JP2013186413A - 遮音シート - Google Patents

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武 渡辺
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Abstract

【課題】特別の構成の遮音シートを新たに提供する。
【解決手段】低周波音および騒音を発生する製品に使用する遮音シートにおいて、ステンレスファイバ1が緊密に積層され、焼結される。これによって遮音シートが構成され、その空隙率は60−70%である。ステンレスファイバ1は三角柱状のものである。したがって、ステンレスファイバ1によって音波2が分散され、拡散される。
【選択図】図1

Description

この発明は、低周波音および騒音を発生する製品に使用する遮音シートに関する。
低周波音および騒音を発生する製品として種々のものがある。クーラ、洗濯機、電気掃除機などの家電製品が代表例であり、その低周波音および騒音に悩まされることは少なくない。遮音シートとしてアルミ板、ステンレス板を使用し、アルミ板、ステンレス板によって低周波音および騒音を低減することもできるが、その遮音性能は低い。
一方、特許文献1に記載されているように、化学製品の製造工程に使用するフィルタにおいて、ステンレスファイバを緊密に積層し、焼結することが提案されている。
この発明は、ステンレスファイバを緊密に積層し、焼結したものに遮音性能があることを見出し、研究、実験を経てなされたもので、特別の構成の遮音シートを新たに提供することを目的とする。
特開平5−253418号公報
この発明によれば、雑音を発生する製品に使用する遮音シートにおいて、ステンレスファイバが緊密に積層され、焼結される。これによって遮音シートが構成され、その空隙率は60−70%である。ステンレスファイバは三角柱状のものである。したがって、ステンレスファイバによって音波が分散され、拡散される。
好ましい実施例では、製品はクーラ、洗濯機、電気掃除機などの家電製品であり、ケーシングを有する。そして、遮音シートがケーシングの内面または外面に貼り付けられる。
Aはこの発明の実施例を示す断面図、BはAのステンレスファイバの説明図である。 Aはアルミ板の実験データを示すグラフ、BはAの0−1600Hzの周波数のグラフである。 Aはステンレス板の実験データを示すグラフ、BはAの0−1600Hzの周波数のグラフである。 Aは図1のステンレスファイバの実験データを示すグラフ、BはAの0−1600Hzの周波数のグラフである。 他の実施例を示す断面図である。
以下、この発明の実施例を説明する。
図1はこの発明にかかる遮音シートを示す。この遮音シートは低周波音および騒音を発生する製品に使用するためのもので、ステンレスファイバ製である。まず、特許文献1のステンレスファイバと同様、切削方式でステンレスファイバ1が形成される。その後、ステンレスファイバ1が緊密に積層され、焼結される。これによって遮音シートが構成されており、その空隙率は60−70%である。ステンレスファイバ1は三角柱状のもので、直線状のものであり、1−4mmの長さである。その断面はほぼ正三角形をなし、一辺は30−100μmの長さである。したがって、ステンレスファイバ1によって音波2が屈折、回折、反射され、分散され、拡散される。この結果、遮音シートによって低周波音および騒音が低減される。
さらに、製品はクーラ、洗濯機、電気掃除機などの家電製品であり、ケーシング3を有する。そして、遮音シートがケーシング3の内面に貼り付けられている。
この遮音シートの場合、その遮音性能が高いことはすでに実験で確認されている。
実験では、まず、遮音シートとしてアルミ板を使用した。アルミ板は矩形状のもので、450mmの幅、600mmの長さ、1mmの厚さである。そして、それをケーシング3の内面に貼り付けた。ケーシング3はクーラのケーシングである。さらに、ホワイトノイズという低域から高域音を含む音源で擬似的にクーラ運転を想定し、測定器によって音圧レベルおよび振動加速度を測定した。図2はその実験データを示す。
図2の実験データを見ると、遮音シートとしてアルミ板を使用したとき、特に、0−1600Hzの周波数において、音圧レベルA,Bが繰り返し上昇し、その振幅が相当大きく、頻度が相当高いことがわかる。振動加速度Cも繰り返し上昇し、その振幅が相当大きく、頻度が相当高い。1600−8000の周波数でも、音圧レベルA,Bが繰り返し上昇し、その振幅が相当大きく、頻度が相当高い。振動加速度Cも繰り返し上昇し、その頻度が相当高い。なお、音圧レベルA,Bは異なる位置(音源および受音位置)で測定した音圧レベルである。
次に、遮音シートとしてステンレス板を使用した。これも矩形状のもので、450mmの幅、600mmの長さ、1mmの厚さである。そして、それをケーシング3の内面に貼り付けた。ケーシング3はクーラのケーシングである。さらに、アルミ板の実験と同様の音源で擬似的にクーラ運転を想定し、測定器によって音圧レベルおよび振動加速度を測定した。図3はその実験データを示す。
図3の実験データを見ると、遮音シートとしてステンレス板を使用しても、同様であることがわかる。特に、0−1600Hzの周波数において、音圧レベルA,Bが繰り返し上昇し、その振幅が相当大きく、頻度が相当高い。振動加速度Cも繰り返し上昇し、その振幅が相当大きく、頻度が相当高い。1600−8000の周波数でも、音圧レベルA,Bが繰り返し上昇し、その振幅が相当大きく、頻度が相当高い。振動加速度Cも繰り返し上昇し、その頻度が相当高い。
最後に、切削方式でステンレスファイバ1を形成し、これを緊密に積層し、焼結し、これによって遮音シートを構成した。遮音シートは矩形状のもので、450mmの幅、600mmの長さ、1mmの厚さである。空隙率は70%である。ステンレスファイバ1は三角柱状のもので、直線状であり、2mmの長さである。その断面はほぼ正三角形をなし、一辺は40μmの長さである。そして、その遮音シートをケーシング3の内面に貼り付けた。ケーシング3はクーラのケーシングである。さらに、アルミ板、ステンレス板の実験と同様の音源で擬似的にクーラ運転を想定し、測定器によって音圧レベルおよび振動加速度を測定した。図4はその実験データを示す。
そして、図2、図3の実験データと図4の実験データを比較すると、ステンレスファイバ1を緊密に積層し、焼結した遮音シートの場合、0−1600Hzの周波数では、音圧レベルA,Bが繰り返し上昇するが、その回数が大幅に減少し、頻度はきわめて低いことがわかる。振動加速度Cも繰り返し上昇するが、その回数が大幅に減少し、頻度はきわめて低い。さらに、1600−8000の周波数でも、音圧レベルA,Bが繰り返し上昇するが、その回数が大幅に減少し、頻度はきわめて低い。そして、振動加速度Cはほとんど上昇しない。
図1の遮音シートの遮音性能が高いことは明らかである。したがって、低周波音および騒音を大幅に低減することができる。
遮音性能が高い理由は空隙率にあると考えられる。実験した遮音シートの場合、その空隙率は70%であり、相当高い。したがって、音波2が空隙を通り、各ステンレスファイバ1に衝突しやすく、ステンレスファイバ1によって音波2が屈折、回折、反射され、分散され、拡散されやすい。したがって、効果的に音波2が遮られ、それが遮音性能にあらわれると考えられるものである。
なお、空隙率が70%を超えても、遮音性能に問題はないと考えられるが、遮音シートの強度の問題もあり、技術上、その遮音シートを製造することは困難である。反対に、低い空隙率の遮音シートを製造することはできるが、その場合、遮音性能が損なわれるという問題がある。ただし、空隙率が60パーセントを超えれば、それによって遮音性能が保たれる。その遮音性能は相当高く、実用に値するレベルであり、少なくともアルミ板、ステンレス板よりも高い。これもすでに実験で確認されている。したがって、図1の遮音シートでは、空隙率が60−70%に選定されているものである。
遮音シートの厚さも遮音性能に関係すると考えられるが、1−2mmの厚さであれば、遮音性能に問題はない。これもすでに実験で確認されている。1−2mmの厚さであれば、技術上、その遮音シートを製造することも困難ではない。
さらに、ステンレスファイバ1は三角柱状であるが、これも遮音性能が高い理由であると考えられる。三角柱状のステンレスファイバ1の場合、3つの頂縁がそれぞれ形成され、各頂縁が鋭角をなす。この結果、ステンレスファイバ1に衝突したとき、効果的に音波2が分散され、拡散されるのではないかと考えられる。
三角柱状のステンレスファイバ1の場合、その三角形断面によっていわゆるトラスが形成され、大きい強度が得られるという利点もある。
さらに、ステンレスファイバ1が1−4mmの長さであり、断面の一辺が30−100μmの長さであれば、その遮音性能が高く、問題はないこともすでに実験で確認されている。
さらに、図5に示すように、ステンレスファイバ1を緊密に積層し、焼結し、これに金属ネット4を貼り付け、ステンレスファイバ1および金属ネット4によって遮音シートを構成したが、その遮音性能が高いこともすでに実験で確認されている。
遮音シートをケーシング3の内面ではなく、外面に貼り付けることも考えられる。
1 ステンレスファイバ
2 音波
3 ケーシング

Claims (2)

  1. 低周波音および騒音を発生する製品に使用する遮音シートであって、緊密に積層し、焼結したステンレスファイバからなり、その空隙率は60−70%であり、前記ステンレスファイバは三角柱状のものであり、前記ステンレスファイバによって音波が分散され、拡散されるようにしたことを特徴とする遮音シート。
  2. 前記製品はクーラ、洗濯機、電気掃除機などの家電製品であり、ケーシングを有し、前記ケーシングの内面または外面に貼り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮音シート。
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