JP2013184804A - 媒体搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

媒体搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、小型で適切な荷重で媒体を搬送する装置を提供する。
【解決手段】画像読み取り部30は、回転駆動される前搬送駆動ローラ51aaに、前搬送従動ローラ52aaが当接して、原稿Gを狭持して搬送する。前搬送従動ローラ52aaは、前搬送従動ローラブラケット63aに保持されている軸受62aaに回転可能に支持され、前搬送従動ローラブラケット63aは、ステー66を貫通する段付きネジ64aaに連結され、また、ステートの間に第2スプリング67aaが挿入されている。段付きネジ64aaの前搬送従動ローラブラケット63a内には、第1スプリング65aaが挿入され、段付きネジ64aaの先端と軸受62aaとは所定間隔空いている。前搬送従動ローラ52aaは、原稿Gの厚さに応じて、前搬送従動ローラブラケット63aの荷重のみ、第1スプリング65aaの弾性力及び第2スプリング67の弾性力と順次増加する荷重をかける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、媒体搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置に関し、詳細には、小型で適切な荷重で媒体を搬送する媒体搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置や画像読み取り装置等の画像処理装置においては、普通紙、ポリエステルフィルム、トレーシングペーパ等の0.1mm以下の薄く腰の弱い媒体、グラフィックアートや展示用看板等のサイン、ディスプレイ等の10mm以上の厚く腰の強い媒体等のように厚さや腰の強さの異なる媒体を、媒体搬送装置で搬送して、媒体を搬送しながら媒体に画像を形成したり、該媒体の画像の読み取りを行なう。
そして、媒体搬送装置は、一般的に、所定の荷重で接触している搬送駆動ローラと搬送従動ローラによって媒体を挟み込んで、回転駆動される搬送駆動ローラの回転と該搬送駆動ローラの回転または媒体の搬送移動にともなって回転する搬送従動ローラによって媒体を搬送している。
したがって、搬送駆動ローラと搬送従動ローラの荷重が媒体の腰の強さや厚さに対して適切な値でないと、媒体にシワやジャムが発生したり、スリップして搬送速度が不規則に変化する等の事態が発生して、形成画像や読み取り画像が悪化するという問題がある。
そこで、従来、搬送される原稿の厚みを原稿厚み検出手段で検出して、該原稿厚み検出手段の出力に応じて、原稿を密着型センサ方向に押圧する従動ローラを支持する従動ローラ支持部材の近接、離反動作を行なう昇降スライド部の動作を制御して、従動ローラ位置を調整し、原稿を搬送させながら画像を読み取る技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、原稿厚み検出手段で検出した厚みに応じて昇降スライド部を動作させて従動ローラの位置調整を行なっているため、原稿厚み検出手段の位置まで原稿が搬送されて該原稿厚み検出手段が該原稿を検出した後に、該検出結果に基づいて昇降スライド部が従動ローラの位置調整を行なうこととなり、起動時間が長くなるとともに、部品点数の増大によるコストが高くつき、かつ、装置が大型化するという問題があった。
そこで、本発明は、小型で安価かつ適切な荷重で媒体を搬送する装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の媒体搬送装置は、回転駆動されシート状の媒体を搬送移動させる駆動ローラと、前記駆動ローラに接触して該駆動ローラとの間に前記媒体を狭持して、該駆動ローラの回転または該媒体の移動にともなって回転する従動ローラと、前記従動ローラを回転可能に支持するローラ支持部材と、前記ローラ支持部材を前記媒体の搬送面に対して垂直方向に移動可能に保持するブラケット部材と、前記ローラ支持部材を、前記搬送面の方向に所定の第1付勢力で付勢する第1弾性手段と、前記ブラケット部材に取り付けられ、前記ローラ支持部材が前記垂直方向に所定距離だけ移動した位置で前記ブラケット部材に対する該ローラ支持部材の移動を規制する規制手段と、前記規制手段が前記ローラ支持部材の移動を規制することで前記垂直方向に移動される前記ブラケット部材を、前記搬送面の方向に所定の第2付勢力で付勢する第2弾性手段と、前記ブラケット部材の移動方向及び前記第1弾性手段と前記第2弾性手段の付勢方向を前記垂直方向に規制する方向規制手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、小型で安価かつ適切な荷重で媒体を搬送する装置を提供することができる。
本発明の一実施例を適用したデジタル複写装置の概略構成図。 画像読み取り部の正面断面図。 図2の画像読み取り部のA矢視図。 図2の画像読み取り部のB−B矢視図。 図5の画像読み取り部のC−C矢視図。 画像読み取り部の各部の寸法を示す図。 厚さX1の原稿搬送時の画像読み取り部の動作説明図。 厚さX2の原稿搬送時の画像読み取り部の動作説明図。 厚さX3の原稿搬送時の画像読み取り部の動作説明図。 厚さX3の原稿が後搬送ローラ部分まで搬送されているときの画像読み取り部の動作説明図。 前後の従動ローラブラケットが一体化されているときの不具合の説明図。 厚さX4の原稿搬送時の画像読み取り部の動作説明図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図12は、本発明の媒体搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の媒体搬送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置の一実施例を適用したデジタル複写装置1の側面概略構成図である。
図1において、デジタル複写装置(画像読み取り装置、画像形成装置)1は、本体筐体2内に、カセット給紙部3、ロール給紙部4、搬送部5、画像形成部6、排紙部7が収納されており、本体筐体2の上面には、排紙トレイ8が形成されていて、さらに、本体筐体2の上部に、画像読み取り部30、原稿テーブル31、原稿排出テーブル32及び操作表示部33等が配設されている。デジタル複写装置1は、広幅の用紙に対応している。
カセット給紙部3には、複数枚のシート状用紙(記録媒体)がセットされ、幅広サイズを含めて、各種サイズのシート状用紙をセットすることができる。カセット給紙部3は、収納するシート状用紙を1枚ずつ搬送部5に送り出し、搬送部5は、カセット給紙部3から送り出されてきたシート状用紙を画像形成部6に搬送する。なお、図示しないが、カセット給紙部3は、セットされたシート状用紙の少なくとも幅サイズ(幅)を検出する用紙センサが配設されている。
ロール給紙部4は、3つのロール紙(記録媒体)を収納可能であり、各種幅サイズのロール紙を収納することができる。ロール給紙部4は、3つのロール紙のうち、選択された方のロール紙を搬送部5に送り出し、搬送部5は、ロール給紙部4から送り出されてきたロール紙を画像形成部6に搬送するとともに、図示しないカッターによって形成する画像長さに合わせてロール紙を切断する。なお、図示しないが、ロール給紙部4は、セットされたロール紙それぞれの少なくとも幅サイズ(幅)を検出する用紙センサが配設されている。また、以下の説明では、必要に応じて、シート状用紙及びロール紙を区別すること無く、用紙という。
画像形成部6は、図1の反時計方向に回転駆動される感光体21を中心として、帯電チャージャ22、光書き込み部23、現像ユニット24、転写チャージャ25、分離チャージャ26及び除電部やクリーニング部等を備えているとともに、レジストローラ27及び定着部28等を備えており、帯電チャージャ22は、感光体21を一様に帯電(例えば、−900Vに帯電)させるグリッド付きのスコロトロンチャージャが用いられていて、非接触で帯電処理を行う。
光書き込み部23は、発光素子であるLED(Light Emitting Diode)をアレイ状に配設された複数のLPH(LEDヘッド:LED Print Head、LEDアレイユニット)、SLA(セルフォックレンズアレイ:登録商標)及び書き込み制御部等を備え、画像読み取り部30で読み取った原稿の画像データや外部のコンピュータ等の外部装置から送られてきた画像データに基づいて点灯制御される光をLEDアレイからSLAを介して感光体21表面に照射することで、感光体21の表面に、光の照射された部分の電荷を消滅させて静電潜像を形成する。すなわち、感光体21は、アースに接続されており、光書き込み部23から光が照射されると、光導電現象で感光体21の光照射された部分の電荷がアースに流れて消失する。デジタル複写装置1は、画像データに基づいて、例えば、原稿濃度の淡い部分については、光書き込み部23のLEDを発光させないようにし、原稿濃度の濃い部分については、LEDを発光させることで、感光体21の表面に、LED光の照射/非照射によって、画像の濃淡に対応した静電潜像を形成する。
現像ユニット24は、ユニット内に撹拌によって負に帯電されているトナーを、静電潜像が形成されて、−700Vに印加されている感光体21に、LED光の照射部分にのみトナーを付着させて、トナー画像を形成する。
画像形成部6は、レジストローラ27によって、搬送部5から搬送されてきたシート状用紙またはロール紙等の用紙を一旦停止させた後、感光体21上のトナー画像と位置合わせして、感光体21と転写チャージャ25との間に搬送し、転写チャージャ25によって、感光体21上のトナー画像を用紙上に転写させる。画像形成部6は、転写の完了した用紙を分離チャージャ26によって感光体21から分離させて定着部28に送り出す。定着部28は、トナー画像の転写された用紙を加熱・加圧しつつ搬送して、トナー画像を用紙に定着させ、排紙部7が、トナー画像の定着の完了した用紙を排紙トレイ8上またはデジタル複写装置1外に排出する。
なお、本実施例においては、画像形成部6が、電子写真方式の画像形成部である場合について説明したが、画像形成部の画像形成方式としては、電子写真方式に限るものではなく、例えば、インク噴射方式等であってもよい。
操作表示部33は、テンキー、スタートキー、ストップキー、リセットキー、モード設定キー等の操作キー、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)、LED(Light Emitting Diode)等を備えている。操作表示部33は、操作キーからは、デジタル複写装置1を利用した複写処理に必要な各種操作(例えば、変倍や集約等の画像処理のモード設定、コピー部数や解像度等のコヒー条件の設定操作等)が行われ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やデジタル複写装置1からユーザに通知する各種情報が表示される。特に、操作表示部33は、カセット給紙部3やロール給紙部4にセットした用紙の幅サイズの入力、原稿台12にセットした原稿Gの幅サイズの入力に使用される。
画像読み取り部30は、原稿テーブル31にセットされた原稿を1枚ずつ搬送しつつ、該原稿の画像を読み取って、画像の読み取りの完了した原稿を原稿排出テーブル32上に排出する。
この画像読み取り部30は、図2〜図5に示すように、原稿Gの搬送方向(図2にPaで示す副走査方向)に対して上流側から下流側に向かって、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb、読み取りセンサ部53、後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの順に配置され、さらに、主走査方向中央部の前搬送従動ローラ52aa、52abを挟んで副走査方向前後に、第1原稿センサ56、第2原稿センサ57が、さらに、後搬送従動ローラ55aa、abの原稿搬送方向下流側に、第3原稿センサ58がそれぞれ配設されている。
前搬送駆動ローラ(駆動ローラ)51aa、51ab〜51ca、51cbと後搬送駆動ローラ(駆動ローラ)54aa、54ab〜54ca、54cb及び読み取りセンサ部53は、その上端部を除いて、箱状の下面ガイド板59内に収納されており、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb及び後搬送駆動ローラ(駆動ローラ)54aa、54ab〜54ca、54cbは、下面ガイド板59内に収納されている図示しない駆動モータにより、図2に矢印で示す時計方向に回転駆動される。
読み取りセンサ部(画像読み取り手段)53は、主走査方向に最大通紙幅(最大原稿幅サイズ)よりも長く、副走査方向に所定幅を有するセンサ本体筐体53aの上面部にコンタクトガラス53bが配設されており、センサ本体筐体53a内には、光源(露光ランプ)53c、セルフォックレンズ53d及び電荷結合素子(CCD(Charge Coupled Device )、CIS(Contact Image Sensor)53e等が収納されている。読み取りセンサ部53は、コンタクトガラス53b上を搬送される原稿Gに光源53cから読み取り光を照射して、原稿Gで反射された読み取り光をセルフォックレンズ53dによって電荷結合素子53eに集光する。読み取りセンサ部53は、電荷結合素子53eが入射光を光電変換して、A/D(アナログ/デジタル)変換して、読み取り画像データとして、デジタル複写装置1の図示しない制御部に出力する。デジタル複写装置1は、この読み取り画像データに基づいて、上記画像形成部6により記録紙に画像を形成出力する。
前搬送従動ローラ(従動ローラ)52aa、52ab〜52ca、52cbは、図3に前搬送従動ローラ52aa、52abについて示すように、前搬送従動ローラ52aa、52ab、前搬送従動ローラ52ba、52bb及び前搬送従動ローラ52ca、52cbがそれぞれ対となって、ローラ軸61a〜61b(図3には、ローラ軸61aのみ記載しているが、他のローラ軸61b、61cについても同様である。)に取り付けられており、該ローラ軸61a〜61cは、軸受(ローラ支持部材)62aa、62ab〜62ca、62cb(図3には、軸受62aa、62abのみ記載。)によって回転可能に支持されている。対となっている前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbは、図4に示すように、前搬送従動ローラ52aa、52abが、最小通紙幅Hnの原稿Gを適切に搬送可能な状態で副走査方向中央部に配置され、前搬送従動ローラ52ba、52bbが、原稿搬送方向Paに向かって主走査方向左側に、前搬送従動ローラ52ca、52cbが、主走査方向右側に、図5に示すように、最大通紙幅Hmの原稿Gを適切に搬送可能な状態で配置されている。
軸受62aa、62ab〜62ca、62cbは、前搬送従動ローラブラケット63a〜63c(図3、図5参照)に保持されており、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cは、図4及び図5に示すように、略コの字型に形成されていて、一対の軸受62aa、62ab〜62ca、62cbをそれぞれ保持する。
前搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)63a〜63cは、図2の上下方向に示す段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの先端側の細いネジ部が、軸受62aa、62ab〜62ca、62cb位置において、その上端面部分に螺合されることで、該段付きネジ(規制手段、方向規制手段)64aa、64ab〜64ca、64cbによって保持されている。前搬送従動ローラブラケット63a〜63cは、上記段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの螺合部分よりも下部に、該段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの先端側ネジ部が侵入する凹部63aa〜63ca(図2に、凹部63aaのみ記載、他の前搬送従動ローラブラケット63b〜63cも同様の構成である。)が形成されており、この凹部63aa〜63ca内に、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの先端側ネジ部を中心として、第1スプリング(第1弾性手段)65aa、65ab〜65ca、65cb(図2に、第1スプリング65aaのみ記載、他の第1スプリング65b、65cも同様の構成である。)が配設されている。
第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cbは、軸受62aa、62ab〜62ca、62cbの上面と、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cの凹部63aa〜63caが形成されて段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbが螺合している上面部の下面と、の間に収納されており、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbは、この第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cbの弾性力によって、その先端が、軸受62aa、62ab〜62ca、62cbの上面との間に、所定の間隔b(図6参照)を空けて浮いた状態となっている。すなわち、第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cbは、軸受62aa、62ab〜62ca、62cbを前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb方向、すなわち、原稿搬送面方向に付勢し、軸受62aa、62ab〜62ca、62cbは、その上面が、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbのネジ部先端に当接することで、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cに対する移動が規制される。
段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbは、ステー66に形成されている開口を貫通して、ネジ頭によってステー66に支持された状態となって、上記前搬送従動ローラブラケット63a〜63cに螺合されており、ステー66と前搬送従動ローラブラケット63a〜63cの上面との間に、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの基端側の太い芯部(以下、胴部という。)を中心として、第2スプリング(第2弾性手段)67aa、67ab〜67ca、67cb(図2に、第2スプリング67aaのみ記載、他の第2スプリング67b〜67cも同様の構成である。)が配設されている。そして、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cは、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラブラケット63a〜63cとの間に原稿Gが存在しない状態で、ステー66の下面との間に、所定間隔c(図6参照)だけ空いた状態で支持された状態となっている。
なお、この第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cbは、図6に示すように、自由長dを有しており、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cが上記所定間隔cを超えて原稿搬送面に対して垂直方向であって原稿搬送面から離隔する方向に移動してくると、該前搬送従動ローラブラケット63a〜63cを原稿搬送面方向に付勢する。
ステー66は、固定ネジ68によって原稿カバー69に固定されており、原稿カバー69は、通常設置時は、下面ガイド板23、コンタクトガラス53bと図示しない固定部材で一定距離を確保する状態で配置されている。
主走査方向中央の前搬送従動ローラブラケット63aは、圧板(押し付け部材)70をガイドアーム71を介して支持しており、圧板70は、読み取りセンサ部53のコンタクトガラス53b上に位置して、コンタクトガラス53b上を搬送される原稿Gをコンタクトガラス53bに押し付けて、読み取りセンサ部53による原稿Gの読み取り精度を向上させる。圧板70の少なくともコンタクトガラス53b側の面は、白色に施されており、シェーディングデータを提供する。
ガイドアーム71は、コンタクトガラス53bに対して垂直方向に所定長さのガイド溝71aが形成されており、ガイド溝71aを貫通する状態で段付きネジ72が前搬送従動ローラブラケット63aに螺合されている。したがって、圧板70は、ガイドアーム71を介して、ガイドアーム71のガイド溝71aの長さだけ原稿Gの搬送面(以下、適宜、原稿搬送面ともいう。)に対して垂直方向に移動可能に、前搬送従動ローラブラケット63aに支持されている。
そして、後搬送従動ローラ(従動ローラ)55aa、55ab〜55ca、55cbは、図3に示した前搬送従動ローラ52aa、52abと同様に、後搬送従動ローラ55aa、55ab、後搬送従動ローラ55ba、55bb及び後搬送従動ローラ55ca、55cbがそれぞれ対となって、ローラ軸81a〜81bに取り付けられており、該ローラ軸81a〜81cは、軸受(ローラ支持部材)82aa、82ab〜82ca、82cbによって回転可能に支持されている。対となっている後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbは、図4に示すように、後搬送従動ローラ55aa、55abが、最小通紙幅Hnの原稿Gを適切に搬送可能な状態で副走査方向中央部に、前搬送従動ローラ52aa、52abの原稿搬送方向Pa下流側に配置され、後搬送従動ローラ55ba、55bbが、原稿搬送方向Paに向かって主走査方向左側に、後搬送従動ローラ55ca、55cbが、主走査方向右側に、図5に示すように、最大通紙幅Hmの原稿Gを適切に搬送可能な状態で、前搬送従動ローラ52ba、52bb及び前搬送従動ローラ52ca、52cbの原稿搬送方向Paの下流側に配置されている。
軸受82aa、82ab〜82ca、82cbは、後搬送従動ローラブラケット83a〜83c(図3、図5参照)に保持されており、後搬送従動ローラブラケット83a〜83cは、図4及び図5に示すように、略コの字型に形成されていて、一対の軸受82aa、82ab〜82ca、82cbをそれぞれ保持する。
後搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)83a〜83cは、図2の上下方向に示す段付きネジ(規制手段、方向規制手段)84aa、84ab〜84ca、84cbの先端側の細いネジ部が、軸受82aa、82ab〜82ca、82cb位置において、その上端面部分に螺合されることで、該段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbによって保持されている。後搬送従動ローラブラケット83a〜83cは、上記段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbの螺合部分よりも下部に、該段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbの先端側ネジ部が侵入する凹部83aa〜83ca(図2に、凹部83aaのみ記載、他の前搬送従動ローラブラケット83b〜83cも同様の構成である。)が形成されており、この凹部83aa〜83ca内に、段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbの先端側ネジ部を中心として、第1スプリング(第1弾性手段)85aa、85ab〜85ca、85cb(図2に、第1スプリング85aaのみ記載、他の第1スプリング85b、85cも同様の構成である。)が配設されている。
第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbは、軸受82aa、82ab〜82ca、82cbの上面と、後搬送従動ローラブラケット83a〜83cの凹部83aa〜83caが形成されて段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbが螺合している上面部の下面と、の間に収納されており、段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbは、この第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbの弾性力によって、その先端が、軸受82aa、82ab〜82ca、82cbの上面との間に、所定の間隔b(図6参照)を空けて浮いた状態となっている。すなわち、第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbは、軸受82aa、82ab〜82ca、82cbを後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cb方向、すなわち、原稿搬送面方向に付勢し、軸受82aa、82ab〜82ca、82cbは、その上面が、段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbのネジ部先端に当接することで、後搬送従動ローラブラケット83a〜83cに対する移動が規制される。
段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbは、上記段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの取り付けられているステー66に形成されている開口を貫通して、ネジ頭によってステー66に支持された状態となって、上記後搬送従動ローラブラケット83a〜83cに螺合されており、ステー66と後搬送従動ローラブラケット83a〜83cの上面との間に、段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbの基端側の太い芯部を中心として、第2スプリング(第2弾性手段)87aa、87ab〜87ca、87cbが配設されている。そして、後搬送従動ローラブラケット83a〜83cは、この第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの弾性力と第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbとの弾性力の力関係によって、後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと後搬送従動ローラブラケット83a〜83cとの間に原稿Gが存在しない状態で、ステー66の下面との間に、所定間隔c(図6参照)だけ空いた状態で支持された状態となっている。
なお、この第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbは、図6に示すように、自由長dを有しており、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cが上記所定間隔cを超えて原稿搬送面に対して垂直方向であって原稿搬送面から離隔する方向に移動してくると、該前搬送従動ローラブラケット63a〜63cを原稿搬送面方向に付勢する。いる。
すなわち、上記前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbは、ともに、ステー66に支持されているが、該ステー66に対して、独立して上下方向(原稿搬送面に対して垂直方向)に移動可能に支持されている。
そして、上記第1原稿センサ56は、原稿テーブル31にセットされた原稿Gが前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbとの当接位置の手前に送り込まれてきたことを検出して、図示しない制御部に検出信号を出力し、第2原稿センサ57は、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbにより読み取りセンサ部53へ搬送される原稿Gを検出して、検出結果を制御部に出力する。第3原稿センサ58は、読み取りセンサ部53で画像が読み取られて後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbによって原稿排出テーブル32へ搬送される原稿Gを検出して、検出結果を制御部に出力し、制御部は、第3原稿センサ58が原稿Gの後端を検出すると、読み取りセンサ部53の光源53cをオフにする。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタル複写装置1は、小型で安価かつ適切な荷重で原稿Gを搬送する装置を提供する。
すなわち、デジタル複写装置1は、原稿Gが原稿テーブル31にセットされて操作表示部13のスタートキーが押下されると、図示しない原稿送り機構により原稿テーブル31上の原稿Gが1枚ずつ画像読み取り部30に送り出される。
画像読み取り部30は、原稿Gが送り込まれてきたことを、第1原稿センサ56が検出すると、駆動モータが回転駆動して、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbを回転駆動させ、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbの間に原稿Gが送り込まれてくると、後述するように、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbが原稿Gの厚さに応じて、第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cbの弾性力、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cの重量及び第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cbの弾性力によって前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbが原稿搬送面に対して垂直方向に移動して、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbの回転によって搬送される原稿Gに適切な荷重を付与しつつ回転して、原稿Gを画像読み取り部30のコンタクトガラス53b上に送り出す。
画像読み取り部30は、コンタクトガラス53bに送り込まれる原稿Gを第2原稿センサ57が検出すると、コンタクトガラス53b上の読み取り位置へのコンタクトガラスの搬送タイミングを見計らって、コンタクトガラス53b上に送り出された原稿Gを、圧板70によってコンタクトガラス53bに押さえつけながら、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbによってさらに搬送しつつ、画像読み取り部30によって搬送される原稿Gの画像を読み取り、画像の読み取りが完了した原稿Gを、さらに、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbによって後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbとの当接位置に搬送する。
また、画像読み取り部30は、適時に、後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbを駆動モータによって回転駆動させ、読み取りの完了した原稿Gが送られてくると、後述するように、第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbの弾性力、後搬送従動ローラブラケット83a〜83c及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの弾性力によって後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbが原稿搬送面に対して垂直方向に移動して、後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbの回転によって搬送される原稿Gに適切な荷重を付与しつつ回転して、原稿Gを原稿排出トレイ32上に排出する。
すなわち、いま、図6に示すように、コンタクトガラス53bと圧板70の隙間を、a、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbのネジ部先端と軸受62aa、62ab〜62ca、62cbの隙間及び段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbのネジ部先端と軸受82aa、82ab〜82ca、82cbとの隙間を、b、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cとステー66間の原稿無搬送待機時の段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの胴部長及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cとステー66間の原稿無搬送待機時の段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbの胴部長を、c、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの自由長を、d及び原稿無搬送待機時の段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cb及び段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbと原稿カバー69の内面(下面)との間隙を、eとし、以下、原稿Gの厚さが、X1〜X4(X1<X2<X3<X4)まで変化したときの画像読み取り部30による原稿Gの搬送動作について、図7〜図12に基づいて、以下説明する。なお、図7〜図12においては、第1原稿センサ56、第2原稿センサ57及び第3原稿センサ58は、図示を省略している。
まず、厚さX1(X1<a)の原稿Gを搬送する場合について、図7に基づいて、以下説明する。
この場合、画像読み取り部30は、原稿Gの厚さX1は、コンタクトガラス53bと圧板70の隙間a未満(X1<a)であるので、第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbのみの荷重変化範囲であり、圧板70が原稿Gをコンタクトガラス53bに押し付けることなく、原稿Gを搬送する。
すなわち、画像読み取り部30は、第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbは、その弾性力が第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbよりも弱く、腰の弱い原稿Gを搬送するのに適した弾性力に設定されている。
したがって、画像読み取り部30は、薄く腰の弱い原稿Gを、圧板70が荷重となることなく、弾性力の弱い第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbと、回転する前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbとの適切な荷重のみで搬送することができ、原稿Gにシワ等の不具合を発生させることなく、適切に搬送することができる。
次に、厚さX2(X2>a、X2≦b)の原稿Gを搬送する場合について、図8に基づいて、以下説明する。
この場合、画像読み取り部30は、原稿Gの厚さX2は、コンタクトガラス53bと圧板70の隙間aを超えている(X1>a)ので、厚さがX1よりも増加している分だけ腰が強くなっているとともに、折り目等によってコンタクトガラス53bとの浮きを矯正させることも必要になり、圧板70は、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cに段付きネジ72と該段付きネジ72がそのガイド溝71a内に挿入されているガイドアーム71に支持されることで、原稿Gの厚さX2が隙間aよりも大きくなると、圧板70は、ガイド溝71aに沿って、太矢印で示す方向(原稿搬送面に対して垂直方向)に上昇して、厚さX2の原稿Gを、コンタクトガラス53bに押さえ付ける。したがって、原稿Gは、圧板70によってコンタクトガラス53bに押し付けられながら搬送され、浮きが防止されながら搬送される。
また、この場合、原稿Gの厚さX2が、X2=bとなるときまで、すなわち、軸受62aa、62ab〜62ca、62cbの上面が段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbのネジ部先端に当接して、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbのネジ部先端と軸受62aa、62ab〜62ca、62cbの隙間及び段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbのネジ部先端と軸受82aa、82ab〜82ca、82cbとの隙間であるbが、b=0となるまでは、第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbの弾性力のみが、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbの荷重範囲となり、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの押し付け力が過負荷となることが規制される。
次に、厚さX3(X3>a、X3>b)の原稿Gを搬送する場合について、図9に基づいて、以下説明する。
この場合、原稿Gの厚さX3が、X3>bとなっているため、厚さが増すのに伴って、重量も増加しており、画像読み取り部30は、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbでの挟持搬送時及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbでの挟持搬送時に、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの原稿Gに対する荷重が小さいと、スリップして、正確な搬送を行なうことができなくなる。
ところが、本実施例の画像読み取り部30は、X3>bとなると、ステー66を貫通している段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbが前搬送従動ローラブラケット63a〜63cに、段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbが後搬送従動ローラブラケット83a〜83cに、それぞれ固定されており、軸受62aa、62ab〜62ca、62cbの上面が段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbのネジ部先端に当接して、また、軸受82aa、82ab〜82ca、82cbの上面が段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbのネジ部先端に当接して、さらに押し上げることとなる。
したがって、画像読み取り部30は、図9に前側の段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbについて太線矢印で示すように、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cが、圧板70とともに、原稿搬送面に対して垂直方向へ移動して、d=cとなるまでは、前搬送従動ローラブラケット63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cの自重が、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbに作用し、厚さX3の原稿Gを適切な荷重で、スリップすることなく正確に搬送することができる。
そして、ここで、図10に示すように、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbによって、原稿Gが、後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの当接位置まで搬送されて、後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbが後搬送従動ローラブラケット83a〜83cとともに、持ち上げられるが、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cと後搬送従動ローラブラケット83a〜83cは、それぞれ独立して動作するため、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの原稿Gに対する押付力は、分散することなく、常に一定方向に安定して作用する。その結果、正確かつ適切な荷重で原稿Gを搬送することができる。
ところが、この場合、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cと後搬送従動ローラブラケット83a〜83cが、例えば、図11に示すように一体的に連結されていると、原稿Gが、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbのみを持ち上げるタイミングにおいても、後搬送従動ローラブラケット83a〜83cも持ち上げる動作になり、原稿Gにかかる荷重も大きくなる。このとき、後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbは、太矢印で示すように、下方(後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbの方向)に傾き、一体となっている前搬送従動ローラブラケット63a〜63cと後搬送従動ローラブラケット83a〜83cも傾いて、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbの原稿Gに対する荷重方向が、太矢印で示すように、上方向となって、安定した荷重を原稿Gに付加することができない。その結果、正確な原稿Gの搬送が困難となる。
ところが、本実施例の画像読み取り装置30は、上述のように、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cと後搬送従動ローラブラケット83a〜83cが、連結されておらず、それぞれ独立して、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbを支持しているため、相互に、他の動作に影響されることなく、原稿Gに適切な荷重を付与することができ、正確な搬送を行うことができる。
次に、厚さX4(X4>X3)の原稿Gを搬送する場合について、図11に基づいて、以下説明する。
この場合、原稿Gの厚さX4は、X4>X3となっているため、原稿Gの厚さが増すのに伴って、重量も増加しており、画像読み取り部30は、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbでの挟持搬送時及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbでの挟持搬送時に、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの原稿Gに対する押付力が小さいと、スリップして、正確な搬送を行なうことができなくなる。
ところが、本実施例の画像読み取り部30は、X4>X3となると、前搬送従動ローラブラケット63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cの重量による荷重だけでなく、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの弾性力も荷重として作用する。すなわち、この場合、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの胴部長cは、c>dの位置関係にあり、原稿Gの厚さX4が増すに従って、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbを保持しているステー66と前搬送従動ローラブラケット63a〜63cの上面との距離及びステー66と後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbの上面との距離、すなわち、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cbを保持する段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbの胴部長c及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbを保持する段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbの胴部長cの長さが短くなる。
したがって、画像読み取り部30は、X4>X3となると、c>dの差が大きくなるに従って、前搬送従動ローラブラケット63a〜63cと前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbが、段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cbにガイドされながら上昇するとともに、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cbの弾性力が増加、また、後搬送従動ローラブラケット83a〜83cと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbが、段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbにガイドされながら上昇するとともに、第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの弾性力が増加する。その結果、画像読み取り部30は、原稿Gの厚さX4が増すに従って前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbの原稿Gに作用する荷重及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cの原稿Gに作用する荷重が増加して、厚さX4が増すに従って重量の増加する原稿Gを、スリップが発生することなく、正確に搬送することができる。
なお、画像読み取り部30は、本実施例では、原稿Gの厚さX4の限界が、b+eとなっているが、この値は、デジタル複写装置1の大きさ等によって、適宜、設定することができる。
このように、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り部30が、回転駆動されシート状の原稿(媒体)Gを搬送移動させる前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbと、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbに接触して該前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbとの間に原稿Gを狭持して、該前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cb及び後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbの回転または原稿Gの移動にともなって回転する前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbと、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cb及び後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbを回転可能に支持する軸受(ローラ支持部材)62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受(ローラ支持部材)82aa、82ab〜82ca、82cbと、該軸受62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受82aa、82ab〜82ca、82cbを原稿Gの搬送面に対して垂直方向に移動可能に保持する前搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)83a〜83cと、軸受62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受82aa、82ab〜82ca、82cbを、前記搬送面の方向に所定の弾性力(第1付勢力)で付勢する第1スプリング(第1弾性手段)65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング(第1弾性手段)85aa、85ab〜85ca、85cbと、前記前搬送従動ローラブラケット63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cに取り付けられ、前記軸受62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受82aa、82ab〜82ca、82cbが前記垂直方向に所定距離だけ移動した位置で、前搬送従動ローラブラケット63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cに対する該軸受62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受82aa、82ab〜82ca、82cbの移動を規制する段付きネジ(規制手段)64aa、64ab〜64ca、64cb及び段付きネジ(規制手段)84aa、84ab〜84ca、84cbと、該段付きネジ64aa、64ab〜64ca、64cb及び段付きネジ84aa、84ab〜84ca、84cbが軸受62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受82aa、82ab〜82ca、82cbの移動を規制することで前記垂直方向に移動される前記前搬送従動ローラブラケット63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cを、前記搬送面の方向に所定の弾性力(第2付勢力)で付勢する第2スプリング(第2弾性手段)67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング(第2弾性手段)87aa、87ab〜87ca、87cbと、前記前搬送従動ローラブラケット63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット83a〜83cの移動方向及び前記第1スプリング(第1弾性手段)65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング(第1弾性手段)85aa、85ab〜85ca、85cbと前記第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの付勢方向を前記垂直方向に規制する段付きネジ(方向規制手段)64aa、64ab〜64ca、64cb及び段付きネジ(方向規制手段)84aa、84ab〜84ca、84cbと、を備えている。
したがって、弾性力の異なる第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cbと第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cb及び第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cbと第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbによって、搬送媒体である原稿Gの厚さに応じた荷重を搬送媒体にかけながら搬送することができ、小型で安価かつ適切な荷重で媒体である原稿Gを搬送することができる。その結果、搬送媒体である原稿Gにシワ等を発生させることなく、正確な搬送速度で搬送することができる。
また、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り部30の第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbとして、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbの弾性力(第2付勢力)よりも所定量弱い弾性力(第1付勢力)を有している。
したがって、薄い媒体には、弱い弾性力を、厚い媒体には、強い弾性力を付与することができ、小型で安価かつより適切な荷重で媒体を搬送する装置を提供することができる。その結果、搬送媒体である原稿Gにシワ等を発生させることなく、より正確な搬送速度で搬送することができる。
さらに、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り部30の第1スプリング65aa、65ab〜65ca、65cb及び第1スプリング85aa、85ab〜85ca、85cbが、軸受(ローラ支持部材)62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受(ローラ支持部材)82aa、82ab〜82ca、82cbの移動量に応じて増大する方向に変化する弾性力(第1付勢力)を有し、第2スプリング67aa、67ab〜67ca、67cb及び第2スプリング87aa、87ab〜87ca、87cbが、前搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)63a〜63c及び後搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)83a〜83cの移動量に応じて増大する方向に変化する弾性力(第2付勢力)を有している。
したがって、薄い媒体から厚い媒体まで、媒体の厚さに応じた弾性力を付与することができ、小型で安価かつより一層適切な荷重で媒体を搬送することができる。その結果、搬送媒体である原稿Gにシワ等を発生させることなく、より一層正確な搬送速度で搬送する装置を提供することができる。
また、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り部30の段付きネジ(規制手段)64aa、64ab〜64ca、64cb及び段付きネジ(規制手段)84aa、84ab〜84ca、84cbが、軸受(ローラ支持部材)62aa、62ab〜62ca、62cb及び軸受(ローラ支持部材)82aa、82ab〜82ca、82cbの移動の規制位置を適宜設定可能である。
したがって、利用形態に応じて媒体に付与する荷重を調整することができ、より一層正確な搬送を行うことができる。
さらに、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り手段である読み取りセンサ部53と同じ下側に、前搬送駆動ローラ51aa、51ab〜51ca、51cbと後搬送駆動ローラ54aa、54ab〜54ca、54cbが位置する状態で、画像読み取り部30が配設されている。
したがって、小型で安価な画像読み取り部30によって、適切な荷重で媒体である原稿Gを搬送することができ、原稿Gにシワ等を発生させることなく、正確な搬送速度で搬送することができる。
また、本実施例のデジタル複写装置1は、読み取りセンサ部53を挟んで、原稿Gの搬送方向の上流側と下流側に、前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbと後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbが配設され、上流側の前搬送従動ローラ52aa、52ab〜52ca、52cbと下流側の後搬送従動ローラ55aa、55ab〜55ca、55cbが、原稿Gの搬送に伴って、相互に独立して原稿搬送面に対して垂直方向の移動動作を行う。
したがって、より一層原稿Gに適切な荷重を付与して搬送することができ、原稿Gにシワ等を発生させることなく、より一層正確な搬送速度で搬送することができる。
さらに、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り部30が、読み取りセンサ部53のコンタクトガラス53の上部位置で、原稿Gを該コンタクトガラス53に押し付ける圧板(押し付け部材)70が、前搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)63a〜63cに取り付けられている。
したがって、原稿Gをコンタクトガラス53に密接させた状態で搬送することができ、原稿Gの画像の読み取り精度を向上させることができる。
また、本実施例のデジタル複写装置1は、画像読み取り部30が、読み取りセンサ部53のコンタクトガラス53の上部位置で、原稿Gを該コンタクトガラス53に押し付ける圧板(押し付け部材)70が、前搬送従動ローラブラケット(ブラケット部材)63a〜63cに前記垂直方向に所定量移動可能に取り付けられている。
したがって、原稿Gをコンタクトガラス53に密接させた状態で搬送することができ、原稿Gの画像の読み取り精度を向上させることができる。
なお、上記説明においては、デジタル複写装置1の画像読み取り装置30に適用した場合について説明したが、画像形成装置としての画像形成部6の媒体である記録紙等の用紙搬送にも、同様に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 デジタル複写装置
2 本体筐体
3 カセット給紙部
4 ロール給紙部
5 搬送部
6 画像形成部
7 排紙部
8 排紙トレイ
21 感光体
22 帯電チャージャ
23 光書き込み部
24 現像ユニット
25 転写チャージャ
26 分離チャージャ
27 レジストローラ
28 定着部
30 画像読み取り部
31 原稿テーブル
32 原稿排出テーブル
33 操作表示部
51aa、51ab〜51ca、51cb 前搬送駆動ローラ
52aa、52ab〜52ca、52cb 前搬送従動ローラ
53 読み取りセンサ部
53a センサ本体筐体
53b コンタクトガラス
53c 光源
53d セルフォックレンズ
53e 電荷結合素子
54aa、54ab〜54ca、54cb 後搬送駆動ローラ
55aa、55ab〜55ca、55cb 後搬送従動ローラ
56 第1原稿センサ
57 第2原稿センサ
58 第3原稿センサ
59 下面ガイド板
61a〜61b ローラ軸
62aa、62ab〜62ca、62cb 軸受
63a〜63c 前搬送従動ローラブラケット
64aa、64ab〜64ca、64cb 段付きネジ
65aa、65ab〜65ca、65cb 第1スプリング
66 ステー
67aa、67ab〜67ca、67cb 第2スプリング
68 固定ネジ
69 原稿カバー
70 圧板
71 ガイドアーム
71a ガイド溝
72 段付きネジ
81a〜81b ローラ軸
82aa、82ab〜82ca、82cb 軸受
83a〜83c 後搬送従動ローラブラケット
84aa、84ab〜84ca、84cb 段付きネジ
85aa、85ab〜85ca、85cb 第1スプリング
87aa、87ab〜87ca、87cb 第2スプリング
特開2005−333204号公報

Claims (9)

  1. 回転駆動されシート状の媒体を搬送移動させる駆動ローラと、
    前記駆動ローラに接触して該駆動ローラとの間に前記媒体を狭持して、該駆動ローラの回転または該媒体の移動にともなって回転する従動ローラと、
    前記従動ローラを回転可能に支持するローラ支持部材と、
    前記ローラ支持部材を前記媒体の搬送面に対して垂直方向に移動可能に保持するブラケット部材と、
    前記ローラ支持部材を、前記搬送面の方向に所定の第1付勢力で付勢する第1弾性手段と、
    前記ブラケット部材に取り付けられ、前記ローラ支持部材が前記垂直方向に所定距離だけ移動した位置で前記ブラケット部材に対する該ローラ支持部材の移動を規制する規制手段と、
    前記規制手段が前記ローラ支持部材の移動を規制することで前記垂直方向に移動される前記ブラケット部材を、前記搬送面の方向に所定の第2付勢力で付勢する第2弾性手段と、
    前記ブラケット部材の移動方向及び前記第1弾性手段と前記第2弾性手段の付勢方向を前記垂直方向に規制する方向規制手段と、
    を備えていることを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記第1弾性手段は、
    前記第2弾性手段の前記第2付勢力よりも所定量弱い前記第1付勢力を有していることを特徴とする請求項1記載の媒体搬送装置。
  3. 前記第1弾性手段は、
    前記第1付勢力が、前記ローラ支持部材の移動量に応じて増大する方向に変化し、
    前記第2弾性手段は、
    前記第2付勢力が、前記ブラケット部材の移動量に応じて増大する方向に変化することを特徴とする請求項1または請求項2記載の媒体搬送装置。
  4. 前記規制部材は、
    前記ローラ支持部材の移動の規制位置を適宜設定可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の媒体搬送装置。
  5. 媒体搬送手段によって搬送されるシート状の原稿媒体の画像を、該原稿媒体の下側に配設されている画像読み取り手段で読み取る画像読み取り装置において、
    前記媒体搬送手段は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の媒体搬送装置であって、前記駆動ローラが、前記画像読み取り手段と同じ前記原稿媒体の搬送面より下側に配設されていることを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 前記画像読み取り装置は、
    請求項1から請求項4に記載の前記媒体搬送装置が、前記画像読み取り手段を挟んで、前記原稿の搬送方向の上流側と下流側に配設され、
    上流側の前記媒体搬送装置の前記従動ローラと下流側の前記媒体搬送装置の前記従動ローラは、
    前記原稿の搬送に伴って、相互に独立して前記垂直方向の移動動作を行うことを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。
  7. 上流側の前記媒体搬送装置は、
    前記画像読み取り手段の上部位置で、前記原稿媒体を該画像読み取り手段に押し付ける押し付け部材が、前記ブラケット部材に取り付けられていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の画像読み取り装置。
  8. 上流側の前記媒体搬送装置は、
    前記押し付け部材が、前記ブラケット部材に前記垂直方向に所定量移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項7記載の画像読み取り装置。
  9. 媒体搬送手段によって搬送されるシート状の記録媒体に画像形成手段で画像を形成出力する画像形成装置において、
    前記媒体搬送手段は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の媒体搬送装置であることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078053A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 株式会社リコー 原稿搬送装置、及び、画像形成装置
CN105347113A (zh) * 2015-11-06 2016-02-24 苏州布舞佳乡纺织科技有限公司 一种减振式纺织卷辊装置

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