JP2013186205A - 通信カラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カラオケ演奏に係る交流の輪を広げるサービスを実現する通信カラオケシステムを提供する。
【解決手段】カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会の開催登録を受け付ける登録受付手段214と、その登録受付手段214により開催登録が受け付けられた複数のカラオケ大会のうち、所定の時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を配信する配信制御手段216とを、備えたものであることから、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、時間的な条件に応じて開催通知を配信することで、適宜参加者を募ることができると共に盛り上がるカラオケ大会を実現することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させるカラオケ装置を用いた通信カラオケシステムに関し、特に、その通信カラオケシステムを利用する利用者相互間のコミュニケーションシステムの改良に関する。
多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数のカラオケ演奏曲から選択されたカラオケ演奏曲の音楽情報を出力させると共に、そのカラオケ演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
前記カラオケ装置を用いたカラオケシステムにおいては、単に個人がカラオケ演奏を楽しむのみならず、仲間内で一緒にカラオケ演奏を行ったり、新たなカラオケ仲間を募ったりというように、利用者相互のコミュニケーションが重要となる。そこで、特許文献1に記載されたカラオケ装置が提案されている。この技術によれば、期間を任意に設定でき、その期間内における各利用者のカラオケ演奏の評価結果を統計するカラオケ大会を開催することで、前記カラオケ装置においてカラオケ演奏を行う仲間内の連帯を強めることができる。
特開2010−78880号公報
しかし、前記従来の技術は、通信システムを前提とせず、例えばパブやスナック等に設置された単体のカラオケ装置におけるカラオケ大会に係るものであることから、参加者を募り難くコミュニケーションの広がりに限界があった。また、複数のカラオケ大会が同時期に企画された場合、参加者の側ではどのカラオケ大会に参加してよいかわからず、盛り上がりに欠ける結果となるおそれがあった。このような課題は、単にカラオケ演奏を行うだけではなくコミュニケーションツールとしての通信カラオケシステムの可能性について発明者が鋭意研究を継続する過程において新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、カラオケ演奏に係る交流の輪を広げるサービスを実現する通信カラオケシステムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させる複数のカラオケ装置と、通信回線を介してそれら複数のカラオケ装置との間で情報の送受信を行うサーバ装置とを、備えた通信カラオケシステムであって、前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会の開催登録を受け付ける登録受付手段と、その登録受付手段により開催登録が受け付けられた複数のカラオケ大会のうち、所定の時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を配信する配信制御手段とを、備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会の開催登録を受け付ける登録受付手段と、その登録受付手段により開催登録が受け付けられた複数のカラオケ大会のうち、所定の時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を配信する配信制御手段とを、備えたものであることから、広域的な通信カラオケシステムにおける利用者を参加の対象としつつ、時間的な条件に応じて開催通知を配信することで、適宜参加者を募ることができると共に盛り上がるカラオケ大会を実現することができる。すなわち、カラオケ演奏に係る交流の輪を広げるサービスを実現する通信カラオケシステムを提供することができる。
ここで、好適には、前記サーバ装置は、各利用者が過去に前記カラオケ装置を用いて行ったカラオケ演奏に係る時間情報をその利用者の識別情報と対応付けて記憶する記憶装置を備えたものであり、前記配信制御手段は、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記記憶装置に記憶された時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、その利用者に対して配信するものである。このようにすれば、広域的な通信カラオケシステムにおける利用者を参加の対象としつつ、参加者となり得る利用者に時間的な条件に応じて適宜開催通知を配信することができる。
また、好適には、前記記憶装置に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、その利用者が前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段を備え、前記配信制御手段は、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、その利用者に対して配信するものである。このようにすれば、広域的な通信カラオケシステムにおける利用者を参加の対象としつつ、参加者となり得る利用者がよくカラオケ演奏を行う時間帯に応じて適宜開催通知を配信することができる。
また、好適には、前記サーバ装置は、各利用者が前記カラオケ装置を用いて行ったカラオケ演奏に係る時間情報をその利用者の識別情報と対応付けて記憶する記憶装置を備えたものであり、前記登録受付手段は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記記憶装置に記憶された時間情報を、そのカラオケ大会と対応付けて記憶するものである。このようにすれば、広域的な通信カラオケシステムにおける利用者を参加の対象としつつ、主催者のカラオケ演奏に係る時間的な条件に応じて適宜カラオケ大会の参加者を募ることができる。
また、好適には、前記記憶装置に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、その利用者が前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段を備え、前記配信制御手段は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯に、前記カラオケ装置によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信するものである。このようにすれば、広域的な通信カラオケシステムにおける利用者を参加の対象としつつ、主催者がよくカラオケ演奏を行う時間帯に応じて適宜カラオケ大会の参加者を募ることができる。
また、好適には、前記記憶装置に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、その利用者が前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段を備え、前記配信制御手段は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯と、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯とが、少なくとも一部重なる場合に、そのカラオケ大会の開催通知をその利用者に対して配信するものである。このようにすれば、広域的な通信カラオケシステムにおける利用者を参加の対象としつつ、主催者及び参加者となり得る利用者がよくカラオケ演奏を行う時間帯をそれぞれ考慮して適宜カラオケ大会の参加者を募ることができる。
また、好適には、前記登録受付手段は、前記カラオケ装置を介して前記カラオケ大会の開催登録を受け付けるものであり、その開催登録が行われた時点を、前記時間情報としてそのカラオケ大会と対応付けて記憶するものである。このようにすれば、例えば主催者がカラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行っている際にカラオケ大会の開催登録を行った場合に、その時点にカラオケ演奏を行っている利用者に対してリアルタイムで開催通知を配信したり、翌日以降の同時点にカラオケ演奏を行っている利用者に対して開催通知を配信する等の制御が可能となる。
また、好適には、所定の入力装置により入力される識別情報に応じて前記通信カラオケシステムの利用に係る前記利用者のログイン認証を行う認証制御手段を備え、前記配信制御手段は、その認証制御手段により前記利用者のログイン認証が正常に行われた際に、その利用者に対して配信された前記カラオケ大会の開催通知を表示させるものである。このようにすれば、開催通知の配信を受けた利用者がその開催通知を好適に確認することができる。
本発明の一実施例である通信カラオケシステムの構成を説明する図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたパーソナルコンピュータの構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられた携帯電話機の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられた家庭用カラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられたサーバ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1の通信カラオケシステムに備えられた電子早見本装置の外観を大まかに示す斜視図である。 図7の電子早見本装置の構成を例示するブロック線図である。 図6のサーバ装置のCPU及び図8の電子早見本装置のCPUに備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 図8の電子早見本装置におけるタッチパネルディスプレイに表示されるトップ画面を例示する図である。 図8の電子早見本装置におけるタッチパネルディスプレイに表示されるカラオケ大会設定画面を例示する図である。 図8の電子早見本装置におけるタッチパネルディスプレイに表示されるトップ画面を例示する図であり、開催通知が配信された状態を示している。 図8の電子早見本装置におけるタッチパネルディスプレイに表示される開催通知画面を例示する図である。 図8の電子早見本装置のCPUによるログイン/ログアウト時制御の要部について説明するフローチャートである。 図8の電子早見本装置のCPUによるカラオケ大会登録制御の要部について説明するフローチャートである。 図6のサーバ装置のCPUによるカラオケ大会管理制御の要部について説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である通信カラオケシステム10の構成を説明する図である。この図1に示すように、本実施例の通信カラオケシステム10においては、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)カラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、ルータ28を介して通信回線18に接続されており、同様にその通信回線18に接続されたサーバ装置20等との相互間でその通信回線18を介して情報の通信が可能とされている。ここで、複数の店舗12は、好適には、固有の識別情報としての店舗IDをそれぞれ有し、その店舗IDにより各店舗12が識別されるものである。また、複数のカラオケ装置16は、好適には、固有の識別情報としての装置ID(シリアルナンバー等)をそれぞれ有し、その装置IDにより各カラオケ装置16が識別されるものである。
また、上記通信カラオケシステム10は、複数の電子早見本装置22a、22b、22c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置22と称する)を備えており、上記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの上記電子早見本装置22が貸与され、各個室14において後述するように上記カラオケ装置16との間で対応付け処理が行われることで、そのカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。また、図1に示すように、上記店舗12内には上記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、上記電子早見本装置22からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。
前記通信回線18は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。また、前記サーバ装置20は、例えば、前記通信カラオケシステム10を管理する情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバであり、その通信カラオケシステム10におけるカラオケ情報(楽曲データ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うセンタ装置として機能する。また、前記通信カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶するSNSデータベース178を管理すると共に、後述するカラオケ大会に関する情報を記憶するカラオケ大会データベース180を管理するデータベースサーバとして機能する。なお、本実施例においては、前記通信カラオケシステム10のセンタ装置としての機能及びデータベースサーバとしての機能を兼ね備えた単一の前記サーバ装置20を備えた構成について説明するが、それらセンタ装置及びデータベースサーバが個別のサーバ装置として構成されたものであってもよい。また、後述する前記サーバ装置20による各種制御が、複数のサーバ装置により分散的に実行される等の態様も考えられる。
図1に示すように、本実施例の通信カラオケシステム10は、前記通信回線18を介して複数のシステム乃至通信端末装置との間で相互に情報の送受信が可能とされている。すなわち、通信端末装置であるパーソナルコンピュータ30が前記通信回線18に接続されると共に、同じく通信端末装置である携帯電話機32が中継基地局34を介して前記通信回線18に接続され、それらパーソナルコンピュータ30及び携帯電話機32と前記カラオケ装置16やサーバ装置20等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。また、前記カラオケ装置16とは異なる形態のカラオケ装置である家庭用カラオケ装置36が前記通信回線18に接続され、その家庭用カラオケ装置36と前記カラオケ装置16やサーバ装置20等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。なお、好適には、前記携帯電話機32は、前記カラオケ装置16とは異なる形態のカラオケ装置として機能するものである。
図2は、前記カラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図2に示すように、前記カラオケ装置16は、TFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)やPDP(Plasma Display Panel)等の映像表示装置40と、ビデオボード(グラフィックスボード)等の映像出力制御部42と、映像情報デコーダ44と、ビデオミキサ46と、音源であるシンセサイザ48と、音声入力装置であるマイクロフォン50と、アンプミキサ52と、スピーカ54と、操作パネル56と、その操作パネル56等からの入力信号を処理する入出力インターフェイス58と、中央演算処理装置であるCPU60と、読出専用メモリであるROM62と、随時書込読出メモリであるRAM64と、記憶装置であるハードディスク66と、モデム68と、LANポート70と、前記電子早見本装置22やリモコン装置74等の入力装置からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部72とを、備えて構成されている。
前記映像出力制御部42は、前記CPU60において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他、前記映像表示装置40による種々の映像表示を制御する表示制御装置である。また、前記映像情報デコーダ44は、利用者が歌詞を参照しながら歌唱する際に前記ハードディスク66に記憶された背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)する背景映像再生装置である。この背景映像情報は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式のデータであり、そのMPEGデータに基づいて前記映像情報デコーダ44により再生された背景映像は、前記ビデオミキサ46へ送られる。また、そのビデオミキサ46は、前記CPU60において生成され且つ前記映像出力制御部42から出力される文字映像と、前記映像情報デコーダ44により再生される背景映像とを合成して前記映像表示装置40に表示させる映像合成装置である。
前記シンセサイザ48は、前記ハードディスク66から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。この演奏情報は、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式のデータであり、そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザ48により生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ52へ送られる。そのアンプミキサ52では、送られてきた音楽信号と前記マイクロフォン50を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅されて前記スピーカ54から出力される。
前記操作パネル56は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置16には、前記操作パネル56の一部機能を遠隔で実行するための入力装置として機能するリモコン装置74が備えられており、前記リモコン受信部72は、そのリモコン装置74から送信されるリモコン信号を受信して前記CPU60へ供給する。また、前記カラオケ装置16と電子早見本装置22との対応付け(くくりつけ)処理も前記リモコン受信部72を介して行われ、そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置22も同様に入力装置として機能する。なお、本実施例においては、前記カラオケ装置16に備えられたリモコン装置74や対応付け処理の行われた電子早見本装置22等の入力装置もそのカラオケ装置16の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
前記CPU60は、前記RAM64の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM62に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置16に係る各種制御を実行する。すなわち、前記電子早見本装置22やリモコン装置74等により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、その選曲されたカラオケ演奏曲を前記RAM64に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク66から前記RAM64に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM64から前記シンセサイザ48へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM64に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像出力制御部42へ送信する歌詞文字映像出力制御、上記演奏出力制御に際して前記映像情報デコーダ44を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、カラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御、及び前記通信回線18を介した前記サーバ装置20等との間の情報通信制御等の基本的な制御を実行する。
前記モデム68は、前記カラオケ装置16を前記通信回線18に接続するための装置であり、前記CPU60から出力されるディジタル信号をアナログ信号に変換して前記通信回線18に送り出すと共に、その通信回線18を介して伝送されるアナログ信号をディジタル信号に変換して前記CPU60に供給する処理を行う。なお、前記店舗12に備えられた複数のカラオケ装置16のうち何れかのカラオケ装置16が前記ルータ28の機能を備えてマスターコマンダとして前記通信回線18に接続される態様も考えられ、その場合、前記モデム68はそのマスターコマンダとして機能するカラオケ装置16には必要とされるが、そのマスターコマンダを介して前記サーバ装置20等との間で情報の通信を行う他のカラオケ装置16には必ずしも設けられなくともよい。
前記LANポート70は、前記カラオケ装置16をLAN24を介して他のカラオケ装置16や電子早見本装置22等の他の機器に接続するための接続器であり、前記カラオケ装置16は、そのようにLAN24を介して接続されることで、他のカラオケ装置16や電子早見本装置22等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。例えば、前記アクセスポイント26を介して受信される前記電子早見本装置22からの選曲入力を受け付けて前記RAM64に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から電子早見本装置22へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置22との間における相互の情報のやりとりが実行される。また、前記通信回線18を介しての前記電子早見本装置22とサーバ装置20等との間の通信も、このLAN24乃至ルータ28を備えたカラオケ装置16を介して行われる。
前記ハードディスク66には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数のカラオケ情報(楽曲データ)を記憶するカラオケデータベースをはじめとする各種データベースが設けられている。カラオケボックス等の店舗にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置16のうち所定のカラオケ装置16例えば前記カラオケ装置16aは、前記モデム68を介して前記通信回線18に接続されており、前記複数のカラオケ装置16によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たなカラオケ情報等が前記サーバ装置20から前記通信回線18を介して配信され、前記ハードディスク66のカラオケデータベース等に記憶される。また、そのようにして前記サーバ装置20から情報を取得したカラオケ装置16aとその他のカラオケ装置16との間で前記LAN24を介した通信が行われることにより、各カラオケ装置16のハードディスク66に記憶される情報が共有され、上記カラオケデータベース等の内容が等価なものとされる。
上記カラオケデータベースは、前記カラオケ装置16により出力可能な演奏曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記シンセサイザ48により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。また、上記楽曲データには、その演奏曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、ジャンル、曲調、アーティスト(歌手)の誕生日、コンサート情報(近い将来その演奏曲のコンサートが行われる日時等に係る情報)、タイアップ情報(例えばその演奏曲が主題歌として用いられたドラマの放映された曜日、時間帯、CMソング)等の情報が関連づけられて記憶されている。
図3は、前記パーソナルコンピュータ30の構成を例示する図である。この図3に示すように、前記パーソナルコンピュータ30は、中央演算処理装置であるCPU80により随時書込読出メモリであるRAM84の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM82に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、一般にデスクトップパソコンやノートパソコン等と称される家庭用パーソナルコンピュータである。また、図3に示すように、映像表示部として機能するTFTやPDP等の映像表示装置86と、その映像表示装置86による映像の表示を制御するための映像表示制御部であるビデオボード88と、キーボード90及びマウス92等の入力装置と、それら入力装置による入力を処理するための入力インターフェイス94と、上記CPU80等を前記通信回線18に接続するためのモデム96と、記憶装置であるハードディスク98とを、備えて構成されている。
図4は、前記携帯電話機32の構成を例示する図である。この図4に示すように、前記携帯電話機32は、中央演算処理装置であるCPU100と、読出専用メモリであるROM102と、随時書込読出メモリであるRAM104と、フラッシュROM等の記憶部106と、後述するタッチパネルディスプレイ124の補助的な操作を行うための操作部108と、アンテナ110と、送受信部112と、モデム部114と、音声コーディック部116と、アナログフロントエンド118と、スピーカ120と、マイクロフォン122と、タッチパネルディスプレイ124とを、備えて構成されている。
上記CPU100は、随時書込読出メモリであるRAM104の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM102に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータであり、前記タッチパネルディスプレイ124に表示された文字入力ボタンに対する入力操作に従って文字入力が実行されるように制御したり、斯かる入力操作により入力された電話番号に従って通信或いは通話チャンネルを成立させると共に相互の通信或いは通話が可能となるように制御したり、前記入力操作により入力されたURLに従って所定のウェブサイトにアクセスしたり、メールの作成及び送受信を制御する等の基本的な制御を実行する。例えば、前記携帯電話機32の通話状態においては、上記アンテナ110を介して送受信部112に受けた通話信号等がモデム部114を介して音声コーディック部116においてデジタルコード信号から音声信号に変換され、アナログフロントエンド118によりスピーカ120が駆動されて音声が出力される。同時に、上記マイクロフォン122により音声から変換された音声信号が上記アナログフロントエンド118を介して上記音声コーディック部116に送られてそこでディジタル信号に変換され、上記モデム部114、送受信部112、及びアンテナ110を介して送信される。
前記携帯電話機32は、前記タッチパネルディスプレイ124に所定の映像を表示させる表示装置126と、その表示装置126による表示を制御する表示制御部128と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等によるタッチパネルディスプレイ124への接触により入力を行うタッチパネル130と、そのタッチパネル130による入力を制御する入力制御部132とを、備えている。また、前記送受信部112等を介して前記通信回線18に接続され、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW等のインターネットに接続された前記サーバ装置20をはじめとする各種通信機器との間で情報の通信が可能とされる。また、前記通信回線18を介しての通信状態において、前記CPU100は、前記タッチパネルディスプレイ124等により入力された信号を通信先へ送信すると同時に、通信先から受信された信号をそのタッチパネルディスプレイ124に表示させる制御を行う。すなわち、前記携帯電話機32は、前記タッチパネルディスプレイ124を有すると共に、そのタッチパネルディスプレイ124を介しての操作に応じたインターネットへのアクセス機能をはじめとする各種機能を有する所謂スマートフォンである。
図5は、前記家庭用カラオケ装置36の構成を例示する図である。この図5に示すように、前記家庭用カラオケ装置36は、好適には、前記通信カラオケシステム10と共通のカラオケ情報に基づいてカラオケ演奏を行う第2のカラオケ装置の一実施例に相当する。すなわち、前記家庭用カラオケ装置36は、本実施例の通信カラオケシステム10に備えられた前記カラオケ装置16により出力可能とされた前記多数のカラオケ情報(楽曲データ)の一部乃至全部のうちから選択されるカラオケ情報に対応する演奏曲を出力させるカラオケ装置であり、前記通信回線18を介して情報の通信可能に接続された前記サーバ装置20と共に第2のカラオケシステム(家庭用通信カラオケシステム)の一部を構成する。
ここで、前記家庭用カラオケ装置36は、例えば一般に家庭(個人の家屋内)で用いられる簡易的な通信カラオケ端末であり、前記カラオケ装置16との区別を明確にするために家庭用カラオケ装置36と称するものであるが、必ずしも家庭で用いられるものでなくともよい。すなわち、例えばスナック等の店舗において用いられるものであってもよく、或いは自動車のカーナビゲーションに付属的に備えられる車載カラオケ装置として用いられるものであってもよい。また、ゲームソフトウェアを実行する所謂コンシューマゲーム機における一つのソフトウェア(ゲームソフト)としてカラオケ演奏が実行されるものであってもよく、前記家庭用カラオケ装置36は、コンシューマゲーム機(家庭用ゲーム機)であっても構わない。また、斯かる態様においては、図5に示す構成に加えてCD(Compact Disk)やDVD(Digital Video Disk)等のメディアに対するデータの読取乃至書込を行うための構成が前記家庭用カラオケ装置36に備えられる。
図5に示すように、前記家庭用カラオケ装置36は、中央演算処理装置であるCPU134と、読出専用メモリであるROM136と、随時書込読出メモリであるRAM138と、ビデオボード(グラフィックスボード)等の映像出力制御部140と、サウンドボード(サウンドチップ)等の音声出力制御部142と、上記映像出力制御部140及び音声出力制御部142からの出力をテレビジョン156等の外部装置へ入力させるインターフェイス144と、上記CPU134等を前記通信回線18に接続するためのモデム146と、記憶装置であるハードディスク148と、リモコン装置152等の入力装置やマイクロフォン154からのリモコン信号を受信するためのリモコン受信部150と、音声入力装置であるマイクロフォン154とを、備えて構成されている。このマイクロフォン154は、好適には、入力された音声情報を赤外線信号(リモコン信号)として送信することにより前記家庭用カラオケ装置36に入力するものであるが、例えばブルートゥース(Blue Tooth:登録商標)通信等を介して前記家庭用カラオケ装置36と接続され、入力された音声情報を電波信号としてその家庭用カラオケ装置36に送信するものであってもよい。
上記CPU134は、上記RAM138の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM136に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータであり、上記映像出力制御部140による映像出力制御や上記音声出力制御部142による音声出力制御をはじめとする各種制御を実行する。上記映像出力制御部140は、上記CPU134において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力する文字映像出力装置として機能する他、前記家庭用カラオケ装置36における種々の映像表示を制御する表示制御装置である。また、上記音声出力制御部142は、前記家庭用カラオケ装置36における種々の音声出力を制御するサウンド制御装置であり、少なくとも前記カラオケ情報における演奏情報例えばMIDIデータを再生するMIDI音源を含んで構成されている。また、前記ハードディスク148には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数のカラオケ情報(楽曲データ)を記憶するカラオケデータベースをはじめとする各種データベースが設けられており、前記家庭用カラオケ装置36によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たなカラオケ情報等が前記サーバ装置20から前記通信回線18を介して配信され、前記ハードディスク148のカラオケデータベースに記憶されるようになっている。
前記家庭用カラオケ装置36は、好適には、例えば前記テレビジョン156等の外部機器に接続され、その外部機器を出力装置としてカラオケ演奏に係る映像及び音声の出力を行う。すなわち、前記家庭用カラオケ装置36によるカラオケ演奏においては、例えば前記リモコン装置152により所定のカラオケ情報(楽曲データ)に対応する選曲番号の入力が行われた場合、その選曲番号に対応するカラオケ情報が前記ハードディスク148から読み出され、前記RAM138等に展開される。ここで、斯かる選曲入力操作が行われる毎に対応するカラオケ情報を前記サーバ装置20からダウンロードする態様も考えられる。上記選曲入力操作に応じて対象となるカラオケ情報の読み出しが行われると、カラオケ演奏制御が開始され、そのカラオケ情報(楽曲データ)に含まれる歌詞情報に基づいて上記映像出力制御部140により歌詞文字映像が出力されると共に、演奏曲の進行に応じてその歌詞文字映像が色替表示される。また、対象となるカラオケ情報に含まれる演奏情報(MIDIデータ)に基づいて上記音声出力制御部142により演奏音が出力されると共に、その演奏音に前記マイクロフォン154から前記リモコン受信部150を介して入力された利用者の音声(歌唱音声)がミキシングされて出力される。そして、上記映像出力制御部140により出力される歌詞文字映像を含む映像情報と、上記音声出力制御部142により出力される演奏音及び利用者の歌唱音声を含む音声情報とが、前記インターフェイス144を介して前記テレビジョン156等の外部機器へ入力され、その外部機器を出力装置として出力される。以上のように、前記家庭用カラオケ装置36においては、出力装置を備えない簡易な構成により、前記通信カラオケシステム10におけるカラオケ装置16と同等のカラオケ演奏が実現される。
図6は、前記サーバ装置20の構成を説明する図である。この図6に示すように、前記サーバ装置20は、中央演算処理装置であるCPU160、読出専用メモリであるROM162、及び随時書込読出メモリであるRAM164を備え、上記CPU160によりRAM164の一時記憶機能を利用しつつROM162に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータである。また、TFTやPDP等の映像表示装置166と、その映像表示装置166による映像の表示を制御するためのビデオボード(グラフィックスチップ)168と、キーボード等の入力装置170と、その入力装置170による入力を処理するためのインターフェイス172と、上記CPU160等を前記通信回線18に接続するためのモデム174とを、備えて構成されている。
図6に示すように、前記サーバ装置20は、カラオケデータベース176、SNSデータベース178、及びカラオケ大会データベース180をはじめとする各種データベースを備えている。このカラオケデータベース176は、前記通信カラオケシステム10における前記カラオケ装置16乃至前記第2のカラオケシステムにおける前記家庭用カラオケ装置36等に配信するための多数のカラオケ情報(楽曲データ)を記憶するものであり、新しく作成されたカラオケ情報はこのカラオケデータベース176に蓄積される。そして、所定の配信制御プログラムにより定期的に、或いは前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36からの配信要求に応じて、随時新たなカラオケ情報が前記サーバ装置20のカラオケデータベース176から前記通信回線18を介して配信され、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36による演奏可能に前記ハードディスク66乃至148等に記憶される。
前記SNSデータベース178は、前記通信カラオケシステム10の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)に係る各種情報を記憶する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。なお、以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。上記SNSデータベース178は、前記通信カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶する記憶装置である。このSNSデータベース178には、ユーザIDにより識別される各利用者毎に、例えばその利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、実際の年齢、性別、メールアドレス、利用者の住所又は居所に対応する地域、血液型、星座、SNSへのログイン認証に用いられるパスワード、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、アバタ(ネット上において利用者を象徴する人型映像)に関する情報、及び利用者の歌年齢等の情報がその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。この歌年齢とは、利用者の演奏曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等において過去に選曲(演奏)した演奏曲に基づいて判断される値である。
また、前記SNSデータベース178には、各利用者の前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いたカラオケ演奏に関する情報として、例えばその利用者が過去に利用したカラオケ装置16に対応する店舗12(そのカラオケ装置16が設置された店舗12)に関する情報である来店履歴、その利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された演奏曲)に関する情報、その利用者が過去に前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等において過去に選曲された演奏曲の履歴)に関する情報、その利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及びその利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が各利用者毎にその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。
本実施例において、前記SNSデータベース178は、各利用者に対応する時間情報を、その利用者の識別情報と対応付けて記憶する記憶装置として機能する。この時間情報とは、例えば、前記来店履歴の日時すなわちその来店履歴に係る各店舗12へ来店した日時(例えば、カウンタにて入店が受け付けられた日時やSNSへのログイン日時、或いはカラオケ装置16の電源がONとされた日時)或いは退店した日時(例えば、カウンタにて会計を行った時間やSNSからのログアウト日時、或いはカラオケ装置16の電源がOFFとされた日時)、前記選曲履歴の日時すなわちその選曲履歴に係る各演奏曲のカラオケ演奏乃至選曲入力が行われた日時等に関する情報である。ここで、日時とは、例えば年月日及び時分秒までを記録するものであってもよいし、時分まで或いは時(24時の時刻)までを記録するものであってもよい(以下の説明において同じ)。すなわち、前記時間情報とは、好適には、各利用者が前記通信カラオケシステム10における前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いて過去に行ったカラオケ演奏に関する情報である。ここで、前記時間情報として、前記来店履歴や選曲履歴等に基づいて後述する時間帯判定手段224により判定される時間帯を各利用者に対応付けて前記SNSデータベース178に記憶するものであってもよい。また、前記SNSへの初期登録時等において、各利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を直接入力させ、その入力された時間帯を各利用者に対応付けて前記SNSデータベース178に記憶するものであってもよい。
前記カラオケ大会データベース180は、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それらの利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会に関する情報を記憶する。好適には、複数のカラオケ大会に関する情報として、各カラオケ大会の名称、開催期間、参加資格、主催者、参加者、対応する時間情報、及び大会の説明等の情報を、各カラオケ大会に固有の識別情報である大会IDと対応付けて記憶する。このカラオケ大会データベース180の記憶内容については、前記サーバ装置20によるカラオケ大会管理制御の説明と併せて後述する。また、前記各データベースの他に、所定のカレンダー情報(カレンダーデータベース)が備えられたものであってもよい。このカレンダー情報は、少なくとも各年月日に対応する曜日を記憶するものであり、好適には、公的な祝祭日、クリスマスやバレンタインデー等のイベント、学校(小中学校、高校、大学等)の休暇等と年月日との対応関係を併せて記憶する。
図7は、前記電子早見本装置22の外観を大まかに示す斜視図である。この図7に示すように、前記電子早見本装置22は、所定の画像(映像)を表示させると共に、利用者の接触に応じて入力を行うためのタッチパネルディスプレイ184を備えている。また、前記カラオケ装置16との間でデータの送受信や同期を実行したり、前記電子早見本装置22に内蔵されたバッテリを充電する等の動作を行うスタンド型の接続架台(ドッキングテーブル)であるクレイドル182を備えている。前記電子早見本装置22は、そのクレイドル182に取り付けられた状態又はそのクレイドル182から取り外された状態で用いられ、取り付けられた状態においては、そのクレイドル182及びLAN24を介して前記カラオケ装置16に有線接続されるようになっている。また、上記クレイドル182から取り外された状態においては、上記アクセスポイント26及びLAN24を介して前記カラオケ装置16に無線接続されるようになっている。
図8は、前記電子早見本装置22の構成を説明するブロック線図である。この図8に示すように、前記電子早見本装置22は、上記タッチパネルディスプレイ184に所定の映像を表示させる表示装置186と、その表示装置186による表示を制御する表示制御部188と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等によるタッチパネルディスプレイ184への接触により入力を行うタッチパネル190と、そのタッチパネル190による入力を制御する入力制御部192と、中央演算処理装置であるCPU194と、読出専用メモリであるROM196と、随時書込読出メモリであるRAM198と、フラッシュROM等の記憶部200と、インターフェイス202と、リモコン送信部204と、無線LAN通信部206と、上記クレイドル182と電気的な接続を可能とするためのコネクタ208aとを、備えて構成されている。上記クレイドル182には、斯かる電子早見本装置22と電気的な接続を可能とするためのコネクタ208bが設けられており、前記電子早見本装置22は、前記クレイドル182に載置されて上記コネクタ208a及び208bが相互に接触させられることで、上記インターフェイス202を介して前記クレイドル182乃至はLAN24に接続されるようになっている。
上記CPU194は、上記RAM198の一時記憶機能を利用しつつ上記ROM196に記憶された情報に基づいて情報処理を実行する所謂マイクロコンピュータであり、上記表示制御部188を介して前記タッチパネルディスプレイ184(表示装置186)に所定の映像を表示させたり、その映像に基づく前記タッチパネルディスプレイ184(タッチパネル190)への接触により上記入力制御部192を介して入力される入力信号を処理したり、その入力信号に基づき前記無線LAN通信部206等を介して前記カラオケ装置16へ選曲入力をはじめとする入力送信を行ったり、マスターコマンダである前記カラオケ装置16aを介して前記サーバ装置20との間で情報の通信を行う等といった基本的な制御に加えて、後述するログイン情報送信制御やカラオケ大会の招待状表示制御等の各種制御を実行する。また、上記記憶部200には、好適には、前記カラオケ装置16のカラオケデータベースに記憶された多数のカラオケ情報それぞれに対応して曲名、アーティスト名、属性情報、歌詞の歌い出し部分等の選曲案内情報、及び備考等が選曲番号毎に記憶されている。
図9は、前記サーバ装置20のCPU160及び前記電子早見本装置22のCPU194に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図9に示すSNS管理制御手段210、登録受付手段214、配信制御手段216、カラオケ大会管理手段222、及び時間帯判定手段224は、好適には、前記サーバ装置20のCPU160に機能的に備えられたものであり、ログイン認証制御手段212、招待状表示制御手段218、及び参加表明送信手段220は、好適には、前記電子早見本装置22のCPU194に機能的に備えられたものである。すなわち、以下の実施例においては、前記通信カラオケシステム10における前記電子早見本装置22を通信端末装置として、その電子早見本装置22と前記サーバ装置20との間で情報の送受信を行うことによるカラオケ大会登録制御乃至カラオケ大会管理制御について説明するが、前記カラオケ装置16、パーソナルコンピュータ30、携帯電話機32、乃至家庭用カラオケ装置36等を通信端末装置として以下に詳述するカラオケ大会登録制御乃至カラオケ大会管理制御を実行する態様も考えられる。すなわち、前記ログイン認証制御手段212、招待状表示制御手段218、及び参加表明送信手段220は、前記カラオケ装置16のCPU60、パーソナルコンピュータ30のCPU80、携帯電話機32のCPU100、乃至家庭用カラオケ装置36のCPU134に機能的に備えられたものであってもよい。また、前記SNS管理制御手段210、登録受付手段214、配信制御手段216、カラオケ大会管理手段222、及び時間帯判定手段224の一部乃至全部が、前記カラオケ装置16のCPU60、パーソナルコンピュータ30のCPU80、携帯電話機32のCPU100、家庭用カラオケ装置36のCPU134、或いは他のサーバ装置のCPU等に分散的に備えられたものであっても構わない。
前記SNS管理制御手段210は、前記通信カラオケシステム10におけるSNSに関する情報管理制御を行う。例えば、そのSNSに関する情報登録制御を行う。具体的には、前記電子早見本装置22、パーソナルコンピュータ30、或いは携帯電話機32等の外部装置による入力操作に応じて、前記SNSデータベース178に新規ユーザ(利用者)の登録を行ったり、そのSNSデータベース178に記憶された登録内容を変更(更新)したり、そのSNSデータベース178に記憶された複数の利用者をフレンドとして相互に対応付けて登録したりというように、前記通信カラオケシステム10におけるSNSの統括的な管理制御を行う。
前記SNS管理制御手段210は、好適には、各利用者の前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報の閲覧レベルを設定し得るものである。この閲覧レベルは、その利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いたカラオケ演奏に関する情報の、他の利用者に対する閲覧に関するものであり、例えば、第1レベル「誰であっても閲覧可能」、第2レベル「フレンドのフレンドまで閲覧可能」、第3レベル「フレンドは閲覧可能」、第4レベル「誰であっても閲覧不可能」というように、段階的に閲覧レベルを設定し得るものである。この閲覧レベルの設定は、上記十八番曲、演奏評価、選曲履歴等といった項目それぞれについて個別に設定できるようにしてもよいし、それらを一括して設定するものであってもよい。また、フレンドであるとそうでないとを問わず「公開」又は「非公開」というような簡単なものであってもよい。以下の説明においては、各項目について一括して「公開」又は「非公開」の2段階で閲覧レベルを設定する態様について説明する。
また、前記SNS管理制御手段210は、前記SNSデータベース178に記憶(登録)された複数の利用者をフレンドとして相互に対応付けて登録するフレンド登録制御を行う。例えば、前記電子早見本装置22やパーソナルコンピュータ30等による入力操作に応じて、前記SNSデータベース178に記憶された対象となる利用者と、その対象となる利用者がフレンド登録を希望した他の利用者とを相互にフレンドとして対応付けて登録(記憶)する。このフレンド登録に関する情報は、各利用者に関連する情報として前記SNSデータベース178に記憶されるものであってもよいし、例えばフレンド登録された利用者それぞれのユーザIDを別途登録するというように前記SNSデータベース178とは別のデータベースに記憶されるものであってもよい。また、好適には、フレンド登録の申し込みがあった場合に、一律にフレンド登録を行うのではなく、申し込まれた利用者の許可を待ってその申し込みに係るフレンド登録を行う。
図9に示すログイン認証制御手段212は、前記タッチパネルディスプレイ184により入力される識別情報(ユーザID)に応じて前記通信カラオケシステム10におけるSNSの利用者を認証し、その認証が正常に行われた場合にはその識別情報をもってその利用者のSNSへのログインを許可する。具体的には、前記タッチパネルディスプレイ184により識別情報であるユーザID及びパスワードが入力された場合、そのユーザIDに対応付けられて前記SNSデータベース178に記憶されたパスワードが入力されたものと一致するか否かを前記サーバ装置20に照会し、一致する場合には正常な認証を行う一方、一致しない場合にはエラーとする。なお、前記ログイン認証制御手段212は、前記タッチパネルディスプレイ184によりユーザID及びパスワードを前記サーバ装置20へ送信するものであってもよく、実質的な認証はそのサーバ装置20側で行うものであっても構わない。
前記SNS管理制御手段210は、前記SNSデータベース178に記憶されたカラオケ演奏に関する情報のうち、前記ログイン認証制御手段212により認証された利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を前記タッチパネルディスプレイ184に閲覧可能に表示させる。好適には、斯かる情報を前記記憶部200における演奏曲データベースに記憶された情報に基づいて前記タッチパネルディスプレイ184にタッチ入力可能に表示させる。例えば、前記ログイン認証制御手段212により認証された利用者に対応する十八番曲に含まれる演奏曲を前記タッチパネルディスプレイ184に選曲入力可能に表示させる。また、その利用者に対応する選曲履歴に含まれる演奏曲等を前記タッチパネルディスプレイ184に選曲入力可能に表示させる。
前記SNS管理制御手段210は、好適には、前記SNSデータベース178に記憶されたカラオケ演奏に関する情報のうち、前記ログイン認証制御手段212により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を前記タッチパネルディスプレイ184に閲覧可能に表示させる。このフレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、例えば、前記ログイン認証制御手段212により認証された利用者は、その利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報は閲覧できない。また、前記SNS管理制御手段210は、好適には、前記ログイン認証制御手段212により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応するカラオケ演奏に関する情報を、そのフレンドの閲覧レベルに応じて前記タッチパネルディスプレイ184に閲覧可能に表示させる。例えば、前記ログイン認証制御手段212により認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に関する情報であっても、その情報の閲覧レベルが「非公開」とされている場合にはその情報を閲覧が制限乃至は禁止される。
図9に示す登録受付手段214は、前記通信カラオケシステム10を利用する複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会の開催登録を受け付ける。このカラオケ大会とは、複数の参加者により所定期間内に行われるカラオケ演奏を統括的に管理するものであり、必ずしも参加者全員が所定の場所(例えば、店舗12における所定の個室14等)に一堂に会してカラオケ演奏を行うものでなくともよく、所定期間内に別個の前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行い、その演奏に係る情報を前記サーバ装置20にアップロードすること等により前記通信回線18を介して複数の利用者によるカラオケ大会が実現されるものであってもよい。前記カラオケ大会は、好適には、各参加者のカラオケ演奏に関して前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等により音程、テンポ、及び音量等に基づく演奏評価を行い、その評価結果を上位順にランキングする統計処理を行うものである。また、好適には、各利用者が前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏する様子を録音した音声情報や撮影した動画情報(音声を含む映像情報)の投稿すなわちアップロードを受け付けて公開するものや、単に前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等により所定の演奏曲(課題曲)を演奏したという事実のみを公開するものであってもよい。また、所定期間に所定の場所でカラオケ大会が行われるという開催情報のみを公開し、そのカラオケ大会の結果については特に何らの処理を行わないものであってもよい。
前記登録受付手段214は、好適には、前記カラオケ大会の開催登録において、各カラオケ大会に関する情報として、少なくとも開催期間に関する情報及び後述する時間情報を、各カラオケ大会に固有の識別情報である大会IDと対応付けて前記カラオケ大会データベース180に記憶する。好適には、各カラオケ大会に関する情報として、各カラオケ大会の名称、参加資格、登録主体である利用者(主催者)のユーザID、参加を表明した利用者(参加者)のユーザID、対応する時間情報、及び大会の説明等の情報を、各カラオケ大会の大会IDと対応付けて記憶する。すなわち、前記登録受付手段214は、好適には、登録主体である利用者(主催者)のユーザIDを各カラオケ大会の大会IDと対応付けて記憶するものであるが、前記通信カラオケシステム10におけるSNSに登録していない利用者からの開催登録も受け付け得るものであってもよい。すなわち、ユーザIDを有しないゲストユーザを登録主体とするカラオケ大会の開催登録も受け付け得るものである。
前記登録受付手段214は、好適には、前記カラオケ大会の開催登録において、各カラオケ大会に対応する時間情報を対応付けて記憶する。この時間情報とは、必ずしも前記SNSデータベース178に記憶された時間情報と一致するものでなくともよく、対象となるカラオケ大会への参加者を募る上での判断基準乃至参考として用いられる情報である。斯かる時間情報の具体例としては、対象となるカラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者(主催者)に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報、前記カラオケ装置16等を介して前記カラオケ大会の開催登録が受け付けられる場合においてその開催登録が行われた時点(日時)、対象となるカラオケ大会の開催登録において前記主催者により直接入力された時間帯等の情報が考えられる。すなわち、前記登録受付手段214は、好適には、前記主催者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報を、そのカラオケ大会と対応付けて前記カラオケ大会データベース180に記憶する。例えば、前記主催者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間帯(例えば、その利用者がカラオケ演奏を行うことが多い時間帯)等の時間情報を、各カラオケ大会の大会IDと対応付けて記憶する。或いは、後述するように、前記カラオケ大会の開催通知を配信する際に、そのカラオケ大会の主催者のユーザIDに基づいてその主催者のログ情報(来店履歴や選曲履歴等)を前記SNSデータベース178から読み出し、そのログ情報に基づいて前記時間帯等の時間情報を判定するものであってもよい。また、前記通信カラオケシステム10におけるSNSに登録していない利用者すなわちゲストユーザからの開催登録において、好適には、その開催登録が行われた時点や直接入力される時間情報等を各カラオケ大会の大会IDと対応付けて前記カラオケ大会データベース180に記憶する。
また、前記携帯電話機32を介して前記カラオケ大会の開催登録が行われる場合、その携帯電話機32に記憶された時間情報をそのカラオケ大会と対応付けて記憶するものであってもよい。すなわち、前記カラオケ大会の開催登録において、その登録に用いられる前記携帯電話機32の記憶部106等に記憶されたスケジュールデータベース(スケジュール管理アプリケーションのデータベース)からイベント情報を読み出し、そのイベント情報を前記開催登録に関する情報と共に前記サーバ装置20へ送信(アップロード)し、前記カラオケ大会データベース180に前記イベント情報を場所情報として対象となるカラオケ大会に対応付けて記憶するものであってもよい。このイベント情報とは、例えば、前記携帯電話機32の利用者(オーナー)すなわち登録主体となる利用者に対応する誕生日、記念日、スケジュール情報等であり、換言すれば、登録主体である利用者に固有のイベント等を含むものである。
図10は、前記ログイン認証制御手段212により正常な認証が行われた場合、各利用者に対応して前記タッチパネルディスプレイ184に表示されるトップ画面234を例示する図である。この図10に示すように、斯かるトップ画面234には、前記電子早見本装置22の操作主体となる利用者を切り替えるユーザ切替ボタン236、選曲操作を開始するための選曲スタートボタン238、前記SNSデータベース178において各利用者毎に設けられたウェブサイトであるマイルームにアクセスするためのマイルームボタン240、前記カラオケ装置16の音量(スピーカ54からの出力音量)を調節するための音量ボタン242、その時点において前記カラオケ装置16により出力されている演奏曲の出力を停止するための演奏停止ボタン244、その時点において前記カラオケ装置16により出力されている演奏曲の音程(キー)乃至出力速度を調節するための演奏調節ボタン246、その時点において前記カラオケ装置16により出力されている演奏曲の音程を元のキー(デフォルト値)に戻すための原曲キーボタン248、その時点において前記カラオケ装置16により出力されている演奏曲を最初から歌い直す操作を行うための歌い直し/スタートボタン250、その時点において前記カラオケ装置16により出力されている演奏曲を早送りする早送りボタン252、その時点において前記カラオケ装置16による演奏待ち曲として予約されている演奏曲を確認するための予約確認ボタン254、前記SNSに新たな利用者を新規登録するための新規登録ボタン256、前記SNSデータベース178に係るSNSにログインするためのログインボタン258、前記SNSからログアウトするためのログアウトボタン260、及び前記SNSに関する最新情報等を表示させる表示欄を含むおしらせ表示ボタン262等の各種操作ボタンが表示され、各操作ボタンに対して前記タッチパネル190による入力操作(指や備え付けのペン等により各操作ボタンに対応する部分に接触する操作)が行われることにより、それぞれの操作ボタンに係る処理が実行されるようになっている。
図10に示すトップ画面234においては、前記おしらせ表示ボタン262における表示欄に「カラオケ大会を主催してみませんか?」という文字情報が表示されている。すなわち、前記おしらせ表示ボタン262において、新規カラオケ大会の開催登録を促す文字情報(テキスト)が表示されている。斯かるトップ画面234において、前記おしらせ表示ボタン262に対して前記タッチパネル190による入力操作が行われると、図11に示すようなカラオケ大会設定画面264が前記タッチパネルディスプレイ184に表示される。このカラオケ大会設定画面264は、前記タッチパネル190等を介しての入力操作により、新規カラオケ大会の開催登録に関する各種情報を入力するための画面であり、カラオケ大会の名称を入力するための名称入力欄266、開催期間を入力するための期間入力欄268、大会の説明を入力するための説明入力欄270、参加資格を設定するための資格ラジオボタン272、カラオケ大会の登録を決定して入力された情報を前記サーバ装置20へ送信するための決定登録ボタン274、及びカラオケ大会の開催登録をキャンセルして元の画面に戻るためのキャンセルボタン276が表示され、斯かる表示に従って前記タッチパネル190等を介しての入力操作が行われるようになっている。前記各種入力欄に対する入力及びラジオボタンの選択が行われた状態で前記決定登録ボタン274に対する入力操作が行われることで、前記名称入力欄266に入力されたカラオケ大会の名称、前記期間入力欄268に入力された開催期間、前記説明入力欄270に入力されたカラオケ大会の説明、前記資格ラジオボタン272の選択結果、登録主体である利用者(主催者)のユーザID、及びその利用者に対応する時間情報やその開催登録が行われた時点等の時間情報が前記通信回線18を介して前記サーバ装置20へ送信され、大会IDが付されて前記カラオケ大会データベース180に記憶(登録)される。
図9に示す配信制御手段216は、前記登録受付手段214により開催登録が受け付けられたカラオケ大会を、参加主体(参加者)となり得る利用者に対して通知するための開催通知を前記通信回線18を介して配信する。好適には、前記登録受付手段214により開催登録が受け付けられた複数のカラオケ大会のうち、所定の時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を配信する。すなわち、前記カラオケ大会データベース180に記憶(登録)された複数のカラオケ大会のうち、予め定められた関係から所定の時間情報に基づいて単数乃至複数のカラオケ大会を選択(抽出)し、その選択されたカラオケ大会の開催情報を前記通信回線18を介して参加者となり得る利用者に対して配信する。前記配信制御手段216による開催情報の配信タイミングは、例えば1時間毎といった所定時間毎であってもよいし、新規カラオケ大会の開催登録が行われた時点で配信されるものであってもよい。また、前記カラオケ装置16に対する前記電子早見本装置22の対応付け処理(くくりつけ処理)が正常に行われた時点で配信が行われるものであってもよい。更には、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36の起動が行われた際や、各利用者のログイン認証が正常に行われた際に配信の判定延いては実行が行われるものであってもよい。
前記時間帯判定手段224は、前記SNSデータベース178に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、その利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯(その時間帯によくカラオケ演奏を行う傾向にある時間範囲)を判定する。好適には、前記利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された選曲履歴に基づいてその利用者がカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する。例えば、対象となる利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された選曲履歴に関して、その選曲履歴に係る各演奏曲のカラオケ演奏乃至選曲入力が行われた日時から前記時間帯を判定する。この時間帯は、好適には、時間帯A「午前0時〜午前6時」、時間帯B「午前6時〜正午」、時間帯C「正午〜午後6時」、時間帯D「午後6時〜午前0時」等というように、所定の時間帯幅で複数の時間帯が予め定められており、前記時間帯判定手段224は、それら複数の時間帯のうち各利用者がカラオケ演奏を行うことが多い何れか1つの時間帯を判定するものであるが、前記選曲履歴に係る各演奏曲のカラオケ演奏乃至選曲入力が行われた日時の統計をとる等して、各利用者がカラオケ演奏を行うことが多い時間帯(例えば、最もカラオケ演奏を行うことが多い時点を中心とする所定の時間範囲等)を個別に算出するものであってもよい(以下の説明において同じ)。
また、前記時間帯判定手段224は、好適には、前記利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された来店履歴に基づいてその利用者がカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する。例えば、対象となる利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された来店履歴に係る各店舗12へ来店した日時(例えば、カウンタにて入店が受け付けられた日時やSNSへのログイン日時)に基づいて前記時間帯を判定する。また、斯かる来店した日時と共に或いはその代替として、前記来店履歴に係る各店舗12から退店した日時(例えば、カウンタにて会計を行った時間やSNSからのログアウト日時)に基づいて前記時間帯を判定するものであってもよい。
前記配信制御手段216は、好適には、前記カラオケ大会データベース180に登録された複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、その利用者に対して配信する。例えば、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、その利用者に対して配信する。例えば、対象となるカラオケ大会に対応付けられた時間情報が前記時間帯判定手段224により判定される時間帯に含まれる場合、少なくとも一部重なる場合、或いは予め定められた所定の対応関係にある場合等において、前記対象となるカラオケ大会の開催通知を前記時間帯判定手段224による判定に係る利用者に対して配信する。
また、前記配信制御手段216は、好適には、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯に、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。すなわち、好適には、所定のカラオケ大会の開催通知の配信に際して、そのカラオケ大会の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段224による判定を行い、その判定結果である時間帯において実際に前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。この時間帯判定手段224による判定及び配信制御手段216による配信は、対象となるカラオケ大会の開催登録が行われた当日に実行されるものであってもよいし、翌日以降に行われるものであってもよい。すなわち、前記配信制御手段216は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催登録が行われた当日乃至翌日以降における、前記主催者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯に、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。
また、前記配信制御手段216は、好適には、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯と、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯とが、少なくとも一部重なる場合或いは予め定められた所定の対応関係にある場合等に、そのカラオケ大会の開催通知をその利用者に対して配信する。例えば、前記登録主体である利用者及び参加主体となり得る利用者それぞれに対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯が共に前記時間帯D「午後6時〜午前0時」である場合に、そのカラオケ大会の開催通知をその利用者に対して配信する。或いは、前記登録主体である利用者及び参加主体となり得る利用者それぞれに対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯が共に予め定められた同一の時間帯区分(それぞれ複数の時間帯を含む区分)に含まれる場合に、そのカラオケ大会の開催通知をその利用者に対して配信する。
また、前記登録受付手段214が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を介して前記カラオケ大会の開催登録を受け付けると共に、その開催登録が行われた時点を、前記時間情報としてそのカラオケ大会と対応付けて前記カラオケ大会データベース180に記憶する態様において、前記配信制御手段216は、好適には、対象となるカラオケ大会に対応付けられた時点に、実際に前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。ここで、前記配信制御手段216による配信は、対象となるカラオケ大会の開催登録が行われた当日(すなわち、登録の直後乃至略同時の所謂リアルタイム)に実行されるものであってもよいし、翌日以降に行われるものであってもよい。すなわち、前記配信制御手段216は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催登録が行われた当日乃至翌日以降における、そのカラオケ大会の開催登録が行われた時点に、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。斯かる制御は、登録主体である利用者及び参加主体となり得る利用者の少なくとも一方が前記SNSに登録していない態様、すなわちユーザIDを有しないゲストユーザにより開催登録が行われる態様或いはゲストユーザに対して前記開催情報を配信する態様において好適に実行される。
また、前記配信制御手段216は、更に別の時間情報に基づいて配信対象となる単数乃至複数のカラオケ大会を決定するものであってもよい。好適には、前記カラオケ装置16等の利用に際して、前記店舗12の予約を行った時間を記憶しておき、その時間に基づいて前記決定を行う。例えば、開催登録が行われたカラオケ演奏に係る前記店舗12の予約時間と、参加主体となり得る利用者のカラオケ演奏に係る前記店舗12の予約時間とが、何れも予め定められた時間範囲に含まれる場合には、その利用者に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する。また、好適には、前記カラオケ装置16等の利用に際して、前記店舗12へ入店してから最初の演奏曲の選曲入力が行われるまでの時間を記憶しておき、その時間に基づいて前記決定を行う。例えば、開催登録が行われたカラオケ演奏に係る前記店舗12への入店時間から最初の演奏曲の選曲入力までに10分間を要した場合、参加主体となり得る利用者のカラオケ演奏に係る前記店舗12への入店時間から最初の演奏曲の選曲入力までに要した時間が10分間を中心とする所定の時間範囲内である場合に、その利用者に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する。
また、前記配信制御手段216は、好適には、前記カラオケ装置16等によりカラオケ演奏が行われる曜日、祝祭日等に基づいて前記決定を行う。例えば、前記カラオケ大会の開催登録が行われた曜日(同じ曜日)に、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。例えば、前記カラオケ大会の開催登録が行われたのが祝祭日である場合には、祝祭日に前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。また、好適には、前記カラオケ大会と対応付けられたイベント情報乃至記念日等に基づいて前記決定を行う。例えば、対象となるカラオケ大会に所定のイベント情報乃至記念日等が対応付けられて記憶されている場合には、そのイベント情報乃至記念日等に対応する利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。このイベント情報に基づく開催通知の配信態様としては、例えば、前記カラオケ大会の主催者と同じ誕生日の利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する態様、前記カラオケ大会の主催者のフレンドの誕生日を大会の開催期間として、同じく主催者のフレンドである複数の利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する態様、季節のイベント情報に基づいて例えばひな祭りであれば女性及び所定年齢未満の子供に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する態様、ホワイトデーであれば男性に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する態様、イベント情報に関連する演奏曲を歌唱したことがある利用者に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する態様、学校の休暇情報に基づいて、その学校の就学年齢に対応する利用者に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する態様、カラオケの日である1月19日にカラオケ演奏を行っている利用者に対して対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する態様、スマートフォン等のスケジュールに「カラオケ」の予定が入っている日時を開催期間とするカラオケ大会の開催通知を、そのスマートフォンの利用者に対して配信する態様等が考えられる。また、好適には、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等による累積カラオケ演奏時間(過去にカラオケ装置16等を用いて行ったカラオケ演奏時間の合計)に基づいて前記決定を行う。例えば、登録主体である利用者の累積カラオケ演奏時間と、参加主体となり得る利用者の累積カラオケ演奏時間とが、何れも予め定められた時間範囲に含まれる場合には、その利用者に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する。
前記配信制御手段216は、好適には、前記カラオケ大会データベース180に記憶された複数のカラオケ大会のうち、そのカラオケ大会に対応付けられて記憶された参加資格を満たす利用者に対して、そのカラオケ大会の開催通知を配信する。例えば、対象となるカラオケ大会に対応付けられて前記カラオケ大会データベース180に記憶された参加資格が「女性のみ」である場合、参加資格を満たす利用者すなわち前記SNSデータベース178に記憶された性別が「女性」である利用者に対してのみそのカラオケ大会の開催通知を配信する。或いは、対象となるカラオケ大会に対応付けられて前記カラオケ大会データベース180に記憶された参加資格が「フレンドのみ」である場合、参加資格を満たす利用者すなわち対象となるカラオケ大会の主催者に対応して前記SNSデータベース178に記憶されたフレンドである利用者に対してのみそのカラオケ大会の開催通知を配信する。すなわち、前記配信制御手段216は、好適には、参加主体となり得る利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報に基づいて決定されるカラオケ大会であって、且つ、その利用者が前記対象となるカラオケ大会の参加資格を満たす場合に、その利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信する。
図9に示す招待状表示制御手段218は、前記配信制御手段216により配信されたカラオケ大会の開催通知を前記タッチパネルディスプレイ184等に表示させる。好適には、前記ログイン認証制御手段212により前記利用者のログイン認証が正常に行われた際に、その利用者に対して配信された開催通知を前記タッチパネルディスプレイ184等に表示させる。図12は、前記ログイン認証制御手段212により正常な認証が行われた場合、各利用者に対応して前記タッチパネルディスプレイ184に表示されるトップ画面234の一例であり、ログイン認証された利用者に対して所定のカラオケ大会の開催通知が配信された場合を例示している。この図12に示すように、前記招待状表示制御手段218は、好適には、前記配信制御手段216によりカラオケ大会の開催通知が配信された場合には、前記タッチパネルディスプレイ184に表示されるトップ画面234における前記おしらせ表示ボタン262の表示欄に、前記開催通知が届いている旨を表示させる。例えば、図12に示すように、前記おしらせ表示ボタン262における表示欄に「カラオケ大会の招待状が届いています」という文字情報を表示させる。前記タッチパネルディスプレイ184を介してこのおしらせ表示ボタン262に対する入力操作が行われた場合、前記招待状表示制御手段218は、図13に示すような開催通知としての招待状(招待状映像)280を含む開催通知画面278を前記タッチパネルディスプレイ184に表示させる。なお、前記招待状表示制御手段218は、前記ログイン認証制御手段212により前記利用者のログイン認証が正常に行われた際に、図12に示すようなトップ画面234を表示させることなく、図13に示すような招待状280を含む開催通知画面278を前記タッチパネルディスプレイ184に表示させるものであってもよい。また、前記トップ画面234内に、所謂ポップアップにより前記招待状280を表示させるものであってもよい。
図13は、前記タッチパネルディスプレイ184に表示された、所定のカラオケ大会の開催通知としての招待状280を含む開催通知画面278を例示する図である。この図13に示すように、斯かる開催通知画面278には、カラオケ大会の名称、開催期間、参加資格、主催者、及び大会の説明等の情報を含む招待状280が表示される。また、その招待状280に対応するカラオケ大会への参加を表明するための参加表明ボタン282と、そのカラオケ大会への参加を拒否するための参加拒否ボタン284とが、好ましくは前記招待状280の前面側レイヤに表示される。図9に示す参加表明送信手段220は、対象となるカラオケ大会への参加表明を前記サーバ装置20へ送信する。例えば、図13に示す開催通知画面278において、前記タッチパネルディスプレイ184により前記参加表明ボタン282に対する入力操作が行われた場合、入力主体である利用者すなわちその時点における前記電子早見本装置22の操作主体である利用者の、その開催通知画面278に表示された招待状280に対応するカラオケ大会への参加表明を、前記通信回線18を介して前記サーバ装置20へ送信する。また、前記タッチパネルディスプレイ184により前記参加拒否ボタン284に対する入力操作が行われた場合には、参加表明を送信することなく元の画面例えば前記トップ画面234に復帰させられる。
図9に示すカラオケ大会管理手段222は、前記通信カラオケシステム10に備えられた前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等のカラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会を管理する。具体的には、前記登録受付手段214により新規カラオケ大会の登録を受け付け、前記カラオケ大会データベース180に記憶(登録)する。また、前記配信制御手段216により前記カラオケ大会データベース180に記憶されたカラオケ大会の開催通知を配信する。また、前記参加表明送信手段220により所定のカラオケ大会に対する利用者の参加表明が送信(受信)された場合には、前記カラオケ大会データベース180に記憶された対象となるカラオケ大会の参加者として、参加表明に係る利用者を追加登録する。
前記カラオケ大会管理手段222は、前記カラオケ大会データベース180に記憶されたカラオケ大会を統括的に管理する。すなわち、複数の利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会に係る各種制御を行う。例えば、各参加者の前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等によるカラオケ演奏に関して音程、テンポ、及び音量等に基づく演奏評価を行い、その評価結果を上位順にランキングする統計処理を行う態様のカラオケ大会において、前記カラオケ大会管理手段222は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に前記SNSデータベース178に記憶された各利用者の演奏評価結果に関して前記統計処理を行う。すなわち、対象となるカラオケ大会の開催期間中に各参加者の前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等によるカラオケ演奏が行われた場合、そのカラオケ演奏の演奏評価結果が前記サーバ装置20にアップロードされ、前記SNS管理制御手段210により前記SNSデータベース178に各利用者毎に蓄積される。前記カラオケ大会管理手段222は、斯かる開催期間中に前記SNSデータベース178に記憶された各利用者の演奏評価結果を所定の統計処理タイミング(好適には、開催期間の終了時)で読み出し、それら評価結果を上位順にランキングする統計処理を行ってその統計結果を公開する。例えば、前記ログイン認証制御手段212により各参加者のログイン認証が正常に行われた際に、前記統計結果を含むカラオケ大会の結果発表画面を前記タッチパネルディスプレイ184等に表示させる。ここで、前記統計処理延いては統計結果の公開は、対象となるカラオケ大会の開催期間の終了時に1回のみ行われるものであってもよいし、斯かる開催期間中に途中経過として複数回の前記統計処理延いては統計結果の公開が行われるものであってもよい。
また、各利用者が前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏する様子を録音した音声情報や撮影した動画情報(音声を含む映像情報)の投稿すなわちアップロードを受け付けて公開する態様のカラオケ大会において、前記カラオケ大会管理手段222は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に前記SNSデータベース178或いはカラオケ大会データベース180等に投稿された各利用者の音声情報乃至動画情報を、所定の公開タイミングで公開する。すなわち、各利用者により投稿された動画情報等を、前記通信回線18を介して前記パーソナルコンピュータ30や携帯電話機32等の通信端末装置により閲覧可能となるように公開する。好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間の終了時に、その開催期間中に参加者により投稿された動画情報等を一斉に公開する。また、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に、各利用者により投稿された動画情報等を随時公開し、前記通信回線18を介して前記パーソナルコンピュータ30や携帯電話機32等の通信端末装置により閲覧可能としてもよい。また、斯かる態様においては、各参加者に対応する動画情報等に対する投票を受け付け、その投票結果に基づいて投稿された動画情報等をランキングするものであってもよい。
また、各参加者が前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等により所定の演奏曲(課題曲)を演奏したという事実のみを公開する態様のカラオケ大会において、前記カラオケ大会管理手段222は、好適には、対象となるカラオケ大会の開催期間中に前記SNSデータベース178に記憶された各利用者の選曲履歴に基づいて、各参加者が前記所定の演奏曲を演奏したか否かを判定し、その判定結果を公開する。すなわち、対象となるカラオケ大会の開催期間中に各参加者の前記カラオケ装置16や家庭用カラオケ装置36等によるカラオケ演奏が行われた場合、そのカラオケ演奏に係る選曲履歴(カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等において過去に選曲された演奏曲の履歴)が前記サーバ装置20にアップロードされ、前記SNS管理制御手段210により前記SNSデータベース178に各利用者毎に蓄積される。前記カラオケ大会管理手段222は、斯かる開催期間中に前記SNSデータベース178に記憶された各利用者の選曲履歴に、前記所定の演奏曲が含まれるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記カラオケ大会の結果として各参加者が前記所定の演奏曲を演奏したか否かを公開する。例えば、前記ログイン認証制御手段212により各参加者のログイン認証が正常に行われた際に、斯かる判定結果を含むカラオケ大会の結果発表画面を前記タッチパネルディスプレイ184等に表示させる。また、斯かる態様において、前記課題曲に対応付けられたアーティストの誕生日を、その課題曲に係るカラオケ大会に対応する時間情報として前記カラオケ大会データベース180に記憶し、その時間情報に基づいて前記参加者と成り得る利用者に対して開催通知の配信を行うものであってもよい。また、前記課題曲のアーティストが開催するコンサート情報がその課題曲に対応付けられて記憶されている場合には、そのコンサート情報に係る時間情報(コンサートを開催する日時等)を前記カラオケ大会データベース180に記憶し、その時間情報に基づいて前記参加者と成り得る利用者に対して開催通知の配信を行うものであってもよい。また、前記課題曲にタイアップ情報としてドラマに関する情報が記憶されている場合には、そのドラマが放映される時間帯に前記SNSにログインしている利用者に対して対象となるカラオケ大会の開催通知を配信する等の態様も考えられる。
図14は、前記電子早見本装置22のCPU194によるログイン/ログアウト時制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記電子早見本装置22等を介してログイン情報すなわち識別情報(ユーザID)及びログインパスワードの入力があったか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、SA11以下の処理が実行されるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、SA1にて入力された識別情報及びログインパスワードが前記サーバ装置20へ送信される。次に、SA3において、前記サーバ装置20から正常にログインされたとの応答が返信されたか否かが判断される。このSA3の判断が否定される場合には、SA4において、エラーである旨が前記電子早見本装置22等に表示された後、SA11以下の処理が実行されるが、SA3の判断が肯定される場合には、SA5において、正常にログイン処理が行われ、SA6において、利用者の名前(ニックネーム)等の情報が前記サーバ装置20のSNSデータベース178から通信回線18を介してダウンロードされ、前記電子早見本装置22等に表示可能に前記カラオケ装置16等に記憶された後、SA7において、ログイン認証が行われた利用者に対して所定のカラオケ大会の開催通知に対応する招待状の配信があったか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA11以下の処理が実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、SA8において、配信されたカラオケ大会の開催通知に対応する招待状を含む開催通知画面が前記タッチパネルディスプレイ184に表示された後、SA9において、SA8にて表示された招待状に対応するカラオケ大会へ参加を表明するための入力操作が前記タッチパネルディスプレイ184等を介して行われたか否かが判断される。このSA9の判断が否定される場合には、SA11以下の処理が実行されるが、SA9の判断が肯定される場合には、SA10において、ログイン認証が行われた利用者のSA8にて表示された招待状に対応するカラオケ大会への参加表明が前記通信回線18を介して前記サーバ装置20へ送信された後、SA11において、前記電子早見本装置22等により所定の利用者のログアウト処理を行うための入力があったか否かが判断される。このSA11の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA11の判断が肯定される場合には、SA12において、対象となる利用者のログアウト処理が行われた後、本ルーチンが終了させられる。
図15は、前記電子早見本装置22のCPU194によるカラオケ大会登録制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記タッチパネルディスプレイ184を介しての入力操作等により、カラオケ大会の開催登録に関する情報の入力が開始されたか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、カラオケ大会の開催登録に関する情報の入力を受け付ける図11に示すようなカラオケ大会設定画面(カラオケ大会登録入力画面)が前記タッチパネルディスプレイ184に表示される。次に、SB3において、前記タッチパネルディスプレイ184を介しての入力操作等により、カラオケ大会設定画面における各項目の情報入力が受け付けられる。次に、SB4において、前記タッチパネルディスプレイ184を介しての入力操作等による決定登録操作、例えば図11に示すカラオケ大会設定画面264における決定登録ボタン274に対する入力操作が行われたか否かが判断される。このSB4の判断が否定される場合には、SB3以下の処理が再び実行されるが、SB4の判断が肯定される場合には、SB5において、登録者(入力主体)である利用者のログ情報として、その利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された選曲履歴における各演奏曲の選曲が行われた時間、或いは来店履歴における各店舗12への来店時間等の時間情報が前記SNSデータベース178等から取得される。次に、SB6において、SB5にて読み出された時間情報から、前記利用者が前記カラオケ装置16等を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯が判定される。次に、SB7において、SB3にて入力されたカラオケ大会に関する情報が、SB5にて読み出された時間情報、SB6にて判定された時間帯、及び登録者のユーザID等と対応付けられて前記サーバ装置20へ送信され、前記カラオケ大会データベース180に登録された後、本ルーチンが終了させられる。
図16は、前記サーバ装置20のCPU160によるカラオケ大会管理制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SC1において、前記電子早見本装置22等の通信端末装置から前記通信回線18を介して新規カラオケ大会の開催登録に関する情報が受信されたか否かが判断される。このSC1の判断が否定される場合には、SC3以下の処理が実行されるが、SC1の判断が肯定される場合には、SC2において、受信された新規カラオケ大会の開催登録に関する情報が前記カラオケ大会データベース180に記憶(登録)された後、SC3において、前記カラオケ大会データベース180に記憶された所定のカラオケ大会への参加表明に関する情報が、前記電子早見本装置22等の通信端末装置から前記通信回線18を介して受信されたか否かが判断される。このSC3の判断が否定される場合には、SC5以下の処理が実行されるが、SC3の判断が肯定される場合には、SC4において、受信された参加表明に係る利用者に関する情報が、前記カラオケ大会データベース180に記憶された対象となるカラオケ大会に新規参加者として対応付けられて記憶(追加登録)される。
次に、SC5において、前記カラオケ大会データベース180に記憶された各カラオケ大会に対応する開催通知の配信タイミングであるか否かが判断される。このSC5の判断が否定される場合には、SC7以下の処理が実行されるが、SC5の判断が肯定される場合には、SC6において、斯かるカラオケ大会に対応する開催通知が対象となる利用者が判定される。例えば、前記カラオケ大会の主催者がカラオケ演奏を行うことが多い時間帯と、参加主体となり得る利用者がカラオケ演奏を行うことが多い時間帯とがそれぞれ判定され、同一の時間帯である利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知が配信される。或いは、対象となるカラオケ大会と対応付けられて記憶された時間情報及び利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報が、何れも予め定められた時間範囲内に含まれる利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知が配信される。次に、SC7において、前記カラオケ大会データベース180に記憶された各カラオケ大会の開催期間内であるか否かが判断される。このSC7の判断が否定される場合には、SC10以下の処理が実行されるが、SC7の判断が肯定される場合には、SC8において、開催期間内であるカラオケ大会の複数の参加者に対応するカラオケ演奏ログとして、例えばその期間内における演奏評価結果等の情報が前記SNSデータベース178から読み出され、集計(統計)が行われる。
次に、SC9において、SC8の集計結果が前記カラオケ大会データベース180に記憶された対象となるカラオケ大会の経過に反映される。次に、SC10において、前記カラオケ大会データベース180に記憶された各カラオケ大会の開催期間終了時であるか否かが判断される。このSC10の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC10の判断が肯定される場合には、SC11において、開催期間終了に係るカラオケ大会の複数の参加者に対応するカラオケ演奏ログとして、例えば開催期間内における演奏評価結果等の情報が前記SNSデータベース178から読み出され、集計(統計)が行われる。次に、SC12において、SC11の集計結果に基づいて対象となるカラオケ大会の結果が決定され、例えば前記通信回線18を介して各参加者へ配信された後、本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SA1〜SA6が前記ログイン認証制御手段212の動作に、SC1及びSC2が前記登録受付手段214の動作に、SC5及びSC6が前記配信制御手段216の動作に、SA7及びSA8が前記招待状表示制御手段218の動作に、SA9及びSA10が前記参加表明送信手段220の動作に、SC1〜SC10が前記カラオケ大会管理手段222の動作に、SB6及びSC6が前記時間帯判定手段224の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会の開催登録を受け付ける登録受付手段214(SC1及びSC2)と、その登録受付手段214により開催登録が受け付けられた複数のカラオケ大会のうち、所定の時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を配信する配信制御手段216(SC5及びSC6)とを、備えたものであることから、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、時間的な条件に応じて開催通知を配信することで、適宜参加者を募ることができると共に盛り上がるカラオケ大会を実現することができる。すなわち、カラオケ演奏に係る交流の輪を広げるサービスを実現する通信カラオケシステム10を提供することができる。
また、前記サーバ装置20は、各利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いて行ったカラオケ演奏に係る時間情報をその利用者の識別情報と対応付けて記憶する記憶装置としてのSNSデータベース178を備えたものであり、前記配信制御手段216は、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、その利用者に対して配信するものであるため、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、参加者となり得る利用者に時間的な条件に応じて適宜開催通知を配信することができる。
また、前記SNSデータベース178に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、その利用者が前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段224(SB6及びSC6)を備え、前記配信制御手段216は、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、その利用者に対して配信するものであるため、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、参加者となり得る利用者がよくカラオケ演奏を行う時間帯に応じて適宜開催通知を配信することができる。
また、前記登録受付手段214は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記SNSデータベース178に記憶された時間情報を、そのカラオケ大会と対応付けて記憶するものであるため、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、主催者のカラオケ演奏に係る時間的な条件に応じて適宜カラオケ大会の参加者を募ることができる。
また、前記配信制御手段216は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯に、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等によりカラオケ演奏を行っている利用者に対してそのカラオケ大会の開催通知を配信するものであるため、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、主催者がよくカラオケ演奏を行う時間帯に応じて適宜カラオケ大会の参加者を募ることができる。
また、前記配信制御手段216は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯と、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段224により判定される時間帯とが、少なくとも一部重なる場合に、そのカラオケ大会の開催通知をその利用者に対して配信するものであるため、広域的な通信カラオケシステム10における利用者を参加の対象としつつ、主催者及び参加者となり得る利用者がよくカラオケ演奏を行う時間帯をそれぞれ考慮して適宜カラオケ大会の参加者を募ることができる。
また、前記登録受付手段214は、前記カラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を介して前記カラオケ大会の開催登録を受け付けるものであり、その開催登録が行われた時点を、前記時間情報としてそのカラオケ大会と対応付けて記憶するものであるため、例えば主催者がカラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行っている際にカラオケ大会の開催登録を行った場合に、その時点にカラオケ演奏を行っている利用者に対してリアルタイムで開催通知を配信したり、翌日以降の同時点にカラオケ演奏を行っている利用者に対して開催通知を配信する等の制御が可能となる。
また、入力装置である前記タッチパネル190等により入力される識別情報に応じて前記通信カラオケシステム10の利用に係る前記利用者のログイン認証を行うログイン認証制御手段212(SA1〜SA6)を備え、前記配信制御手段216は、その認証制御手段212により前記利用者のログイン認証が正常に行われた際に、その利用者に対して配信された前記カラオケ大会の開催通知である招待状280を表示させるものであるため、開催通知の配信を受けた利用者がその開催通知を好適に確認することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、前記通信カラオケシステム10に備えられた通信端末装置としての前記電子早見本装置22の入力操作により新規カラオケ大会の開催登録及び所定のカラオケ大会への参加表明等を行う技術について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記パーソナルコンピュータ30、携帯電話機32、家庭用カラオケ装置36等の入力操作により新規カラオケ大会の開催登録及び所定のカラオケ大会への参加表明等を行う態様も考えられる。また、前述の実施例では、前記通信カラオケシステム10に備えられたカラオケ装置16乃至家庭用カラオケ装置36等を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者による所定期間内のカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会について説明したが、例えば、本発明のカラオケ大会は、前記携帯電話機32をカラオケ装置として用いるものであってもよい。
また、前述の実施例では、前記サーバ装置20及び複数のカラオケ装置16等が、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である通信回線18により相互に接続されて構成された通信カラオケシステム10に本発明が適用された例について説明したが、例えば、所定の店舗12内において閉じたネットワーク例えば1台のサーバ装置と数台のカラオケ装置とを備えた所謂イントラネットとしての通信カラオケシステムにも、本発明は好適に適用される。斯かる態様においては、所定の店舗12内において複数のグループがそれぞれ別個の個室14でカラオケ演奏を行っている場合に、何れかの個室14のカラオケ装置16からカラオケ大会の開催通知が行われ、そのカラオケ大会への参加を募る等の形態が考えられる。
また、本発明の通信カラオケシステムに備えられるカラオケ装置は、前記CPU60やシンセサイザ48等を格納するコマンダ本体にタッチパネルディスプレイを備えたものであってもよく、そのタッチパネルディスプレイを介して前記電子早見本装置22等と同様の入力制御乃至表示制御を行うものであってもよい。このタッチパネルディスプレイは、画像(映像)を表示させると共に利用者の接触に応じて前記カラオケ装置への入力を行うものであり、好適には、上記コマンダ本体における表側の平面部(カラオケボックス等に設置される場合に、利用者側とされる面)に設けられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:通信カラオケシステム、16:カラオケ装置、18:通信回線、20:サーバ装置、32:携帯電話機(カラオケ装置)、36:家庭用カラオケ装置、190:タッチパネル(入力装置)、178:SNSデータベース(記憶装置)、212:ログイン認証制御手段、214:登録受付手段、216:配信制御手段、224:時間帯判定手段、280:招待状(開催通知)

Claims (8)

  1. 多数の演奏曲のうちから選択される演奏曲を出力させる複数のカラオケ装置と、通信回線を介してそれら複数のカラオケ装置との間で情報の送受信を行うサーバ装置とを、備えた通信カラオケシステムであって、
    前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行う複数の利用者を参加主体として、それら複数の利用者によるカラオケ演奏を対象とするカラオケ大会の開催登録を受け付ける登録受付手段と、
    該登録受付手段により開催登録が受け付けられた複数のカラオケ大会のうち、所定の時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を配信する配信制御手段と
    を、備えたものであることを特徴とする通信カラオケシステム。
  2. 前記サーバ装置は、各利用者が過去に前記カラオケ装置を用いて行ったカラオケ演奏に係る時間情報を該利用者の識別情報と対応付けて記憶する記憶装置を備えたものであり、
    前記配信制御手段は、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記記憶装置に記憶された時間情報に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、該利用者に対して配信するものである
    請求項1に記載の通信カラオケシステム。
  3. 前記記憶装置に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、該利用者が前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段を備え、
    前記配信制御手段は、前記複数のカラオケ大会のうち、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯に基づいて決定される単数乃至複数のカラオケ大会の開催通知を、該利用者に対して配信するものである
    請求項2に記載の通信カラオケシステム。
  4. 前記サーバ装置は、各利用者が前記カラオケ装置を用いて行ったカラオケ演奏に係る時間情報を該利用者の識別情報と対応付けて記憶する記憶装置を備えたものであり、
    前記登録受付手段は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記記憶装置に記憶された時間情報を、該カラオケ大会と対応付けて記憶するものである
    請求項1から3の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
  5. 前記記憶装置に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、該利用者が前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段を備え、
    前記配信制御手段は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯に、前記カラオケ装置によりカラオケ演奏を行っている利用者に対して該カラオケ大会の開催通知を配信するものである
    請求項4に記載の通信カラオケシステム。
  6. 前記記憶装置に記憶された各利用者の時間情報に基づいて、該利用者が前記カラオケ装置を用いてカラオケ演奏を行うことが多い時間帯を判定する時間帯判定手段を備え、
    前記配信制御手段は、前記カラオケ大会の開催登録の登録主体である利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯と、参加主体となり得る利用者に対応して前記時間帯判定手段により判定される時間帯とが、少なくとも一部重なる場合に、該カラオケ大会の開催通知を該利用者に対して配信するものである
    請求項4に記載の通信カラオケシステム。
  7. 前記登録受付手段は、前記カラオケ装置を介して前記カラオケ大会の開催登録を受け付けるものであり、該開催登録が行われた時点を、前記時間情報として該カラオケ大会と対応付けて記憶するものである請求項1から3の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
  8. 所定の入力装置により入力される識別情報に応じて前記通信カラオケシステムの利用に係る前記利用者のログイン認証を行う認証制御手段を備え、
    前記配信制御手段は、該認証制御手段により前記利用者のログイン認証が正常に行われた際に、該利用者に対して配信された前記カラオケ大会の開催通知を表示させるものである
    請求項1から7の何れか1項に記載の通信カラオケシステム。
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