JP2013183722A - ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法 - Google Patents

ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013183722A
JP2013183722A JP2012053595A JP2012053595A JP2013183722A JP 2013183722 A JP2013183722 A JP 2013183722A JP 2012053595 A JP2012053595 A JP 2012053595A JP 2012053595 A JP2012053595 A JP 2012053595A JP 2013183722 A JP2013183722 A JP 2013183722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earthworm
flooring
fiber material
value
culture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012053595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinnosuke Wakimoto
真之介 脇本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKI PHARMACEUTICAL CO Ltd
Original Assignee
WAKI PHARMACEUTICAL CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WAKI PHARMACEUTICAL CO Ltd filed Critical WAKI PHARMACEUTICAL CO Ltd
Priority to JP2012053595A priority Critical patent/JP2013183722A/ja
Publication of JP2013183722A publication Critical patent/JP2013183722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ミミズの加工品に残存する砒素や重金属等の不要成分を低減する。
【解決手段】植物性繊維質材をPH調整液に浸す又はPH調整液で濡らすことで植物性繊維質材のPH値を所定値に調整するとともに植物性繊維質材に含まれる砒素又は重金属をPH調整液中に溶出させて植物性繊維質材から分離除去し、その後、該植物性繊維質材の含水量を調整することでミミズ養殖用床材を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、健康食品や薬剤などに用いられるミミズの養殖・加工のための技術に関する。
従来、ミミズ乾燥粉末(健康食品用・薬剤用の加工品の一例)の原料となるミミズは、土で養殖床を形成した養殖容器内において土とは別途に餌を与えて飼育されており、近年では、ミミズの生体能力の向上により薬理作用が高まるのを期待して、養殖床を形成する土として牛糞や菌床残渣を混合した栄養化の高い土を使用したり、餌としてデンプン質やパルプ等の有機性のものを使用したりしている。
そして、ミミズ乾燥粉末は、上記の方法で養殖されたミミズの生体に対し、ミミズの消化管内の土や内容物を吐き出させる不要成分除去処理を行った後、摩砕処理や乾燥処理等の各種の処理を施して製造されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特許第4699974号公報
ところが、上記従来の技術では、製造過程で不要成分除去処理を行うものの、製造されたミミズ乾燥粉末に砒素や重金属等の不要成分が残留し易い問題があった。
しかも、ミミズには死亡時点から薬理作用が徐々に低下する特性があるため、不要成分除去処理能力を高めるべく強力な薬剤を使用すれば、ミミズが死亡して薬理作用が大幅に低減する虞があり、このことが、上記問題の解消を困難なものにしていた。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、ミミズ粉末などの健康食品用・薬剤用の加工品に砒素や重金属等の不要成分が残存するのを効果的に抑止し得るミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、ミミズ養殖用床材の製造方法に係り、その特徴は、植物性繊維質材をPH調整液に浸す又はPH調整液で濡らすことで該植物性繊維質材のPH値を所定値に調整するとともに該植物性繊維質材に含まれる砒素又は重金属をPH調整液中に溶出させて該植物性繊維質材から分離除去し、その後、該植物性繊維質材の含水量を調整することでミミズ養殖用床材を形成する点にある。
つまり、通常の土には砒素や重金属が少なからず含まれているため、土を養殖床としてミミズを養殖する場合では、その養殖過程での土との接触や土を体内に含むなどによって土を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積される。
また、土を養殖床としてミミズを養殖する場合、別途に餌を与えるが、通常の餌には砒素や重金属が少なからず含まれているため、その養殖過程で餌を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積される。
これに対し、上記構成によれば、植物性繊維質材に含まれる砒素又は重金属をPH調整液中に溶出させて植物性繊維質材から分離除去して構成されたミミズ養殖用床材を得ることができるから、この砒素や重金属が分離除去されたミミズ養殖用床材を養殖床としてミミズを養殖することで、上述の如く土を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積されるのを抑止することができる。
また、ミミズは植物性繊維質材を食するため、この植物性繊維質材からなるミミズ養殖用床材を餌にしてミミズを飼育することができ、これにより、上述の如く餌を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積されるのも抑止することができる。
しかも、研究の結果、ミミズの養殖床のPH値が中性又はそれに近いアルカリ性寄りの領域の場合に繁殖能力や薬理作用を発揮する酵素活性が高くなるなど、ミミズの養殖床のPH値が繁殖能力や酵素活性に大きく影響することを知見したことから、上記特徴構成によれば、PH調整液によって所望のPH値に調整されたミミズ養殖用床材を養殖床としてミミズを養殖することが可能になり、これにより、高い繁殖能力を発揮させて生産効率を高めたり、或いは、健康食品用・薬剤用の加工品に適した酵素活性の高いミミズを生産したりすることができる。
さらに、上記構成によれば、PH値を調整するためのPH調整液を砒素や重金属を分離除去するための不要成分溶出液に兼用するから、PH値が目標値に調整され且つ砒素や重金属が除去されたミミズ養殖用床材を効率的に得ることができる。
従って、ミミズ粉末などの健康食品用・薬剤用の加工品に砒素や重金属等の不要成分が残存するのを効果的に抑止することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記PH調整液としてアルカリ性溶液を用いて前記植物性繊維質材のPH値を6.3〜9.5に調整する点にある。
つまり、ミミズの養殖床のPH値が6.3〜9.5の中性又はそれに近いアルカリ性寄りの領域にある場合では、ミミズの養殖床のPH値が酸性寄りの領域にある場合に比べ、ミミズの繁殖能力が高くなる傾向が認められた。
それ故に、上記構成によれば、ミミズの繁殖能力が高い傾向を示した6.3〜9.5のPH値に調整されたミミズ養殖用床材を得ることができるから、このミミズ養殖用床材を養殖床としてミミズを養殖することで、生産効率を高めることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記植物性繊維質材のPH値を6.6〜7.7に調整する点にある。
つまり、研究の結果(図4参照)、PH値が6.6〜7.7の養殖床で養殖されたミミズは、PH値が6.2〜6.5の養殖床で養殖されたミミズよりも、酵素活性(具体的には、t−PA活性とプラスミン活性)が高い傾向にあることを知見した。
それ故に、上記構成によれば、養殖されたミミズの酵素活性が高い傾向を示すPH値に調整されたミミズ養殖用床材を得ることができるから、このミミズ養殖用床材を養殖床としてミミズを養殖することで、健康食品用・薬剤用の加工品に適した酵素活性の高いミミズを生産することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記植物性繊維質材のPH値を7.0〜7.3に調整する点にある。
つまり、研究の結果(図4参照)、特にPH値が7.0〜7.3の養殖床で養殖されたミミズは、PH値が6.2〜6.5の養殖床で養殖されたミミズよりも、酵素活性(具体的には、t−PA活性、プラスミン活性)が大幅に高い傾向にあることを知見した。
それ故に、上記構成によれば、養殖されたミミズの酵素活性が特に高い傾向を示すPH値に調整されたミミズ養殖用床材を得ることができるから、このミミズ養殖用床材を養殖床としてミミズを養殖することで、健康食品用・薬剤用の加工品に一層適した酵素活性の一層高いミミズを生産することができる。
本発明の第5特徴構成は、ミミズ養殖方法に係り、その特徴は、上記第1〜第4特徴構成のいずれかに記載の製造方法で製造されたミミズ養殖用床材をミミズ養殖用容器内に敷き詰めてミミズ養殖用床を形成し、そのミミズ養殖用容器内でミミズ養殖用床材を餌にしてミミズを飼育する点にある。
つまり、通常の土や餌には砒素や重金属が少なからず含まれているため、土で養殖床として市販の餌を与えてミミズを飼育する場合では、土との接触や土を体内に含むなどのことで土を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積され、また、餌を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積される。
これに対し、上記構成によれば、前述したミミズ養殖用床材の製造方法により製造されたミミズ養殖用床材、すなわち、所望のPH値に調整され且つ砒素や重金属が除去されたミミズ養殖用床材で養殖床を形成し、しかも、このミミズ養殖用床材を餌としてミミズを飼育するから、養殖過程で土や餌を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積されるのを抑止することができる。
さらに、ミミズ養殖用床材による養殖床のPH調整によって、高い生産効率を得たり、健康食品用・薬剤用の加工品に適した酵素活性の高いミミズを生産したりことができる。
従って、ミミズ粉末などの健康食品用・薬剤用の加工品に砒素や重金属等の不要成分が残存するのを効果的に抑止することができる。
本発明の第6特徴構成は、ミミズ乾燥粉末の製造方法に係り、その特徴は、上記第5特徴構成に記載のミミズ養殖方法で飼育されたミミズの生体を砕いて乾燥することでミミズ乾燥粉末を形成する点にある。
上記構成によれば、前述したミミズ養殖方法により製造されたミミズ、すなわち、砒素や重金属が生物濃縮により蓄積されるのが抑止され、かつ、高い繁殖能力や高い酵素活性を有するミミズを原料とするから、酵素活性の低下を招く虞のある強力な除去処理などを不要としながらも、砒素や重金属等の不要成分の少ない安全性の高いミミズ乾燥粉末、しかも、生産効率や薬理作用の高いミミズ乾燥粉末を得ることができる。
ミミズ養殖用床材の製造工程を示すフローチャート ミミズ乾燥粉末の製造工程を示すフローチャート PH調整液による細断物のPH調整の例を示す表 養殖床のPH値と酵素活性の関係を示す表 ミミズ養殖用床材中の砒素・重金属の分析結果を示す表
以下、本発明に係るミミズ養殖用床材の製造方法、ミミズ養殖方法、ミミズ乾燥粉末の製造方法について、図面を参照して各工程を説明する。
(ミミズ養殖用床材の製造工程)
図1に示すように、本ミミズ養殖用床材の製造工程では、先ず、ヤシ等の植物性繊維質材(本例ではヤシを採用)を用意し、その植物性繊維材を市販の細断機等で細断して植物性繊維質材の細断物を得る(細断処理S11)。なお、植物性繊維質材としては、ヤシに限らず、パイナップル、ココナッツ、水コケ、ピーナッツ殻などの種々のものを採用できる。
次に、植物性繊維質材の細断物を専用トレイ(容器の一例)に入れるとともに該トレイ内にPH調整液を加え、植物性繊維質材をPH調整液に浸すことで、植物性繊維質材にPH調整液を浸潤させる(PH調整・不要成分溶出処理S12)。
この処理により、細断物のPH値を調整するとともに、砒素や重金属等の不要成分をPH調整液中に溶出させて細断物から該不要成分を分離除去する。なお、浸潤期間は3時間〜10日間が好ましく、本例では1日間を採用している。
なお、本例ではアルカリ性溶液の一例である水酸化カルシウム溶液(具体的には、後述する試薬B)をPH調整液に採用し、細断物のPH値を7.0〜7.3に調整するようにしている。
図3は、PH値の異なる3種の試液A〜CをPH調整液として、植物性繊維質材の細断物(具体的には、ヤシ繊維)に浸潤させた実験の結果であり、この結果から明らかなように、PH調整液のPH値を適宜に調整することで、浸潤後の細断物のPH値を適宜の目標値に調整することができる。
また、ミミズの養殖床のPH値が6.3〜9.5の中性又はそれに近いアルカリ性寄りの領域にある場合では、ミミズの養殖床のPH値が酸性寄りの領域にある場合に比べ、ミミズの繁殖能力が高い傾向が認められた。
さらに、図4に示すように、養殖床のPH値とミミズの酵素活性との関係を実験により調べたところ、PH値が6.6〜7.7の領域の養殖床で養殖されたミミズは、PH値が6.2〜6.5の領域の養殖床で養殖されたミミズよりも、採取された酵素の活性(具体的には、t−PA活性、プラスミン活性)が高い値を示すこと、及び、特にPH値が7.0〜7.3の領域の養殖床で養殖されたミミズは、PH値が6.2〜6.5の領域の養殖床で養殖されたミミズよりも、採取された酵素の活性が大幅に高い値を示すことを知見した。
それ故に、この処理では、細断物のPH値を6.3〜9.5に調整するのが生産性向上の面から好ましく、更に、薬理作用向上の面から細断物のPH値を6.6〜7.7、特に、7.0〜7.3に調整するのが最適である。
そして、このPH調整・不要成分溶出処理の後、水酸化カルシウム等の多孔質材をトレイ内に投入して攪拌し、PH調整液中に溶出した不要成分を多孔質材に吸着させる(不要成分捕集処理S13)。
その後、トレイから細断物を取り出して乾燥することで細断物の含水量を調整し、ミミズ養殖用床材を得る(乾燥処理S14)。なお、ミミズ養殖用床材をすぐに使用せずに暫く保存する場合には、含水量を10〜20%程度まで低減させるのが好ましい。
図5に示すように、この製造方法で製造されたミミズ養殖用床材は、3回の分析試験のいずれにおいても、砒素・重金属の検出値が基準値未満であった。
つまり、この製造方法は、PH値を調整するためのPH調整液を砒素や重金属を分離除去するための不要成分溶出液に兼用するから、PH値が目標値に調整され且つ砒素や重金属が除去されたミミズ養殖用床材を効率的に得ることができる。
(ミミズ養殖工程)
図示は省略するが、このミミズの養殖工程では、前述した製造工程で製造されたミミズ養殖用床材を養殖容器内に敷き詰め、適宜に含水量を調整してミミズ養殖床を形成し、その容器内でミミズ養殖用床材を餌にしてミミズ(本例では、ルンブルクスルベルスと呼称される赤ミミズ)を飼育する。
つまり、通常の土や餌には砒素や重金属が少なからず含まれているため、土で養殖床として市販の餌を与えてミミズを飼育する場合では、土との接触や土を体内に含むなどのことで土を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積され、また、餌を介してミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積されるのに対し、このミミズ養殖方法では、前述したミミズ養殖用床材の製造方法により製造されたミミズ養殖用床材、すなわち、PH値が目標値に調整され且つ砒素や重金属が除去されたミミズ養殖用床材で養殖床を形成し、しかも、このミミズ養殖用床材を餌としてミミズを飼育するから、養殖過程でミミズに砒素や重金属が生物濃縮により蓄積されるのを効果的に抑止することができ、砒素や重金属が含有量の少ないミミズを得ることができる。
また、PH値が所定値(本例では、7.0〜7.3)に調整された養殖床により飼育することで、酵素活性が高い値を示すミミズを得ることができる。
(ミミズ乾燥粉末の製造工程)
図2に示すように、このミミズ乾燥粉末の製造工程(略言すれば、ミミズ粉末化工程)では、前述した養殖工程で養殖されたミミズの生体を、明所で所定時間(例えば、24時間)放置してミミズの自己防衛特性により消化管内の土や内容物を吐き出させ、その後、アルカリ性溶液(例えば、演歌ナトリウムを20倍以上の濃度に希釈したもの)で浸潤することにより、残りの内容物までも吐き出させる(洗浄・内容物除去処理S21)。
次に、洗浄処理後のミミズの生体をホモジナイザー等の市販の摩砕機で摩砕し(摩砕処理S22)、その摩砕物を還元水に入れたのちに更に多孔質材(例えば、沈降炭酸カルシウム)を混入して攪拌することで、砒素又は重金属を多孔質材に吸着させる(不要成分捕集処理S23)。
その後、遠心分離機や濾過機により液状部分を抽出し(液状部分抽出処理S24)、所謂、凍結真空乾燥処理(乾燥処理S25)を施して液状部分を乾燥させてミミズ乾燥粉末を得る。
つまり、このミミズ粉末化工程では、前述したミミズ養殖方法により製造されたミミズ、すなわち、t−PA活性・プラスミン活性の両方が高くて砒素又は重金属の含有量も少ないミミズを原料とするから、酵素活性の低下を招く虞のある強力な除去処理などを不要としながらも、砒素や重金属等の不要成分の少ない安全性の高いミミズ乾燥粉末、しかも、生産効率や薬理作用の高いミミズ乾燥粉末を得ることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)前述の実施形態では、ミミズ養殖用床材を製造するのに、植物性繊維質材の細断物をPH調整液に浸す又は濡らして、PH値を所定値に調整するとともに砒素又は重金属をPH調整液中に溶出させる場合を例に示したが、これに代え、植物性繊維質材を粗く切断したもの、或いは、植物性繊維質材そのものをPH調整液に浸す又は濡らして、PH値を所定値に調整するとともに砒素又は重金属をPH調整液中に溶出させるようにしてもよい。
(2)前述の実施形態では、ミミズ養殖用床材を製造するのに、PH調整・不要成分溶出処理S12の後、不要成分捕集処理S13を行う場合を例に示したが、乾燥処理において細断物をPH調整液の入ったトレイから取り出すことで不要成分をある程度は分離除去できることから、不要成分捕集処理S13は必要に応じて行えばよい。
(3)前述の実施形態では、ミミズ養殖用床材を製造するのに、ミミズ養殖用床材をPH調整液に浸す又は濡らす処理を1回だけ行う場合を例に示したが、複数回行うようにしてもよい。
(4)前述の実施形態では、細断物のPH値を7.0〜7.3に調整する場合を例に示したが、細断物のPH値は目的に応じて種々の値に調整すればよい。
(5)前述の実施形態では、養殖及び粉末化するミミズの例として、赤ミミズを例に示したが、本発明は、健康食品用・薬剤用又はそれ以外の目的で用いられる種々のミミズに適用することができる。
S11 細断処理
S12 PH調整・不要成分溶出処理
S13 不要成分捕集処理
S14 乾燥処理
S21 洗浄・内容物除去処理
S22 摩砕処理
S23 不要成分捕集処理
S24 液状部分抽出処理
S25 乾燥処理

Claims (6)

  1. 植物性繊維質材をPH調整液に浸す又はPH調整液で濡らすことで該植物性繊維質材のPH値を所定値に調整するとともに該植物性繊維質材に含まれる砒素又は重金属をPH調整液中に溶出させて該植物性繊維質材から分離除去し、その後、該植物性繊維質材の含水量を調整することでミミズ養殖用床材を形成するミミズ養殖用床材の製造方法。
  2. 前記PH調整液としてアルカリ性溶液を用いて前記植物性繊維質材のPH値を6.3〜9.5に調整する請求項1記載のミミズ養殖用床材の製造方法。
  3. 前記植物性繊維質材のPH値を6.6〜7.7に調整する請求項2記載のミミズ養殖用床材の製造方法。
  4. 前記植物性繊維質材のPH値を7.0〜7.3に調整する請求項3記載のミミズ養殖用床材の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法で製造されたミミズ養殖用床材をミミズ養殖用容器内に敷き詰めてミミズ養殖用床を形成し、そのミミズ養殖用容器内でミミズ養殖用床材を餌にしてミミズを飼育するミミズ養殖方法。
  6. 請求項5記載のミミズ養殖方法で飼育されたミミズの生体を砕いて乾燥することでミミズ乾燥粉末を形成するミミズ乾燥粉末の製造方法。
JP2012053595A 2012-03-09 2012-03-09 ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法 Pending JP2013183722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012053595A JP2013183722A (ja) 2012-03-09 2012-03-09 ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012053595A JP2013183722A (ja) 2012-03-09 2012-03-09 ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013183722A true JP2013183722A (ja) 2013-09-19

Family

ID=49385736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012053595A Pending JP2013183722A (ja) 2012-03-09 2012-03-09 ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013183722A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5505750B1 (ja) * 2013-09-03 2014-05-28 ワキ製薬株式会社 ミミズ乾燥粉末製造方法
CN105268715A (zh) * 2014-05-30 2016-01-27 上海市环境科学研究院 一种提取土壤生物体内重金属的方法
CN105724320A (zh) * 2016-02-03 2016-07-06 安徽乙地生态科技有限公司 一种利用蓝藻养殖蚯蚓的方法
CN106332846A (zh) * 2016-08-26 2017-01-18 苫君强 降低蚯蚓对粪料中铅元素吸收富集的养殖方法
CN107347818A (zh) * 2017-09-22 2017-11-17 湖南湘产农业发展有限公司 一种用于蚯蚓养殖的培养基料及蚯蚓养殖方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50148181A (ja) * 1974-05-21 1975-11-27
JPS50157172A (ja) * 1974-06-07 1975-12-18
JPS5169058A (en) * 1974-12-06 1976-06-15 Nippon Nogyo Shizai Kk Jinkotekishiryo nyoru mimizufuno ryoshita hiryo
JPS5381393A (en) * 1976-12-18 1978-07-18 Zenichi Kawashima Method for producing earthworms for feeding and medical use and earthworm excremental soil for fertilizer by utilizing droppings of swine* chicken0and cattle etc* and wastes from processes for process
JPS5758836A (en) * 1980-09-24 1982-04-08 Yoshirou Takeda Earthwarm breeding bed
JPS57167789A (en) * 1981-04-07 1982-10-15 Fukuokashi Treatment for waste liquid containing heavy metal
JPS6051679A (ja) * 1983-08-29 1985-03-23 佐藤 敏一 みみずの糞粒肥料の製造方法
JPH01206937A (ja) * 1988-02-16 1989-08-21 Meidensha Corp ミミズの養殖方法
JP2001347264A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Shimadzu Corp 水処理装置及び水処理方法
JP2005193114A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Shinryo Corp 植物中の重金属の抽出方法
JP2007283234A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Mhi Solution Technologies Co Ltd 建築廃材から有害金属成分を除去する方法
JP4699974B2 (ja) * 2006-09-29 2011-06-15 Well Stone 有限会社 ミミズ乾燥粉末の製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50148181A (ja) * 1974-05-21 1975-11-27
JPS50157172A (ja) * 1974-06-07 1975-12-18
JPS5169058A (en) * 1974-12-06 1976-06-15 Nippon Nogyo Shizai Kk Jinkotekishiryo nyoru mimizufuno ryoshita hiryo
JPS5381393A (en) * 1976-12-18 1978-07-18 Zenichi Kawashima Method for producing earthworms for feeding and medical use and earthworm excremental soil for fertilizer by utilizing droppings of swine* chicken0and cattle etc* and wastes from processes for process
JPS5758836A (en) * 1980-09-24 1982-04-08 Yoshirou Takeda Earthwarm breeding bed
JPS57167789A (en) * 1981-04-07 1982-10-15 Fukuokashi Treatment for waste liquid containing heavy metal
JPS6051679A (ja) * 1983-08-29 1985-03-23 佐藤 敏一 みみずの糞粒肥料の製造方法
JPH01206937A (ja) * 1988-02-16 1989-08-21 Meidensha Corp ミミズの養殖方法
JP2001347264A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Shimadzu Corp 水処理装置及び水処理方法
JP2005193114A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Shinryo Corp 植物中の重金属の抽出方法
JP2007283234A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Mhi Solution Technologies Co Ltd 建築廃材から有害金属成分を除去する方法
JP4699974B2 (ja) * 2006-09-29 2011-06-15 Well Stone 有限会社 ミミズ乾燥粉末の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5505750B1 (ja) * 2013-09-03 2014-05-28 ワキ製薬株式会社 ミミズ乾燥粉末製造方法
CN105268715A (zh) * 2014-05-30 2016-01-27 上海市环境科学研究院 一种提取土壤生物体内重金属的方法
CN105724320A (zh) * 2016-02-03 2016-07-06 安徽乙地生态科技有限公司 一种利用蓝藻养殖蚯蚓的方法
CN106332846A (zh) * 2016-08-26 2017-01-18 苫君强 降低蚯蚓对粪料中铅元素吸收富集的养殖方法
CN107347818A (zh) * 2017-09-22 2017-11-17 湖南湘产农业发展有限公司 一种用于蚯蚓养殖的培养基料及蚯蚓养殖方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Atila Compositional changes in lignocellulosic content of some agro-wastes during the production cycle of shiitake mushroom
US9980912B2 (en) Biochars for use with animals
JP2013183722A (ja) ミミズ養殖用床材の製造方法、及び、ミミズ養殖方法、並びに、ミミズ乾燥粉末の製造方法
CN103435408B (zh) 一种滑菇栽培料配伍及此栽培料的制作方法
CN102160629A (zh) 一种生葛根全粉的制备方法
Kim et al. Yield, nutrient characteristics, ruminal solubility and degradability of spent mushroom (Agaricus bisporus) substrates for ruminants
CN104186424B (zh) 利用丝光绿蝇幼虫生物处理不适用鲜烟叶同时获得有机肥和生物蛋白的方法
TW201540193A (zh) 將農業廢棄物轉化為動物飼料與其他有價值原料的系統與方法
KR101633545B1 (ko) 해조류를 이용한 사료의 제조방법
JP2019025479A (ja) フレキシブル精米方法
CN101496554B (zh) 一种大蒜秸秆浸膏粉及提取方法
CN104028239A (zh) 一种新型竹笋超微粉吸附剂及其制备方法
KR101452951B1 (ko) 감 껍질을 포함한 발효사료 조성물 및 그 제조방법
CN104186909A (zh) 利用大头金蝇幼虫生物处理不适用鲜烟叶同时获得有机肥和生物蛋白的方法
WO2009145217A1 (ja) 竹素材、竹素材の製造方法、竹混合材料及び竹混合材料の製造方法
EP2910115B1 (en) Method for preparing animal litter
EP2939526A1 (en) Method for processing casing soil
JP2016047513A (ja) オイルパーム幹細胞壁粒子及び維管束構造物を精製してオイルパーム幹植物細胞壁粉末製造方法
EP2992754A1 (en) Method for processing casing soil
Ghoshal Population dynamics and biochemical fluctuations in relation to the infestation of tetranychus neocaledonichus andre on the leaves of Tulsi (Ocimum sanctum)
CN207803422U (zh) 一种猪饲料颗粒精加工设备
KR20190142332A (ko) 쌀가공 부산물을 이용한 사료 제조 방법
CN216164900U (zh) 一种茶叶杀菌干燥装置
KR101351463B1 (ko) 갈조류 건조방법
CN208532631U (zh) 一种生物有机肥的生产机

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160127