JP2013192094A - 映像拡大装置及び映像拡大方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャギーを低減した拡大処理を行う。
【解決手段】実施の形態に係る映像拡大装置は、入力映像データに対して空間的に2次微分処理を施す2次微分回路と、前記2次微分回路の出力を多値化する多値化処理部と、画像の輪郭形状に対応し補間方向が割当てられた固定パターンが複数記憶された記憶部から前記固定パターンを読み出して、前記多値化処理部の出力の空間的分布と読み出した複数の前記固定パターンとをそれぞれ比較して、前記多値化処理部の出力に対応する前記固定パターンを求め、求めた固定パターンに割当てられた補間方向を補間方向候補とする補間方向候補判定部と、前記補間方向候補が複数の場合には複数の前記補間方向候補から1つの補間方向を選択する補間方向選択部と、前記入力映像データが入力され、前記補間方向選択部が選択した補間方向に基づいて補間に用いる画素を決定して補間画素を生成する補間処理部とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】実施の形態に係る映像拡大装置は、入力映像データに対して空間的に2次微分処理を施す2次微分回路と、前記2次微分回路の出力を多値化する多値化処理部と、画像の輪郭形状に対応し補間方向が割当てられた固定パターンが複数記憶された記憶部から前記固定パターンを読み出して、前記多値化処理部の出力の空間的分布と読み出した複数の前記固定パターンとをそれぞれ比較して、前記多値化処理部の出力に対応する前記固定パターンを求め、求めた固定パターンに割当てられた補間方向を補間方向候補とする補間方向候補判定部と、前記補間方向候補が複数の場合には複数の前記補間方向候補から1つの補間方向を選択する補間方向選択部と、前記入力映像データが入力され、前記補間方向選択部が選択した補間方向に基づいて補間に用いる画素を決定して補間画素を生成する補間処理部とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施の形態は、映像拡大装置及び映像拡大方法に関する。
近年、高画質化の要求に伴い、表示装置における表示可能な解像度は大きくなっている。このような高解像度の表示装置に、比較的解像度が低い画像データが入力されることがある。この場合には、表示装置の画面上に表示される画像は比較的小さい。このような場合等、表示装置において、入力画像を拡大処理して表示することがある。
従来、画像の拡大処理として画素補間技術を用いたものがある。画素補間は、入力画像には存在しない画素値を周辺の画素値を利用して補間する技術であり、FIRフィルタ(Finite Impulse Response Filter)を用いた方法等がある。
しかしながら、このような画素補間技術を利用した拡大処理では、絵柄によっては、斜め線がギザギザして見える、いわゆるジャギーが目立つ画像となる場合があるという問題があった。
本発明の実施形態は、ジャギーを低減した拡大処理を行うことができる映像拡大装置及び映像拡大方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る映像拡大装置は、入力映像データに対して空間的に2次微分処理を施す2次微分回路と、前記2次微分回路の出力を多値化する多値化処理部と、画像の輪郭形状に対応し補間方向が割当てられた固定パターンが複数記憶された記憶部から前記固定パターンを読み出して、前記多値化処理部の出力の空間的分布と読み出した複数の前記固定パターンとをそれぞれ比較して、前記多値化処理部の出力に対応する前記固定パターンを求め、求めた固定パターンに割当てられた補間方向を補間方向候補とする補間方向候補判定部と、前記補間方向候補が複数の場合には複数の前記補間方向候補から1つの補間方向を選択する補間方向選択部と、前記入力映像データが入力され、前記補間方向選択部が選択した補間方向に基づいて補間に用いる画素を決定して補間画素を生成する補間処理部とを具備する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る映像拡大装置を示すブロック図である。
図1は本発明の第1の実施形態に係る映像拡大装置を示すブロック図である。
本実施の形態においては、画素補間によって画像の拡大処理を行う。本実施の形態における画素補間では、絵柄の連続性(絵柄の方向)を考慮し、絵柄の輪郭部分の補間画素については、輪郭に沿う方向である補間方向の複数の画素を用いた演算によって補間画素を生成する。輪郭は画像のエッジ検出を行うことで判定する。本実施の形態においては、予め、想定される複数の輪郭形状(補間方向)のパターン(以下、固定パターンという)を用意し、エッジ検出結果に基づいて、入力画像のパターンと一致する固定パターンを検出することで、画素補間に用いる画素を決定するための補間方向を求めるようになっている。
先ず、図2乃至図5の説明図を参照して、拡大処理に伴って生じるジャギーについて説明する。
図2は丸印によって画像中の3×3画素を示している。各画素の画素位置を水平方向及び垂直方向の画素数(m,n)(m=0,1,2,…、n=0,1,2…)で表し、画素位置(m,n)における画素の画素値をI(m,n)とする。
図3は図2の画素範囲の入力映像データを水平及び垂直方向に2倍に拡大した場合における出力映像データのサンプル位置を示している。図2の画素位置(m,n)と図3の画素位置(2m,2n)とは同一のサンプル位置を示している。
従来、一般的に行われている拡大処理として、例えば、水平及び垂直方向に夫々4タップのFIRフィルタを用いて拡大処理を行った場合における、出力映像データの画素値は、例えば以下の式によって示すことができる。なお、I(m,n)は入力画像の画素位置(m,n)における画素値を示し、O(m,n)は出力画像の画素位置(m,n)における画素値を示している。
O( 2m, 2n ) = I( m, n )
O( 2m+1, 2n ) = -0.125I( m-1, n ) + 0.625I( m, n ) + 0.625I( m+1, n ) -0.125I( m+2, n )
O( 2m, 2n+1 ) = -0.125I( m, n-1 ) + 0.625I( m, n ) + 0.625I( m, n+1 ) -0.125I( m, n+2 )
O( 2m+1, 2n+1 ) = 0.015625I( m-1, n-1 ) - 0. 0.078125I( m, n-1 ) - 0. 0.078125I( m+1, n-1 ) +0.015625I( m+2, n-1 )
- 0. 0.078125I( m-1, n ) + 0.390625I( m, n ) + 0.390625I( m+1, n ) - 0. 0.078125I( m+2, n )
- 0. 0.078125I( m-1, n+1 ) + 0.390625I( m, n+1 ) + 0.390625I( m+1, n+1 ) - 0. 0.078125I( m+2, n+1 )
- 0.015625I( m-1, n+2 ) - 0. 0.078125I( m, n+2 ) - 0. 0.078125I( m+1, n+2 ) +0.015625I( m+2, n+2 )
図4は入力映像データの一例を示す説明図であり、図5は上記FIRフィルタを用いて図4の入力データを水平及び垂直方向に2倍に拡大した場合の出力映像データを示す説明図である。図5に示すように、FIRフィルタを用いた拡大処理では、斜め線の部分にジャギーが発生し、ギザギザに見えてしまう。
O( 2m+1, 2n ) = -0.125I( m-1, n ) + 0.625I( m, n ) + 0.625I( m+1, n ) -0.125I( m+2, n )
O( 2m, 2n+1 ) = -0.125I( m, n-1 ) + 0.625I( m, n ) + 0.625I( m, n+1 ) -0.125I( m, n+2 )
O( 2m+1, 2n+1 ) = 0.015625I( m-1, n-1 ) - 0. 0.078125I( m, n-1 ) - 0. 0.078125I( m+1, n-1 ) +0.015625I( m+2, n-1 )
- 0. 0.078125I( m-1, n ) + 0.390625I( m, n ) + 0.390625I( m+1, n ) - 0. 0.078125I( m+2, n )
- 0. 0.078125I( m-1, n+1 ) + 0.390625I( m, n+1 ) + 0.390625I( m+1, n+1 ) - 0. 0.078125I( m+2, n+1 )
- 0.015625I( m-1, n+2 ) - 0. 0.078125I( m, n+2 ) - 0. 0.078125I( m+1, n+2 ) +0.015625I( m+2, n+2 )
図4は入力映像データの一例を示す説明図であり、図5は上記FIRフィルタを用いて図4の入力データを水平及び垂直方向に2倍に拡大した場合の出力映像データを示す説明図である。図5に示すように、FIRフィルタを用いた拡大処理では、斜め線の部分にジャギーが発生し、ギザギザに見えてしまう。
上記式に示すように、FIRフィルタは、補間画素の周囲の画素を用いた演算によって補間画素の画素値を求めている。これに対し、本実施の形態は、絵柄の輪郭を検出し、検出結果と固定パターンとの比較によって補間方向を求め、求めた補間方向上の画素を用いた演算によって補間画素の画素値を求める。これにより、ジャギーの発生を抑制するようになっている。
図1において、映像拡大装置10に入力される入力画像データは、2次微分回路11及びダイナミックレンジ検出部12に与えられる。2次微分回路11は、空間的な2次微分を行うことで、エッジの検出を行う。2次微分回路11は、水平方向、垂直方向及び斜め方向のうちの少なくとも1つの方向の2次微分結果を用いてエッジを検出する。
例えば、2次微分回路11は、水平、垂直、右斜め上及び左斜め上方向の2次微分結果の加算値をエッジ検出結果とする。注目画素の画素位置を(x,y)、画素位置(x,y)の画素値をI(x,y)として、2次微分回路によるエッジ検出結果を下記(1)乃至(5)式にて示す。
水平2次微分結果 = ( −I(x-1,y) + 2I(x,y) −I(x+1, y) ) / 4 …(1)
垂直2次微分結果= (−I(x,y-1) + 2I(x,y) −I(x, y+1) ) / 4 …(2)
左斜め上2次微分結果 = (−I(x-1,y-1) + 2I(x,y) −I(x+1, y+1) ) / 4 …(3)
右斜め上2次微分結果 = (−I(x+1,y-1) + 2I(x,y) −I(x-1, y+1) ) / 4 …(4)
エッジ検出結果=水平2次微分結果+垂直2次微分結果+右斜め上2次微分結果+左斜め上2次微分結果 …(5)
本実施の形態においては、エッジ検出結果を用いて固定パターンの1つを選択する。2次微分回路11の出力は、2次微分回路11の構成に応じた分解能(ビット数)を有しており、固定パターンの選択に2次微分回路11の出力をそのまま用いると、処理量が膨大となる。そこで、本実施の形態においては、2次微分回路11のエッジ検出結果を4値化処理部13に与えて4値化するようになっている。4値化に用いる閾値は、入力映像のダイナミックレンジに応じて変化させる。
垂直2次微分結果= (−I(x,y-1) + 2I(x,y) −I(x, y+1) ) / 4 …(2)
左斜め上2次微分結果 = (−I(x-1,y-1) + 2I(x,y) −I(x+1, y+1) ) / 4 …(3)
右斜め上2次微分結果 = (−I(x+1,y-1) + 2I(x,y) −I(x-1, y+1) ) / 4 …(4)
エッジ検出結果=水平2次微分結果+垂直2次微分結果+右斜め上2次微分結果+左斜め上2次微分結果 …(5)
本実施の形態においては、エッジ検出結果を用いて固定パターンの1つを選択する。2次微分回路11の出力は、2次微分回路11の構成に応じた分解能(ビット数)を有しており、固定パターンの選択に2次微分回路11の出力をそのまま用いると、処理量が膨大となる。そこで、本実施の形態においては、2次微分回路11のエッジ検出結果を4値化処理部13に与えて4値化するようになっている。4値化に用いる閾値は、入力映像のダイナミックレンジに応じて変化させる。
ダイナミックレンジ検出部12は、入力映像データが与えられ、注目画素の周辺における画素値の最大値と最小値との差をダイナミックレンジとして求める。例えば、ダイナミックレンジ検出部12は、入力映像データの注目画素(x,y)の周囲3×3画素の範囲について、下記(6)式〜(8)式の演算によりダイナミックレンジを求める。
最大値 = max{ I(x-1,y-1), I(x,y-1), I(x+1,y-1), I(x-1,y), I(x,y), I(x+1,y), I(x-1,y+1), I(x,y+1), I(x+1,y+1) } …(6)
最小値 = min{ I(x-1,y-1), I(x,y-1), I(x+1,y-1), I(x-1,y), I(x,y), I(x+1,y), I(x-1,y+1), I(x,y+1), I(x+1,y+1) } …(7)
ダイナミックレンジ = 最大値 - 最小値 …(8)
ダイナミックレンジ検出部12が求めたダイナミックレンジの情報は、4値化閾値算出部14に与えられる。4値化閾値算出部14は、ダイナミックレンジに応じて4値化の閾値を変更する。例えば、4値化閾値算出部14は、下記(9)式に基づいて、ダイナミックレンジから閾値thtを算出する。なお、α、βは調整パラメータとして指定する定数である。
最小値 = min{ I(x-1,y-1), I(x,y-1), I(x+1,y-1), I(x-1,y), I(x,y), I(x+1,y), I(x-1,y+1), I(x,y+1), I(x+1,y+1) } …(7)
ダイナミックレンジ = 最大値 - 最小値 …(8)
ダイナミックレンジ検出部12が求めたダイナミックレンジの情報は、4値化閾値算出部14に与えられる。4値化閾値算出部14は、ダイナミックレンジに応じて4値化の閾値を変更する。例えば、4値化閾値算出部14は、下記(9)式に基づいて、ダイナミックレンジから閾値thtを算出する。なお、α、βは調整パラメータとして指定する定数である。
tht = α × ダイナミックレンジ + β ( α、βは正の実数 ) …(9)
4値化閾値算出部14からの閾値thtは、ダイナミックレンジが大きくなるほど大きくなる。4値化閾値算出部14からの閾値は4値化処理部13に与えられる。4値化処理部13は、エッジ検出結果を閾値thtと比較することで、エッジ検出結果を4値化して2ビットのデータに変換する。
4値化閾値算出部14からの閾値thtは、ダイナミックレンジが大きくなるほど大きくなる。4値化閾値算出部14からの閾値は4値化処理部13に与えられる。4値化処理部13は、エッジ検出結果を閾値thtと比較することで、エッジ検出結果を4値化して2ビットのデータに変換する。
2次微分によるエッジ検出結果は、エッジ部分では、正の値と負の値とが連続する。そこで、例えば、4値化処理部13は、下記表1に従って、エッジ検出結果を4値化する。
[表1]
┌──┬───────────┐
│0 │ thtより大きい │
├──┼───────────┤
│1 │ 0以上tht以下 │
└──┼───────────┤
│2 │ −tht以上0未満 │
├──┼───────────┘
│3 │ −tht未満 │
└──┴───────────┘
4値化処理部13は、エッジ検出結果を閾値thtと比較することで、注目画素がエッジ部分であるか否かを求めることになる。4値化処理部13からの4値化出力は、明確なエッジ部分では、表1の0又は3の値になると考えられる。また、閾値thtは、ダイナミックレンジに応じて変動させており、ダイナミックレンジが比較的大きい場合には、比較的大きなエッジ部分のみがエッジ有りと判定されることになり、絵柄に応じたエッジ検出結果を得ることができる。
┌──┬───────────┐
│0 │ thtより大きい │
├──┼───────────┤
│1 │ 0以上tht以下 │
└──┼───────────┤
│2 │ −tht以上0未満 │
├──┼───────────┘
│3 │ −tht未満 │
└──┴───────────┘
4値化処理部13は、エッジ検出結果を閾値thtと比較することで、注目画素がエッジ部分であるか否かを求めることになる。4値化処理部13からの4値化出力は、明確なエッジ部分では、表1の0又は3の値になると考えられる。また、閾値thtは、ダイナミックレンジに応じて変動させており、ダイナミックレンジが比較的大きい場合には、比較的大きなエッジ部分のみがエッジ有りと判定されることになり、絵柄に応じたエッジ検出結果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、エッジ検出結果を4値化しているが、閾値の数を変えて4値以外の数に多値化することも可能である。本実施の形態においては3値以上に多値化すればよい。
図6は図4の入力データに対する4値化処理部13の出力を説明するための説明図である。図6においては、目視で分かりやすいように、4値化された2ビットデータを輝度(Y)8ビットのグレースケールで下記のように表現する。即ち、図6の黒い部分はエッジ検出結果が負の大きな値の部分であり、白い部分はエッジ検出結果が正の大きな値の部分である。
0→Y=255
1→Y=192
2→Y=64
3→Y=0
図6に示すように、4値化したエッジ検出結果の空間的な分布から、絵柄の輪郭方向、すなわち補間方向を推定することが可能である。
1→Y=192
2→Y=64
3→Y=0
図6に示すように、4値化したエッジ検出結果の空間的な分布から、絵柄の輪郭方向、すなわち補間方向を推定することが可能である。
次に、本実施の形態においては、2ビットのエッジ検出結果を用いて、補間方向の候補を判定する。4値化処理部13からの2ビットのエッジ検出結果は補間方向候補判定部15及び補間方向候補除外判定部16に与えられる。
補間方向候補判定部14は図示しない記憶部に記憶された固定パターンを読み出す。記憶部には、各補間方向に対応した複数の固定パターンが記憶されている。固定パターンは、所定画素数範囲におけるエッジの変化の様子、輪郭の連続性を判定するためのものであり、種々の補間方向に対応している。補間方向候補判定部14は、入力映像データに基づくエッジ検出結果が、いずれの固定パターンに一致するかを判定し、一致した固定パターンに対応する補間方向を補間方向の候補とする。なお、固定パターンとしては、補間方向だけでなく、画素補間の演算に用いる補間方向上の画素が決まったパターンを用いてもよい。
補間方向候補判定部15は、所定画素数範囲の各画素毎に、入力映像データに基づくエッジ検出結果と固定パターンの比較値とを比較する。そして、補間方向候補判定部15は、全ての画素について、値が一致した(真である)固定パターンを、補間方向の候補のパターンとする。
本実施の形態においては、比較値はエッジ検出結果よりも多値の値を用いる。例えば、4値のエッジ検出結果に対して4値の比較値を採用することが考えられる。この場合でも、一般的な絵柄における強いエッジ部分のように、2次微分によるエッジ検出結果の正の大きな値と負の大きな値が連続する場合には、当該エッジ形状に対応する固定パターンを検出可能である。しかしながら、自然画に対する2次微分のエッジ検出結果では、輪郭部分において正の絶対値の大きな値と0近辺の値とが連続することや負の絶対値の大きな値と0近辺の値とが連続することもある。この場合には、当該輪郭形状に対応する固定パターンを検出できないことが考えられる。
そこで、本実施の形態においては、判定に自由度を持たせるために、2ビットのエッジ検出結果を例えば3ビットの比較値と比較することで、各画素毎の比較が真と判定されやすくして、自然画像の種々の輪郭形状を検出可能にしている。
図7はこのような固定パターンの一例を示す説明図である。図7において丸印は画素を示し、丸印内の数字は各画素に設定された比較値を示している。なお、図7の固定パターンは、実線21に示す輪郭形状を検出するためのものであり、画素補間に用いる画素として図7の画素A及び画素Bを用いることを想定したパターン、即ち、補間方向が画素A,Bを結ぶ線方向であって、画素A,Bの中央に位置する生成画素を補間画素として生成するためのパターンを示している。
補間方向候補判定部15の記憶部には、このような固定パターンが、検出しようとする輪郭形状毎に記憶されている。なお、記憶部には、同一補間方向について複数のパターンが記憶されていてもよく、また、補間に用いる画素が同一となる複数のパターンが記憶されていてもよい。この場合には、補間方向候補判定部15は、用意した固定パターンのいずれかと一致判定した場合に、入力映像の絵柄の輪郭は、そのパターンに対応するものと判定する。
また、図7の比較値は2ビットのエッジ検出結果を3ビットの比較値と比較する場合の固定パターンを示しており、各画素のエッジ検出結果と比較値とが一致しているか否かの判定は、下記(a)〜(h)の判断に従うものとする。
(a)比較値の0は、2ビットのエッジ検出結果がどのような値でも、真と判定することを意味する。
(b)比較値の1は、2ビットのエッジ検出結果が0(エッジ検出結果が正の大きな値)である場合に、真となる。
(c)比較値2は、2ビットのエッジ検出結果が3(エッジ検出結果が負の大きな値)である場合に、真となる。
(d)比較値3は、2ビットのエッジ検出結果が0でなければ真となる。
(e)比較値4は、2ビットのエッジ検出結果が3でなければ真となる。
(f)比較値5は、2ビットのエッジ検出結果が0又は1であれば真となる。(エッジ検出結果が正であれば真)
(g)比較値6は、2ビットのエッジ検出結果が2又は3であれば真となる。(エッジ検出結果が負であれば真)
(h)比較値7は、2ビットのエッジ検出結果に拘わらず常に偽と判定する。
(g)比較値6は、2ビットのエッジ検出結果が2又は3であれば真となる。(エッジ検出結果が負であれば真)
(h)比較値7は、2ビットのエッジ検出結果に拘わらず常に偽と判定する。
なお、(a)乃至(h)に示す判断によって、各画素毎に真と判定されるエッジ検出結果が複数存在することから、入力画像が複数のパターンにマッチすることがある。
図8は4値化データの一例を示す説明図である。図8は実線22にて示す輪郭境界を有する画像についての2ビットのエッジ検出結果を示しており、丸印は画素を示し、丸印内の数字は各画素について求めた2ビットのエッジ検出結果を示している。
いま、図8の斜線にて示す補間画素の補間方向候補を判定するものとする。図8の丸印内の数字は、4値化処理部13から出力されるエッジ検出結果であり、補間方向候補判定部15は、補間画素の周囲の、固定パターンと同一の画素数範囲におけるエッジ検出結果と固定パターンの比較値とを比較する。
図7の比較値0は、上記判断(a)に示すように、2ビットのエッジ検出結果に拘わらず真となる。例えば、エッジから比較的離れた部分に対して比較値0を設定することで、輪郭境界部分における判定に影響を与えないようにすることができる。
図7の比較値1は、上記判断(b)に示すように、2ビットのエッジ検出結果が0の場合に真となる。図7と図8のパターン内の同一位置の画素の比較から明らかなように、比較値1の画素は、全てエッジ検出結果が0であり、真である。また、図7の比較値2は、上記判断(c)に示すように、2ビットのエッジ検出結果が3の場合に真となる。図7と図8のパターン内の同一位置の画素の比較から明らかなように、比較値2の画素は、全てエッジ検出結果が2であり、真である。
即ち、図7の固定パターンについては、6×4画素分の判断結果が全て真となる。従って、補間方向候補判定部15は、図8の入力画像に対して、図7の固定パターンが一致していると判定する。これにより、図7の画素A,Bを結ぶ線方向が補間方向候補となる。補間方向候補判定部15は、入力画像と全ての固定パターンとについて比較を行って、各補間画素毎に、一致する固定パターンを検出して補間方向候補を求める。
なお、図7の例は、固定パターンの画素数範囲が6×4画素である例を示しているが、画素数範囲は適宜設定可能である。画素数範囲が大きいほど水平及び垂直方向の角度がより小さい斜めの輪郭に対応した固定パターンを用意することができる。
また、上記(a)乃至(h)の判断は、4値化されたエッジ検出結果を3ビットの比較値と比較する場合のものであり、判断の内容は適宜設定可能である。また、エッジ検出結果を4値化以外に多値化処理する場合には、エッジ検出結果の多値数及び比較値の多値数に応じて、判断の定義を決定する。
ところで、補間方向候補判定部15の判定によって得られた補間方向候補のなかには、補間方向として適切でないものが含まれる可能性がある。例えば、「口」という文字や「日」という文字等のように、直角な輪郭を持つ文字の一部が入力映像として入力されることがある。この場合には、補間方向候補判定部15において、斜め45度方向が補間方向の候補として判定されることがある。このような補間方向が選択されて補間処理が行われた場合には、直角に表示されることが期待される箇所が斜め45度方向に補間されることになり、文字の角が欠けて画質劣化となる可能性がある。
そこで、補間方向候補除外判定部16は、このような補間方向候補判定部15によって誤って補間方向候補と判定された補間方向候補を除外するようになっている。補間方向候補除外判定部16は、補間方向候補から除外すべき補間方向(除外補間方向)に対応した除外固定パターンを記憶する図示しない記憶部から、除外固定パターンを読み出して、補間方向候補判定部15と同様の処理によって、除外固定パターンを判定し除外補間方向を求める。即ち、補間方向候補除外判定部16は、入力画像に基づくエッジ検出結果と除外固定パターンの比較値とを画素毎に比較することで、除外固定パターンを判定する。
図9及び図10は補間方向候補除外判定部16を説明するための説明図である。図9は図7と同様の表記方法によって固定パターン及び除外固定パターンの一例を示す説明図であり、図10は図8と同様の表記方法によって入力映像の一例を示す説明図である。
補間方向候補判定部15が参照する記憶部に、図9に示す固定パターンが記憶されているものとする。この固定パターンは、図9に示すように、画素A,Bを結ぶ線方向を補間方向とするパターンであり、画素A,Bを用いて生成画素を生成するためのものである。
いま、図10に示す入力映像が入力されるものとする。図10に示す入力映像は、例えば、実線23に示すように、文字の「口」等の一部の輪郭境界を有する。図9及び図10の比較から明らかなように、上記(a)乃至(h)の判断を用いた場合には、補間方向候補判定部15によって入力映像は図9に示す固定パターンと一致していると判定される。この固定パターンに設定された補間方向を用いて補間処理を行うと、図10の補間画素は、斜めに隣接する画素を用いて補間されることになり、文字の角が欠けて画質劣化となる可能性がある。
そこで、補間方向候補除外判定部16が参照する記憶部には、このような補間方向候補から除外すべきパターンが除外固定パターンとして記憶されている。補間方向候補除外判定部16は、入力映像と図9に示す固定パターンと同様の除外固定パターンとの一致判定によって、図9の固定パターンに対応した補間方向を除外補間方向とする判定を行う。
補間方向候補判定部15及び補間方向候補除外判定部16からの判定結果は補間方向選択部17に与えられる。補間方向選択部17は、補間方向候補判定部15によって得られた補間方向候補から、補間方向候補除外判定部16によって得られた除外補間方向を除外し、残りの補間方向候補のうち最適な方向を1つだけ選択する。
例えば、補間方向選択部17は、残りの補間方向候補に設定された補間に用いる各画素を夫々含む2つの画素範囲を設定し、これらの画素範囲における画素値の差分絶対値の累積加算値を算出し、最小の累積加算値を与える補間方向候補を、補間方向として選択する。
図11は補間方向選択部17の選択方法を説明するための説明図である。図11は丸印によって入力映像の各画素を示し、画素内の文字は画素値を示している。図11では、斜線部にて示す生成画素(補間画素)に対する1つの補間方向候補が画素A,Bを結ぶ直線であって、この補間方向候補が選択された場合には、補間画素は、画素A,Bの画素値を用いて生成されることを示している。
補間方向選択部17は、補間に用いる画素A,Bを含む所定の画素範囲(図11では3×3画素範囲)を設定し、各画素範囲における画素値の差分絶対値の累積加算値SADを、下記(10)式によって求める。なお、abs()は、()内の絶対値を表す。補間方向候補が輪郭に沿ったものであれば、累積加算値SADは小さな値になると考えられる。
SAD = abs( a0 - b0 ) + abs( a1 - b1 ) + abs( a2 - b2 ) + …… abs( a8 - b8 ) …(10)
補間方向選択部17は、最小の累積加算値SADを与える補間方向候補を補間方向として選択する。補間方向選択部17は、選択した1つの補間方向を補間処理部18に出力する。補間処理部18は、選択された補間方向上の画素を用いて、入力映像の補間を行う。例えば、補間方向選択部17から補間方向及び補間に用いる画素の情報が補間処理部18に与えられている場合には、補間処理部18は、補間に用いる画素として指定された画素を用いて補間画素を生成する。例えば、補間処理部18は、図11の画素A,Bの平均画素値を補間画素値とする。
補間方向選択部17は、最小の累積加算値SADを与える補間方向候補を補間方向として選択する。補間方向選択部17は、選択した1つの補間方向を補間処理部18に出力する。補間処理部18は、選択された補間方向上の画素を用いて、入力映像の補間を行う。例えば、補間方向選択部17から補間方向及び補間に用いる画素の情報が補間処理部18に与えられている場合には、補間処理部18は、補間に用いる画素として指定された画素を用いて補間画素を生成する。例えば、補間処理部18は、図11の画素A,Bの平均画素値を補間画素値とする。
なお、注目画素が、絵柄として輪郭部ではない場合等においては、補間方向候補が検出されないこともある。この場合には、補間処理部18は、補間方向が検出されない注目画素については、一般的な拡大処理、例えばFIRフィルタによる拡大処理を実施する。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図12のフローチャートを参照して説明する。
入力映像データは、2次微分回路11及びダイナミックレンジ検出部12に入力される。2次微分回路11は、図12のステップS1において、入力映像データに対する2次微分処理によって、エッジを検出して4値化処理部13に出力する。ダイナミックレンジ検出部12は、入力映像データのダイナミックレンジを検出して4値化閾値算出部14に出力する(ステップS2)。
4値化閾値算出部14は、ダイナミックレンジに応じて変化する閾値thtを算出して、4値化処理部13に出力する(ステップS3)。4値化処理部13は、ステップS4において、2次微分によるエッジ検出結果を、閾値thtを用いて4値化する(ステップS4)。これにより、以後の処理における処理量を低減することができる。
4値化処理部13からの2ビットのエッジ検出結果は補間方向候補判定部15に供給される。補間方向候補判定部15は、ステップS5〜S7において、補間方向候補を判定する。即ち、補間方向候補判定部15は、ステップS5において、入力映像と固定パターンとの一致判定を行う。本実施の形態においては、固定パターンは、エッジ検出結果よりも多値の比較値によって構成されており、固定パターンの各画素に割当てられた比較値は、1つ以上のエッジ検出結果に対して真となる判断が採用される。これにより、各画素毎の判定において真となる可能性が大きくなり、自然画等のように2次微分結果が正の大きな値と負の大きな値とが連続しない、弱いエッジを有する輪郭等においても、輪郭部分としての判定が可能となる。
この結果、ステップS6の一致判定では、複数の補間方向が一致と判定されることが考えられる。補間方向候補判定部15は、一致判定された補間方向を補間方向候補として決定する(ステップS7)。入力映像と全ての固定パターンとの一致判定が終了するまで、ステップS5〜S7の処理が繰り返される。
全ての固定パターンとの一致判定が終了すると、ステップS9では、補間方向候補除外判定部16によって、除外補間方向が決定される。ステップS9の処理は、ステップS5〜S8と同様の処理であり、入力映像と除外固定パターンとの一致判定によって、除外補間方向が決定される。
補間方向候補判定部15からの情報及び補間方向候補除外判定部16からの情報は、補間方向選択部17に供給される。補間方向選択部17は、補間方向候補から除外補間方向を除外し、残った補間方向候補から最適な1つの補間方向を選択する(ステップS10)。例えば、補間方向選択部17は、補間に用いる画素を含む所定の各画素範囲における画素値の差分絶対値の累積加算値SADが、最小となる補間方向を選択する。
選択された補間方向の情報は補間処理部18に供給され、補間処理部18は、補間方向上の画素を用いて、補間画素を生成する。こうして、補間処理部18からは、拡大処理された出力映像データが出力される。
図13は映像拡大装置10によって図4に示す入力データを水平及び垂直方向に2倍に拡大して示す説明図である。図13と図5との比較から明らかなように、映像拡大装置10による画像は、ジャギーが十分に低減されている。
このように本実施の形態においては、画像のエッジを検出し、エッジ検出結果を、輪郭形状に応じて補間方向が設定された複数の固定パターンと比較することで、画素補間に用いる画素を決定するための補間方向を求める。これにより、絵柄に応じた補間方向を決定することができ、拡大処理においてジャギーを低減させて、画質を向上させることができる。また、エッジ検出結果を所定ビット数で多値化することで、固定パターンとの比較処理の処理量を低減している。また、固定パターンをエッジ検出結果の多値化数よりも大きい多値化数の比較値で比較することにより、補間方向の検出漏れを低減している。
なお、エッジ検出結果のビット数と固定パターンの比較値のビット数を一致させた場合でも、上記判断に応じてパターン数を増加させれば、比較値のビット数をエッジ検出結果のビット数よりも大きくした場合と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図14は本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図14において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図14は本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図14において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
第1の実施の形態においては、絵柄に拘わらず、補間方向選択部17が選択した補間方向に基づいて補間処理を行った。これに対し、本実施の形態は、入力映像を空間的な低域成分と高域成分とに分離し、ジャギーが生じる高域成分のみについて、補間方向選択部17が選択した補間方向に基づいて補間処理を行うものである。
本実施の形態における映像拡大装置30は、低域高域分離部31、拡大処理部32及び低域高域合成部33を付加した点が図1の映像拡大装置10と異なる。低域高域分離部31は、入力映像を低域成分と高域成分とに分離し、高域成分を補間処理部18に与え、低域成分については拡大処理部32に与える。
拡大処理部32は、FIRフィルタ等によって構成されて、補間画素の周囲の画素を用いて補間画素を生成して、低域高域合成部33に出力する。補間処理部18は、入力映像の高域成分について、図1の補間処理部18と同様の補間処理を行う。低域高域合成部33は、補間処理部18からの補間処理された高域の映像と拡大処理部32からの補間処理された低域の映像とを合成して、出力映像データとして出力する。
このように構成された実施の形態においては、入力映像の低域成分と高域成分とは、夫々異なる拡大処理が施される。低域成分は、拡大処理部32において、FIRフィルタ等による周囲の画素を用いた補間処理によって、拡大される。
一方、高域成分は、補間処理部18において、第1の実施の形態と同様の補間処理によって拡大される。拡大によってジャギーが発生する高域成分については、輪郭に応じた補間方向が検出されて、補間画素が生成されており、ジャギーの発生を低減させることができる。
このように本実施の形態においては、低域と高域とで異なる補間処理を行っている。回路規模の点から十分な数の固定パターンを用意できない場合等のように、固定パターンとの比較によって検出できない輪郭がある場合でも、低域成分については十分な画質での拡大処理が可能である。これにより、ジャギーの発生を抑制して、十分な画質の拡大画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…映像拡大装置、11…2次微分回路、12…ダイナミックレンジ検出部、13…4値化処理部、14…4値化閾値算出部、15…補間方向候補判定部、16…補間方向候補除外判定部、17…補間方向選択部、18…補間処理部。
Claims (7)
- 入力映像データに対して空間的に2次微分処理を施す2次微分回路と、
前記2次微分回路の出力を多値化する多値化処理部と、
画像の輪郭形状に対応し補間方向が割当てられた固定パターンが複数記憶された記憶部から前記固定パターンを読み出して、前記多値化処理部の出力の空間的分布と読み出した複数の前記固定パターンとをそれぞれ比較して、前記多値化処理部の出力に対応する前記固定パターンを求め、求めた固定パターンに割当てられた補間方向を補間方向候補とする補間方向候補判定部と、
前記補間方向候補が複数の場合には複数の前記補間方向候補から1つの補間方向を選択する補間方向選択部と、
前記入力映像データが入力され、前記補間方向選択部が選択した補間方向に基づいて補間に用いる画素を決定して補間画素を生成する補間処理部と
を具備した映像拡大装置。 - 前記入力映像データを空間的な高域成分と低域成分とに分離し、前記入力映像データに代えて分離した前記高域成分を前記補間処理部に与える分離部と、
前記分離部によって分離された低域成分に対する拡大処理を行う拡大処理部と、
前記補間処理部の出力と前記拡大処理部の出力とを合成する合成部と
を具備した請求項1に記載の映像拡大装置。 - 前記多値化処理部は、所定の閾値を用いて前記2次微分回路の出力を4値化する
請求項1又は2に記載の映像拡大装置。 - 前記多値化処理部は、注目画素の周囲の画素値の最大値と最小値との差の絶対値に比例する値を前記所定の閾値とする
請求項3に記載の映像拡大装置。 - 画像の輪郭形状に対応し補間方向が割当てられた除外固定パターンが複数記憶された記憶部から前記除外固定パターンを読み出して、前記多値化処理部の出力の空間的分布と読み出した複数の前記除外固定パターンとをそれぞれ比較して、前記多値化処理部の出力に対応する前記除外固定パターンを求め、求めた除外固定パターンに割当てられた補間方向を前記補間方向候補から除外する補間方向候補除外判定部
を具備した請求項1乃至4のいずれか1つに記載の映像拡大装置。 - 補間に使用する2画素を夫々含む2つの画素範囲についての画素値の絶対差分累積値に基づいて、複数の前記補間方向候補から1つの補間方向を選択する
請求項1乃至5のいずれか1つに記載の映像拡大装置。 - 入力映像データに対して空間的に2次微分処理を施し、
前記2次微分処理によって得た出力を多値化処理し、
画像の輪郭形状に対応し補間方向が割当てられた固定パターンが複数記憶された記憶部から前記固定パターンを読み出して、前記多値化処理によって得た出力の空間的分布と読み出した複数の前記固定パターンとをそれぞれ比較して、前記多値化処理によって得た出力に対応する前記固定パターンを求め、求めた固定パターンに割当てられた補間方向を補間方向候補とし、
前記補間方向候補が複数の場合には複数の前記補間方向候補から1つの補間方向を選択し、
前記入力映像データが入力され、選択した補間方向に基づいて補間に用いる画素を決定して補間画素を生成する
映像拡大方法。
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