JP2013185487A - 風力発電設備のヨー駆動システムおよびヨー駆動装置 - Google Patents

風力発電設備のヨー駆動システムおよびヨー駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ヨー駆動装置をいたずらに大きくすることなく、ヨー駆動装置の破損を大幅に低減することができる風力発電設備のヨー駆動システムを得る。
【解決手段】風力発電設備のタワー11側に設けられる旋回歯車28と、該タワー11に対して旋回するナセル12に設けられ、旋回歯車28と噛み合う出力ピニオン24が出力軸50に設けられた複数のヨー駆動装置G1〜G4と、を備えた風力発電設備10のヨー駆動システム14であって、前記タワー11側に一体的に設けられ、旋回歯車28と同軸に形成された第1当接面58Aを有するギヤリング(第1部材)58を備え、複数のヨー駆動装置G1〜G4は、それぞれ、ギヤリング58の第1当接面58Aに当接し、旋回歯車28と出力ピニオン24との心間距離のずれを規制する第2当接面64Aを有するピニオンリング(第2部材)64を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、風力発電設備のヨー駆動システムおよびヨー駆動装置に関する。
特許文献1に、風力発電設備のナセルを水平面内で旋回させるためのヨー駆動システムが開示されている。
この特許文献1に係るヨー駆動システムでは、風力発電設備のタワー(円筒支柱)側に旋回歯車が1個設けられ、ナセル側にはブレーキ機構及び減速機を備えたヨー駆動装置が複数(開示例では2個)据え付けられている。各ヨー駆動装置の出力軸には出力ピニオンが設けられている。出力ピニオンは、前記旋回歯車に同時に噛合しており、出力ピニオンが旋回歯車と噛合したときに旋回歯車側から受ける反作用によって、(ヨー駆動装置が据え付けられた)ナセルが旋回するようになっている。
ナセル全体をタワーに対して旋回させることにより、ナセルの先端の向きを所望の方向(例えば風上の方向)に向けることができ、効率的に風圧を受けることができる。また、複数のヨー駆動装置の各出力ピニオンを旋回歯車に同時に噛合させる構成とすることにより、1個1個のヨー駆動装置の大きさを小さく抑えることができ、地上から高い位置にある狭いナセル内で据え付ける際の取り扱い性等を向上させることができる。
特開2005−320891号公報(段落[0020]、[0021]、図1、図2)
しかしながら、風力発電設備は、自然環境下に設置される設備であるため、ときに乱れた風や突風等の強風を受けたりすることがある。このような強風が風車ブレードやナセル自体に作用すると、旋回歯車側から風力負荷トルクがヨー駆動装置内に入力されてくる「動力の逆流現象」が発生する。
当該旋回歯車側から入力されてきた風力負荷トルクは、ヨー駆動装置内の各要素に掛かることになり、ヨー駆動装置は、非常に過酷な状態に置かれる。この結果、甚だしいときには破損に至ることもあるという問題が生じていた。
この問題に対処するためにヨー駆動装置全体の大きさを大きくするのは、狭いナセル内に設置する機器として大きなデメリットとなる。また、せっかく複数のヨー駆動装置に分けて小型化したメリットも減殺されてしまう。何よりも、自然相手の設備であるため、どの程度の大きさまで大きくすれば破壊されない、という明確な指標自体がないため、闇雲にヨー駆動装置の大きさを拡大することにも限界がある。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、ヨー駆動装置をいたずらに大きくすることなく、ヨー駆動装置の破損を大幅に低減することができる風力発電設備のヨー駆動システム、および当該ヨー駆動装置を提供することをその本来の課題としている。
本発明は、風力発電設備のタワー側に設けられる旋回歯車と、該タワーに対して旋回するナセルに設けられ、前記旋回歯車と噛み合う出力ピニオンが出力軸に設けられた複数のヨー駆動装置と、を備えた風力発電設備のヨー駆動システムであって、前記タワー側に一体的に設けられ、前記旋回歯車と同軸に形成された第1当接面を有する第1部材を備え、前記複数のヨー駆動装置は、前記第1当接面に当接し、前記旋回歯車と前記出力ピニオンとの心間距離のずれを規制する第2当接面を有する第2部材を、それぞれ備えている構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
ナセルは、タワー側に対して、ヨーベアリングを介して水平回転可能に支持されているが、巨大な風車ブレードが組み付けられているナセルは、強力な風圧を受けることにより、ナセルの構造体自体が変形したり、ナセル全体がタワーの軸心に対して(一時的に)ずれたりする現象が発生する。
すなわち、旋回歯車は、タワー側に固定されており、一方、ヨー駆動装置は、ナセル側に取り付けられている。したがって、このような現象が発生すると、旋回歯車の軸心とそれぞれのヨー駆動装置の出力ピニオンの軸心との本来的な位置関係がずれ、旋回歯車により接近したヨー駆動装置の旋回歯車に対する出力ピニオンのバックラッシは詰められ、一方、旋回歯車に対してより離反したヨー駆動装置のバックラッシは拡大してしまう。そのため、最初にバックラッシの詰まったヨー駆動装置に旋回歯車側から入力されてきた風力負荷トルクが集中してしまっていたと推定される。
本発明は、旋回歯車と出力ピニオンの心間距離のずれを規制することにより、この「特定のヨー駆動装置のみに風力負荷トルクが掛かってしまう現象」を解消し、より多くのヨー駆動装置によって旋回歯車側からの風力負荷トルクを分散して受けることができるように構成している。これにより、ヨー駆動装置をいたずらに大きくすることなく、ヨー駆動装置が破損するという故障を大幅に低減することができる。
なお、本発明は、ヨー駆動装置自体に着目するならば、風力発電設備のタワー側に設けられる旋回歯車と、該タワーに対して旋回するナセルに設けられ、前記旋回歯車と噛み合う出力ピニオンが出力軸に設けられた複数のヨー駆動装置と、を備えた風力発電設備のヨー駆動システムの前記ヨー駆動装置であって、前記タワー側に前記旋回歯車と同軸に形成された第1当接面と当接することにより、前記旋回歯車と前記出力ピニオンとの心間距離のずれを規制する第2当接面を有する第2部材を備えたことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動装置に係る発明と捉えることもできる。
本発明によれば、ヨー駆動装置をいたずらに大きくすることなく、ヨー駆動装置の破損を大幅に低減することができる風力発電設備のヨー駆動システム、および当該ヨー駆動装置を得ることができる。
本発明の実施形態の一例に係る風力発電設備のヨー駆動システムの要部構成を示す断面図 図1の要部拡大断面図 上記ヨー駆動システムが適用される風力発電設備の正面図 上記ヨー駆動システムにおけるナセルに、上記ヨー駆動装置が組み込まれている様子を模式的に示す斜視図 上記ヨー駆動システムの旋回歯車に4個のヨー駆動装置の出力ピニオンが噛合している状態を示す平面図 本発明の他の実施形態の一例に係る図2相当の断面図 本発明の更に他の実施形態の一例に係る図2相当の断面図 図7の旋回歯車に4個のヨー駆動装置の出力ピニオンが噛合している状態を示す平面図 本発明の更に他の実施形態の一例に係る要部断面図 図9の実施形態に係る図8相当の平面図 図9の実施形態の変形例を示す断面図
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例に係る風力発電設備のヨー駆動システムの構成について詳細に説明する。
図1〜図4、特に、図3、図4を参照して、この風力発電設備10は、円筒支柱で構成されるタワー11の最上部にナセル(発電室)12を備える。ナセル12には、ヨー(Yaw)駆動システム14と、ピッチ(Pitch)駆動システム16が組み込まれている。ヨー駆動システム14は、タワー11に対するナセル12全体の旋回角を制御するためのものであり、ピッチ駆動システム16は、ノーズコーン18に取り付けられる3枚の風車ブレード20のピッチ角を制御するためのものである。
このヨー駆動システム14は、タワー11側に設けられる1個の旋回歯車28と、複数(この例では4個)のヨー駆動装置G1〜G4を備えている。各ヨー駆動装置G1〜G4は、タワー11に対して旋回するナセル12に設けられ、該旋回歯車28と噛み合う出力ピニオン24がそれぞれの出力軸50に設けられている。この実施形態では、旋回歯車28は、内歯28Aを有する内歯歯車で構成されており、出力ピニオン24は旋回歯車28に内接している。
図5に示されるように、この実施形態では、複数のヨー駆動装置G1〜G4は、それぞれの出力ピニオン24が、旋回歯車(タワー側に設けられる歯車)28と周方向で等間隔ではない位置にて内接噛合している。これは、狭いナセル12内にヨー駆動装置G1〜G4を配置しようとした場合に、現実にはヨー駆動装置G1〜G4を円周方向において均等に配置するのが困難であることから、このように等間隔でない配置の方がメリットが大きいという事情に基づいている。なお、この図5の配置例は一例であり、現実には実際のナセル内の状況に応じて適宜の配置に変更されてよく、勿論、円周方向に等間隔であっても良い。
図1に示されるように、このヨー駆動システム14のヨー駆動装置G1〜G4は、ボルト29を介してそれぞれナセル12の構造体12A側の所定の位置に固定されている。一方、旋回歯車28は、ボルト(ボルト孔のみ図示)31によってタワー11側の部材11Aに固定され、ナセル12をタワー11に対して旋回させるためのヨーベアリング30の「内輪」を構成している。ヨーベアリング30の外輪30Aは、ボルト(ボルト孔のみ図示)35を介してナセル12の構造体12A側に固定されている。内輪を構成しているタワー11側の旋回歯車28とナセル12側に固定された外輪30Aは、転動体30Cを介して相対回転可能である。
なお、図1の符号25はヨー駆動システム14のブレーキ機構である。このブレーキ機構25は、ヨー駆動システム14を意図的に制動するために備えられているものであるが、本実施形態では、モータ22にブレーキ機構23が設けられているため、なくてもよい。
この構成により、各ヨー駆動装置G1〜G4のモータ22によってそれぞれの出力ピニオン24を同時に回転させると、該出力ピニオン24が旋回歯車28の内歯28Aに内接噛合しながら該旋回歯車28の軸心36(図4参照)に対して公転する。この結果、ナセル12全体をタワー11に固定されている旋回歯車28の軸心36の周りで旋回させることができる。これにより、ノーズコーン18を所望の方向(例えば風上の方向)に向けることができ、効率的に風圧を受けることができる。
前記ヨー駆動装置G1〜G4は、それぞれ同一の構成を有しているため、ここではヨー駆動装置G1について説明する。
主に図1、図2を参照して、ヨー駆動装置G1は前記モータ22、ハイポイドギヤセットで構成される直交歯車減速機構40、スパーギヤセットで構成される平行軸減速機構42、及び偏心揺動型と称される遊星歯車減速機構44を備えている。偏心揺動型の遊星歯車減速機構44は、内歯歯車46に外歯歯車48が内接噛合するときに生じる両歯車46、48の相対回転を出力として取り出すもので、遊星歯車減速機構44の出力軸50が本ヨー駆動装置G1の出力軸を構成している。
なお、本発明においては、ヨー駆動装置G1〜G4の具体的な減速機構を、どのような構成で実現するかについては、特に限定されない。換言するならば、ヨー駆動装置G1〜G4の減速機構は、どのような構成とされていてもよい。
出力軸50は、玉軸受52と自動調心ころ軸受54とによってケーシング56に回転自在に支持されている。出力軸50の先端には、前出の出力ピニオン24が連結されている。すなわち、出力軸50には、雄スプライン50Aが形成されており、一方、出力ピニオン24の内周には、該雄スプライン50Aと噛み合う雌スプライン24Aが形成されている。この出力ピニオン24が、既に説明した旋回歯車28と噛合する。
以下、出力ピニオン24と旋回歯車28との具体的な噛合構成について、詳細に説明する。
この実施形態に係るヨー駆動システム14は、タワー11と一体的に設けられたギヤリング(第1部材)58、60を備えている。ギヤリング58、60は、旋回歯車28と同軸に形成された第1当接面58A、60Aを備えている。この実施形態では、このギヤリング58、60は、タワー11側に固定されている旋回歯車28の軸方向両側部に対称に一体化(一体形成)されている。
ギヤリング58、60の第1当接面58A、60Aは、旋回歯車28の軸心36(図4)と出力ピニオン24の軸心27との「心間距離」の各ヨー駆動装置G1〜G4毎のずれを規制するための基準となるものである。この実施形態では、この心間距離のずれを、出力ピニオン24の軸心27から旋回歯車28と一体化されているギヤリング58の第1当接面58Aまでの距離L1のずれと捉え、該距離L1を規制する(一定に維持する)ようにしている。それは、この捉え方の方が、旋回歯車28と出力ピニオン24のバックラッシに着目した場合の心間距離のずれを、むしろより直接的に規制できるからである。
なお、この実施形態では、2つある第1当接面58A、60Aのうち、軸方向先端側の第1当接面58Aのみを本発明に係る「第1当接面」として活用している。片側しか使用しないにも拘らず、旋回歯車28の軸方向反対側にも対称に第1当接面60Aを有しているのは、重量物である旋回歯車28の「表裏」をなくすことで、組み付け時の利便性を図るようにしたためである。
なお、この実施形態では、ギヤリング58、60は、旋回歯車28と初めから一体化されているが、ギヤリング58、60は、要は、タワー側に設けられ、旋回歯車と同軸に形成された第1当接面を有していればよく、必ずしも旋回歯車28と同一の部材で構成されている必要はなく、また、そもそも旋回歯車28自体に連結されている必要もない。すなわち、ギヤリング(第1部材)は、例えば、旋回歯車とは別部材で構成され、ボルト等で旋回歯車やタワー側の部材と一体的に連結した構成であってもよい(後述)。
一方、出力ピニオン24の軸方向側面(具体的には軸方向先端側(反減速機構側)の側面)には、円板状のピニオンリング(第2部材)64が配置されている。このピニオンリング64は、ギヤリング(第1部材)58の第1当接面58Aに当接し、出力ピニオン24と旋回歯車28の心間距離(の指標)となる距離L1のずれを規制する第2当接面64Aを備えている。すなわち、ピニオンリング64の外周は、この条件を満たす距離L1相当の半径r1を有している。なお、このピニオンリング(第2部材)64を出力ピニオン24の軸方向先端側の側面に配置するようにしたのは、先端側の方が出力ピニオン24の変形が大きいため、ピニオンリング64を配置することによる効果が大きく、また、先端側の方が組み付け性も向上するためである。
なお、この旋回歯車28の第1当接面58Aとピニオンリング64の第2当接面64Aの当接は、基本的には、「隙間がない接触」であるが、多少の荷重が加わった程度では離反しないように、「与圧を与えた接触」となるようにピニオンリング64の半径r1を設定するのが好ましい。
ピニオンリング64は、スプラインの形成されていない(単なる)貫通孔64Bを有している。つまり、ピニオンリング64の貫通孔64Bには雄スプラインは形成されていない(出力軸50の雄スプライン50Aと係合する雌スプラインを有していない)。具体的には、ピニオンリング64は、出力軸50の雄スプライン50Aの歯先に当接した状態で該出力軸50の外周に嵌合している。
出力軸50の軸方向先端には、押さえボルト65を介して円板状の押さえ体66が固定され、出力軸50と、軸方向、径方向、および周方向に一体化されている。出力ピニオン24およびピニオンリング64は、スペーサ68とともに前記自動調心ころ軸受54と押さえ体66とで挟持されることにより、出力軸50に対する軸方向の位置決めがなされている。また、押さえ体66からは、ピニオンリング64および出力ピニオン24に向けてボルト70がねじ込まれている。
次に、この風力発電設備のヨー駆動システムの作用を説明する。
再び図1を参照して、モータ22の回転は、直交歯車減速機構40によって初段減速され、同時に回転軸の方向が90度変更されて平行軸減速機構42に伝達される。その後、偏心揺動型の遊星歯車減速機構44によってさらに減速され、出力軸50の回転として取り出される。
出力軸50の回転は、雄スプライン50Aと雌スプライン24Aを介して出力ピニオン24に伝達される。出力ピニオン24は旋回歯車28と噛合しており、且つ、該旋回歯車28は、タワー11に固定されている。そのため、反作用によって、出力ピニオン24は、自転しながら旋回歯車28の軸心36に対して公転する。
ヨー駆動装置G1〜G4は、ナセル12に固定されているため、結局、該タワー11側の旋回歯車28の軸心36に対してナセル12が水平方向に回転(旋回)する。
ここで、例えば、突風等による巨大な風圧が、風車ブレード20やナセル12に作用したとする。この場合、この巨大な風圧は、ヨー駆動システム14を逆から駆動し、ヨー駆動装置G1の出力ピニオン24を回転させようとする。この風圧による逆駆動が発生したときの問題あるいは課題は、公知の課題ではないため、以下、より具体的に説明する。
もとよりヨー駆動システム14を複数のヨー駆動装置G1〜G4にて構成する場合、該複数のヨー駆動装置G1〜G4の出力ピニオン24が同一のバックラッシで均等に旋回歯車と噛合し、全ヨー駆動装置が同一の伝達トルクを受け持つように配備される必要がある。
従来のヨー駆動システム14でも、モータ22によって駆動された複数のヨー駆動装置G1〜G4の出力を1個の旋回歯車28に作用させる「通常の駆動時」の場合は、各ヨー駆動装置G1〜G4の出力が均等になるように制御するのは比較的容易である。それは、(たとえ各ヨー駆動装置G1〜G4の機械的なバックラッシが不均一であったとしても)各ヨー駆動装置G1〜G4に実際に流れる電流を制御することで、それぞれのヨー駆動装置の発生トルクを均一にすることが、ある程度可能だからである。
しかし、風力負荷トルクによって旋回歯車28側から逆駆動されるときは、この「電流の制御による等配制御」を活用することができない。そのため、従来のヨー駆動システム14では、強風でナセル12が動くことによってバックラッシが最初に詰められたヨー駆動装置(便宜上、第1のヨー駆動装置G1とする)が大きな負担を強いられることを余儀なくされていた。
一般に強い風が吹いているときには、モータ22の反負荷側に設けられたブレーキ機構23によって(あるいはウォーム減速機構の逆転防止機能によって)ヨー駆動システム14の各回転要素は回転不能の状態とされ、ナセル12が強い風によって無制御状態で旋回してしまうのを防止している。そのため、従来のヨー駆動システム14では、ナセル12が動くことによってバックラッシが最初に詰められたヨー駆動装置G1が、該風力負荷トルクを先ず受けることになる。しかし、この段階で、他のヨー駆動装置G2〜G4の出力ピニオン24は、旋回歯車28とのバックラッシが詰められない状態のままとなってしまい(旋回歯車に対して遊んだ状態のままとなってしまい)、旋回歯車28側から風力負荷トルクの反力を受けることができなくなってしまう。このような状況に陥ると、最初にバックラッシが詰められた「特定の1個のヨー駆動装置G1」のみに風力負荷トルクが完全に集中してしまうことになる。そして、この最初にバックラッシが詰められた特定の1個のヨー駆動装置G1が破損すると、今度は残ったヨー駆動装置G2〜G4のうち、バックラッシが最初に詰められた第2のヨー駆動装置が同様な状態となり、次々に連鎖的に破損してしまうのではないかと考えられる。
特に、ナセル12が強風を受けることによって、ナセル12の構造体12A自体が変形したり、あるいは、ナセル12全体がタワー11の軸心36に対してずれる現象が発生した場合には、旋回歯車28の軸心36とそれぞれのヨー駆動装置G1〜G4の出力ピニオン24の軸心27との本来的な位置関係がずれる。つまり、旋回歯車28に接近したヨー駆動装置(G1〜G4のいずれか1台〜2台)は、旋回歯車28に対する出力ピニオン24のバックラッシが詰められ、旋回歯車28側からの風力負荷トルク(の反力)を受け得るが、旋回歯車28に対して離反する方向にずれたヨー駆動装置(G1〜G4のうちの残りの2台〜3台)は、旋回歯車28に対する出力ピニオン24のバックラッシが増大し、事実上旋回歯車28側から風力負荷トルク(の反力)を受けることができなくなる。
結局、さまざまな要因により、結果として、1台〜2台程度のヨー駆動装置のみで、全風力負荷を受けざるを得ない状況となってしまうことが推察される。
しかしながら、本実施形態によれば、各ヨー駆動装置G1〜G4の出力ピニオン24の軸心27は、それぞれ、旋回歯車28の軸心36(より具体的には旋回歯車28と一体化されたギヤリング58の第1当接面58A)に対して、ピニオンリング64の半径r1に相当する距離L1以上に近づくことが許されない。すなわち、例えば、タワー11側の旋回歯車28に対してより接近しようとするヨー駆動装置(G1〜G4のいずれか)は、(従来ならば、より早く詰まってしまうところであった)バックラッシが、該ギヤリング58の第1当接面58Aとピニオンリング64の第2当接面64Aの当接によってそのまま詰められずに維持されることになる(図5参照)。また、ナセル12全体のずれ量が、その分小さくなるため、旋回歯車28から離反しようとするヨー駆動装置(G1〜G4の残り)のバックラッシがより大きくなるのを抑制することもできる。
したがって、旋回歯車28に対して距離的に対等な関係が維持される4個のヨー駆動装置G1〜G4は、より均等に風力負荷トルクを分担し易くなり、特定のヨー駆動装置だけに過度の負担が集中するのを防止することができる。よって、例えば、組み付け時に4個のヨー駆動装置G1〜G4の旋回歯車28に対する出力ピニオン24のバックラッシを適正に調整した場合には、その調整された効果を強風時においても、より確実に維持することができる。
これは、要するならば、例えば、本実施形態のように4個のヨー駆動装置G1〜G4によってヨー駆動システム14が構成されている場合には、実質的に(従来と比べて)風力負荷トルクを、最大効果でほぼ1/4に減じた(或いは、耐風力負荷トルク特性をほぼ4倍に拡充した)ことと同様な作用効果を得ることができることを意味している。この結果、従来と同程度の大きさのヨー駆動装置G1〜G4を使用しながら、各ヨー駆動装置G1〜G4の破損(特に連鎖的な破損)を極めて効果的に防止することができる。
とりわけ、この実施形態のように、旋回歯車28の円周方向にヨー駆動装置G1〜G4が等間隔に配置されないヨー駆動システムの場合には、強風時の各ヨー駆動装置G1〜G4に風力負荷トルクを等配させるのが特に難しい。このため、搭載されているヨー駆動装置G1〜G4がより均等に風力負荷を受けられるメリットは、極めて大きい。
図6に上記実施形態の変形例を示す。
先の実施形態においては、出力軸50の雄スプライン50Aの歯先(外周)に当接するような内径を有するピニオンリング64が第2部材として採用されていた。また、ピニオンリング64は、ボルト70を介して出力ピニオン24および押さえ体66に固定されていた。
この図6の変形例(実施形態)においては、出力軸50の軸方向先端部の雄スプライン50Aを切削して該出力軸50の外周に単純な(スプラインの形成されていない)円柱面50Bを形成し、この円柱面50Bに直接ピニオンリング74の内周面74Aを係合させている。また、押さえ体76は、スペーサ78とともに出力ピニオン24およびピニオンリング74を軸方向において挟持し、これらを軸方向に位置決めする機能のみを備える。
この構成によれば、(先の実施形態における)ボルト70がない分、部品点数が少なくなり、構成が簡素化されてより低コスト化が図れる。また、ピニオンリング74の内周面74Aが出力軸50の(スプラインの形成されていない)円柱面50Bに密着しているため、位置決めの精度が高く、かつ、旋回歯車28−ギヤリング58の第1当接面58A−ピニオンリング74の第2当接面74B−ピニオンリング74の内周面74A−出力軸50の円柱面50Bで構成される位置決め系の強度も、より高く維持することができる。
また、図7、図8の変形例(実施形態)においては、別の第1部材として、内接ギヤリング82(図8参照)を、ピニオンリング74の内側(旋回歯車28の径方向における内側)に、該旋回歯車28の歯面28Gに対向させるようにして立設させている。
内接ギヤリング82は、タワー11側の部材11Aと一体化され、かつ旋回歯車28とは別体で構成されている。そして、該ピニオンリング74を、先の実施形態におけるギヤリング58の第1当接面58Aのほか、この内接ギヤリング82の内接第1当接面82A(内接ギヤリング82の外周面)とも当接させるようにしている。
すなわち、この図7、図8の変形例においては、出力ピニオン24が旋回歯車28に内接しており、(ギヤリング58とは別の)第1部材たる内接ギヤリング82が、第2部材たるピニオンリング74に内接していることになる。
また、図7から明らかなように、この変形例では、さらに、出力ピニオン24の軸方向減速機構側の側部にも(ピニオンリング74とは別の)第2部材であるピニオンリング86を配置するようにし、該ピニオンリング86の第2当接面86Aを、(先の実施形態では特に活用されていなかった)ギヤリング60の第1当接面60Aと当接させるようにしている。
この結果、先の実施形態では、旋回歯車28から離反しようとするヨー駆動装置(G1〜G4)の出力ピニオン(24)については、直接的には当該離反を阻止することはできなかったが(すなわち、バックラッシの拡大を直接的には阻止できなかったが)、本実施形態によれば、旋回歯車28に接近しようとする出力ピニオン(24)のみならず、離反しようとする出力ピニオン(24)に対しても、内接第1当接面82Aと第2当接面74B(および86A)との当接により、直接的に当該離反を阻止することができるようになる。
すなわち、より接近しようとする出力ピニオン(24)の接近を直接的に阻止するとともに、離反しようとする出力ピニオン(24)の離反をも直接的に阻止することができるようになる。その結果、各ヨー駆動装置G1〜G4の旋回歯車28に対する出力ピニオン(24)の相対位置をより完全に維持することができる。しかも、第2部材としてのピニオンリング86が追加・配置されているため、出力軸50および出力ピニオン24の位置決めもより確実に行うことができる。
なお、このように、第1部材を、旋回歯車28と別体の部材で構成する場合には、(該第1部材たる内接ギヤリング82自体が極めて大きな重量物となってしまい易いことから)ナセル12にまで運び上げること自体が大変になり、かつ、設置自体も非常に困難となってしまい易い。そのため、該内接ギヤリング82を単一の部材で構成せずに、円周方向に分割された複数の部材で構成するようにするようにするとよい。
例えば、図8に示されるように、この例では、円周方向において8個に分割された部材82dを連結することにより、1個の内接ギヤリング82を構成するようにしている。円周方向に分割された部材にて第1部材を構成する手法は、既にナセルに旋回歯車が組み付けられている場合に、後付で第1部材を組み込む場合に特に有効である。
ところで、風力発電設備のヨー駆動システムには、上述したような、ヨー駆動装置の出力ピニオンが旋回(内歯)歯車に内接するタイプのほか、旋回(外歯)歯車に外接するタイプも知られている。本発明は、出力ピニオンが旋回(外歯)歯車に外接するタイプのヨー駆動システムにも同様に適用可能である。
この例を、図9に示す。
このヨー駆動システム88は、図7の構成の「外接タイプ」に相当している。しかし、このヨー駆動システム88においては、旋回歯車91は、外歯歯車で構成されている。旋回歯車91は、タワー11側の部材11Aにボルト(ボルト孔のみ図示)92を介して固定され、ヨーベアリング94の「外輪」を構成している。ヨーベアリング94の内輪94Aは、ボルト(ボルト孔のみ図示)96を介してナセル12の構造体12A側に固定されている。外輪を構成しているタワー11側の旋回歯車91とナセル12側に固定された内輪94Aは、転動体94Bを介して相対回転可能である。
このヨー駆動システム88も、タワー11と一体的に設けられたギヤリング(第1部材)98、100を備えている。このギヤリング98、100は、タワー11側に固定されている旋回歯車91の軸方向両側部に対称に一体化(一体形成)されている。ギヤリング98、100の第1当接面98A、100Aは、旋回歯車90と出力ピニオン24との心間距離のずれを規制するための距離L3の基準面となる。一方、出力ピニオン24の軸方向側面には、円板状のピニオンリング(第2部材)102、104が配置されている。このピニオンリング102、104は、前記ギヤリング98、100の第1当接面98A、100Aに当接する第2当接面102A、104Aを備えている。
また、図10に示されるように、この実施形態においては、タワー11側の部材と一体化され、かつ旋回歯車91とは別体の外接ギヤリング110を、別の第1部材として、ピニオンリング102、104の外側(旋回歯車90の径方向における外側)に、該旋回歯車91の歯面91Gに対向させるようにして立設させている。外接ギヤリング110は、第1当接面110Aを有し、ピニオンリング102、104の第2当接面102A、104Aと当接している。旋回歯車91側の第1当接面98A、100Aも、ピニオンリング102、104の第2当接面102A、104Aと当接しているため、この構成により、結局、旋回歯車91に対して出力ピニオン24が接近しようとするときも、また離反しようとするときも、当該接近または離反を直接的に阻止することができる。
また、この実施形態においても、出力ピニオン24の軸方向両側にピニオンリング102、104を配置するようにしているため、高い位置決め効果と強度が得られている。尤も、外接噛合タイプのヨー駆動システムにおいても、第1部材と第2部材は、最低限「1ペア」存在していれば、本発明に係る最低限の効果は来ることが可能である。その他の構成は、先の図7の実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
なお、この実施形態においても、先の図1の実施形態と同様に、押さえ体114、ピニオンリング102および出力ピニオン24を一体化するボルト(図1の符号70に相当するボルト)を使用するようにしてもよい。図11に、当該ボルト116を使用した更なる変形例を示す。
この実施形態は、図1を用いて説明した実施形態の「外接タイプ」であるが、さらに、図1では2つの部材で構成されていたピニオンリング64と押さえ体66を一体化し、押さえ体118がピニオンリング64の機能を兼ねるようにしたものである。その他のピニオンリング64の周辺の構成は、基本的に、図1を用いて説明した「内接タイプ」のピニオンリング64の周辺の構成と同様であり、ヨーベアリング94の周辺の構成は図9のヨーベアリング94の周辺の構成を同様である。
本発明は、種々のバリエーションが考えられる。
例えば、上記実施形態においては、ピニオンリング(第2部材)を1個のみ有する例と2個有する例とがそれぞれ示されていたが、全ての実施形態において、いずれの構成を採用してもよい。また、3個以上有していてもよい。
また、上記実施形態においては、押さえ体とピニオンリングとを、別体とする例と、一体化する例とがそれぞれ示されていたが、全ての実施形態においていずれの構成を採用することもできる。
また、上記実施形態においては、ギヤリング(第1部材)が旋回歯車(タワー側に設けられた歯車)の片側のみに設けられる例と、両側に設けられる例とがそれぞれが示されていたが、これも適宜に選択可能である。
また、上記実施形態においては、ギヤリングが、ピニオンリングの(旋回歯車における)径方向の外側のみに設けられる例、内側のみに設けられる例、および内側及び外側の両方に設けられる例が、それぞれ示されていたが、これも適宜に選択可能である。
また、上記実施形態においては、ピニオンリングを押さえ体や出力ピニオン(タワー側の歯車と噛み合うピニオン)と固定する例と、固定しない例とが、それぞれ示されていたが、これも適宜に選択可能である。固定する場合の固定方法もボルトによる固定に限定されない。
また、上記実施形態においては、出力軸と出力ピニオンは、スプラインを介して連結されていたが、出力軸と出力ピニオンは一体化するようにしてもよい。この場合、出力軸と出力ピニオンとの「がた」が全くなくなるため、一層高い位置決め精度、および一層高い強度を得ることができる。
また、上記実施形態においては、効率を重視して第2部材が第1部材に対して「転動」できるように、該第2部材を円板状の部材で構成するようにしていたが、本発明においては、第2部材の形状は、必ずしも円板状である必要はなく、例えば、第1部材の第1当接面とほぼ同径の第2当接面を有する平面視で扇型や矩形の形状とされ、第2当接面が第1当接面に対して「摺動」するような構成としてもよい。
さらに、上記実施形態においては、ヨー駆動装置を4個有する構成例が示されていたが、ヨー駆動装置の個数も、複数であれば(2個以上であれば)4個に限定されない。
10…風力発電設備
11…タワー
12…ナセル
24…出力ピニオン
28…旋回歯車
58…ギヤリング
58A…第1当接面
64…ピニオンリング
64A…第2当接面
G1〜G4…ヨー駆動装置

Claims (10)

  1. 風力発電設備のタワー側に設けられる旋回歯車と、該タワーに対して旋回するナセルに設けられ、前記旋回歯車と噛み合う出力ピニオンが出力軸に設けられた複数のヨー駆動装置と、を備えた風力発電設備のヨー駆動システムであって、
    前記タワー側に一体的に設けられ、前記旋回歯車と同軸に形成された第1当接面を有する第1部材を備え、
    前記複数のヨー駆動装置は、前記第1当接面に当接し、前記旋回歯車と前記出力ピニオンとの心間距離のずれを規制する第2当接面を有する第2部材を、それぞれ備えている
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  2. 請求項1において、
    前記第1部材は、前記旋回歯車と別体の部材で構成されている
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  3. 請求項2において、
    前記第1部材は、周方向に分割されている
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  4. 請求項2または3において、
    前記出力ピニオンが、前記旋回歯車に内接しており、
    前記第1部材が、前記第2部材に内接している
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  5. 請求項2または3において、
    前記出力ピニオンが、前記旋回歯車に外接しており、
    前記第1部材が、前記第2部材に外接している
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  6. 請求項1において、
    前記第1部材は、前記旋回歯車と一体的に形成されている
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    前記第2部材は、前記ピニオンの軸方向先端側の側面に配置されている
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記第2部材は、その径方向中央に貫通孔を有し、該貫通孔が前記出力軸の外周に当接した状態で、該出力軸と嵌合している
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  9. 請求項8において、
    前記第2部材は、前記出力軸に対して軸方向の動きが規制されており、かつ、周方向には、前記出力軸とも前記出力ピニオンとも固定されていない
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動システム。
  10. 風力発電設備のタワー側に設けられる旋回歯車と、該タワーに対して旋回するナセルに設けられ、前記旋回歯車と噛み合う出力ピニオンが出力軸に設けられた複数のヨー駆動装置と、を備えた風力発電設備のヨー駆動システムの前記ヨー駆動装置であって、
    前記タワー側に前記旋回歯車と同軸に形成された第1当接面と当接することにより、前記旋回歯車と前記出力ピニオンとの心間距離のずれを規制する第2当接面を有する第2部材を備えた
    ことを特徴とする風力発電設備のヨー駆動装置。
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