JP2013189303A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの二次電池による無駄な電力供給を抑制する。
【解決手段】実施形態によれば、エレベータは、乗り場にいるエレベータ利用者が所持する通信機器に記憶される当該利用者固有の利用者情報を読み取って、データベースに記憶される利用者情報との照合によりエレベータ利用者を認証した場合に、読み取り済みの利用者情報に対応する利用者の行先階情報および乗りかごの位置情報をもとに、乗りかごの現在位置から利用者の待つ階床までの配車および当該階床から行先階への乗りかごの運転制御に必要な電力量を算出し、蓄電装置の蓄電容量が当該算出した電力を満たした場合に、行先階情報に基づいて行先階の登録を行なって、利用者の待つ階床への乗りかごの配車を行なって、行先階への乗りかごの運転制御を行なう運転制御手段とをもつ。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、利用者の個人認証を行なう機能を有するエレベータに関する。
従来、例えば商用電源からの電力の充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用する二次電池を設け、この二次電池を電源として駆動するエレベータに関する技術として、具体的な電気回路に関する技術や、二次電池を電源として動作する電池監視回路やエレベータ制御装置などの電気装置に電力を供給する他の電池を設けることにより二次電池故障時における信頼性向上を図る技術がある。
特開2004−99309号公報
しかしながら、従来の技術では、乗りかごの運転について、いたずらによる呼び登録などにより二次電池から無駄な電力供給を行なった結果、電力が無駄に消費されることになり、また、当該二次電池の寿命が短くなる場合がある。そのため、二次電池への電力充電は必要最低限として電池の寿命延命および、電力消費を必要最低限に抑える手段が必要となる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものである。所定の場所に設置された認証装置がエレベータ利用者の携帯するセキュリティカードあるいは携帯機器情報を読み取り、併設されているデータベースから利用者情報を照会して個人認証すると、電内供給手段が現在のかご位置と利用者の目的階情報から運転に必要な電力量を算出し、その必要分量を二次電池に急速充電する。エレベータ制御手段は電力供給手段により充電された電力を用いて利用者を目的階まで運搬制御する。
これにより、利用者を運搬するために必要最低限の電力消費に抑えることができ且つ、二次電池への充電は利用者が認証された場合にのみ行うため、無駄な充電を防止することで電池の寿命延命を図ることができる。
本発明が解決しようとする課題は、二次電池による無駄な電力供給を抑制することが可能になるエレベータを提供することにある。
実施形態によれば、エレベータは、所定のエレベータ利用者固有の利用者情報を記憶するデータベースと、各階床の乗り場に設置され、乗り場にいるエレベータ利用者が所持する通信機器に記憶される当該利用者固有の利用者情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取った利用者情報と前記データベースに記憶される利用者情報とを照合することで前記エレベータ利用者を認証する利用認証手段と、前記利用認証手段により前記エレベータ利用者を認証した場合に、前記利用者情報に対応する利用者の行先階情報を取得する行先階情報取得手段と、蓄電装置とをもつ。また、このエレベータは、前記取得した行先階情報および前記乗りかごの位置情報をもとに、前記乗りかごの現在位置から前記利用者情報を読み取った読み取り手段が設置される階床までの配車および当該階床から前記行先階への前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を算出する電力量算出手段と、前記蓄電装置の蓄電容量が前記算出した電力を満たすように充電制御を行なう充電制御手段とをもつ。また、このエレベータは、前記充電制御により、前記蓄電装置の蓄電容量が前記算出した電力を満たした場合に、前記利用者情報を読み取った読み取り手段が設置される階床への前記乗りかごの配車を行なって、前記取得した行先階情報に基づいて行先階の登録を行なって、前記行先階への前記乗りかごの運転制御を行なう運転制御手段とをもつ。
第1の実施形態におけるエレベータシステムの概略構成例を示す図。 第1の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるエレベータシステムの認証装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるエレベータシステムの電力供給装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるエレベータシステムの概略構成例を示す図。 第2の実施形態におけるエレベータシステムの玄関ロック装置の機能構成例を示すブロック図。 第2の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態におけるエレベータシステムの電力供給装置の機能構成例を示すブロック図。 第3の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図。 第3の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図。 第4の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャート。 第5の実施形態におけるエレベータシステムの概略構成例を示す図。 第5の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図。 第5の実施形態におけるエレベータシステムの電力供給装置の機能構成例を示すブロック図。 第5の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャート。 第5の実施形態におけるエレベータシステムの報知装置による表示例を示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。本実施形態は、所定のエレベータ利用者固有の利用者情報を記憶するデータベースを備え、各階床の乗り場に設置され、乗り場にいるエレベータ利用者が所持する通信機器に記憶される当該利用者固有の利用者情報を読み取り、この読み取った利用者情報とデータベースに記憶される利用者情報とを照合することで前記エレベータ利用者を認証した場合に、利用者情報に対応する利用者の行先階情報を取得し、乗りかごの現在位置から利用者情報の読み取り元の階床までの配車および当該階床から行先階への乗りかごの運転制御に必要な電力量を算出して、充電制御を行ない、この充電が終了すると利用者情報の読み取り元の階床への乗りかごの配車を行なって、行先階への乗りかごの運転制御を行なうことを特徴とする。
図1は、第1の実施形態におけるエレベータシステムの概略構成例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態におけるエレベータシステムは、シーブ1、駆動装置2、エレベータ運転制御装置3、乗りかご4、電力供給装置8、二次電池9を備える。これらのうち、電力供給装置8は、従来技術に比した顕著な特徴を有し、課題を解決するための主となる機能を有する。
乗りかご4は、図示しない巻上機の回転軸に設けられたシーブ1およびそらせシーブ1aに巻き掛けられたメインロープを介して吊り合い重り1bと連結される。乗りかご4は、巻上機の駆動によるシーブ1の回転に伴い、シーブ1とメインロープの間の摩擦力により吊り合い重り1bとともに昇降路内を互いに上下反対方向に昇降する。
駆動装置2は、巻上機を駆動することでシーブ1を回転させる。エレベータ運転制御装置3は、駆動装置2への駆動指令を行なうなどして乗りかご4の昇降を制御する。
また、本実施形態では、図1に示すように、乗りかご4の外の各階床のそれぞれの乗り場に認証装置5が設けられる。認証装置5は、通信回線10bを介してエレベータ運転制御装置3に通信可能に接続される。この認証装置5は、エレベータ利用者が携帯するモバイル機器である携帯電話機6を介して、当該利用者のエレベータ利用にかかる個人認証を行なう。携帯電話機6は、利用者が携帯可能で通信機能を有する機器であれば、例えばPDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)などであってもよい。
また、このエレベータシステムは、不揮発性メモリなどの記憶媒体であるデータベース7を備える。このデータベース7は、通信回線10を介して認証装置5に通信可能に接続され、所定のエレベータ利用者の認証のための、当該利用者固有の利用者情報を記憶する。利用者情報は、利用者に付与された識別番号、氏名、居住階などを含む。
図2は、第1の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、エレベータ運転制御装置3は、装置全体の処理動作を司る制御部31、記憶装置32、通信インタフェース33、行先階情報取得部34、運転制御部35、かご位置検出部36、電源回路37を有する。制御部31、記憶装置32、通信インタフェース33、行先階情報取得部34、運転制御部35、かご位置検出部36は、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図2のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置32は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、通信インタフェース33、行先階情報取得部34、運転制御部35、かご位置検出部36の処理動作の為のプログラムを記憶する。
通信インタフェース33は、駆動装置2、認証装置5、電力供給装置8との間の通信処理を行なう。行先階情報取得部34は、認証装置5から行先階の情報を取得する。かご位置検出部36は、図示しないパルスジェネレータによるアップダウンカウントなどにより、乗りかご4のかご位置を検出する。
電源回路37は、電力供給装置8からの電力を得ることで動作し、装置内の各部に電力を供給する。本実施形態では、電源回路37は、商用電源からは電力を得ずに、電力供給装置8からの電力を得た場合のみに動作する。
図3は、第1の実施形態におけるエレベータシステムの認証装置の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、認証装置5は、装置全体の処理動作を司る制御部51、記憶装置52、無線通信インタフェース53、通信インタフェース54、読取処理部55、アクセス処理部56、認証処理部57、目的階情報出力部58を有する。これらは、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図3のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置52は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、無線通信インタフェース53、通信インタフェース54、読取処理部55、アクセス処理部56、認証処理部57、目的階情報出力部58の処理動作の為のプログラムを記憶する。
通信インタフェース54は、エレベータ運転制御装置3、データベース7および電力供給装置8との間の通信処理を行なう。また、無線通信インタフェース53は、携帯電話機6との間の無線通信処理を行なう。
読取処理部55は、携帯電話機6の図示しない記憶装置に記憶される利用者情報を無線通信インタフェース53により受信することで、この利用者情報を読み取る。
アクセス処理部56は、読取処理部55により利用者情報を読み取った際に、データベース7にアクセスし、このデータベース7に記憶される利用者情報を読み出す。
認証処理部57は、データベース7に記憶される利用者情報と携帯電話機6から読み取った利用者情報とを照合し、データベース7に記憶される利用者情報のいずれかと携帯電話機6から読み取った利用者情報とが一致する場合には、利用者の個人認証が成功したと判断する。
目的階情報出力部58は、この目的階情報出力部58を有する自装置である認証装置5の設置階の情報、および、認証処理部57により照合した、携帯電話機6から読み取り済みの利用者情報に含まれる居住階の情報を目的階の情報としてエレベータ運転制御装置3および電力供給装置8へ出力する。
図4は、第1の実施形態におけるエレベータシステムの電力供給装置の機能構成例を示すブロック図である。
電力供給装置8は、本実施形態における従来技術に比した特徴を顕著に示す装置である。図4に示すように、電力供給装置8は、装置全体の処理動作を司る制御部81、記憶装置82、目的階情報検出部83、かご位置取得部84、必要電力量算出部85、急速充電制御部86、電力供給制御部87を有する。これらは、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図4のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置82は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、目的階情報検出部83、かご位置取得部84、必要電力量算出部85、急速充電制御部86、電力供給制御部87の処理動作の為のプログラムを記憶する。また、記憶装置82には、自装置である認証装置5の設置階の情報が記憶される。
目的階情報検出部83は、認証装置5からの目的階の情報を検出する。かご位置取得部84は、エレベータ運転制御装置3のかご位置検出部36により検出したかご位置を取得する。
必要電力量算出部85は、電力供給装置8における従来技術に比した特徴を特に顕著に示すものであり、目的階情報検出部83により検出した目的階の情報をもとに、当該目的階の情報の出力元、つまり、携帯電話機6からの利用者情報の読み取り元である認証装置5の設置階、およびこの認証装置5により照合した、携帯電話機6から読み取り済みの利用者情報に含まれる居住階の情報を得て、これら設置階、居住階、および、かご位置取得部84により取得したかご位置をもとに、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から認証装置5の設置階までの乗りかご4の配車、および、当該エレベータ運転制御装置3による、この設置階から居住階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力量を算出する。記憶装置82には、エレベータ設置建屋内の各階の隣り合った階床間の距離の情報が記憶されており、必要電力量算出部85は、この階床間の距離の情報を考慮して、前述した必要な電力量を算出する。
急速充電制御部86は、必要電力量算出部85により算出した電力量に相当する電力を商用電源から得て二次電池9に急速充電する。
電力供給制御部87は、急速充電制御部86による急速充電が終了すると、二次電池9に蓄電されている電力を得てエレベータ運転制御装置3の電源回路37に供給する。
次に、図1に示した構成のエレベータシステムによる利用者の認証および運転制御動作について説明する。図5は、第1の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、エレベータ設置建屋の居住者が、1階から当該居住者の自宅のある居住階である5階へ移動することを例にあげる。また、乗りかご4は3階で無方向停止しているものとする。
まず、エレベータ利用者が、携帯電話機6を、例えば1階の乗り場に設置された認証装置5へ接近させ、当該認証装置5の無線通信インタフェース53と携帯電話機6との間で近距離無線通信が可能な状態となると(ステップS1)、認証装置5の読取処理部55は、携帯電話機6の図示しない記憶装置に記憶される利用者情報を無線通信インタフェース53により受信することで、この利用者情報を読み取る(ステップS2)。
すると、認証装置5のアクセス処理部56は、通信インタフェース54、通信回線10を介してデータベース7にアクセスし(ステップS3)、このデータベース7に記憶される利用者情報を読み出す(ステップS4)。この利用者情報は、利用者の居住階の情報、ここでは5階の情報を含む。アクセス処理部56は、この読み出した利用者情報、および読取処理部55により読み取った利用者情報を認証処理部57に出力する。
認証装置5の認証処理部57は、アクセス処理部56からの、データベース7に記憶される利用者情報と携帯電話機6から読み取った利用者情報とを照合し、データベース7に記憶される利用者情報のいずれかと携帯電話機6から読み取った利用者情報とが一致する場合には(ステップS5のYES)、利用者の個人認証が成功したと判断する。一方、認証処理部57は、データベース7に記憶される利用者情報と携帯電話機6から読み取った利用者情報とが一致しない場合には(ステップS5のNO)、利用者の個人認証が成功しなかったものと判断し、再度利用者情報の照合を行う。
利用者の個人認証が成功したと認証処理部57により判断された場合、目的階情報出力部58は、この目的階情報出力部58を有する認証装置5の設置階の情報を記憶装置82から読み出す。そして、目的階情報出力部58は、携帯電話機6から読み取った利用者情報に含まれる居住階の情報、ここでは5階の情報を認証処理部57から取得し、この居住階の情報、および、この目的階情報出力部58を有する認証装置5の設置階の情報、ここでは1階の情報を、目的階の情報として、通信インタフェース54を介して電力供給装置8およびエレベータ運転制御装置3へ送信する(ステップS6)。
電力供給装置8の目的階情報検出部83は、認証装置5からの目的階の情報を受信すると(ステップS7)、この情報を必要電力量算出部85に出力する。
また、目的階情報検出部83が目的階の情報を受信すると、かご位置取得部84は、エレベータ運転制御装置3に対し、かご位置の要求信号を送信する。この信号をエレベータ運転制御装置3の通信インタフェース33を介してかご位置検出部36が受信すると(ステップS8)、このかご位置検出部36は、かご位置情報、ここでは3階の情報を、通信インタフェース33を介して電力供給装置8に送信する。かご位置取得部84は、エレベータ運転制御装置3からのかご位置情報を受信すると、このかご位置情報を必要電力量算出部85に出力する。
必要電力量算出部85は、目的階情報検出部83からの目的階の情報、および、かご位置取得部84からのかご位置の情報を入力すると、目的階情報検出部83により検出した目的階の情報に含まれる、当該目的階の情報の出力元の認証装置5の設置階、およびこの認証装置5により照合した利用者情報に含まれる居住階の情報を得る。
そして、必要電力量算出部85は、これら設置階、居住階、および、かご位置をもとに、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から設置階までの乗りかご4の配車、および、エレベータ運転制御装置3による、この設置階から行先階となる居住階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力量を算出する(ステップS9)。ここでは、必要電力量算出部85は、現在のかご位置である3階から設置階である1階までの乗りかご4の配車、および、エレベータ運転制御装置3による、この設置階である1階から居住階である5階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力量を算出する。
必要電力量算出部85は、運転制御に必要な電力量を算出すると、この電力量の二次電池9への急速充電を急速充電制御部86に指示する。
急速充電制御部86は、急速充電の指示を受けると、商用電源から電力を得て、二次電池9への急速充電を開始する(ステップS10)。
急速充電制御部86は、必要電力量算出部85により算出した、運転制御に必要な電力量の二次電池9への急速充電が終了すると(ステップS11)、この旨を示す信号を電力供給制御部87へ出力する。
電力供給制御部87は、急速充電の終了を示す信号を急速充電制御部86から入力すると、二次電池9に充電された電力の、エレベータ運転制御装置3の電源回路37への供給を開始する(ステップS12)。これにより、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から利用者情報読み取り元の認証装置5の設置階までの乗りかご4の配車、および、エレベータ運転制御装置3による、この設置階から居住階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力を当該エレベータ運転制御装置3に供給する事ができる。
エレベータ運転制御装置3の運転制御部35は、電源回路37への電力の供給が開始されると、利用者情報の読み取り元の認証装置5の設置階、つまり利用者の待つ階へ乗りかご4を配車させ(ステップS13)、この配車後、認証装置5から受信した目的階情報に基づいて行先階の登録処理および当該登録した行先階への乗りかご4の運転制御を行なう(ステップS14)。
以上のように、第1の実施形態におけるエレベータでは、利用者情報の読み取り元の認証装置の設置階、つまり利用者の待つ階へ乗りかごを配車させ、かつこの利用者の待つ階から利用者の居住階への乗りかごの運転制御を行なうための、エレベータ運転制御装置のための電力を二次電池へ急速充電し、この電力をエレベータ運転制御装置へ供給する事ができる。よって、利用者情報の読み取りに伴って必要な電力のみを二次電池へ充電してエレベータ運転制御装置へ供給するので、二次電池へ充電する電力を、利用者を運搬するための電力消費のみに抑えることができる。よって、二次電池への充電を必要最低限とすることができる。また、本実施形態では、二次電池への充電は利用者の認証を行なった場合にのみに行うため、二次電池への無駄な充電を防止し、当該二次電池の寿命延命を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態におけるエレベータの構成のうちは図1に示したものと同一部分の説明は省略する。
本実施形態は、所定のエレベータ利用者固有の利用者情報を記憶するデータベースを備え、各階床の乗り場に設置され、訪問者を認証した場合に、この訪問者を認証した居住者の居住階である行先階情報を取得し、乗りかごの現在位置から訪問者が待機する階床までの配車および当該階床から行先階への乗りかごの運転制御に必要な電力量を算出して、充電制御を行ない、この充電が終了すると訪問者の待機する階床への乗りかごの配車を行なって、行先階への乗りかごの運転制御を行なうことを特徴とする。
図6は、第2の実施形態におけるエレベータシステムの概略構成例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態におけるエレベータシステムは、第1の実施形態と比較して、建屋の1階のエントランスに玄関ロック装置12が設けられる。この玄関ロック装置12は、データベース7および認証装置5に通信可能に接続され、利用者の携帯電話機6との近距離無線通信の機能を有する。
図7は、第2の実施形態におけるエレベータシステムの玄関ロック装置の機能構成例を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施形態におけるエレベータシステムの玄関ロック装置12は、装置全体の処理動作を司る制御部121、記憶装置122、無線通信インタフェース123、通信インタフェース124、訪問者認証部125、訪問者情報出力部126を有する。これらは、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図7のように各部間で情報の授受が可能となっている。
記憶装置122は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、無線通信インタフェース123、通信インタフェース124、訪問者認証部125、訪問者情報出力部126の処理動作の為のプログラムを記憶する。また、記憶装置112には、自装置である玄関ロック装置12の設置階、ここでは1階の情報が記憶される。
通信インタフェース124は、エレベータ運転制御装置3、認証装置5、データベース7、および設置建屋内の各住居のインターフォンとの間で通信処理を行なう。無線通信インタフェース123は、訪問者の携帯電話機6との間で無線通信処理を行なう。
訪問者認証部125は、訪問者が玄関ロック装置12の図示しない入力釦の操作により来訪先の部屋番号を示す信号を入力すると、この番号に対応する住居におけるインターフォンを呼び出す。これにしたがってインターフォンの受話器がとられた場合には、通話可能な状態となる。
インターフォンの操作者が、訪問者との通話を経て当該訪問者の建屋への入場およびエレベータ利用を認め、インターフォンの図示しない開錠釦を操作した場合には、玄関ロック装置12の訪問者認証部125は、訪問者を認証する。訪問者情報出力部126は、訪問者が認証された場合に、訪問者に付与する利用者情報であって当該訪問者固有の訪問者情報を生成して、データベース7に送信して書き込む。この訪問者情報は、訪問者認証部125による訪問者の認証時に当該訪問者に一時的に付与する識別番号、通話先のインターフォンの操作者の居住階などを含む。
図8は、第2の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、玄関ロック装置12の訪問者認証部125は、訪問者と居住者との通話を経て、訪問者を認証する(ステップS21)。
玄関ロック装置12の訪問者情報出力部126は、訪問者の認証時に当該訪問者に一時的に付与するための識別番号を発行する。訪問者情報出力部126は、通信インタフェース124を介してデータベース7にアクセスし、このデータベース7に記憶される利用者情報のうち、インターフォンにより訪問者との通話を行なった居住者の利用者情報を判別する。訪問者情報出力部126は、この利用者情報で示される居住階の情報、記憶装置112に記憶される、自装置である玄関ロック装置12の設置階の情報、および、前述した識別番号を含む情報である、訪問者固有の訪問者情報を生成する。さらに、訪問者情報出力部126は、この訪問者情報を、通信インタフェース124を介して電力供給装置8およびエレベータ運転制御装置3に送信する(ステップS22)。
電力供給装置8の目的階情報検出部83は、認証装置5からの訪問者情報を受信すると(ステップS23)、この情報を必要電力量算出部85に出力する。
また、目的階情報検出部83が訪問者情報を受信すると、かご位置取得部84は、エレベータ運転制御装置3に対し、かご位置の要求信号を送信する。この信号をエレベータ運転制御装置3の通信インタフェース33を介してかご位置検出部36が受信すると(ステップS24)、このかご位置検出部36は、かご位置情報、ここでは3階の情報を、通信インタフェース33を介して電力供給装置8に送信する。かご位置取得部84は、エレベータ運転制御装置3からのかご位置情報を受信すると、このかご位置情報を必要電力量算出部85に出力する。
必要電力量算出部85は、目的階情報検出部83からの訪問者情報、および、かご位置取得部84からのかご位置の情報を入力すると、目的階情報検出部83により検出した訪問者情報に含まれる居住階の情報、および玄関ロック装置12の設置階の情報を得る。
そして、必要電力量算出部85は、玄関ロック装置12の設置階、居住階、および、かご位置をもとに、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から玄関ロック装置12の設置階までの乗りかご4の配車、および、エレベータ運転制御装置3による、この設置階から居住階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力量を算出する(ステップS25)。ここでは、必要電力量算出部85は、現在のかご位置の3階から設置階の1階までの乗りかご4の配車、および、エレベータ運転制御装置3による、この設置階の1階から行先階となる居住階の5階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力量を算出する。
必要電力量算出部85は、運転制御に必要な電力量を算出すると、この電力量の二次電池9への急速充電を急速充電制御部86に指示する。
急速充電制御部86は、急速充電の指示を受けると、商用電源から電力を得て、この電力の二次電池9への急速充電を開始する(ステップS10)。
急速充電制御部86は、必要電力量算出部85により算出した、運転制御に必要な電力量の二次電池9への急速充電が終了すると(ステップS11)、この旨を示す信号を電力供給制御部87へ出力する。
電力供給制御部87は、急速充電の終了を示す信号を急速充電制御部86から入力すると、二次電池9に充電された電力の、エレベータ運転制御装置3の電源回路37への供給を開始する(ステップS12)。これにより、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から認証した訪問者の待つ、玄関ロック装置12の設置階までの乗りかご4の配車、および、エレベータ運転制御装置3による、この設置階から居住階までの乗りかご4の運転制御に必要な電力を当該エレベータ運転制御装置3に供給する事ができる。
エレベータ運転制御装置3の運転制御部35は、電源回路37への電力の供給が開始されると、玄関ロック装置12の設置階、つまり訪問者の待つ玄関階へ乗りかご4を配車させ(ステップS26)、この配車後、玄関ロック装置12受信した訪問者情報に含まれる居住階の情報に基づいて行先階の登録処理および当該登録した行先階への乗りかご4の運転制御を行なう(ステップS27)。
以上のように、第2の実施形態におけるエレベータでは、玄関ロック装置の設置階である玄関階へ乗りかごを配車させ、かつ、玄関階から、訪問者を許可した居住者の居住階への乗りかごの運転制御を行なうための、エレベータ運転制御装置のための電力を二次電池へ急速充電し、この電力をエレベータ運転制御装置へ供給する事ができる。よって、玄関ロック装置による訪問者の認証に伴って、当該訪問者の輸送に必要な電力のみを二次電池へ充電してエレベータ運転制御装置へ供給する。よって、二次電池へ充電する電力を、訪問者を輸送するための電力のみに抑えることができるので、二次電池への充電を必要最低限とすることができる。また、本実施形態では、二次電池への充電は訪問者の認証を行なった場合にのみに行うため、二次電池への無駄な充電を防止し、当該二次電池の寿命延命を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態は、第1および第2の実施形態で説明したような、エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から火災時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように火災発生前に予め充電制御を行ない、火災の発生時に、二次電池に蓄電される電力を利用して、火災時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御を行なうことを特徴とする。
図9は、第3の実施形態におけるエレベータシステムの電力供給装置の機能構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施形態では、電力供給装置8は、第1の実施形態で説明した制御部81、記憶装置82、目的階情報検出部83、かご位置取得部84、必要電力量算出部85、急速充電制御部86、電力供給制御部87に加え、通常充電制御部88をさらに有する。
この通常充電制御部88は、火災時管制運転に必要な電力を商用電源から得て二次電池9に充電する。この通常充電制御部88による充電速度は通常の速度であり、急速充電制御部86による充電速度より低い。
図10は、第3の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施形態では、エレベータ運転制御装置3は、第1の実施形態で説明した制御部31、記憶装置32、通信インタフェース33、行先階情報取得部34、運転制御部35、かご位置検出部36、電源回路37に加え、火災検知部131および運転モード切替部132をさらに有する。
火災検知部131は、建屋内の各階床における図示しない火災検知装置による検知により火災を検知する。運転モード切替部132は、通常時は、運転モードを、呼び登録にしたがって乗りかごを昇降させる通常運転モードに切り替え、火災検知部131による火災検知がなされた場合には、運転モードを火災時管制運転のための火災時管制運転モードに切り替える。この火災時管制運転は、火災時に乗りかごを特定の階床、ここでは玄関階に直通運転させるための運転である。
図11は、第3の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、火災の発生していない通常時に、電力供給装置8の通常充電制御部88は、二次電池の現在使用可能な充電容量を常時もしくは所定タイミングで検出する。(ステップS31)。
そして、通常充電制御部88は、この検出した充電容量が、エレベータ運転制御装置3による火災時管制運転による乗りかご4の昇降のために必要な電力量として想定される最大限の電力量以上であるか、ここでは、乗りかごが最上階に位置している際に火災が発生して、エレベータ運転制御装置3により当該乗りかごを最下階である玄関階まで昇降させるために必要な電力量以上であるか否かを判定する(ステップS32)。
通常充電制御部88は、二次電池9の充電容量が、火災時管制運転による乗りかごの昇降のためにエレベータ運転制御装置3が必要な電力として想定される最大限の電力量未満であれば(ステップS32のNO)、商用電源から電力を得て二次電池9への通常充電を開始する(ステップS33)。このように、本実施形態における火災時管制運転のための、二次電池9への充電は、火災発生前に行う充電である為、第1の実施形態で説明したような急速充電ではなく通常運転を行なう。二次電池9に対する通常充電を行なった場合、急速充電を行なう場合と比較して、二次電池9の性能劣化の程度を軽減する事ができるので、二次電池9の寿命を長寿命化する事ができる。
通常充電制御部88は、充電開始後の二次電池9の充電容量を認識し、この充電容量をエレベータ運転制御装置3による火災時管制運転での乗りかご4の昇降のために必要な電力量として想定される最大限の電力量となった場合に、通常充電を終了する(ステップS34)。
この通常充電の終了後において、建屋内で火災が発生し、この火災の発生をエレベータ運転制御装置3の火災検知部131により検知した場合は(ステップS35)、運転モード切替部132は、運転モードを通常運転モードから火災時管制運転モードに切り替え、この旨を示す信号を運転制御部35へ出力するともに、通信インタフェース33を介して電力供給装置8へ送信する(ステップS36)。
電力供給装置8の電力供給制御部87は、運転モードが通常運転モードから火災時管制運転モードに切り替わった旨を示す信号を受信すると、二次電池9に充電された電力の、エレベータ運転制御装置3の電源回路37への供給を開始する(ステップS37)。
これにより、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から玄関階までの乗りかご4の火災時管制運転の運転制御に必要な電力を当該エレベータ運転制御装置3に供給する事ができる。
エレベータ運転制御装置3の運転制御部35は、運転モードが通常運転モードから火災時管制運転モードに切り替わった旨を示す信号の受信後に、電源回路37への電力の供給が開始されると、玄関階への乗りかご4の火災時管制運転の運転制御を行なう(ステップS38)。これにより、乗客は玄関階から乗りかご外に避難できる。
以上のように、第3の実施形態におけるエレベータでは、エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から火災時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように、火災発生前に予め通常充電による充電制御を行ない、火災の発生時に、二次電池に既に蓄電された電力を利用して、火災時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御を行なう。したがって、火災発生時には、火災時管制運転に必要な電力が二次電池に既に充電されている状態となる。よって、火災発生に伴なう電力系統の遮断などにより商用電源からの二次電池への充電が行えない状態となったとしても、この二次電池へ充電された電力を用いて火災時管制運転を滞りなく行なうことができる。
また、本実施形態では、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から火災時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように、火災発生前に予め通常充電による充電制御を行なうと説明したが、この通常充電による充電制御中において、二次電池の蓄電容量が前述した必要な電力量を満たす前に火災が発生した場合において、急速充電制御部86が商用電源から電力を得ることが可能な場合には、二次電池の蓄電容量が前述した必要な電力量を満たすまでの急速充電を急速充電制御部86により行ない、二次電池の蓄電容量が前述した必要な電力量を満たした時点で、二次電池に蓄電された電力を利用して、火災時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御を行なうようにしてもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。本実施形態は、エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から地震時管制運転にて着床させる最寄階までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように地震発生前に予め充電制御を行ない、地震の発生時に、二次電池に蓄電される電力を利用して、地震時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御を行なうことを特徴とする。
本実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成は、第3の実施形態で説明した、図9に示した構成と同じである。
図12は、第4の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施形態では、エレベータ運転制御装置3は、第1の実施形態で説明した制御部31、記憶装置32、通信インタフェース33、行先階情報取得部34、運転制御部35、かご位置検出部36、電源回路37に加え、地震検知部141および運転モード切替部142をさらに有する。
地震検知部141は、建屋内における図示しない地震検知装置による検知により地震を検知する。運転モード切替部142は、通常時は、運転モードを、呼び登録にしたがって乗りかごを昇降させる通常運転モードに切り替え、地震検知部141による地震検知がなされた場合には、運転モードを地震時管制運転のための地震時管制運転モードに切り替える。この地震時管制運転は、地震時に乗りかごを最寄階で停止・戸開させるための運転である。
図13は、第4の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、地震の発生していない通常時に、電力供給装置8の通常充電制御部88は、二次電池の現在使用可能な充電容量を常時もしくは所定タイミングで検出し(ステップS41)、この検出した充電容量が、地震時管制運転による乗りかごの昇降のためにエレベータ運転制御装置3が必要な電力量として想定される最大限の電力量以上であるか、ここでは、建屋内の隣接階のうち階間距離が最も長い隣接階同士の間に乗りかごが位置している際に地震が発生して、当該乗りかごを地震発生時の昇降方向に沿った最寄階まで昇降させるためにエレベータ運転制御装置3が必要な電力量以上であるか否かを判定する(ステップS42)。
通常充電制御部88は、二次電池9の充電容量が、地震時管制運転による乗りかごの昇降のためにエレベータ運転制御装置3が必要な電力として想定される最大限の電力量未満であれば(ステップS42のNO)、商用電源から電力を得て二次電池9への通常充電を開始する(ステップS43)。このように、本実施形態における地震時管制運転のための、二次電池9への充電は、地震発生前に行う充電である為、第1の実施形態で説明したような急速充電ではなく通常運転を行なう。二次電池9に対する通常充電を行なった場合、急速充電を行なう場合と比較して、二次電池9の性能劣化の程度を軽減する事ができるので、二次電池9の寿命を長寿命化する事ができる。
通常充電制御部88は、充電開始後の二次電池9の充電容量を認識し、この充電容量を地震時管制運転による乗りかごの昇降のためにエレベータ運転制御装置3が必要な電力量として想定される最大限の電力量となった場合に、通常充電を終了する(ステップS44)。
この通常充電の終了後において、建屋へ及ぶ地震が発生し、この地震の発生をエレベータ運転制御装置3の地震検知部141により検知した場合は(ステップS45)、運転モード切替部132は、運転モードを、通常運転モードから地震時管制運転モードに切り替え、この旨を示す信号を運転制御部35へ出力するともに、通信インタフェース33を介して電力供給装置8へ送信する(ステップS46)。
電力供給装置8の電力供給制御部87は、運転モードが通常運転モードから地震時管制運転モードに切り替わった旨を示す信号を受信すると、二次電池9に充電された電力の、エレベータ運転制御装置3の電源回路37への供給を開始する(ステップS47)。
これにより、エレベータ運転制御装置3による、現在のかご位置から、現在の昇降方向に沿った最寄階までの乗りかご4の地震時管制運転の運転制御に必要な電力を当該エレベータ運転制御装置3に供給する事ができる。
エレベータ運転制御装置3の運転制御部35は、運転モードが通常運転モードから地震時管制運転モードに切り替わった旨を示す信号の受信後に、電源回路37への電力の供給が開始されると、現在の昇降方向に沿った最寄階への乗りかご4の地震時管制運転の運転制御を行なう(ステップS48)。これにより、乗客は最寄階から乗りかご外に避難できる。
以上のように、第4の実施形態におけるエレベータでは、エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から地震時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように地震発生前に予め充電制御を行ない、地震の発生時に、二次電池に蓄電される電力を利用して、地震時管制運転にて着床させる最寄階までの乗りかごの運転制御を行なうので、地震発生時には、地震時管制運転に必要な電力が二次電池に既に充電されている状態となる。よって、地震発生に伴なう電力系統の遮断などにより商用電源からの二次電池への充電が行えない状態となったとしても、この二次電池へ充電されている電力を利用して地震時管制運転を滞りなく行なうことができる。
また、本実施形態では、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から地震時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように、地震発生前に予め通常充電による充電制御を行なうと説明したが、この通常充電による充電制御中において、二次電池の蓄電容量が前述した必要な電力量を満たす前に地震が発生した場合において、急速充電制御部86が商用電源から電力を得ることが可能な場合には、二次電池の蓄電容量が前述した必要な電力量を満たすまでの急速充電を急速充電制御部86により行ない、二次電池の蓄電容量が前述した必要な電力量を満たした時点で、二次電池に蓄電された電力を利用して、地震時管制運転にて着床させる階床までの乗りかごの運転制御を行なうようにしてもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。本実施形態は、エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、何らかの故障発生により乗りかごの運転制御が当該乗りかごの階間での昇降中に停止した場合に、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から最寄階までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように充電制御を行ない、乗りかごの運転制御の再開が可能な場合に、二次電池に蓄電される電力を利用して、最寄階までの乗りかごの運転制御を行なうことを特徴とする。
さらに、本実施形態は、充電制御により二次電池に蓄電される電力を利用して、乗りかご内の報知装置による、故障発生時における乗りかご内の乗客に対する案内のための報知を行なうことを特徴とする。
図14は、第5の実施形態におけるエレベータシステムの概略構成例を示す図である。図14に示すように、本実施形態におけるエレベータシステムは、第1の実施形態と比較して、乗りかご4内に報知装置13が設けられる。この報知装置13は、エレベータの故障発生時に、乗りかご内の乗客に対して、画像により、故障発生時の案内のための報知を行なう機能を有する。報知装置13は、画像に限らず例えば音声により報知を行なってもよい。
図15は、第5の実施形態におけるエレベータシステムのエレベータ運転制御装置の機能構成例を示すブロック図である。
図15に示すように、本実施形態では、エレベータ運転制御装置3は、第1の実施形態で説明した制御部31、記憶装置32、通信インタフェース33、行先階情報取得部34、運転制御部35、かご位置検出部36、電源回路37に加え、故障検出部151、充電指令部152、報知制御部153、運転可否判定部154をさらに有する。
故障検出部151は、エレベータの乗りかご4の昇降の異常停止、すなわち故障を検出する。例えば、故障検出部151は、故障の発生により図示しない安全装置が作動した際に故障の発生を検出する。
充電指令部152は、エレベータの故障を故障検出部151により検出した場合に、エレベータ運転制御装置3により乗りかご内の報知装置13を一定時間動作させるために必要な電力量、および、エレベータ運転制御装置3により最寄階へ乗りかご4を昇降させるために必要な電力量を通常充電により二次電池9へ充電するための指令を電力供給装置8へ出力する。ここでは、故障発生から運転再開までに時間を要すると想定し、二次電池9の長寿命化のために、二次電池9へ充電形態は上述のように通常充電とする。
報知制御部153は、エレベータの故障を故障検出部151により検出した後で、乗りかご内の報知装置13を一定時間動作させるために必要な電力量を二次電池9へ充電した場合に、乗りかご4内の報知装置13を動作させる制御を行なう。
運転可否判定部154は、エレベータの故障を故障検出部151により検出した後で、乗りかご内の報知装置13を一定時間動作させるために必要な電力量、および、エレベータ運転制御装置3により最寄階へ乗りかご4を昇降させるために必要な電力量を二次電池9へ充電した場合に、故障の復旧による運転再開が可能か否かを判定する。例えば、運転可否判定部154は、故障発生後における作業員による修理が完了して、この完了を示す操作が図示しない点検装置に対してなされた場合に運転再開が可能と判断する。
図16は、第5の実施形態におけるエレベータシステムの電力供給装置の機能構成例を示すブロック図である。
図16に示すように、本実施形態では、電力供給装置8は、第1の実施形態で説明した制御部81、記憶装置82、目的階情報検出部83、かご位置取得部84、必要電力量算出部85、急速充電制御部86、電力供給制御部87に加え、通常充電制御部88をさらに有する。
この通常充電制御部88は、第3の実施形態で説明した場合と異なり、エレベータの故障発生時に、エレベータ運転制御装置3からの充電指令により、商用電源から電力を得て、乗りかご内の報知装置13を一定時間動作させるために必要な電力量、および、エレベータ運転制御装置3により最寄階へ乗りかご4を昇降させるために必要な電力量を通常充電にて二次電池9へ充電する。
図17は、第5の実施形態におけるエレベータシステムの処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、乗りかごが階間走行中にエレベータの故障が発生し、この故障による乗りかご4の停止を故障検出部151により検出すると(ステップS51)、充電指令部152は、乗りかご4内の報知装置13を一定時間動作させるために必要な電力量、および、エレベータ運転制御装置3により最寄階へ乗りかご4を昇降させるために必要な電力量を通常充電により二次電池9へ充電するための指令を電力供給装置8へ送信し、かつ、かご位置情報の出力指令を運転制御部35に出力する。
運転制御部35は、充電指令部152からのかご位置情報の出力指令を入力すると、かご位置の出力の指示信号をかご位置検出部36に出力する。かご位置検出部36は、この指示信号を入力すると、現在のかご位置を検出して、通信インタフェース33を介して電力供給装置8に出力する(ステップS52)。
かご位置取得部84は、エレベータ運転制御装置3からのかご位置情報を受信すると、このかご位置情報を必要電力量算出部85に出力する。
必要電力量算出部85は、かご位置取得部84からのかご位置情報を入力すると、乗りかご内の報知装置13を一定時間動作させるために必要な電力量、および、エレベータ運転制御装置3により現在のかご位置から最寄階へ乗りかご4を昇降させるために必要な電力量を算出する(ステップS53)。この最寄階は、乗りかご4の現在位置から下の最寄階であってもよいし、乗りかご4の現在位置から上の最寄階であってもよいし、故障発生時の昇降方向に沿った最寄階であってもよい。また、各階床の着床位置と乗りかご4の現在位置との関係をもとに、乗りかご4の現在位置から最も近い階床を最寄階としてもよい。
必要電力量算出部85は、この運転制御に必要な電力量を算出すると、この電力量の二次電池9への通常充電を通常充電制御部88に指示する。
通常充電制御部88は、通常充電の指示を受けると、商用電源から電力を得て、算出済みの電力の二次電池9への通常充電を開始する(ステップS54)。
通常充電制御部88は、必要電力量算出部85により算出した、運転制御に必要な電力量の二次電池9への急速充電が終了すると(ステップS55)、この旨を示す信号を電力供給制御部87へ出力する。
電力供給制御部87は、通常充電制御部88からの通常充電終了を示す信号を入力すると、二次電池9から電力を得て、エレベータ運転制御装置3の電源回路37へ供給する。エレベータ運転制御装置3の報知制御部153は、電源回路37へ電力が供給されると、報知装置13を作動させる(ステップS56)。
すると、報知装置13は、乗りかごが現在故障中であることを示すメッセージ、例えば「しばらくお待ちください」や「非常ボタンを押してください」といったメッセージを表示する。
図18は、第5の実施形態におけるエレベータシステムの報知装置による表示例を示す図である。
そして、エレベータ運転制御装置3の運転可否判定部154は、電源回路37へ電力が供給されると、乗りかご4の運転再開が可能か否かを判定する(ステップS57)。
運転可否判定部154は、乗りかご4の運転再開が可能であると判定した場合には(ステップS58のYES)、この旨を示す信号を運転制御部35に出力する。
すると、運転制御部35は、最寄階への乗りかご4の運転制御を行なう(ステップS59)。これにより、乗客は最寄階から乗りかご外に避難できる。
以上のように、第5の実施形態におけるエレベータでは、故障発生により乗りかごの運転制御が当該乗りかごが階間で昇降中に停止した場合に、二次電池の蓄電容量が乗りかごの現在位置から最寄階までの乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように充電制御を行ない、乗りかごの運転制御の再開が可能な場合に、二次電池に蓄電される電力を利用して、最寄階床までの乗りかごの運転制御を行なうので、故障発生時でも、二次電池に充電された電力を利用して乗客を最寄階まで滞りなく輸送することができる。
これらの各実施形態によれば、二次電池による無駄な電力供給を抑制することが可能になるエレベータを提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…シーブ、1a…そらせシーブ、1b…吊り合い重り、2…駆動装置、3…エレベータ運転制御装置、4…乗りかご、5…認証装置、6…携帯電話機、7…データベース、8…電力供給装置、9…二次電池、10…通信回線、12…玄関ロック装置、13…報知装置、31,51,81…制御部、32,52,82…記憶装置、33,54,124…通信インタフェース、34…行先階情報取得部、35…運転制御部、36…かご位置検出部、37…電源回路、53,123…無線通信インタフェース、55…読取処理部、56…アクセス処理部、57…認証処理部、58…目的階情報出力部、83…目的階情報検出部、84…かご位置検出部、85…必要電力量算出部、86…急速充電制御部、87…電力供給制御部、88…通常充電制御部、125…訪問者認証部、126…訪問者情報出力部、131…火災検知部、132,142…運転モード切替部、141…地震検知部、151…故障検出部、152…充電指令部、153…報知制御部。

Claims (7)

  1. 所定のエレベータ利用者固有の利用者情報を記憶するデータベースと、
    各階床の乗り場に設置され、乗り場にいるエレベータ利用者が所持する通信機器に記憶される当該利用者固有の利用者情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取った利用者情報と前記データベースに記憶される利用者情報とを照合することで前記エレベータ利用者を認証する利用認証手段と、
    前記利用認証手段により前記エレベータ利用者を認証した場合に、前記利用者情報に対応する利用者の行先階情報を取得する行先階情報取得手段と、
    蓄電装置と、
    前記取得した行先階情報および前記乗りかごの位置情報をもとに、前記乗りかごの現在位置から前記利用者情報を読み取った読み取り手段が設置される階床までの配車および当該階床から前記行先階への前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を算出する電力量算出手段と、
    前記蓄電装置の蓄電容量が前記算出した電力を満たすように充電制御を行なう充電制御手段と、
    前記充電制御により、前記蓄電装置の蓄電容量が前記算出した電力を満たした場合に、前記利用者情報を読み取った読み取り手段が設置される階床への前記乗りかごの配車を行なって、前記取得した行先階情報に基づいて行先階の登録を行なって前記行先階への前記乗りかごの運転制御を行なう運転制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. エレベータ設置建屋への訪問者の認証を行なう訪問者認証手段をさらに備え、
    前記行先階情報取得手段は、
    前記訪問者認証手段により前記訪問者の認証を行なった場合に、前記認証した訪問者の行先階情報を取得し、
    前記電力量算出手段は、
    前記行先階情報取得手段により取得した行先階情報および前記乗りかごの位置情報をもとに、前記乗りかごの現在位置から前記訪問者認証手段による認証を受けた訪問者が待機する階床までの配車および当該階床から前記訪問者の行先階への前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を算出し、
    前記運転制御手段は、
    前記充電制御により、前記蓄電装置の蓄電容量が前記算出した電力を満たした場合に、前記訪問者が待機する階床への前記乗りかごの配車を行なって、前記取得した行先階情報に基づいて行先階の登録を行なって、前記行先階への前記乗りかごの運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記充電制御手段は、
    前記エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、前記蓄電装置の蓄電容量が前記乗りかごの現在位置から災害時の管制運転にて着床させる階床までの前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように前記災害発生前に予め充電制御を行ない、
    前記運転制御手段は、
    災害の発生時に、前記蓄電装置に蓄電される電力を利用して、前記災害時の管制運転にて着床させる階床までの前記乗りかごの運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  4. 前記災害時の管制運転は、火災時管制運転であり、
    前記充電制御手段は、
    前記エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、前記蓄電装置の蓄電容量が前記乗りかごの現在位置から火災時管制運転にて着床させる所定の階床までの前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように前記火災発生前に予め充電制御を行ない、
    前記運転制御手段は、
    火災の発生時に、前記蓄電装置に蓄電される電力を利用して、前記火災時管制運転にて着床させる所定の階床までの前記乗りかごの運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  5. 前記災害時の管制運転は、地震時管制運転であり、
    前記充電制御手段は、
    前記エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、前記蓄電装置の蓄電容量が前記乗りかごの現在位置から地震時管制運転にて着床させる最寄の階床までの前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように前記地震発生前に予め充電制御を行ない、
    前記運転制御手段は、
    地震の発生時に、前記蓄電装置に蓄電される電力を利用して、前記地震時管制運転にて着床させる最寄の階床までの前記乗りかごの運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  6. 前記充電制御手段は、前記エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、故障発生により前記乗りかごの運転制御が当該乗りかごが階間で昇降中に停止した場合に、前記蓄電装置の蓄電容量が前記乗りかごの現在位置から最寄の階床までの前記乗りかごの運転制御に必要な電力量を満たすように充電制御を行ない、
    前記運転制御手段は、
    前記充電制御により、前記蓄電装置の蓄電容量が前記必要な電力量に達している場合で、前記乗りかごの運転制御の再開が可能な場合に、前記蓄電装置に蓄電される電力を利用して、前記最寄の階床までの前記乗りかごの運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  7. 前記乗りかご内の報知装置をさらに備え、
    前記充電制御手段は、
    前記エレベータ利用者の認証の有無に関わらず、故障発生により前記乗りかごの運転制御が当該乗りかごが階間で昇降中に停止した場合に、前記蓄電装置の蓄電容量が前記乗りかごの現在位置から最寄の階床までの前記乗りかごの運転制御に必要な電力量および前記報知装置による動作が可能な電力量を満たすように充電制御を行ない、
    前記充電制御により、前記蓄電装置の蓄電容量が前記算出した電力を満たした場合に、前記蓄電装置に蓄電される電力を利用して、前記報知装置による前記乗りかご内の乗客に対する案内のための報知を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
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