JP2000228723A - 画素数変換装置と画素数変換方法 - Google Patents

画素数変換装置と画素数変換方法

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JP2000228723A
JP2000228723A JP11028237A JP2823799A JP2000228723A JP 2000228723 A JP2000228723 A JP 2000228723A JP 11028237 A JP11028237 A JP 11028237A JP 2823799 A JP2823799 A JP 2823799A JP 2000228723 A JP2000228723 A JP 2000228723A
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Yoshikuni Shindo
嘉邦 進藤
Naoto Okawa
直人 大川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補間による画素数の変換において、斜め線に
対してジャギーの無い補間画像を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 原画像を2値化し、2値化画像から原画
像に含まれる斜め成分の方向を判定し、その斜め方向へ
補間処理を行うことで、ジャギーの無い補間画像を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶やCRT等を
用いてディジタル画像を表示する画像表示装置におけ
る、ディジタル画像の補間処理(国際特許分類 H04
N 1/387)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画素数の変換、すなわち画像の補間処理
において、最も一般的な方法は、図6に示すように、求
めたい点の周囲4点から線形補間(内分)によって補間
点を算出する方法、いわゆるアフィン変換である。ここ
で、画像の補間とは、ディジタル画像における複数の画
素の値を基に、新たな画素を生成して画像の解像度を向
上させる技術である。図6において、x、yは原画像の座
標を表し、ともに整数である。f(x,y)、f(x+1,y)、f(x,
y+1)、f(x+1,y+1)はそれぞれの座標における濃度、すな
わち輝度を表す。x'、y'は補間により求める新たな画素
データの座標であり、f(x',y')はその輝度である。αは
xからx'までの距離、βはyからy'までの距離であり、と
もに0以上1未満の値をとる。座標と輝度をこのように
定義した場合、補間により求められる新たな画素の輝度
f(x',y')は、アフィン変換の場合、(数1)という線形
な式となる。
【0003】
【数1】
【0004】しかしながら、この単純な補間処理による
と、元の画像が斜線を表示するものであったり、斜めの
輪郭を有する物体があったりすると、その斜線もしくは
斜めの輪郭線がぎざぎざとしたものになる、いわゆるジ
ャギーが発生する。このような通常のアフィン変換によ
るジャギーの問題を解決するための方法として、例えば
特開平8−274983に示されるようなものがある。
【0005】この方法は、補間によって新たな画像デー
タを算出する際に、その近傍の原画像の4点のうち、斜
めに向かい合う画素間の差分値を利用して斜め方向への
相関を定量化し、その相関量と上記の(数1)を変形し
た式を用いて補間点を演算することで、ジャギーを抑制
するというものである。これについて図7を用いて簡単
に説明する。
【0006】図7のように、原画像が左斜め下45度の
斜線であるとする。補間により求める点(x',y')は、原
画像の点(x,y)からx方向にα=0.5、y方向にβ=0.5だけ
離れているものする。通常のアフィン変換によれば、f
(x',y')は(1)式からただちに75と算出される。し
かしながら原画像の特徴をよく考えてみると、斜め左下
45度方向への流れがあり、点(x+1,y)、点(x,y+1)、点
(x',y')がいずれもこの流れの中にあって、f(x+1,y)、f
(x,y+1)がともに100なのであるから、f(x',y')も1
00となるべきである。しかしf(x',y')=75とされるこ
とで、斜線の滑らかさが損なわれることになる。これが
ジャギーの発生である。
【0007】そこで特開平8−274983に示される
方法を用いてみる。この方法によれば、まず、(数
2)、(数3)という2式により、斜めに向かい合う画
素の差分(の絶対値)をとる。
【0008】
【数2】
【0009】
【数3】
【0010】次に、(数4)、(数5)を用いて、ps、
ptという2つの量を求める。
【0011】
【数4】
【0012】
【数5】
【0013】これは左下および右下いずれの方向に斜線
が走っているか、つまり斜線の方向の相関を表す量であ
る。
【0014】f(x',y')はアフィン変換の式(数1)を変
形した、次の式(数6)で求められる。
【0015】
【数6】
【0016】これら(数2)から(数6)式により実際
にf(x',y')を求めると、ds=100、dt=0、ps=0、pt=1から
f(x',y')=100となり、確かに図7のような例においては
斜めジャギーが改善される。
【0017】ところが、上記の方法は、斜線の角度が4
5度の時は効果があるが、45度以外の角度の斜線に対
しては効果が無い。このことを、図8を用いて簡単に説
明する。
【0018】図8は図7と異なり、斜線の角度が水平に
近くなっている。補間により求める点は、原画像の点
(x,y)からx方向にα=0、y方向にβ=0.5だけ離れている
ものする。原画像の特徴を見てみると、f(x',y')は輝度
100の斜線の流れの中に位置するのであるから、f(x'
y')=100となるべきである。しかしながら(数2)から
(数6)式によりf(x',y')を求めると、ds=100、dt=10
0、ps=0.5、pt=0.5、したがってf(x',y')=50となり、斜
めジャギーが生じてしまう。この原因は、psとptとがと
もに0.5となっていることからも分かるように、特開平
8−274983に示される方法では斜線が一体どちら
の方向に向いているのかが判定できないからである。
尚、通常のアフィン変換の式(数1)でも同様にf(x',
y')=50となる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の方
法では、斜線あるいは物体の輪郭の角度が45度である
場合はジャギーが発生しないような変換が可能である
が、それ以外の角度では斜線がどの方向であるのかが不
明であり、適切な補間ができず、ジャギーが発生してし
まう。
【0020】本発明は前記課題に鑑み、45度以外の角
度の斜線あるいは輪郭に対しても、その角度を適切に判
断し、適切な方向へ補間処理を行うことを可能にする画
素数変換装置を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の画素数変換装置は、原画像を2値化するた
めの2値化手段と、2値化画像から画像中の物体の輪
郭、あるいは線の方向を判断する方向判定手段と、判定
された方向へ補間処理を行う画像の補間手段により、原
画像が有する輪郭線の特徴を捉えて、これに対して忠実
に補間処理を行うことで、45度以外の角度の斜線ある
いは輪郭に対しても、ジャギーの発生しない画素数変換
を行うことを特徴としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態に
ついて、図1、図2、図3、図4を用いて説明する。話
を簡単にするために画像は単色とするが、3原色カラー
画像の場合は本装置を3つ使用すればよい。
【0023】図1は、ディジタルデータとして入力され
る原画像を2値化し、2値化画像から原画像に含まれる
斜め成分の方向を判定し、その斜め方向へ補間処理を行
う画素数変換装置である。図1の2値化回路1によって
原画像を2値化する。2値化は図2のようにバンドパス
フィルターを用いたり、あるいはハイパスフィルターを
用いて構成する。これについては後で詳しく説明する。
【0024】方向判定回路2は2値化された画像から、
画像に含まれる斜線や、物体における斜めの輪郭の角度
を数値化するためのものである。本実施例では斜線の角
度の種類は水平方向に対して左下22.5度、左下45
度、右下45度、右下22.5度の4種類とする。線の
角度としては斜線では無く、水平な線あるいは垂直な線
も当然存在するので、上記の4種類に加えて、斜め以外
の状態も含めると、角度の種類は5種類となり、状態を
表すのに3ビット必要となる。
【0025】補間回路3は方向判定回路2の出力(3ビ
ット)に応じて、画素を補間するものであり、ここでは
単純な内分処理を行うものとする。これについても後で
詳しく説明する。
【0026】次に図2を用いて2値化回路1の構成例を
説明する。図2において、フリップフロップ4〜7およ
び加算器8はバンドパスフィルターを構成している。フ
ィルターの演算が2の補数で行われる場合、加算器8の
出力値の最上位ビットはいわゆる符号ビットである。こ
の符号ビットを以って、2値化された画像データとす
る。
【0027】2値化する方法としては、例えば原画像の
ビット幅が8ビットである場合、中央値である128、
あるいは128以外の適当なしきい値を決め、画像デー
タがそのしきい値よりも大きいか、あるいは小さいかに
よって、2値化するという手段もあるが、画像全体が暗
い場合、あるいは全体が明るい場合は、この方法は適切
ではない。バンドパスフィルターではなく、画像データ
のDC(直流)成分をカットするという意味でハイパス
フィルターを用いても構わないが、バンドパスフィルタ
ーであれば高域もカットされるため、ノイズが抑制され
るという効果も上げられる。なぜなら、ノイズの周波数
は一般的に高いからである。
【0028】画像全体、もしくは適当な領域の画像デー
タの平均値を求め、これをしきい値として2値化する方
法も考えられるが、これはハイパスフィルターに他なら
ない。なぜならば、平均を求める処理はすなわちローパ
スフィルターであり、これを原画素から減ずるのである
から高域成分が得られる。
【0029】次に図3を用いて方向判定回路2について
説明する。行列9〜11は、複数の斜線の特徴を0と1
のパターンで表した行列で、本例では2行5列の行列と
する。行列9の1行目は0,0,0,0,1であり、2行目は0,
0,1,1,1であるが、これは水平方向に対して左下方向に
角度22.5度の斜めな輪郭を持つ物体を2値で表し、
その一部分(水平5×垂直2)を切り抜いたものであ
る。同様に行列10は右下方向に角度22.5度の斜め
な輪郭を持つ物体を2値で表したものである。
【0030】行列9は、実際には必ずしも2行5列のデ
ータを行列の形で格納せずともよい。図3にもあるよう
に、1行目の0,0,0,0,1と2行目の0,0,1,1,1を1行10
列に展開すると、10ビットの2進数とみなすことがで
きるが、その2進数の値を格納する。すなわち、行列9
の場合は1行10列に展開すると0000100111であるか
ら、値は16進数表示で027となる。同様に行列10に
は21Cというような値を格納する。行列の数は斜線を判
定するに足るだけの種類を用意しておく。
【0031】図3のn×m抽出回路12は、2値化され
た画像のうち、n×m部分(n、mは2以上の整数)を
抽出するものであり、本例の場合は行列9〜11と同じ
サイズの2行5列、言い換えると水平5画素×垂直2画
素を抽出する。実際の構成には、画像メモリを使用する
ことになるが、2値化画像はビット幅が1ビットである
ため、極めて小規模な画像メモリで充分である。
【0032】抽出された2行5列の2値化画像は、上記
の行列9で説明したのと同様に、1行10列のビット列
に直せば、10ビット幅の数値を表すこととなる。
【0033】図3の一致判定回路13は、行列9の出力
値(10ビット幅の定数値)と、n×m抽出回路12の
出力値(これも10ビット幅だが、こちらは変数)をビ
ット毎に比較し、全ビットが一致するか、もしくは全ビ
ットが不一致であれば1を出力し、それ以外の場合は0
を出力する。全ビットが不一致であるということは、比
較する行列のパターンと2値化画像とは、1と0とが反
転しているだけでパターン自体は一致するからである。
【0034】一致判定回路のうちいずれか1つ(例えば
一致判定回路13)の出力が1ならば、他の一致判定回
路(一致判定回路14や15)は、行列9や10などの
内容が同じでない限り、必ず0である。
【0035】方向決定回路16は、各一致判定回路の結
果から、斜線の角度を判定して、それを3ビットの数値
として出力する。3ビットの出力値は、例えば、斜線の
角度が水平方向に対して左下22.5度のときは1、左
下45度のときは2、右下45度のときは3、右下2
2.5度のときは4、それ以外のときは0とする。例え
ば一致判定回路13の出力が1のとき、これに対応する
行列9は左下22.5度の斜めをパターン化したもので
あるから、方向判定16の出力は1となる。同様に、一
致判定回路14の出力が1のときは、これに対応する行
列10は右下22.5度の斜めをパターン化したもので
あるから、方向判定16の出力は4となる。
【0036】次に図4を用いて補間回路3について説明
する。図4において、x,yはそれぞれ原画像の座標を表
し、ともに整数である。f(x-2,y),f(x-1,y)などはそれ
ぞれの座標における原画像の輝度を表す。(x',y')は(x,
y)から水平方向にα、垂直方向にβだけ離れた補間点の
座標であり、f(x',y')はその輝度である。
【0037】以下の説明において、α=0、βは0以上1
未満とする。まず方向判定回路2の出力値が0の場合で
あるが、このときは補間しようとしている点の周囲が斜
線では無いと判定されるため、f(x,y)とf(x,y+1)の間の
単純な補間を(数7)を用いて行う。
【0038】
【数7】
【0039】次に方向判定回路2の出力値が1の場合
は、補間しようとしている点の周囲が左下22.5度の
斜線であると判定されるため、(x',y')を含む左下2
2.5度の方向への補間を行う。そのために、図4のよ
うに(x',y')を含む左下22.5度の斜線を引く。次に
水平線yと前記斜線との交点(x'',y)の輝度f(x'',y)を、
f(x,y)とf(x+1,y)間の補間(数8)により求める。
【0040】
【数8】
【0041】βが0.5以上1未満のときは、点(x'',
y)が(x+1,y)と(x+2,y)の間に位置することになるので、
(数7)を用いてf(x'',y)を算出する。
【0042】
【数9】
【0043】同様に水平線y+1と、(x',y')を含む左下2
2.5度の斜線との交点(x''',y+1)の輝度f(x''',y+1)
を補間により求めると、以下の(数10)、(数11)
のようになる。
【0044】
【数10】
【0045】
【数11】
【0046】最後に(数8)式または(数9)式から求
めたf(x'',y)と、(数10)式または(数11)式から
求めたf(x''',y+1)から、以下のように(数12)を用
いてf(x',y')を求める。
【0047】
【数12】
【0048】次に方向判定回路2の出力値が2の場合、
すなわち左下45度と判定された場合であるが、この場
合も上記と同様に、まずは(x',y')を含む左下45度の
斜線を引き、水平線yと交わる点(x'',y)の輝度f(x'',y)
と、水平線y+1と交わる点(x''',y+1)の輝度f(x'',y+1)
とを、それぞれ(数13)、(数14)を用いて求め
る。
【0049】
【数13】
【0050】
【数14】
【0051】そして、f(x',y')を求めるのであるが、こ
れは(数12)式でよい。
【0052】次に方向判定回路2の出力値が3の場合、
すなわち右下45度と判定された場合も同様に、まずは
(x',y')を含む右下45度の斜線を引き、水平線yと交わ
る点(x'',y)の輝度f(x'',y)と、水平線y+1と交わる点
(x''',y+1)の輝度f(x'',y+1)とを、それぞれ(数1
5)、(数16)を用いて求める。
【0053】
【数15】
【0054】
【数16】
【0055】f(x',y')を求める式は(数12)式でよ
い。
【0056】最後に方向判定回路2の出力値が4の場
合、すなわち右下22.5度と判定された場合も同様
に、まずは(x',y')を含む右下22.5度の斜線を引
き、水平線yと交わる点(x'',y)の輝度f(x'',y)と、水平
線y+1と交わる点(x''',y+1)の輝度f(x'',y+1)を求め
る。(数17)〜(数20)
【0057】
【数17】
【0058】
【数18】
【0059】
【数19】
【0060】
【数20】
【0061】f(x',y')を求める式は(数12)式でよ
い。
【0062】次に図5を用いて、補間の実例を説明す
る。図5の上半分は、従来の技術を説明するときに用い
た図8と同じ原画像である。補間で求める点は点(x,y)
から垂直方向に0.5だけはなれた点(x',y')とする。
【0063】補間点(x',y')は原画像のf(x+1,y)とf(x-
1,y+1)を通る左下22.5度の斜線の線上にあるため、
f(x',y')=100となるべきである。しかしながらすでに述
べたように、従来の技術ではf(x',y')=50であった。
【0064】原画像に対して2値化回路1によって2値
化を行うと、図5の下半分のような0と1のパターンと
なる。これは原画像が持つ左下22.5度斜線の特徴が
そのまま残っている。次にこの2値化パターンのうち、
図5に示された長方形Aで囲まれた水平5画素×垂直2
画素の部分を抽出し、方向判定回路2によって判定を施
すと、長方形で囲まれたパターンは行列9に一致するこ
とが分かる。これにより、方向判定回路2は左下22.
5度と判定し、1を出力する。この方向判定結果が補間
回路3に伝達される。補間回路3では、式(数8)から
(数12)に基づいて補間演算が行われる。本例ではβ
=0.5であるため、まず(数9)式からf(x'',y)=100とな
る。次に(数11)式からf(x''',y+1)=100となり、最
終的に(数12)式からf(x',y')=100となり、ジャギー
は生じない。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の画素数変換装置
によれば、原画像を2値化し、2値化された画像から補
間すべき方向を判定し、判定結果に基づいて補間すべき
方向へ補間処理を行うことで、ジャギーの無い補間画像
が得られる画素数変換装置を提供することが可能とな
る。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画素数変換装置の
構成図
【図2】本発明の実施の形態における2値化回路1の構
成図
【図3】本発明の実施の形態における方向判定回路2の
構成図
【図4】本発明の実施の形態における補間方法を説明す
るための図
【図5】本発明の実施の形態における補間の実例を示す
【図6】通常のアフィン変換による補間を示す図
【図7】従来の技術による補間を説明するための図
【図8】従来の技術による補間を説明するための図
【符号の説明】
1 2値化回路 2 方法判定回路 3 相関回路 4〜7フリップフロップ 8加算器 9〜11 行列 12 n×m抽出回路 13〜15 一致判定回路 16 方向決定回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を2値化して2値化画像を生成す
    る2値化手段と、前記2値化画像と所定の複数の2次元
    パターンとを照合することにより、前記原画像に含まれ
    る斜め成分の方向を判定する方向判定手段と、前記斜め
    成分の方向をもとに前記原画像に対して補間処理を行う
    補間手段とを具備することを特徴とする画素数変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記2値化手段は、前記原画像の高域成
    分あるいは中域成分を抽出することにより前記2値化画
    像を生成することを特徴とする請求項1記載の画像数変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記方向判定手段は、n行m列の前記複
    数の2次元パターンを発生する複数の行列と、前記2値
    化画像を記憶し前記2値化画像の一部分であるn行m列
    の画像データを取り出すn×m抽出手段と、前記n行m
    列の画像データと前記複数の行列とを比較し一致するか
    どうかを判定する一致判定手段と、前記一致判定手段の
    出力をもとに前記原画像に含まれる斜め成分の方向を決
    定する方向決定手段とを具備することを特徴とする請求
    項1記載の画素数変換装置。
  4. 【請求項4】 前記補間手段は、補間により生成する新
    たな画素の座標と前記斜め成分の方向とをもとに斜線を
    求め、前記新たな画素に縦方向に隣接する2つの画素の
    各々を通る2つの横方向の直線と前記斜線との交点の画
    素をそれぞれ横方向の補間により求め、得られた2つの
    前記交点の画素から前記新たな画素を補間により算出す
    ることを特徴とする請求項1記載の画素数変換装置。
  5. 【請求項5】 画像の補間処理において、原画像を2値
    化処理して2値化画像を生成し、前記2値化画像の一部
    分と所定の複数の2次元パターンと照合することによ
    り、前記原画像に含まれる斜め成分の方向を判定し、前
    記斜め成分の方向をもとに前記原画像に対して補間処理
    を行うことを特徴とする画像数変換方法。
  6. 【請求項6】 前記2値化画像は、前記原画像の高域成
    分あるいは中域成分を抽出することにより生成されるこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像数変換方法。
  7. 【請求項7】 前記斜め方向の判定は、前記2値化画像
    の一部分であるn行m列の画像データと、n行m列の前
    記複数の2次元パターンを有する複数の行列とを比較す
    ることにより、前記原画像に含まれる斜め成分の方向を
    決定することを特徴とする請求項5記載の画素数変換方
    法。
  8. 【請求項8】 前記補間処理は、補間により生成する新
    たな画素の座標と前記斜め成分の方向とをもとに斜線を
    求め、前記新たな画素に縦方向に隣接する2つの画素の
    各々を通る2つの横方向の直線と前記斜線との交点の画
    素をそれぞれ横方向の補間により求め、得られた2つの
    前記交点の画素から前記新たな画素を補間により算出す
    ることを特徴とする請求項5記載の画素数変換方法。
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