JP2013191149A - 勤務管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のスケジュール管理システムに登録された作業の内容や時間などの情報を、勤務管理システムに登録される情報の候補として表示することで、ユーザーの利便性を向上する。
【解決手段】スケジュール情報が格納されるスケジュール情報記憶手段と、勤務状態を示す勤務管理情報の作成に必要な変換情報が予め格納された変換情報記憶手段と、勤務管理情報が格納される勤務管理情報記憶手段と、スケジュール情報をスケジュール情報記憶手段に格納するスケジュール情報格納手段と、スケジュール情報と変換情報記憶手段に格納された変換情報とに基づいて、選択情報を作成する選択情報作成手段と、作成された選択情報を表示する選択情報表示手段と、選択情報の中からユーザーが選択した情報を受付ける選択情報受付手段と、選択情報を勤務管理情報に追加する勤務管理情報追加手段と、勤務管理情報を勤務管理情報記憶手段に格納する手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業の内容や作業に要した時間を管理するための勤務管理システムに関する。
従来、ユーザーの日々の業務において、打ち合わせや作業が発生した場合、その内容や時間などの情報をスケジュール管理システムに予定として登録する。そして、ユーザーは登録された予定が終了した後、行われた打ち合わせの内容や作業の内容、打ち合わせや作業に要した時間などの情報を勤務管理システムに登録する。このとき、ユーザーは既にスケジュール管理システムで登録した内容や時間などの情報を、再び勤務管理システムに登録する必要があった。
そこで、スケジュール管理システムと勤務管理システムとを連携させ、スケジュール管理システムに登録された情報を勤務管理システムに登録される情報の候補を表示することで、ユーザーの利便性の向上を図る勤務管理システムが一般的に知られている。
しかしながら、前述のような勤務管理システムでは、スケジュール管理システムに登録された作業の内容や時間などの情報を勤務管理システムと共有するためには、スケジュール管理システムと勤務管理システムとが、密に連携したシステムである必要がある。例えば、作業の内容や時間などの情報を勤務管理システムに登録される情報の初期値として表示するためには、スケジュール管理システムにおいて、勤務管理システムに登録される情報の登録形式と同じ登録形式を使用して登録する必要があった。そのため、従来スケジュール管理システムには多数の種類が存在するが、勤務管理システムと密に連携しなければならないことから、ユーザーがスケジュール管理システムを導入する際の選択の柔軟性が低下していた。
また、スケジュール管理システムから登録されている情報を一端別の場所に簡易的に出力した後、その出力された情報を勤務管理システムに入力することで両システム間の情報を共有することも可能であると考えられる。しかし、その場合には、勤務管理システムに登録される情報の初期値を詳細に表示することができず、ユーザーの利便性の向上には寄与しない。
本発明は、スケジュール管理システムと勤務管理システムとが密に連携せずとも、スケジュール管理システムに登録された作業の内容や時間などの情報を、勤務管理システムに登録される情報の候補として表示することで、ユーザーの利便性を向上する勤務管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の勤務管理システムは、
スケジュールを示すスケジュール情報が格納されるスケジュール情報記憶手段と、
前記スケジュール情報に基づいて勤務状態を示す勤務管理情報を作成するために必要な変換情報が予め格納された変換情報記憶手段と、
前記勤務管理情報が格納される勤務管理情報記憶手段と、
スケジュール管理システムから前記スケジュール情報を取得し、前記スケジュール情報記憶手段に格納するスケジュール情報格納手段と、
前記スケジュール情報記憶手段からスケジュール情報を読み出し、読み出された当該スケジュール情報と前記変換情報記憶手段に格納されている変換情報とに基づいて、選択情報を作成する選択情報作成手段と、
前記選択情報作成手段によって作成された前記選択情報を表示画面に表示する選択情報表示手段と、
前記表示された選択情報の中からユーザーが選択した前記選択情報を受付ける選択情報受付手段と、
前記選択情報受付手段によって受付けた前記選択情報を前記勤務管理情報に追加する勤務管理情報追加手段と、
前記勤務管理情報追加手段によって前記選択情報が追加された勤務管理情報を勤務管理情報記憶手段に格納する、
ことを特徴とする。
さらに、前記スケジュール情報は、年月日と、作業内容と、作業の開始時間と、作業の終了時間とを含み、
前記変換情報は、作業内容のパターンと作業内容パターンIDとから構成される共通作業内容パターン情報と、前記作業内容パターンIDとパラメータとのそれぞれ異なる組み合わせを、第1の作業IDに対応付けた共通作業マッピング情報と、個別の作業内容パターンと第2の作業IDとから構成される個別作業内容パターン履歴情報とを含み、
前記勤務管理情報は、前記スケジュール情報と、実際に行った作業の内容を示す実作業IDと、実際に行った作業の時間を示す実作業時間とから構成される個別作業内容登録履歴情報と、作業の内容を示す作業IDと、作業を行った年月日と、作業を行った作業時間とから構成される勤務管理システム作業内容情報とを含み、
前記選択情報は、前記第1の作業IDと、前記第2の作業IDと、第1の作業時間と、第2の作業時間とを含み、
前記スケジュール情報記憶手段は、前記スケジュール情報を格納したスケジュール管理システム作業内容テーブルを含み、
前記変換情報記憶手段は、前記作業内容のパターンと、前記共通作業内容パターン情報とを格納した共通作業内容パターンテーブルと、前記共通作業マッピング情報を格納した共通作業内容マッピングテーブルと、前記個別作業パターン履歴情報を格納した個別作業内容パターン履歴テーブルとを含み、
勤務管理情報記憶手段は、前記個別作業内容登録履歴情報を格納した個別作業内容登録履歴テーブルと、前記勤務管理システム作業内容情報を格納した勤務管理システム作業内容テーブルとを含み、
前記選択情報作成手段は、前記作業内容と共通作業内容パターン情報とに基づいて、前記共通作業内容マッピング情報を参照し、前記第1の作業IDを抽出する第1の作業ID抽出手段と、前記作業内容に基づいて、前記個別作業内容パターン履歴情報を参照し、前記第2の作業IDを抽出する第2の作業ID抽出手段とを含む作業ID候補抽出部と、
前記前記開始時間と前記終了時間との差分値を、前記第1の作業時間として算出する第1の作業時間算出手段と、前記開始時間と、前記終了時間と、前記第1の作業IDとに基づいて、前記個別作業内容登録履歴情報を参照し、前記第2の作業時間を抽出する第2の作業時間抽出手段とを含む作業時間候補抽出部とを備え、
前記選択情報表示手段は、前記第1の作業IDと、前記第2の作業IDとを作業ID候補として、前記第1の作業時間と、前記第2の作業時間とを、作業時間候補として表示画面に表示する作業内容表示部を備え、
前記選択情報受付手段は、前記表示画面に表示された前記選択情報に対して、ユーザーが選択した任意の情報を受け付け、取得する入力情報受付部を備え、
勤務管理情報追加手段は、前記入力情報受付部によって受け付けられた情報を新たな個別作業内容登録履歴情報として個別作業内容登録履歴テーブルに格納する個別作業内容登録履歴更新部と、前記取得された情報を新たな勤務管理システム作業内容情報として格納する作業内容登録部と、前記取得された情報に個別作業内容パターン情報が含まれるか否かを判断し、前記個別作業内容パターン情報が含まれる場合には、個別作業内容パターン情報を個別作業内容パターン履歴テーブルに作業IDを付与して格納する個別作業内容パターン履歴情報更新部とを備える、
ことを特徴とする。
本発明の勤務管理システムによれば、スケジュール管理システムと勤務管理システムとが密に連携せずとも、スケジュール管理システムに登録された作業の内容や時間などの情報を、勤務管理システムに登録される情報の初期値として利用することを可能とし、ユーザーの利便性を向上することが可能である。
本発明の実施形態に係る勤務管理システムを実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムの機能ブロック図の一例である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおけるスケジュール管理システム作業内容テーブルに格納されるスケジュール情報のデータ構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおける共通作業内容パターンテーブルに予め格納される共通作業内容パターン情報のデータ構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおける共通作業マッピングテーブルに予め格納される共通作業マッピング情報のデータ構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおける勤務管理システム作業内容テーブルに格納される勤務管理システム作業内容情報のデータ構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおける個別作業内容登録履歴情報に格納される個別作業内容登録履歴情報のデータ構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおける個別作業内容パターン履歴テーブルに格納される個別作業内容パターン履歴情報のデータ構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る勤務管理システムにおける処理手順を示すフローチャートの一例である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る勤務管理システムについて詳細に説明する。なお、同一の構成要素については、同一の参照番号を付し、説明を省略する。各手段又は処理は、コンピューターのCPUが必要なプログラムを読み込んで実行することにより実現される手段又は処理である。
図1は、本発明の実施形態に係る勤務管理システムを実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、勤務管理システム11はCPU(Central Processing Unit)111と、メモリ112と、ハードディスク113と、キーボード114と、マウス115と、ディスプレイ116とを備える。そして、ハードディスク113には、オペレーティング・システム(OS)113aと、特定の処理又は手段を実行するためにコンピューターのCPUが必要なプログラムであるアプリケーションプログラム113bと、情報を登録し蓄積するための複数のデータベーステーブルとが格納されている。ここで、データベーステーブルとして、具体的には、スケジュール管理システム作業内容テーブル113cと、勤務管理システム作業内容テーブル113dと、共通作業内容パターンテーブル113eと、共通作業マッピングテーブル113fと、個別作業内容登録履歴テーブル113gと、個別作業内容パターン履歴テーブル113hとが格納されている。
CPU111は、ハードディスク113に格納されているオペレーティング・システム(OS)113a、アプリケーションプログラム113bに基づいた処理を実行する。メモリ112は、CPU111に対して作業領域を提供する。キーボード114、マウス115は、外部からの命令を受け付ける。ディスプレイ116は、ユーザーインターフェースなどの画像を表示する。
図2は、本発明の実施形態に係る勤務管理システム11の機能ブロック図の一例である。図2に示すように、勤務管理システム11は、スケジュール管理システム作業内容取得部M21と、共通作業内容パターン取得部M22と、共通作業マッピング取得部M23と、個別作業内容登録履歴取得部M24と、個別作業内容パターン履歴取得部M25と、作業ID候補抽出部M26と、作業時間候補抽出部M27と、作業内容表示部M28と、個別作業内容登録履歴更新部M29と、個別作業内容パターン履歴更新部M30と、作業内容登録部M31とを備える。各部の機能はアプリケーションプログラム113bの一つである勤務管理処理プログラムがCPU111で実行されることによって実現される。なお、勤務管理処理プログラムの少なくとも一部をハードウェアを用いて勤務管理システム11を構成してもよい。
スケジュール管理システム作業内容取得部M21は、スケジュール管理システム作業内容テーブル113cに格納されたスケジュール情報(詳細は後述する)を取得する。
共通作業内容パターン取得部M22は、共通作業内容パターンテーブル113eに格納された共通作業内容パターン情報(詳細は後述する)を取得する。
共通作業マッピング取得部M23は、共通作業マッピングテーブル113fに格納された共通作業マッピング情報(詳細は後述する)を取得する。
個別作業内容登録履歴取得部M24は、個別作業内容登録履歴情報113gに格納された個別作業内容登録履歴情報(詳細は後述する)を取得する。
個別作業内容パターン履歴取得部M25は、個別作業内容パターン履歴テーブル113hに格納された個別作業内容パターン履歴情報(詳細は後述する)を取得する。
なお、詳細は後述するが、作業ID候補抽出部M26と、作業時間候補抽出部M26は、ユーザーが表示画面より選択するための情報を作成する選択情報作成手段の一例である。
作業ID候補抽出部M26は、スケジュール情報に基づいて、共通作業内容パターン情報と、共通作業マッピング情報とを参照し、第1の作業ID(Identification)を抽出する。さらに、スケジュール情報に基づいて、個別作業内容パターン履歴情報を参照し、対応する作業IDを全て抽出し、これを第2の作業IDとする。ただし、ここで抽出した全ての第2の作業IDの中で、重複する情報が存在した場合には、重複する情報の中から1つを選択し抽出することとしてもよい。
作業時間候補抽出部M27は、スケジュール情報に含まれる開始時間と終了時間との差分値を第1の作業時間として抽出する。この第1の作業時間は、予定されている作業内容の作業時間である。また、スケジュール情報に基づいて、個別作業内容登録履歴情報を参照し、対応する第2の作業時間を抽出する。ただし、ここで抽出した全ての第2の作業時間の中で、重複する情報が存在した場合には、重複する情報の中から1つを選択し抽出することとしてもよい
作業内容表示部M28は、選択情報をディスプレイ116などの表示画面に表示する。具体的には、作業ID候補取得部M26で取得した、第1の作業IDと第2の作業IDとを作業ID候補として、また、作業時間候補取得部M27で取得した、第1の作業時間と第2の作業時間とを、作業時間候補としてディスプレイ116に表示する。また、予定されていた作業情報として、スケジュール情報取得部M21で取得した、スケジュール情報も表示するとよい。
そして、ここでは図示していないが、機能としてユーザーのコンピューターへの入力情報を受け付け、取得するための入力情報受付部を有しており、入力情報受付部は、表示された選択情報の中から、ユーザーが自身の情報に一致した作業ID候補と作業時間候補とをキーボード114又はマウス115などのコンピューターへの入力手段を用いて選択すると、選択された情報を受け付ける。そして、入力情報受付部は、受け付けた作業ID候補を実作業IDとして、作業時間候補を実作業時間として、第1の作業IDと、スケジュール情報とともに取得する。また、入力情報受付部は、表示された作業ID候補と作業時間候補の中に、ユーザーのものと一致する情報が存在しなかった場合には、キーボード114などのコンピューターへの入力手段を用いて入力された任意の情報を取得する。そして、入力された情報を個別作業内容パターン情報として、前述の他の情報とともに取得する。
個別作業内容登録履歴更新部M29は、入力情報受付部によって取得された情報を個別作業内容登録履歴テーブル113gに、個別作業内容登録履歴情報として追加し、格納する。
作業内容登録部M31は、入力情報受付部によって取得された情報を勤務管理システム登録内容テーブル113dに勤務管理システム登録内容情報として追加し、格納する。
また、個別作業内容パターン履歴情報更新部M30は、入力情報受付部によって取得された情報に個別作業内容パターン情報が含まれるか否かを判断し、個別作業内容パターン情報が含まれる場合には、入力情報受付部によって取得された個別作業内容パターン情報を個別作業内容パターン履歴テーブル113hに追加し、作業IDを付与して、格納する。その後、個別作業内容パターン履歴更新部M30は、新たに付与された作業IDとともに入力情報受付部によって取得された情報に含まれる情報を、個別作業内容履歴更新部M29と作業内容登録部M31へ渡す。個別作業内容履歴更新部M29は、個別作業内容パターン履歴更新部M30から渡された情報を、個別作業内容履歴テーブル113gに個別作業内容履歴情報として追加し、格納する。作業内容登録部M31は、個別作業内容パターン履歴情報更新部M30から渡された情報を、勤務管理システム登録内容テーブル113dに勤務管理システム登録内容情報として追加し、格納する。
なお、図示しないが、勤務管理システム11は、ユーザーのスケジュールを管理するための既存のスケジュール管理システムに予め登録された予定されている作業に関する情報を、スケジュール管理システムから取得し、取得した情報をスケジュール管理システム作業内容テーブル113cにスケジュール情報として格納する機能を有する作業予定取得部をさらに備える。
次に、情報を格納するための各テーブルのデータ構成を図3〜図8を参照し説明する。
図3は、スケジュール管理システム作業内容テーブル113cの構成の一例を示す。スケジュール管理システム作業内容テーブル113cには、ユーザーのスケジュールを管理するための既存のスケジュール管理システムに予め登録された予定されている作業に関するスケジュール情報が、作業予定取得部により取得され、格納される。
スケジュール情報は、作業内容と、年月日と、開始時間と、終了時間とから構成される。作業内容には、予定されている作業の内容が格納される。年月日には、予定されている作業を行う年月日(日付)が格納される。開始時間には、予定されている作業の開始時間が格納される。終了時間には、予定されている作業の終了時間が格納される。例えば、作業内容には「A社殿 打合せ」、年月日には「2012/01/10」、開始時間には「9:00」、終了時間には「11:00」とそれぞれ格納される。
図4は、共通作業内容パターンテーブル113eの構成の一例を示す。共通作業内容パターンテーブル113eには、作業内容パターンと作業内容パターンIDとから構成される共通作業内容パターン情報が予め格納されている。
作業内容パターンには、作業内容のパターンが格納されている。作業内容パターンIDには、作業内容パターンごとに一意に付与される識別符号である作業内容パターンIDが格納されている。例えば、作業内容パターンには「{社名}殿 打合せ」、作業内容パターンIDには「パターン001」とそれぞれ格納される。
ここで、作業内容パターンIDに用いられる識別符号とは、数字又はアルファベット又は記号等を組み合わせて構成された符号であり、重複しないように設定する必要がある。これを用いることで、それぞれの情報ごとに識別することが可能となる。
図5は、共通作業マッピングテーブル113fの構成の一例を示す。共通作業マッピングテーブル113fには、作業内容パターンIDとパラメータと作業IDとから構成される共通作業マッピング情報が予め格納されている。
作業内容パターンIDには、共通作業内容パターン情報に格納された作業内容パターンと同様の情報が格納されている。パラメータには、共通作業内容パターン情報に格納された情報を作業内容パターンごとに細分化するための情報が格納されている。また、作業IDには、データごとに一意に付与される識別符号が格納されている。例えば、作業内容パターンIDには「パターン001」、パラメータには「社名=A社」、作業IDには「0X0000131」とそれぞれ格納される。
ここで、作業IDに用いられる識別符号とは、数字又はアルファベット又は記号等を組み合わせて構成された符号であり、重複しないように設定する必要がある。これを用いることで、それぞれの情報ごとに識別することが可能となる。
図6は、勤務管理システム作業内容テーブル113dの構成の一例を示す。勤務管理システム作業内容テーブル113dには、作業IDと、年月日と、作業時間とから構成される勤務管理システム登録内容情報が格納される。
作業IDには、渡された情報に含まれる情報の実作業IDが格納される。年月日には、渡された情報に含まれる情報の作業を行った年月日(日付)が格納される。作業時間には、渡された情報に含まれる情報の実作業時間が格納される。例えば、作業IDには「OX0000131」、年月日には、「2012/01/10」、作業時間には「8:00」とそれぞれ格納される。
図7は、個別作業内容登録履歴情報113gの構成の一例を示す。個別作業内容登録履歴情報113gには、作業IDと、年月日と、予定開始時間と、予定終了時間と、実作業IDと、実作業時間とから構成される個別作業内容登録履歴情報が格納される。作業IDには、渡された情報に含まれる情報の第1の作業IDが格納される。
年月日には、受信した情報に含まれる情報の作業を行った年月日が格納される。予定開始時間には、渡された情報に含まれる情報の開始時間が格納される。予定終了時間には、渡された情報に含まれる情報の終了時間が格納される。実作業IDには、渡された情報に含まれる情報の実作業IDが格納される。実作業時間には、渡された情報に含まれる情報の実作業時間が格納される。例えば、作業IDには「OX0000131」、年月日には、「2012/01/10」、予定開始時間には「9:00」、予定終了時間には「11:00」と、実作業IDには「OX0000131」、実作業時間には「1:30」とそれぞれ格納される。
図8は、個別作業内容パターン履歴テーブル113hの構成の一例を示す。個別作業内容パターン履歴テーブル113hにはは、年月日と、作業IDと、個別作業内容パターンとから構成される個別作業内容パターン履歴が格納される。
年月日には、渡された情報に含まれる情報の年月日が格納される。作業IDには、データごとに一意に付与される識別符号が格納される。個別作業内容パターンには、渡された情報に含まれる情報の作業内容パターン情報が格納される。例えば、年月日には「2012/01/07」、作業IDには「0X0000131」、個別作業内容パターンには「A社殿 打合せ 納品日」とそれぞれ格納される。
ここで、作業IDに用いられる識別符号とは、数字又はアルファベット又は記号等を組み合わせて構成された符号であり、重複しないように設定する必要がある。これを用いることで、それぞれの情報ごとに識別することが可能となる。
次に、勤務管理システム11がアプリケーションプログラム113bに格納されている勤務管理処理プログラムに基づいて実行する処理をフローチャートを用いて説明する。図9は、本発明の実施形態に係る勤務管理システム11における処理手順を示すフローチャートの一例を示す。
図9に示すように、先ず、スケジュール管理システム作業内容テーブル取得部M21は、スケジュール管理システム登録内容テーブル113c(図3参照)を参照し、作業内容と、開始時間と、終了時間とを取得する(S10)。
次に、作業内容パターン取得部M22は、共通作業内容パターンテーブル113e(図4参照)を参照し、共通作業内容パターン情報を取得する(S20)。
さらに、作業マッピング取得部M23は、共通作業マッピングテーブル113f(図5参照)を参照し、共通作業マッピング情報を取得する(S30)。
作業ID候補抽出部M26は、作業内容に基づいて、共通作業内容パターンテーブル113eを検索し、作業内容パターンと、作業内容パターンIDとを取得する。次に、取得された作業内容パターンと作業内容とを比較し、パラメータを抽出し取得する。そして、取得された作業内容パターンIDとパラメータに基づいて、共通作業マッピングテーブル113fを参照し、第1の作業IDを取得する(S40)。
例えば、図3において、作業内容が「A社殿 打合せ」の場合、これに基づいて共通作業内容パターンテーブル113eを参照し、図4において、作業内容パターン「{社名}殿 打合せ」と、作業内容パターンID「パターン002」とが取得される。ここで、この場合のパラメータは「社名=A社」となる。そして、取得された作業内容パターンIDと、パラメータに基づいて共通作業マッピングテーブル113fを参照し、図5において、作業内容パターンIDが「パターン002」であり、パラメータが「社名=A社」である、作業ID「0XZ004623」が第1の作業IDとして取得される。
また、作業時間候補抽出部M27は、ステップS10で取得された開始時間と終了時間の差分を計算し、第1の作業時間を算出する。例えば、ステップS10で取得された開始時間が「9:00」、終了時間が「11:00」の場合、終了時間と開始時間の差分は「2時間」となり、第1の作業時間「2時間」が算出される(S50)。
次に、作業内容登録履歴取得部M24は、個別作業内容登録履歴テーブル113g(図7参照)を参照し、個別作業内容登録履歴情報を取得する(S60)。
さらに、個別作業内容パターン履歴取得部M25は、個別作業内容パターン履歴テーブル113h(図8参照)を参照し、個別作業内容パターン履歴情報を取得する(S70)。
作業ID候補取得部M26は、ステップS10で取得された作業内容に基づいて、個別作業内容パターン履歴テーブル113hを参照し、対応する作業内容が存在するか否かを検索する。作業内容が存在する場合、その作業内容に対応した作業IDを全て抽出し、第2の作業IDとして取得する(S80)。
例えば、図3において、作業内容が「A社殿 打合せ」の場合、これに基づいて、個別作業内容パターン履歴情報を参照し、作業内容が存在するか否かを検索する。この場合、図9において、対応する作業内容「A社殿 打合せ 納品日」が存在するので、これに対応した作業ID「0XZ004624」を第2の作業IDとして取得する。
次に、作業時間候補取得部M27は、ステップS10で取得された開始時間と、終了時間と、ステップS40で取得された第1の作業IDに基づいて、個別作業内容登録履歴テーブル113gを参照し、対応する情報が存在するか否かを検索する。ここで、検索する際には、開始時間は予定開始時間を参照し、終了時間は予定終了時間を参照する。対応する情報が存在する場合、これに対応した実作業時間を第2の作業時間として取得する(S90)。
例えば、ステップS10で取得された開始時間 が「9:00」、終了時間が「11:00」、ステップS40で取得された第1の作業IDが「0XZ004623」の場合、これに基づいて個別作業内容登録履歴情報を参照し、対応する情報が存在するか否かを検索する。この場合、図7において、対応する情報が存在するので、これに対応した実作業時間706「1:45」を第2の作業時間として取得する。
次に、作業内容表示部M28は、ステップS40で取得した第1の作業IDと、ステップS80取得した第2の作業IDとを作業ID候補として、また、ステップS50で取得した第1の作業時間と、ステップS90で取得した第2の作業時間とを、作業時間候補としてディスプレイ116に表示する(S100)。
ここで、予定されていた作業情報として、スケジュール管理システム作業内容取得部M21で取得した、スケジュール情報も表示するとよい。
ディスプレイ116に表示された作業ID候補と作業時間候補の中から、ユーザーが自身の情報に一致した作業ID候補と作業時間候補とをキーボード114又はマウス115などのコンピューターへの入力手段を用いて選択すると、入力情報受付部で選択された情報を受け付ける。そして、入力情報受付部は、受け付けた作業ID候補を実作業IDとして、作業時間候補を実作業時間として、第1の作業IDと、スケジュール情報とともに取得する。
一方、表示された作業ID候補と作業時間候補の中に、ユーザーが自身の情報と一致する情報が存在しなかった場合には、ユーザはキーボード114などのコンピューターへの入力手段を用いて、実作業IDと実作業時間を入力する。そして、入力情報受付部は、入力された実作業IDと実作業時間を個別作業内容パターン情報として取得する。
作業内容登録部M31は、作業内容表示部M28によって取得された情報を勤務管理システム登録内容テーブル113dに新たな勤務管理システム登録内容情報として追加し、格納する。(S110)。
個別作業内容登録履歴更新部M29は、作業内容表示部M28によって取得された情報を新たな個別作業内容登録履歴情報として個別作業内容登録履歴テーブル113gに、個別作業内容登録履歴情報として追加し、格納する(S120)。
また、個別作業内容パターン履歴情報更新部M30は、作業内容表示部M28によって取得された情報に個別作業内容パターン情報が含まれるか否かを判断し、個別作業内容パターン情報が含まれる場合には、作業内容表示部M28によって取得された個別作業内容パターン情報を個別作業内容パターン履歴テーブル113hに追加し、作業IDを付与して、格納する(S130)。
その後、個別作業内容パターン履歴更新部M30は、新たに付与された作業IDとともに作業内容表示部M28によって取得された情報に含まれる情報を、個別作業内容履歴更新部M29と作業内容登録部M31へ渡す。個別作業内容履歴更新部M29は、個別作業内容パターン履歴更新部M30から渡された情報を、個別作業内容履歴テーブル113gに個別作業内容履歴情報として追加し、格納する。作業内容登録部M31は、個別作業内容パターン履歴情報更新部M30から渡された情報を、勤務管理システム登録内容テーブル113dに勤務管理システム登録内容情報として追加し、格納し、処理を終了する。
本発明の勤務管理システム11によれば、作業内容からパラメータを抽出することで、スケジュール管理システムと勤務管理システムとが密に連携せずとも、スケジュール管理システムに登録された作業の内容や時間などの情報を勤務管理システムに候補として初期表示することができる。これにより、勤務管理システムのスケジュール管理システムに対する柔軟性を確保し、ユーザーの利便性を向上する勤務管理システムを提供することが可能である。
11 勤務管理システム
111 CPU
112 メモリ
113 ハードディスク
113a オペレーティング・システム
113b アプリケーションプログラム
113c スケジュール管理システム作業内容テーブル
113d 勤務管理作業内容テーブル
113e 共通作業内容パターンテーブル
113f 共通作業マッピングテーブル
113g 個別作業内容登録履歴情報
113h 個別作業内容パターン履歴テーブル
114 キーボード
115 マウス
116 ディスプレイ
M21 スケジュール管理システム作業内容情報取得部
M22 共通作業内容パターン取得部
M23 共通作業マッピング取得部
M24 個別作業内容登録履歴取得部
M25 個別作業内容パターン履歴取得部
M26 作業ID候補抽出部
M27 作業時間候補抽出部
M28 作業内容表示部
M29 個別作業内容登録履歴更新部
M30 個別作業内容パターン履歴更新部
M31 作業内容登録部

Claims (2)

  1. スケジュールを示すスケジュール情報が格納されるスケジュール情報記憶手段と、
    前記スケジュール情報に基づいて勤務状態を示す勤務管理情報を作成するために必要な変換情報が予め格納された変換情報記憶手段と、
    前記勤務管理情報が格納される勤務管理情報記憶手段と、
    スケジュール管理システムから前記スケジュール情報を取得し、前記スケジュール情報記憶手段に格納するスケジュール情報格納手段と、
    前記スケジュール情報記憶手段からスケジュール情報を読み出し、読み出された当該スケジュール情報と前記変換情報記憶手段に格納されている変換情報とに基づいて、選択情報を作成する選択情報作成手段と、
    前記選択情報作成手段によって作成された前記選択情報を表示画面に表示する選択情報表示手段と、
    前記表示された選択情報の中からユーザーが選択した前記選択情報を受付ける選択情報受付手段と、
    前記選択情報受付手段によって受付けた前記選択情報を前記勤務管理情報に追加する勤務管理情報追加手段と、
    前記勤務管理情報追加手段によって前記選択情報が追加された勤務管理情報を勤務管理情報記憶手段に格納する、
    ことを特徴とする勤務管理システム。
  2. 前記スケジュール情報は、年月日と、作業内容と、作業の開始時間と、作業の終了時間とを含み、
    前記変換情報は、作業内容のパターンと作業内容パターンIDとから構成される共通作業内容パターン情報と、前記作業内容パターンIDとパラメータとのそれぞれ異なる組み合わせを、第1の作業IDに対応付けた共通作業マッピング情報と、個別の作業内容パターンと第2の作業IDとから構成される個別作業内容パターン履歴情報とを含み、
    前記勤務管理情報は、前記スケジュール情報と、実際に行った作業の内容を示す実作業IDと、実際に行った作業の時間を示す実作業時間とから構成される個別作業内容登録履歴情報と、作業の内容を示す作業IDと、作業を行った年月日と、作業を行った作業時間とから構成される勤務管理システム作業内容情報とを含み、
    前記選択情報は、前記第1の作業IDと、前記第2の作業IDと、第1の作業時間と、第2の作業時間とを含み、
    前記スケジュール情報記憶手段は、前記スケジュール情報を格納したスケジュール管理システム作業内容テーブルを含み、
    前記変換情報記憶手段は、前記作業内容のパターンと、前記共通作業内容パターン情報とを格納した共通作業内容パターンテーブルと、前記共通作業マッピング情報を格納した共通作業内容マッピングテーブルと、前記個別作業パターン履歴情報を格納した個別作業内容パターン履歴テーブルとを含み、
    勤務管理情報記憶手段は、前記個別作業内容登録履歴情報を格納した個別作業内容登録履歴テーブルと、前記勤務管理システム作業内容情報を格納した勤務管理システム作業内容テーブルとを含み、
    前記選択情報作成手段は、前記作業内容と共通作業内容パターン情報とに基づいて、前記共通作業内容マッピング情報を参照し、前記第1の作業IDを抽出する第1の作業ID抽出手段と、前記作業内容に基づいて、前記個別作業内容パターン履歴情報を参照し、前記第2の作業IDを抽出する第2の作業ID抽出手段とを含む作業ID候補抽出部と、
    前記前記開始時間と前記終了時間との差分値を、前記第1の作業時間として算出する第1の作業時間算出手段と、前記開始時間と、前記終了時間と、前記第1の作業IDとに基づいて、前記個別作業内容登録履歴情報を参照し、前記第2の作業時間を抽出する第2の作業時間抽出手段とを含む作業時間候補抽出部とを備え、
    前記選択情報表示手段は、前記第1の作業IDと、前記第2の作業IDとを作業ID候補として、前記第1の作業時間と、前記第2の作業時間とを、作業時間候補として表示画面に表示する作業内容表示部を備え、
    前記選択情報受付手段は、前記表示画面に表示された前記選択情報に対して、ユーザーが選択した任意の情報を受け付け、取得する入力情報受付部を備え、
    勤務管理情報追加手段は、前記入力情報受付部によって受け付けられた情報を新たな個別作業内容登録履歴情報として個別作業内容登録履歴テーブルに格納する個別作業内容登録履歴更新部と、前記取得された情報を新たな勤務管理システム作業内容情報として格納する作業内容登録部と、前記取得された情報に個別作業内容パターン情報が含まれるか否かを判断し、前記個別作業内容パターン情報が含まれる場合には、個別作業内容パターン情報を個別作業内容パターン履歴テーブルに作業IDを付与して格納する個別作業内容パターン履歴情報更新部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の勤務管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6337229B1 (ja) * 2017-03-03 2018-06-06 株式会社フィラメント ユーザの業務状況を管理するための方法、プログラム及び情報処理装置

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