JP2013186789A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract


【課題】平坦な領域の奥行き情報を高精度に生成可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、画像処理装置は、ブロック判定部と、平坦領域生成部と、奥行き情報生成部と、を備える。前記ブロック判定部は、入力画像内の各ブロックが平坦ブロックであるか非平坦ブロックであるかを判定する。前記平坦領域生成部は、前記平坦ブロックの連続性に基づいて、少なくとも1つの平坦ブロックから構成される平坦領域を生成する。前記奥行き情報生成部は、前記平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
近年、画像を立体的に表示する立体表示装置が普及しつつある。この種の立体表示装置では、異なる視点から見た複数の視差画像がディスプレイに表示され、左目でそのうちの1つの視差画像を、右目で他の1つの視差画像を見ることで、画像が立体的に見える。眼鏡を使用しない裸眼立体表示方式の場合、左目用および右目用の2つの視差画像ではなく、より多くの視差画像を表示するのが望ましい。
そのためには、左目用視差画像および右目用視差画像から各画素の奥行き値を算出し、この奥行き値に基づいて多くの視差画像を生成する必要がある。
奥行き値を算出するために、例えば左目用視差画像と右目用視差画像との間でステレオマッチングを行い、左目用視差画像内のあるブロックと、これと対応する右目用視差画像内のブロックとのずれ量から奥行き値を算出できる。しかしながら、平坦な領域では、視差画像間の特徴が類似しているため、対応する領域を正確に検出するのが困難である。その結果、平坦な領域では、誤った奥行き値が得られるおそれがある。
特開2004−356747号公報
平坦な領域の奥行き情報を高精度に生成可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供する。
実施形態によれば、画像処理装置は、ブロック判定部と、平坦領域生成部と、奥行き情報生成部と、を備える。前記ブロック判定部は、入力画像内の各ブロックが平坦ブロックであるか非平坦ブロックであるかを判定する。前記平坦領域生成部は、前記平坦ブロックの連続性に基づいて、少なくとも1つの平坦ブロックから構成される平坦領域を生成する。前記奥行き情報生成部は、前記平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成する。
一実施形態に係る画像処理装置の概略ブロック図。 図1の画像処理装置の処理動作の一例を示すフローチャート。 平坦ブロック判定処理の一例を示す図。 ラベリング処理の一例を示す図。 ラベリング処理の手順を示すフローチャート。 除外処理の一例を示す図。 統合処理の一例を示す図。 奥行き情報生成の一例を示す図。 奥行き情報生成の別の例を示す図。 生成された奥行き情報を概念的に示す図。 表示部10の手前に表示される物体の、表示部10上でのズレ方向を示す図。 表示部10の奥に表示される物体の、表示部10上でのズレ方向を示す図。 奥行き情報生成のまた別の例を示す図。
図1は、一実施形態に係る画像処理装置の概略ブロック図である。画像処理装置は、ステレオマッチング部1と、ブロック判定部2と、平坦領域生成部3と、奥行き情報生成部4と、視差画像生成部5と、表示部10とを備えている。これらのうち、表示部10を除く各部は、例えば1枚のIC(Integrated Circuit)として実装される。
本画像処理装置は、左目用画像および右目用画像から複数(例えば9枚)の視差画像を生成し、裸眼立体表示方式で画像を立体表示するものである。左目用画像は被写体をある視点から見た画像であり、右目用画像は同じ被写体を左目用画像の視点より右の視点から見た画像である。左目用画像および右目用画像は、画僧処理装置による処理時に、複数の画素から構成されるブロックに分割される。ブロックの大きさに制限はないが、例えば8x8画素から構成される。
左目用画像および右目用画像は、放送波を受信およびチューニングして得られるものでもよいし、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体から読み出されるものでもよい。
ステレオマッチング部1は、左目用画像および右目用画像に対してステレオマッチングを行い、左目用画像または右目用画像の各ブロックに、仮の奥行き情報を付与する。奥行き情報とは、例えば各ブロックがどの程度表示部10の奥または手前に表示されるべきかを示す奥行き値である。以下では、左目用画像の各ブロックに仮の奥行き情報が付与されるものとし、左目用画像および仮の奥行き情報が出力される。
ブロック判定部2は左目用画像内の各ブロックが平坦であるか非平坦であるかを判定する。以下では、平坦および非平坦であると判定されたブロックを、それぞれ平坦ブロックおよび非平坦ブロックと呼ぶ。
平坦領域生成部3は、平坦ブロックの連続性を考慮して、平坦ブロックに対してラベリング処理を行って各平坦ブロックにラベルを付す。共通のラベルが付された平坦ブロックにより平坦領域が生成される。すなわち、ラベルの数だけ平坦領域が生成され、各平坦領域は1または複数の平坦ブロックを含む。また、平坦領域生成部3は、必要に応じて、含まれる平坦ブロックの数が少ない平坦領域を除外する除外処理や、特徴が類似している非連続な複数の平坦領域を統合する統合処理を行う。
奥行き情報生成部4は、例えば平坦領域内の平坦ブロックの仮の奥行き情報や、平坦領域内の平坦ブロックの周囲にある非平坦ブロックの仮の奥行き情報を用いて、各平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成する。
視差画像生成部5は、左目用画像および奥行き情報に基づいて、9枚の視差画像を生成する。ここでの奥行き情報とは、平坦領域内の各ブロックについては奥行き情報生成部4により生成された奥行き情報であり、それ以外の各ブロックについてはステレオマッチング部1により付与された仮の奥行き情報である。
表示部10は生成された複数の視差画像を同時に表示する。そして、表示部10にはレンチキュラレンズ(不図示)が貼り付けられており、各視差画像の出力方向が制御される。視聴者は、9枚の視差画像のうちの1枚を左目で、他の1枚を右目で見ることにより、画像が立体的に見える。もちろん、パララックスバリアを用いる等、他の方式により立体視を実現してもよい。
図2は、図1の画像処理装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。図2を用いて、各部の処理動作を詳細に説明する。
まず、ステレオマッチング部1は、左目用画像および右目用画像に対してステレオマッチングを行い、左目用画像の各ブロックに、仮の奥行き情報を付与する(ステップS1)。ステレオマッチング処理では、左目用画像の1つのブロックに対して、このブロックとの誤差(例えば各画素の差分絶対値和)が最小となる右目用画像のブロックを探索する。そして、両ブロックがどの程度ずれているか、すなわち、視差に基づいて、ステレオマッチング部1は各ブロックの仮の奥行き情報を算出する。
ステレオマッチングにより、オブジェクトのエッジ等の部分ではある程度正確な奥行き情報が生成される。一方、真っ白の壁や青一色の空等の平坦な部分では、必ずしも正確な奥行き情報が生成されるとは限らない。平坦な部分では、左目用画像と右目用画像との誤差が小さく、誤った探索処理がなされることがあるためである。そのためステレオマッチング処理により付与される奥行き情報を「仮の」奥行き情報と呼んでいる。
本実施形態では、以下の処理を行って、平坦な部分における仮の奥行き情報を補正する。そのため、ステレオマッチング部1は繰り返し演算等を行ってマッチング精度を向上しなくてもよく、ステレオマッチング部1の回路規模や処理時間の増大を抑制できる。
ブロック判定部2は左目用画像内の各ブロックが平坦であるか非平坦であるかを判定する平坦ブロック判定処理を行う(ステップS2)。例えば、ブロック判定部2はブロック内の輝度や色の分散が予め定めた閾値より大きい場合は平坦ブロックであると判定する。
図3は、平坦ブロック判定処理の一例を示す図である。図3(a)に示す左目用画像に対して平坦ブロック判定を行った結果、図3(b)に示すように画像の背景にあたるブロックは平坦ブロックと判定され、オブジェクトにあたるブロックは非平坦ブロックと判定される。
図2に戻り、平坦ブロック判定の後、平坦領域生成部3は平坦ブロックに対して、連続性を有する平坦ブロックに同一のラベルを付すラベリング処理を行う(ステップS3)。
図4は、ラベリング処理の一例を示す図であり、図2のステップS3を詳しく説明したものである。また、図5は、ラベリング処理の手順を示すフローチャートである。図4および図5は、平坦領域生成部3がラスタースキャン順に各平坦ブロックにラベリングを行う例を示している。
まず、平坦領域生成部3はラベルNを0に設定する(ステップS11)。そして、平坦領域生成部3は、処理対象のブロックが平坦ブロックである場合(ステップS12のYES)、以下のように上または左に平坦ブロックがあるか否かに応じてラベルを付す。
ラベリング対象の平坦ブロックの上あるいは左に平坦ブロックがある場合(ステップS13のYES)、この平坦ブロックはすでにラベリングされている。そこで、平坦領域生成部3は、その平坦ブロックと同一のラベルを、ラベリング対象の平坦ブロックに付す(ステップS14、図4(a))。ただし、上と左に異なるラベルが付されている場合、平坦領域生成部3は値が小さい方のラベルを付す。
一方、ラベリング対象の平坦ブロックの上および左に平坦ブロックがない場合(ステップS13のNO)、平坦領域生成部3はラベルNをラベリング対象の平坦ブロックに付し(ステップS15、図4(b))ラベルNを1だけインクリメントする(ステップS16)。
以上の処理を、平坦領域生成部3は左目用画像内の全てのブロックに対して行う(ステップS17)。これにより、図4(c)に示すように、水平方向あるいは垂直方向に連続する平坦ブロックには同一のラベルが付される。同一のラベルが付された平坦ブロックから構成される領域を平坦領域と呼ぶ。同図ではラベル0〜2が付された平坦ブロックから構成される3つの平坦領域が生成されている。以下、ラベルkが付された平坦ブロックから構成される平坦領域を平坦領域kと呼ぶ。
なお、平坦ブロックの配置によっては連続する平坦ブロックでも異なるラベルが付されることがある。そのため、ラスタースキャン順で処理を行った後、ラベルの参照テーブルを用いて、連続する平坦ブロックには同一のラベルが付されるよう、対応づけを行ってもよい。
また、図4は、ラベリングの際に上および左の平坦ブロックのみを参照する例を説明したが、さらに左上や右上の平坦ブロックを参照してもよい。この場合、水平方向および垂直方向に加え、斜め方向に連続する平坦ブロックにも同一のラベルが付される。
図2に戻り、ラベリング処理の後、平坦領域生成部3は、含まれる平坦ブロックの数が予め定めた閾値より少ない平坦領域を除外し、平坦領域ではないとみなす除外処理を行う(ステップS4)。平坦ブロックの数が少ない平坦領域は、平坦ブロック判定が誤っているか、単なるノイズである可能性があるためである。
図6は、除外処理の一例を示す図である。図6(a)では4つの平坦領域0〜3が生成されている。平坦領域0〜2はいずれもある程度の数の平坦ブロックを含む。これに対し、平坦領域3は1つだけしか平坦ブロックが含まれない。そこで、平坦領域生成部3は平坦領域3を平坦領域ではないとみなす除外処理を行う。その結果、図6(b)に示すように、3つの平坦領域0〜3が生成される。
図2に戻り、除外処理の後、平坦領域生成部3は、特徴が類似している非連続な複数の平坦領域を統合する統合処理を行う(ステップS5)。特徴とは、例えば平坦領域内の輝度や色の平均値である。
図7は、統合処理の一例を示す図である。同図(a)では、除外処理まで行った結果、3つの平坦領域0〜2が生成されている。ここで、平坦領域0〜2はいずれもほぼ真っ黒であり特徴が類似している。そのため、同図(b)に示すように、平坦領域生成部3はこれら平坦領域0〜2を統合して平坦領域0とする。同図に示すような画像では、黒い空間を背景としてオブジェクトがあると認識される。よって、平坦領域0〜2を個別に処理するより統合した方が高精度に奥行き情報を生成できるためである。
なお、先に類似している平坦領域を統合すると、ブロック数が少なく孤立している平坦領域同士が統合されて、除外処理の効果が低くなる。そのため、図2の除外処理(ステップS4)の後に統合処理(ステップS5)を行うのが望ましいが、これらの順序を適宜入れ替えてもよい。また、平坦領域生成部3は、ステップS3〜S5で用いるラベルを、例えば左目用画像の各ブロックと関連付けられたマップとして保持している。そのマップにおいて、平坦ブロックにはラベルの値が書き込まれており、非平坦ブロックにはラベルの値とはならない特殊な値が書き込まれている。
そして、上記のようにして平坦領域が生成されると、奥行き情報生成部4は、各平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成する(ステップS6)。奥行き情報の生成には、例えば平坦領域内の平坦ブロックの仮の奥行き情報や、平坦領域内の平坦ブロックの周囲にある非平坦ブロックの仮の奥行き情報が用いられる。以下、具体例を説明する。
簡易な手法として、奥行き情報生成部4は、各平坦領域内の平坦ブロックの仮の奥行き情報の平均値を、奥行き情報としてもよい。
別の手法として、図8に示すように、奥行き情報生成部4は、平坦領域内の平坦ブロックと隣接する非平坦ブロックの仮の奥行き情報の平均値を、奥行き情報としてもよい。上述したように、平坦ブロックの仮の奥行き情報は必ずしも正確ではないため、平坦ブロックの仮の奥行き情報を用いないことで、奥行き情報の精度向上を図れる。
また別の手法として、図9に示すように、平坦領域内の平坦ブロックと隣接する非平坦ブロックのうち、平坦ブロックより奥に表示されるべき非平坦ブロックの仮の奥行き情報の平均値を、奥行き情報としてもよい。
以下、図9を用いて具体的に説明する。図9(a)では、簡略化のために9個のブロックを示しており、左上の4ブロックF1〜F4が平坦ブロックで、他の5ブロックN1〜N5が非平坦ブロックである。また、各ブロック内の数値はステレオマッチング部1により付与された仮の奥行き情報を示しており、値が大きいほど奥に表示されるべきことを意味する。
平坦ブロックF2に隣接する(斜め方向の隣接も含む)非平坦ブロックN1,N2のうち、平坦ブロックF2より奥に表示されるべきなのは非平坦ブロックN1であり、その奥行き情報は136である。また、平坦ブロックF3に隣接する非平坦ブロックN3,N4のうち、平坦ブロックF3より奥に表示されるべきなのは非平坦ブロックN4であり、その奥行き情報は144である。さらに、平坦ブロックF4に隣接する非平坦ブロックN1〜N5のうち、平坦ブロックF4より奥に表示されるべきなのは非平坦ブロックN1,N4であり、その奥行き情報はそれぞれ136,144である。
よって、図9(b)に示すように、これらの平均値である(136+144+136+144)/4=140を、平坦領域内の平坦ブロックF1〜F4の奥行き情報とする。
一般に、平坦領域は背景である場合と、前景の一部である場合とが考えられる。よって、平坦領域は、これと隣接する非平坦領域と同じ奥行きで表示されるか、より奥に表示されることが多い。よって、図9に示した手法により、より自然で正確な奥行き情報を生成できる。
上述した各奥行き情報の生成手法は例にすぎず、他の手法で奥行き情報を生成してもよい。
図10は、生成された奥行き情報を概念的に示す図である。図10(a)は左目用画像である。図10(b)はステレオマッチング部1により付与された仮の奥行き情報を示している。同図では、破線で囲んで示すように、平坦領域内でも奥行き情報がばらついている。そのため、仮の奥行き情報を用いて視差画像を生成して表示すると、平坦領域であるにも関わらず各ブロックが表示される位置が互いに異なってしまい、凹凸が見えてしまうおそれがある。また、非平坦領域の物体の奥行感が減少してしまうおそれもある。これに対し、図10(c)は奥行き情報生成部4により付与された奥行き情報を示している。同図では、平坦領域内の奥行き情報がほぼ一定となっている。そのため、平坦領域を平坦に表示できる。
図2に戻り、奥行き情報が生成されると、視差画像生成部5は左目用画像から9枚の視差画像を生成する(ステップS7)。例えば、図11に示すように、左の方向から見た視差画像の場合、表示部10より手前に表示されるべきブロックは右側にずれて見える。また、左側の視点ほど大きく右側にずれて見える。そのため、奥行き情報に基づき、視差画像生成部5は左目用画像における手前に表示されるべきブロックを右側にずらす処理を行う。一方、図12に示すように、左の方向から見た視差画像の場合、表示部10より奥に表示されるべきブロックは左側にずれて見える。また、左側の視点ほど大きく左側にずれて見える。そのため、奥行き情報に基づき、視差画像生成部5は左目用画像における奥に表示されるべきブロックを左側にずらす処理を行う。
そして、もともとそのブロックがあった場所を周辺の画素を用いて適宜補間する。視差画像を生成する際、平坦領域内の各ブロックについては奥行き情報生成部4により生成された奥行き情報が用いられ、それ以外の各ブロックについてはステレオマッチング部1により付与された仮の奥行き情報が用いられる。
そして、生成されたこれら9枚の視差画像が表示部10に立体表示される(ステップS8)。
このように、本実施形態では、連続する平坦ブロックには同一の奥行き情報を付与する。そのため、ステレオマッチング処理が困難な平坦ブロックに対しても高精度に奥行き情報を生成できる。
なお、上述した実施形態では、奥行き情報として、各ブロックがどの程度表示部10の奥または手前に表示されるべきかを示す奥行き値である例を示した。これに対し、奥行き情報は、左目用画像のブロックに対応する右目用画像のブロックが、どの程度ずれた位置にあるかを示す視差であってもよい。
また、上述した実施形態では、左目用画像に対してのみ図2のステップS2以降の処理を行う例を示した。これに対し、奥行き情報として視差を用いるとともに、左目用画像および右目用画像の両方に対して図2の処理を行ってもよい。その結果、図13に示すように、左目用画像および右目用画像の両方に平坦領域が生成される。そして、奥行き情報生成部4は、左目用画像の平坦領域(平坦領域L0等)と、これに対応する右目用画像の平坦領域(平坦領域R0等)を探索する。この探索は、例えば平坦領域の重心や平坦領域内の平坦ブロックの数に基づいて、行うことができる。
そして、両画像内の平坦領域の重心のずれを視差として、平坦領域内の平坦ブロックに共通して付与する。探索処理に成功すれば、より正確な奥行き情報(視差)を得ることができる。
なお、画像処理装置は図1の少なくとも一部を含んでいればよい。例えば、ステレオマッチング部1を省略し、予め各ブロックに仮の奥行き情報が付与された入力画像がブロック判定部2に入力されてもよい。
上述した実施形態で説明した画像処理装置の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、画像処理装置システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、画像処理装置システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 ステレオマッチング部
2 ブロック判定部
3 平坦領域生成部
4 奥行き情報生成部
5 視差画像生成部
10 表示部
実施形態によれば、画像処理装置は、ブロック判定部と、平坦領域生成部と、奥行き情報生成部と、を備える。前記ブロック判定部は、入力画像内の各ブロックが平坦ブロックであるか非平坦ブロックであるかを判定する。前記平坦領域生成部は、前記平坦ブロックの連続性に基づいて、少なくとも1つの平坦ブロックから構成される平坦領域を生成する。前記奥行き情報生成部は、前記平坦領域内の平坦ブロックの仮の奥行き情報、および前記平坦領域内の平坦ブロックの周囲にある非平坦ブロックの仮の奥行き情報のうちの少なくとも一方を用いて、前記平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成する。

Claims (9)

  1. 入力画像内の各ブロックが平坦ブロックであるか非平坦ブロックであるかを判定するブロック判定部と、
    前記平坦ブロックの連続性に基づいて、少なくとも1つの平坦ブロックから構成される平坦領域を生成する平坦領域生成部と、
    前記平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、を備える画像処理装置。
  2. 前記入力画像内の各ブロックには、予め仮の奥行き情報が付与されており、
    前記奥行き情報生成部は、
    前記平坦領域内の平坦ブロックの仮の奥行き情報、および、
    前記平坦領域内の平坦ブロックの周囲にある非平坦ブロックの仮の奥行き情報、
    のうちの少なくとも一方を用いて、前記奥行き情報を生成する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力画像内の各ブロックには、予め仮の奥行き情報が付与されており、
    前記奥行き情報生成部は、前記平坦領域内の平坦ブロックに隣接する非平坦ブロックの仮の奥行き情報の平均値を、前記奥行き情報とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記入力画像内の各ブロックには、予め仮の奥行き情報が付与されており、
    前記奥行き情報生成部は、前記平坦領域内の平坦ブロックに隣接する非平坦ブロックのうち、前記平坦ブロックより奥に表示されるべき非平坦ブロックの仮の奥行き情報の平均値を、前記奥行き情報とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 第1の画像、および、前記第1の画像とは視点が異なる第2の画像に対して、ステレオマッチング処理を行って、前記第1の画像の各ブロックに前記仮の奥行き情報を付与するステレオマッチング部を備え、
    前記平坦ブロック検出部は、前記第1の画像を前記入力画像として処理する請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記平坦領域生成部は、前記平坦ブロックに対してラベリング処理を行って、前記平坦領域を生成する請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記奥行き情報により付与された前記平坦領域の奥行き情報を用いて、前記入力画像から複数の視差画像を生成する視差画像生成部と、
    前記複数の視差画像を表示する表示部と、を備える請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 入力画像内の各ブロックが平坦ブロックであるか非平坦ブロックであるかを判定するステップと、
    前記平坦ブロックの連続性に基づいて、少なくとも1つの平坦ブロックから構成される平坦領域を生成するステップと、
    前記平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成するステップと、を備える画像処理方法。
  9. 入力画像内の各ブロックが平坦ブロックであるか非平坦ブロックであるかを判定するステップと、
    前記平坦ブロックの連続性に基づいて、少なくとも1つの平坦ブロックから構成される平坦領域を生成するステップと、
    前記平坦領域内の全ての平坦ブロックに共通して付与される奥行き情報を生成するステップと、をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
JP2012052833A 2012-03-09 2012-03-09 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Expired - Fee Related JP5323222B2 (ja)

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