JP2013192656A - 靴下装着具 - Google Patents
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Abstract
【課題】身体不自由者、妊産婦、腰痛患者、高齢者など、自分で靴下を履くことが困難な人が一人で靴下を履くための靴下装着具を提供する。
【解決手段】丸みのある先端を持つ断面がU字形または円弧形のセッター1を支持体3に取り付け、該支持体の左右に操舵桿5を取り付ける。靴下の踵部を該セッターの底面方向に向けておき、該セッターの外周部に該靴下を裏返して口ゴム部から挿入し、つま先部まで手繰り寄せて仮装着した後、該靴下のつま先部を該セッターの内周部に押し込んで窪みを作り、該窪みに足のつま先を挿入した後、操舵桿5により該セッターを足に沿って移動させ靴下を装着させる。
【選択図】図1
【解決手段】丸みのある先端を持つ断面がU字形または円弧形のセッター1を支持体3に取り付け、該支持体の左右に操舵桿5を取り付ける。靴下の踵部を該セッターの底面方向に向けておき、該セッターの外周部に該靴下を裏返して口ゴム部から挿入し、つま先部まで手繰り寄せて仮装着した後、該靴下のつま先部を該セッターの内周部に押し込んで窪みを作り、該窪みに足のつま先を挿入した後、操舵桿5により該セッターを足に沿って移動させ靴下を装着させる。
【選択図】図1
Description
本発明は靴下装着の技術分野に属する。
従来人の足に靴下を装着する装着用補助具は数多く見受けられるが、装着具として使用で
きる物は見当たらず、身体不自由者、妊産婦、腰痛患者、高齢者など、靴下を自分で履
くことが困難な人が、一人で靴下を容易に履くことができる靴下装着具が要望されている。
きる物は見当たらず、身体不自由者、妊産婦、腰痛患者、高齢者など、靴下を自分で履
くことが困難な人が、一人で靴下を容易に履くことができる靴下装着具が要望されている。
補助具として提案されている殆どのものは、靴下を口ゴム部から足を挿入して装着する方
法を基本として、これを補助するもの(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3)で
あり、一人で靴下を装着できる本格的靴下装着具は提供できていなかった。
法を基本として、これを補助するもの(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3)で
あり、一人で靴下を装着できる本格的靴下装着具は提供できていなかった。
健常者が靴下を履く方法を基本にすると、靴下の挿入口の口ゴム部から足を差し込むことになる。最も単純な方法として挿入口の口ゴム部を保持して、該口ゴム部に足を挿入後、該口ゴム部を足に沿って下腿の上方に向け引き上げて装着する方法である。この方法では必ずといってよいほど踵が途中で引っかかり上手に装着することができなかった。
また靴下装着前に、靴下の中に色々工夫した補助具を挿入しておいてから足を挿入し、装着後それらの補助具を取り出す方法である。これにより踵の引っかかりを解決することはできても補助具の取り付けや、装着後の補助具の取り出しに手間がかかり、利用する人にとって実用的なものではなかった。
本発明は靴下の挿入口である口ゴム部から足を挿入するという基本概念をやめ、靴下を裏返しにして、足のつま先から靴下を履かせることを基本にすることにより、前記の諸問題を解決することができた。その手段として裏返しにした靴下の先端に足のつま先を差し込み、足に被った靴下とその外周にある靴下の間にセッターを差し込み、該セッターを足に沿わせて移動しながら靴下を足に被せ続けることにより靴下を装着させることである。
具体的には、U字状の空孔をもつ支持体に、足の幅よりやや広い間隔の開口部を有する断面がU字形、円弧形などのセッターを該空孔に取り付け、該支持体の左右に該セッターを移動操作するための操舵桿や取っ手などを取り付けて靴下装着具とするものである。
該靴下装着具のセッターに、靴下の踵部が底面側になるようにして、口ゴム部を先頭に靴下を裏返して該セッターの外周部に仮装着し、最後に残った靴下のつま先部分をセッターの内周部に押し込んで窪みを作る。この窪みに足のつま先を差し込むことにより、足の一部に装着された靴下と、今から装着する靴下の間に該セッターが挿入されることになる。この状態から操舵桿を使用して、該セッターを足に沿って移動させると、該セッターの内側面は靴下を足に被せる働きをし、外側面は被せる靴下の供給機能をもつことになり、供給物が無くなった時点で装着が完了することになる。
該セッターの底面部は足の裏を、該セッターの側面部は足の踝面と反対の側面を夫々移動し、踵の部分では該セッターの底面部が踵をなぞりながら方向を変えると同時に該セッターの側面部も回転して、共に下腿の上方に向かって移動し、該セッターの先端が口ゴム部を過ぎると靴下の装着が完了することになる。装着後は該セッターの上部開口部によって、靴下装着具を足の後方に取り外すことができる。該セッターの断面の形状は、U字形、円弧形のみならず、直線形のセッターをU字形または左右平行に配置した場合でも同様の機能が得られる。
本発明は靴下を裏返しにしてセッターの外周部に仮装着させ、足のつま先を靴下の先端に差込み、該セッターを足に沿ってつま先から下腿にかけ移動させることにより、誰でも一人で簡単に靴下を履くことができ、介護者が介護を必要とする人に靴下を履かせる場合にも、楽に靴下を履かすことができる靴下装着具を提供することができる。また足を怪我して包帯などを巻いて足が太くなっている場合でも、雪国などで防寒用に靴下を二足重ねて履く場合でも楽に靴下を装着できる。
足の形状、大きさ及び靴下の材質、編み方、口ゴムの強さなどによる違いにも、セッターの形状寸法、及び配置などを変えることにより対応でき、最適な靴下装着具を提供することができる。
本発明を実施する基本的な形態は、支持体3にU字形の空孔を設け、該空孔にセッター1を取り付け、セッター1の外周部に靴下を裏返しにして仮装着させ、支持体3に取り付けられた操舵桿5を使用して、セッター1を足に沿わせて移動し、靴下を装着するものである。
本発明の靴下装着具の中で最も重要なものはセッターである。人間の足はつま先から下腿にかけての左右側面を見てみると、極端な凹凸が無くほぼ平行しており、左右側面用のセッターの間隔を一定にしたまま足のつま先から下腿に掛けてセッターをスムーズに移動できるので、左右側面用のセッターを必須セッターとし、これを基本にセッターの配置をすることが最も重要になる。この左右側面用のセッターは靴下装着過程における最後の口ゴム部の装着に係わることになるので、形状寸法および先端形状が重要になる。
セッターの配置形式には大きく分けて三種類ある。第1は開口部を除いて足の周囲全体を包む形のセッターで、断面形状がU字形又は円弧形の1個のセッターを用いるものである。第2は足の両側面と底面に夫々断面形状が直線形、円弧形などの3個のセッターを配置する形式のものである。第3は両側面用のセッターのみを配置する形式のものである。
第1形式の例を図1に示す。セッター1には円弧形を使用し、開口部の幅は足幅および脹脛横幅より大きくしておく。高さは靴下の口ゴム部が装着される下腿位置の直径以下とする。長さは足首の前後方向の長さ程度が良い。セッター1の材質は表面が滑らかで、滑り易い処理を施し、先端および切り口には全て丸みを持たせる。これは何れの形式のセッターにも当てはまることである。本形式の場合セッター1と支持体3をプラスチック材料などを使用して一体成型加工することも容易にできる。
第2形式の例を図4に示す。両側面用のセッター1a,1bの間隔は第1形式の開口幅と同じで良く、セッター1a,1bの長さも同様である。セッター1a,1bの幅は40〜60mmにすると良い。底面用のセッター1cの長さはセッター1a,1bと同じか、やや短めにし、幅は踵の幅程度で良い。なおセッター1a,1bは、靴下装着過程の最後に口ゴム部を下腿の周囲に装着する働きをするので、断面形状は足の丸みに合った円弧状にすると良い。
第3形式の例を図7に示す。ここでは両側面用のセッター1a,1bのみとし第2形式のセッター1a,1bと寸法などは同じ条件のもので良いが、セッター1a,1b下部の付け根部にストッパー7d,7eを設けておくと良い。また第2形式における底面用セッター1cに代えて、踏み台9を設けて支持体3に結合させておく。長さはセッター1a,1bと同じかやや長くし、幅はセッター1a,1bの間隔幅以内で良い。
支持体3にはストッパー7a,7b,7c,7d,7eを設けて、セッターに仮装着された靴下の口止め部を留めておく機能を持たせる。これはセッター1,1a,1bの上部とセッター1,1a,1b,1cの下部で機能するようにし、下部のストッパー7c,7d,7eは上部のストッパー7a,7bより約20mm前後セッターの先端寄りに設置する。第3形式における支持体3には足裏を載せる踏み台9を設け、セッターの先端に向けて下降する直線状又は円弧状の滑り易い面を持たせておく。
操舵桿5は支持体3の左右に設けるが、移動操作をしやすくするためセッター1,1a,1bの上面に近い位置が望ましい。取付け幅は30cm以内が良く、セッターとほぼ平行に取り付けると靴下装着具としての操作がし易くなる。特にセッターが踵を過ぎて下腿に差し掛かったとき、該セッターを下腿に平行に引き上げることが容易となり、口ゴム部を最後まできれいに装着できる。操舵桿5の長さは下腿の長さよりやや長い程度が良いが、長さを調節できるようにする事が好ましい。
以上靴下装着具の主な実施形態を示してきたが、一台の装着具で多くの人に対応するため、サイズの異なる数種類のセッターを用意しておき、取り替えられる構造にすること、左右のセッター1a,1bの間隔を調整できる構造にすること、また靴下を仮装着し易くするために仮装着する時にセッター1a,1bの間隔を狭くし、仮装着後に規定の位置に戻す構造にすることなど実用化に際しては考慮すると良い。
今までは一人で靴下を装着する主な形態であったが、介護などで被介護者に靴下を履かせる場合には、操舵桿5の代わりに取っ手などをつけて使用するとよい。また健常者でも立ったまま靴下を履きたい人には、第3形式の靴下装着具を固定した装着台に取り付けておき、靴下を裏返しにセッターに仮装着して置けば、足を挿入するだけで簡単に靴下を装着することもできる。
本発明の靴下装着具は、靴下を裏返しにしてセッターの外周部に仮装着する準備作業が必要で、通常は直接手で裏返して装着するが、円筒状の擬似足を用いると比較的簡単に仮装着させることができる。擬似足に靴下を履かせ、セッターを上向きに支持体3を立たせ、上向きに立てられているセッターの内側に該擬似足を靴下のつま先部を下に、踵部をセッターの底面側に合わせて挿入した後、該擬似足の靴下を口ゴム部からセッター外周部に挿入して仮装着する。
靴下装着具を実際に使用する手順としては、何れの形式においても靴下の踵部をセッターの底面部側にし、セッターの外周部に靴下を裏返しにして口ゴム部を先に挿入し、残りの部分を手繰り寄せる要領で仮装着していくと靴下のつま先部が最後に残る。該つま先部をセッターの内周部に押し込んで窪みを作り、該窪みに足のつま先を挿入し、操舵桿を使用してセッターを踵方向に移動させる。セッターが踵部に近くなると支持体のストッパーにより靴下の口ゴム部が上下とも足首近くに引き寄せられる。ここでセッターを下腿方向に回転させると踵に靴下が装着され、後はセッターを下腿の上方向に引き上げて口ゴム部が過ぎるまで移動すれば、靴下の装着が完了する。靴下装着過程の例を図8に示しておく。
第3形式のセッターを使用する場合はつま先から足を差込み、踏み台9に踵を乗せて足首を曲げながら強く足を伸ばすと踵まで一気に靴下が装着され、後は踏み台に下腿の後部を乗せたまま靴下装着具を引き上げれば装着が完了する。従ってこの形式の靴下装着具は足が踵まで挿入後、下肢上方に靴下装着具を移動できるスライドレールなどを装備した装着台に取り付けて使用すると便利である。またこの形式の靴下装着具は踵の部分での回転操作が不要となる特長がある。
第1形式のセッターを用いた靴下装着具の実施例を図1、図2、図3に示す。セッター1は肉厚3mm、内径105mmの表面が滑らかなプラスチックの円筒の一部90mm幅を切除し、切除した両端の角は大きく円取りしてある。先端を含めた切り口面は全て1.5Rの面取りをして滑りやすくしている。セッターの長さは95mmとした。支持体3には20mm厚の板材を使用し、ストッパー7a,7bの高さは15mm、ストッパー7cはストッパー7a,7bよりセッター先端方向に20mmの位置に設けている。また操舵桿5は支持体3の上部左右に250mmの間隔で取り付けられており、長さは550mmとした。
次に第3形式のセッターを用いた靴下装着具の実施例を図7に示す。セッター1a,1bには先端を25mmの半円に曲げた直径5mmの鉄の丸棒を使用し、クローム鍍金がしてある。長さは80mm、幅は50mm、セッター1a,1bの間隔は95mmである。踏み台9は支持体に取り付けてあり、セッター1a,1bの下端から15mmに設けられ、先端に向けてやや丸みを持たせて傾斜させてある。ストッパー7a,7bの他ストッパー7d,7eを設けている。
本発明は伸縮性のある袋物を複雑な形状の物体に装着させる時などに利用できる。人以外の場合は、その物自体は動かないので装着具を自由に動かして装着することになるが、被装着体の形状にあわせてセッターを設計することにより応用範囲は広い。
1,1a,1b,1c, セッター
3 支持体
5 操舵桿
7a,7b,7c,7d,7e ストッパー
9 踏み台
10 靴下装着具
12 靴下
3 支持体
5 操舵桿
7a,7b,7c,7d,7e ストッパー
9 踏み台
10 靴下装着具
12 靴下
Claims (3)
- 靴下の装着方法として、装着する靴下を裏返しにし、足のつま先から該靴下を装着する
方式をとる靴下装着具。 - 一方向が開口されたU字状の空孔を持つ支持体と、該空孔内面に配置された断面がU字
形、半円形、円弧形、直線形などの、滑り易い丸みのある先端を有する板材、線材、成型材等を用いたセッターで構成する請求項1の靴下装着具。 - 支持体に該セッターを移動操作できる取っ手や操舵桿を設けた請求項1及び請求項2の
靴下装着具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012061318A JP2013192656A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 靴下装着具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012061318A JP2013192656A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 靴下装着具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013192656A true JP2013192656A (ja) | 2013-09-30 |
Family
ID=49392330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012061318A Pending JP2013192656A (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | 靴下装着具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013192656A (ja) |
-
2012
- 2012-03-19 JP JP2012061318A patent/JP2013192656A/ja active Pending
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