JP2013185486A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサの始動性を良好にすることができる内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】ここで開示される制御装置100は、少なくともアルコールを含む燃料を使用する内燃機関1の制御装置100である。内燃機関1は、燃料を燃焼する燃焼室2と、該燃焼室2よりも上流側に配置された吸気経路4、6と、該燃焼室2よりも下流側に配置された排気マニホルド5と、該排気マニホルド5よりも下流側に配置された排気通路12と、を備える。排気マニホルド5には、ガスセンサ素子30が設けられている。ここで制御装置100は、内燃機関1が停止してから所定時間tの間、排気マニホルド5内の排ガスを該排気マニホルド5の外部に排出するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置及びその利用に関する。
従来から、大気中の特定のガスを検知するためガス検知素子を用いたガスセンサが使用されている。この種のガスセンサは、例えば自動車の排ガス中に含まれる炭化水素(HC)や酸素(O)等の特定ガス成分の濃度を検知することができるため、自動車エンジン等の内燃機関の排気マニホルドに設けられ、内燃機関や排ガス浄化装置の制御に用いられている。
排ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ素子としては、例えば、ZrO固体電解質を用いた、酸素濃淡起電力式のものが知られている。上記酸素センサ素子90は、図6に示すように、有底円筒体であって、内側電極94a、固体電解質層92、外側電極94bおよび保護層96を順に積層したものである。内側電極94aの内側には、ヒーター97が挿入されている。排ガスは、保護層96の微小孔を介して外側電極94bに達し、外側電極94bと内側電極94aとの間でセンサ出力を得る。保護層96は、外側電極に到達する排ガスの流量を制限するとともに、外側電極94bを保護する機能を持たせるため、緻密な多孔質のセラミックコーティング膜により形成されている。
この種のガスセンサ素子を自動車用排ガスセンサに用いる場合、ガスセンサ素子に水滴が付着し、ガスセンサ素子に割れが生じるという問題がある。また、使用条件下によっては、保護層の表面が排ガスに由来する付着物により被覆され、保護層が目詰まりを起こすという問題がある。そこで、上記問題を解決するために、上記保護層の表面にトラップ層を形成したガスセンサ素子が提案されている(特許文献1,2等)。例えば特許文献1には、ガスセンサ素子の電極保護層の表面を多孔質保護層(トラップ層)で覆い、被水してもガスセンサ素子に直接水滴が当たらず、熱応力を緩和する技術が記載されている。
特開2007−121323号公報 特開2010−107409号公報
ところで、近年、ガソリンや軽油といった従来の燃料に、エタノールやメタノール等のアルコールを混合した混合燃料を使用した、いわゆるフレックス燃料車(flexible fuel vehicle:FFV)の開発が進められている。本発明者は、上記アルコール燃料を使用したフレックス燃料車に関する種々の検討を行った結果、前述した保護層の表面にトラップ層を形成したガスセンサ素子を用いた場合、エンジン始動直後において安定したセンサ特性が得られず、エンジンの始動性が悪化するという問題を見出した。
すなわち、本発明者は、上記保護層の表面にトラップ層を形成したA/Fセンサをエンジンの排気マニホルド内に配置し、その始動性の評価を行った。具体的には、エンジン停止後から次に始動するまでの時間(ソーク時間)を一定時間としたソーク有りのサンプルと、上記ソーク時間を取らなかったソーク無しのサンプルとで、エンジン始動直後のA/Fセンサ出力を比較した。その結果、図7に示すように、ソーク有りのサンプルは、ソーク無しのサンプルに比べて、A/Fセンサが正常に動作するまでに時間を要した。ソーク有りのサンプルでは、エンジン停止後から次に始動するまでの間、排気マニホルド内に残留した排ガス成分(例えばHC成分)がセンサのトラップ層に吸着する。そのため、該吸着した排ガス成分により、エンジン始動直後にA/Fセンサ出力がリッチ側に振れ、A/Fセンサが正常に動作するまでに時間を要したと考えられる。ここでは、この現象をコールドシュート(CS)現象といい、センサ出力が正常値を示すまでの時間TをCS収束時間とする。このCS収束時間Tを短くすることが、センサの始動性の向上につながることになる。
さらに、本発明者は、ガソリンとエタノールとの混合燃料を使用したフレックス燃料車において、エタノール含有量とCS収束時間との関係を調べた。その結果、図8に示すように、エタノール含有量が増大するほどCS収束時間が長くなること、すなわち、ガスセンサの始動性が悪くなることが明らかとなった。本発明は、上記課題を解決するものである。
本発明者は、アルコールを含む燃料を使用する内燃機関において、センサの始動性を悪くするCS現象を引き起こす要因は、エンジン停止後から次に始動するまでの間におけるガスセンサ素子への排ガス成分の吸着であることに思い至り、さらに、かかる吸着を防止する機構として、エンジン停止直後に排気マニホルド内の排ガスを外部に排出することが効果的であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明によって提供される制御装置は、少なくともアルコールを含む燃料を使用する内燃機関の制御装置であり、上記内燃機関は、上記燃料を燃焼する燃焼室と、該燃焼室よりも上流側に配置された吸気経路と、該燃焼室よりも下流側に配置された排気マニホルドと、該排気マニホルドよりも下流側に配置された排気通路とを備えている。上記排気マニホルド内には、ガスセンサ素子が配置されている。ここで上記制御装置は、上記内燃機関が停止してから所定時間tの間、上記排気マニホルド内の排ガスを該排気マニホルドの外部に排出するように構成されている。
かかる構成によると、内燃機関が停止してから所定時間tの間、排気マニホルド内の排ガスを該排気マニホルドの外部に排出するため、通常ではエンジン停止後の冷却中にガスセンサ素子に吸着するはずの排ガス成分が排気マニホルドの外部に排出され、ガスセンサ素子にほとんど吸着しない。そのため、ガスセンサ素子がクリーンに保たれ、該排ガス成分の吸着によりエンジン始動直後にセンサ出力がリッチ側に振れるような事態が解消され、ガスセンサ素子のCS収束時間を短縮することができる。その結果、センサの始動性が格段に向上する。
ここで開示される内燃機関制御装置の好ましい一態様では、上記所定時間tが、5分≦t≦30分である。所定時間tが5分よりも短すぎると、排気マニホルド内に排ガスが多く残るので、上述したCS収束時間短縮効果が不十分になる場合がある。その一方、所定時間tが30分より長すぎると、消費電力が増えるとともに、上述したCS収束時間短縮効果も鈍化するためメリットがあまりない。
ここで開示される内燃機関制御装置の好ましい一態様では、上記吸気経路と上記排気マニホルドとを接続する接続配管を備え、上記接続配管の途上には、電磁ファンが設けられている。上記制御装置は、上記内燃機関が停止してから所定時間tの間、上記電磁ファンを作動させることにより、上記排気マニホルド内の排ガスを上記接続配管を介して上記吸気経路に送出するように構成されている。これにより、排気マニホルド内の排ガスを簡易かつ確実に排出することができる。また、排ガスを吸気経路に戻すので、環境上の問題もない。
ここで開示される内燃機関制御装置の好ましい一態様では、上記排気マニホルドには、熱電素子が設けられている。そして、上記電磁ファンを上記熱電素子の起電力により作動させる。この場合、排ガス温度の最も高いエンジン停止直後に排出風量が最大となり、その後、排ガス温度の低下とともに排出風量が減少していく。そのため、排気マニホルド内の排ガスをより効果的に排出できるとともに、そのような効果的な排出を自動で行うことができる。
ここで開示される内燃機関制御装置の好ましい一態様では、上記制御装置は、上記内燃機関が停止してから所定時間tの間、上記排気マニホルド内の排ガスを該排気マニホルドの外部に排出し、かつ、上記排気マニホルドよりも下流側に配置された上記排気経路内の排ガスが上記排気マニホルドに逆流しないように構成されている。これにより、排気マニホルド内の排ガスのみを該排気マニホルドの外部に確実に排出することができる。
ここで開示される内燃機関制御装置の好ましい一態様では、上記ガスセンサ素子は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質層が測定電極と基準電極とに挟持されており、上記測定電極上に金属酸化物からなる多孔質の保護層が形成され、上記保護層の少なくとも一部を覆うように金属化合物からなるトラップ層が形成されている。上記トラップ層を有するガスセンサ素子は、排ガス成分が吸着しやすく、エンジン始動時にコールドシュート現象が起こりやすい。したがって、上記排ガス成分の吸着を有効に防止できる本発明の制御装置は、上記のようなトラップ層を有するガスセンサ素子を備えた内燃機関に対して、特に好適に適用され得る。
ここで開示される内燃機関制御装置の好ましい一態様では、上記アルコールは、エタノールであり、上記燃料は、上記エタノールの含有率が20質量%以上(例えば20質量%〜100質量%)である。このようなエタノール濃度の高い燃料を使用する内燃機関は、ガスセンサ素子に排ガス成分が吸着しやすく、エンジン始動時にコールドシュート現象が起こりやすい。したがって、上記排ガス成分の吸着を有効に防止できる本発明の制御装置は、上記のようなエタノール濃度の高い燃料を使用する内燃機関に対して、特に好適に適用され得る。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の概略図である。 本発明の一実施形態に係るガスセンサ素子の断面構成を拡大し、模式的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 排ガス排出時間とCS収束時間との関係を示すグラフである。 従来のガスセンサ素子の断面構成を拡大し、模式的に示した図である。 エンジンの始動後時間とA/Fセンサ出力との関係を示すグラフである。 エタノール含有率とCS収束時間との関係を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
<内燃機関>
ここでは、先ず、本発明の一実施形態に係る内燃機関の構成について説明する。ここで開示される内燃機関では、燃料として、エタノール等のアルコール、およびガソリンとアルコールとが混合してなる混合燃料を使用可能である。以下の説明では、アルコールの例として、エタノールを用いる場合であってディーゼルエンジンの例について説明するが、ガソリンエンジンに本発明を適用可能なのは勿論である。
図1は、内燃機関(エンジン)1を模式的に示す図である。図1に示すように、エンジン1には、酸素と燃料ガスとを含む混合気が供給される。エンジン1は、この混合気を燃焼させ、燃焼エネルギーを力学的エネルギーに変換する。このときに燃焼された混合気は排ガスとなって後述の排気系に排出される。図1に示す構成のエンジン1は、複数の燃焼室2と、燃焼室2のそれぞれに燃料を噴射する燃料噴射弁3とを備えている。各々の燃料噴射弁3は、燃料供給管21を介してコモンレール22に接続されている。コモンレール22は、燃料ポンプ23を介して燃料タンク24に接続されている。燃料ポンプ23は、上記コモンレール22、燃料供給管21、燃料噴射弁3を介して、燃料タンク24内の燃料を燃焼室2へ供給する。燃料ポンプ23の構成は、本発明を特に限定するものではなく、例えば、吐出量可変な電子制御式の燃料ポンプを用いることができる。
また、上記燃焼室2には、それぞれ吸気マニホルド4及び排気マニホルド5が連通している。以下の説明では、吸気マニホルド4よりも上流側に設けられ、エンジン1に空気(酸素)を供給する系を「吸気系」と称し、排気マニホルド5よりも下流側に設けられ、エンジン1で生じた排ガスを外部に排出する系を「排気系」と称する。なお、上記吸気系と上記排気系とは、排ガス再循環通路18を介して互いに連結されており、排気系に排出された排ガスを再び燃焼室2内に供給することもできる。排ガス再循環通路18には、電子制御式の制御弁19が配置されており、かかる制御弁19の開閉により再循環させる排ガス量を調整できる。また、排ガス再循環通路18の周りには、排ガス再循環通路18内を流れるガスを冷却するための冷却装置20が配置されている。
<吸気系>
上記エンジン1の吸気系について説明する。上記エンジン1を吸気系に連通させる吸気マニホルド4には吸気ダクト6が接続されている。当該吸気ダクト6と吸気マニホルド4とにより、吸気経路が構成されている。吸気ダクト6は、排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aに接続されており、コンプレッサ7aにはエアクリーナ9が接続されている。エアクリーナ9には、エンジンの外部から吸入する空気の温度(吸気温)を検出する吸気温センサ(図示せず)が取り付けられている。また、エアクリーナ9の下流側(エンジン1側)には、エアフロメータ8が配置されている。エアフロメータ8は、吸気ダクト6へ供給される吸入空気量Gaを検出するセンサである。吸気ダクト6におけるエアフロメータ8のさらに下流側には、スロットル弁10が設けられている。このスロットル弁10を開閉することでエンジン1に供給される空気の量を調整できる。また、スロットル弁10の近傍には、スロットル弁10の開度を検出するスロットルセンサ(図示省略)が配置されてもよい。また、吸気ダクト6の周りには、吸気ダクト6内を流れる空気を冷却するための冷却装置11が配置されている。
<排気系>
次に、エンジン1の排気系について説明する。上記エンジン1を排気系に連通させる排気マニホルド5は、排気ターボチャージャ7の排気タービン7bに接続されている。該排気タービン7bには、排ガスが流通する排気通路12が接続されている。排気通路12には、排ガス浄化用触媒40が設けられている。触媒40は、エンジンの排気通路12に配置され、エンジンから排出される排気ガスを浄化する。触媒40の種類は特に限定されない。触媒40は、例えば、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rd)等の貴金属が担持されたモノリス触媒であってもよい。また、触媒40は、貴金属が担持されたDPF等であってもよい。なお、排気系(例えば、排気マニホルド5)には、排ガス中に燃料を噴射する排気系燃料噴射弁が設けられていてもよい。排気系燃料噴射弁は、排ガス中に燃料を噴射することで、触媒40に供給される排ガスの空燃比(A/F)を調整することができる。
<ガスセンサ素子>
また、排気マニホルド5には、ガスセンサ素子30が設けられている。この実施形態では、ガスセンサ素子30は、空燃比センサである。空燃比センサは、少なくとも空燃比がリッチ側またはリーン側にあることを検出できるセンサであればよい。例えば、空燃比センサは、排気ガス中の酸素濃度に応じてリニアに空燃比を検出するセンサ(例えば、限界電流式酸素センサ)であってもよい。あるいは、空燃比センサとして、センサ素子の起電力を出力するOセンサを用いてもよい。かかるガスセンサ素子は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質層が測定電極と基準電極とに挟持されている。測定電極上には、金属酸化物からなる多孔質の保護層が形成され、保護層上の少なくとも一部を覆うように金属化合物からなるトラップ層が形成されている。
図2は、上記空燃比センサを用いて成るガスセンサ素子30の主要部の構成の一例を示したものである。図2に示す構成のガスセンサ素子30は固体電解質層32を備えている。固体電解質層32は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質から構成されている。かかる固体電解質としては、例えば、ジルコニア(例えば、イットリア安定化ジルコニア(YSZ))などが挙げられる。また、固体電解質層32の内側には基準電極34aが形成されており、基準電極34aよりも内側には、大気が導入される基準ガス空間35が形成されている。基準ガス空間35にはヒーター37が挿入配置されている。一方、固体電解質層32の外側には、測定電極34bが形成されており、測定電極34bから外側に向かって、保護層(拡散抵抗層)36、トラップ層38が順に形成されている。保護層36の材料としては、アルミナ、ジルコニア、セリア等の多孔材を構成し得る材料を用いれば良い。トラップ層38は、例えば、アルミナ、スピネル、ムライト等を主体とする金属酸化物や炭化珪素等の金属炭化物から構成されている。基準電極34aおよび測定電極34bは、共に、白金等の触媒活性の高い貴金属から構成されている。
上記構成のガスセンサ素子30において、測定電極34b側を正極性、基準電極34a側を負極性とする一定のバイパス電圧が印加されている。排ガスがリーン領域のときには、バイパス電圧が印加されると、排ガス中の酸素がトラップ層38にトラップされる。トラップされた酸素は、ガスセンサ素子30の内側(測定電極34b側)に向かって移動し、保護層36を通過した後、測定電極34bに接触する。測定電極34bに接触した酸素は、測定電極34bから固体電解質層32を経て基準電極34aに到達する。このとき生じる電流によって、酸素濃度を知ることができ、ひいてはリーン領域における空燃比を検知することができる。一方、排ガスがリッチ領域のときには、バイパス電圧が印加されると、排ガス中の未燃ガス(例えばCO)がトラップ層38にトラップされる。トラップされた未燃ガスは、ガスセンサ素子30の内側(測定電極34b側)に向かって移動し、保護層36を通過した後、測定電極34bに接触する。また、リッチ領域では、電流の流れが反転し、基準電極34aから固体電解質層32を経て測定電極34bへと酸素が移送され、測定電極34bに接触した未燃ガスと反応(燃焼)する。このとき生じる電流によって、未燃ガスの濃度を知ることができ、ひいてはリッチ領域における空燃比を検知することができる。
かかる構成のガスセンサ素子30において、エンジンの始動性を良好にするためには、エンジン始動直後からガスセンサ素子30を安定に動作させることが望ましい。しかし、実際には、エンジン停止後の冷却中に、トラップ層38に排ガス成分(例えばHCガス)が吸着するため、該吸着した排ガス成分により、エンジン始動直後にセンサ出力がリッチ側に振れ、ガスセンサが正常に動作するまでに時間を要する場合がある(図7参照)。ここでは、この現象をコールドシュート(CS)現象といい、センサ出力が正常値を示すまでの時間をCS収束時間とする。特にエタノールなどのアルコール系燃料を使用した車両において、上記CS収束時間が増大傾向となる(図8参照)。このCS収束時間を短くすることが、センサ始動性(ひいてはエンジン始動性)の向上につながることになる。
以上の知見から、本発明者は、センサ始動性を悪くするCS現象を引き起こす要因は、エンジン停止後から次に始動するまでの間におけるガスセンサ素子30のトラップ層38への排ガス成分の吸着であることに思い至り、かかる吸着を防止すべく、エンジン停止直後に排気マニホルド5内の排ガスを該排気マニホルド5の外部に排出することとした。
すなわち、ここで開示される内燃機関1の制御装置100は、図1に示すように、接続配管50を備えている。この接続配管50は、吸気マニホルド4と排気マニホルド5とを接続するものであり、ここでは排ガス再循環通路18と並行に配置されている。接続配管50の途上には、電磁ファン52が設けられている。制御装置100は、内燃機関1が停止してから所定時間tの間、上記電磁ファン52を作動させることにより、排気マニホルド5内の排ガスを接続配管50を介して排気マニホルド5の外部、すなわち、吸気マニホルド4に送出するように構成されている。
図3は、本実施形態に係る制御装置100の構成を示すブロック図である。制御装置100は、図3に示すように、電磁ファン52に電気的に接続されたECU60を備えている。ECU60は、主としてデジタルコンピュータから構成されており、エンジン1の稼働における制御装置として機能する。ECU60は、例えば、読み込み専用の記憶装置であるROM、読み書き可能な記憶装置であるRAM、任意の演算や判別を行うCPUを有している。ECU60には入力ポートが設けられており、エンジン1の各部位に設置されているセンサと電気的に接続されている。これによって、各々のセンサで検知した情報が、上記入力ポートを経て電気信号としてROM、RAM、CPUに伝達される。また、ECU60には出力ポートも設けられている。ECU60は、該出力ポートを介して、エンジン1の各部位に接続されており、制御信号を送信することによって各部材の稼働を制御している。ECU60は、エンジン1の動作を制御するためのエンジン制御部64を備えている。また、ECU60は、電磁ファン制御部62を備えている。電磁ファン制御部62は、電磁ファン52を作動させるように構成されている。
ECU60は、電力供給部65を備えている。電力供給部65はスイッチ回路68を備え、該スイッチ回路68を介して各制御部62、64とバッテリ72とが接続されている。スイッチ回路68には、イグニッションスイッチ70が接続されている。スイッチ回路68は、イグニッションスイッチ70がオンになると、バッテリ72とエンジン制御部64とを接続し、バッテリ72の電力をエンジン制御部64に供給する。また、スイッチ回路68は、イグニッションスイッチ70がオフになると、エンジン制御部64への電力の供給を遮断する。イグニッション信号はエンジン制御部64にも送信され、エンジン制御部64は、イグニッションスイッチ70がオンになると、エンジン1を起動する。また、イグニッションスイッチ70がオフになると、エンジン1を停止する。
また、スイッチ回路68は、イグニッションスイッチ70がオフになると、バッテリ72と電磁ファン制御部62とを接続し、バッテリ72の電力を電磁ファン制御部62に供給する。すなわち、電磁ファン制御部62は、エンジン1が停止した直後に起動され、電磁ファン52を作動させる。これにより、排気マニホルド5内の排ガスが吸い出され、吸気マニホルド4に送出されることとなる(図1参照)。また、電力供給部65はタイマー66を備えている。タイマー66は、スイッチ回路68に接続されている。タイマー66は、イグニッションスイッチ70がオフになってからの時間をカウントする。また、タイマー66は、イグニッションスイッチ70がオフになってから所定時間tが経過すると、スイッチ回路68を動作させて電磁ファン制御部62への電力の供給を遮断する。これにより、電磁ファン制御部62が停止し、電磁ファン52が停止する。
このように構成された制御装置100の動作について説明する。図4は、本実施形態に係る制御装置100により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
図4に示す処理ルーチンが実行されると、ECU60は、まず、ステップS10において、エンジン1が駆動状態から停止状態に切り替わったか否かを判定する。この判定は、入力されるイグニッション信号に基づいて行われる。エンジン1が駆動状態にある若しくは既に停止状態にある場合(NOの場合)、処理ルーチンを終了する。一方、エンジン1が駆動状態から停止状態に切り替わった場合(YESの場合)、ステップS20に進み、電磁ファン52を駆動するともにタイマーをオンにする。
次いで、ステップS30において、エンジン1の停止時間(ひいては電磁ファン52の駆動時間)tが所定時間tに達したか否かを判定する。エンジン1の停止時間tが所定時間tに達しない場合(「NO」の場合))、ステップS20に戻って電磁ファン52の駆動を続行する。一方、エンジン1の停止時間tが所定時間tに達した場合(「YES」の場合)、ステップS40に進んで電磁ファン52を停止する。なお、所定時間tについては予め設定しておけばよく、例えば5分〜30分である。
このようにして、エンジン停止直後の排気マニホルド5内の排ガスを電磁ファン52で吸い出し、吸気マニホルド4に送出することができる。かかる構成によると、エンジン1が停止してから所定時間tの間、排気マニホルド5内の排ガスを該排気マニホルド5の外部に排出するため、通常ではエンジン停止後の冷却中にガスセンサ素子30に吸着するはずの排ガス成分が排気マニホルド5の外部に排出され、ガスセンサ素子30にほとんど吸着しない。そのため、ガスセンサ素子30がクリーンに保たれ、排ガス成分の吸着によりエンジン始動直後にセンサ出力がリッチ側に振れるような事態が解消され、ガスセンサ素子30のCS収束時間を短くすることができる。その結果、エンジン始動性が格段に向上する。
ここで開示される好ましい一態様では、上記電磁ファン52の駆動時間tは、概ね5分≦t≦30分であり、好ましくは10分≦t≦20分である。駆動時間tが5分よりも短すぎると、排気マニホルド5内に排ガスが多く残るので、上述したCS収束時間を短縮する効果が不十分になる場合がある。その一方、駆動時間tが30分より長すぎると、電磁ファン52の消費電力が増えるとともに、上述したCS収束時間短縮効果も鈍化するためメリットがあまりない。電磁ファン52の排出風量としては、排気マニホルド5の形状や容積によっても相違するが、概ね1m/min〜5m/minが適当であり、好ましくは2m/min〜4m/minである。
ここで開示される制御装置100は、図1に示すように、吸気マニホルド4と排気マニホルド5とを接続する接続配管50に電子制御式の制御弁54を備えている。制御装置100は、イグニッションスイッチ70がオフになると、制御弁54を開弁し、かつ電磁ファン52を作動させるように構成されている。また、制御装置100は、イグニッションスイッチ70がオフになってから所定時間tが経過したときに、制御弁54を閉弁し、かつ電磁ファン52を停止するように構成されている。このように、接続配管50に制御弁54を設けることにより、エンジン1の稼働時に、排気マニホルド5内の排ガスが接続配管50に流れるのを防止することができる。
また、制御装置100は、エンジン1が停止してから所定時間tの間、排気マニホルド5内の排ガスを該排気マニホルド5の外部に排出し、かつ、排気マニホルド5よりも下流側に配置された排気通路12内の排ガスが排気マニホルド5に逆流しないように構成してもよい。具体的には、排気タービン7bと排気マニホルド5との間に逆流防止弁5aを備えてもよい。制御装置100は、イグニッションスイッチ70がオフになると、逆流防止弁5aを閉弁し、かつ電磁ファン52を作動させるように構成されている。また、制御装置100は、イグニッションスイッチ70がオフになってから所定時間tが経過したときに、逆流防止弁5aを開弁し、かつ電磁ファン52を停止するように構成されている。これにより、電磁ファン52の作動時に、排気マニホルド5よりも下流側に配置された排気通路12内の排ガスが排気マニホルド5に逆流しないようにすることができる。
なお、上述した実施形態では、電磁ファン用の電力供給源としてバッテリ72を用いる場合を例示したが、これに限定されない。電磁ファン52の電力消費は極僅かである。そのため、電磁ファン用の電力供給源として、バッテリ72よりも小型のバッテリを使用してもよい。例えば、図1に示すように、太陽電池パネル74aを用いてもよい。あるいは、排気マニホルド5に熱電素子(熱エネルギーを電気エネルギーに変える素子)74bを配置し、該熱電素子74bの起電力により電磁ファン52を作動させるように構成してもよい。この場合、排ガス温度の最も高いエンジン停止直後に排出風量が最大となり、その後、排ガス温度の低下とともに排出風量が減少していく。そのため、排気マニホルド5内の排ガスをより効果的に排出することができる。上述した電磁ファン用電力供給源は、単独であるいは組み合わせて使用することができる。
なお、上述した実施形態では、排気マニホルド5内の排ガスを吸気マニホルド4に送出する場合を例示したが、これに限定されない。排気マニホルド5内の排ガスの送出先は、エンジン1の吸気マニホルド4以外の他の部位であってもよい。例えば、エンジン1に排ガス用の貯留タンクを別途設けておき、この貯留タンクに排気マニホルド5内の排ガスを送出して一時的に貯留するようにしてもよい。
ここで開示される技術の好ましい適当対象として、エタノールの含有率が20質量%以上というエタノール濃度の高い燃料を使用するエンジン1が挙げられる。例えば、エタノールの含有率が20質量%以上(例えば40質量%以上、典型的には60質量%以上)の燃料を使用するエンジン1が例示される。このようなエタノール濃度の高い燃料を使用するエンジン1は、ガスセンサ素子30に排ガス成分が吸着しやすく、エンジン始動時にコールドシュート現象が起こりやすい。したがって、該排ガス成分の吸着を有効に防止できる本発明の制御装置100は、上記のようなエタノール濃度の高い燃料を使用するエンジン1に対して、特に好適に適用され得る。
以下、本発明に関する試験例を説明するが、本発明を以下の試験例に示すものに限定することを意図したものではない。
エンジン1の排気マニホルド5内に、図2に示すA/Fセンサ30を配置した。また、図1に示すように、排気マニホルド5と吸気マニホルド4とを接続する接続配管50を設置し、該接続配管50の途上に電磁ファン52を設けた。そして、エンジン1を駆動状態から停止状態に切り替え、エンジン1が停止してから所定時間tの間、電磁ファン52を作動させることにより、排気マニホルド5内の排ガスを吸気マニホルド4側に送出した。その後、再びエンジンを始動し、エンジン始動直後にセンサ出力がリッチ側に振れてから、センサ出力が正常位置に戻るまでに要した時間(CS収束時間T、図7参照)を調べた。ここでは燃料としてエタノール含有燃料を使用した。エタノールの含有率は40質量%とした。結果を図5に示す。図5は、排ガス排出時間(分)とCS収束時間(秒)との関係を示すグラフである。
図5から明らかなように、エンジン停止直後に排気マニホルド5内から排ガスを排出しなかった例1では、CS収束時間が10秒を超え、センサ始動性に欠けていた。これに対し、エンジン停止直後に排気マニホルド5内から排ガスを排出した例2〜例8では、CS収束時間が5秒を下回り、センサ始動性が良好であった。ここで供試したサンプルの場合、排ガスの排出時間を5分以上にすることによって、5秒以下という極めて短いCS収束時間を実現できた(例2〜例8)。CS収束時間を短くする観点からは、排ガスの排出時間を5分以上にすることが好ましい。その一方、排ガスの排出時間が30分を上回った例6〜8は、排出時間を概ね30分とした例5と効果がさほど変わらなかった。この結果から、排ガスの排出時間は概ね5分〜30分程度とすることが好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1 内燃機関(エンジン)
2 燃焼室
4 吸気マニホルド
5 排気マニホルド
5a 逆流防止弁
6 吸気ダクト
12 排気通路
30 ガスセンサ素子
32 固体電解質層
34a 基準電極
34b 測定電極
36 保護層
37 ヒーター
38 トラップ層
40 排ガス浄化用触媒
50 接続配管
52 電磁ファン
54 制御弁
60 ECU
62 電磁ファン制御部
64 エンジン制御部
65 電力供給部
66 タイマー
68 スイッチ回路
70 イグニッションスイッチ
72 バッテリ
74a 太陽電池パネル
74b 熱電素子
100 制御装置

Claims (7)

  1. 少なくともアルコールを含む燃料を使用する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関は、前記燃料を燃焼する燃焼室と、該燃焼室よりも上流側に配置された吸気経路と、該燃焼室よりも下流側に配置された排気マニホルドと、該排気マニホルドよりも下流側に配置された排気通路と、を備え、
    前記排気マニホルドには、ガスセンサ素子が設けられており、
    ここで前記制御装置は、前記内燃機関が停止してから所定時間tの間、前記排気マニホルド内の排ガスを該排気マニホルドの外部に排出するように構成されている、内燃機関の制御装置。
  2. 前記所定時間tが、5分≦t≦30分である、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記吸気経路と前記排気マニホルドとを接続する接続配管を備え、
    前記接続配管の途上には、電磁ファンが設けられており、
    前記制御装置は、前記内燃機関が停止してから所定時間tの間、前記電磁ファンを作動させることにより、前記排気マニホルド内の排ガスを前記接続配管を介して前記吸気経路に送出するように構成されている、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記排気マニホルドには、熱電素子が設けられており、
    前記電磁ファンを前記熱電素子の起電力により作動させる、請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記内燃機関が停止してから所定時間tの間、前記排気マニホルド内の排ガスを該排気マニホルドの外部に排出し、かつ、前記排気マニホルドよりも下流側に配置された前記排気通路内の排ガスが前記排気マニホルドに逆流しないように構成されている、請求項1〜4の何れか一つに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記ガスセンサ素子は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質層が測定電極と基準電極とに挟持されており、前記測定電極上に金属酸化物からなる多孔質の保護層が形成され、前記保護層の少なくとも一部を覆うように金属化合物からなるトラップ層が形成されている、請求項1〜5の何れか一つに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記アルコールは、エタノールであり、
    前記燃料は、前記エタノールの含有率が20質量%以上である、請求項1〜6の何れか一つに記載の内燃機関の制御装置。




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