JP2010004521A - ヘッドフォン - Google Patents

Abstract

【課題】快適性及び形態性を最大にするために、周知のヘッドフォンに対し改善を提供する。
【解決手段】ヘッドフォン１０は、ヘッドハーネス１２と、前記ヘッドハーネスの各端部に提供された二つの耳部１４を含む。各耳部は、前記ヘッドハーネスに関して各耳部の球状連結を許容するボールソケット装置２０によって前記ヘッドハーネスに移動可能に連結されている。
【選択図】図１

Description

（関連出願のクロス・リファレンス）
本出願は、参照により全体が本明細書に組み込まれた、２００８年５月１４日に提出した米国仮特許出願Ｎｏ．６１／０７１７１４号の利益を主張する。
（発明の分野）
本発明は、ヘッドフォンに関する。

ヘッドフォンは、技術で知られている。本発明は、快適性及び形態性を最大にするために、周知のヘッドフォンに対し改善を提供する。

本発明の一つの態様は、ヘッドハーネスと、前記ヘッドハーネスの各端部に提供された二つの耳部とを含むヘッドフォンに関する。各耳部は、ヘッドハーネスに関して各耳部の球状連結を許容するボールソケット装置によってヘッドハーネスに移動可能に連結されている。

本発明の他の態様、特徴及び利点は、この開示の一部であり、一例として本発明の本質を示す添付の図面と関連した以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

以下の説明は、共通の特性及び特徴を共有することができるいくつかの実施態様に関連して提供される。ある一実施態様の一つ以上の特徴が他の実施態様の一つ以上の特徴と組み合わされることができるということを理解されるべきである。さらに、あらゆる実施態様の単一の特徴及び特徴の組み合わせは、付加的な実施態様を構成することができる。

１．ヘッドフォン
図１乃至図３は、本発明の実施態様による電気ヘッドフォン１０（例えば、オーディオ信号と電気的に連通するようになっているオーディオヘッドフォン）を図示する。図示のように、ヘッドフォン１０は、(ヘッド連結部分叉はブリッジ上の)ヘッドハーネス１２と、ヘッドハーネス１２の各端部に提供された二つの耳部１４とを含む。以下に詳細に説明されるように、各耳部１４は、ヘッドハーネス１２に関して各耳部１４の球状連結を許容するボールソケット装置２０によってヘッドハーネス１２に移動可能に連結されている。

ヘッドハーネス１２は、使用中において使用者の耳に係合するために互いの方向に耳部１４を付勢する付勢力を提供するように構成されている。各耳クッション部は、ベースプレート１５と、耳クッション部１７と、音を生じるオーディオユニット（図示せず）とを含む。

図示の実施態様では、耳部は、ヘッドフォンが装着されたときに使用者の耳を取り囲む叉は包むタイプである。しかしながら、本発明の特徴は、他のタイプのヘッドフォン、例えば、使用者の耳に置かれる叉は横たわる、使用者の耳部に挿入されるなどの耳部を有するヘッドフォンに適用できることを理解されるべきである。

１．１ ボールソケット装置
図示の実施態様では、耳部支持体３０がヘッドハーネス１２の各端部に提供されている。図４に示されるように、各耳部支持体３０は、ヘッドハーネス１２に連結された第１部分３２と、ボールソケット装置２０を介して耳部１４に連結された第２部分３４とを含む。

特に、第２部分３４は、二つのソケットアーム叉はフォーク２２を含み、各ソケットアーム叉はフォーク２２は、その自由端部に隣接する穴２４を含む。二つのフォーク２２は、耳部１４に提供されたボール２６、すなわち、二つのフォーク２２間に収容され、かつ穴２４内に支持されたボール２６を移動可能に含むように構成されている。フォーク２２間のリンク２８は正しい位置にボール２６を固定する、すなわち、リンク２８は、フォーク２２が引き離れるのを防止する。

図示の実施態様では、ボール２６は、耳部１４のベースプレート１５に固定されている。例えば、図５に示されるように、ボール２６は、（例えば、溶接や接着など）ベースプレート１５に強固に取り付けられるピン２７を含むことができる。しかしながら、ボールは、他の適当な手段、例えば、ファスナー（例えば、ベースプレートを通じてボールの中に伸びるファスナー）によってベースプレートに固定されることができる。

実施態様では、ボール２６は、約９−１５ｍｍ、例えば１１．５ｍｍの直径を有することができ、フォーク２２は、約２０−３５ｍｍ、例えば、３２ｍｍの長さを有することができると共に、約４−８ｍｍ、例えば、６ｍｍの直径を有する穴２４を有することができる。これらの寸法及び範囲は、単なる例であり、他の寸法及び範囲が、例えばアプリケーションに依存して可能であることを理解されるべきである。

１．２ 球状連結
（軌道ボールジョイントとして呼ばれる）ボールソケット装置２０は、各耳部が水平軸及び垂直軸の両方の軸に関して実質的にあらゆる位置において連結されるのを許容する。この配置は、ヘッドフォンが使用者の頭部の様々な寸法や形状に適合するので最大の快適性を考慮する。すなわち、ボールソケット装置は、耳部があらゆる頭部に適合するように調整するのを助ける。

垂直連結（関節）（例えば、軸線Ａ１を中心とした連結）の全範囲が、耳部１４がボールソケット装置２０を使用して枢動（例えば、最大で約１８０度の連結）するように図６ａから図６ｅまでに示されている。水平連結（関節）（例えば、軸線Ａ２を中心とした連結）の全範囲が、耳部１４がボールソケット装置２０を使用して枢動（例えば、最大で約１５０乃至１８０度の連結）するように図７ａから図７ｃまでに示されている。

図５に示されるように、ボール２６は、フォーク２２の一方の穴２４を貫通するようになっているストップピン２９を含むことができ、ボールソケット装置２０によって提供された連結の度合い叉は連結の範囲を制限する。

さらに、ボールソケット装置２０は、耳部が携帯性叉は保管のための位置に調整されまたは折りたたまれるのを許容する。例えば、図８に示されるように、耳部１４は、ヘッドフォンを平らで小さくまとめられた姿勢に配置するために折りたためることができる。代替的に、図９に示されるように、耳部１４は、（例えば、平らな表面に立てるために）ヘッドフォンを垂直に立った姿勢に配置するために折りたためることができる。

１．３ 調整可能な耳部支持体
実施態様では、各耳部支持体３０の第１部分３２はヘッドハーネス１２に対して移動可能に連結されることができ、耳部支持体３０とヘッドハーネス１２との間の相対運動を許容する。

例えば、図１０に最もよく示されているように、第１部分３２はヘッドハーネス１２の各端部に摺動可能に連結されることができる（例えば、第１部分３２はヘッドハーネス１２の中空端部分内に摺動可能に収容される）。この配置は、耳部支持体３０の長さが自由にかつ摺動可能に調整され、そして適所に固定されるのを許容する。第１部分は、ヘッドフォンに提供されたキー４２（例えば、六角形キー）によってゆるめたり締め付けたりされるファスナー４０（例えば、六角形ねじ）によって適所に固定されることができる。

代替的あるいは摺動可能な連結に加えて、図１１及び１２に示されるように、第１部分３２はヘッドハーネス１２の各端部に枢動的に連結されることができる（例えば、第１部分３２はヒンジ５０（例えば機械加工された金属ヒンジ）によってヘッドハーネスに連結される）。この配置は、図１に示されるように保管の目的のために、耳部支持体３０とそれに連結された耳部１４が小さくまとめられた姿勢に折りたためられるのを許容する。例えば、図１２に示された「開」位置を確認するために、第１部分３２の自由端部は、ヘッドハーネス１２の各端部にカチッと音をたてた表示（snap registration）を提供することができる。

１．４ 材料
実施態様では、ヘッドハーネス１２及び耳クッション部１７は、プラッシュ革材を含むことができ、一方、ハードウェア（例えば、ベースプレート、耳部支持体、ボールソケット装置）は、金属製材料を含むことができる。そのような構成は、例えば、美学のための材料のコントラストを提供する。

図１３乃至図１８は、ヘッドハーネス１２及び耳クッション部１７の代表的な実施態様をより明確に示す。図示のように、図１６乃至図１８の実施態様は、図１３乃至図１５の実施態様に比べて、より幅が広くよりプラッシュで柔らかいヘッドハーネス及びクッションを提供する。

本発明は、最も実用的で好適な実施態様であると現在考えられることと関連して記載されているが、本発明は開示した実施態様に限定されず、本発明の精神及び特許請求の範囲内に包含される様々な変更例及び同等の構成を含むことを理解されるべきである。また、上述の様々な実施態様は、他の実施態様に関連して実施されることができ、例えば、一実施態様の特徴は他の実施態様の特徴と組み合わされることができ、さらなる他の実施態様を実現することができる。さらに、付与されたアッセンブリの各独立した特徴叉は構成要素は、追加の実施態様を構成することができる。

添付の図面は、本発明の様々な実施態様の理解を容易にする。

図１は、本発明の実施態様による、使用者の頭部に配置されたヘッドフォンの斜視図である。 図２は、使用者の頭部から外された、図１に示されたヘッドフォンの斜視図である。 図３は、図２に示されたヘッドフォンの部分前面部である。 図４は、本発明の実施態様によるボールソケット装置を示すヘッドフォンの一部の拡大斜視図である。 図５は、本発明の実施態様によるボールソケット装置のボールを示す斜視図である。 図６ａ乃至図６ｅは、本発明の実施態様によるヘッドフォンの垂直連結の範囲を示す図である。 図７ａ乃至図７ｅは、本発明の実施態様によるヘッドフォンの水平連結の範囲を示す図である。 図８は、本発明の実施態様による平らで小さくまとめられた姿勢に折りたためられたヘッドフォンの斜視図である。 図９は、垂直に立った姿勢に折りたためられたヘッドフォンの斜視図である。 図１０は、本発明の実施態様による摺動可能な長さ調整を有するヘッドフォンの斜視図である。 図１１は、本発明の実施態様による枢動調整を有するヘッドフォンの斜視図である。 図１２は、図１１に示されたヘッドフォンの一部を示す拡大斜視図である。 図１３は、本発明の実施態様によるヘッドフォンの側面図である。 図１４は、本発明の実施態様によるヘッドフォンの前面図である。 図１５は、本発明の実施態様によるヘッドフォンの上面図である。 図１６は、本発明の実施態様によるヘッドフォンの側面図である。 図１７は、本発明の実施態様によるヘッドフォンの前面図である。 図１８は、本発明の実施態様によるヘッドフォンの上面図である。

Claims (9)

1. ヘッドフォンであって、
   ヘッドハーネスと、
   前記ヘッドハーネスの各端部に提供された二つの耳部とを備え、
   各耳部は、ヘッドハーネスに関して各耳部の球状連結を許容するボールソケット装置によって前記ヘッドハーネスに移動可能に連結されていることを特徴とするヘッドフォン。
2. 前記耳部は、使用中において使用者の耳を取り囲む叉は包むように構成されていることを特徴とする請求項１に記載のヘッドフォン。
3. 前記ボールソケット装置は、前記耳部に提供されたボールと、前記ヘッドハーネスに提供された二つのフォークとを含み、前記二つのフォークは、前記二つのフォークの間に前記ボールを収容するように構成されていることを特徴とする請求項１に記載のヘッドフォン。
4. 前記各フォークは、前記ボールを収容する穴を含むことを特徴とする請求項３に記載のヘッドフォン。
5. 前記ボールは、前記耳部のベースプレートに固定されるピンを含むことを特徴とする請求項３に記載のヘッドフォン。
6. 前記ボールは、連結の範囲を制限するように配置されたストップピンを含むことを特徴とする請求項３に記載のヘッドフォン。
7. 前記二つのフォークは、前記ヘッドハーネスに移動可能に取り付けられた耳部支持体に提供されていることを特徴とする請求項３に記載のヘッドフォン。
8. 前記耳部支持体は、長さ調整を許容するために前記ヘッドハーネスに摺動可能に連結されていることを特徴とする請求項７に記載のヘッドフォン。
9. 前記耳部支持体は、ヒンジによって前記ヘッドハーネスに枢動的に連結されていることを特徴とする請求項７に記載のヘッドフォン。

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