏葉、銀杏)、ウイキョウ(茴香)、ウコン(鬱金)、ウスバサイシン(細辛)、ウメ(烏梅)、ウラジロガシ、ウワウルシ、ノイバラ(営実)、ヒキオコシ(延命草)、オウギ(黄耆)、コガネバナ(オウゴン)、ヤマザクラ(桜皮)、キハダ(黄柏)、オウレン(黄連)、オタネニンジン(人参)、オトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ、オランダガラシ、オレンジ、イトヒメハギ(遠志)、ウツボグサ(夏枯草)、ツルドクダミ(何首烏)、エンジュ(槐花)、ヨモギ(ガイ葉)、ガジュツ(莪朮)、クズ(葛根)、カノコソウ(吉草根)、カミツレ、キカラスウリ(瓜呂根)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンゾウ(甘草)、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、キイチゴ、キウイ果実、キキョウ(桔梗)、キク(菊花)、キササゲ(梓実)、ミカン属植物果実(枳実)、タチバナ(橘皮)、キュウリ、ウドまたはシシウド(羌活、独活)、アンズ(杏仁)、クコ(地骨皮、枸杞子、枸杞葉)、クララ(苦参)、クスノキ、クマザサ、グレープフルーツ果実、ニッケイ(桂皮)、ケイガイ(ケイガイ)、エビスグサ(決明子)、マルバアサガオまたはアサガオ(ケン牛子)、ベニバナ(紅花)、ゴバイシ(五倍子)、コンフリー、コパイバ、クチナシ(山梔子)、ゲンチアナ、ホオノキ(厚朴)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴボウ、チョウセンゴミシ(五味子)、米、米ぬか、コムギ、ミシマサイコ(柴胡)、サフラン、サボンソウ、サンザシ(山ザ子)、サンショウ(山椒)、サルビア、サンシチニンジン(三七人参)、シイタケ(椎茸)、ジオウ(地黄)、シクンシ(使君子)、ムラサキ(紫根)、シソ(紫蘇葉、紫蘇子)、カキ(柿蒂)、シャクヤク(芍薬)、オオバコ(車前子、車前草)、ショウガ(生姜)、ショウブ(菖蒲)、トウネズミモチ(女貞子)、シモツケソウ、シラカバ、スイカズラ(金銀花、忍冬)、セイヨウキヅタ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウニワトコ、アズキ(赤小豆)、ニワトコ(接骨木)、ゼニアオイ、センキュウ(川キュウ)、センブリ(当薬)、クワ(桑白皮、桑葉)、ナツメ(大棗)、ダイズ、タラノキ、チクセツニンジン(竹節人参)、ハナスゲ(知母)、ワレモコウ(地楡)、ドクダミ(十薬)、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、トウガラシ、ホオズキ(登呂根)、タチジャコウソウ、リョクチャ(緑茶)、コウチャ(紅茶)、チョウジ(丁子)、ウンシュウミカン(陳皮)、ツバキ、ツボクサ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ、ダイダイ(橙皮)、ワレモコウ(地楡)、トウモロコシ(南蛮毛)、トチュウ(杜仲、杜仲葉)、トマト、ナンテン(南天実)、ニンニク(大サン)、オオムギ(麦芽)、ハクセン(白蘚皮)、ジャノヒゲ(麦門冬)、パセリ、バタタ、ハッカ(薄荷)、ハマメリス、バラ、ビワ葉(枇杷葉)、マツホド(茯リョウ)、ブドウまたはその葉、ヘチマ、ボダイジュ、ボタン(牡丹皮)、ホップ、マイカイ(マイ瑰花)、松葉、マロニエ、マンネンロウ、ムクロジ、メリッサ、メリロート、ボケ(木瓜)、モヤシ、モモ(桃仁、桃葉)、ヒオウギ(射干)、ビンロウジュ(檳ロウ子)、メハジキ(益母草)、ヤグルマギク、ユキノシタ(虎耳草)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤシャブシ(矢車)、ハトムギ(ヨクイニン)、モウコヨモギ、ヤマヨモギ、ラベンダー、リンゴ果実、マンネンタケ(霊芝)、レモン果実、レンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ハシリドコロ(ロート根)、鶏トサカ、牛・人の胎盤抽出物、豚・牛の胃、十二指腸、或いは腸の抽出物若しくはその分解物、水溶性コラーゲン、水溶性コラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、シルク蛋白、シルク蛋白分解物、牛血球蛋白分解物などが挙げられる。
例えば、微生物培養代謝物としては、酵母エキス、亜鉛含有酵母エキス、ゲルマニウム含有酵母エキス、セレン含有酵母エキス、マグネシウム含有酵母エキス、米醗酵エキス、ユーグレナ抽出物、脱脂粉乳の乳酸発酵物などが挙げられる。
例えば、α−ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などが挙げられる。
例えば、無機顔料としては、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミンなどが挙げられる。
例えば、収斂剤としては、乳酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レソルシン、塩化第二鉄、タンニン酸などが挙げられる。
例えば、殺菌・消毒薬としては、アクリノール、イオウ、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、クレゾール、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリンまたはその加水分解物などが挙げられる。
例えば、頭髪用剤としては、二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸などが挙げられる。
例えば、香料としては、ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、檜精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料などが挙げられる。
例えば、色素・着色剤としては、赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチンなどが挙げられる。
例えば、甘味料としては、砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリンなどが挙げられる。
例えば、栄養強化剤としては、貝殻焼成カルシウム、シアノコラバミン、酵母、小麦胚芽、大豆胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄などが挙げられる。
その他、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質およびその分解物、動・植物性多糖類およびその分解物、動・植物性糖蛋白質およびその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが挙げられる。
以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに何ら限定されるものではない。
(実施例1)コメ胚芽を用いたγ−アミノ酪酸の生産
コメ(品種コシヒカリ)から調製した胚芽125gを、グルタミン酸ナトリウム74.9g、ピリドキサルリン酸36.3mgを含有する0.1M リン酸緩衝液(pH5.7)1Lに添加し、40℃で6時間、pH5.6〜5.7の条件で、攪拌しながら反応させた。反応開始から1時間ごとにピリドキサルリン酸36.3mgを追添加した。pHはpHコントローラーを用いて測定し、1N−HClを適時添加して調整した。グルタミン酸とγ−アミノ酪酸の濃度は、ニンヒドリンで発色させた後、HPLCで分析することにより定量した。
コメ(品種コシヒカリ)から調製した胚芽125gを、グルタミン酸ナトリウム74.9g、ピリドキサルリン酸36.3mgを含有する0.1M リン酸緩衝液(pH5.7)1Lに添加し、40℃で6時間、pH5.6〜5.7の条件で、攪拌しながら反応させた。反応開始から1時間ごとにピリドキサルリン酸36.3mgを追添加した。pHはpHコントローラーを用いて測定し、1N−HClを適時添加して調整した。グルタミン酸とγ−アミノ酪酸の濃度は、ニンヒドリンで発色させた後、HPLCで分析することにより定量した。
6時間の反応により、γ−アミノ酪酸を36.3g生産した。添加したグルタミン酸からの転換収率は87.9%となった。
(実施例2)コムギ胚芽を用いたγ−アミノ酪酸の生産
市販コムギ胚芽250gを、グルタミン酸ナトリウム81.5g、ピリドキサルリン酸100mgを含有する0.1M リン酸緩衝液(pH5.7)1Lに添加し、40℃で4時間、pH5.6〜5.7の条件で、攪拌しながら反応させた。反応開始から1時間ごとにピリドキサルリン酸100mgを追添加した。pHはpHコントローラーを用いて測定し、1N−HClを適時添加して調整した。グルタミン酸とγ−アミノ酪酸の濃度は、ニンヒドリンで発色させた後、HPLCで分析することにより定量した。
市販コムギ胚芽250gを、グルタミン酸ナトリウム81.5g、ピリドキサルリン酸100mgを含有する0.1M リン酸緩衝液(pH5.7)1Lに添加し、40℃で4時間、pH5.6〜5.7の条件で、攪拌しながら反応させた。反応開始から1時間ごとにピリドキサルリン酸100mgを追添加した。pHはpHコントローラーを用いて測定し、1N−HClを適時添加して調整した。グルタミン酸とγ−アミノ酪酸の濃度は、ニンヒドリンで発色させた後、HPLCで分析することにより定量した。
4時間の反応により、γ−アミノ酪酸を44.7g生産した。添加したグルタミン酸からの転換収率は99.5%となった。
(実施例3)ダイズ胚芽を用いたγ−アミノ酪酸の生産
市販ダイズ胚芽250gを、グルタミン酸ナトリウム56.1g、ピリドキサルリン酸100mgを含有する0.1M リン酸緩衝液(pH5.7)1Lに添加し、40℃で4時間、pH5.6〜5.7の条件で、攪拌しながら反応させた。反応開始から1時間ごとにピリドキサルリン酸100mgを追添加した。pHはpHコントローラーを用いて測定し、1N−HClを適時添加して調整した。グルタミン酸とγ−アミノ酪酸の濃度は、ニンヒドリンで発色させた後、HPLCで分析することにより定量した。
市販ダイズ胚芽250gを、グルタミン酸ナトリウム56.1g、ピリドキサルリン酸100mgを含有する0.1M リン酸緩衝液(pH5.7)1Lに添加し、40℃で4時間、pH5.6〜5.7の条件で、攪拌しながら反応させた。反応開始から1時間ごとにピリドキサルリン酸100mgを追添加した。pHはpHコントローラーを用いて測定し、1N−HClを適時添加して調整した。グルタミン酸とγ−アミノ酪酸の濃度は、ニンヒドリンで発色させた後、HPLCで分析することにより定量した。
4時間の反応により、γ−アミノ酪酸を30.8g生産した。添加したグルタミン酸からの転換収率は99.4%となった。
(実施例4)抗菌剤を含むγ−アミノ酪酸(コムギ胚芽由来)含有美容液の製造
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。γ−アミノ酪酸(コムギ胚芽由来)は実施例2に記載されている方法を用いて生産したγ−アミノ酪酸を用いた。コントロールとして、γ−アミノ酪酸を含まない美容液も常法により製造した。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。γ−アミノ酪酸(コムギ胚芽由来)は実施例2に記載されている方法を用いて生産したγ−アミノ酪酸を用いた。コントロールとして、γ−アミノ酪酸を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
油層成分:ステアリン酸 3.0
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
γ−アミノ酪酸 2.0
乳化剤:POEソルビタンモノラウレート 5.0
ソルビタンモノステアレート 5.0
アルカリ:トリエタノールアミン 1.0
抗菌剤:ウンデシレン酸亜鉛 4.0
水相成分:プロピレングリコール 5.0
精製水 全体で100となる量
油層成分:ステアリン酸 3.0
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
γ−アミノ酪酸 2.0
乳化剤:POEソルビタンモノラウレート 5.0
ソルビタンモノステアレート 5.0
アルカリ:トリエタノールアミン 1.0
抗菌剤:ウンデシレン酸亜鉛 4.0
水相成分:プロピレングリコール 5.0
精製水 全体で100となる量
(実施例5)抗菌剤を含むγ−アミノ酪酸(ダイズ胚芽由来)含有美容液の製造
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。γ−アミノ酪酸(ダイズ胚芽由来)は実施例3に記載されている方法により生産したγ−アミノ酪酸を用いた。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。γ−アミノ酪酸(ダイズ胚芽由来)は実施例3に記載されている方法により生産したγ−アミノ酪酸を用いた。
(組成) (重量%)
油層成分:ステアリン酸 3.0
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
γ−アミノ酪酸 2.0
乳化剤:POEソルビタンモノラウレート 5.0
ソルビタンモノステアレート 5.0
アルカリ:トリエタノールアミン 1.0
抗菌剤:ウンデシレン酸亜鉛 4.0
水相成分:プロピレングリコール 5.0
精製水 全体で100となる量
油層成分:ステアリン酸 3.0
スクワラン 5.0
オリーブ油 5.0
γ−アミノ酪酸 2.0
乳化剤:POEソルビタンモノラウレート 5.0
ソルビタンモノステアレート 5.0
アルカリ:トリエタノールアミン 1.0
抗菌剤:ウンデシレン酸亜鉛 4.0
水相成分:プロピレングリコール 5.0
精製水 全体で100となる量
(実施例6)美容液の評価(対照区)
実施例4に示した組成で作製したγ−アミノ酪酸を含まない美容液(コントロール)を用いて、5名のパネリスト(25〜60歳の女性5名)が、これを使用したときの、のび、ヒリヒリ感、しっとり感、かさつき難さについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表1に示す。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
実施例4に示した組成で作製したγ−アミノ酪酸を含まない美容液(コントロール)を用いて、5名のパネリスト(25〜60歳の女性5名)が、これを使用したときの、のび、ヒリヒリ感、しっとり感、かさつき難さについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表1に示す。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
(実施例7)美容液の評価(コムギ胚芽由来γ−アミノ酪酸)
実施例4に示した組成の美容液を用いて、5名のパネリスト(25歳〜60歳の女性5名)が、これを使用したときの、のび、ヒリヒリ感、しっとり感、かさつき難さについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表2に示す。なお、いずれの場合も、γ−アミノ酪酸含有により、のび、しっとり感は良好で、刺激性の指標としたヒリヒリ感はなくなり、また、抗菌効果の指標としてのかさつき難さも改善され全ての項目において良好と評価された。
実施例4に示した組成の美容液を用いて、5名のパネリスト(25歳〜60歳の女性5名)が、これを使用したときの、のび、ヒリヒリ感、しっとり感、かさつき難さについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表2に示す。なお、いずれの場合も、γ−アミノ酪酸含有により、のび、しっとり感は良好で、刺激性の指標としたヒリヒリ感はなくなり、また、抗菌効果の指標としてのかさつき難さも改善され全ての項目において良好と評価された。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
(実施例8)美容液の評価(ダイズ胚芽由来γ−アミノ酪酸)
実施例5に示した組成の美容液を用いて、5名のパネリスト(25歳〜60歳の女性5名)が、これを使用したときの、のび、ヒリヒリ感、しっとり感、かさつきにくさについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表3に示す。なお、いずれの場合も、γ−アミノ酪酸含有により、のび、しっとり感は良好で、刺激性の指標としたヒリヒリ感はなくなり、また、抗菌効果の指標としてのかさつき難さも改善され全ての項目において良好と評価された。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
実施例5に示した組成の美容液を用いて、5名のパネリスト(25歳〜60歳の女性5名)が、これを使用したときの、のび、ヒリヒリ感、しっとり感、かさつきにくさについて評価し、次の基準に従って判定した。結果を表3に示す。なお、いずれの場合も、γ−アミノ酪酸含有により、のび、しっとり感は良好で、刺激性の指標としたヒリヒリ感はなくなり、また、抗菌効果の指標としてのかさつき難さも改善され全ての項目において良好と評価された。
判定基準:
◎:5名中4名以上が良好と評価した。
○:5名中3名が良好と評価した。
△:5名中2名が良好と評価した。
×:5名中1名以下が良好と評価した。
本発明のγ−アミノ酪酸及び抗菌剤を含有する化粧料組成物により、皮膚老化防止効果、コラーゲン産生促進効果、育毛効果及び美白効果などの効果を有する、化粧品、医薬部外品、医療用品、衛生用品、医薬品を提供することできる。また、本発明により、抗菌剤を含有する化粧料組成物において、刺激性の少ない化粧料組成物を提供することができ、さらに、従来と比較して原料コストが安価であり、大量生産可能となり、長期にわたる使用に十分に耐え得ることからも、産業界に大きく寄与することが期待される。
Claims (6)
- γ−アミノ酪酸又はその誘導体、及び抗菌剤を少なくとも含有することを特徴とする化粧料組成物。
- γ−アミノ酪酸が、グルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液に、植物由来グルタミン酸脱炭酸酵素を作用させることにより生産されたγ−アミノ酪酸である、請求項1に記載の化粧料組成物。
- 植物由来グルタミン酸脱炭酸酵素が、コメ胚芽、米ぬか、胚芽米、コムギ種子、コムギ胚芽、コムギ胚、ダイズ種子、ダイズ胚芽及びダイズ胚からなる群より選ばれる1種以上の植物素材中に含まれるグルタミン酸脱炭酸酵素である、請求項2に記載の化粧料組成物。
- グルタミン酸及び/又はグルタミン酸塩を含む溶液に、更にピリドキサルリン酸を添加することを特徴とする、請求項2又は3に記載の化粧料組成物。
- 抗菌剤が有機系抗菌剤および/または無機系抗菌剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料組成物。
- 化粧品、医薬部外品 、医療用品、衛生用品または医薬品として利用されるものである請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012065301A JP2013194026A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | γ−アミノ酪酸及び抗菌剤を含有する化粧料組成物 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102234814B1 (ko) * | 2020-09-01 | 2021-04-01 | 주식회사 산내들에프에스 | 쌀눈 추출물을 함유한 친환경 손 소독제 및 그 제조방법 |
-
2012
- 2012-03-22 JP JP2012065301A patent/JP2013194026A/ja active Pending
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