JP2013183373A - 興味度合い推定装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴コンテンツに対するユーザの興味の度合いをより正確に推定する。
【解決手段】マイクロブログサービスサーバ300からユーザが視聴した放送番組に対する投稿情報を受信すると共に、生体情報取得装置200から当該ユーザの生体情報を受信して、これらの投稿情報及び生体情報の各時刻における変化量をそれぞれ算出する。そして、この算出された投稿情報の各時刻における変化のうちその変化量がしきい値を超える変化特性の数を盛り上がり回数としてカウントすると共に、上記算出された投稿情報及び生体情報の各時刻における変化のうちその変化量が上記しきい値を超えかつその変化タイミングが互いに同期する変化の数を同調回数としてカウントし、この盛り上がり回数に対する同調回数の割合を上記放送番組に対するユーザの興味度合いを表す情報として算出する。
【選択図】図1

Description

この発明は、視聴コンテンツに対するユーザの興味度合いを推定する興味度合い推定装置、方法及びプログラムに関する。
近年、視聴履歴や録画履歴を用いてユーザに適したテレビジョン番組を推薦するといった機能を搭載したテレビジョン番組レコーダなどが商品化されている。しかし既存の機器では、ユーザが興味をもってその番組を視聴していたのか、単に眺めるだけのいわゆる「ながら見」をしていたのかを区別することができない。このため、ユーザが興味をもって視聴した番組も、また「ながら見」していただけの番組も、同等の興味度合いと判定され、番組に対する推薦精度が低下してしまうという問題がある。
そこで、ユーザによる番組の選択操作等をモニタリングしてその操作ログを収集し、この操作ログを解析することでユーザが興味を持っている映像を検索するための検索パラメータを設定して、この検索パラメータを使用して映像を検索することで、ユーザが興味を持っていると推定される映像を取得する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2009−302985号公報
ところが、特許文献1に記載された技術では、ユーザが1つの番組の視聴終了後に自動的に始まる次の番組を引き続き視聴するような場合には、当該番組にユーザが興味をもっていても番組の選択操作等は行われない。このため、ユーザの操作ログのみではユーザの興味度合いを正確に推定することは困難である。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、視聴コンテンツに対するユーザの興味の度合いをより正確に推定できるようにした興味度合い推定装置、方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の1つの観点は、以下のような手段を講じたものである。すなわち、テレビジョン番組等のコンテンツを視聴している際に、怖いシーンや面白いシーン等があると、ユーザには脈拍の上昇や発汗量の増量等の生体情報の変化が現れる。一方、Webサービスの1つとしてテレビジョン番組等の放送中にその感想を実況するブログサービスが提供されているが、テレビジョン番組に怖いシーンや面白いシーン等があると、そのタイミングで視聴ユーザからの投稿数が瞬間的に増加する傾向がある。したがって、ユーザがテレビジョン番組を視聴していた場合、当該ユーザの生体情報の変化のタイミングとブログへの投稿数の変化のタイミングが同調する可能性が高い。
そこで、上記ブログサービスを提供するサーバ装置からユーザが視聴したコンテンツに対する投稿情報を受信してその変化特性を算出すると共に、生体情報検出装置からユーザの生体情報を受信してその変化特性を算出する。そして、この算出された投稿情報及び生体情報の各変化特性のうちその変化タイミングが互いに同調する変化特性を抽出し、その抽出の度合いから上記コンテンツに対するユーザの興味度合いを算出するようにしたものである。
このようにすることで、例えばコンテンツに対するユーザの操作ログに頼ることなく当該コンテンツに対するユーザの興味を推定することが可能となる。このため、ユーザが1つの番組の視聴終了後に自動的に始まる次の番組を引き続き視聴する場合のように、ユーザが興味をもっていても番組に対する選択操作等が行われないような場合でも、番組に対するユーザの興味度合いをより正確に推定することが可能となる。
また、この発明の1つの観点は以下のような態様を備えることを特徴とする。
第1の態様は、上記生体情報検出装置から送信された信号の受信品質からユーザが上記コンテンツ表示装置の視聴可能範囲に存在しない期間を求め、この存在しない期間に検出された生体情報を変化特性の算出対象から除外するようにしたものである。
このようにすると、コンテンツの表示動作期間のうち、例えばユーザが別の部屋等に一時的に移動していてコンテンツを実質的に視聴できない状態にある場合には、この期間に検出された生体情報が興味度合いの算出対象から除外されるので、興味度合いをより一層正確に推定することが可能となる。
第2の態様は、上記投稿情報及び生体情報の各変化特性を算出する際に、隣接する2つのタイミングで得られた各情報値の変化方向を余弦値で表すことにより当該各情報値のコサイン類似度を算出し、この算出されたコサイン類似度を上記隣接する2つのタイミング間における投稿情報及び生体情報の変化量とすることを特徴とするものである。
このようにすると、各タイミング間における生体情報の変化をコサイン類似度という指標を用いて表すことができる。コサイン類似度を用いることにより、微細な変化はより小さい値に、大きな変化はより大きい値として検出することが可能となる。したがって、生体情報検出装置の検出精度や周辺環境によって生じるノイズの影響を軽減することができる。
すなわちこの発明の1つの観点によれば、視聴コンテンツに対するユーザの興味の度合いをより正確に推定できるようにした興味度合い推定装置、方法及びプログラムを提供することができる。
この発明の原理説明に使用する、生体情報の変化タイミングとマイクロブログへの投稿数の変化タイミングとが一致する場合の例を示す図。 この発明の原理説明に使用する、cosine similarityを用いた生体情報変化量の算出例を示す図。 この発明の原理説明に使用する、生体情報の変化タイミングとマイクロブログへの投稿数の変化タイミングに基づく同調判定結果の一例を示す図。 この発明の一実施形態に係わる興味度合い推定装置とこの興味度合い推定装置と共に使用される生体情報取得装置の機能構成を示すブロック図。 この発明の一実施形態に係わる興味度合い推定装置とこの興味度合い推定装置と共に使用される生体情報取得装置のより具体的な構成を示すブロック図。 図4及び図5に示した興味度合い推定装置においてTV機能部から取得される視聴番組情報の一例を示す図。 生体情報取得装置から送信される電波の受信強度を表す情報の一例を示す図。 生体情報取得装置により検出された生体情報の一例を示す図。 マイクロブログサービスサーバから取得した投稿情報の一例を示す図。 各ユーザについて視聴番組毎に算出された興味度合いの一例を示す図。 図4及び図5に示した興味度合い推定装置の全体の処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図11に示した全体のフローチャートのうち興味度合い算出処理の処理手順と処理内容を示すフローチャート。
[原理]
先ず、この発明の原理を説明する。
先に述べたように、ユーザがテレビジョン番組を視聴している最中に怖いシーンや面白いシーン等があると、脈拍の上昇や発汗量の増量等の生体情報の変化が現れる。一方、ユーザがテレビジョン番組を視聴しながらその感想を実況するマイクロブログサービスでは、怖いシーンや面白いシーン等があった場合に、そのタイミングにおいて視聴ユーザからの投稿数が瞬間的に増加する傾向がある。したがって、ユーザがそのようなシーンを視聴していたとすると、当該ユーザの生体情報の変化のタイミングがマイクロブログへの投稿数の変化のタイミングに同調する可能性が高い。
図1は、UserAの生体情報(例えば脈拍など)の変化量と、マイクログログにおける対象番組への投稿数の変化量との関係の一例を示したものである。同図に示すように、あるテレビジョン番組をユーザが興味をもって視聴していた場合には、生体情報の変化と投稿数の変化との間に同調が起こることが期待される。すなわち、この同調の有無を表す情報は、あるテレビジョン番組をユーザが興味をもって視聴していたか否かの判定規準となる。したがって、この同調の有無を表す情報を利用することで、あるテレビジョン番組についてユーザが興味をもって視聴しているか、それとも読書や家事をしながら視聴する、いわゆる「ながら見」であるかを判定することが可能となる。
また、テレビジョン番組に対するユーザの興味度合いの推定精度をさらに高めるために、次のような工夫も考えられる。すなわち、テレビジョン受信機の電源が投入されているか否かと、テレビジョン受信機に対するユーザの距離が近いか否かという2つの要素も判定規準に加える。テレビジョン受信機の電源が投入されているか否かの情報を利用することで、その時刻にユーザがテレビジョン番組を視聴しているか否かを判定することができる。そもそも、テレビジョン受信機の電源が投入されていなければテレビジョン番組を視聴できる状態ではないので、テレビジョン受信機の電源が投入されていない時間帯に検出された同調を排除することが可能となる。
また、テレビジョン受信機に対するユーザの距離が近いか否かを表す情報を利用することで、ユーザがテレビジョン受信機を視聴可能な位置にいるか否か、例えばテレビジョン受信機が設置されている部屋にユーザが居るか否かを判定することが可能である。テレビジョン受信機の電源が投入されていても、テレビジョン番組を視聴可能な位置にユーザがいなければ視聴していないと同義である。したがって、このユーザがテレビジョン受信機を視聴可能な位置にいるか否かの情報をさらに考慮することで、テレビジョン受信機の電源が投入されている時間帯に検出された同調のうち、ユーザがテレビジョン受信機を視聴していなかった時間帯に検出された同調を排除することが可能となる。
この発明の実施形態は、以上述べた点に着目し、以下の3つの条件が揃った場合にテレビジョン番組に対しユーザが興味をもって視聴している状態、つまり興味度合いが0より大きい状態と判定する。
(1) 生体情報の変化タイミングと投稿数の変化タイミングとが同調している。
(2) テレビジョン受信機の電源がオンになっている。
(3) ユーザがテレビジョン番組を視聴可能な位置にいる。
ところで、上記の生体情報の変化と投稿数の変化との同期を検出するには、生体情報の変化量と投稿数の変化量をそれぞれ算出する必要がある。この変化量の算出には、例えばcosine similarityを応用した手法を用いる。Cosine similarityとは、余弦値を利用して2つのデータの類似度を算出する手法である。Cosine similarityは−1から1の範囲の値をとり、1に近いほどその2つのデータは類似していると見なす。Cosine similarityを用いることにより、微細な変化はより小さい値に、また大きな変化はより大きい値にすることが可能となる。すなわち、脈拍等の生体情報を取得するセンサの精度や周辺環境によって生じるノイズの影響を低減することができる。
例えば、いま時刻t−1と時刻tにおける脈拍数が図2で示すような値だったとする。このとき、時刻t−1における脈拍数と時刻tにおける脈拍数とにより形成される角をθt とすると、θt は図2で示したようになる。すなわち、時刻tにおける脈拍数と時刻t−1における脈拍数との類似度sim(t)は以下の式で表せる。
sim(t)=cos(θt)
図2に示したような角θを取る場合、θの取りうる値の範囲は−π/2からπ/2となる。そのため、類似度sim(t)の取りうる値の範囲は0から1となる。また、算出したい値は変化量であり、「類似している」ということは「変化がない」ということに等しい。以上の2つのことより、1を類似度sim(t)の値で減算したものを変化量とすると、変化が少ないほど0に近づき、変化が大きいほど1に近づく値が得られる。よって、時刻tにおける変化量var(t)は以下の式で表せる。
var(t)=1−sim(t)
この変化量var(t)を、あるしきい値未満のものは0、しきい値以上のものを1とすると、図3で示したようなグラフになる。このようなグラフで生体情報の変化量とマイクロブログにおける投稿数の変化量とを比較したときに、変化のタイミングが一致しているタイミングを変化量の同期開始時刻とする。同期している時間帯は、生体情報の変化が検出されなくなるまで続く。図3の例では、記述されている3つの区間が生体情報の変化が投稿数の変化と同期している時間帯となり、同調回数は3回となる。
次に、算出された同調回数とマイクロブログにおける投稿数の変化量を用いて、ユーザが視聴していたテレビジョン番組に対する興味度合いを算出する。ユーザがテレビジョン番組を視聴していた時間帯にマイクロブログにおける投稿数の変化量がしきい値を超えた回数をカウントし、その回数(以下盛り上がり回数と称する)を記録しておく。この盛り上がり回数のうち、どれほど同調回数が起こったかという確率を用いて興味度合いを算出する。例えば以下のような式を用いる。
興味度合い=同調回数/盛り上がり回数
かくして、テレビジョン受信機の電源のオンオフ状態と、テレビジョン受信機に対するユーザの存在位置と、生体情報の変化タイミングと投稿数の変化タイミングとの同調を考慮した、視聴番組に対するユーザの興味度合いを推定することができる。
なお、以上述べた説明では時刻tとその1サンプリングタイミングt−1前のデータのみを用いて変化量を算出したが、さらに強いノイズ耐性を持たせるためにnサンプリングタイミング前までのデータを用いて変化量を算出するようにしてもよい。例えば、n=5とした場合には、var(t-4)、var(t-3)、var(t-2)、var(t-1)、var(t)の値を平均した値が時刻tにおける変化量とする。つまり、時刻tにおける変化量を以下の式を用いて算出する。
Figure 2013183373
ここで、ωk は時刻kにおける加重値であり、その取りうる範囲を0≦ωt ≦1とすることで、もともとの変化量が取りうる範囲を変えずに加重をかけることが可能となる。また、上記説明では生体情報(脈拍)を例にして述べたが、マイクロブログの投稿数も同様の式を用いてその変化量を算出する。
[実施形態]
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
(装置の機能構成)
図4は、この発明の一実施形態に係わる興味度合い推定装置の機能構成を、当該興味度合い推定装置と共に使用される生体情報取得装置の機能構成と共に図示したブロック図である。
本実施形態に係わる興味度合い推定装置は、記録部102と、興味度合い算出部103と、近接無線モジュール115と、入出力インタフェース117と、通信インタフェース118と、タイマ121とを備えている。なお、101はテレビジョン機能部(テレビ機能部或いはTV機能部とも呼称する)を示すもので、放送局又はWebサイトから受信するか、或いはビデオレコーダ等の外部機器から入力された映像コンテンツをディスプレイに表示するための機能を有する。
タイマ121は、予め設定された複数の周期で計時動作を行い、これらの周期で規定される時間間隔で、興味度合い算出部103に対し与える算出開始トリガと、近接無線モジュール115に対し与える測定トリガと、通信インタフェース118に対し与える取得開始トリガをそれぞれ発生する。
近接無線モジュール115は、生体情報取得装置200との間でユーザの生体情報を取得するためのデータ送受信動作を行う機能と、生体情報取得装置200から送信される電波の受信強度を検出する機能を有する。
通信インタフェース118は、通信ネットワーク400を介してマイクロブログサービスサーバ300に対しアクセスすることで、マイクロブログサービスサーバ300から放送番組に対する投稿情報を受信する機能を有する。
記録部102は、放送番組に対するユーザの興味度合いを算出するために必要な各種データを記録するもので、記録されるデータにはテレビジョン機能部101から出力される視聴番組情報と、テレビジョン受信機の電源情報と、上記近接無線モジュール115又は入出力インタフェース117により取得されたユーザの生体情報と、上記近接無線モジュール115により検出された電波強度情報と、上記通信インタフェース118により受信された投稿情報がある。
興味度合い算出部103は、上記タイマ121から算出開始トリガを与えられたときに起動し、ユーザが視聴した放送番組ごとにその放送時間に記録された各種データを上記記録部102から読み出し、この読み出した各種データをもとに、ユーザが各放送番組をどの程度の興味度合いを持って視聴していたかを示す値を算出する機能を有する。
一方、生体情報取得装置200は、脈拍センサ201と、記録部202と、近接無線モジュール215と、入出力インタフェース217と、タイマ221を備える。
タイマ221は、予め設定された周期で計時動作を行い、脈拍センサ201に生体情報取得開始トリガを与える。脈拍センサ201は、上記タイマ221から与えられる生体情報取得開始トリガにより起動し、ユーザの脈拍を検出する。
記録部202は、上記脈拍センサ201により検出された脈拍の計数値を記録すると共に、予め設定された時間間隔で上記記録部202から未送信の生体情報を読み出して近接無線モジュール215へ出力する。そして、この出力完了後に読み出し済の生体情報を記憶部202から削除する機能を有する。
近接無線モジュール215は、上記記録部202から読み出された生体情報を興味度合い推定装置100へ送信する機能を有する。また近接無線モジュール215は、生体情報取得装置200が動作している期間に連続的又は間欠的に電波を送信する機能も有する。この送信電波は、興味度合い推定装置100が生体情報取得装置200から送信された電波の受信強度を計測するために用いられる。
(装置の具体的な構成)
図5は、以上述べた興味度合い推定装置及び生体情報取得装置の機能を実現するための具体的な構成を示すブロック図である。
ここでは、興味度合い推定装置100の機能をテレビジョン受信機に、また生体情報取得装置の機能をテレビジョン受信機のリモートコントローラに設けた場合を例にとって説明する。なお、興味度合い推定装置はビデオレコーダ、セットトップボックス、パーソナル・コンピュータに設けることも可能であり、また生体情報取得装置はテレビジョン受信機のリモートコントローラ(リモコン)以外に3D映像を視聴するためのメガネ等に設けることも可能である。
テレビジョン受信機1は、中央処理部(CPU;Control Processing Unit)111を備え、このCPU111に対しバス112を介して、テレビジョン機能部101と、プログラムメモリ113と、データメモリ114と、近接無線モジュール115と、タイマインタフェース120と、入出力インタフェース117と、通信インタフェース118を接続したものとなっている。
近接無線モジュール115は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線データ通信規格を採用した無線インタフェースからなり、この無線インタフェースにより規定される通信プロトコルに従い生体情報取得装置200からユーザの生体情報を取得するためのデータ送受信動作を行う。またそれと共に、タイマ121から測定開始トリガが与えられるごとに、生体情報取得装置200から送信された電波の受信強度を検出する。
入出力インタフェース117は、例えばテレビジョン受信機のリモートコントローラから送信される赤外線信号を受信する機能、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等に代表される有線信号ケーブルの接続端子、又はメモリカードのスロットを備える。入出力インタフェース117は、上記近接無線モジュール115を用いずに生体情報取得装置200から生体情報を取り込む場合の、代替的なインタフェースとして使用可能である。
通信インタフェース118は、Webブラウザ等のようなインターネット上のWebサイトにアクセスするための機能を有するもので、通信ネットワーク400を介してWeb上のマイクロブログサービスサーバ300に対しアクセスすることにより、マイクロブログサービスサーバ300から放送番組に対する投稿情報を受信する。
データメモリ114には、本実施形態を実施するために必要なデータ記憶エリアとして、視聴番組情報記録エリア1141と、電波強度情報記憶エリア1142と、生体情報記憶エリア1143と、投稿情報記録エリア1144と、興味度合い情報記憶エリア1145が設けられている。
視聴番組情報記録エリア1141には、上記テレビ機能部101においてディスプレイに表示された放送された番組の視聴履歴を表す視聴番組情報が記録される。視聴番組情報は、例えば図6に示すように放送された番組の識別情報(番組ID)に対し、当該番組を放送した局名と、放送開始時刻及び放送終了時刻を関連付けたものからなる。
電波強度情報記憶エリア1142には、上記近接無線モジュール115により検出された電波強度情報が記録される。電波強度情報は、例えば図7に示すように検出時刻に対し、生体情報取得装置200の識別情報(生体情報取得装置ID)と、検出された電波強度を示す値[dB]を関連付けたものからなる。
生体情報記憶エリア1143には、上記近接無線モジュール115により受信された生体情報が記録される。生体情報は、例えば図8に示すように検出時刻に対し、生体情報取得装置200の識別情報(生体情報取得装置ID)と、生体情報の種別(例えば脈拍)を表す情報と、生体情報値(脈拍数)を関連付けたものからなる。
投稿情報記録エリア1144には、マイクロブログサービスサーバ300から取得した投稿情報が記録される。投稿情報は、例えば図9に示すように一定の時間間隔に設定された各時刻に対し、放送された番組の識別情報(番組ID)と、投稿数を表す情報を関連付けたものからなる。
興味度合い情報記憶エリア1145には、後述する興味度合い算出プログラムにより算出された興味度合い情報が記録される。興味度合い情報は、例えば図10に示すようにユーザのIDに対し、視聴した番組のIDと、当該番組に対するユーザの興味度合いの算出値を関連付けたものからなる。
プログラムメモリ113には、本実施形態を実施するために必要なアプリケーション・プログラムとして、入出力制御プログラム1131と、変化量の同調算出プログラム1132と、興味度合い算出プログラム1133が格納されている。
入出力制御プログラム1131は、以下の処理を行う。
(1) テレビ機能部101において放送番組が受信表示されるごとに、当該放送番組に関する視聴番組情報を生成してデータメモリ114の視聴番組情報記録エリア1141に格納する処理。
(2) タイマ121から測定開始トリガが発生するごとに、生体情報取得装置200から送信される電波の受信強度を近接無線モジュール115を介して検出し、この検出された電波強度を表す値を含む電波強度情報を生成してデータメモリ114の電波強度情報記録エリア1142に格納する処理。
(3) タイマ121から取得開始トリガが発生するごとに、通信インタフェース118を起動してマイクロブログサービスサーバ300に対しアクセスし、ユーザが視聴した番組の放送時間に投稿された投稿情報を上記マイクロブログサービスサーバ300から受信して、データメモリ114の投稿情報記録エリア1144に格納する処理。
(4) 生体情報取得装置200から送信された生体情報が近接無線モジュール115により受信されるごとに、この受信された生体情報をデータメモリ114の生体情報記録エリア1143に格納する処理。
変化量の同調算出プログラム1132は、以下の処理を行う。
(1) タイマ121から算出開始トリガが発生した場合に、視聴番組ごとに上記データメモリ114の生体情報記録エリア1143及び投稿情報記録エリア1145からそれぞれ生体情報及び投稿情報を読み出し、これらの生体情報及び投稿情報の変化量を算出する処理。この変化量の算出には、例えばcosine similarityを応用した手法を用いる。
(2) 上記生体情報の変化及び投稿情報の変化のうち、算出された変化量が予め設定したしきい値を超えかつその変化タイミングが互いに同期する生体情報及び投稿情報の変化を抽出する処理。
(3) 上記データメモリ114の電波強度情報記録エリア1142から上記視聴番組の放送時間に検出された電波強度情報を読み出し、この読み出された電波強度情報をもとにユーザがテレビ機能部101のディスプレイの視聴可能範囲に存在していない期間を求める。そして、この存在していない期間に検出された生体情報を、上記(1) による変化量の算出対象から除外する処理。
興味度合い算出プログラム1133は、以下の処理を行う。
(1) 視聴番組ごとに、当該番組に対する投稿情報の変化の中から、上記変化量の同調算出プログラム1132により算出された変化量が上記同調検出に使用したしきい値を超える変化を検出し、このしきい値を超える投稿情報の変化の数をカウントして、そのカウント値を当該視聴番組の盛り上がり回数として保持する処理。
(2) 上記変化量の同調算出プログラム1132の処理(2) により抽出された、変化量がしきい値を超えかつその変化タイミングが互いに同期する生体情報及び投稿情報の変化の数を、生体情報と投稿情報との間の同調回数としてカウントする処理。
(3) 視聴番組ごとに、上記(1) により算出された盛り上がり回数に対する上記(2) により得られた同調回数の割合を、当該視聴番組に対するユーザの興味度合いを表す情報として計算する処理。
一方、生体情報取得装置200の機能が設けられるリモートコントローラも、中央処理部(CPU;Central Processing Unit)211を備え、このCPU211に対しバス212を介して、脈拍センサ201と、プログラムメモリ213と、データメモリ214と、近接無線モジュール215と、入出力インタフェース217と、タイマインタフェース220を接続したものとなっている。
脈拍センサ201は、上記タイマ221からタイマインタフェース220を介して与えられる生体情報取得開始トリガにより起動し、ユーザの脈拍を検出してその検出値を出力する。
近接無線モジュール215は、先に述べた興味度合い推定装置100に設けられた近接無線モジュール115と同様にBluetooth(登録商標)等の近距離無線データ通信規格を採用した無線インタフェースからなり、興味度合い推定装置100に対し生体情報を送信する。また近接無線モジュール215は、生体情報取得装置200が動作している期間に連続的又は間欠的に電波を送信する機能も有する。
プログラムメモリ213は、ROM又はEEPROM等の不揮発性メモリを使用したもので、入出力制御プログラム2131と、生体情報算出プログラム2132を格納している。
入出力制御プログラム2131は、例えばリモートコントローラのキー操作が行われた場合に、その操作データを入出力インタフェース216から赤外線信号を用いて送信させる処理を行う。
生体情報算出プログラム2132は、タイマ221から生体情報取得開始トリガが発生するごとに、上記脈拍センサ201の検出出力をもとに単位時間当たりの脈拍数をカウントする。そして、この脈拍数のカウント値を、図8に例示したようにその計測時刻、ユーザID及び生体情報種別情報に対応付けて、これを生体情報としてデータメモリ214の生体情報記録エリア2141に記憶させる処理を行う。
データメモリ214はRAM等の随時書込み読出しが可能な記憶媒体からなり、生体情報記録エリア2141を有している。生体情報記憶エリア2141は、後述する生体情報算出プログラム2132により生成される生体情報を格納するために用いられる。
(動作)
次に、以上のように構成された興味度合い推定装置の動作を説明する。図11はその全体の処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
タイマ121は、予め設定された複数の周期で計時動作を行い、これらの周期で規定される時間間隔で、興味度合い算出部103に対し与える算出開始トリガと、近接無線モジュール115に対し与える測定トリガと、通信インタフェース118に対し与える取得開始トリガをそれぞれ発生する。
興味度合い推定装置100は、CPU111がステップS1、S3、S5においてそれぞれタイマ121によるトリガの発生を監視すると共に、ステップS7において生体情報の受信を監視している。そして、上記タイマ121からトリガが発生されるか又は生体情報が受信されると、プログラムメモリ113に格納された各アプリケーション・プログラムを選択的に起動し、以下のような各種処理を実行する。
(1)視聴番組情報の記録
テレビ機能部101において放送番組が受信表示され、当該放送番組の受信表示が終了すると、入出力制御プログラム1131の制御の下で、当該放送番組に関する視聴番組情報が生成されてデータメモリ114の視聴番組情報記録エリア1141に記憶される。この視聴番組情報は、図6に例示したように、放送された番組の識別情報(番組ID)に対し、当該番組を放送した局名と、放送開始時刻及び放送終了時刻を関連付けたものからなる。
(2)電波強度情報の検出
生体情報取得装置200では、当該装置の電源がオンになっている状態で近接無線モジュール215が連続的又は間欠的に電波を送信する。これに対し興味度合い推定装置100は、タイマ121から特定開始トリガが発生されると、ステップS3からステップS4に移行して入出力制御プログラム1131を起動し、この入出力制御プログラム1131の制御の下で、近接無線モジュール115により現時点で検出された電波の受信強度を表すデータを取り込む。そして、検出日時と、送信元となる生体情報取得装置200の識別情報(生体情報取得装置ID)に対応付け、これを電波強度情報としてデータメモリ114内の電波強度情報記録エリア1142に記憶させる。図7はその一例を示すもので、2台の生体情報取得装置から送信される電波の受信強度情報を記録した場合を示している。
(3)生体情報の取得
生体情報取得装置200では、タイマ221から生体情報取得開始トリガが発生するごとに、生体情報算出プログラム2132の制御の下で、脈拍センサ217によりユーザの脈拍が検出され、その検出データをもとに単位時間当たりの脈拍数がカウントされる。そして、この脈拍数のカウント値が、その計測時刻、生体情報取得装置ID及び生体情報種別情報(脈拍)と関連付けられたのち、生体情報としてデータメモリ214の生体情報記録エリア2141に格納される。
また生体情報取得装置200では、生体情報を送信可能な状態になると、生体情報算出プログラム2132の制御の下で、上記生体情報記憶エリア2141から上記生体情報が読み出される。そして、この読み出された生体情報は入出力インタフェース部217から興味度合い推定装置100へ送信される。なお、この送信完了後に当該送信済の生体情報は生体情報記憶エリア2141から消去される。
一方、興味度合い推定装置100では、上記生体情報取得装置200から送信された生体情報が近接無線モジュール115で受信される。そして、生体情報が受信されると、ステップS7からステップS8に移行し、入出力制御プログラム1131の制御の下で、上記受信された生体情報がデータメモリ114内の生体情報記憶エリア1143に格納される。図8はその一例を示すものである。
(4)投稿情報の取得
興味度合い推定装置100では、タイマ121から取得開始トリガが発生すると、ステップS5からステップS6に移行して入出力制御プログラム1131が起動する。そして、この入出力制御プログラム1131の制御の下、マイクロブログサービスサーバ300がアクセスされ、ユーザが視聴した番組の放送時間に投稿された投稿情報が上記マイクロブログサービスサーバ300からダウンロードされてデータメモリ114の投稿情報記録エリア1144に格納される。図9はその一例を示すものである。
(5)興味度合いの算出処理
興味度合い推定装置100では、タイマ121から算出開始トリガが発生すると、ステップS1からステップS2に移行して変化量の同調算出プログラム1132及び興味度合い算出プログラム1133が起動する。そして、この変化量の同調算出プログラム1132及び興味度合い算出プログラム1133の制御の下で、以下のように興味度合い算出処理が実行される。図12はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
すなわち、先ずステップS21により興味度合いを算出していない視聴番組情報が1つ選択され、記録部102としてのデータメモリ114の視聴番組記録エリア1141から読み出される。そして、ステップS22において、上記選択的に読み出された視聴番組情報に定義された放送時間帯および放送局名が一致する投稿情報がデータメモリ114の投稿情報記録エリア1144から読み出され、また上記放送時間帯に検出された生体情報がデータメモリ114の生体情報記録エリア1143から読み出される。さらに、上記放送時間帯に検出された電波強度情報が、データメモリ114の電波強度情報記録エリア1142から読み出される。
次にステップS23において、上記読み出された電波強度情報をもとに電波強度が予め設定したしきい値に満たない期間が検出される。この電波強度がしきい値に満たない期間は、ユーザがテレビ機能部101から所定距離以上離れている期間、つまりユーザがディスプレイを視聴不可能な場所に存在する期間(視聴不能期間)に相当する。そして、上記読み出された放送時間帯に検出された生体情報から、上記算出された視聴不能期間に含まれる情報が除外される。
続いてステップS24において、上記視聴不能期間に含まれる情報が除外された生体情報(以後除外後の生体情報と呼称する)と、上記読み出された投稿情報について、それぞれその変化量が算出される。この変化量の算出は、先に原理説明で述べたcosine similarityを用いた変化量算出方法を用いて以下のように行われる。
すなわち、上記除外後の生体情報のうち最も古い時刻の情報を選択し、この選択された情報と、上記除外後の全ての生体情報のうち現在選択されている生体情報より新しく最も近い時刻の生体情報との変化量を算出する。いま、時刻kにおける変化量をvar(k)とすると、この変化量var(k)の算出には下式(1)が用いられる。
var(k)=1−cos(θk) …(1)
但し、θkは現在選択している生体情報と、除外後の全ての生体情報のうち現在選択している生体情報より新しく最も近い時刻の生体情報とからなる角度である。
例えば、上記除外後の生体情報が時刻t−4からtまでの情報を含み、現在選択している生体情報が時刻t−4の情報であるとすると、上記除外後の全ての生体情報のうち現在選択している生体情報より新しく最も近い時刻の生体情報は時刻t−3となる。また、その2つの生体情報により形成される角度はθt-3となり、その余弦値が変化量となる。なお、角度θを求める際には、横軸は1サンプリングレートを1、縦軸は脈拍であれば1拍/分を1として算出し、その値をデータメモリ114内の作業メモリに記憶する。
続いて、上記除外後の全ての生体情報のうち現在選択している生体情報より新しく最も近い時刻の生体情報を新たな選択先とする。例えば、時刻t−4の生体情報が選択されていた場合であれば、時刻t−3の生体情報が新たな選択先となる。そして、この新たな選択先に対して同様に変化量を求める。以下同様に、時刻を順に選択してその生体情報についてそれぞれ変化量を算出する。そうして各時刻の生体情報についてそれぞれ算出された生体情報の変化量は、データメモリ114内の作業メモリに保存される。
また、上記読み出された投稿情報についても、上記生体情報と同様にその時刻ごとに上記(1)式を用いて投稿数の変化量が算出され、データメモリ114内の作業メモリに保存される。
以上のように除外後の生体情報の変化量と投稿情報の変化量の計算が終了すると、次にステップS25により、上記算出された生体情報と投稿情報の各変化量のうちから、最も古い時刻の生体情報及び投稿情報の各変化量が選択される。そして、ステップS26において、上記生体情報及び投稿情報の中でまだ同調判定を行っていない情報が残っているか否かが判定され、未判定の情報が残っている場合にはステップS27〜S29が以下のように実行される。
すなわち、先ずステップS27において、上記選択された投稿情報の変化量が予め設定したしきい値と比較され、当該変化量がしきい値を超えている場合には盛り上がり回数のカウント値が1回加算される。次にステップS28において、上記選択された投稿情報及び生体情報の各変化量が何れも上記しきい値を超えているか否かが判定され、超えていると判定された場合には同調回数のカウント値が1回加算される。続いてステップS29において、上記加算後の盛り上がり回数及び同調回数がデータメモリ114内の作業メモリに保存される。そして、現在選択している時刻の生体情報及び投稿情報より新しくかつ当該時刻より最も近い時刻の生体情報及び投稿情報が次の選択先として選択される。例えば、現在時刻tの生体情報及び投稿情報が選択されているとすれば、時刻t+1の生体情報及び投稿情報が次の選択先として選択される。
上記次の時刻における生体情報及び投稿情報が選択されると、ステップS26に戻って同調判定を行っていない情報が残っているか否かが判定される。そして、未判定の情報が残っている場合には、上記したようにステップS27〜S29により、盛り上がり回数及び同調回数の更新処理と、その次の時刻の生体情報及び投稿情報の選択処理が行われる。以後同様に、放送時間帯における全ての時刻について、その生体情報及び投稿情報の変化量をもとに盛り上がり回数及び同調回数のカウント処理が繰り返し行われる。
そうして全ての放送時間帯における全ての時刻について盛り上がり回数及び同調回数のカウント処理が終了すると、ステップS26からステップS30に移行する。ステップS30では、上記算出された盛り上がり回数及び同調回数のカウント値をもとに興味度合いが計算される。この興味度合いの計算は、
興味度合い=同調回数/盛り上がり回数
により行われる。この計算により求められた興味度合いを表す値は、ユーザの識別情報(生体情報取得装置200の識別ID)及び番組IDと関連付けられて、データメモリ114内の興味度合い情報記録エリア1145に格納される。
最後にステップS31において、データメモリ114の視聴番組情報記録エリア1141に、まだ興味度合いを算出していない視聴番組が存在するか否かが判定される。そして、未計算の視聴番組が残っている場合にはステップS21に戻って次の未計算の視聴番組が選択され、この選択された視聴番組についてステップS22〜S30により興味度合いを計算するための処理が行われる。そして、未計算の視聴番組がなくなれば、興味度合いを算出するための処理は終了となる。
(6)用途
上記興味度合い情報記録エリア1145に記憶された、放送番組に対するユーザ別の興味度合い情報は、例えばコンテンツ配信サービスサーバなどに送られる。そして、コンテンツ配信サービスサーバが、上記興味度合い情報をもとに該当するユーザが興味を持っているジャンルに対応するコンテンツやグッズ等の商品を選択し、その紹介情報を当該ユーザのテレビジョン受信機、パーソナル・コンピュータ又は携帯端末に配信する。
(実施形態の作用効果)
以上詳述したようにこの実施形態では、マイクロブログサービスサーバ300からユーザが視聴した放送番組に対する投稿情報を受信すると共に、生体情報取得装置200から当該ユーザの生体情報を受信して、これらの投稿情報及び生体情報の各時刻における変化量をそれぞれ算出する。そして、この算出された投稿情報の各時刻における変化のうちその変化量がしきい値を超える変化特性の数を盛り上がり回数としてカウントすると共に、上記算出された投稿情報及び生体情報の各時刻における変化のうちその変化量が上記しきい値を超えかつその変化タイミングが互いに同期する変化の数を同調回数として求め、この求められた盛り上がり回数に対する同調回数の割合を上記放送番組に対するユーザの興味度合いを表す情報として算出するようにしている。
したがって、例えば放送番組に対するユーザの操作ログに頼ることなく当該放送番組に対するユーザの興味を推定することが可能となる。このため、ユーザが1つの番組の視聴終了後に自動的に始まる次の番組を引き続き視聴する場合のように、ユーザが興味をもっていても番組に対する選択操作等が行われないような場合でも、番組に対するユーザの興味度合いをより正確に推定することが可能となる。
またこの実施形態では、視聴番組情報をもとに当該視聴番組の放送時間帯に投稿された投稿情報及び検出された生体情報を取得するようにしているので、視聴した放送番組に投稿された投稿情報及び受信された生体情報の各変化量のみをもとに当該放送番組に対するユーザの興味度合いを算出することができ、これによりユーザが実際に視聴した放送番組についてユーザの興味度合いを推定することが可能となる。
さらにこの実施形態では、生体情報取得装置200から送信された電波の受信強度をもとにユーザがテレビジョン機能部のディスプレイを視聴不可能な場所に存在する期間を求め、この視聴不能期間に検出された生体情報を変化量の算出対象から除外するようにしている。このため、放送番組の受信表示期間のうち、例えばユーザが別の部屋等に一時的に移動していて放送番組を実質的に視聴していない期間に検出されたユーザの生体情報を興味度合いの算出対象から除外することができ、これにより興味度合いの推定をより一層正確に行うことが可能となる。
[他の実施形態]
前記実施形態では、ユーザが視聴した番組の履歴を表す視聴番組情報をもとに、当該視聴番組の放送時間帯に対応する投稿情報及び生体情報を取得するようにしたが、テレビジョン機能部の電源のオンオフ期間を表す情報をもとに、投稿情報及び生体情報を取得するようにしてもよい。
また前記実施形態では、生体情報取得装置200により検出された生体情報を近距離無線モジュール215,115を使用して興味度合い推定装置へ伝送するようにしたが、入出力インタフェース217,117を使用して伝送するようにしてもよい。さらに、ユーザがテレビジョン機能部のディスプレイを視聴可能な位置に存在するか否かの判定は、近距離無線モジュール215から近距離無線モジュール115へ送信される無線電波の受信強度以外に、入出力インタフェース217から入出力インタフェース117に送信される赤外線信号の受信レベルをもとに行うようにしてもよい。
さらに前記実施形態では、マイクロブログサービスサーバ300から無線ネットワークを介して投稿情報を取得するようにしたが、有線ネットワークを介して投稿情報を取得するようにしてもよい。また、生体情報取得装置200はテレビジョン受信機のリモートコントローラに設ける以外に、3D画像視聴用のメガネやヘッドホン、或いはユーザが常時所持する携帯端末等に設けてもよい。
さらに、興味度合いの推定対象となるコンテンツとしては、放送局から放送される放送番組に限らず、Webサイト等からダウンロードされる映像コンテンツや、DVD等の記録媒体に記録された映像コンテンツであってもよい。これらの映像コンテンツを再生表示する場合には、当該映像コンテンツに対する投稿情報を取得し、この投稿情報と当該映像コンテンツを再生したときに検出されたユーザの生体情報とを時間軸上で同期させることにより両者の同調を検出すればよい。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、興味度合い推定装置の構成と興味度合い算出処理の手順と処理内容、その処理過程における投稿情報及び生体情報の変化特性の算出方法等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
100…興味度合い推定装置、200…生体情報取得装置、300…マイクロブログサービスサーバ、400…通信ネットワーク、101…TV機能部、102…記録部、103…興味度合い算出部、111,211…CPU、112,212…バス、113,213…プログラムメモリ、114,214…データメモリ、115,215…近接無線モジュール、117,217…入出力インタフェース、118…通信インタフェース、120,220…タイマインタフェース、121,221…タイマ、201…脈拍センサ、1131,2131…入出力制御プログラム、1132…変化量の同調算出プログラム、1133…興味度合い算出プログラム、1141…視聴番組情報記録エリア、1142…電波強度情報記録エリア、1143…生体情報記録エリア、1144…投稿情報記録エリア、1145…興味度合い情報記録エリア、2132…生体情報算出プログラム、2141…生体情報記録エリア。

Claims (7)

  1. コンテンツをユーザに対し視聴可能に表示するコンテンツ表示装置、前記ユーザの生体情報を検出し送信する生体情報検出装置、及び前記コンテンツに対する投稿情報を収集し管理するサーバ装置に対しそれぞれ接続される興味度合い推定装置であって、
    前記コンテンツに対する投稿情報を前記サーバ装置から受信し、この受信された投稿情報の変化特性を算出する第1の変化特性算出手段と、
    前記生体情報検出装置からユーザの生体情報を受信し、この受信された生体情報の変化特性を算出する第2の変化特性算出手段と、
    前記第1及び第2の変化特性算出手段によりそれぞれ算出された投稿情報及び生体情報の各変化特性のうちその変化タイミングが互いに同調する変化特性を抽出し、その抽出の度合いから前記コンテンツに対するユーザの興味度合いを算出する興味度合い算出手段と
    を具備することを特徴とする興味度合い推定装置。
  2. 前記生体情報検出装置から送信された信号の受信品質から、前記ユーザが前記コンテンツ表示装置に対しその視聴可能範囲に存在するか否かを判定する第2の判定手段を、さらに具備し、
    前記第2の変化特性算出手段は、前記第2の判定手段の判定結果をもとに前記ユーザが視聴可能範囲に存在しない期間を求め、当該存在しない期間に検出された生体情報を変化特性の算出対象から除外する機能をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の興味度合い推定装置。
  3. 前記第1及び第2の変化特性算出手段は、隣接する2つのタイミングで得られた各情報値の変化方向を余弦値で表すことにより当該各情報値のコサイン類似度を算出し、この算出されたコサイン類似度を前記隣接する2つのタイミング間における投稿情報及び生体情報の変化量とすることを特徴とする請求項1又は2記載の興味度合い推定装置。
  4. コンテンツをユーザに対し視聴可能に表示するコンテンツ表示装置、前記ユーザの生体情報を検出し送信する生体情報検出装置、及び前記コンテンツに対する投稿情報を収集し管理するサーバ装置に対しそれぞれ接続される興味度合い推定装置により実行される興味度合い推定方法であって、
    前記コンテンツに対する投稿情報を前記サーバ装置から受信し、この受信された投稿情報の変化特性を算出する第1の変化特性算出過程と、
    前記生体情報検出装置から送信されたユーザの生体情報を受信し、この受信された生体情報の変化特性を算出する第2の変化特性算出過程と、
    前記第1及び第2の変化特性算出過程によりそれぞれ算出された投稿情報及び生体情報の各変化特性のうちその変化タイミングが互いに同調する変化特性を抽出し、その抽出頻度から前記コンテンツに対するユーザの興味度合いを算出する興味度合い算出過程と
    を具備することを特徴とする興味度合い推定方法。
  5. 前記生体情報検出装置から送信された信号の受信品質から、前記ユーザが前記コンテンツ表示装置に対しその視聴可能範囲に存在するか否かを判定する第2の判定過程を、さらに具備し、
    前記第2の変化特性算出過程は、前記第2の判定過程の判定結果をもとに前記ユーザが視聴可能範囲に存在しない期間を求め、当該存在しない期間に検出された生体情報を変化特性の算出対象から除外する機能をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の興味度合い推定方法。
  6. 前記第1及び第2の変化特性算出過程は、隣接する2つのタイミングで得られた各情報値の変化方向を余弦値で表すことにより当該各情報値のコサイン類似度を算出し、この算出されたコサイン類似度を前記隣接する2つのタイミング間における投稿情報及び生体情報の変化量とすることを特徴とする請求項4又は5記載の興味度合い推定方法。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載された興味度合い推定装置が備える各手段に対応する処理を、興味度合い推定装置が備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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