JP2013189797A - Sc杭 - Google Patents

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Abstract

【課題】杭頭結合部の強度を向上可能なSC杭を提供する。
【解決手段】鋼管1Aと該鋼管1A内周面に形成された内部コンクリート1Bとを有する中空のSC杭1である。SC杭1の杭頭部に対し、鋼管の外周面よりも外径方向に張り出したリブ3を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築基礎スラブ又はRCフーチング構造を支持する基礎杭としてのSC杭の構造に関する。ここで、SC杭は外殻鋼管付きコンクリート杭とも呼ばれる。
SC杭は、特許文献1に記載のように、予め工場にて、鋼管(外殻鋼管)の内周面に高強度のコンクリートを一体化することにより製造される中空の既製杭である。
このSC杭の製造の際には、上記鋼管の軸方向の端面に、中央が開口した端板が固定され、その端板中央の開口からコンクリートを鋼管内に打設し、更に遠心力によって打設したコンクリートを鋼管内周面に付着させて、鋼管内周面とコンクリートとを一体化させる。この際、端板は、鋼管内に打設したコンクリートが鋼管から飛び出ることを抑制する役割を有する。ここで、特許文献1の図面に記載のように、端板の外周面は、鋼管の外周面から張り出す必要はない。
上述のように鋼管とコンクリートとが一体に形成されたSC杭は、鋼管だけからなる鋼管杭に比べて曲げ耐力が大きくなる。更に、鋼管の引張強度をより高くすると共に内部コンクリートの強度を高くすることで、さらにSC杭の支持力が向上することで、SC杭の杭1本あたりに作用する荷重(常時、地震時)が大きくなる傾向にある。これに伴って、杭体と上部構造の杭頭結合部にも、大きな荷重が生じることが予想される。
特開2010−242499号公報
SC杭と上部構造物の基礎スラブコンクリートとを結合する杭頭結合の構造について考えると、基礎スラブコンクリートは、基本的に現地で鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んで形成する「場所打ちコンクリート」であるため、施工性(流動性、品質保持)を考慮するとコンクリート材料を高強度化することは困難である。
従来、SC杭と基礎スラブとの杭頭結合構造は、特許文献1に記載のように、SC杭の杭頭を基礎スラブに埋設する構造となっている。なお特許文献1には記載がないが、端板中央部の開口を上下に貫通する杭頭結合用の複数の鉄筋を配筋する場合が多い。しかし、上述のように基礎スラブのコンクリートの高強度化は難しいため、本構造では高強度化したSC杭本体の強度に対して、十分な杭頭結合部の強度を得ることは難しく、作用荷重に対してSC杭本体は健全でも、杭頭結合部の強度不足により基礎構造全体が不安定となってしまう懸念がある。
本発明は、上記のような点に着目したもので、杭頭結合部の強度を向上可能なSC杭の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、鋼管と該鋼管内周面に形成された内部コンクリートとを有する中空のSC杭において、
杭頭部に対し、鋼管外周面よりも外径方向に張り出したリブを設けたことを特徴とするものである。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記リブは、杭頭上端に設けられて上記内部コンクリートと軸方向で対向配置する端板に対し設けられていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した構成に対し、上記端板の外周端縁部は、鋼管外周面よりも外径方向に張り出して構成され、その端板の外周端縁部が、上記リブを構成することを特徴とする。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3に記載した構成に対し、上記リブの鋼管外周面に対する張り出し量は、20mm以上であることを特徴とする。
本発明によれば、基礎スラブとの杭頭結合において、SC杭に設けたリブが、コンクリートに対するずれ止めとなって、SC杭を使用した場合における杭頭結合部の強度を向上させることが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係るSC杭を説明する側断面図である。 実施形態に係る杭頭結合構造を説明する図である。 荷重伝達機構を説明する図である。 結合用筒体の軸を傾けた場合の例を説明する図である。 結合用筒体の軸を傾けた場合の例を説明する模式的平面図である。 捨コンクリートを打設した例を説明する図である。 SC杭構造の変形例の図であり、(a)は側断面図、(b)は上面図である。 SC杭構造の変形例を説明する側面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(SC杭の構造)
図1は、本実施形態のSC杭を説明する図である。
SC杭1は、図1に示すように、外殻鋼管1Aと内部コンクリート1Bと端板1C、1Dとを備える。
すなわち、外殻鋼管1Aの軸方向両端面に対し、それぞれ鋼管1Aと同軸に端板1C、1Dが固定されている。端板1C、1Dの鋼管1Aへの固定は溶接等で実施されて、端板1C、1Dは鋼管1Aと一体となっている。
本実施形態では、上端側に設けられる端板1Cの径が、鋼管1Aの外径よりも大きく設定されている。これよって、端板1Cの外周端縁部は、杭外周面よりも外径方向に張り出し、その端板1Cの張出部が円環状のリブ3を構成する。
鋼管1A外周面に対する上記端板1Cの張り出し量δ、つまりリブ3(張出部)の張り出し量δは、20mm以上に設定することが好ましい。打設されるコンクリート7との付着強度に影響するコンクリート骨材の大きさを考慮した場合、張り出し量δを20mm以上とすることで、コンクリートとの間で確実に所定以上の付着強度を確保することが可能となる。
なお、鋼管1A外周面からの上記リブ3の張り出し量δの上限は特に無いが、後述のように、結合用筒体に差し込まれることを考慮した場合、上記端板1Cの張り出し量δは、100mm以下が好ましい。
そして、従来と同様に、鋼管1A(外殻鋼管1A)の内周面に高強度のコンクリートを付着させることで、内部コンクリート1Bが形成される。
(杭頭結合構造)
図2は、上記SC杭1と基礎スラブ2との杭頭結合構造を説明する図である。
本実施形態の杭頭結合構造は、地盤に打設されたSC杭1の頭部1aに対し、その上方に位置する基礎スラブ2を結合するための結合構造である。
本実施形態では、従来と異なり、図2に示すように、結合用筒体4を介してSC杭1の杭頭と基礎スラブ2とを結合する構造となっている。
すなわち、前述した本発明に係るSC杭と基礎スラブとの結合する杭頭結合構造の一例において、外形形状が軸を上下に向け且つ頂点を下側に配した錐台形状の鋼管からなる結合用筒体と、その結合用筒体に固定されて当該結合用筒体の上端位置よりも上方に延びる複数の杭頭定着鉄筋と、を備え、
上記結合用筒体の下側開口部内に上記杭の杭頭部が差し込まれた状態に配置すると共に、上記結合用筒の上側開口部、及び上記杭頭定着鉄筋のうち結合用筒体の上端位置よりも上方に位置する鉄筋部分が、上記基礎スラブ内に埋設される、といった構造例となっている。
ここで、上記リブ3は、結合用筒体4内に打設されたコンクリート7に対する、ずれ止め用の突起を構成する。
上記杭頭結合構造を構成する部品として、倒立した錐台形状の結合用筒体4と、2以上の杭頭定着鉄筋5と、を備える。なお、結合用筒体4の外形形状としては、後述のように倒立した錐台形状が特に好ましいが、軸方向に同径の筒形状の鋼管1Aから構成されていても良い。
上記結合用筒体4は、その外形形状が、軸Lを上下に向け且つ頂点P側を下側(小径側を下側)にした、つまり底辺を上側にした錐台形状の鋼管1Aからなる。なお、結合用筒体4の内周面形状は錐台形状となっていなくても良い。本実施形態の結合用筒体4は、上側に向かうほど径が大きくなる円錐台形状の鋼管1Aで構成した場合を例に挙げて説明する。上記錐体の断面は、円形に限定されず、四角形などの他断面形状であっても採用することが出来る。
その結合用筒体4の下端開口部の内径は、下側から上記リブ3付きの杭頭を挿入可能な径となっている。
結合用筒体4の外周面の、上下軸Lに対する傾斜は、杭頭の径Dとし、結合用筒体4の下端面での外径を「1.05×D」とした場合、結合用筒体4の上端面での外径が「1.3×D」以上であることが好ましい。なお、結合用筒体4の軸L方向の寸法(高さ)は2.0×Dとして記載している。通常、高さは、1.5×D〜2.0×Dの範囲で設定されるものと考えられる。
また、結合用筒体4の外周面の、上下軸Lに対する傾斜角θは、45度以下が好ましい。45度を超えると、上下方向の引張力の伝達に対する寄与度が小さくなる。
次に、杭頭定着鉄筋5について説明する。
杭頭定着鉄筋5は、通常の建築用の鉄筋を採用すればよい。杭頭定着鉄筋5の断面は、円形に限定されず、角形等でも構わない。
そして、複数の杭頭定着鉄筋5が、上記結合用筒体4の外周面に対して周方向に間隔を開けて配置され、各杭頭定着鉄筋5の下側部分は、当該結合用筒体4に溶接等によって固定される。その各杭頭定着筋は、結合用筒体4の外周面に沿って上方に延びるように配筋されている。このように、本実施形態の杭頭定着筋は、結合用筒体4の外周面に沿って軸Lが配置されることで、上記錐体形状の頂点Pを中心にして、複数の杭頭定着筋が斜め上方に放射状に延びた状態となる。なお、杭頭定着鉄筋5は、予め結合用筒体4に固定しても良いし、結合用筒体4を杭頭に取り付けた後に、当該結合用筒体4に対して杭頭定着鉄筋5を溶接その他で固定しても良い。杭頭定着鉄筋5に予め結合用筒体4に固定しておいた方が、現場施工が楽になる。また、杭頭定着鉄筋5は、結合用筒体4の内周面側に固定されても良いし、結合用筒体4の上端面に対して鉛直方向上方に延びるように設定されていても良い。
(杭頭結合方法)
予め地盤に打設されて地盤に立設している杭1の頭部1aが、図1のように、上記結合用筒体4の下端開口部内に配置されるように、当該結合用筒体4を杭頭部1aに配置する。
なお、予め杭頭定着鉄筋5を上述のように結合用筒体4に溶接して固定してあるものとする。なお、杭頭定着鉄筋5の溶接は、現場でも良いし、工場で実施しても良い。
次に、基礎スラブ2用の型枠(不図示)を設置すると共に、型枠内に基礎スラブ2用の鉄筋や梁等を配筋する。このとき、結合用筒体4の上端面が基礎スラブ2内に完全に埋設出来る位置に、上記型枠を設置したり、結合用筒体4の上下位置を許容範囲で調整したりする。
次に、結合用筒体4内及び上記型枠内に充填材として現場打ちコンクリート7,8を打設する。そして打ち込んだコンクリート7,8の養生が完了したら、型枠を撤去する。捨て型枠でも良い。
結合用筒体4内及び上記型枠内に打設する充填材は、モルタルやソイルセメントなどでも良い。また、先に結合用筒体4内にコンクリート7等を打設してから、上記型枠内にコンクリート8等を打設するようにしても良い。
(作用効果など)
円錐台形状の結合用筒体4とSC杭1の定着構造について、円錐台形状の結合用筒体4の内面とSC杭1の外周との間にコンクリートやモルタル、ソイルセメントなどの充填材を打設することで、これらの材料を介して、SC杭1の杭頭部1aに設けたずれ止め用のリブ3と錐台形状の結合用筒体4との間で荷重を伝達する。
また、錐台形状の結合用筒体4と基礎スラブ2との間では、図3に示すように、結合用筒体4に固定した杭頭定着鉄筋5を基礎スラブ2のコンクリートに埋設することで、鉄筋と基礎スラブ2コンクリートとの付着力により荷重を伝達する。
ここで、結合用筒体4を倒立した錐体形状とすることで、上下方向の引張力の荷重伝達を結合用筒体4を通じて行うことが出来る。すなわち、杭頭結合部の断面性能は、結合用筒体4の径の2乗に比例するため、結合用筒体4を倒立した錐体形状とすることで、杭頭に作用する曲げモーメントに対する抵抗力(強度)が増し、SC杭1の高強度化に伴う杭頭反力増大に対応した「杭頭結合構造」を得ることができる。
なお、荷重伝達力を高めるため、円錐台形状の結合用筒体4下端の内面にもずれ止め用の突起を設けても良い。
そして、上記杭頭結合構造では、次の効果を得ることが出来る。
上記倒立した錐体形状の鋼管1Aからなる結合用筒体4を通じて、SC杭1と基礎スラブ2との間の荷重伝達を行うことで、対象とするSC杭1の高強度化に伴う杭頭反力増大に対応した荷重伝達が可能となる。
また、結合用筒体4を倒立した錐体形状の鋼管1Aとすることで、水平ダイアフラム等を別途設けなくても、結合用筒体4で垂直荷重を十分に伝達可能となる。この結果、杭頭結合構造の施工が簡略して施工容易性が向上すると共に施工時間の短縮にも繋がる。また、荷重伝達のための水平ダイアフラム等が不要となる分、製作コストを下げることにも繋がる。
結合用筒体4について、杭頭が挿入される下端部に比べて上端部の径が大きくなっている。このため、基礎スラブ2内に埋設される杭頭定着鉄筋5の鉄筋部分で考えた場合、従来のような円筒形状の外鋼管1Aに対して同数の杭頭定着鉄筋5を固定した場合に比べて、杭頭定着鉄筋5間の間隔を大きくなる。すなわち、鉄筋の配筋径が大きくなる。このことにより杭頭結合部の断面性能(径の2乗に比例)が向上するため、杭頭に作用する曲げモーメントに対する抵抗力(強度)が増し、SC杭1の高強度化に伴う杭頭反力増大に対応した「杭頭結合構造」を得ることができる。
さらに、杭頭定着鉄筋5は下から上に放射状に広がる形で並ぶため、鉄筋の間隔が上方ほど大きくなり、基礎スラブ2の配筋を容易となる。なお、結合用筒体4の上端から突出する杭頭定着鉄筋5の部分は鉛直方向に向けて突出していても良い。
また、杭頭定着鉄筋5間の間隔を大きくできることから、基礎スラブ2内に配筋される横方向に延びる鉄筋の配筋が容易となる。
ここで、従来のような円筒形状の外鋼管1Aを使用して、本実施形態と同等の杭頭定着鉄筋5間の間隔を確保しようとすると、外鋼管1Aの径その分大きく設計する必要があり、杭頭結合構造が占める部分が大きくなってしまう。
また、上述のように水平ダイアフラムが不要であるので、結合用筒体4の下端部の内径を、杭頭の外径に近い径に設定することも可能となり、その分、杭頭外周での杭頭結合構造が大型化することも抑えることが可能である。また、結合用筒体4の下端部を杭1と同心に配置する必要もない。
以上のように、本発明のSC杭1を使用して上記杭頭結合構造を適用することで、高強度で施工性、品質信頼性が高く、かつ基礎スラブ2形状がコンパクトとなる「杭頭結合構造」を得ることができる。
(変形例)
ここで、結合用筒体4の軸Lを、杭1と同軸Lとなるように配置する必要もない。例えば基礎スラブ2の配筋との干渉を避けるように、結合用筒体4の上下軸Lを鉛直方向から、若しくは杭1の軸L若しくは軸Lと平行な方向に対し傾けるようにしても良い。杭1の軸Lが鉛直方向の場合には、その鉛直方向が基準となるが、杭1の軸Lが傾いている場合には、その杭1の軸Lを基準として、結合用筒体4の軸Lを設定する。
また結合用筒体4及び杭頭定着鉄筋5を基準に、基礎スラブ2の外周面側に、予め設定した必要被り厚Bを確保する必要がある。このとき、基礎スラブ2の外周面に近い結合用筒体4を杭1と同軸Lに配置した場合、その杭1の位置から基礎スラブ2の外周面(スラブ2縁端)までの寸法が大きくなる。
このとき、図4に示すように、結合用筒体4の上下軸Lを、鉛直方向Hから、一番近いスラブ2縁端から離れる方向に向けて傾けることで、平面視で、杭頭近傍位置からの被り厚を小さくすることが可能となる。すなわち、一番近いスラブ2縁端に近い結合用筒体4の外面が鉛直方向(スラブ2縁端と平行となる方向)に近付くように結合用筒体4の上下軸Lを設定するほど、杭頭近傍位置からの被り厚を小さく設定することが出来る。
図5は、各結合用筒体4の上下軸Lを、一番近いスラブ2縁端から離れる方向に傾けた場合の例を示す模式的平面図である。なお、基礎スラブ2の角部に配置される杭1を結合する結合用筒体4の上下軸Lは、2つのスラブ2縁端から離れる方向に傾けている。
このようにすることで、結合用筒体4の基礎スラブ2縁端方向への張り出しを緩和し、基礎スラブ2の形状を、その分、コンパクトに設計することが可能となる。
なお、円錐台形状の結合用筒体4を傾けた際の定位置を安定化させるために、図6に示すように、結合用筒体4周辺に捨コンなどを打設してもよい。
また、錐台形状の結合用筒体4を、基礎スラブ2コンクリート打設時の型枠として利用してもよい。
また、円錐台形状の結合用筒体4の製造について、平板からスパイラル製法で製作してもよいし、板曲げ加工、鋳造、鍛造で製作してもよい。
ここで、杭頭の端板1Cについては、中央が開口した円形の板であっても良いし、中空のドーナツ形状などであっても良い。
また、上記端板1Cに形成されるずれ止め用のリブ3は、リング状である必要はなく、円周方向に沿って所定間隔毎に径方向に突出するように離散的に形成しても良い。
またずれ止め用のリブ3は、端板1C自体に形成する必要はない、例えば図7に示すように、端板1Cに対して、複数のリブ3板を溶接等にて固定することで、ずれ止め用のリブ3を端板1Cに設けても良い。
また、ずれ止め用のリブ3を端板1Cに固定することなく、図8に示すように、杭頭部を形成する鋼管1A外周に対して、リブ3を直接固定しても良い。
また、杭の軸方向に複数段となるように、リブ3を形成しても良い。
1 杭
1A 鋼管
1B 内部コンクリート
1C 端板
1a 頭部
2 基礎スラブ
3 リブ
4 結合用筒体
5 杭頭定着鉄筋
7,8 コンクリート
8 コンクリート
δ 張り出し量
θ 傾斜角

Claims (4)

  1. 鋼管と該鋼管内周面に形成された内部コンクリートとを有する中空のSC杭において、
    杭頭部に対し、鋼管外周面よりも外径方向に張り出したリブを設けたことを特徴とするSC杭。
  2. 上記リブは、杭頭上端に設けられて上記内部コンクリートと軸方向で対向配置する端板に対し設けられていることを特徴とする請求項1に記載したSC杭。
  3. 上記端板の外周端縁部は、鋼管外周面よりも外径方向に張り出して構成され、その端板の外周端縁部が、上記リブを構成することを特徴とする請求項2に記載したSC杭。
  4. 上記リブの鋼管外周面に対する張り出し量は、20mm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載したSC杭。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019100087A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 東亜建設工業株式会社 杭頭免震構造およびその構築方法
JP2022524314A (ja) * 2019-03-21 2022-05-02 ヴォッベン プロパティーズ ゲーエムベーハー タワー構造、風力発電設備のためのタワー、および風力発電設備のための基礎、ならびにタワー構造の基礎を構築する方法

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