JP2013183334A - スピーカ付きヘッドレスト及び浴槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常のヘッドレスト本体を使用することが可能であり、また、スピーカ取付用開口を有しない浴槽にも設置することができるスピーカ付きヘッドレストと、このスピーカ付きヘッドレストを備えた浴槽を提供する。
【解決手段】スピーカ付きヘッドレスト1は、入浴者の頭部Hを受承するヘッドレスト本体2と、該ヘッドレスト本体2が装着されたヘッドレスト支持部材3と、該ヘッドレスト支持部材3の両端にヒンジピン8を介して回動可能に連結されたスピーカ取付部材としてのアーム4と、該アーム4の先端側に取り付けられたスピーカ5とを備えている。スピーカ5を入浴者頭部Hの左右両側に配置した状態において、スピーカ5の音放出面5aは入浴者頭部Hを指向している。
【選択図】図1
【解決手段】スピーカ付きヘッドレスト1は、入浴者の頭部Hを受承するヘッドレスト本体2と、該ヘッドレスト本体2が装着されたヘッドレスト支持部材3と、該ヘッドレスト支持部材3の両端にヒンジピン8を介して回動可能に連結されたスピーカ取付部材としてのアーム4と、該アーム4の先端側に取り付けられたスピーカ5とを備えている。スピーカ5を入浴者頭部Hの左右両側に配置した状態において、スピーカ5の音放出面5aは入浴者頭部Hを指向している。
【選択図】図1
Description
本発明は、浴槽に設置されるスピーカ付きヘッドレストと、このスピーカ付きヘッドレストを備えた浴槽に関する。
入浴中に音楽等を聴くことができるようにするために、浴槽のヘッドレスト又はその近傍にスピーカを配置することが特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1では、浴槽の一端側にヘッドレスト部を設け、該ヘッドレスト部の左右の浴槽上面にスピーカ収容部を形成し、このスピーカ収容部内にスピーカを収めている(0024段落及び図2)。
特許文献2では、浴槽の一端側の上面を凹ませてヘッドレストを形成している。このヘッドレストを挟んだ両側にスピーカが埋設されている(0016段落及び図1,2)。
特許文献3では、浴槽フランジに頭部支持具を設置し、この頭部支持具の筐体内に空気振動式のスピーカを設置している。また、この空気振動式のスピーカ同士の間に骨伝導スピーカを設置している。
上記特許文献3のスピーカ付きヘッドレストでは、ヘッドレストの筐体内にスピーカを設置しており、特殊形状のヘッドレストが必要である。
また、上記特許文献1,2のスピーカ付きヘッドレストでは、浴槽にスピーカを設置するところから、浴槽にスピーカ取付用開口が必要である。そのため、このような開口を有しない通常の浴槽には適用できない。
本発明は、通常のヘッドレスト本体を使用することが可能であり、また、スピーカ取付用開口を有しない浴槽にもスピーカを設置することができるスピーカ付きヘッドレストを提供することを目的とする。また、本発明は、このスピーカ付きヘッドレストを備えた浴槽を提供することを目的とする。
本発明のスピーカ付きヘッドレストは、入浴者の頭部を受承するヘッドレスト本体とスピーカとを有する浴槽用ヘッドレストにおいて、該ヘッドレスト本体がヘッドレスト支持部材に支持されており、該スピーカが、該ヘッドレスト本体に受承された入浴者の頭部の両側方位置に配置されており、該スピーカは、スピーカ取付部材を介して該ヘッドレスト支持部材に支持されていることを特徴とするものである。
本発明の浴槽は、かかる本発明のスピーカ付きヘッドレストを備えたものである。
本発明では、スピーカの向きを変更可能としてもよい。また、本発明では、ヘッドレスト支持部材に前記スピーカ取付部材の基端側を回動可能に連結し、このスピーカ取付部材の先端側にスピーカを設置してもよい。
本発明のスピーカ付きヘッドレストにあっては、スピーカがヘッドレスト本体と別個に設けられており、スピーカ及びヘッドレスト本体として互いの形状、構成に制約されることなく、各種のものを用いることができる。
本発明にあっては、スピーカがスピーカ取付部材を介してヘッドレスト支持部材に取り付けられており、浴槽としてスピーカ設置用開口を有しない一般的な浴槽を用いることができる。
スピーカの向きを変更可能としたり、スピーカ取付部材を回動可能とすることにより、スピーカの位置や音放出面の向きを種々変えることができる。また、スピーカの音放出面を入浴者の側頭部に対峙させ、音楽等が浴室外に漏れることを抑制することができる。
以下、図1〜4を参照して実施の形態について説明する。
このスピーカ付きヘッドレスト1は、入浴者の頭部Hを受承するヘッドレスト本体2と、該ヘッドレスト本体2が装着されたヘッドレスト支持部材3と、該ヘッドレスト支持部材3の両端にヒンジピン8を介して回動可能に連結されたスピーカ取付部材としてのアーム4と、該アーム4の先端側に取り付けられたスピーカ5等を備えている。
ヘッドレスト本体2は、発泡合成樹脂、ゴムなど弾力性を有した材料にて構成された略円筒形部材である。ヘッドレスト本体2には、スリ割り2aが設けられており、このスリ割り2aを押し開くことによりヘッドレスト支持部材3に着脱できるよう構成されている。
ヘッドレスト支持部材3は中空管状であり、この実施の形態では水平面内において浴槽内側が凹となるように緩く湾曲しているが、屈曲していてもよく、また直管状であってもよい。ヘッドレスト支持部材3には2個の脚部材6(図3,4)が下方に延設されている。この脚部材6の下端に雄螺子が刻設されている。この脚部材6が浴槽Bのフランジ上面のヘッドレスト取付孔に差し込まれ、ナット7を締め込むことによりスピーカ付きヘッドレスト1が浴槽Bに取り付けられる。
ヘッドレスト支持部材3の両端側は、中実形状となっており、この両端部の上面は平坦面となっている。アーム(スピーカ取付部材)4は、中空管状であるが、基端側及び先端側は中実である。また、基端側の下面は平坦部となっており、ヘッドレスト支持部材3の端部の平坦な上面の上に重なっている。ヘッドレスト支持部材3の両端及びアーム4の基端部には、上下方向に貫通したヒンジ孔が設けられており、このヒンジ孔に前記ヒンジピン8が挿通されている。
アーム4は、該ヒンジピン8を回動中心として図2の矢印aの通り水平面内で回動可能となっている。
該アーム4の先端側に中空管状の支持軸10が立設され、該支持軸10にスピーカ5が取り付けられている。スピーカ5は、図2の矢印bの通り、該支持軸10を回動中心として回動可能となっているが、アーム4に対して固定設置されてもよい。なお、図1〜4の通り、スピーカ5を入浴者頭部Hの左右両側に配置した状態において、スピーカ5の音放出面5aは入浴者頭部Hの側頭部特に耳に対峙している。
スピーカ5と音響装置とを接続するハーネス11は、支持軸10、アーム4、ヘッドレスト支持部材3、脚部材6に挿通されている。アーム4とヘッドレスト支持部材3との連結部にあっては、ハーネス11はアーム4及びヘッドレスト支持部材3外に引き回されている。
このように構成されたスピーカ付きヘッドレスト1及びこのスピーカ付きヘッドレスト1を備えた浴槽Bにあっては、入浴者が後頭部をヘッドレスト本体2に当てる入浴姿勢をとり、頭部Hの左右両側にスピーカ5を配置し、音放出面5aを入浴者側頭部に対峙させた状態で音楽等を聴くことができる。この場合、浴室外への音の漏れを抑制することができる。
また、図2の矢印aに沿ってアーム4を回動させると、スピーカ5がヘッドレスト本体2の左右両側方に位置し、音放出面5aがヘッドレスト前方を指向した状態となるので、浴室全体で音楽等を聴くのに適したものとなる。
なお、スピーカ5を図2の矢印bのように回動可能としておくと、アーム4を図2の位置よりも若干頭部Hから遠い位置に配置し、且つ音放出面5aを頭部Hを指向させるように向きを調節することができる。
この実施の形態では、アーム4が回動可能であり、スピーカ5の位置や向きを変えることができるので、入浴者の好みや頭部の大きさに合った位置にスピーカ5を配置することができると共に、浴室全体で音楽等を聴くのに適した配置及びスピーカ指向方向とすることもできる。
このスピーカ付きヘッドレスト1は、スピーカ5がアーム(スピーカ取付部材)4を介してヘッドレスト支持部材3に支持されており、浴槽Bとしてスピーカ設置用開口を有しない通常の浴槽を用いることができる。
また、スピーカ5はヘッドレスト本体2と別個に設けられており、ヘッドレスト本体2及びスピーカ5としても互いの形状、構成に制約されることなく各種のものを用いることができる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。例えば、ヘッドレスト本体2の高さ調節機構を設けてもよい。また、スピーカ付きヘッドレスト1に音響装置の操作スイッチを設けてもよい。
1 スピーカ付きヘッドレスト
2 ヘッドレスト本体
3 ヘッドレスト支持部材
4 アーム(スピーカ取付部材)
5 スピーカ
B 浴槽
2 ヘッドレスト本体
3 ヘッドレスト支持部材
4 アーム(スピーカ取付部材)
5 スピーカ
B 浴槽
Claims (4)
- 入浴者の頭部を受承するヘッドレスト本体とスピーカとを有する浴槽用ヘッドレストにおいて、
該ヘッドレスト本体がヘッドレスト支持部材に支持されており、
該スピーカが、該ヘッドレスト本体に受承された入浴者の頭部の両側方位置に配置されており、
該スピーカは、スピーカ取付部材を介して該ヘッドレスト支持部材に支持されていることを特徴とするスピーカ付きヘッドレスト。 - 請求項1において、前記スピーカの向きが変更可能となっていることを特徴とするスピーカ付きヘッドレスト。
- 請求項1又は2において、前記スピーカ取付部材は、基端側が前記ヘッドレスト支持部材に連結され、該ヘッドレスト支持部材から離反する方向に延在しており、
該スピーカ取付部材の先端側に前記スピーカが設置されており、
該スピーカ取付部材は、該基端側を回動中心として回動可能となっていることを特徴とするスピーカ付きヘッドレスト。 - 請求項1ないし3のいずれか1項のスピーカ付きヘッドレストを備えた浴槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012046663A JP2013183334A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | スピーカ付きヘッドレスト及び浴槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012046663A JP2013183334A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | スピーカ付きヘッドレスト及び浴槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013183334A true JP2013183334A (ja) | 2013-09-12 |
Family
ID=49273698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012046663A Pending JP2013183334A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | スピーカ付きヘッドレスト及び浴槽 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013183334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016033552A1 (en) * | 2014-08-28 | 2016-03-03 | Rodrigues Fernando Tude | Versatile mounting system |
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JPS58144454U (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-29 | 日産自動車株式会社 | スピ−カ−付ヘツドレスト |
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-
2012
- 2012-03-02 JP JP2012046663A patent/JP2013183334A/ja active Pending
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