JP2013185753A - 膨張弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーエレメントが上向きになる取付姿勢だけでなく、それ以外の取付姿勢でも正確な冷媒流量制御を行うことができる膨張弁を提供する。
【解決手段】高圧の液冷媒が導入される弁室22、冷媒を減圧するオリフィス26、蒸発器に向けて送出する出口通路28及び戻り通路30が形成された弁本体10と、オリフィスを通過する冷媒量を調節する弁体40と、低圧冷媒の温度に応じて膨張・収縮する作動流体が封入される作動流体室76を有するとともに弁体を駆動するパワーエレメント70と、低圧冷媒の温度をパワーエレメントの作動流体室に伝達する感温部100とを備え、感温部は外側部材110と作動流体室及び外側部材内に連通するとともに外側部材の内面との間に冷媒受け室140を形成する内側部材120とを備え、パワーエレメントが上向きとなる取付姿勢及びそれ以外の取付姿勢において、作動流体の気液境界面が戻り通路内に位置するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍・空調機器の冷凍サイクルに組み込まれる温度式の膨張弁に関する。
下記の特許文献には、この種の膨張弁の一例が開示されている。
図4に示すように、この膨張弁は、高圧の液冷媒が導入される弁室102、弁室内102内に導入された冷媒を減圧するオリフィス103、オリフィス103で減圧された冷媒を蒸発器に向けて送出する出口通路104及び蒸発器から圧縮機へ戻る低圧冷媒が通過する戻り通路105が形成された弁本体101と、オリフィス103に接離してオリフィス103を通過する冷媒量を調節する弁体201と、戻り通路105を通過する低圧冷媒の温度に応じて膨張・収縮する作動流体が封入される作動流体室302を有するとともに作動流体により弁体201を駆動するパワーエレメント301と、戻り通路105内に露出して戻り通路105を通過する低圧冷媒の温度をパワーエレメント301の作動流体室302に伝達する感温部401とを備えている。
感温部401には作動流体室302に連通する縦孔402が設けられており、作動流体が凝縮することにより形成される気液境界面Sは戻り通路105内に位置する。作動流体の圧力は気液境界面Sの圧力で決まるため、気液境界面Sが戻り通路105内に位置することで、戻り通路105を通過する低圧冷媒の温度を作動流体に対して精度良く伝達でき、冷媒流量制御の精度が向上する。
特開2010−31998号公報
上述した膨張弁は、パワーエレメント301が上向きになる取付姿勢を前提とした構造となっており、パワーエレメント301が下向きや横向きになる取付姿勢では、凝縮した作動流体が作動流体室302に流入して気液境界面Sが戻り通路105内に位置しないようになることがあるため、冷媒流量制御の精度が損なわれるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、パワーエレメントが上向きになる取付姿勢だけでなく、それ以外の取付姿勢でも正確な冷媒流量制御を行うことができる膨張弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の膨張弁は、高圧の液冷媒が導入される弁室、該弁室内に導入された冷媒を減圧するオリフィス、該オリフィスで減圧された冷媒を蒸発器に向けて送出する出口通路及び蒸発器から圧縮機へ戻る低圧冷媒が通過する戻り通路が形成された弁本体と、前記オリフィスに接離して前記オリフィスを通過する冷媒量を調節する弁体と、前記戻り通路を通過する低圧冷媒の温度に応じて膨張・収縮する作動流体が封入される作動流体室を有するとともに前記作動流体により前記弁体を駆動するパワーエレメントと、前記戻り通路内に露出して前記戻り通路を通過する低圧冷媒の温度を前記作動流体室に伝達する感温部とを備える膨張弁であって、前記感温部は、外側部材と、前記作動流体室及び前記外側部材内に連通するとともに前記外側部材の内面との間に冷媒受け室を形成する内側部材とを備え、前記パワーエレメントが上向きとなる取付姿勢及びそれ以外の取付姿勢において、前記作動流体の気液境界面が前記戻り通路内に形成されるようにしたことを特徴とする。
本発明の膨張弁は、パワーエレメントが上向きになる取付姿勢だけでなく、それ以外の取付姿勢でも、作動流体の気液境界面が戻り通路内に形成されるため、戻り通路を通過する低圧冷媒の温度を正確に作動流体に伝達することができ、冷媒流量制御の精度が向上する。
本発明の一実施例の断面図であり、パワーエレメントを上向きにした取付姿勢を示す図である。 図1の膨張弁であって、パワーエレメントを横向きにした取付姿勢を示す図である。 図1の膨張弁であって、パワーエレメントを下向きにした取付姿勢を示す図である。 従来の膨張弁の断面図である。
図1に示すように、膨張弁1は、四角柱形状の弁本体10を備えている。弁本体10は、図示しないレシーバ側から送られてくる高圧の液冷媒の入口通路20と、入口通路20に連通する弁室22とを有する。弁室22の上部にはオリフィス26が形成され、冷媒は、このオリフィス26で減圧されて小径通路27に流入し、出口通路28から蒸発器へ向けて送り出される。蒸発器から圧縮機側へ戻る低圧冷媒は戻り通路30を通過する。
弁室22内には、オリフィス26に対向してボール状の弁体40が配設されている。弁体40は弁体支持部材42に支持され、弁体支持部材42はコイルばね44によって弁座24に向けて付勢されている。弁室22の下端部はプラグ46で封止され、プラグ46の弁本体10へのねじ込み量を調節することで、コイルばね44の付勢力を調整することができる。
弁体40は弁本体10を長手方向に貫通する作動棒50により駆動される。作動棒50の外周部にはシール部材52が嵌装され、このシール部材52は弁本体10に形成された凹部15内に収容され、シール押え54によって凹部15からの脱落が防止される。シール部材52は小径通路27と戻り通路30との間をシールする。
弁本体10の上部にはパワーエレメント70が装備されている。パワーエレメント70はハウジング72を有し、ハウジング72は上蓋72aと下蓋72bで構成される。ハウジング72内にはダイアフラム74が取り付けられ、ダイアフラム74により作動流体室76と圧力作動室78とが画成される。
作動流体室76内には熱で膨張・収縮する作動流体が充填され、栓80で封止される。圧力作動室78には開口部32を介して戻り通路30内の冷媒が流入する。ダイアフラム74は、作動流体室76内の作動流体圧と圧力作動室78内の冷媒圧とのバランスによって変位し、この変位は感温部100を介して作動棒50に伝達される。
感温部100は、戻り通路30内に露出する筒状の外側部材110と、その内部に収容される筒状の内側部材120とからなる二重構造を有する。外側部材110は上部にフランジ部112を有し、その上面はダイアフラム74の下面に当接する。フランジ部112は、下蓋72bに当接することにより、ダイアフラム74の下方への移動を制限するストッパとして機能する。フランジ部112が外側部材110に一体成形されることで、部品点数と製造コストの削減を図ることができる。
内側部材120は樹脂や金属材料で作製され、上端部は拡径した取付部122とされ、この取付部122を介して外側部材110に固定される。内側部材120の外側部材110への固定方法は特に限定されないが、例えば、圧入、ロウ付け、溶接等、内側部材120の材質に応じて適宜に選択される。
内側部材120の内部はダイアフラム74に形成した貫通穴124を介して作動流体室76に連通する。また、内側部材120の底部には連通孔130が形成されている。外側部材110の内面と内側部材120の外面との間には冷媒受け室140が形成されており、この冷媒受け室140は連通孔130を介して内側部材120の内部に連通している。
パワーエレメント70の作動流体室76内に充填される作動流体は、冷凍サイクルの稼働中に凝縮して液冷媒Lが生成される。ガス冷媒Gと液冷媒Lの境界部の気液境界面Sは低圧冷媒が通過する戻り通路30内にあることが、制御精度の面から望ましい。
図1は、本発明の膨張弁1をパワーエレメント70が上向きになるように取り付ける通常の取付姿勢を示す。この場合、液冷媒Lは内側部材120内と冷媒受け室140内にあって、気液境界面Sは戻り通路30内に位置する。
図2は、本発明の膨張弁1をパワーエレメント70が横向きになるように取り付ける状態を示す。この場合、液冷媒Lは冷媒受け室140内のみにあって、気液境界面Sは戻り通路30内に位置する。
図3は、本発明の膨張弁1をパワーエレメント70が下向きになるように取り付ける状態を示す。この場合、液冷媒Lは冷媒受け室140内のみにあって、気液境界面Sは戻り通路30内に位置する。
膨張弁1は、図1〜図3以外のいかなる取付姿勢でも、作動流体の気液境界面Sが戻り通路30内に位置する。したがって、取付姿勢によって冷媒流量制御の精度が変化しないので、冷凍サイクルの設計の自由度が向上する。
なお、上記実施例では、パワーエレメントがいかなる向きであっても作動流体の気液境界面が戻り通路内に位置するように構成した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、パワーエレメントが上向き以外の取付姿勢であって、特定の取付姿勢の場合にのみ作動流体の気液境界面が戻り通路内に位置するように構成してもよい。
1 膨張弁
10 弁本体
22 弁室
26 オリフィス
28 出口通路
30 戻り通路
40 弁体
70 パワーエレメント
76 作動流体室
100 感温部
110 外側部材
120 内側部材
140 冷媒受け室

Claims (2)

  1. 高圧冷媒が導入される弁室、該弁室内に導入された冷媒を減圧するオリフィス、該オリフィスで減圧された冷媒を蒸発器に向けて送出する出口通路及び蒸発器から圧縮機へ戻る低圧冷媒が通過する戻り通路が形成された弁本体と、前記オリフィスに接離して前記オリフィスを通過する冷媒量を調節する弁体と、前記戻り通路を通過する低圧冷媒の温度に応じて膨張・収縮する作動流体が封入される作動流体室を有するとともに前記作動流体により前記弁体を駆動するパワーエレメントと、前記戻り通路内に露出して前記戻り通路を通過する低圧冷媒の温度を前記パワーエレメントの作動流体室に伝達する感温部とを備える膨張弁であって、前記感温部は、外側部材と、前記作動流体室及び前記外側部材内に連通するとともに前記外側部材の内面との間に冷媒受け室を形成する内側部材とを備え、前記パワーエレメントが上向きとなる取付姿勢及びそれ以外の取付姿勢において、前記作動流体の気液境界面が前記戻り通路内に形成されるようにしたことを特徴とする膨張弁。
  2. 前記パワーエレメントは、その内部に前記作動流体室を区画形成するとともに前記作動流体の圧力に応動して前記弁体を駆動するダイアフラムを備え、前記外側部材には、前記ダイアフラムの移動を制限するストッパが一体成形されることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
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