JP2013192111A - 情報処理装置および情報処理方法ならびに情報処理装置のプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法ならびに情報処理装置のプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトキーボードの配列を他のキーボードの配列に類似させる情報処理装置を提供する。
【解決手段】認識部3は、認識したキーボード7の複数のキーのうち、キートップの表示物がデータベース4に含まれる複数の表示物のいずれかと一致するものを特定する。表示部6は、特定された各キーに対応する位置に該キーの形状およびキートップの表示物を有し、該表示物に対応するキーコードのキーを持つソフトキーボードを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、キーボードを撮影した画像から認識したキーの情報を処理する情報処理装置および情報処理方法ならびに情報処理装置のプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
文字および数字等を情報端末装置に入力する装置として、キーボードあるいはテンキー等を利用する入力装置以外に、タッチパネル等の表示画面に複数のキーが配列されている画像を表示し、指あるいはペン等の接触を検知して入力を行なう入力装置が存在する。このような入力装置は、ソフトキーボードとも呼ばれている。
ソフトキーボードは、携帯電話、カーナビゲーション装置、および携帯用音楽プレーヤ等の表示一体型のタッチパネルを備えた携帯情報端末に利用されることが多い。ソフトキーボードで使用されるキーは、パーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードと同様に配列されることが多く、ソフトキーボードの各キーには、文字および記号等が表示される。
特開2006−92233号公報(2006年4月6日公開) 特開2010−191907号公報(2010年9月2日公開)
ほとんどのソフトキーボードは、実際のパーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードと類似した配列を有してはいるものの、各キーのキートップの表示物、位置、および形状等に違いがあり、ソフトキーボードにおいて文字を入力するためには該当する文字キーを探すという作業を要する。また、つい癖で普段使い慣れているキーボードと同じように操作してしまうと、誤ったキーを入力してしまう等して、文字を入力するのに時間がかかる等の不具合がある。
そこで、ユーザが普段使い慣れているキーボードに類似したキーボードに、ソフトキーボードをカスタマイズできる機能が望まれる。しかしながら、このような機能は実現されるには至っていない。例えば、特許文献1には、操作したいパーソナルコンピュータのキーボードの絵が、携帯電話機の画面に映し出され、映っているキーに触れることでパーソナルコンピュータを動作させることを可能にした構成が開示されている。これによって、ユーザが所有する端末に映し出された各種装置の操作パネルで各種装置の機能を適切に制御することが可能になる。この構成では、各種装置の遠隔操作を行っているに過ぎず、ユーザが所有する端末自体の操作はできない。
また、特許文献2には、映像に表示されている文字を文字列として取得し、その文字列を仮名漢字変換することによって、認識文字から新たな文字へと変換を行うことを可能にした構成が開示されている。この構成は、映像に表示されている文字列を変換して、ユーザが所有する端末に表示するのみである。例えば、パーソナルコンピュータのキーボードの映像から「DEL」キーを認識したとしても、「DEL」という文字列として認識されるため、「DEL」という文字列を変換することができるのみである。したがって、ユーザが所有する端末自体の操作はできない。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソフトキーボードをカスタマイズして、ソフトキーボードの配列を、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似させることができる情報処理装置および情報処理方法ならびに情報処理装置のプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、上記の課題を解決するために、任意のキーボードを撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した画像から、上記キーボードの複数のキー各々の形状、位置、およびキートップの表示物を認識する認識手段と、複数のキートップの表示物の情報と、当該キートップの表示物の情報ごとに対応するキーコードの情報とを互いに関連付けて記憶しているデータベースと、上記画像から認識された上記複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、上記データベースに含まれる上記複数のキートップの表示物のいずれかと一致するものを特定する特定手段と、上記特定手段によって特定された各上記キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、上記データベースの情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応する上記キーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを表示する表示手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザが普段使い慣れているキーボードを撮影した画像を用いれば、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似した配列に、ソフトキーボードをカスタマイズすることができる。従来では実際のパーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードと、ソフトキーボードとの間では各キーのキートップの表示物、位置、および形状等に違いがあり、ソフトキーボードにおいて文字を入力するためには該当する文字キーを探すという作業を要していた。しかし、本発明によれば、そのような作業はほとんど不要となり、普段使い慣れているキーボードを操作する感覚でソフトキーボードを操作することができる。またそのため、つい癖で普段使い慣れているキーボードと同じように操作してしまったとしても、誤ったキーを入力してしまう等の問題は生じ難くなり、文字を入力するのに時間がかからなくなり、好都合である。以上のように、本発明に係る情報処理装置によって、ソフトキーボードをカスタマイズして、ソフトキーボードの配列を、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似させることができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置においては、上記表示手段は、上記撮影手段が撮影した上記画像を用いて、上記ソフトキーボードを表示することを特徴としている。
上記の構成によれば、撮影手段が撮影した画像を用いてソフトキーボードを表示すれば、撮影したキーボードにより類似させることができる。
さらに、本発明に係る情報処理装置においては、上記表示手段は、上記認識手段が認識した上記キーボードの複数のキー各々に対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有するキーを新たに描画して、上記ソフトキーボードを表示することを特徴としている。
上記の構成によれば、鮮明な画像をもってソフトキーボードを表示することができる。また、ソフトキーボードの各キーのキートップに記載する表示物を変更する場合には好適である。
さらに、本発明に係る情報処理装置においては、上記特定手段によって特定されなかった各上記キーに割当てるキーコードを、ユーザが入力する入力手段をさらに備え、上記表示手段は、上記特定手段によって特定されなかった各上記キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、当該キーに対して上記ユーザが上記入力手段に入力した上記キーコードを割当てたキーを有する上記ソフトキーボードを表示することを特徴としている。
上記の構成によれば、認識手段によって特定されなかった各キーにも任意のキーコードを割当てることができる。したがって、よりユーザにとって使い慣れたキーボードに類似するように、ソフトキーボードをカスタマイズすることが可能である。
さらに、本発明に係る情報処理装置においては、複数のキートップの表示物の情報と、当該キートップの表示物の情報ごとに対応するキーコードの情報とを互いに関連付けて記憶しているデータベースを用いた情報処理方法であって、任意のキーボードを撮影する撮影ステップと、上記撮影ステップにおいて撮影した画像から、上記キーボードの複数のキー各々の形状、位置、およびキートップの表示物を認識する認識ステップと、上記画像から認識された上記複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、上記データベースに含まれる上記複数のキートップの表示物のいずれかと一致するものを特定する特定ステップと、上記特定ステップにおいて特定された各上記キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、上記データベースの情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応する上記キーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを表示するソフトキーボード表示ステップとを含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、ソフトキーボードをカスタマイズして、ソフトキーボードの配列を、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似させることができる。
なお、上述した情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
従来では実際のパーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードと、ソフトキーボードとの間では各キーのキートップの表示物、位置、および形状等に違いがあり、ソフトキーボードにおいて文字を入力するためには該当する文字キーを探すという作業を要していた。しかし、本発明によれば、そのような作業はほとんど不要となり、普段使い慣れているキーボードを操作する感覚でソフトキーボードを操作することができる。またそのため、つい癖で普段使い慣れているキーボードと同じように操作してしまったとしても、誤ったキーを入力してしまう等の問題は生じ難くなり、文字を入力するのに時間がかからなくなり、好都合である。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮像部が撮影した画像を示す図である。 本発明の一実施形態に係る撮影部が撮影した画像から、認識したキーボードを示す図である。 本発明の一実施形態に係る認識部が認識したキーボードの詳細を示す図である。 本発明の一実施形態に係るデータベースに記憶されている情報の詳細を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示部が、認識部およびデータベースの情報に基づき、表示するソフトキーボードの各キーの詳細を示す図である。 ユーザによって入力されたキーコードを割当てる前のソフトキーボードを示す図である。 ユーザによって入力されたキーコードを割当てた後のソフトキーボードを示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示部が描画したソフトキーボードを表示する際に用いる画像例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置によるソフトキーボードのカスタマイズ方法のフロー図である。
図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同一の機能および作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
[情報処理装置1の構成]
本実施形態に係る情報処理装置1の構成について、図1〜9を参照して説明する。情報処理装置1では、ソフトキーボードを表示部6に表示して、当該ソフトキーボードを介してユーザによって各種操作が行われる。ソフトキーボードとは、パーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードのように、複数のキーが配列されている画像をタッチパネル等の表示画面に表示させ、表示画面上の各キーを操作することにより入力処理を行なうことができる入力装置である。ソフトキーボードで使用されるキーは、パーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードと同様に配列されることが多く、ソフトキーボードの各キーには、文字および記号等が表示される。ユーザが、ソフトキーボードのキーを押下することによって、情報処理装置1はそのキーに対応した情報を受取り、何らかの動作を行なう。例えば、情報処理装置1にエディタ機能が設けられており、ソフトキーボードの各キーが「A」「B」「C」等のアルファベットに割当てられているものとする。この場合、ユーザがいずれかのキーを押下すると、エディタのプログラムに当該キーに割当てられたキーコードが通知される。このキーコードに応答してエディタプログラムは入力テキストの表示領域に、押下されたキーに対応する文字を表示する。
本実施形態に係る情報処理装置1は、表示部6が表示するソフトキーボードを、他の装置のキーボード7に類似したキーボードにカスタマイズすることを特徴としている。より詳細には、ソフトキーボードをカスタマイズして、ソフトキーボードの配列を、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似させることを特徴としている。以下では、情報処理装置1による上記のカスタマイズの方法を説明する前に、情報処理装置1の各種部材について説明する。
(撮像部2)
図1に、情報処理装置1の要部構成を示すブロック図を示す。図1に示すように、情報処理装置1は、撮像部2、認識部3、データベース4、入力部5、および表示部6を有している。撮像部2は、他の装置のキーボード7を撮影する撮影手段である。図2に、撮像部2が撮影した画像を示す。撮像部2は、図2に示すように、他の装置のキーボード7を撮影し、撮影した画像を認識部3に送る。ここで、撮像部2が撮影する他の装置のキーボード7とは、パーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードのことであり、入力操作を行うための入力装置のことである。また、その中でも、撮像部2が撮影する他の装置のキーボード7は、当該キーボードの複数のキーの少なくともいずれかのキートップに、表示物が記載されているものであることを前提としている。「表示物」とは、各キーを押下した際に表示される文字や記号、あるいは各キーを押下した際の機能等を表すものである。
(認識部3)
図3に、撮像部2が撮影した画像から、認識したキーボード7を示す。認識部3は、図3に示すように、撮像部2によって撮影された画像から、他の装置のキーボード7を認識する。具体的には、キーボード7の複数のキー各々の形状、位置、およびキートップの表示物を認識する。図3では分かりやすくするために、認識部3が認識する各キーを太枠で囲っている。例えば、認識部3が認識する情報は図4に列挙したとおりである。キートップの表示物としては、文字キーのキートップに記載された「A」「B」「C」等、削除キーのキートップに記載された「DEL」「DELETE」等、改行キーのキートップに記載された「ENTER」等を認識する。この際、認識部3が認識する「表示物」には、アルファベットや平仮名等の文字以外にも、数字や記号等も含まれる。
また、キーの形状としては、文字キーの正方形、およびスペースキーの横長の長方形等、キーの外形を認識する。そして、キーの位置としては、各々のキーがキーボード上のどの位置にあるのかを認識する。例えば、図4では、スペースキーがキーボードの最下列に位置することを認識し、シフトキーがキーボードの左右端に位置することを認識している。キーの位置に関しては、各々のキーがキーボードの厳密な位置(例えば、1列目の左から3番目等)を認識してもよいし、大まかな位置(例えば、上半分の右側等)を認識してもよく、任意に決めればよい。
認識部3は、撮像部2が撮影した画像から、キーボード7を認識する認識手段として機能する他、認識したキーボード7の複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、データベース4に含まれる複数のキートップの表示物のいずれかと一致するものを特定する特定手段としても機能する。この際、認識部3は、認識したキーボード7の複数のキーのうち、当該キーの形状、位置、およびキートップの表示物が、データベース4に含まれる複数のキートップの表示物、および複数のキートップの表示物各々に対応するキーの形状および位置のいずれかと一致するものを特定してもよい。
(データベース4)
データベース4には、少なくとも複数のキートップの表示物の情報と、当該キートップの表示物の情報ごとに対応するキーコードの情報とが互いに関連付けられて記憶されている。これ以外にも、複数のキートップの表示物の情報ごとに、キーの形状および位置の情報も当該キートップの表示物の情報と互いに関連付けて記憶していてもよい。例えば、データベース4に記憶されている情報は図5に列挙したとおりである。図5に示すように、キートップの表示物ごとに、それに対応するキーの形状および位置ならびにキーコードが記憶されている。例えば削除キーのように、キーボードの種類によってキートップに記載される表示物が異なるキーに関しては、そのキーに対応する形状および位置ならびにキーコードを、複数のキートップの表示物(削除キーの場合、「DEL」「DELETE」「Delete」等)を対応付けさせて記憶している。これによって、同じ機能を有するキーであっても、キーボードの種類によってキートップに記載される表示物が異なる場合に対応することができる。
(入力部5)
入力部5は、認識部3によって特定されなかった各キーに割当てるキーコードを、ユーザが入力する入力手段である。すなわち、ユーザが、認識部3によって特定されなかった各キーに対して割当てるキーコードを入力部5から入力することによって、認識部3によって特定されなかった各キーにも任意のキーコードを割当てることができる。したがって、よりキーボード7に類似するように、ソフトキーボードをカスタマイズすることが可能である。
(表示部6)
図7に、ユーザによって入力されたキーコードを割当てる前のソフトキーボードを示す。図8に、ユーザによって入力されたキーコードを割当てた後のソフトキーボードを示す。図9に、表示部6が描画したソフトキーボードを表示する際に用いる画像例を示す。
表示部6は、上述したようにソフトキーボードを表示するが、認識部が特定したキーの情報に基づき、当該特定した各キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、データベース4の情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応するキーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを表示する表示手段として機能する。具体的には、表示部6はソフトキーボードを表示する際、認識部が特定したキーの情報に基づき、当該特定した各キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有するキーを表示する。
ここで、表示する各キーには、データベース4の情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応するキーコードを割当てる。例えば、認識部3およびデータベース4の情報に基づき、表示するソフトキーボードの各キーの詳細は図6に列挙したとおりである。図6に示すように、表示部6は、認識したキーボード7の複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、データベース4に含まれる複数のキートップの表示物のいずれかと一致すると特定されたキーの形状、位置、およびキートップの表示物を有し、なおかつ、当該キートップの表示物に対応するキーコードを割当てられたキーを有するソフトキーボードを表示する。このようにして表示部6は、図7に示すように、キーボード7の配列に類似させたソフトキーボードを表示する。
ここで、認識部3によって特定されなかったキーが存在する場合は、表示部6は認識部3によって特定されなかった各キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、当該キーに対してユーザが入力部5に入力したキーコードを割当てたキーを有するソフトキーボードを表示する。例えば、図7の場合では左上端のキー(キーボード7のタブキーに相当するキー)が、認識部3によって特定されていない。そこで、ユーザは当該左上端のキーに割当てるキーコードを入力部5に入力する。表示部6は、ユーザが入力部5に入力した情報に基づき、図8に示すように、上記の左上端のキーに、ユーザから指定されたキーコードを割当てたキーを有するソフトキーボードを表示する。
なお、表示部6は、図7および図8に示したように、キーボード7の画像を用いてソフトキーボードを表示してもよい。キーボード7の画像を用いてソフトキーボードを表示すれば、よりキーボード7に類似させることができる。しかし、必ずしもこれに限定されるわけではなく、図9に示すような画像を用いて、認識部3が認識したキーボード7の複数のキー各々に対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有するキーを新たに描画したソフトキーボードを表示してもよい。この場合、鮮明な画像をもってソフトキーボードを表示することができる。また、下記に示すとおりに、ソフトキーボードの各キーのキートップに記載する表示物を変更する場合には好適である。
また、ソフトキーボードの各キーのキートップに記載する表示物は、必ずしもキーボード7の各キーのキートップに記載されている表示物と同じにしなくてもよい。例えば、ソフトキーボード各キーのキートップの表示物として複数の候補をユーザに提示し、ユーザがその中から適当なものを選択する構成にしてもよい。あるいは、ユーザ自身がソフトキーボードの各キーのキートップに記載する表示物として、任意の表示物を定めてもよい。これらの場合、ユーザは入力部5を介して各キーのキートップの表示物を選択したり、入力したりすることができる。表示部6は、ユーザが入力部5に入力した情報に基づいたソフトキーボードを表示すればよい。
以上のようにして、情報処理装置1は、ソフトキーボードをカスタマイズして、ソフトキーボードの配列を、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似させたソフトキーボードを表示することができる。具体的なカスタマイズ方法は、以下に説明する。
[カスタマイズ方法]
情報処理装置1によるソフトキーボードのカスタマイズ方法について、図10に沿って参照して説明する。図10は、本実施形態に係る情報処理装置によるソフトキーボードのカスタマイズ方法のフロー図である。
まず、撮像部2は他の装置のキーボード7を撮影する(ステップS1;以下、S1と略記する)。撮像部2が撮影した画像は、認識部3に送られる。認識部3では、撮像部2からの画像を用いて、キーボード7を認識する(S2)。この際、認識部3は、キーボード7の複数のキー各々の形状、位置、およびキートップの表示物を認識する。
認識部3がキーボード7の認識を終えると、認識部3はキーごとに、当該キーに関して認識した情報とデータベース4内の情報とを照合する(S3)。具体的には、認識部3は、認識したキーごとに、当該キーの形状、位置、およびキートップの表示物が、データベース4に含まれる複数のキートップの表示物、および複数のキートップの表示物各々に対応するキーの形状および位置のいずれかと一致するか否かの判定を行う。この際、上述したように、認識部3は、認識したキーボード7の複数のキーのうち、当該キーの形状、位置、およびキートップの表示物が、データベース4に含まれる複数のキートップの表示物、および複数のキートップの表示物各々に対応するキーの形状および位置のいずれかと一致するものを特定してもよい。
認識部3は、認識したすべてのキーに対して上記の判定を行い、認識したキーボード7の複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、データベース4に含まれる複数のキートップの表示物のいずれかと一致するものを特定する。認識部3によって特定されたキーに関しては(S4,YES)、表示部6は、各キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、データベース4の情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応するキーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを作成する(S5)。
一方、認識部3によって特定されなかったキーに関しては(S4,NO)、ユーザは当該特定されなかった各キーに割当てるキーコードを入力部5に入力する(S6)。そして、表示部6では、認識部3によって特定されなかった各キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、当該キーに対してユーザが入力部5に入力したキーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを作成する(S7)。このようにして作成したソフトキーボードを、表示部6は表示画面に表示する(S8)。
以上のようにして、ソフトキーボードをカスタマイズして、ソフトキーボードの配列を、他の装置のキーボード7の配列に類似させることができる。したがって、ユーザが普段使い慣れているキーボードを撮影した画像を用いれば、ユーザが普段使い慣れているキーボードの配列に類似した配列に、ソフトキーボードをカスタマイズすることができる。従来では実際のパーソナルコンピュータ等に備え付けられているキーボードと、ソフトキーボードとの間では各キーのキートップの表示物、位置、および形状等に違いがあり、ソフトキーボードにおいて文字を入力するためには該当する文字キーを探すという作業を要していた。しかし、本実施形態によれば、そのような作業はほとんど不要となり、普段使い慣れているキーボードを操作する感覚でソフトキーボードを操作することができる。またそのため、つい癖で普段使い慣れているキーボードと同じように操作してしまったとしても、誤ったキーを入力してしまう等の問題は生じ難くなり、文字を入力するのに時間がかからなくなり、好都合である。
[プログラムおよび記録媒体]
最後に、情報処理装置1に含まれている各部は、ハードウェアロジックによって構成すれば良い。または、次のように、CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、情報処理装置1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納した、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM、および上記プログラムと各種データとを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである情報処理装置1のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム,中間コードプログラム,ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。情報処理装置1に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての情報処理装置1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを情報処理装置1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、例えば、磁気テープまたはカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスク、またはCD−ROM/MO/MD/DVD/BD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系等とすることができる。
また、情報処理装置1を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して情報処理装置1に供給する。この通信ネットワークは情報処理装置1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、または衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であれば良く、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、またはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAまたはリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、または地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る情報処理装置は、携帯電話機、スマートフォン、またはタブレット型パーソナルコンピュータ等、ソフトキーボードを利用する電子機器に適用できる。
1 情報処理装置
2 撮像部
3 認識部
4 データベース
5 入力部
6 表示部
7 キーボード

Claims (7)

  1. 任意のキーボードを撮影する撮影手段と、
    上記撮影手段が撮影した画像から、上記キーボードの複数のキー各々の形状、位置、およびキートップの表示物を認識する認識手段と、
    複数のキートップの表示物の情報と、当該キートップの表示物の情報ごとに対応するキーコードの情報とを互いに関連付けて記憶しているデータベースと、
    上記画像から認識された上記複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、上記データベースに含まれる上記複数のキートップの表示物のいずれかと一致するものを特定する特定手段と、
    上記特定手段によって特定された各上記キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、上記データベースの情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応する上記キーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを表示する表示手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記表示手段は、上記撮影手段が撮影した上記画像を用いて、上記ソフトキーボードを表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記表示手段は、上記認識手段が認識した上記キーボードの複数のキー各々に対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有するキーを新たに描画して、上記ソフトキーボードを表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 上記特定手段によって特定されなかった各上記キーに割当てるキーコードを、ユーザが入力する入力手段をさらに備え、
    上記表示手段は、上記特定手段によって特定されなかった各上記キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、当該キーに対して上記ユーザが上記入力手段に入力した上記キーコードを割当てたキーを有する上記ソフトキーボードを表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 複数のキートップの表示物の情報と、当該キートップの表示物の情報ごとに対応するキーコードの情報とを互いに関連付けて記憶しているデータベースを用いた情報処理方法であって、
    任意のキーボードを撮影する撮影ステップと、
    上記撮影ステップにおいて撮影した画像から、上記キーボードの複数のキー各々の形状、位置、およびキートップの表示物を認識する認識ステップと、
    上記画像から認識された上記複数のキーのうち、当該キーのキートップの表示物が、上記データベースに含まれる上記複数のキートップの表示物のいずれかと一致するものを特定する特定ステップと、
    上記特定ステップにおいて特定された各上記キーに対応する位置に、当該キーの形状およびキートップの表示物を有し、なおかつ、上記データベースの情報に基づき、当該キーのキートップの表示物に対応する上記キーコードが割当てられたキーを有するソフトキーボードを表示する表示ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6080934B1 (ja) * 2015-10-30 2017-02-15 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド キーボードのキー配置変更方法及びこの方法を用いる情報処理装置
US11188227B2 (en) 2018-11-28 2021-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd Electronic device and key input method therefor

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