JP2013191301A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストを抑えつつより広い領域を照明可能な発光装置を提供する。
【解決手段】 本発明の発光装置A1は、光源2と、光源2を支持する基板1と、表面31と裏面32とを有し、光源2からの光を反射するシート部材3と、を備えている。シート部材3の裏面32は、基板1に接する第1の領域321と、基板1と離間する第2の領域322とを有している。このような構成によれば、基板1はシート部材3の第1の領域321と接していればよく、シート部材3の全域を支持している必要がない。このため、基板1をシート部材3よりも小さくすることが可能である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、たとえば画像表示装置のバックライトとして使用可能な発光装置に関する。
たとえばテレビジョンやパーソナルコンピュータには、液晶パネルと、液晶パネルを照明するための発光装置とが組み込まれている。従来、このような発光装置として、たとえば冷陰極蛍光ランプ(CCFL)が用いられていた。近年、CCFLと比較して消費電力の少ない発光ダイオード(LED)を光源とするものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来の発光装置を説明するための図である。図に示す発光装置X1は、基板91、基板91に支持される発光素子92、発光素子92からの光を屈曲させる光学部品93、および、光学部品93が出射する光を反射するシート部材94を備えている。発光素子92は、たとえばLEDであり、図中上下方向に沿う光軸LXを中心とする光束を出射する。光学部品93は、たとえば透明な樹脂製であり、発光素子92が出射する光束をより広い範囲に拡散させる。発光素子92から出射された光束の一部は、光学部品93内で反射されて図中下方へ出射される。光学部品93から下方に出射される光は、シート部材94の表面941によって図中上方に向けて反射される。シート部材94は、たとえば光反射率が比較的高いポリエチレンテレフタレート(PET)製であり、図9に示すように、裏面942の全域が基板91に接するように設置されている。このように比較的大きな面積を有するシート部材94からの反射光を利用することにより、発光装置X1は光源である発光素子92が単独で照明可能な範囲よりも広い領域を照明する。
しかしながら、発光装置X1の構成によれば、照明可能な領域を拡大しようとするとき、シート部材94およびそれを支持する基板91の大型化を避けることが困難である。一方で、原料費を抑え、製造コストの削減を図るには、より小さな基板91を用いる方が望ましいという事情がある。
特開2011−86569号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、製造コストを抑えつつより広い領域を照明可能な発光装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される発光装置は、光源と、前記光源を支持する基板と、表面と裏面とを有し、前記光源からの光を反射するシート部材と、を備えており、前記シート部材の前記裏面は、前記基板に接する第1の領域と、前記基板と離間する第2の領域とを有していることを特徴とする。
このような構成によれば、前記基板は前記シート部材の前記第1の領域と接していればよく、前記シート部材の全域を支持している必要がない。このため、前記基板を前記シート部材よりも小さくすることが可能である。従って、本発明の構成によれば、前記基板を小型化することにより製造コストを抑えつつ、前記シート部材を大きくすることにより照明可能な領域の拡大を図ることが可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板は、前記光源を支持する主面を有しており、前記主面と直交する第1の方向視において、前記第2の領域と前記基板とが重ならない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1の領域は前記主面に接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1の方向において、前記光源は前記基板の一方側に位置しており、前記第2の領域は、前記第1の方向において前記主面よりも一方側に位置している。
本発明のより好ましい実施の形態においては、前記裏面の前記第2の領域は前記主面に対して傾斜している。
本発明のより好ましい実施の形態においては、前記第2の領域は、前記主面に対して第1の傾斜角度で傾斜する第1の傾斜部と、前記主面に含まれる第2の方向において前記第1の傾斜部よりも前記光源から遠い位置に位置し、かつ、前記第1の傾斜角度よりも大きな第2の傾斜角度で前記主面に対して傾斜する第2の傾斜部とを有している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記光源は、前記第1の方向に光を出射する発光素子と、前記発光素子からの光を前記シート部材の前記表面に向けて屈曲させる光学部品と、を備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記光学部品は、前記第1の方向に対して第1の角度だけ傾斜する入射光を前記第1の方向に対して前記第1の角度よりも大きな第2の角度だけ傾斜する出射光として出射する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記光源は、前記第1の方向に光を出射する複数の発光素子と、複数の光学部品とを備えており、前記各光学部品は、前記複数の発光素子のいずれかからの光を前記シート部材の前記表面に向けて屈曲させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記各光学部品は、前記第1の方向に対して第1の角度だけ傾斜する入射光を前記第1の方向に対して前記第1の角度よりも大きな第2の角度だけ傾斜する出射光として出射する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主面は長矩形状に形成されており、前記複数の発光素子は、前記主面の長手方向に沿って配列されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数の発光素子は、前記長手方向に沿って一列に配列された複数の第1の発光素子と、前記主面の短手方向において前記第1の発光素子と離間する位置に、前記長手方向に沿って一列に配列された複数の第2の発光素子と、を含んでいる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数の第1の発光素子は、前記長手方向に隣り合う1対の第1の発光素子を含んでおり、前記複数の第2の発光素子のいずれかは、前記1対の第1の発光素子の間に位置している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2の領域は、前記主面の短手方向において、前記第1の領域と隣り合っている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シート部材には開口部が形成されており、前記発光素子は前記開口部内に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基板は、前記シート部材よりも高い剛性を有する基材と、前記基材に積層される金属層とを備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基材はアルミニウム製である。
本発明の別の好ましい実施の形態においては、前記基材はセラミック製である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記シート部材は樹脂製である。
本発明の別の好ましい実施の形態においては、前記シート部材は、前記裏面を有する樹脂層と、前記樹脂層に積層され、前記表面を有する金属層とを有している。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1の実施形態に基づく発光装置を示す平面図である。 図1に示す発光装置の一部を省略した平面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図3のIV−IV線に沿う要部断面図である。 図4の一部を拡大した図である。 本発明の第2の実施形態に基づく発光装置を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に基づく発光装置を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に基づく発光装置を示す要部断面図である。 従来の発光装置の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5には、本発明の第1の実施形態に基づく発光装置を示している。図1〜図5に示す発光装置A1は、基板1と、基板1に支持される光源2と、基板1に支持されるシート部材3とを備えている。発光装置A1は、たとえば液晶モニタの筐体内に組み込まれ、液晶パネルのバックライトとして使用される。この使用状態において、発光装置A1は、図示しない筐体に複数のネジ4を介して固定されている。
図3に示すように、基板1は、z方向を厚み方向とする長板状に形成されており、z方向において互いに反対を向く主面1aおよび底面1bを有している。主面1aはz方向と直交する面となっており、z方向は本発明の請求項で言う第1の方向に相当する。図1および図2に示すように、主面1aはz方向視長矩形状であり、主面1aの長手方向をx方向とし、短手方向をy方向としている。なお、図3では基板1を簡略に示している。
図4に示すように、基板1は、基材11と、基材11に積層された絶縁層12と、絶縁層12に積層された金属層13と、絶縁層12および金属層13に積層された保護層14とを備えている。
基材11は、シート部材3よりも高い剛性を有している。具体的には、基材11は、たとえばアルミニウム製であり、一定の厚みを有する板状に形成されている。基材11は、z方向における図4中下方を向く下面を有しており、この下面が基板1の底面1bとなっている。基材11は、z方向における図4中上方を向く上面11aを有しており、この上面11aに絶縁層12が積層されている。絶縁層12は、たとえばエポキシ樹脂製である。なお、絶縁層12としては、エポキシ樹脂に限らず、たとえばガラスを用いることもできる。
なお、基材11の一面をエポキシ樹脂で覆う代わりに、基材11の一面に絶縁処理を施してもよい。具体的には、基板11の上面11aに対してアルマイト処理を行えばよい。
導電層13は、光源2への電力供給を行うための配線であり、たとえば無電解メッキ法によりz方向に積層された複数の金属層からなる。図4および図5に示す例では、導電層13は、絶縁層12に直接積層された銅からなる金属層131、金属層131に直接積層されたニッケルからなる金属層132、および、金属層132に直接積層された金からなる金属層133を有している。
保護層14は、たとえば白色または無色透明なエポキシ樹脂製であり、z方向における図4中上方を向く面を有している。この面が基板1の主面1aとなる。保護層14は、導電層13を保護するとともに、平滑な主面1aを提供する。保護層14には導電層13の一部を露出させる開口部141が形成されている。
図2に示すように、基板1には、複数のネジ4を通すための複数のネジ通し孔15が形成されている。なお、図2では、ネジ4を省略している。図2に示す例では、基板1のy方向図中上下の各側縁に、4個のネジ通し孔15がx方向に沿って配列されている。上下のネジ通し孔15のx方向における位置は互いにずれている。
図1に示すように、光源2は、2点鎖線で示した第1の軸線Laに沿って配列された複数の第1の発光部2Aと、2点鎖線で示した第2の軸線Lbに沿って配列された複数の第2の発光部2Bとを備えている。第1の軸線Laおよび第2の軸線Lbはともにx方向に沿っており、y方向において互いに離間している。図3に示すように、光源2は基板1のz方向における図中上方側に位置している。各第1の発光部2Aは、第1の発光モジュール21Aと、第1の光学部品22Aとを備えている。各第2の発光部2Bは、第2の発光モジュール21Bと、第2の光学部品22Bとを備えている。
図5には、第1の発光モジュール21Aを拡大して示している。第1の発光モジュール21Aは、LEDチップ211、シリコンからなるサブマウント基板212、接合部材213,214、1対のワイヤ215、リフレクタ216、蛍光樹脂217、および、白色樹脂218を備えている。第1の発光モジュール21AのLEDチップ211は、本発明の請求項で言う発光素子あるいは第1の発光素子に相当する。
LEDチップ211は、GaNからなるn型半導体層、活性層およびp型半導体層が積層された構造を有しており、たとえば青色光を発する。LEDチップ211は、図5における上方側に1対の電極211a,211bを有している。本実施形態では、LEDチップ211は接合部材213を介してサブマウント基板212に固定さている。接合部材213としては、たとえば銀ペーストや樹脂製の接着剤を用いることができる。なお、この例に限らず、LEDチップ211とサブマウント基板212とが一体となっているものを用いてもよい。サブマウント基板212に、GaNからなるn型半導体層、活性層およびp型半導体層を積層することにより、LEDチップ211とサブマウント基板212とを一体的に形成可能である。
サブマウント基板212は、接合部材214を介して基板1に固定されている。接合部材214としては、たとえば銀ペーストや樹脂製の接着剤を用いることができる。より具体的には、サブマウント基板212は、導電層13の開口部141によって露出される部分に固定されている。
図5に示すように、導電層13は、開口部141によって露出される範囲内に、互いに絶縁された1対のパッド部13a,13bを有している。1対のワイヤ215の一方は、電極211aとパッド部13aとを接続しており、他方は電極211bとパッド部13bとを接続している。1対のワイヤ215はたとえば金線である。
リフレクタ216は、LEDチップ211からの光をより多くz方向へと進行させるためのものであり、たとえば液晶ポリマまたはポリブチレンテレフタレートなどの白色樹脂からなる。リフレクタ216は、z方向視矩形状であり、第1の発光モジュール21Aの外形の大部分を構成している。リフレクタ216にはz方向矩形状の開口216aが形成されている。開口216aの内面はLEDチップ211を囲んでおり、z方向において図5中上方ほどx方向においてLEDチップ211から遠ざかるように傾斜している。蛍光樹脂217および白色樹脂218はリフレクタ216の開口216aを充填している。
蛍光樹脂217は、白色樹脂218上に積層されており、LEDチップ211を覆っている。蛍光樹脂217は、たとえば透明なエポキシ樹脂に蛍光材料が混入された材質からなる。この蛍光材料は、たとえばLEDチップ211からの青色光によって励起されることにより黄色光を発する。LEDチップ211からの青色光と上記蛍光材料からの黄色光とが混色することにより、第1の発光モジュール21Aからは白色光が発せられる。なお、上記蛍光材料に代えて、青色光によって励起されることにより赤色光を発する蛍光材料と緑色光を発する蛍光材料とを合わせて用いてもよい。
白色樹脂218は、たとえば白色のエポキシ樹脂などLEDチップ211からの光に対して不透明であり、かつサブマウント基板212よりも高反射率である材質からなる。図5に示すように、白色樹脂218は、サブマウント基板212の側面の大部分を覆っている。
第1の発光モジュール21Aは、LEDチップ211がz方向に向けて光を出射するように設置されている。なお、LEDチップ211は単一の方向にのみ光を発するわけではなく、様々な方向に光を発する。LEDチップ211からの立体的な出射光束の中心における光の進行方向をLEDチップ211の光軸Lzと定義する。なお、本明細書において、LEDチップ211がz方向に向けて光を出射するというのは、LEDチップ211の光軸Lz(図4中2点鎖線)がz方向に沿っており、LEDチップ211がz方向を中心とする光束を出射することを指す。
第1の光学部品22Aは、透明な合成樹脂材料用いて射出成形により一体成形される。第1の光学部品22Aを形成するための合成樹脂材料としては、たとえばPMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PC(ポリカーボネート)、COP(シクロオレフィンポリマー)が適当である。
図1に示すように、各第1の光学部品22Aは、z方向視略円形である。図4に示すように、第1の光学部品22Aは、第1の発光モジュール21Aからの光を取り込む入射面221と、取り込んだ光を拡げて出射させる出射面222と、z方向図中下方に突出する複数の支持脚223とを備えている。支持脚223は、たとえば図示しない接着剤を介して主面1aに固定されている。
図4には、第1の発光モジュール21Aが出射した光の進路の一例を細実線で示している。この光は、z方向に対して第1の角度e1だけ傾斜する入射光として入射面221から取り込まれる。この光は、入射面221で取り込まれた後、第1の光学部品22A内を進行し、z方向に対して第2の角度e2だけ傾斜する出射光として出射面222から出射される。第2の角度e2は第1の角度e1よりも大きな角度である。第1の発光モジュール21Aから出射される光の大部分は、第1の光学部品22Aを通過し、このような進路の修正を受ける。第1の光学部品22Aの側方から出射される光の中にはz方向と直交するx,y方向に進む光や、z方向において図中下方に進む光もある。
各第2の発光部2Bは、第1の発光部2Aと同じ構成を備えている。すなわち、第2の発光部2Bは、第1の発光モジュール21Aと同じ構成の第2の発光モジュール21Bと、第1の光学部品22Aと同じ構成の第2の光学部品22Bとを備えている。第2の発光モジュール21BのLEDチップ211は本発明の請求項で言う第2の発光素子に相当する。第2の発光部2Bの各部については説明を省略する。
図2では、第1の光学部品22Aおよび第2の光学部品22Bを省略している。図2に示すように、LEDチップ211を内蔵する第1の発光モジュール21Aは第1の軸線Laに沿って一列に配列されており、第2の発光モジュール21Bは第2の軸線Lbに沿って一列に配列されている。第2の発光モジュール21Bも第1の発光モジュール21Aと同様にLEDチップ211を内蔵している。
図2に示すように、複数の発光モジュール21Aは、x方向に隣り合う1対の発光モジュール21Aを含んでおり、発光モジュール21Bの1つがこれら1対の発光モジュール21Aの中間に位置している。より具体的には、複数の発光モジュール21Aは一定の間隔d1で配列されており、複数の発光モジュール21Bも同じ一定の間隔d1で配列されている。発光モジュール21Bの列は、発光モジュール21Aの列に対して距離d1/2だけずれている。このため、任意の隣り合う1対の発光モジュール21Aが、複数の発光モジュール21Bのいずれか1つをx方向において挟み込む配置となっている。
シート部材3は、互いに反対を向く表面31と裏面32とを有しており、光源2からの光を反射するように構成されている。具体的には、シート部材3は、光反射特性に優れた樹脂からなり、厚さ0.1〜0.3mm程度に形成されている。シート部材3の材質として好ましいものは、たとえば、PET(ポリエチレンテレフタレート)である。このシート部材3は、自重により変形しない程度の剛性を有している。本実施形態では、シート部材3は白色に着色されている。
図1および図2に示すように、シート部材3は、z方向視矩形状に形成されている。シート部材3のx方向寸法は、基板1のx方向寸法と同じか僅かに長く、y方向寸法は基板1のy方向寸法よりも長くなっている。シート部材3のy方向における中央には、x方向に延びる帯状の開口部33が形成されている。開口部33はz方向視長矩形状である。開口部33のx方向寸法は基板1のx方向寸法よりも短く、開口部33のy方向寸法は基板1のy方向寸法よりも短くなっている。シート部材3は、開口部33の外形を成す矩形が、基板1の外形を成す矩形(図1中破線)の内側に位置するように設置されている。本実施形態では、図2に示すように、シート部材3には2つのネジ通し孔34が形成されている。各ネジ通し孔34はネジ通し孔15と重なる位置に設けられている。発光装置A1を図示しない筐体に固定する際には、各ネジ通し孔34をネジ4が挿通する。
図3に示すように、シート部材3は表面31がz方向において主面1aと同じ側を向くように、主面1aに支持されている。シート部材3の裏面32は、基板1に接する第1の領域321と、基板1と離間する第2の領域322とを有している。第1の領域321は基板1の主面1aに接している。第2の領域322はz方向視において基板1と重ならず、かつ、z方向において主面1aよりも図3中上方側に位置している。
シート部材3は、y方向における中央に位置する開口部33が基板1と重なるように配置されている。このため、シート部材3のうち、開口部33を囲む枠状の部分の裏面32が第1の領域321となる。図3に示すように、第2の領域322は、この第1の領域321および基板1を間に挟んで図中左右に展開している。第2の領域322は、y方向において第1の領域321と隣り合っている。また、第1の領域321は、第2の領域322に比べて狭くなっている。
本実施形態では、図3に示すように、シート部材3が湾曲した状態となっている。なお、シート部材3の中央部はネジ4によって基板1に押さえつけられるため、主面1aに沿う平坦な形状となっており、湾曲するのは図中左右に突き出す部分である。換言すれば、裏面32の第2の領域322は主面1aに対して傾斜する曲面となっている。具体的には、第2の領域322はy方向において光源2から遠ざかるほど、z方向において主面1aから遠ざかるように傾斜している。シート部材3の構造上、表面31は裏面32と同様に傾斜する。
本実施形態のシート部材3では、y方向において光源2から遠い位置ほど、表面31および裏面32が主面1aに対して大きく傾斜している。図3には、第2の領域322の主面1aに対する傾斜角の変化を説明するために、第1の傾斜部P1および第2の傾斜部P2を例示している。第2の傾斜部P2は第1の傾斜部P1よりも光源2から遠い位置に位置している。第1の傾斜部P1は主面1aに対して第1の傾斜角度r1で傾斜し、第2の傾斜部P2は第1の傾斜角度r1よりも大きな第2の傾斜角度r2で主面1aに対して傾斜する。第2の領域322は、このような第1の傾斜部P1および第2の傾斜部P2を有しており、光源2から遠い位置ほど、主面1aに対して大きく傾斜している。
次に、発光装置A1の作用について説明を行う。
上述したように、発光装置A1では、光学部品22Aの作用により、各第1の発光部2Aから、水平方向(y方向)に進む光や、図3中下方に戻る光が生じる。各第2の発光部2Bでも同様である。本実施形態の発光装置A1は、主面1aと対向するように図3中上方に配置される図示しない液晶パネルを照明するためのものであり、水平方向に進む光や下方に戻る光はそのままでは用をなさない。シート部材3は、これらの光を図3中上方に反射し、液晶パネルに到達させるために設けられている。より大きなシート部材3を設けることにより、発光装置A1が照明可能な領域を拡大することができる。また、図3に示すように、各光源2から側方に出射される光は水平方向に進む成分を含んでおり、シート部材3によって反射された後もある程度水平方向に進むことになる。このことはシート部材3によって反射される光が、水平方向において光源2から遠い位置まで到達することを意味し、照明可能な領域を拡大する上で望ましいことである。
たとえば、シート部材3の大きさを、発光装置A1が照明する液晶パネルと同じ大きさにすれば、液晶パネルをより望ましい形で照明することができる。しかしながら、従来の発光装置X1(図9参照)のように、基板91がシート部材94の全体を支持する構成のまま、シート部材94を大きくすると、基板91も大きくしなければならなくなる。本実施形態の発光装置A1では、シート部材3の裏面32のうち、比較的狭い第1の領域321が基板1の主面1aに接しており、比較的広い第2の領域322がz方向視において主面1aと重ならないようになっている。換言すると、発光装置A1では、シート部材3の大部分が基板1から離間し、一部のみが基板1に支持される構成を採用している。このため、発光装置A1では、シート部材3の大きさに合わせて基板1を大型化する必要がなく、光源2を支持可能な範囲内で小型化を図ることが可能となっている。基板1の小型化は製造コストの削減を図る上で望ましいことである。従って、発光装置A1は、基板1を小型化することにより製造コストを抑えつつ、シート部材3を大きくすることにより照明可能な領域の拡大を図ることが可能である。
本実施形態では、シート部材3の表面31および裏面32が主面1aに対して傾斜している。発光装置A1は、液晶パネルを照明する目的で設置されているため、シート部材3は液晶パネルの範囲外にまで光を反射する必要がない。シート部材3の表面31を図3に示すように傾斜させておくと、表面31を傾斜させない場合に比べて、表面31による反射光が水平方向に変位しにくくなる。すなわち、シート部材3の傾斜は、照射する必要のない遠方にまで進む光を減らし、液晶パネルに向かう光を増やす効果がある。この効果をより適切に発揮させるため、本実施形態では、シート部材3の表面31および裏面32の主面1aに対する傾斜角度がy方向において光源2から遠い位置ほど大きくなっている。
図6〜図8は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図6は、本発明の第2の実施形態に基づく発光装置を説明するための図である。図6に示す発光装置A2は、シート部材3が湾曲しておらず、直板状に形成されている点で発光装置A1と異なっており、その他の構成は発光装置A1と同様である。
このような構成によれば、表面31および裏面32が傾斜している場合と比較して、水平方向(y方向)のより遠くまで光を反射することができるため、たとえば、シート部材3が照明対象と比較して小さい場合に有効である。また、シート部材3の剛性が比較的高く、湾曲させるのが困難な場合もこのような構成とするのが適切である。
図7は、本発明の第3の実施形態に基づく発光装置を説明するための図である。図7に示す発光装置A3は、シート部材3が樹脂層301および金属層302を有している点で発光装置A2と異なっており、その他の構成は発光装置A2と同様である。
金属層302は樹脂層301の一方の面(図7中上面)に積層されており、光源2からの光を反射する。樹脂層301の他方の面(図7中下面)は、シート部材3の裏面32である。金属層302の樹脂層301に直接接しない方の面(図7中上面)は、シート部材3の表面31である。なお、金属層302は、たとえば銀製であり、樹脂層301に銀を蒸着させることにより形成することができる。
このような構成によれば、シート部材3の大部分を占める樹脂層301は、光を反射する必要がない。このため、発光装置A1,A2におけるシート部材3のように、光反射特性に優れた樹脂を選択する必要がなく、たとえばより安価な樹脂を使用することにより製造コストの削減を図ることができる。
なお、発光装置A1のようにシート部材3が湾曲する構成であってもシート部材3を樹脂層301および金属層302からなる構成は問題なく採用可能である。
図8は、本発明の第4の実施形態に基づく発光装置を説明するための図である。図8に示す発光装置A4は、基材11がセラミック製であり、絶縁層12が設けられていない点で発光装置A1と異なっており、その他の構成は発光装置A1と同様である。
本実施形態では、基材11がセラミック製であるため、絶縁層12を設ける必要がなく、基材11の上面11aに直接導電層13を形成することができる。本実施形態の保護層14は、基材11の上面11aを覆っている。
本発明にかかる発光装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明にかかる発光装置は、種々に設計変更自在である。たとえば、上述の実施形態ではシート部材3が一定の剛性を有し、自重で変形しないものとしているが、シート部材3の剛性がより小さくても構わない。シート部材3の剛性が小さい場合には、たとえば、シート部材3の端部を、発光装置A1〜A4を組み込む筐体に固定することにより、シート部材3の形状を維持することが可能である。
また、たとえば、上述の実施形態では、基板1の主面1aがシート部材3を支持する構成となっているが、基板1の底面1bがシート部材3を支持する構成であってもよい。この場合、シート部材3の表面31および裏面32が上述の実施形態の場合と逆となり、底面1bに接する方が裏面32となる。さらに、シート部材3が発光装置A3に示した例のように、樹脂層301および金属層302からなる場合、金属層302が裏面32を有する構成とすることで光源2からの光を適切に反射することができる。
A1〜A4 発光装置
1 基板
1a 主面
1b 底面
11 基材
11a 上面
12 絶縁層
13 導電層
13a,13b パッド部
14 保護層
15 ネジ通し孔
131,132,133 金属層
141 開口部
2 光源
2A 第1の発光部
2B 第2の発光部
21A 第1のLEDモジュール
21B 第2のLEDモジュール
22A 第1の光学部品
22B 第2の光学部品
211 LEDチップ
212 サブマウント基板
213,214 接合部材
215 ワイヤ
216 リフレクタ
217 蛍光樹脂
218 白色樹脂
221 入射面
222 出射面
223 支持脚
3 シート部材
31 表面
32 裏面
301 樹脂層
302 金属層
321 第1の領域
322 第2の領域
33 開口部
34 ネジ通し孔
4 ネジ

Claims (20)

  1. 光源と、
    前記光源を支持する基板と、
    表面と裏面とを有し、前記光源からの光を反射するシート部材と、
    を備えており、
    前記シート部材の前記裏面は、前記基板に接する第1の領域と、前記基板と離間する第2の領域とを有していることを特徴とする、発光装置。
  2. 前記基板は、前記光源を支持する主面を有しており、
    前記主面と直交する第1の方向視において、前記第2の領域と前記基板とが重ならない、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1の領域は前記主面に接している、請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1の方向において、前記光源は前記基板の一方側に位置しており、
    前記第2の領域は、前記第1の方向において前記主面よりも一方側に位置している、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記裏面の前記第2の領域は前記主面に対して傾斜している、請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記第2の領域は、前記主面に対して第1の傾斜角度で傾斜する第1の傾斜部と、前記主面に含まれる第2の方向において前記第1の傾斜部よりも前記光源から遠い位置に位置し、かつ、前記第1の傾斜角度よりも大きな第2の傾斜角度で前記主面に対して傾斜する第2の傾斜部とを有している、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記光源は、前記第1の方向に光を出射する発光素子と、前記発光素子からの光を前記シート部材の前記表面に向けて屈曲させる光学部品と、を備えている、請求項4ないし6のいずれかに記載の発光装置。
  8. 前記光学部品は、前記第1の方向に対して第1の角度だけ傾斜する入射光を前記第1の方向に対して前記第1の角度よりも大きな第2の角度だけ傾斜する出射光として出射する、請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記光源は、前記第1の方向に光を出射する複数の発光素子と、複数の光学部品とを備えており、
    前記各光学部品は、前記複数の発光素子のいずれかからの光を前記シート部材の前記表面に向けて屈曲させる、請求項4ないし6のいずれかに記載の発光装置。
  10. 前記各光学部品は、前記第1の方向に対して第1の角度だけ傾斜する入射光を前記第1の方向に対して前記第1の角度よりも大きな第2の角度だけ傾斜する出射光として出射する、請求項9に記載の発光装置。
  11. 前記主面は長矩形状に形成されており、
    前記複数の発光素子は、前記主面の長手方向に沿って配列されている、請求項9または10に記載の発光装置。
  12. 前記複数の発光素子は、前記長手方向に沿って一列に配列された複数の第1の発光素子と、前記主面の短手方向において前記第1の発光素子と離間する位置に、前記長手方向に沿って一列に配列された複数の第2の発光素子と、を含んでいる、請求項10に記載の発光装置。
  13. 前記複数の第1の発光素子は、前記長手方向に隣り合う1対の第1の発光素子を含んでおり、
    前記複数の第2の発光素子のいずれかは、前記1対の第1の発光素子の間に位置している、請求項12に記載の発光装置。
  14. 前記第2の領域は、前記主面の短手方向において、前記第1の領域と隣り合っている、請求項11ないし13のいずれかに記載の発光装置。
  15. 前記シート部材には開口部が形成されており、
    前記発光素子は前記開口部内に配置されている、請求項7ないし14のいずれかに記載の発光装置。
  16. 前記基板は、前記シート部材よりも高い剛性を有する基材と、前記基材に積層される金属層とを備えている、請求項1ないし15のいずれかに記載の発光装置。
  17. 前記基材はアルミニウム製である、請求項16に記載の発光装置。
  18. 前記基材はセラミック製である、請求項16に記載の発光装置。
  19. 前記シート部材は樹脂製である、請求項1ないし18のいずれかに記載の発光装置。
  20. 前記シート部材は、前記裏面を有する樹脂層と、前記樹脂層に積層され、前記表面を有する金属層とを有している、請求項1ないし18のいずれかに記載の発光装置。
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