JP2013190768A - 撮像装置、撮像制御プログラム及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置、撮像制御プログラム及び撮像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像領域毎の撮像に起因する画像の焦点状態の不連続さを防止することが可能な撮像装置、撮像制御プログラム及び撮像方法を提供すること。
【解決手段】本技術に係る撮像装置は、第1の撮像領域設定部と、第1の画像撮像部と、第2の撮像領域設定部と、第2の画像撮像部と、画像結合部とを具備する。第1の撮像領域設定部は、検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する。第1の画像撮像部は、第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する。第2の撮像領域設定部は、隣接する第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する。第2の画像撮像部は、第2の撮像領域のそれぞれに対して、第2の撮像画像を撮像する。画像結合部は、第1の撮像画像と第2の撮像画像とを結合させる。
【選択図】図1

Description

本技術は、検体を撮像領域毎に撮像して高倍率画像を取得する撮像装置、撮像制御プログラム及び撮像方法に関する。
顕微鏡を用いて検体の高倍率画像を撮像する撮像装置において、検体の部分的領域(撮像領域)毎に高倍率画像を撮像し、得られた画像を繋ぎ合わせることによって検体の高倍率画像を取得する撮像装置がある。例えば、細胞組織スライドを顕微鏡を介して撮像することによってスライドをデジタル画像データとして保存し、病理診断等に供するDPIスキャナーやDPIビューワーが知られている。
例えば、特許文献1には、検体を含む撮像範囲を複数の撮像領域に区分し、撮像領域毎に高倍率画像を撮像し、撮像領域毎の高倍率画像を結合させることによって撮像範囲全体の高倍率画像を生成する「顕微鏡制御装置」が開示されている。当該装置は、撮像領域毎に高倍率画像を撮像する際、オートフォーカスによって撮像領域毎に合焦位置を探索する構成となっている。
特開2012−014013号公報([0090]段落、図5)
ここで、特許文献1に記載の顕微鏡制御装置のように、撮像領域毎の合焦位置で高倍率画像を撮像する場合、撮像領域毎の高倍率画像を結合した画像において撮像領域の境界が鮮明になる場合がある。これは、それぞれの撮像領域において焦点を合わせるために、隣接する撮像領域間で合焦位置が大きく異なる場合に生じ、特に検体の厚みが不規則である場合や検体が大きく傾斜している場合に顕著である。このような場合、結合した高倍率画像において撮像領域の境界部分で高倍率画像の焦点状態が不連続となり、目視による観察や画像処理による解析において不都合を生じる可能性がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、撮像領域毎の撮像に起因する画像の焦点状態の不連続さを防止することが可能な撮像装置、撮像制御プログラム及び撮像方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る撮像装置は、第1の撮像領域設定部と、第1の画像撮像部と、第2の撮像領域設定部と、第2の画像撮像部と、画像結合部とを具備する。
上記第1の撮像領域設定部は、検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する。
上記第1の画像撮像部は、上記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する。
上記第2の撮像領域設定部は、隣接する上記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する上記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する。
上記第2の画像撮像部は、上記第2の撮像領域のそれぞれに対して、第2の撮像画像を撮像する。
上記画像結合部は、上記第1の撮像画像と上記第2の撮像画像とを結合させる。
この構成によれば、隣接する第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるとき、即ち、隣接する第1の撮像画像の境界面の焦点状態の差異が鮮明になる可能性のあるときには、その隣接する第1の撮像画像に跨る第2の撮像領域が設定され、第2の撮像画像が撮像される。第1の撮像画像と第2の撮像画像が結合されることにより、隣接する第1の撮像画像の境界が、その境界に跨って撮像された第2の撮像画像によって補われ、結合された画像において、第1の撮像画像の境界面の焦点状態が不連続な画像となることが防止される。
上記第2の画像撮像部は、隣接する上記第1の撮像領域のそれぞれの合焦位置の中間を上記第2の撮像領域の合焦位置としてもよい。
この構成によれば、第1の撮像画像と第2の撮像画像の合焦位置の差異が、第1の撮像画像同士の合焦位置の差異に比べて半分となるため、第1の撮像画像と第2の撮像画像が結合された画像において、合焦位置の差異による境界面の焦点状態の不連続を緩和することが可能となる。
上記第1の画像撮像部は、上記第1の撮像領域の位相差画像を用いて上記第1の撮像領域の合焦位置を検出してもよい。
合焦位置の検出は、位相差画像に含まれる位相差情報に基づいて合焦位置を検出する位相差方式や、複数の合焦位置で撮像された画像のうち、最もコントラストの高い画像の合焦位置を採用するコントラスト方式等を用いてすることができるが、位相差方式を用いることにより、迅速な合焦位置の検出が可能であり、撮像プロセスの所要時間を短縮することが可能となる。
上記画像結合部は、上記第1の撮像画像の中央部と上記第2の撮像画像の中央部とを結合してもよい。
隣接する第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、第1の撮像画像及び第2の撮像画像の中央部においては検出された合焦位置と検体の位置が一致しているが、第1の撮像画像及び第2の撮像画像の端部においては検出された合焦位置と検体の位置が離間している場合が多い。したがって、第1の撮像画像の中央部と第2の撮像画像の中央部を結合することにより、第1の撮像画像と第2の撮像画像の合焦位置が検体により多く一致している(焦点が合っている)領域からなる画像を生成することが可能となる。
上記撮像装置は、上記第2の撮像領域のそれぞれについて、上記画像結合部による結合に必要な画角範囲を特定する画角範囲特定部をさらに具備し、上記第2の画像撮像部は、上記第2の撮像領域のそれぞれについて上記画角範囲の画像を上記第2の撮像画像としてもよい。
この構成によれば、第2の画像撮像部は、第2の撮像領域のうち特定の画角範囲に含まれる画像を第2の撮像画像として生成する。上述のように、第2の画像撮像部は、第2の撮像領域を撮像した第2の撮像画像を画像結合部に供給するのであるが、第2の撮像領域には画像の結合に利用される範囲(画角範囲)と画像の結合に利用されない画角範囲が含まれる。このため、画角範囲特定部が画像の結合に利用される画角範囲を特定し、第2の画像撮像部がその画角範囲の画像を第2の撮像画像として生成することにより、画像の結合に必要な画角範囲のみを第2の撮像画像として生成することが可能となる。これにより、第2の画像撮像部が各第2の撮像領域の全体を第2の撮像画像として生成する場合に比較して、第2の撮像画像の生成速度を向上させ、さらに第2の撮像画像のデータ量を縮減させることが可能である。
上記第2の画像撮像部は、上記第2の撮像領域を撮像した撮像素子の画素のうち、上記画角範囲に相当する画素の出力から上記第2の撮像画像を生成してもよい。
この構成によれば、第2の画像撮像部は、撮像素子が画素の部分読み出し(帯状読み出しを含む)に対応している場合には、画角範囲特定部によって特定された画角範囲に相当する画素の出力(電荷)のみを読み出すことにより、第2の撮像画像を高速に生成することが可能である。上記のように、画角範囲特定部によって特定された画角範囲は、画像の結合に必要な画角範囲であるから、即ち、第2の画像撮像部は第2の撮像画像の生成に必要な画素の出力のみから第2の撮像画像を生成することが可能である。これにより、この構成を有する撮像装置は、第2の撮像画像を連続的に撮像する上でその撮像速度を向上させることができ、即ち、全体の撮像プロセスを短時間で完了させることが可能となる。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る撮像制御プログラムは、第1の撮像領域設定部と、第1の画像撮像部と、第2の撮像領域設定部と、第2の画像撮像部と、画像結合部とを具備する。
上記第1の撮像領域設定部は、検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する。
上記第1の画像撮像部は、上記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する。
上記第2の撮像領域設定部は、隣接する上記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する上記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する。
上記第2の画像撮像部は、上記第2の撮像領域のそれぞれに対して、第2の撮像画像を撮像する。
上記画像結合部は、上記第1の撮像画像と上記第2の撮像画像とを結合させる。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る撮像方法は、第1の撮像領域設定部が、検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する。
第1の画像撮像部が、上記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する。
第2の撮像領域設定部が、隣接する上記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する上記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する。
上記第2の画像撮像部が、上記第2の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第2の撮像画像を撮像する。
以上のように、本技術によれば、撮像領域毎の撮像に起因する画像の不連続を防止することが可能な撮像装置、撮像制御プログラム及び撮像方法を提供することが可能となる。
本技術の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示す模式図である。 同撮像装置の動作を示すフローチャートである。 同撮像装置の撮像対象であるプレパラートの低倍率画像の例である。 同撮像装置の第1撮像領域設定部により設定される第1撮像領域を示す模式図である。 同撮像装置の第1画像撮像部による撮像における合焦位置と検体の関係を示す模式図である。 同撮像装置の第2画像撮像部による撮像における合焦位置と検体の関係を示す模式図である。 同撮像装置の第2撮像領域設定部により設定される第2撮像領域を示す模式図である。第2撮像領域R2の配置の例を示す 同撮像装置の画像結合部による第1撮像画像と第2撮像画像の結合態様を示す模式図である。 本技術の第2の実施形態に係る撮像装置の構成を示す模式図である。 同撮像装置の動作を示すフローチャートである。 本技術の第1の実施形態に係る第2撮像画像を示す模式図である。 本技術の第2の実施形態に係る撮像装置の画角範囲特定部によって特定された第2撮像領域における画角範囲を示す模式図である。 同撮像装置の画像結合部による第1撮像画像と第2撮像画像の結合態様を示す模式図である。
(第1の実施形態)
本技術の第1の実施形態に係る撮像装置について説明する。
[撮像装置の構成]
図1は本実施形態に係る撮像装置100の構成を示す模式図である。同図に示すように、撮像装置100は、顕微鏡110と顕微鏡制御ユニット130によって構成されている。顕微鏡110の各部は顕微鏡制御ユニット130に接続されている。なお、顕微鏡制御ユニット130は、顕微鏡110に搭載されていてもよく、顕微鏡110とは別の情報処理装置等に搭載されていもよい。
顕微鏡110は、顕微鏡制御ユニット130による制御を受けて検体の高倍率画像を撮像する。顕微鏡110は、高倍率画像に加えて検体の位相差画像を撮像することが可能な顕微鏡とすることができる。
顕微鏡110は、光源111、コンデンサレンズ112、ステージ113、対物レンズ114、ハーフミラー115、フィールドレンズ116、絞りマスク117、セパレータレンズ118、撮像素子119及び撮像素子120を有する。ステージ113には、検体が固定されたプレパラートPが載置されている。なお、顕微鏡110の構成は一例であり、ここに示すものと異なる構成とすることも可能である。
光源111は、プレパラートPに照射される照明光を出射する。光源111は電球やLED(Light Emitting Diode)等とすることができる。光源111は、顕微鏡制御ユニット130によって発光タイミング等の制御を受ける。コンデンサレンズ112は、光源111から出射された照明光をプレパラートPに集光する。
ステージ113はプレパラートPを支持し、顕微鏡制御ユニット130による制御を受けてその位置をX−Y平面(プレパラートPに平行な平面)方向及びZ方向(プレパラートPに垂直な方向)に移動させる。ステージ113はX−Y平面方向に移動することによって、顕微鏡光学系(対物レンズ114等)の視野範囲を規定し、Z方向に移動することによって顕微鏡光学系の焦点位置を規定するものとすることができる。
対物レンズ114は、プレパラートPを透過した光を所定の拡大倍率で拡大させる。対物レンズ114は、拡大倍率が異なる複数のレンズによって構成されるものとしてもよい。
ハーフミラー115は、対物レンズ114を透過した光の一部を反射し、残りを透過させる。ハーフミラー115は、位相差像として撮像される光と、通常の(位相差像ではない)顕微鏡画像として撮像される光を分離するものである。フィールドレンズ116は、ハーフミラー115によって反射された光を屈折させ、絞りマスク117に入射させる。
絞りマスク117は、フィールドレンズ116から出射される光を分割し、それぞれをセパレータレンズ118に入射させる。絞りマスク117は、フィールドレンズ116の光軸と直交する面内に、その光軸を境界として対象となる位置に光路となる一対の開口が設けられたマスクであるものとすることができる。
セパレータレンズ118は一対が配置され、絞りマスクによって分割されたそれぞれの光を撮像素子119の受光面に結合させるレンズである。撮像素子119は、一対のセパレータレンズ118のそれぞれによって結像された光を光電変換し、位相差画像を生成する。撮像素子119は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等とすることができる。撮像素子119は、生成した位相差画像を顕微鏡制御ユニット130に出力する。
撮像素子120は、ハーフミラー115を透過した光を光電変換し、検体の画像(低倍率画像及び高倍率画像)を生成する。撮像素子120は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等とすることができる。撮像素子120は、生成した画像を顕微鏡制御ユニット130に出力する。
[顕微鏡制御ユニットの構成]
顕微鏡制御ユニット130は、プロセッサやメモリ等のハードウェアと、それに読み込まれるソフトウェアの協働によって実現される。顕微鏡制御ユニット130は、顕微鏡110から出力される画像を取得するとともに、顕微鏡110による画像の撮像を制御する。
顕微鏡制御ユニット130は、第1撮像領域設定部131、第1画像撮像部132、第2撮像領域設定部133、第2画像撮像部134及び画像結合部135を有する。これらはそれぞれが互いに接続されるとともに、顕微鏡110に接続されている。顕微鏡制御ユニット130の各部の機能については撮像装置100の動作の説明と合わせて説明する。
[撮像装置の動作]
撮像装置100の動作について説明する。図2は、撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
顕微鏡110にプレパラートPがセットされ、ユーザによって撮像開始の操作入力がなされると、撮像プロセスが開始される。図3に撮像対象とするプレパラートPの低倍率画像を低倍率画像Gとして示す。撮像装置100は、この低倍率画像Gの高倍率画像の撮像を目的として動作するものとする。低倍率画像Gには検体(例えば細胞組織)Sの像が含まれている。
第1撮像領域設定部131が、低倍率画像G上に第1撮像領域R1を設定する(St101)。図4は、第1撮像領域R1を示す模式図である。第1撮像領域R1は、低倍率画像G上に、同一の大きさで複数が配置される仮想的な領域であり、その大きさや数は、低倍率画像Gの大きさと目的とする高倍率画像の撮像倍率によって決定される。撮像領域R1は、実際には一つの低倍率画像G上に数百から数千領域が設定される。
続いて、第1画像撮像部132によって、各第1撮像領域R1の高倍率画像(以下、第1撮像画像)が撮像される(St102)。具体的には、第1画像撮像部132によって、ステージ113、光源111等が制御され、顕微鏡110の視野が第1撮像領域R1のひとつに合わせられる。第1画像撮像部132は、その第1撮像領域R1において合焦位置を検出する。
合焦位置は、第1撮像領域R1に含まれる検体Sの像に、最も顕微鏡110の焦点が合うときの、顕微鏡光学系とプレパラートPの相対位置(距離)である。第1画像撮像部132は、撮像素子119によって撮像される第1撮像領域R1の位相差画像を用いて当該第1撮像領域R1の合焦位置を検出するものとすることができる。
ここで、第1画像撮像部132は、位相差画像を用いるものに限られず、複数の合焦位置で撮像された画像のうち、最もコントラストの高い画像の合焦位置を採用するコントラスト方式を用いることも可能である。しかしながら、位相差方式を用いることにより、迅速な合焦位置の検出が可能であり、撮像プロセスの所要時間を短縮することが可能となる。
第1画像撮像部132は、当該第1撮像領域R1において検出した合焦位置を用いて、撮像素子120により当該第1撮像領域R1の高倍率画像(第1撮像画像)を撮像する。第1画像撮像部132は撮像した第1撮像画像をストレージ等に保持する。
第1画像撮像部132は、続いてステージ113等を制御し、顕微鏡110の視野を次の第1撮像領域R1に移動させる。第1撮像領域R1の撮像順序は任意であり、例えば列毎に順に撮像するものとすることができる。第1画像撮像部132は移動先の第1撮像領域R1において同様に合焦位置を検出し、その合焦位置に合わせて第1撮像画像を撮像する。第1画像撮像部132はこのようにして、低倍率画像G上の全ての第1撮像領域R1についてそれぞれ高倍率で撮像し、第1撮像画像を保持する。
ここで仮に、第1撮像領域R1毎に撮像された第1撮像画像をそのまま結合して、検体Sの高倍率画像を生成する場合を考える。図5は、検体と合焦位置の関係を示す模式図である。図5(a)は、検体SをプレパラートPに平行な平面(X−Y平面)に垂直な方向(Z方向)からみた図であり、図5(b)は検体SをプレパラートPに平行な方向(Y方向)からみた図である。図5(c)は、撮像された第1撮像領域R1の画像(第1撮像画像)を結合した画像示す模式図である。
第1画像撮像部132によって、図5(a)に示すX方向に一列に並ぶ第1撮像領域R1(網掛けで示す)が撮像されたとする。図5(b)に、図5(a)に網掛けで示した第1撮像領域R1の合焦位置を合焦位置Fとして示す。図5(b)に示すように、含まれる検体Sの凹凸が平坦な第1撮像領域R1間の合焦位置Fの差は小さい。一方、含まれる検体Sの凹凸が大きい(傾斜している)第1撮像領域R1間の合焦位置Fの差は大きくなる。
その結果、図5(c)に示す第1撮像画像を結合した画像においては、同図に矢印で示すように、第1撮像画像の境界が目立つものとなる。図5(c)において、各第1撮像画像の左端に位置する領域(画像領域A1とする)では、合焦位置Fが検体Sの下側に離間しており、右端に位置する領域(画像領域A2とする)では、合焦位置Fが検体Sの上側に離間している。
画像領域A1及び画像領域A2は、共に合焦位置Fが検体Sと離間しているため、焦点(ピント)があっていない像となる。しかし、合焦位置Fが検体Sより下側(合焦位置より遠い)である画像領域A1と検体Sより上側(合焦位置より近い)である画像領域A2は、光学系の色収差に起因して色味等が異なり、第1撮像画像の境界が目立つことになる。
ここでは、第1撮像領域R1の一方向(X方向)のみについて示したが他方向(Y方向や斜め方向)においても同様である。即ち、検体Sの凹凸が大きい場合には、各第1撮像領域R1を撮像した第1撮像画像をそのまま結合すると、各第1撮像領域R1の境界が目立つ不連続な高倍率画像が生成されることとなる。
これに対し、本実施形態においては、以下のようにして対応する。第1画像撮像部132によって各第1撮像領域R1の高倍率画像(第1撮像画像)が撮像(St102)された後、第2撮像領域設定部133が低倍率画像G2に対して第2撮像領域R2を設定する(St103)。
図6は、低倍率画像Gにおける第2撮像領域R2を示す模式図である。図6(a)は、検体SをプレパラートPに平行な平面(X−Y平面)に垂直な方向(Z方向)からみた図であり、図6(b)は検体SをプレパラートPに平行な方向(Y方向)からみた図である。図6(c)は、第1撮像領域R1の撮像画像(第1撮像画像)を結合した画像、図6(e)は第2撮像領域R2の撮像画像(第2撮像画像)を結合した画像、図6(d)は、第1撮像画像と第2撮像画像を結合した画像を示す模式図である。
図6(a)に示すように、第2撮像領域設定部133は、隣接する第1撮像領域R1のうち、第1画像撮像部132によって検出された合焦位置Fが離間する第1撮像領域R1の対について、その第1撮像領域R1の対に跨るように第2撮像領域R2を設定する。第2撮像領域設定部133は、隣接する第1撮像領域R1のそれぞれの合焦位置が、閾値(例えば、顕微鏡光学系の被写界深度のn倍)を超える場合には、その隣接する第1撮像領域R1の対に対して第2撮像領域R2を設定するものとすることができる。
なお、図6では、第1撮像領域R1の一方向(X方向)のみについて、合焦位置Fが離間する第1撮像領域R1の対に第2撮像領域R2を設定している。しかし、実際には、別方向(Y方向や斜め方向)についても合焦位置Fの離間が閾値を超える場合には、その方向に第1撮像領域R1の対に跨るように第2撮像領域R2を設定する。この別方向に対する第2撮像領域R2の設定については後述する。
第2撮像領域設定部133は、図6(a)に示すように、第1撮像領域R1の境界が第2撮像領域R2の中心に位置するように、第2撮像領域R2を設定することができる。また、第2撮像領域設定部133は、必ずしもこのように第2撮像領域R2を設定する場合に限られず、少なくとも第2撮像領域R2が第1撮像領域R1の対に跨るように、第2撮像領域R2を設定するものとすることができる。
続いて、第2画像撮像部134が、第2撮像領域R2を撮像する(St104)。具体的には、第2画像撮像部134は、ステージ113等を制御し、顕微鏡110の視野をひとつの第2撮像領域R2に移動させる。第2画像撮像部134は、図6(b)に示すように、その第2撮像領域R2が跨る第1撮像領域R1の対の合焦位置Fの、中間位置を合焦位置(以下、合焦位置F’)とする。第2画像撮像部134は、この合焦位置F’を用いて撮像素子120により第2撮像領域R2を撮像し、ストレージ等に保存する。
第2画像撮像部134は、続いて次の第2撮像領域R2に顕微鏡の視野を移動させて第2撮像画像を撮像し、以降、全ての第2撮像領域R2の撮像が完了するまで繰返す。第2撮像領域R2を撮像する順序は任意とすることができる。
図6(e)に示すように、第2撮像領域R2を撮像した第2撮像画像は、図6(c)に示す第1撮像画像を結合した画像において、第1撮像画像の境界となる領域(画像中央部)に焦点が合った画像となる。
続いて、画像結合部135が、第1撮像画像と第2撮像画像を結合する(St105)。画像結合部135は、図6(d)に示すように、第1撮像画像(図6(c))の中央部と、第2撮像画像(図6(d))の中央部を、低倍率画像Gにおける位置関係に合わせて結合する。第1撮像画像において、第2撮像領域R2が設定されなかった第1撮像領域R1の第1撮像画像は、そのまま用いることができる。これにより、図6(d)に示す第1撮像画像と第2撮像画像を結合した画像(以下、結合画像)においては、第1撮像画像及び第2撮像画像のそれぞれの端部に位置する、焦点が合っていない領域(斜線部)がカットされ、画像全体において焦点が合った結合画像が生成される。
上記のように、検体Sの凹凸による合焦位置と検体Sの離間に起因する第1撮像画像の境界は、第2撮像画像との結合によって解消され、即ち結合画像は、撮像領域の境界が目立つことが防止された良好な高倍率画像とすることが可能である。
なお、上述の説明においては、第1撮像領域R1の一方向(X方向)の合焦位置の相違を問題としたが、実際にはこれと異なる方向(Y方向や斜め方向)についても合焦位置の相違が発生し得る。図7は、第2撮像領域R2の配置の例を示す模式図である。
図7に示す各第1撮像領域R1には、中央の第1撮像領域R1を(x、y)とする第1撮像領域R1の座標((x+1、y+1)等)における合焦位置((z(x+1、y+1))等)が示されている。図中の第2撮像領域R2AはX方向、第2撮像領域R2BはY方向、第2撮像領域R2CはX及びY方向においてそれぞれ合焦位置が閾値を超えて相違している場合の第2撮像領域R2の配置を示す。
第2撮像領域R2Aは、(x、y+1)の第1撮像領域R1と(x+1、y+1)の第1撮像領域R1の合焦位置の差が閾値(Zth)を超えるとき、即ち下記式(1)が成り立つときの第2撮像領域R2の配置を示す。
第2撮像領域R2Bは、(x+1、y−1)の第1撮像領域R1と(x+1、y)の第1撮像領域R1の合焦位置の差が閾値(Zth)を超えるとき、即ち下記式(2)が成り立つときの第2撮像領域R2の配置を示す。
第2撮像領域R2Cは、(x−2、y)の第1撮像領域R1と(x、y+1)の第1撮像領域R1の合焦位置の差が閾値(Zth)を超えるとき、即ち下記式(3)が成り立つときの第2撮像領域R2の配置を示す。
|z(x、y+1)−z(x+1、y+1)|>Zth 式(1)
|z(x+1、y−1)−z(x+1、y)|>Zth 式(2)
|z(x−2、y)−z(x、y+1)|>Zth 式(3)
上記第2撮像領域R2A、第2撮像領域R2B及び第2撮像領域R2Cのように、第2撮像領域設定部133は、第1撮像領域R1の各方向において隣接する第1撮像領域R1との合焦位置の差が閾値を超える場合には、その方向に第1撮像領域R1に跨る第2撮像領域R2を設定することができる。したがって、第2撮像領域設定部133は、ひとつの第1撮像領域R1の合焦位置と、その上下左右及び斜め方向の8つの第1撮像領域R1の合焦位置との比較を実施し、その差異が閾値を超える方向について、第2撮像領域R2を設定するものとすることができる。
この場合、画像結合部135も、第1撮像画像と第2撮像画像を複数方向において結合させるものとすることができる。図8は、第1撮像画像と第2撮像画像の結合態様を示す模式図である。画像結合部135は、図8(a)に示すように2方向(X方向及びY方向)に第1結合画像(A、B、C、D)と第2結合画像(E、F)とを結合することができる。また、画像結合部135は、図8(b)に示すように3方向(X方向、Y方向及び斜め方向)に第1結合画像(A、B、C、D)と第2結合画像(E、F、G)とを結合することができる。いずれの場合であっても、第1撮像画像同士の境界は、第2撮像画像によって補われ、第1撮像画像同士の不連続は防止される。
また、第2撮像領域設定部133は、第1撮像領域R1の対の間に複数の第2撮像領域R2を多段階に設定することも可能である。第2撮像領域設定部133は、隣接する第1撮像領域R1の間で合焦位置の差異が非常に大きい場合には、隣接する第1撮像領域R1の間に複数の第2撮像領域R2を配置する。第2画像撮像部134は、各第2撮像領域R2において、隣接する第1撮像領域R1の合焦位置を複数に分割した合焦位置を用いて各第2撮像領域R2を撮像し、第2撮像画像を生成する。これにより、検体Sの凹凸が大きい場合であっても、合焦位置の相違に起因する高倍率画像の不連続をより小さくすることが可能である。
なお、上記説明においては、第1画像撮像部132が第1撮像領域R1の撮像を終了した後、第2撮像領域設定部133が第2撮像領域R2の設定を実施し、続いて第2画像撮像部134が第2撮像領域R2を撮像するものとしたが、この順に限られない。第2撮像領域設定部133が第1画像撮像部132による第1撮像領域R1の撮像と並行して第2撮像領域R2を設定し、第2画像撮像部134が順次第2撮像領域R2の撮像を実施するものとすることも可能である。
以上のようにして、撮像装置100によって検体Sの高倍率画像(第1撮像画像と第2撮像画像の結合画像)が生成される。上述のように、隣接する第1撮像領域R1の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるとき、即ち、隣接する第1撮像画像の境界が鮮明になる可能性のあるときには、隣接する第1撮像画像の境界が、その境界に跨って撮像される第2撮像画像によって補われ、結合画像において、画像の境界が鮮明となること、即ち不連続な画像となることを防止することが可能である。
(第2の実施形態)
本技術の第2の実施形態に係る撮像装置について説明する。
[撮像装置の構成]
図9は本実施形態に係る撮像装置200の構成を示す模式図である。同図に示すように、撮像装置200は、撮像装置100と顕微鏡制御ユニット230によって構成されている。なお、顕微鏡110は、第1の実施形態と同様の構成を有するものであるため、第1の実施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。本実施形態において、顕微鏡110の各部は顕微鏡制御ユニット230に接続されている。なお、顕微鏡制御ユニット230は、顕微鏡110に搭載されていてもよく、顕微鏡110とは別の情報処理装置等に搭載されていもよい。
[顕微鏡制御ユニットの構成]
顕微鏡制御ユニット230は、プロセッサやメモリ等のハードウェアと、それに読み込まれるソフトウェアの協働によって実現される。顕微鏡制御ユニット230は、顕微鏡110から出力される画像を取得するとともに、顕微鏡110による画像の撮像を制御する。
顕微鏡制御ユニット230は、第1撮像領域設定部231、第1画像撮像部232、第2撮像領域設定部233、画角範囲特定部234、第2画像撮像部235及び画像結合部236を有する。これらはそれぞれが互いに接続されるとともに、顕微鏡110に接続されている。顕微鏡制御ユニット230の各部の機能については撮像装置200の動作の説明と合わせて説明する。
[撮像装置の動作]
撮像装置200の動作について説明する。図10は、撮像装置200の動作を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートにおいて、第1撮像領域設定(St201)から第2撮像領域設定(St203)までの各ステップは、第1の実施形態と同様である。
即ち、第1撮像領域設定部231が、低倍率画像G(図3参照)上に第1撮像領域R1(図4参照)を設定する(St201)。続いて、第1画像撮像部232によって、各第1撮像領域R1について合焦位置が検出され、各第1撮像領域R1の高倍率画像(第1撮像画像)が撮像される(St202)。
続いて、第2撮像領域設定部233が、第2撮像領域R2(図6参照)を設定する(St203)。第1の実施形態において説明したように、第2撮像領域設定部233は、各第1撮像領域R1毎に検出された合焦位置の差が閾値を超える場合には、その境界に第2撮像領域R2を設定するものとすることができる。
続いて、画角範囲特定部234が、「利用画角範囲」を特定する(St204)。利用画角範囲は、第2撮像領域R2のうち、後述する画像結合ステップ(St206)において利用される第2撮像画像に相当する画角範囲である。
図11は、第1の実施形態における第2撮像画像を示す模式図である。図11(a)は図8(a)における画像Eを、図11(b)は図8(a)に置ける画像Fを、図11(c)は図8(b)における画像Gをそれぞれ示す。これらの図に示すように、上記第1の実施形態においては、第2撮像画像(画像E、E、G等)のうち、一部の領域のみが他の画像(第1撮像画像や第2撮像画像)と結合され、最終的に生成される結合画像(図8参照)に利用される。換言すれば、第2撮像画像においては、結合画像の生成に利用されない画像領域が存在する。
具体的には、図11(a)における画像Eは、画像上下方向に対して中央の50%の画像領域のみが利用され、上部の25%及び下部の25%の画像領域は利用されていない。同様に図11(b)における画像Fも、画像左右方向に対して中央の50%の画像部分のみが利用されている。このため、画像Eや画像Fにおいて結合画像の生成に利用されるのはその面積の半分である。図11(c)における画像Gの場合には、上下左右方向の中央の50%の画像部分のみが利用され、即ち結合画像の生成に利用されるのはその面積の1/4である。
このように、第1の実施形態においては、第2撮像画像において結合画像の生成に利用されない画像領域が存在する。本実施形態においては、このような結合画像の生成に利用されない画像領域を含まない第2撮像画像を生成することができる。
画角範囲特定部234は、第2撮像領域設定部233によって設定された各第2撮像領域R2の配置(図8参照)に基づいて、各第2撮像領域R2のうち結合画像の生成に利用される範囲を利用画角範囲として特定する。図12は、画角範囲特定部234によって特定された第2撮像領域R2における利用画角範囲Hの例を示す模式図である。図12(a)は、第1の実施形態における画像Eに、図12(b)は同画像Fに、図12(c)は同画像Gにそれぞれ対応する。画角範囲特定部234は、特定した利用画角範囲Hを第2画像撮像部235に供給する。
第2画像撮像部235は、第2撮像画像を撮像する(St205)。ここで、第2画像撮像部235は、上記画角範囲特定部234から供給された利用画角範囲Hを利用する。具体的には、第2画像撮像部235は、ステージ113等を制御し、顕微鏡110の視野を第2撮像領域R2の一つに合わせる。第2画像撮像部235は、撮像素子120にその視野を撮像させる。
次に、第2画像撮像部235は、撮像素子120の各画素(光電変換素子)の出力(電荷)から第2撮像画像を生成するのであるが、この際、利用画角範囲Hの画像を第2撮像画像として生成する。
具体的には、第2画像撮像部235は、撮像素子120の画素のうち、利用画角範囲Hに相当する画素の出力のみを読み出し、第2撮像画像を生成するものとすることができる。撮像素子120は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサとすることができるが、その中には、画素行列の一部の画素の出力のみを読み出すことができるものがあり、このような部分的な画素の出力の読み出しが可能である。なお、イメージセンサにおいては、画素行列の画素列又は画素行のいずれかを帯状に読み出すことが可能なものが一般的であるが、画素列及び画素行のいずれも部分的に読み出すことが可能なものも存在する。
第2画像撮像部235は、撮像素子120が対応する読み出し方式に応じて、利用画角範囲Hに相当する画素を含み、かつ最も狭い範囲の画素の出力を読み出し、第2撮像画像を生成するものとすることが可能である。
第2画像撮像部235が、このように撮像素子120の全部の画素ではなく、部分的な画素の出力を読み出すことにより、第2撮像画像の撮像速度(フレームレート)を高速化することが可能である。多画素のイメージセンサは、その画素の出力の読み出し時間が速度上のボトルネックとなり、撮像速度が制限される。このため、第2画像撮像部235が、撮像素子120の部分的な画素の出力を読み出すものとすることにより、第2撮像画像の撮像速度を高速化することが可能である。第2撮像画像の撮像速度が向上することは、第2撮像画像の撮像間隔が短縮し、即ち、全ての第2撮像領域R2の撮像が短時間に終了することを意味する。
また、撮像素子120が部分的な画素の出力の読み出しに対応していない場合であっても、第2画像撮像部235は撮像素子120の全画素の出力から、利用画角範囲Hに相当する画素のみの出力を利用して第2撮像画像を生成することが可能である。これにより、第2撮像画像の生成に要する時間を短縮することができ、さらに第2撮像画像のデータ量も縮減させるとが可能である。第2画像撮像部235は、生成した第2撮像画像を画像結合部236に供給する。
画像結合部236は、第1撮像画像と第2撮像画像を結合する(St206)。図13は、画像結合部236による第1撮像画像と第2撮像画像の結合態様を示す模式図である。画像結合部236は、第1の実施形態と同様にして、第1撮像画像と第2撮像画像を結合させることが可能である。即ち、画像結合部236は、図13(a)に示すように2方向(X方向及びY方向)に第1結合画像(A、B、C、D)と第2結合画像(E、F)とを結合することができる。また、画像結合部236は、図13(b)に示すように3方向(X方向、Y方向及び斜め方向)に第1結合画像(A、B、C、D)と第2結合画像(E、F、G)とを結合することができる。いずれの場合であっても、第1撮像画像同士の境界は、第2撮像画像によって補われ、第1撮像画像同士の不連続は防止される。
以上のようにして、撮像装置200によって検体Sの高倍率画像(第1撮像画像と第2撮像画像の結合画像)が生成される。本実施形態に係る撮像装置200においては、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様に、結合画像において画像の境界が鮮明となること、即ち不連続な画像となることを防止することが可能である。さらに、本実施形態に係る撮像装置200においては、上述のように第2撮像画像の撮像速度を向上させることが可能であり、即ち、全体の撮像プロセスを短時間で完了させることが可能となる。
本技術は、上記各実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において変更することが可能である。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する第1の撮像領域設定部と、
上記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する第1の画像撮像部と、
隣接する上記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する上記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する第2の撮像領域設定部と、
上記第2の撮像領域のそれぞれに対して、第2の撮像画像を撮像する第2の画像撮像部と、
上記第1の撮像画像と上記第2の撮像画像とを結合させる画像結合部と
を具備する撮像装置。
(2)
上記(1)に記載の撮像装置であって、
上記第2の画像撮像部は、隣接する上記第1の撮像領域のそれぞれの合焦位置の中間を上記第2の撮像領域の合焦位置とする
撮像装置。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の撮像装置であって、
上記第1の画像撮像部は、上記第1の撮像領域の位相差画像を用いて上記第1の撮像領域の合焦位置を検出する
撮像装置。
(4)
上記(1)から(3)のいずれかひとつに記載の撮像装置であって、
上記画像結合部は、上記第1の撮像画像の中央部と上記第2の撮像画像の中央部とを結合する
撮像装置。
(5)
上記(1)から(4)のいずれかひとつに記載の撮像装置であって、
上記第2の撮像領域のそれぞれについて、上記画像結合部による結合に必要な画角範囲を特定する画角範囲特定部をさらに具備し、
上記第2の画像撮像部は、上記第2の撮像領域のそれぞれについて上記画角範囲の画像を上記第2の撮像画像とする
撮像装置。
(6)
上記(1)から(5)のいずれかひとつに記載の撮像装置であって、
上記第2の画像撮像部は、上記第2の撮像領域を撮像した撮像素子の画素のうち、上記画角範囲に相当する画素の出力から上記第2の撮像画像を生成する
撮像装置。
(7)
検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する第1の撮像領域設定部と、
上記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する第1の画像撮像部と、
隣接する上記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する上記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する第2の撮像領域設定部と、
上記第2の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第2の撮像画像を撮像する第2の画像撮像部と、
上記第1の撮像画像と上記第2の撮像画像とを結合させる画像結合部と
としてコンピュータを機能させる撮像制御プログラム。
(8)
第1の撮像領域設定部が、検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定し、
第1の画像撮像部が、上記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像し、
第2の撮像領域設定部が、隣接する上記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する上記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定し、
上記第2の画像撮像部が、上記第2の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第2の撮像画像を撮像する
撮像方法。
100、200…撮像装置
131、231…第1撮像領域設定部
132、232…第1画像撮像部
133、233…第2撮像領域設定部
234…画角範囲特定部
134、235…第2画像撮像部
135、236…画像結合部

Claims (8)

  1. 検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する第1の撮像領域設定部と、
    前記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する第1の画像撮像部と、
    隣接する前記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する前記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する第2の撮像領域設定部と、
    前記第2の撮像領域のそれぞれに対して、第2の撮像画像を撮像する第2の画像撮像部と、
    前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とを結合させる画像結合部と
    を具備する撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第2の画像撮像部は、隣接する前記第1の撮像領域のそれぞれの合焦位置の中間を前記第2の撮像領域の合焦位置とする
    撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第1の画像撮像部は、前記第1の撮像領域の位相差画像を用いて前記第1の撮像領域の合焦位置を検出する
    撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記画像結合部は、前記第1の撮像画像の中央部と前記第2の撮像画像の中央部とを結合する
    撮像装置。
  5. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第2の撮像領域のそれぞれについて、前記画像結合部による結合に必要な画角範囲を特定する画角範囲特定部をさらに具備し、
    前記第2の画像撮像部は、前記第2の撮像領域のそれぞれについて前記画角範囲の画像を前記第2の撮像画像とする
    撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置であって、
    前記第2の画像撮像部は、前記第2の撮像領域を撮像した撮像素子の画素のうち、前記画角範囲に相当する画素の出力から前記第2の撮像画像を生成する
    撮像装置。
  7. 検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定する第1の撮像領域設定部と、
    前記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像する第1の画像撮像部と、
    隣接する前記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する前記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定する第2の撮像領域設定部と、
    前記第2の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第2の撮像画像を撮像する第2の画像撮像部と、
    前記第1の撮像画像と前記第2の撮像画像とを結合させる画像結合部と
    としてコンピュータを機能させる撮像制御プログラム。
  8. 第1の撮像領域設定部が、検体を含む撮像範囲を複数に区分して第1の撮像領域を設定し、
    第1の画像撮像部が、前記第1の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第1の撮像画像を撮像し、
    第2の撮像領域設定部が、隣接する前記第1の撮像領域の間で合焦位置が所定の閾値を超えて異なるときには、隣接する前記第1の撮像領域に跨る第2の撮像領域を設定し、
    前記第2の画像撮像部が、前記第2の撮像領域のそれぞれに対して、合焦位置において第2の撮像画像を撮像する
    撮像方法。
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