JP2013183299A - 移動局装置、基地局装置、通信方法、集積回路および無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的に通信を行うことができる移動局装置、基地局装置、通信方法、集積回路および無線通信システムを提供する。
【解決手段】基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する。
【選択図】図3b
【解決手段】基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する。
【選択図】図3b
Description
本発明は、移動局装置、基地局装置、通信方法、集積回路および無線通信システムに関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワークの進化(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。LTEでは、基地局装置から移動局装置への下りリンクの通信方式として、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing: OFDM)方式が用いられる。また、移動局装置から基地局装置への上りリンクの通信方式として、SC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。ここで、LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB)、移動局装置をUE(User Equipment)とも呼称する。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。
LTEにおいて、基地局装置は、システム帯域中央の72サブキャリアを用いて、同期信号(Synchronization signal: SS)と物理報知チャネル(Physical Broadcast Channel: PBCH)とを送信する。また、移動局装置は、同期信号を用いてセルサーチ(初期セルサーチ、待ち受けセルサーチ及び通信中セルサーチ)を行ない、キャリア周波数のオフセット同期、OFDMシンボルのタイミング同期、無線フレームのタイミング同期および物理レイヤーセル識別子(Physical-layer Cell Identity: PCI)の取得を行う。また、移動局装置は、セルサーチの後に、物理報知チャネルを用いてマスターインフォメーションブロック(Master information block: MIB)を取得する。ここで、マスターインフォメーションブロックには、セルの下りリンクのシステム帯域幅を示す情報およびシステムフレーム(無線フレーム)の番号(System Frame Number: SFN)を示す情報などが含まれる。
また、移動局装置は、PBCHを受信した後に、物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)を用いて、複数のシステムインフォメーションブロック(System information block: SIB)を取得する。ここで、MIBおよびSIBはシステム情報である。また、SIBは、複数の移動局装置に対して共通な無線リソース設定情報が含まれる。ここで、基地局装置は、セルの下りリンクの帯域のうちの一部をPDSCHに割り当てる。
さらに、基地局装置は、単一のPDSCHのスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を、単一の物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel: PDCCH)を用いて送信する。また、基地局装置は、SIBを送信するためのPDSCHのスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報を、共通探索領域(Common Search Space: CSS)におけるPDCCHで送信する。ここで、CSSは、全ての移動局装置に対して共通(複数の移動局装置に対して共通でも良い)であるPDCCHの送信に用いられ、全ての移動局装置(複数の移動局装置)はCSSにおいてPDCCHをモニタ(監視)する。
また、移動局装置は、SIBに含まれる無線リソース設定情報に基づいて、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel: PRACH)の設定を行なう。さらに、移動局装置は、PRACHの設定を行なった後に、ランダムアクセスプロシージャを開始し、上りリンクの送信タイミングの調整を行なう。さらに、移動局装置は、上りリンクの送信タイミングの調整を行なった後に、コネクション要求(connection request)メッセージを基地局装置に送信し、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャを開始する。
ここで、LTEにおいて、同一のチャネル構造のセル(コンポーネントキャリア)を複数用いて、基地局装置と移動局装置が、通信をする技術(セル集約:cell aggregation、キャリア集約:carrier aggregationとも称される)が用いられる。例えば、セル集約を用いた通信では、複数のセルを用いて、基地局装置と移動局装置が、複数の物理チャネルでの送受信を同時に行うことができる。また、例えば、基地局装置と移動局装置が、1つのセルにおいて初期コネクション確立を行なった後に、基地局装置が移動局装置との通信に用いるセルを追加することができる。
一方、LTE−Advancedの拡張規格(LTE Release 11)の検討では、マシンタイプコミュニケーション(Machine Type Communication: MTC)またはマシン間通信(Machine Type Communication: M2M)に対応する移動局装置の低コスト化に関するStudy Itemが提案されている(非特許文献1)。以下、MTC/M2Mの移動局装置、またはMTC/M2Mの通信デバイスを、MTCUE(Machine Type Communication User Equipment)とも称する。すなわち、LTE規格(LTE Release 8、9)及びLTE−Advanced規格(LTE Release 10)対応のシステムと後方互換性を持ちながら、低コストのMTCUEを実現するために、送受信帯域幅の狭帯域化、アンテナポート数/RFチェーン数の削減、送受信データ転送レートの低減、半二重周波数分割多重(Half-duplex Frequency Division Duplex)方式の採用、送信電力の低減、間欠受信間隔の延長などのコスト低減方法が提案されている。また、低コストのMTCUEを実現する方法として、MTCUEの送受信RF回路、送受信ベースバンド回路の最大帯域幅の低減(Reduction of maximum bandwidth)が有効であることも提案されている(非特許文献2)。
"Study on Provision of low-cost MTC UEs based on LTE", RP-111112, 3GPP RAN meeting #53, Fukuoka, Japan, 13th-16th September, 2011.
"Discussion on the bandwidth reduction for low cost MTC UEs", R1-120114, 3GPP TSG RAN WG1#68 Dresden, Germany, 6th-10th February, 2012.
上記のように、低コストのMTCUEを実現するために、MTCUEに用いられる送受信RF回路、および/または、送受信ベースバンド回路の最大周波数帯域幅を、20MHzより狭い周波数帯域幅(例えば、1.4MHz)に制限し、20MHzのシステム帯域幅の中心に固定的にマッピングする(以降、マッピング、配置、割り当て、スケジューリングは同様の意味とする)ことが提案されている。しかしながら、従来のLTE規格(LTE Release 8、9)及びLTE−Advanced規格(LTE Release 10)対応のシステムと後方互換性を保ちながら、周波数選択性ダイバシチによる受信特性を改善する方法、システム容量(System Capacity)を改善する方法などは提示されていない。すなわち、MTCUEに対応する基地局装置、移動局装置の送受信方法および通信プロトコルなどの具体的な実現方法は提示されていない。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信することを特徴としている。
(2)また、基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置へ送信することを特徴としている。
(3)また、前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって上位層の信号を使用して設定されることを特徴としている。
(4)また、前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によってMACコントロールエレメントを使用して通知されることを特徴としている。
(5)また、前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって前記物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報を使用して指示されることを特徴としている。
(6)また、前記第1のサブフレーム+m(m≧5)において、HARQにおけるACK/NACKを示す情報を前記基地局装置へ送信することを特徴としている。
(7)また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置であって、第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信することを特徴としている。
(8)また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置であって、第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信することを特徴としている。
(9)また、前記利用可能な第2の帯域幅を、上位層の信号を使用して前記移動局装置へ設定することを特徴としている。
(10)また、前記利用可能な第2の帯域幅を、MACコントロールエレメントを使用して前記移動局装置へ通知することを特徴としている。
(11)また、前記利用可能な第2の帯域幅を、前記物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報を使用して前記移動局装置へ指示することを特徴としている。
(12)また、前記第1のサブフレーム+m(m≧5)において、HARQにおけるACK/NACKを示す情報を前記移動局装置から受信することを特徴としている。
(13)また、基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置の通信方法であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信することを特徴としている。
(14)また、基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置の通信方法であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置へ送信することを特徴としている。
(15)また、前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって指示されることを特徴としている。
(16)また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置の通信方法であって、第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信することを特徴としている。
(17)また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置の通信方法であって、第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信することを特徴としている。
(18)また、前記利用可能な第2の帯域幅を、前記移動局装置へ指示することを特徴としている。
(19)また、基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置に用いられる集積回路であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信する機能と、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する機能と、を前記移動局装置へ発揮させることを特徴としている。
(20)また、基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置に用いられる集積回路であって、第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信する機能と、第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置へ送信する機能と、を前記移動局装置へ発揮させることを特徴としている。
(21)また、前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって指示されることを特徴としている。
(22)また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信する機能と、第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する機能と、を前記基地局装置へ発揮させることを特徴としている。
(23)また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信する機能と、第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する機能と、を前記基地局装置へ発揮させることを特徴としている。
(24)また、前記利用可能な第2の帯域幅を、前記移動局装置へ指示する機能を前記基地局装置へ発揮させることを特徴としている。
(25)また、基地局装置とマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が通信する無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信し前記移動局装置は、第1のサブフレームにおいて、前記物理下りリンク制御チャネルで前記下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、前記物理下りリンク共用チャネルで前記下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信することを特徴としている。
(26)また、基地局装置とマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が通信する無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信し、前記移動局装置は、第1のサブフレームにおいて、前記物理下りリンク制御チャネルで前記下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、第2のサブフレームにおいて、前記物理上りリンク共用チャネルで前記上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信することを特徴としている。
本発明によれば、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が効率的に通信を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に関わる無線通信システムの物理チャネルを示している。本発明の第1の実施形態に関わる無線通信システムは、LTE−Advancedの拡張規格(LTE Release 11)に対応する低コストのMTC移動局装置(1A〜1C)、従来のLTE規格(LTE Release 8、9)及びLTE−Advanced規格(Release 10)に対応する移動局装置(2A〜2C)、および基地局装置(3)を具備する。以下、LTE−Advancedの拡張規格(LTE Release 11)に対応する低コストのMTC移動局装置(1A〜1C)をMTCUE1、従来のLTE規格(LTE Release 8、9)及びLTE−Advanced規格(LTE Release 10)に対応する移動局装置(2A〜2C)をUE1とも称する。また、MTCUE1とUE1を含めて移動局装置とも称する。また、UE1とMTCUE1に対応する基地局装置(3)を基地局装置とも称する。
ここで、MTCUE1(MTCデバイス、またはMTC端末とも呼称される)には、マシンタイプコミュニケーション(マシン間通信)のために備えられたユーザ機器が含まれる。例えば、MTCUE1は、異なる特徴(例えば、eNodeBs、home eNodeBs、e-UTRA Relays)を伴う複数のセルを備えるアクセスネットワークと通信することができる。
図1は、基地局装置からUE1への下りリンクの無線通信において、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DLRS)、同期信号(Synchronization signal: SS)、物理報知チャネル(Physical Broadcast Channel: PBCH)、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel: PDCCH)、物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)、物理制御フォーマットインディケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel: PCFICH)および物理HARQインディケータチャネル(Physical Hybrid Automatic Repeat Request Indicator Channel: PHICH)が用いられることを示す。
また、図1は、基地局装置からMTCUE1への下りリンクの無線通信において、UE1と共用のDLRS、SS、PBCHと、MTCUE1対応の物理下りリンク制御チャネル(MTC-PDCCH)、MTCUE1対応の物理下りリンク共用チャネル(MTC-PDSCH)、MTCUE1対応の物理制御フォーマットインディケータチャネル(MTC-PCFICH)およびMTCUE1対応の物理HARQインディケータチャネル(MTC-PHICH)が用いられることを示す。
また、図1は、UE1から基地局装置への上りリンクの無線通信において、上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: ULRS)、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel: PUCCH)、物理上りリンク共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel: PUSCH)および物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel: PRACH)が用いられることを示す。
また、図1は、MTCUE1から基地局装置への上りリンクの無線通信において、MTCUE1対応の上りリンク参照信号(MTC Uplink Reference Signal: MTC-ULRS)、MTCUE1対応の物理上りリンク制御チャネル(9)(MTC Physical Uplink Control Channel: MTC-PUCCH)、MTCUE1対応の物理上りリンク共用チャネル(MTC Physical Uplink Shared Channel: MTC-PUSCH)およびMTCUE1対応の物理ランダムアクセスチャネル(10)(MTC Physical Random Access Channel: MTC-PRACH)が用いられることを示す。
ここで、SSは、UEが下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。下りリンク参照信号は、UEが下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられたり、UEが下りリンクの受信品質を測定するために用いられたり、UEがPDSCHやPDCCHの伝搬路補正を行なうために用いられる。
また、PBCHは、セル内のUEで共通に用いられるシステム情報であるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB)を報知するために用いられる物理チャネルである。例えば、PBCHは、40ms間隔で送信される。ここで、40ms間隔のタイミングは、UEにおいてブラインド検出(blind detection)される。また、例えば、PBCHは、10ms間隔で再送信される。また、MIBには、システム帯域幅、無線フレーム番号(System Frame Number: SFN)など、他のシステム情報を受信するための必須な物理レイヤ情報が含まれている。
また、PDCCHは、下りリンクアサインメント(「Downlink Assignment: DA」、または、「Downlink Grant: DG」とも称する)や上りリンクグラント(Uplink Grant: UG)などの下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。例えば、下りリンクアサインメントには、PDSCHに対する変調方式および符号化率に関する情報(Modulation and Coding Scheme: MCS)、PDSCHに対する無線リソースの割り当てを示す情報などが含まれる。また、上りリンクグラントには、PUSCHに対する変調方式および符号化率に関する情報、PUSCHに対する無線リソースの割り当てを示す情報などが含まれる。
ここで、PDCCHで送信される下りリンク制御情報には複数のフォーマットが定義される。下りリンク制御情報のフォーマットをDCIフォーマット(DCI format)と呼ぶ。例えば、DCIフォーマット0は、単一のセル内のシングルアンテナポート送信方式のPUSCHのスケジューリングに用いられる。また、DCIフォーマット4は、単一のセル内のマルチアンテナポート送信方式のPUSCHのスケジューリングに用いられる。また、DCIフォーマット1Aは、単一のセル内のシングルアンテナポート送信方式またはトランスミッションダイバーシチ送信方式のPDSCHのスケジューリングに用いられる。また、DCIフォーマット2は、単一のセル内のマルチアンテナポート送信方式のPDSCHのスケジューリングに用いられる。すなわち、DCIフォーマット0およびDCIフォーマット4は、上りリンクグラントである。また、DCIフォーマット1AおよびDCIフォーマット2は、下りリンクアサインメントである。
また、PDSCHは、ページング情報(Paging Channel: PCH)、SIB情報(Broadcast Channel: BCH)および下りリンクデータ(下りリンク共用チャネル(Downlink Shared Channel: DL-SCH)に対するトランスポートブロック)を送信するために用いられる物理チャネルである。ここで、SIB情報は、複数のUEに対して共通な無線リソース設定情報が含まれる。
また、PCFICHは、PDCCHが配置される領域(OFDMシンボル)を示す情報を送信するために用いられる物理チャネルである。また、PHICHは、基地局装置が受信した上りリンクデータの復号の成否を示すHARQインディケータ(応答情報)を送信するために用いられる物理チャネルである。例えば、基地局装置がPUSCHに含まれる上りリンクデータの復号に成功した場合は、該上りリンクデータに対するHARQインディケータとしてACK(Acknowledgement)を示し、基地局装置がPUSCHに含まれる上りリンクデータの復号に失敗した場合は、該上りリンクデータに対するHARQインディケータとしてNACK(Negative Acknowledgement)が示される。ここで、単一のPHICHは、単一の上りリンクデータに対するHARQインディケータを送信する。また、同一のPUSCHに含まれる複数の上りリンクデータに対するHARQインディケータは、複数のPHICHを用いて送信される。
さらに、MTC−PDCCHは、MTCUE1に対応するPDCCHであり、MTCUE1に対する下りリンク制御情報(DCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。
また、MTC−PDSCHは、MTCUE1に対応するPDSCHであり、MTCUE1に対応するPCH、SIB情報およびDL−SCHを送信するために用いられる物理チャネルである。また、MTC−PCFICHは、MTCUE1に対応するPCFICHであり、MTC−PDCCHが配置される領域(OFDMシンボル)を示す情報を送信するために用いられる物理チャネルである。また、MTC−PHICHは、MTCUE1に対応するPHICHであり、基地局装置が受信した上りリンクデータの復号の成否を示すHARQインディケータ(応答情報)を送信するために用いられる物理チャネルである。
また、ULRSは、基地局装置がUE1の上りリンクの時間領域の同期をとるために用いられたり、基地局装置がUE1の上りリンクの受信品質を測定するために用いられたり、基地局装置がPUSCHやPUCCHの伝搬路補正を行なうために用いられる信号である。ここで、ULRSには、PUSCHまたはPUCCHと多重されて送信され、データの復調に用いられる復調用参照信号(Demodulation Reference Signal: DMRS)と、PUSCHおよびPUCCHとは多重されずに送信されるサンディング参照信号(Sounding Reference Signal: SRS)が含まれる。
また、PUCCHは、下りリンクのチャネル品質を示すチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)リソースの要求を示すスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)、UE1が受信した下りリンクデータの復号の成否を示すACK/NACK(HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)におけるACK/NACKとも称する)などの上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。
また、PUSCHは、上りリンクデータ(上りリンク共用チャネル(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するトランスポートブロック)や上りリンク制御情報を送信するために用いられる物理チャネルである。また、PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる物理チャネルである。ここで、PRACHは、UE1が基地局装置と時間領域の同期をとることを主な目的とし、その他に、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、および上りリンク無線リソースの割り当ての要求に用いられる。
また、MTC−ULRSは、基地局装置がMTCUE1の上りリンクの時間領域の同期をとるために用いられたり、基地局装置がMTCUE1の上りリンクの受信品質を測定するために用いられたり、基地局装置がMTC−PUSCHやMTC−PUCCHの伝搬路補正を行なうために用いられる信号である。MTC−ULRSには、MTC−PUSCHまたはMTC−PUCCHと多重されて送信され、MTCUE用データの復調に用いられる復調用参照信号(MTC Demodulation Reference Signal: MTC-DMRS)と、MTC−PUSCHおよびMTC−PUCCHと多重されずに送信されるMTCUE用サンディング参照信号(MTC Sounding Reference Signal: MTC-SRS)が含まれる。
また、MTC−PUCCHは、MTCUE1に対応する下りリンクのチャネル品質を示すチャネル状態情報(MTC Channel State Information: MTC-CSI)、MTCUE1に対応するUL−SCH(MTC-UL-SCH)リソースの要求を示すスケジューリング要求(MTC Scheduling Request: MTC-SR)、MTCUE1が受信した下りリンクデータの復号の成否を示すACK/NACKなどの上りリンク制御情報(MTC Uplink Control Information: MTC-UCI)を送信するために用いられる物理チャネルである。
また、MTC−PUSCHは、MTCUE用上りリンクデータ(MTC Uplink Shared Channel: MTC-UL-SCH)や上りリンク制御情報を送信するために用いられる物理チャネルである。また、MTC−PRACHは、MTCUE用ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる物理チャネルである。ここで、MTC−PRACHは、MTCUE1が基地局装置と時間領域の同期をとることを主な目的とし、その他に、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、および上りリンク無線リソースの割り当ての要求に用いられる。
図2は、本発明の第1の実施形態に関わる下りリンクの無線フレームの構成の一例を示す図である。図2に示すように、例えば、時間リソースとして、無線フレームの長さは10msで、10個のサブフレームで構成される。また、サブフレームの長さは1msで、2つのスロットで構成される。また、スロットの長さは0.5msで、7個のOFDMシンボルで構成される。
さらに、例えば、周波数リソースとして、下りリンクシステム帯域幅は複数のOFDMサブキャリアで構成される。ここで、1つのサブキャリアの周波数帯域幅は15kHzであり、サブキャリア数は下りリンクシステム帯域幅に依存する。また、無線リソースの最小単位であるリソースエレメントは、1つのサブキャリアと1つのOFDMシンボルにより構成される。ここで、リソースエレメントは、サブキャリア番号とOFDMシンボル番号を用いて識別される。
また、リソースブロックは、ある物理下りリンクチャネルのリソースエレメントのマッピングを表現するために用いられる。リソースブロックは、仮想リソースブロックと物理リソースブロックが定義される。ある物理下りリンクチャネルは、まず仮想リソースブロックにマッピングされる。その後、仮想リソースブロックは、物理リソースブロックにマッピングされる。例えば、1つの物理リソースブロックは、時間領域において7個の連続するOFDMシンボルと、周波数領域において12個の連続するサブキャリアとから定義される。すなわち、1つの物理リソースブロックは(7×12)個のリソースエレメントから構成される。また、1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロットに対応し、周波数領域において180kHzに対応する。物理リソースブロックは周波数領域において0から番号が付けられる。
(物理下りリンクチャネルのマッピングについて)
また、図2は、本発明の第1の実施形態に関わるUE1に対応する物理下りリンクチャネルのマッピングの一例を示す図である。図2に示すように、PCFICHは、サブフレーム内の0番(最初)のOFDMシンボルにマッピングされる。また、PCFICHは、周波数領域において分散した4つのリソースエレメントグループにマッピングされる。リソースエレメントグループは、連続する複数のリソースエレメントから構成される。PHICHは、サブフレーム内の0番(最初のサブフレーム)のOFDMシンボルにマッピングされる。ここで、1つのPCFICHは、周波数領域において分散した3つのリソースエレメントグループにマッピングされる。また、基地局装置は、複数のPCFICHを、同じリソースエレメント上で符号多重することができる。
また、図2は、本発明の第1の実施形態に関わるUE1に対応する物理下りリンクチャネルのマッピングの一例を示す図である。図2に示すように、PCFICHは、サブフレーム内の0番(最初)のOFDMシンボルにマッピングされる。また、PCFICHは、周波数領域において分散した4つのリソースエレメントグループにマッピングされる。リソースエレメントグループは、連続する複数のリソースエレメントから構成される。PHICHは、サブフレーム内の0番(最初のサブフレーム)のOFDMシンボルにマッピングされる。ここで、1つのPCFICHは、周波数領域において分散した3つのリソースエレメントグループにマッピングされる。また、基地局装置は、複数のPCFICHを、同じリソースエレメント上で符号多重することができる。
また、PDCCHは、サブフレーム内の0番、0番と1番または0番から2番までのOFDMシンボルにマッピングされる。例えば、0番のOFDMシンボルにおいて、PDCCHは、PCFICHおよびPHICHがマッピングされるリソースエレメントを避けてマッピングされる。ここで、UE1は、PCFICHで受信した情報に基づいて、PDCCHがマッピングされるOFDMシンボルを認識する。また、基地局装置は、複数のPDCCHを、時間および周波数多重することができる。また、PDSCHは、サブフレーム内のPDCCHがマッピングされないOFDMシンボルにマッピングされる。基地局装置は、複数のPDSCHを周波数多重、時間多重および/または空間多重することができる。
また、SSは、時間領域において無線フレームのそれぞれにおいて0番と5番のサブフレームで送信される。当該0番と5番のサブフレームにおいて、同期信号は第1のスロットの5番と6番のOFDMシンボルで送信される。また、例えば、同期信号は、周波数領域において、セルの下りリンクシステム帯域幅の中心周波数f1を対称に(f1を中心として対称に)72サブキャリアで送信される。
また、PBCHは、時間領域において無線フレームのそれぞれにおいて0番のサブフレームで送信される。当該0番のサブフレームにおいて、PBCHは第2のスロットの0番から3番までのOFDMシンボルで送信される。また、PBCHは、周波数領域において、セルの下りリンクシステム帯域中央の72サブキャリアで送信される。ここで、図2において、下りリンク参照信号の説明は省略する。
図3aは、本発明の第1の実施形態に関わる複数のMTUE1に対応するMTC−PDCCHのマッピングの一例を示す図である。図3aにおいて、UE1対応のリソースエレメントは下りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)の中心周波数f1を中心として示されており、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)は、UE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)以内にある。
ここで、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(下りリンク帯域幅とも呼称する)とは、MTCUE1がサポートする下りリンクシステム帯域幅のことを示している。例えば、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅は、基地局装置における下りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)より狭く、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHzなどを持つことができる。すなわち、MTCUE1は、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHzなどの、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅で動作することができる。すなわち、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅は、従来のUE1よりも制限されるとみなすことができる。ここで、MTCUE1の受信RF回路の周波数帯域幅をUE1と同様に20MHzとし、受信ベースバンド回路の周波数帯域幅をMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅としても良い(詳細は後述する)。
図3aにおいて、例えば、MTCUE1対応のSS、PBCH、及びDLRSは、UE1に対応するSS、PBCH、及びDLRSと同様のものが利用される。ここで、例えば、MTC−PCFICHは、サブフレーム内の6番(最後のサブフレーム)のOFDMシンボルにマッピングされる。また、MTC−PCFICHは、周波数領域において分散した4つのリソースエレメントグループにマッピングされる。リソースエレメントグループは、連続する複数のリソースエレメントから構成される。また、MTC−PHICHは、サブフレーム内の6番のOFDMシンボルにマッピングされる。1つのMTC−PCFICHは、周波数領域において分散した3つのリソースエレメントグループにマッピングされる。また、基地局装置は、複数のMTC−PCFICHを、同じリソースエレメント上で符号多重することができる。
また、例えば、MTC−PDCCH(4)は、サブフレーム内の6番のMTC−PDCCHのリソース領域(4A)、6番と5番のMTC−PDCCHのリソース領域(4B)または6番から4番のMTC−PDCCHのリソース領域(4C)までのOFDMシンボルにマッピングされる。ここで、6番のOFDMシンボルにおいて、MTC−PDCCHはMTC−PCFICHおよびMTC−PHICHがマッピングされるリソースエレメントを避けてマッピングされる。また、MTCUE1は、MTC−PCFICHで受信した情報に基づいて、MTC−PDCCHがマッピングされるOFDMシンボル(OFDMシンボルの開始位置)を認識することができる。
図3aに示すように、MTCUE1は電源オンのとき、または待ち受けモード(RRC idle mode: RRC_IDLE)のときには、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f1にセットして、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で、SS、PBCH、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDCCHを受信する。
図3bは、本発明の第1の実施形態に関わる個別のMTCUE1(それぞれのMTCUE1)に対応するMTC−PDSCCHのマッピングの一例を示す図である。図3bにおいて、個別のMTCUE1は、無線接続モード(RRC connected mode: RRC_CONNECTED)のとき、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f1にセットして、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で、SS、PBCH、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDCCHを受信する。また、自局宛のMTC−PDSCHに対する無線リソースの割り当てがある場合には、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f2にセットして、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で、割り当てられた無線リソースを受信する。
すなわち、例えば、図3bにおいて、MTCUE1は、サブフレーム1でMTC−PDCCHのリソース領域(4B)を受信し、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDCCHから自局宛の割り当て無線リソース(12A)がある場合、基地局装置間とMTCUE1との間で予め定義された遅延時間間隔、例えば1つのスロット後(または、1サブフレーム後)に、自局宛の割り当て無線リソース(12A)が受信できるように、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f2にセットする。また、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f2にセットしたMTCUE1は、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で、割り当てられたMTC−PDSCHの無線リソースを受信する。
ここで、例えば、基地局装置間とMTCUE1との間で予め定義された遅延時間間隔とは、MTCUE1における局部発振回路、あるいは位相同期回路PLL(Phase-locked loop)の受信周波数の切り替え時間を考慮した時間間隔であり、スロットの倍数(サブフレームの倍数でも良い)で、無線システムにおいて予め定義されたパラメータであっても良い。
また、図3bにおいて、MTCUE1は自局宛の割り当て無線リソース(12A)を受信した後に、基地局装置間とMTCUE1との間で予め定義された遅延時間間隔、例えば1つのスロットの遅延期間(または、1サブフレームの遅延期間)に、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f1にセットして、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)で、次のMTC-PDCCH領域(4C)を受信(認識)する。
同様に、MTCUE1は、サブフレーム2でMTC−PDCCHのリソース領域(4C)を受信し、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDCCHから自局宛の割り当て無線リソース(12B)がある場合、基地局装置間と予め定義された遅延時間間隔、例えば1つのスロット後(または、1サブフレーム後)に、自局宛の割り当て無線リソース(5B)が受信できるように、受信RF回路の同調周波数は中心周波数f2にセットする。また、受信RF回路の同調周波数は中心周波数f2にセットしたMTCUE1は、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)で、割り当てられたMTC−PDSCHの無線リソースを受信する。ここで、図3a、3bに示したように、MTCUE1は、無線接続モードでも、必要に応じて、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f1にセットして、SS、PBCHを受信することができる。
すなわち、例えば、基地局装置は、MTC−PDCCHで、基地局装置によってサポートされる下りリンク帯域幅(例えば、20MHz)におけるリソース割り当て情報を送信することによって、MTC−PDSCHのリソースをスケジュールすることができる。このように、基地局装置が、基地局装置によってサポートされる下りリンク帯域幅(例えば、20MHz)におけるリソース割り当て情報を使用して、MTC−PDSCHのリソースをスケジュールすることによって、後述する周波数シフトに関する情報を通知する必要がなくなり、無線リソースを効率的に利用して、MTC−PDSCHのリソースをスケジュールすることができる。
同様に、基地局装置は、MTC−PDCCHで、基地局装置によってサポートされる下りリンク帯域幅(例えば、20MHz)におけるリソース割り当て情報を送信することによって、MTC−PUSCHのリソースまたはMTC−PUCCHのリソースをスケジュールしても良い。すなわち、MTCUE1は、基地局装置によってスケジュールされたMTC−PUSCHのリソースを使用して、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報を送信する。また、MTCUE1は、基地局装置によってスケジュールされたMTC−PUCCHのリソースを使用して、上りリンク制御情報を送信する。
図3bに示したように、MTCUE1対応のMTC−PDSCHは、受信RF回路の同調周波数を中心(例えばf1、f2)に、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えばf1、f2を中心とする5MHz)以内のPDSCHの領域で受信される。ここで、基地局装置は、複数のMTC−PDSCHを周波数多重、時間多重および/または空間多重することができる。また、MTC−PDSCHのリソース領域は、UE1の下りリンクシステム帯域幅以内のPDSCHのリソース領域と共用して使用することができる。基地局装置は、同一の下りリンクシステム帯域幅を共用する2つのリソース領域におけるUE1用リソースとMTCUE1用リソースのマッピングにおいて衝突を生じさせることなく、適切にスケジューリングすることができる。
図4a、bは、図3aと対応しており、MTCUE1に対応するMTC−PDCCHのマッピングの一例を示す別の図である。図4aに示すように、例えば、MTC−PDCCH(11)は、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅以内の、サブフレーム内の複数の物理リソースブロックで構成されたMTC−PDCCHのリソース領域(11A〜11C)にマッピングされる。ここで、MTC−PDCCH(11)は、MTC−PCFICHおよびMTC−PHICHがマッピングされるリソースエレメントを避けてマッピングされる。また、MTCUE1は、MTC−PCFICHで受信した情報に基づいて、MTC−PDCCH(11)がマッピングされる物理リソース領域の大きさ、例えば、図4aに示したMTC−PDCCHのリソース領域(11A〜11C)を認識する。
また、図4aに示すように、MTC−PDCCHのリソース領域は、第2のスロットに、複数の物理リソースブロックにマッピングされる。例えば、MTC−PDCCHのリソース領域は、それぞれ1、2、3個の物理リソースブロックにマッピングさる。ここで、物理リソースブロックの個数はMTC−PCFICHの情報によって指示される。
また、MTC−PCFICHは、MTC−PDCCHのリソース領域にマッピングされる。例えば、MTC−PCFICHは、第2のスロット内の1番のOFDMシンボルにマッピングされる。また、MTC−PCFICHは、周波数領域において分散した2つのリソースエレメントグループにマッピングされる。ここで、リソースエレメントグループは、連続する複数のリソースエレメントから構成される。
また、MTC−PHICHは、例えば、第2のスロット内の2番のOFDMシンボルにマッピングされる。ここで、1つのMTC−PHICHは、周波数領域において分散した2つのリソースエレメントグループにマッピングされる。また、基地局装置は、複数のMTC−PHICHを、同じリソースエレメント上で符号多重することができる。
ここで、図4aでは、MTC−PDCCHのリソース領域が、第2のスロットにおいて1つまたは複数の物理リソースブロックを有すること示したが、例えば、図4bに示したように、MTC−PDCCHのリソース領域が、時間軸で第1のスロット及び/または第2のスロットを有し、また周波数軸で1つまたは複数の単位帯域幅(例えば、6サブキャリア)を有しても良い。また、図4aでは、MTC−PDCCHのリソース領域は、周波数軸において物理リソースブロック単位で連続的に(Localized)マッピングされていたが、図4bに示すように、物理リソースブロック単位または単位帯域幅(例えば、6個のOFDMサブキャリア)で分散的に(Distributed)マッピングされても良い。
ここで、UE1が、予めPCFICHがマッピングされる位置を知っているのと同様に、MTCUE1は、図4aに示したMTC−PCFICHがMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域の一端(例えば、低い周波数端)の第2のスロット内の1番のOFDMシンボルにマッピングされていることを予め識別しておくことができる。
また、例えば、MTC−PCFICHのマッピング位置は、図4bに示したように、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域の一端(例えば、高い周波数端)及び/またはサブフレーム(例えば、第1のサブフレーム)の先頭から、予め設定された周波数オフセット及び/または時間オフセットによって指定された位置からスタートしても良い。ここで、これらのオフセットは、基地局装置固有(Cell -specific、セル固有)のパラメータ(例えば、PCI、複数の移動局装置に対して共通のパラメータなど)、または、移動局装置固有(UE-specific)のパラメータ(例えば、C−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)、端末製造番号、個体識別番号、ユーザ番号、ある移動局装置に対して専用のパラメータなど)に基づいて算出されても良い。
上述したように、例えば、MTCUE1は、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f1にセットして、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)において、MTC−PDCCHをモニタし、下りリンク制御情報を受信する。また、MTCUE1は、該下りリンク制御情報を受信し、受信RF回路の同調周波数を中心周波数f2にセットして、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)において、MTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックを受信する。
ここで、基地局装置は、下りリンクトランスポートブロックの送信に使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を示す情報(以下、第1の周波数シフトに関する情報とも記載する)を、MTCUE1に通知することができる。すなわち、基地局装置は、MTC−PDSCHに対して使用可能な周波数帯域幅(周波数帯域でも良い)を示す情報を、MTCUE1に通知することができる。
ここで、第1の周波数シフトに関する情報は、リソースブロックの数(リソースブロックのインデックスでも良い)によって表されても良い。また、第1の周波数シフトに関する情報は、サブキャリアの数(サブキャリアのインデックスでも良い)によって表されても良い。また、第1の周波数シフトに関する情報は、使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域の中心周波数(中心周波数を示すインデックスでも良い)を示す情報であっても良い。
また、第1の周波数シフトに関する情報は、使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域の開始位置を示す情報であっても良い。また、第1の周波数シフトに関する情報は、基地局装置から事前に設定された複数の使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域の1つを示すインデックスであっても良い。また、第1の周波数シフトに関する情報は、基地局装置から事前に設定された使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を有効(または無効)にすることを示す情報であっても良い。
また、第1の周波数シフトに関する情報は、使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を所定の計算式から求めるための1つまたは複数のパラメータ値であっても良い。すなわち、第1の周波数シフトに関する情報は、MTC−PDCCHで送信される下りリンク制御情報によってスケジュールされるMTC−PDSCHのリソース領域(リソースの位置)を指示する情報であれば、どのような情報でも良い。
例えば、基地局装置は、第1の周波数シフトに関する情報を通知することによって、中心周波数f2の周波数帯域においてMTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックが送信されることを指示することができる。また、MTCUE1は、基地局装置から通知された第1の周波数シフトに関する情報に従って、中心周波数f2の周波数帯域においてMTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックを受信する。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から通知された第1の周波数シフトに関する情報に従って、RF回路の同調周波数を(再)セットする。
すなわち、基地局装置は、第1の周波数シフトに関する情報とMTC−PDSCHに対するリソース割り当て情報を通知することによって、下りリンクトランスポートブロックが送信されるMTC−PDSCHのリソースをスケジュールすることができる。また、MTCUE1は、第1の周波数シフトに関する情報とMTC−PDSCHに対するリソース割り当て情報に従って、スケジュールされたMTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックを受信する。すなわち、MTCUE1は、第1の周波数シフトに関する情報に従って、MTC−PDSCHのリソースがスケジュールされる可能性のあるリソース領域を識別する。さらに、MTCUE1は、MTC−PDSCHに対するリソース割り当て情報に従って、第1の周波数シフトに関する情報によって指示されたリソース領域内において、下りリンクトランスポートブロックが送信されるMTC−PDSCHのリソースを識別する。
また、基地局装置は、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報の送信に使用可能なMTC−PUSCHのリソース領域を示す情報(以下、第2の周波数シフトに関する情報とも記載する)を、MTCUE1に通知することができる。すなわち、基地局装置は、MTC−PUSCHに対して使用可能な周波数帯域幅(周波数帯域でも良い)を示す情報を、MTCUE1に通知することができる。
ここで、第2の周波数シフトに関する情報は、リソースブロックの数(リソースブロックのインデックスでも良い)によって表されても良い。また、第2の周波数シフトに関する情報は、サブキャリアの数(サブキャリアのインデックスでも良い)によって表されても良い。また、第2の周波数シフトに関する情報は、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報の送信に使用可能なMTC−PUSCHのリソース領域の中心周波数(中心周波数を示すインデックスでも良い)を示す情報であっても良い。
また、第2の周波数シフトに関する情報は、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報の送信に使用可能なMTC−PUSCHのリソース領域の開始位置を示す情報であっても良い。また、第2の周波数シフトに関する情報は、基地局装置から事前に設定された複数の使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域の1つを示すインデックスであっても良い。また、第2の周波数シフトに関する情報は、基地局装置から事前に設定された使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を有効(または無効)にすることを示す情報であっても良い。
また、第2の周波数シフトに関する情報は、使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を所定の計算式から求めるための1つまたは複数のパラメータ値であっても良い。すなわち、第2の周波数シフトに関する情報は、MTC−PDCCHで送信される下りリンク制御情報によってスケジュールされるMTC−PUSCHのリソース領域(リソースの位置)を指示する情報であれば、どのような情報でも良い。
例えば、基地局装置は、第2の周波数シフトに関する情報を通知することによって、中心周波数f5の周波数帯域において、MTC−PUSCHで上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報が送信されることを指示することができる。また、MTCUE1は、基地局装置から通知された第2の周波数シフトに関する情報に従って、中心周波数f5の周波数帯域において、MTC−PUSCHで上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報を送信する。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から通知された第2の周波数シフトに関する情報に従って、RF回路の同調周波数を(再)セットする。
すなわち、基地局装置は、第2の周波数シフトに関する情報とMTC−PUSCHに対するリソース割り当て情報を通知することによって、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報が送信されるMTC−PUSCHのリソースをスケジュールすることができる。また、MTCUE1は、第2の周波数シフトに関する情報とMTC−PUSCHに対するリソース割り当て情報に従って、スケジュールされたMTC−PUSCHのリソースで上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報を送信する。すなわち、MTCUE1は、第2の周波数シフトに関する情報に従って、MTC−PUSCHのリソースがスケジュールされる可能性のあるリソース領域を識別する。さらに、MTCUE1は、MTC−PUSCHに対するリソース割り当て情報に従って、第2の周波数シフトに関する情報によって指示されたリソース領域内において、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報が送信されるMTC−PUSCHのリソースを識別する。
また、基地局装置は、上りリンク制御情報の送信に使用可能なMTC−PUCCHのリソース領域を示す情報(以下、第3の周波数シフトに関する情報とも記載する)を、MTCUE1に通知することができる。すなわち、基地局装置は、MTC−PUCCHに対して使用可能な周波数帯域幅(周波数帯域でも良い)を示す情報を、MTCUE1に通知することができる。
ここで、第3の周波数シフトに関する情報は、リソースブロックの数(リソースブロックのインデックスでも良い)によって表されても良い。また、第3の周波数シフトに関する情報は、サブキャリアの数(サブキャリアのインデックスでも良い)によって表されても良い。また、第3の周波数シフトに関する情報は、上りリンク制御情報の送信に使用可能なMTC−PUCCHのリソース領域の中心周波数(中心周波数を示すインデックスでも良い)を示す情報であっても良い。
また、第3の周波数シフトに関する情報は、上りリンク制御情報の送信に使用可能なMTC−PUCCHのリソース領域の開始位置を示す情報であっても良い。また、第3の周波数シフトに関する情報は、基地局装置から事前に設定された複数の使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域の1つを示すインデックスであっても良い。また、第3の周波数シフトに関する情報は、基地局装置から事前に設定された使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を有効(または無効)にすることを示す情報であっても良い。
また、第3の周波数シフトに関する情報は、使用可能なMTC−PDSCHのリソース領域を所定の計算式から求めるための1つまたは複数のパラメータ値であっても良い。すなわち、第3の周波数シフトに関する情報は、上りリンク制御情報の送信に使用されるMTC−PUCCHのリソース領域(リソースの位置)を指示する情報であれば、どのような情報でも良い。
例えば、基地局装置は、第3の周波数シフトに関する情報を通知することによって、中心周波数f4の周波数帯域においてMTC−PUCCHで上りリンク制御情報が送信されることを指示することができる。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から通知された第3の周波数シフトに関する情報に従って、中心周波数f4の周波数帯域においてMTC−PUCCHで上りリンク制御情報を送信する。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から通知された第3の周波数シフトに関する情報に従って、RF回路の同調周波数を(再)セットする。
すなわち、基地局装置は、第3の周波数シフトに関する情報とMTC−PUCCHに対するリソース割り当て情報を通知することによって、上りリンク制御情報が送信されるMTC−PUCCHのリソースをスケジュールすることができる。すなわち、MTCUE1は、第3の周波数シフトに関する情報とMTC−PUCCHに対するリソース割り当て情報に従って、スケジュールされたMTC−PUCCHでのリソースで上りリンク制御情報を送信する。すなわち、MTCUE1は、第3の周波数シフトに関する情報に従って、MTC−PUCCHのリソースがスケジュールされる可能性のあるリソース領域を識別する。さらに、MTCUE1は、MTC−PUCCHに対するリソース割り当て情報に従って、第3の周波数シフトに関する情報によって指示されたリソース領域内において、上りリンク制御情報が送信されるMTC−PUCCHのリソースを識別する。
ここで、第2の周波数シフトに関する情報と第3の周波数シフトに関する情報は、共通の1つの周波数シフトに関する情報(以下、第4の周波数シフトに関する情報とも記載する)として基地局装置によって通知されても良い。すなわち、基地局装置は、第4の周波数シフトに関する情報を通知することによって、上りリンクトランスポートブロックおよび/または上りリンク制御情報が送信されるMTC−PUSCHのリソース領域(リソースの位置(例えば、中心周波数f6))を指示することができる。また、基地局装置は、第4の周波数シフトに関する情報を通知することによって、上りリンク制御情報が送信されるMTC−PUCCHのリソース領域(リソースの位置(同様に、中心周波数f6))を指示することができる。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から通知された第4の周波数シフトに関する情報に従って、MTC−PUSCHまたはMTC−PUCCHでの送信を、同じ周波数位置で行う。
ここで、第1の周波数シフトに関する情報および/または第2の周波数シフトに関する情報および/または第3の周波数シフトに関する情報および/または第4の周波数シフトに関する情報(以下、説明を容易にするために、単に、周波数シフトに関する情報と記載する)は、基地局装置によって明示的または暗示的に通知される。
例えば、基地局装置は、周波数シフトに関する情報を、上位層の信号に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、周波数シフトに関する情報を、あるMTCUE1に対する専用の信号(例えば、Dedicated RRC signal: dedicated radio resource control signal、レイヤ3の信号)に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、周波数シフトに関する情報を、SIB情報に含めてMTCUE1へ送信することができる。
また、基地局装置は、周波数シフトに関する情報を、MAC(Medium Access Control)コントロールエレメント(レイヤ2の信号)に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、周波数シフトに関する情報を、MTC−PDCCHで送信される下りリンク制御情報(レイヤ1の信号)の一部としてMTCUE1へ送信することができる。すなわち、例えば、第1の周波数シフトに関する情報および/または第2の周波数シフトに関する情報および/または第3の周波数シフトに関する情報に対するフィールドが、それぞれ定義されても良い。また、例えば、第1の周波数シフトに関する情報および第4の周波数シフトに関する情報に対するフィールドが、それぞれ定義されても良い。
ここで、基地局装置が、レイヤ3の信号を使用することによって、よりロバストに、周波数シフトに関する情報を通知することができる。また、基地局装置が、レイヤ1の信号を使用することによって、より迅速に、周波数シフトに関する情報をMTCUE1へ通知することができる。また、基地局装置が、レイヤ2の信号を使用することによって、レイヤ3の信号を使用して通知する場合よりもより迅速に、レイヤ1の信号を使用して通知する場合よりもよりロバストに、周波数シフトに関する情報をMTCUE1へ通知することができる。
また、周波数シフトに関する情報は、MTCUE1によって検出されたMTC−PDCCHに関連付けられて指示されても良い。例えば、周波数シフトに関する情報は、MTC−PDCCHの送信に使用されるCCE(Control Channel Element:制御チャネル要素)の番号(CCEのインデックスでも良い)から算出されても良い。ここで、CCEとは、MTC−PDCCHを構成するリソースを示している。すなわち、CCEは、MTC−PDCCHを送信するために使用される。また、例えば、周波数シフトに関する情報は、基地局装置によって割り当てられるRNTI(Radio Network Temporary Identifier)に基づいて算出されても良い。ここで、RNTIには、RA−RNTI(Random Access RNTI)、Temporary C−RNTI、C−RNTIが含まれる。
このように、基地局装置が、周波数シフトに関する情報を暗示的に通知することによって、周波数シフトに関する情報がマップされるフィールドを定義する必要がなくなり、無線リソースを効率的に使用して、周波数シフトに関する情報を通知することができる。
また、基地局装置は、周波数シフトに関する情報とMTC−PDSCHに対するリソース割り当て情報を、同一サブフレームで送信することができる。すなわち、基地局装置によってあるサブフレームで送信される下りリンク制御情報のフォーマットに、周波数シフトに関する情報に対するフィールドと、MTC−PDSCHに対するリソース割り当て情報に対するフィールドが定義されても良い。
ここで、下りリンク制御情報のフォーマットに、周波数シフトに関する情報に対するフィールドのみが定義されても良い。すなわち、基地局装置は、あるサブフレームにおいて第1のMTC−PDCCHで周波数シフトに関する情報を送信し、別のサブフレームにおいて第2のMTC−PDCCHでMTC−PDSCHに対するリソース割り当て情報を送信することによって、MTC−PDSCHのリソースをスケジュールしても良い。ここで、例えば、第2のMTC−PDCCHとMTC−PDSCHは、同一サブフレームに配置される。また、例えば、第2のMTC−PDCCHとMTC−PDSCHは、同一の周波数位置(例えば、中心周波数f2)に配置される。すなわち、MTCUE1は、第1のMTC−PDCCHを検出することによって周波数シフトに関する情報を識別し、第2のMTC−PDCCHを検出することによってMTC−PDSCHのリソースの位置を識別する。
また、基地局装置は、第1のMTC−PDCCHで周波数シフトに関する情報を送信し、第2のMTC−PDCCHでMTC−PUSCHに対するリソース割り当て情報を送信することによって、MTC−PUSCHのリソースをスケジュールしても良い。ここで、例えば、第2のMTC−PDCCHとMTC−PUSCHは、同一の周波数位置(例えば、中心周波数f5)に配置される。すなわち、MTCUE1は、第1のMTC−PDCCHを検出することによって周波数シフトに関する情報を識別し、第2のMTC−PDCCHを検出することによってMTC−PUSCHのリソースの位置を識別する。
このように、基地局装置が、周波数シフトに関する情報を通知することによって、MTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHに対するリソース割り当て情報に対するフィールドとして、多くのフィールドを定義する必要がなくなり、無線リソースを効率的に利用して効率的に通信を行うことができる。
例えば、基地局装置が、周波数シフトに関する情報を通知することによって、MTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHのリソースをスケジュールするために使用されるリソース割り当て情報を、MTCUE1によってサポートされる下りリンク帯域幅(例えば、5MHz)に制限することができる。ここで、一般的には、20MHzにおけるMTC−PDSCHのリソースをスケジュールするために使用されるリソース割り当て情報に使用されるビット数よりも、5MHzにおけるMTC−PDSCHのリソースをスケジュールするために使用されるリソース割り当て情報に使用されるビット数は、少ないビット数となる。
上述したように、例えば、MTCUE1は、サブフレームnにおいてMTC−PDCCHで下りリンク制御情報を受信し、サブフレームn+k(例えば、k≧1、kは自然数)においてMTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックを受信する。ここで、サブフレームn+k(k≧1)において送信される下りリンクリンクポートブロックがマップされるMTC−PDSCHは、サブフレームnで受信した下りリンク制御情報によってスケジュールされる。
すなわち、基地局装置は、第1のサブフレームにおいて、MTCUE1によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、PDCCHで下りリンク制御情報をMTCUE1へ送信し、第2のサブフレームにおいて、MTCUE1によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、下りリンク制御情報によってスケジュールされたPDSCHで下りリンクトランスポートブロックをMTCUE1へ送信する。
また、MTCUE1は、第3のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、PDCCHで下りリンク制御情報を基地局装置から受信し、第4のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、下りリンク制御情報によってスケジュールされたPDSCHで、下りリンクトランスポートブロックを基地局装置から受信する。ここで、例えば、利用可能な第1の帯域幅とは、MTCUE1によってサポートされる帯域幅が含まれる。また、利用可能な第2の帯域幅とは、MTCUE1によってサポートされる帯域幅が含まれる。
すなわち、MTC−PDCCHと、MTC−PDCCHに対応するMTC−PDSCHとの間に、遅延(遅延時間)が挿入される。上述したように、例えば、MTC−PDCCHと、MTC−PDCCHに対応するMTC−PDSCHとの間の遅延(関係)は、仕様などによって予め定義されても良い。すなわち、MTC−PDCCHと、MTC−PDCCHに対応するMTC−PDSCHとの間の遅延は、仕様などによって事前に定義され、基地局装置とMTCUE1との間で既知の情報としておくことができる。例えば、MTCUE1は、サブフレームnにおいてPDCCHで下りリンク制御情報を受信し、サブフレームn+1においてPDSCHで下りリンクトランスポートブロックを受信することができる。
また、MTC−PDCCHと、MTC−PDCCHに対応するMTC−PDSCHとの間の遅延(関係、以下、第1の遅延とも記載する)は、基地局装置によってMTCUE1に対して通知されても良い。すなわち、基地局装置は、第1の遅延に関する情報(例えば、kに関する情報)をMTCUE1へ通知することができる。例えば、基地局装置は、第1の遅延に関する情報を、上位層の信号に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第1の遅延に関する情報を、あるMTCUE1に対する専用の信号(例えば、RRC dedicated signal: radio resource control dedicated signal、レイヤ3の信号)に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第1の遅延に関する情報を、SIB情報に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第1の遅延に関する情報を、MAC(Medium Access Control)コントロールエレメント(レイヤ2の信号)に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第1の遅延に関する情報を、MTC−PDCCHで送信される下りリンク制御情報(レイヤ1の信号)の一部としてMTCUE1へ送信することができる。
また、基地局装置は、第5のサブフレームにおいて、MTCUE1によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、PDCCHで下りリンク制御情報をMTCUE1へ送信し、第6のサブフレームにおいて、MTCUE1によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、下りリンク制御情報によってスケジュールされたPUSCHで上りリンクトランスポートブロックをMTCUE1へ送信する。
また、MTCUE1は、第7のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、PDCCHで下りリンク制御情報を基地局装置から受信し、第8のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、下りリンク制御情報によってスケジュールされたPUSCHで、上りリンクトランスポートブロックを基地局装置から送信する。ここで、例えば、利用可能な第1の帯域幅とは、MTCUE1によってサポートされる帯域幅が含まれる。また、利用可能な第2の帯域幅とは、MTCUE1によってサポートされる帯域幅が含まれる。
ここで、MTCUE1は、サブフレームn+m(例えば、m≧5、mは自然数)において下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACK(HARQにおけるACK/NACKを示す情報)を送信することができる。以下、下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKが送信されるサブフレームを、MTC−PDCCHで下りリンク制御情報が送信されるサブフレーム(すなわち、サブフレームn)に関連付けて記載するが、MTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックが送信されるサブフレーム(すなわち、サブフレームn+k)に関連付けて定義されても良い。
ここで、MTCUE1は、MTC−PUSCHで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。例えば、MTCUE1は、サブフレームnにおいて下りリンク制御情報を受信し、m≧5を満たす、サブフレームn+mにおけるMTC−PUSCHで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。ここで、例えば、MTCUE1が下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信するためのMTC−PUSCHリソースは、基地局装置からMTC−PDCCHで送信される下りリンク制御情報によってスケジュールされる。また、例えば、MTCUE1が下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信するためのMTC−PUSCHリソースは、基地局装置によって、上位層の信号を使用して設定される。
また、MTCUE1は、サブフレームn+m(例えば、m≧5)におけるMTC−PUSCHリソースで、下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACK以外の上りリンク制御情報も送信することができる。例えば、MTCUE1は、サブフレームn+m(例えば、m≧5)におけるMTC−PUSCHリソースで、チャネル状態情報を送信することができる。また、MTCUE1は、サブフレームn+m(例えば、m≧5)におけるMTC−PUSCHリソースで、バッファステータスレポート(buffer status report)を送信することができる。
また、MTCUE1は、MTC−PUCCHで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。すなわち、例えば、MTCUE1は、サブフレームnにおいて下りリンク制御情報を受信し、m≧5を満たす、サブフレームn+mにおけるMTC−PUCCHで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。ここで、例えば、MTCUE1が下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信するためのMTC−PUCCHリソース(上りリンク制御情報を送信するためのMTC−PUCCHリソースでも良い)は、基地局装置によって、サブフレームnで送信されたMTC−PDCCHに関連付けて割り当てられる。また、例えば、MTCUE1が下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信するためのMTC−PUCCHリソース(ACK/NACKを送信することが可能なMTC−PUCCHリソース)は、基地局装置によって、上位層の信号を使用して設定される。
すなわち、例えば、MTCUE1は、基地局装置によって設定された、m≧5を満たす、最初のサブフレームn+mにおけるMTC−PUCCHリソースで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。また、MTCUE1は、m≧5を満たす、最初のサブフレームn+mにおけるMTC−PUCCHリソースで、下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACK以外の上りリンク制御情報も送信することができる。例えば、MTCUE1は、サブフレームn+m(例えば、m≧5)におけるMTC−PUSCHリソースで、チャネル状態情報を送信することができる。また、MTCUE1は、サブフレームn+m(例えば、m≧5)におけるMTC−PUCCHリソースで、スケジューリングリクエストを送信することができる。
ここで、MTC−PDCCH(または、MTC−PDSCH)と、MTC−PDCCH(または、MTC−PDSCH)に対応するMTC−PUCCHとの間の遅延(関係)は、仕様などによって予め定義されても良い。すなわち、MTC−PDCCH(または、MTC−PDSCH)と、MTC−PDCCH(または、MTC−PDSCH)に対応するMTC−PUCCHとの間の遅延は、仕様などによって事前に定義され、基地局装置とMTCUE1との間で既知の情報としておくことができる。
例えば、MTCUE1は、サブフレームnにおいてMTC−PDCCHで下りリンク制御情報を受信し、サブフレームn+5においてMTC−PUSCHまたはMTC−PUCCHで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。また、MTCUE1は、サブフレームn+1においてMTC−PDSCHで下りリンクトランスポートブロックを受信し、サブフレームn+5においてMTC−PUSCHまたはMTC−PUCCHで下りリンクトランスポートブロックに対するACK/NACKを送信することができる。
また、MTC−PDCCHと、MTC−PDCCHに対応するMTC−PUCCHとの間の遅延(関係、以下、第2の遅延とも記載する)は、基地局装置によってMTCUE1に対して通知されても良い。また、MTC−PDSCHと、MTC−PDSCHに対応するMTC−PUCCHとの間の遅延(関係、第2の遅延に含まれる)は、基地局装置によってMTCUE1に対して通知されても良い。すなわち、基地局装置は、第2の遅延に関する情報(例えば、mに関する情報)をMTCUE1へ送信することができる。
例えば、基地局装置は、第2の遅延に関する情報を、上位層の信号に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第2の遅延に関する情報を、あるMTCUE1に対する専用の信号(例えば、RRC dedicated signal: radio resource control dedicated signal、レイヤ3の信号)に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第2の遅延に関する情報を、SIB情報に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第2の遅延に関する情報を、MAC(Medium Access Control)コントロールエレメント(レイヤ2の信号)に含めてMTCUE1へ送信することができる。また、基地局装置は、第2の遅延に関する情報を、MTC−PDCCHで送信される下りリンク制御情報(レイヤ1の信号)としてMTCUE1へ送信することができる。
また、基地局装置は、レイヤ3の信号を使用することによって、複数の情報(例えば、周波数シフトに関する情報と、第1の遅延時間に関する情報と、第2の遅延時間に関する情報とを含む情報のセットなど)を含んだ情報のセットをMTCUE1に設定し、各情報のセットに対してインデックス番号を設定することもできる。このとき、基地局装置は、レイヤ2またはレイヤ1の信号を使用することによって、レイヤ3の信号で設定したインデックス番号を通知してもよい。基地局装置は、情報のセットを、上りリンクと下りリンクでそれぞれ設定しても良いし、物理チャネルごとに設定しても良い。
(移動局装置のサーチスペースについて)
図5は、本発明の第1の実施形態に関わる移動局装置のサーチスペースの一例を示す図である。図5に示すように、UE1に対応するPDCCHのリソース領域には、共通サーチスペース(Common Search Space: CSS)と移動局装置の固有サーチスペース(UE specific Search Space: USS)が構成される。すなわち、複数のUE1であるUE1A〜1Cに対して共通のサーチスペースであるCSSが定義(配置、設定)される。また、ある特定のUE1であるUE1Aに対して固有のサーチスペースであるUSSが定義される。ここで、CSSとUSSは、基地局装置がPDCCHの送信に用いることができるリソースのセットである。
図5は、本発明の第1の実施形態に関わる移動局装置のサーチスペースの一例を示す図である。図5に示すように、UE1に対応するPDCCHのリソース領域には、共通サーチスペース(Common Search Space: CSS)と移動局装置の固有サーチスペース(UE specific Search Space: USS)が構成される。すなわち、複数のUE1であるUE1A〜1Cに対して共通のサーチスペースであるCSSが定義(配置、設定)される。また、ある特定のUE1であるUE1Aに対して固有のサーチスペースであるUSSが定義される。ここで、CSSとUSSは、基地局装置がPDCCHの送信に用いることができるリソースのセットである。
ここで、CSSは、複数のUE1に対して共通のリソースによって定義される。また、USSは、UE1のそれぞれに対して独立に定義される。基地局装置は、CSSにおいて、複数のUE1を対象とするDCIフォーマットおよび/または特定のUE1を対象とするDCIフォーマットを送信する。例えば、複数のUE1とするDCIフォーマットは、SIBのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット、またはPRACHレスポンスのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットである。基地局装置は、USSにおいて、特定のUE1を対象とするDCIフォーマットを送信する。
図5において、UE1は、CSSにおいてPDCCHをモニタする。また、UE1は、USSにおいてPDCCHをモニタする。すなわち、UE1は、自装置宛のPDCCH候補のセットをモニタする。ここで、モニタとは、モニタされる全てのDCIフォーマットに応じて、PDCCH候補のセット内のPDCCHのそれぞれのデコードを、UE1が試みるということを意味する(ブラインドデコーディングとも呼称される)。ここで、例えば、下りリンク制御情報の送信(PDCCHでの送信)には、RNTIが用いられる。
具体的には、下りリンク制御情報(DCIフォーマットでも良い)に基づいて生成されたCRCパリティビット(単に、CRCとも呼称する)が下りリンク制御情報に付加され、付加された後に、CRCパリティビットがRNTIでスクランブルされる。UE1は、RNTIでスクランブルされたCRCパリティビットを伴う下りリンク制御情報をデコードする。すなわち、UE1は、RNTIでスクランブルされたCRCパリティビットを伴うPDCCHをデコードする。ここで、例えば、RNTIには、RA−RNTI、Temporary C−RNTI、C−RNTIが含まれる。
また、MTCUE1に対応するMTC−PDCCHのリソース領域には、MTCUE1対応の共通サーチスペース(MTC Common Search Space: MTC-CSS)とMTCUE1対応の固有サーチスペース (MTC UE specific Search Space: MTC-USS)とが構成される。すなわち、複数のMTCUE1であるMTCUE1A〜1Cに対して共通のサーチスペースであるMTC−CSSが定義される。また、ある特定のMTCUE1であるMTCUE1Aに対して固有のサーチスペースであるMTC−USSが定義される。ここで、MTC−CSSとMTC−USSは、基地局装置がMTC−PDCCHの送信に用いることができるリソースのセットである。
図5において、MTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをモニタする(デコードを試みる、ブラインドデコーディングを行う)。また、MTCUE1は、MTC−USSにおいてMTC−PDCCHをモニタする。
ここで、MTC−CSSは、複数のMTCUE1に対して共通のリソースによって定義される。また、MTC−USSは、MTCUE1のそれぞれに対して独立に定義される。基地局装置は、MTC−CSSにおいて、複数のMTCUE1を対象とするDCIフォーマットおよび/または特定のMTCUE1を対象とするDCIフォーマットを送信する。例えば、複数のMTCUE1とするDCIフォーマットには、SIBのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット、またはMTC−PRACHレスポンスのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットが含まれる。例えば、基地局装置は、MTC−USSにおいて、特定のMTCUE1を対象とするDCIフォーマットを送信する。
ここで、図5に示すように、MTC−CSSは、下りリンク帯域の中央(下りリンクセルの中央)に定義されても良い。例えば、MTC−CSSは、下りリンク帯域の中央の予め規定された数のサブキャリア内(例えば、72サブキャリア内や300サブキャリア内)に定義されても良い。例えば、MTC−CSSは、下りリンク帯域の中央の予め規定された数のリソースブロック内(例えば、6リソースブロック内や25リソースブロック内)に定義されても良い。
ここで、下りリンク帯域の中央の予め規定された数のサブキャリア、または下りリンク帯域の中央の予め規定された数のリソースブロックは、MTCUE1によってサポートされる下りリンク帯域幅に基づく。すなわち、例えば、MTC−CSSは、下りリンク帯域の中央の一部に定義される。また、例えば、MTC−CSSは、サーチスペース(サーチスペースの位置)を特定するために使用される算出式によって定義されても良い。例えば、MTC−CSSは、算出式に含まれる複数のパラメータのうちのいずれかのパラメータの値を固定値(例えば、0)にセットすることによって定義されても良い。
すなわち、MTC−CSSが、下りリンク帯域にどのように定義されるのかは、仕様などによって予め規定され、基地局装置とMTCUE1の間で既知としておくことができる。こうすることによって、MTCUE1は、基地局装置における下りリンク帯域の中央に配置されたMTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをモニタすることができる。
また、MTC−CSSは、基地局装置によって設定されるリソース領域内に定義されても良い。例えば、基地局装置は、上位層の信号を使用して、MTC−CSSが配置されるリソース領域を移動局装置に対して設定することができる。例えば、MTCUE1は、初期接続の際には、下りリンク帯域の中央に予め規定されたMTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをモニタすることができる。また、例えば、MTCUE1は、初期接続の後には、基地局装置によって設定されたMTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをモニタすることができる。ここで、例えば、MTCUE1は、初期接続の後に、下りリンク帯域の中央に予め規定されたMTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをモニタしても良い。
また、図5に示すように、MTC−USSは、下りリンク帯域の中央(下りリンクセルの中央)に定義されても良い。例えば、MTC−USSは、下りリンク帯域の中央の予め規定された数のサブキャリア内(例えば、72サブキャリア内や300サブキャリア内)に定義されても良い。例えば、MTC−USSは、下りリンク帯域の中央の予め規定された数のリソースブロック内(例えば、6リソースブロック内や25リソースブロック内)に定義されても良い。すなわち、例えば、MTC−USSは、下りリンク帯域の中央の一部に定義される。また、例えば、MTC−USSは、サーチスペース(サーチスペースの位置)を特定するために使用される算出式によって定義されても良い。
また、MTC−USSは、基地局装置によって設定されるリソース領域内に定義されても良い。例えば、基地局装置は、上位層の信号を使用して、MTC−CSSが配置されるリソース領域を移動局装置に対して設定することができる。例えば、MTCUE1は、初期接続の際には、下りリンク帯域の中央に予め規定されたMTC−USSにおいてMTC−PDCCHをモニタすることができる。また、例えば、MTCUE1は、初期接続の後には、基地局装置によって設定されたMTC−USSにおいてMTC−PDCCHをモニタすることができる。ここで、例えば、MTCUE1は、初期接続の後に、下りリンク帯域の中央に予め規定されたMTC−USSにおいてMTC−PDCCHをモニタしても良い。
ここで、MTCUE1は、MTC−USSにおいてMTC−PDCCHを検出した場合でのみ、基地局装置によって周波数シフトに関する情報を使用して、MTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHのリソース領域が指示されたと認識(判断)しても良い。すなわち、MTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHを検出した場合には、基地局装置とMTCUE1との間によって予め定義されたリソース領域に、MTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHが配置されていると認識しても良い。
例えば、MTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHを検出した場合には、仕様などによって予め定義されたリソース領域に、MTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHが配置されていると認識しても良い。また、例えば、MTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHを検出した場合には、検出したMTC−PDCCHと同一のリソース領域(同一の周波数位置)に、MTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHが配置されていると認識しても良い。すなわち、例えば、MTCUE1は、中心周波数f1においてMTC−CSSのMTC−PDCCHを検出した場合には、中心周波数f1においてMTC−PDSCHおよび/またはMTC−PUSCHおよび/またはMTC−PUCCHのリソースがスケジュールされることを認識しても良い。
図6は、本発明の第1の実施形態に関わるPDCCHのリソース領域またはMTC−PDCCHのリソース領域におけるサーチスペースの構成を示す図である。ここで、PDCCHのリソース領域またはMTC−PDCCHのリソース領域には、アグリゲーションレベル4のCSSまたはMTC−CSSと、アグリゲーションレベル8のCSSまたはMTC−CSSと、アグリゲーションレベル1のUSSまたはMTC−USSと、アグリゲーションレベル2のUSSまたはMTC−USSと、アグリゲーションレベル4のUSSまたはMTC−USSと、アグリゲーションレベル8のUSSまたはMTC−USSが構成される。
ここで、例えば、MTC−PDCCHのリソース領域に、MTC−CSSとMTC−USSがそれぞれ定義されても良い。また、MTC−CSSのアグリゲーションレベル(4、8)は、MTC−USSのアグリゲーションレベル(1、2、4、8)よりも、少ない数のアグリゲーションレベルに制限されても良い。また、MTC−CSSのアグリゲーションレベルは、CSSのアグリゲーションレベルよりも、少ないアグリゲーションレベルに制限されても良い。また、また、MTC−USSのアグリゲーションレベルは、USSのアグリゲーションレベルよりも、少ないアグリゲーションレベルに制限されても良い。
図6において、例えば、アグリゲーションレベル4のCSSまたはMTC−CSSと、アグリゲーションレベル8のCSSまたはMTC−CSSは0から15までの制御チャネル要素から構成される。また、USSまたはMTC−USSを構成する制御チャネル要素は、UE1またはMTCUE1が基地局装置によって割当てられたRNTI、アグリゲーションレベルおよび無線フレーム内のスロットの番号などに基づいて決定される。ここで、基地局装置は、初期アクセスの際には、Temporary C−RNTIをランダムアクセスレスポンスに含めてUE1またはMTCUE1に送信する。また、基地局装置は、初期アクセス後には、UE1またはMTCUE1のC−RNTIを再設定してもよい。
(SIBリソースのマッピングについて)
図7は、本発明の第1の実施形態に関わるSIBリソースのマッピングの一例を示す図である。図7に示すように、UE1に対応するSIBには、システムインフォメーションブロック1(7)であるSIB1(7A〜7C)、及びシステムインフォメーションブロック2〜13であるSIB2〜13の13個のシステムインフォメーションブロックが含まれている。また、MTCUE1に対応するSIBには、SIB1(7)、及びMTCUE1対応のシステムインフォメーションブロック2〜13(8)であるMTC−SIB2〜13(8A〜8C)の13個のシステムインフォメーションブロックが含まれている。
図7は、本発明の第1の実施形態に関わるSIBリソースのマッピングの一例を示す図である。図7に示すように、UE1に対応するSIBには、システムインフォメーションブロック1(7)であるSIB1(7A〜7C)、及びシステムインフォメーションブロック2〜13であるSIB2〜13の13個のシステムインフォメーションブロックが含まれている。また、MTCUE1に対応するSIBには、SIB1(7)、及びMTCUE1対応のシステムインフォメーションブロック2〜13(8)であるMTC−SIB2〜13(8A〜8C)の13個のシステムインフォメーションブロックが含まれている。
ここで、SIB1は、周波数リソースでは可変であり、MTC−PDSCHのリソース領域、すなわちMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えばf1、f2を中心とする5MHz)以内のPDSCHで送信される。また、SIB1は、時間リソースでは固定であり、例えば、80msの周期で送信される。また、例えば、SIB1は、20ms間隔で再送信される。また、SFNが8の倍数のフレームの5番目のサブフレーム領域に送信される。
また、SIB2〜13は、UE1に対応するシステムインフォメーションブロックであり、PDSCHに周波数リソース、時間リソース共に可変である。また、MTC−SIB2〜13は、MTCUE1に対応するシステムインフォメーションブロックであり、MTC−PDSCHのリソース領域に、周波数リソース、時間リソース共に可変でマッピング(スケジューリング)される。
さらに、SIB1には、オペレータ識別子などの識別情報、SIB2〜13およびMTC−SIB2〜13のリソースの繰り返し送信を行う期間(System Information Window: SIW)の情報などが含まれる。ここで、SIB2〜13およびMTC−SIB2〜13のSIWは、共通的に使用されても良い。すなわち、SIB2〜13およびMTC−SIB2〜13に対して、共通のSIWが定義されても良い。また、SIB2〜13およびMTC−SIB2〜13には、リソースのスケジューリング情報、ハンドオーバー情報などが含まれる。特に、SIB2は、UE1に対するPRACH用のリソースのスケジューリング情報を含むことができる。
また、MTC−SIB2は、MTCUE1に対応するMTC−PRAC用のリソースのスケジューリング情報など、共通/共用チャネルの情報を含むことができる。ここで、例えば、MTC−SIB2〜13は、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、f1を中心とする5MHz)以内のMTC−PDSCH領域で送信される。また、例えば、MTC−SIB2〜13は、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、f2を中心とする5MHz)以内のMTC−PDSCHのリソース領域で送信される。
ここで、基地局装置は、MTCUE1に対して、MTC−SIB2〜13が送信されるMTC−PDSCHのリソース領域を指示することができる。例えば、基地局装置は、MTC−SIB2〜13が送信されるMTC−PDSCHのリソース領域を、MTC−SIB1を使用して指示することができる。すなわち、MTCUE1は、基地局装置によって指示されたMTC−PDSCHのリソース領域において、MTC−SIB2〜13を受信する。
(上りリンクの無線フレーム構成について)
図8は、本発明の第1の実施形態に関わる上りリンクの無線フレームの構成を示す図である。図8に示すように、例えば、時間リソースとして、無線フレームの長さは10msで、10個のサブフレームで構成される。また、サブフレームの長さは1msで、2つのスロットで構成される。また、スロットの長さは0.5msで、7個のSC―FDMAシンボルで構成される。さらに、例えば、周波数リソースとして、上りリンクシステム帯域幅は複数のSC―FDMAサブキャリアで構成される。ここで、例えば、1つのサブキャリアの周波数帯域幅は15kHzであり、サブキャリア数は下りリンクシステム帯域幅に依存する。また、無線リソースの最小単位であるリソースエレメントは、1つのサブキャリアと1つのSC―FDMAシンボルにより構成される。ここで、リソースエレメントは、サブキャリア番号とSC―FDMAシンボル番号を用いて識別される。
図8は、本発明の第1の実施形態に関わる上りリンクの無線フレームの構成を示す図である。図8に示すように、例えば、時間リソースとして、無線フレームの長さは10msで、10個のサブフレームで構成される。また、サブフレームの長さは1msで、2つのスロットで構成される。また、スロットの長さは0.5msで、7個のSC―FDMAシンボルで構成される。さらに、例えば、周波数リソースとして、上りリンクシステム帯域幅は複数のSC―FDMAサブキャリアで構成される。ここで、例えば、1つのサブキャリアの周波数帯域幅は15kHzであり、サブキャリア数は下りリンクシステム帯域幅に依存する。また、無線リソースの最小単位であるリソースエレメントは、1つのサブキャリアと1つのSC―FDMAシンボルにより構成される。ここで、リソースエレメントは、サブキャリア番号とSC―FDMAシンボル番号を用いて識別される。
ここで、1つの物理リソースブロックは、時間領域において7個の連続するSC―FDMAシンボルと周波数領域において12個の連続するサブキャリアとから定義される。したがって、1つの物理リソースブロックは(7×12)個のリソースエレメントから構成される。また、例えば、1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロットに対応し、周波数領域において180kHzに対応する。物理リソースブロックは周波数領域において0から番号が付けられる。
(物理上りリンクチャネルのマッピングについて)
図8は、本発明の第1の実施形態に関わるUE1に対応する物理上りリンクチャネルのマッピングの一例を示す図である。図8に示すように、例えば、PUCCHは、システム周波数帯域幅の両端から複数の物理リソースブロックを使用してマッピングされる。また、ULRSは、3番のSC―FDMAシンボルにマッピングされる。また、PUSCHは、PUCCHとULRSのリソースエレメントを避けてマッピングされる。ここで、基地局装置は、複数のPUSCHを周波数多重、時間多重および/または空間多重することができる。
図8は、本発明の第1の実施形態に関わるUE1に対応する物理上りリンクチャネルのマッピングの一例を示す図である。図8に示すように、例えば、PUCCHは、システム周波数帯域幅の両端から複数の物理リソースブロックを使用してマッピングされる。また、ULRSは、3番のSC―FDMAシンボルにマッピングされる。また、PUSCHは、PUCCHとULRSのリソースエレメントを避けてマッピングされる。ここで、基地局装置は、複数のPUSCHを周波数多重、時間多重および/または空間多重することができる。
図9は、本発明の第1の実施形態に関わるMTCUE1に対応する物理上りリンクチャネルのマッピングの一例を示す図である。図9において、UE1対応のリソースエレメントは上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)の中心周波数f3を中心として示されており、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、UE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)以内にある。
なお、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(上りリンク帯域幅とも呼称する)とは、MTCUE1がサポートする上りリンクシステム帯域幅のことを指している。ここで、例えば、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅は、基地局装置における下りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)より狭く、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHzなどを持つことができる。すなわち、MTCUE1は、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHzなどの、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅で動作することができる。すなわち、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅は、従来のUE1よりも制限されるとみなすことができる。ここで、MTCUE1の送信RF回路の周波数帯域幅はUE1と同様に20MHzとし、送信ベースバンド回路の周波数帯域幅は、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅としても良い(詳細は後述する)。
図9に示したように、MTCUE1は電源オンのとき、または待ち受けモード(RRC idle mode: RRC_IDLE)のときは、送信RF回路の同調周波数を中心周波数f3にセットして、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で、MTC−PRACHを送信する(詳細は後述する)。
図9は、本発明の第1の実施形態に関わる個別のMTCUE1(それぞれのMTCUE1)に対応するMTC−PUCCHおよびMTC−PUSCHのマッピングの一例を示す図である。図9において、個別のMTCUE1は無線接続モード(RRC connected mode: RRC_CONNECTED)のときは、送信RF回路の同調周波数を中心周波数f4にセットして、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で、MTC−PUCCHを送信する。
例えば、MTCUE1は、高い周波数端のMTC−PUCCH(13A)を送信した後に、基地局装置間とMTCUE1との間で予め定義された遅延時間間隔、例えば1つのスロット後(または、1サブフレーム後)に、送信RF回路の同調周波数を別の中心周波数f3にセットして、低い周波数端のMTC−PUCCH(13B)を送信する。ここで、基地局装置間とMTCUE1との間で予め定義された遅延時間間隔とは、MTCUE1における局部発振回路の送信周波数切り替えの時間を考慮した時間間隔であり、スロットの倍数(または、サブフレームの倍数)で、無線システムにおいて予め定義されたパラメータである。ここで、基地局装置は、MTCUE1に対して、遅延時間間隔を指示しても良い。例えば、基地局装置は、遅延時間間隔を、上位層の信号を使用して送信することができる。
すなわち、MTCUE1は、MTC−PUCCHを用いて、上りリンク制御情報を送信することができる。ここで、例えば、MTC−PUCCHは、PUCCHと符号分割で多重される。また、例えば、3番のSC―FDMAシンボルにおいて、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)以内にMTC−ULRSがマッピングされる。
また、図9に示したように、MTCUE1対応のMTC−PUSCHは、送信RF回路の同調周波数を中心(例えば、f4)に、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(例えば、f4を中心とする5MHz)以内のPUSCHの領域を示す。ここで、基地局装置は、複数のMTC−PUSCHを周波数多重、時間多重および/または空間多重することができる。また、MTC−PUSCHのリソース領域はUE1の上りリンクシステム帯域幅以内のPUSCHのリソース領域と共用して使用される。基地局装置では、2つのリソース領域におけるUE1用リソースとMTCUE1用リソースのマッピングにおいて衝突を生じさせることなく、適切にスケジューリングすることができる。
(PRACH用リソースのマッピングについて)
図10は、本発明の第1の実施形態に関わるPRACH用リソースのマッピング(スケジューリング)の一例を示す図である。ここで、PRACHのリソースは、基地局装置によって送信されるSIB2によって、PUSCHのリソース領域に定期的にスケジューリングされる。また、例えば、PRACHのリソースは、6個分のリソースブロックと1つのサブフレームで構成される。ここで、PRACHの使用目的は、上りリンクにおいてUE1と基地局装置との間を同期させることを目的としている。
図10は、本発明の第1の実施形態に関わるPRACH用リソースのマッピング(スケジューリング)の一例を示す図である。ここで、PRACHのリソースは、基地局装置によって送信されるSIB2によって、PUSCHのリソース領域に定期的にスケジューリングされる。また、例えば、PRACHのリソースは、6個分のリソースブロックと1つのサブフレームで構成される。ここで、PRACHの使用目的は、上りリンクにおいてUE1と基地局装置との間を同期させることを目的としている。
ここで、MTCUE1対応のPRACH用リソースであるMTC−PRACH(10)のリソース(10A〜10C)は、基地局装置によって送信されるMTC−SIB2によって、MTC−PUSCHのリソース領域に定期的にスケジューリングされる。また、例えば、MTC−PRACHのリソースは、6個分のリソースブロックと1つのサブフレームで構成される。ここで、MTC−PRACHの使用目的は、上りリンクにおいてMTCUE1と基地局装置との間を同期させることを目的としている。
図10に示すように、基地局装置は、PRACHのリソースをPUSCHのリソース領域に、MTC−PRACHのリソースをスケジューリングする。すなわち、MTC−PUSCHのリソース領域がPUSCHのリソース領域の一部と重なっているため、基地局装置は、PRACHのリソース領域をMTC−PRACHのリソース領域(10A〜10C)と重ならないようにスケジュールングする。また、図10に示すように、基地局装置の汎用性を考慮して、基地局装置は、PRACHのリソース領域をMTC−PRACHのリソース領域と重なるようにスケジュールングすることもできる。
ここで、基地局装置は、移動局装置に指示したPRACHのリソース及びMTC−PRACHのリソース領域の位置情報を予めに記憶することができる。また基地局装置の汎用性を考慮して、基地局装置は、移動局装置に指示したPRACHのリソース及びMTC−PRACHのリソース領域の位置情報を予め記憶しないこともできる。
(移動局の無線アクセス手順について)
移動局装置は、電源立ち上げまたはハンドオーバーにより基地局装置と接続する場合、移動局装置アタッチ手順(UE attach procedure)、移動局装置スタートアップ手順(UE startup procedure)、RRC接続確立手順(RRC connection establishment)など移動局装置の接続手順に従って、基地局装置と接続を行い、接続手順が完了した後に、移動局装置における発呼、着呼が可能となり、待ち受けモードまたは無線接続モードに遷移することができる。
移動局装置は、電源立ち上げまたはハンドオーバーにより基地局装置と接続する場合、移動局装置アタッチ手順(UE attach procedure)、移動局装置スタートアップ手順(UE startup procedure)、RRC接続確立手順(RRC connection establishment)など移動局装置の接続手順に従って、基地局装置と接続を行い、接続手順が完了した後に、移動局装置における発呼、着呼が可能となり、待ち受けモードまたは無線接続モードに遷移することができる。
ここで、移動局装置は、待ち受けモードまたは無線接続モードに遷移するために、セルサーチによる基地局装置との同期、システムインフォメーション(例えば、MIBとSIB)の獲得、および基地局装置へのランダムアクセスを行う。以下、移動局装置におけるシステムインフォメーション獲得の手順、ランダムアクセス手順について記載する。上述において、MTC−CSSに配置されるMTC−PDCCHでは、周波数シフトに関する情報は送信されなくても良いことを記載したが、以下の説明では、MTC−CSSに配置されるMTC−PDCCHで周波数シフトに関する情報が送信されることを記載する。
(システムインフォメーション獲得の手順について)
図11は、本発明の第1の実施形態に関わるMTCUE1のシステムインフォメーション獲得手順の一例を示す図である。以下は各手順(ステップS11〜18)について説明する。
図11は、本発明の第1の実施形態に関わるMTCUE1のシステムインフォメーション獲得手順の一例を示す図である。以下は各手順(ステップS11〜18)について説明する。
(図11のステップS11について)
MTCUE1は、セルサーチを行う。MTCUE1は、電源立ち上げ時、ハンドオーバー時、あるいは待ち受けモード時において、無線リンクを接続すべきセルを探すセルサーチを行う。MTCUE1は、受信した複数のSS受信信号に対して、時間領域における相関処理により最大電力のSS、例えば、図1に示した基地局装置に対応したキャリア周波数オフセット、OFDMシンボルタイミングの検出を行い、検出結果によりキャリア周波数オフセットおよびOFDMシンボルタイミング補正を行ない、PCIを同定する。セルサーチ完了の場合、MTCUE1は、特定の基地局装置、例えば、図1に示した基地局装置の下りリンクOFDM信号を復調することができる。例えば、図3aに示したように、UE1の受信帯域幅である下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、及びMTCUE1の受信帯域幅であるMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、SSの帯域幅をカバーしているため、SS信号が受信できる。
MTCUE1は、セルサーチを行う。MTCUE1は、電源立ち上げ時、ハンドオーバー時、あるいは待ち受けモード時において、無線リンクを接続すべきセルを探すセルサーチを行う。MTCUE1は、受信した複数のSS受信信号に対して、時間領域における相関処理により最大電力のSS、例えば、図1に示した基地局装置に対応したキャリア周波数オフセット、OFDMシンボルタイミングの検出を行い、検出結果によりキャリア周波数オフセットおよびOFDMシンボルタイミング補正を行ない、PCIを同定する。セルサーチ完了の場合、MTCUE1は、特定の基地局装置、例えば、図1に示した基地局装置の下りリンクOFDM信号を復調することができる。例えば、図3aに示したように、UE1の受信帯域幅である下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、及びMTCUE1の受信帯域幅であるMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、SSの帯域幅をカバーしているため、SS信号が受信できる。
(図11のステップS12について)
MTCUE1は、MIB情報を取得する。例えば、MTCUE1は、図2、3、6に示したようなPBCHマッピング構成において、基地局装置からPBCHを受信し、MIB情報を復調し、MIB情報から基地局装置のシステム帯域幅、SFN、SIB1の受信方法などの情報を取得する。例えば、図3aに示したように、UE1の受信帯域幅である下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、及びMTCUE1の受信帯域幅であるMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、PBCHの帯域幅をカバーしているため、PBCH信号が受信できる。
MTCUE1は、MIB情報を取得する。例えば、MTCUE1は、図2、3、6に示したようなPBCHマッピング構成において、基地局装置からPBCHを受信し、MIB情報を復調し、MIB情報から基地局装置のシステム帯域幅、SFN、SIB1の受信方法などの情報を取得する。例えば、図3aに示したように、UE1の受信帯域幅である下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、及びMTCUE1の受信帯域幅であるMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、PBCHの帯域幅をカバーしているため、PBCH信号が受信できる。
(図11のステップS13について)
MTCUE1は、SIB1情報を取得する。すなわち、MTCUE1は、取得したMIB情報から、基地局装置の下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、SIB1の受信方法およびSFNの情報により、図7に示したようなMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)以内のSIB1のリソースマッピング位置を算出し、SIB1情報を取得する。ここで、図7に示したように、UE1とMTCUE1の混在に対応できる基地局装置は、従来のUE1のみに対応する基地局装置とは異なり、予めSIB1の領域をMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)以内にスケジューリングする。例えば、UE1の受信帯域幅である下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、及びMTCUE1の受信帯域幅であるMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、SIB1の帯域幅をカバーしているため、SIB1が受信できる。
MTCUE1は、SIB1情報を取得する。すなわち、MTCUE1は、取得したMIB情報から、基地局装置の下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、SIB1の受信方法およびSFNの情報により、図7に示したようなMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)以内のSIB1のリソースマッピング位置を算出し、SIB1情報を取得する。ここで、図7に示したように、UE1とMTCUE1の混在に対応できる基地局装置は、従来のUE1のみに対応する基地局装置とは異なり、予めSIB1の領域をMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)以内にスケジューリングする。例えば、UE1の受信帯域幅である下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)、及びMTCUE1の受信帯域幅であるMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)は、SIB1の帯域幅をカバーしているため、SIB1が受信できる。
(図11のステップS14について)
MTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをデコードする。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から送信されたMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)の無線フレーム信号を受信し、ステップS11のセルサーチを経て得られた無線フレーム/サブフレーム/スロット/OFDMシンポルなどのタイミング情報、ステップS12のPBCH受信を経て得られた基地局装置のシステム帯域幅、SFNなどの情報を用いて、MTC−PDCCHをデコードする。
MTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをデコードする。すなわち、MTCUE1は、基地局装置から送信されたMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)の無線フレーム信号を受信し、ステップS11のセルサーチを経て得られた無線フレーム/サブフレーム/スロット/OFDMシンポルなどのタイミング情報、ステップS12のPBCH受信を経て得られた基地局装置のシステム帯域幅、SFNなどの情報を用いて、MTC−PDCCHをデコードする。
例えば、MTCUE1は、図3aに示したMTC−PDCCHの6番のOFDMシンボルにあるMTC−PCFICH、MTC−PHICHを復調し、MTC−PDCCHの5番、4番のOFDMシンボルを復調することができる。また、例えば、MTCUE1は、図4aに示したMTC−PDCCHの第2のスロット内の1番のOFDMシンボルからMTC−PCFICH、MTC−PHICHを復調し、MTC−PDCCHを復調することができる。
(図11のステップS15について)
MTCUE1は、MTC−SIB2〜13の中から、必要なMTC−SIBを受信する。すなわち、例えば、MTCUE1は、図5に示したようなMTCUE1対応のMTC−CSSおよび/またはMTC−USSにおいて、MTC−PDCCHをデコードし、下りリンク制御情報を受信する。また、MTCUE1は、MTC−SIBのスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報を受信し、図7に示したようなMTC−SIB2〜13の中から、必要なMTC−SIBの情報を受信する。
ここで、MTCUE1は、図3a及び図11に示したようにS11〜S15の各ステップにおいて、中心周波数f1、下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で動作することができる。
MTCUE1は、MTC−SIB2〜13の中から、必要なMTC−SIBを受信する。すなわち、例えば、MTCUE1は、図5に示したようなMTCUE1対応のMTC−CSSおよび/またはMTC−USSにおいて、MTC−PDCCHをデコードし、下りリンク制御情報を受信する。また、MTCUE1は、MTC−SIBのスケジューリングに用いられる下りリンク制御情報を受信し、図7に示したようなMTC−SIB2〜13の中から、必要なMTC−SIBの情報を受信する。
ここで、MTCUE1は、図3a及び図11に示したようにS11〜S15の各ステップにおいて、中心周波数f1、下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)で動作することができる。
(ランダムアクセス手順について)
ランダムアクセス手順には、Contention based Random AccessとNon-contention based Random Accessの2つのアクセス手順が含まれる。ここで、Contention based Random Accessは、移動局装置間で衝突する可能性のあるランダムアクセスであり、通常行なわれるランダムアクセスである。また、Non-contention based Random Accessは、移動局装置間で衝突が発生しないランダムアクセスであり、迅速に移動局装置と基地局装置との間の同期をとるためにハンドオーバー等の特別な場合に基地局装置から指示されて行なわれる。
ランダムアクセス手順には、Contention based Random AccessとNon-contention based Random Accessの2つのアクセス手順が含まれる。ここで、Contention based Random Accessは、移動局装置間で衝突する可能性のあるランダムアクセスであり、通常行なわれるランダムアクセスである。また、Non-contention based Random Accessは、移動局装置間で衝突が発生しないランダムアクセスであり、迅速に移動局装置と基地局装置との間の同期をとるためにハンドオーバー等の特別な場合に基地局装置から指示されて行なわれる。
移動局装置が、ランダムアクセスを行う場合、ランダムプリアンブルのみを送信する。ランダムアクセスプリアンブルは、プリアンブル部とCP(Cyclic prefix)部から構成される。プリアンブル部には、情報を表す信号パターンであるRACHシーケンス、例えばCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation Zone Code)シーケンスを用いられ、64種類のシーケンス(シーケンス番号1〜64)が、6ビットの情報によって表現される。
図12aは、本発明の第1の実施形態に関わるRACHシーケンスグループの例を示す図である。例えば、64個のシーケンスは、用途により3つのRACHシーケンスグループに分けられる。図12aに示すような、グループAとグループBのシーケンスは、移動局装置自身がシーケンスを選択してランダムアクセスを行なう場合に選択される。
例えば、グループAのRACHシーケンスは、移動局装置と基地局装置との間のパスロスが大きい(無線伝搬路品質が悪い)、または、メッセージ3の送信データの容量が小さい場合に移動局装置に選択される。また、グループBのRACHシーケンスは、移動局装置と基地局装置との間のパスロスが小さく(無線伝搬路品質が良い)、更にメッセージ3の送信データの容量が大きい場合に移動局装置に選択される。また、グループCのRACHシーケンスは、Non-contention based Random Access手順を使用する場合に基地局装置から移動局装置に通知される。
ここで、各グループのRACHシーケンス数は可変であり、各グループのRACHシーケンス数に関するシーケンス情報は、基地局装置から報知される。移動局装置はグループA、BのRACHシーケンスを使用して、Contention based Random Accessを行い、グループCのRACHシーケンスを使用して、Non-contention based Random Accessを行うことができる。
ここで、Contention based Random Accessを行う場合、UE1はPRACHに関するシーケンス情報、MTCUE1はMTC−PRACHに関するシーケンス情報を用いて、ランダムにRACHシーケンスを選択し、ランダムアクセスプリアンブルを送信する。以降、PRACHに関するシーケンス情報を、RACHのシーケンス情報と称する。また、MTC−RACHに関するシーケンス情報を、MTC−RACHのシーケンス情報と称する。また、RACHのシーケンス情報を、UE1に対応するランダムアクセスプリアンブル情報と称しても良い。また、MTC−PRACHのシーケンス情報を、MTCUE1に対応するランダムアクセスプリアンブル情報と称しても良い。
ここで、図12bに示したRACHシーケンスグループA、B、Cの下に、新たにRACHシーケンスグループDを追加して(各RACHシーケンスグループに対応したシーケンス番号を再定義することによって)、RACHシーケンスグループDとして、MTCUE1のみによって使用される専用のRACHシーケンスが定義されても良い。すなわち、RACHシーケンスグループDに、MTC−PRACHに関するシーケンス情報が含まれても良い。
図13は、本発明の第1の実施形態に関わるにランダムアクセス(Contention based Random Access)手順の一例である。ここで、MTCUE1は、図11に示したシステムインフォメーション獲得手順(S11〜S18)を経て、SIB2、またはMTC−SIB2情報を入手することができる。ここで、SIB2には、UE1に対応するPRACHリソース領域(PRACHのリソース領域)のスケジューリング情報とRACHのシーケンス情報が含まれている。また、MTC−SIB2には、MTCUE1に対応するMTC−PRACHリソース領域(MTC−PRACHのリソース領域)のスケジューリング情報とMTC−RACHのシーケンス情報が含まれている。
ここで、MTC−PRACHリソース領域のスケジューリング情報とMTC−RACHのシーケンス情報を含めて、MTC−PRACHに関するリソースと称し、PRACHリソース領域のスケジューリング情報とRACHのシーケンス情報を含めて、PRACHに関するリソースと称する。また、PRACHに関するリソースとMTC−PRACHに関するリソースのそれぞれには、リソース領域(周波数、時間)とシーケンスの情報が含まれる。
基地局装置は、PRACHに関するリソースの情報を、SIB2を使用してMTCUE1に通知する(割り当てる)。また、基地局装置は、MTC−PRACHに関するリソースの情報を、MTC−SIB2(8)を使用してMTCUE1に通知する。
図10に示すように、PRACHリソース領域及びMTC−PRACHリソース領域のマッピング(割り当て)は、MTC−PRACHリソース領域とPRACHリソース領域を重ねないようにマッピングすることができる。ここで、PRACHリソース領域及びMTC−PRACHリソース領域のマッピング(割り当て)は、MTC−PRACHリソース領域とPRACHリソース領域を重ねてマッピングしても良い。
基地局装置は、MTCUE1に通知したPRACHのリソース領域及びMTC−PRACHリソース領域の位置情報(周波数、時間)を予め記憶することができる。また基地局装置の汎用性を考慮して、基地局装置は、MTCUE1に指示したPRACHのリソース領域及びMTC−PRACHリソース領域の位置情報を予め記憶しないこともできる。
(図13のステップS21について)
MTCUE1は、ランダムアクセスプリアンブルをメッセージ1として基地局装置に送信する。例えば、UE1の場合、UE1は、SIB2からPRACHに関するリソースの情報を受信し、図10に示したように、中心周波数f4のMTCUE1に対応する上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、PRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。すなわち、UE1は、基地局装置から通知されたPRACHのリソース領域に、RACHのシーケンス情報の中からランダムに選択したRACHシーケンスを用いて、基地局装置にPRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。
MTCUE1は、ランダムアクセスプリアンブルをメッセージ1として基地局装置に送信する。例えば、UE1の場合、UE1は、SIB2からPRACHに関するリソースの情報を受信し、図10に示したように、中心周波数f4のMTCUE1に対応する上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、PRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。すなわち、UE1は、基地局装置から通知されたPRACHのリソース領域に、RACHのシーケンス情報の中からランダムに選択したRACHシーケンスを用いて、基地局装置にPRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。
また、MTCUE1は、MTC−SIB2からMTC−PRACHに関するリソースの情報を受信し、基地局装置にMTC−PRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。すなわち、MTCUE1は、図10に示したように、基地局装置から通知されたMTCUE1対応のMTC−PRACHリソース領域において、MTC−PRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。ここで、MTCUE1は、MTC−RACHのシーケンス情報からランダムに選択したRACHシーケンスを用いて、基地局装置にMTC−PRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信する。
すなわち、UE1は、基地局装置によって通知されたPRACHのリソース領域とRACHシーケンスを使用して、ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置に送信する。また、MTCUE1は、基地局装置によって通知されたMTC−PRACHのリソース領域とRACHシーケンス(上述したように、MTCUE1に対する専用のRACHシーケンスが含まれる)を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを基地局装置に送信する。
具体的には、UE1の場合、UE1は基地局装置から通知されたPRACHに関するリソースの情報を受信し、PRACHに関するリソースの情報に含まれるRACHのシーケンス情報を用いて、下りリンクのパスロスやメッセージ3(後述)のデータサイズに基づいて、図12aに示したシーケンスグループAまたはBを選択する。さらに、UE1は、選択したシーケンスグループの中から1つのCAZACシーケンスをランダムに選択し、選択したCAZACシーケンスを元にランダムアクセスプリアンブルを生成して、PRACHに関するリソースの情報に含まれるPRACHのリソース領域情報を用いて、ランダムアクセスチャネルRACHでランダムアクセスプリアンブル(メッセージ1)を送信する。
また、MTCUE1の場合、MTCUE1は基地局装置から通知されたMTC−PRACHに関するリソースの情報を受信し、MTC−PRACHに関するリソースの情報に含まれるMTC−RACHのシーケンス情報を用いて、下りリンクのパスロスやメッセージ3のデータサイズに基づいて、シーケンスグループAまたはBを選択する。さらに、MTCUE1は、選択したシーケンスグループの中から1つのCAZACシーケンスをランダムに選択し、選択したCAZACシーケンスを元にランダムアクセスプリアンブルを生成して、MTC−PRACHに関するリソースの情報に含まれるMTC−PRACHのリソース領域情報を用いて、ランダムアクセスチャネルRACHでランダムアクセスプリアンブル(メッセージ1)を送信する。
または、MTCUE1の場合、MTCUE1が基地局装置から通知されたMTC−PRACHに関するリソースの情報を受信し、MTC−PRACHに関するリソースの情報に含まれるMTC−RACHのシーケンス情報を用いて、図12bに示したシーケンスグループDの中から1つのCAZACシーケンスをランダムに選択し、選択したCAZACシーケンスを元にランダムアクセスプリアンブルを生成して、MTC−PRACHに関するリソースの情報に含まれるMTC−PRACHのリソース領域情報を用いて、ランダムアクセスチャネルRACHでランダムアクセスプリアンブル(メッセージ1)を送信する。
(図13のステップS22について)
基地局装置は、ランダムアクセスプリアンブル、すなわちメッセージ1を受信した場合、メッセージ1に対する応答として、ランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)をMTCUE1に送信するために、受信したメッセージ1がMTCUE1からの送信であるか否かを判断する。
基地局装置は、ランダムアクセスプリアンブル、すなわちメッセージ1を受信した場合、メッセージ1に対する応答として、ランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)をMTCUE1に送信するために、受信したメッセージ1がMTCUE1からの送信であるか否かを判断する。
例えば、基地局装置は、MTCUE1から送信されたランダムアクセスプリアンブルに使用されたリソース領域が、MTC−PRACHのリソース領域か否かを識別することによって、メッセージ1がMTCUE1から送信されたものか否かを判断する。具体的には、基地局装置は、図10に示したようにMTC−PRACHのリソース領域においてランダムアクセスプリアンブルが検出された場合、予め記憶しているMTC−PRACHのリソース領域の位置情報と比較して、同じリソース領域であるために、MTCUE1からのランダムアクセスと判断し、ステップS23(Yes)に移行する。
また、基地局装置は、UE1によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを検出した場合、またはRACHに関するリソースとMTC−RACHに関するリソースが同じで、受信したメッセージ1が、UE1からのメッセージ1か、MTCUE1からのメッセージ1かの判断がつかない場合、ステップS24(No)に移行する。
(図13のステップS23について)
基地局装置は、MTCUE1によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを検出した場合、ランダムアクセスプリアンブルからMTCUE1と基地局装置との間の送信タイミングずれ量を算出し、MTC−PUSCHにおけるL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信するためのリソーススケジューリング、例えば、上りリンクの無線リソース位置、送信フォーマット(メッセージサイズ)などを指定する。
基地局装置は、MTCUE1によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを検出した場合、ランダムアクセスプリアンブルからMTCUE1と基地局装置との間の送信タイミングずれ量を算出し、MTC−PUSCHにおけるL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信するためのリソーススケジューリング、例えば、上りリンクの無線リソース位置、送信フォーマット(メッセージサイズ)などを指定する。
また、基地局装置は、Temporary C−RNTIを割り当て、MTC−CSSにMTC−RACHのランダムアクセスプリアンブルを送信したMTCUE1宛の応答(ランダムアクセスレスポンス)を示すRA−RNTIを配置する。また、基地局装置は、MTC−PDSCHに送信タイミングずれ情報、スケジューリング情報、Temporary C−RNTIおよび受信したプリアンブルのプリアンブル番号(シーケンス番号)を含んだランダムアクセスレスポンスメッセージを配置し、MTCUE1メッセージ2を送信する。
すなわち、例えば、基地局装置は、MTC−CSSにおいて、RA−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHを配置する。すなわち、例えば、基地局装置は、MTC−CSSにおいて、RA−RNTIがスクランブルされたCRCを伴う下りリンク制御情報をMTC−PDCCHで送信する。
(図13のステップS24について)
基地局装置は、UE1によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを検出した場合、ランダムアクセスプリアンブルからUE1と基地局装置との間の送信タイミングずれ量を算出し、PUSCHにおけるL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信するためのリソーススケジューリング、例えば、上りリンクの無線リソース位置、送信フォーマット(メッセージサイズ)などを指定する。
基地局装置は、UE1によって送信されたランダムアクセスプリアンブルを検出した場合、ランダムアクセスプリアンブルからUE1と基地局装置との間の送信タイミングずれ量を算出し、PUSCHにおけるL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信するためのリソーススケジューリング、例えば、上りリンクの無線リソース位置、送信フォーマット(メッセージサイズ)などを指定する。
また、基地局装置は、Temporary C−RNTIを割り当て、CSSにPRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信したUE1宛の応答(ランダムアクセスレスポンス)を示すRA−RNTIを配置する。また、基地局装置は、PDSCHに送信タイミングずれ情報、スケジューリング情報、Temporary C−RNTIおよび受信したプリアンブルのプリアンブル番号(シーケンス番号)を含んだランダムアクセスレスポンスメッセージを配置し、UE1メッセージ2を送信する。ここで、例えば、ランダムアクセスレスポンスのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットはDCIフォーマット1Aを使用する。
ここで、基地局装置は、UE1からのランダムアクセスプリアンブルか、または、MTCUE1からのランダムアクセスプリアンブルが判断できない場合、ランダムアクセスプリアンブルからMTCUE1と基地局装置との間の送信タイミングずれ量を算出し、PUSCHとMTC−PUSCH双方におけるL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信するためのリソーススケジューリング、例えば、上りリンクの無線リソース位置、送信フォーマット(メッセージサイズ)などを指定する。
また、基地局装置は、Temporary C−RNTIを割り当て、CSSとMTC−CSSの双方にランダムアクセスプリアンブルを送信したMTCUE1宛の応答(ランダムアクセスレスポンス)を示すRA−RNTIを配置する。また、基地局装置は、PDSCH及びMTC−PDSCHに送信タイミングずれ情報、スケジューリング情報、Temporary C−RNTIおよび受信したプリアンブルのプリアンブル番号(シーケンス番号)を含んだランダムアクセスレスポンスメッセージを配置し、MTCUE1メッセージ2を送信する。
ここで、ステップ23、24において、ランダムアクセスレスポンスでMTCUE1にスケジューリングされた無線リソースは、1リソースブロック(1サブフレーム)分だけである。また、UE1のメッセージ2の受信、UE1のメッセージ3の送信、及び基地局装置におけるUE1のメッセージ4の送信については、従来と同様の手順であるため、説明を省略する。
(図13のステップS25について)
MTCUE1は、MTCUE1に対応するメッセージ2を受信する。すなわち、MTCUE1は、中心周波数f1のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−CSSでRA−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出すると、中心周波数f2のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−PDSCHで送信されたランダムアクセスレスポンスメッセージを受信する。
MTCUE1は、MTCUE1に対応するメッセージ2を受信する。すなわち、MTCUE1は、中心周波数f1のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−CSSでRA−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出すると、中心周波数f2のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−PDSCHで送信されたランダムアクセスレスポンスメッセージを受信する。
さらに、MTCUE1は、ランダムアクセスレスポンスメッセージを受信し、送信したランダムアクセスプリアンブルに対応するプリアンブル番号が含まれている場合、MTCUE1のメッセージ2の情報を抽出する。すなわち、例えば、MTCUE1は、MTC−CSSにおいて、RA−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHをモニタする。すなわち、例えば、MTCUE1は、MTC−CSSにおいて、RA−RNTIがスクランブルされたCRCを伴う下りリンク制御情報をモニタする。
(図13のステップS26について)
MTCUE1は、抽出したメッセージ2の情報を用いて、送信タイミングずれを補正し、中心周波数f4のMTCUE1に対応する上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、スケジューリングされた無線リソースと送信フォーマットでTemporary C−RNTI(またはC-RNTI)および、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)等のMTCUE1を識別する情報を含むL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信する。
MTCUE1は、抽出したメッセージ2の情報を用いて、送信タイミングずれを補正し、中心周波数f4のMTCUE1に対応する上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、スケジューリングされた無線リソースと送信フォーマットでTemporary C−RNTI(またはC-RNTI)および、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)等のMTCUE1を識別する情報を含むL2/L3メッセージ、すなわちメッセージ3を送信する。
ここで、MTCUE1は、基地局装置からのランダムアクセスレスポンスメッセージを一定期間待ち続け、送信したランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル番号を含んだランダムアクセスレスポンスメッセージを受信しない場合は、再度、ランダムアクセスプリアンブルを送信する。
(図13のステップS27について)
基地局装置は、MTCUE1から送信されたメッセージ3がMTCUE1に割り当てたMTC−PUSCHの無線リソースであれば、MTC−CSSにL2/L3メッセージに含まれているTemporary C−RNTI(またはC-RNTI)を配置し、MTC−PDSCHにメッセージ3で含まれていたMTCUE1の識別情報を含んだ衝突確認メッセージを配置し、MTCUE1メッセージ4を送信する。
基地局装置は、MTCUE1から送信されたメッセージ3がMTCUE1に割り当てたMTC−PUSCHの無線リソースであれば、MTC−CSSにL2/L3メッセージに含まれているTemporary C−RNTI(またはC-RNTI)を配置し、MTC−PDSCHにメッセージ3で含まれていたMTCUE1の識別情報を含んだ衝突確認メッセージを配置し、MTCUE1メッセージ4を送信する。
(図13のステップS28について)
MTCUE1は、MTCUE1に対応するメッセージ4を受信する。すなわち、MTCUE1は、中心周波数f1のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−CSSでTemporary C−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出すると、中心周波数f2のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−PDSCHで送信された衝突確認メッセージの中身を確認する。さらに、MTCUE1は、衝突確認メッセージの中身を確認し、自装置宛のMTCUE1の識別情報が含まれている場合、ランダムアクセス手順を終了する。すなわち、例えば、MTCUE1は、MTC−CSSにおいて、Temporary C−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHをモニタする。
MTCUE1は、MTCUE1に対応するメッセージ4を受信する。すなわち、MTCUE1は、中心周波数f1のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−CSSでTemporary C−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出すると、中心周波数f2のMTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)において、MTC−PDSCHで送信された衝突確認メッセージの中身を確認する。さらに、MTCUE1は、衝突確認メッセージの中身を確認し、自装置宛のMTCUE1の識別情報が含まれている場合、ランダムアクセス手順を終了する。すなわち、例えば、MTCUE1は、MTC−CSSにおいて、Temporary C−RNTIがスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHをモニタする。
ここで、MTCUE1は、一定期間内に送信したランダムアクセスプリアンブルに対応するプリアンブル番号を含むランダムアクセスレスポンスメッセージを検出しなかった場合、メッセージ3の送信に失敗した場合、または、一定期間内に衝突確認メッセージに自装置宛のMTCUE1の識別情報を検出しなかった場合、ランダムアクセスプリアンブルの送信(メッセージ1)からやり直す。また、ランダムアクセス手順終了後は、更に基地局装置とMTCUE1との間で接続の為の制御データのやり取りがされる。
ランダムアクセス終了後、基地局装置とMTCUE1は、LTE仕様書に規定されているRRC接続確立手順(RRC Connection Establishment Procedure)に従って、待ち受けモードから無線接続モードに移行する。
また、MTCUE1は、RRC接続確立手順中、または、RRC接続確立手順後、移動局装置能力メッセージを送信する。例えば、MTCUE1は、LTE仕様書に規定されている移動局装置能力伝送手順(UE Capability Transfer)を用いて、UE1かMTCUE1かを示す移動局装置能力信号を送信する。ここで、移動局装置は、移動局装置能力信号の形式として、LTE仕様書に規定されているRRCメッセージの1つである移動局装置能力(UE Capability Information、または、UE EUTRA Capability Information)メッセージに、UE1かMTCUE1かの情報を追加したものを用いる。
ここで、移動局装置能力メッセージ(UE Capability Information、または、UE EUTRA Capability Information)には、例えば、UE1かMTCUE1かを示す1ビット(または符号化された複数のビット)、またはUE1かMTCUE1に関連する複数の情報ビットが含まれる。
例えば、
-- ASN1START
UE-EUTRA-Capability ::= SEQUENCE {
・・・・・・
MTC-Capability ENUMERATED { supported }, --“1”=MTCUE1; “0”=UE1
}
-- ASN1STOP
に示すように、抽象構文記法ASN(Abstract Syntax Notation)によって記述されている移動局装置能力(UE EUTRA Capability Information)において、UE1かMTCUE1かを示す移動局装置能力信号、例えば、MTC-Capabilityメッセージが追加される。
-- ASN1START
UE-EUTRA-Capability ::= SEQUENCE {
・・・・・・
MTC-Capability ENUMERATED { supported }, --“1”=MTCUE1; “0”=UE1
}
-- ASN1STOP
に示すように、抽象構文記法ASN(Abstract Syntax Notation)によって記述されている移動局装置能力(UE EUTRA Capability Information)において、UE1かMTCUE1かを示す移動局装置能力信号、例えば、MTC-Capabilityメッセージが追加される。
ここで、移動局装置能力信号が追加された移動局装置能力メッセージは、後述の移動局装置の構成におけるASNエンコーダプロセスによって情報ビット列に変換され、移動局装置能力メッセージとして、移動局装置能力伝送手順(UE Capability Transfer)を通して、基地局装置に送信される。
基地局装置は、後述の移動局装置の構成におけるASNディコーダプロセスによって情報ビット列を抽出し、移動局装置能力メッセージの情報、例えば、MTC-Capabilityの情報、すなわちUE1かMTCUE1かを示す移動局装置能力信号を復号する。ここで、例えば、移動局装置能力は、基地局装置及び/または基地局装置と接続するコアネットワーク(図示なし)に保存されている。
また、図13に示したように、MTCUE1の上りリンクの帯域幅は、基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)より狭く、且つ基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)の高い周波数端にマッピングされている。ここで、MTCUE1の上りリンクの帯域幅は、基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)と同じ、または基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)より狭く、且つ基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)の低い周波数端に、または基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)より狭く、且つ基地局装置の上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)の中心周波数f2にマッピングされても良い。
ここで、MTCUE1の上りリンクの帯域幅、周波数位置、MTC−PRACHのリソース領域などのMTCUE1に対応する上りリンクの情報は、MTC−SIB2で通知される。
(基地局装置のページングの送信手順について)
基地局装置は、図13に示したランダムアクセス手順により、移動局装置が、UE1かMTCUE1かを識別することができる。また、基地局装置は、移動局装置から通知された移動局装置能力によって、移動局装置がUE1かMTCUE1かを識別することができる。図14は、基地局装置のページング送信手順の一例を示した図である。
基地局装置は、図13に示したランダムアクセス手順により、移動局装置が、UE1かMTCUE1かを識別することができる。また、基地局装置は、移動局装置から通知された移動局装置能力によって、移動局装置がUE1かMTCUE1かを識別することができる。図14は、基地局装置のページング送信手順の一例を示した図である。
(図14のステップS101について)
基地局装置は、UE1またはMTCUE1に対してページングメッセージの送信が必要であるかを検出する。基地局装置がページングメッセージの送信が必要であることを検出するのは、例えば、基地局装置が上位制御装置から移動局装置の呼出し通知を要求されたとき、基地局装置が管理しているセルのシステム情報の更新が必要なとき、上位制御装置から地震津波警報(ETWS)の通知が必要であることを通知されたとき、である。
基地局装置は、UE1またはMTCUE1に対してページングメッセージの送信が必要であるかを検出する。基地局装置がページングメッセージの送信が必要であることを検出するのは、例えば、基地局装置が上位制御装置から移動局装置の呼出し通知を要求されたとき、基地局装置が管理しているセルのシステム情報の更新が必要なとき、上位制御装置から地震津波警報(ETWS)の通知が必要であることを通知されたとき、である。
(図14のステップS102について)
ページングメッセージの送信が必要であることを検出した基地局装置は、図13の手順によってページングの送信対象となる移動局装置がUE1かMTCUE1かを識別する。すなわち、基地局装置は、UE1かMTCUE1を判断し、ページングの送信手順を切り替える。すなわち、MTCUE1であればステップS104(Yes)へ、UE1であればステップS103(No)へ遷移する。ただし、例えば、地震津波警報(ETWS)の通知のように全ての移動局装置を対象としたページングメッセージの送信が必要である場合、基地局装置は、ステップS102の判断を行わずにステップS103とステップS104の両方の送信手順を実行してもよい。
ページングメッセージの送信が必要であることを検出した基地局装置は、図13の手順によってページングの送信対象となる移動局装置がUE1かMTCUE1かを識別する。すなわち、基地局装置は、UE1かMTCUE1を判断し、ページングの送信手順を切り替える。すなわち、MTCUE1であればステップS104(Yes)へ、UE1であればステップS103(No)へ遷移する。ただし、例えば、地震津波警報(ETWS)の通知のように全ての移動局装置を対象としたページングメッセージの送信が必要である場合、基地局装置は、ステップS102の判断を行わずにステップS103とステップS104の両方の送信手順を実行してもよい。
(図14のステップS103について)
UE1に対する呼出し通知を要求された基地局装置は、UE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを、UE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)のCSSで送信する。このとき、基地局装置は、ページングメッセージ内にページングの対象となるUE1の識別子(一時的サービス加入者識別子:S−TMSI、国際加入者識別子:IMSI)を配置する。そして、基地局装置は、UE1の識別子が配置されたページングメッセージをPDSCHで送信する。
UE1に対する呼出し通知を要求された基地局装置は、UE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを、UE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)のCSSで送信する。このとき、基地局装置は、ページングメッセージ内にページングの対象となるUE1の識別子(一時的サービス加入者識別子:S−TMSI、国際加入者識別子:IMSI)を配置する。そして、基地局装置は、UE1の識別子が配置されたページングメッセージをPDSCHで送信する。
また、UE1に対するシステム情報の更新が必要であることを検出した基地局装置は、UE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを、UE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)のCSSで送信する。このとき、基地局装置は、PDSCHで送信されるページングメッセージ内にシステム情報の更新を示す情報を配置する。そして、基地局装置は、UE1に対するシステム情報の更新を示す情報が配置されたページングメッセージをPDSCHで送信する。また、基地局装置は、更新が必要なシステム情報をシステム情報の更新周期(modification period)となるタイミングで更新し、PDSCHで送信する。
また、UE1に対する地震津波警報(ETWS)の通知が必要であることを検出した基地局装置は、UE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを、UE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)のCSSで送信する。このとき、基地局装置は、PDSCHで送信されるページングメッセージ内に地震津波警報(ETWS)の通知を示す情報を配置する。そして、基地局装置は、UE1に対する地震津波警報(ETWS)の通知を示す情報が配置されたページングメッセージをPDSCHで送信する。また、基地局装置は、地震津波警報(ETWS)の情報に関するシステム情報をMTC−PDSCHで送信する。
(図14のステップS104について)
MTCUE1に対する呼出し通知を要求された基地局装置は、MTCUE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHを、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)のMTC−CSSで送信する。このとき、基地局装置は、ページングメッセージ内にページングの対象となるMTCUE1の識別子を配置する。そして、基地局装置は、MTCUE1の識別子が配置されたページングメッセージをMTC−PDSCHで送信する。
MTCUE1に対する呼出し通知を要求された基地局装置は、MTCUE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHを、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)のMTC−CSSで送信する。このとき、基地局装置は、ページングメッセージ内にページングの対象となるMTCUE1の識別子を配置する。そして、基地局装置は、MTCUE1の識別子が配置されたページングメッセージをMTC−PDSCHで送信する。
MTCUE1に対するシステム情報の更新が必要であることを検出した基地局装置は、MTCUE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHを、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)のMTC−CSSで送信する。このとき、基地局装置は、MTC−PDSCHで送信されるページングメッセージ内にシステム情報の更新を示す情報を配置する。
そして、基地局装置は、MTCUE1に対するシステム情報の更新を示す情報が配置されたページングメッセージをMTC−PDSCHで送信する。また、基地局装置は、更新が必要なシステム情報をシステム情報の更新周期(modification period)となるタイミングで更新し、MTC−PDSCHで送信する。
MTCUE1に対する地震津波警報(ETWS)の通知が必要であることを検出した基地局装置は、MTCUE1に対してページング用のRNTI(P−RNTI)がスクランブルされたCRCを伴うMTC−PDCCHを、MTCUE1に対応する下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)のMTC−CSSで送信する。このとき、基地局装置は、MTC−PDSCHで送信されるページングメッセージ内に地震津波警報(ETWS)の通知を示す情報を配置する。そして、基地局装置は、MTCUE1に対する地震津波警報(ETWS)の通知を示す情報が配置されたページングメッセージをMTC−PDSCHで送信する。また、基地局装置は、地震津波警報(ETWS)の情報に関するシステム情報MTC−PDSCHで送信する。
すなわち、基地局装置は、移動局装置がUE1であるかMTCUE1であるかを識別することによって、それぞれ異なるページング送信手順を用いることができる。例えば、基地局装置は、UE1に対するページングをP−RNTIが配置されたPDCCHをCSSで送信することによって通知し、MTCUE1に対するページングをP−RNTIが配置されたMTC−PDCCHをMTC−CSSで送信することによって通知する。
(移動局装置のページングの受信手順について)
待ち受けモードのMTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHを周期的にモニタし、ページングメッセージの送信を検出する。MTCUE1に対するページングメッセージは、MTC−PDCCHにページング用のRNTI(P−RNTI)を配置することによって送信される。MTCUE1は、MTC−CSSにP−RNTIがあることを検出すると、MTC−PDSCHに配置されたページングメッセージを受信し、ページングメッセージ内に自局の識別子(一時的サービス加入者識別子:S−TMSI、国際加入者識別子:IMSI)が配置されているかを確認し、自局の識別子(S−TMSI、IMSI)が配置されていた場合、RRC接続確立手順を開始する。
待ち受けモードのMTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHを周期的にモニタし、ページングメッセージの送信を検出する。MTCUE1に対するページングメッセージは、MTC−PDCCHにページング用のRNTI(P−RNTI)を配置することによって送信される。MTCUE1は、MTC−CSSにP−RNTIがあることを検出すると、MTC−PDSCHに配置されたページングメッセージを受信し、ページングメッセージ内に自局の識別子(一時的サービス加入者識別子:S−TMSI、国際加入者識別子:IMSI)が配置されているかを確認し、自局の識別子(S−TMSI、IMSI)が配置されていた場合、RRC接続確立手順を開始する。
また、待ち受けモードまたは無線接続モードのMTCUE1は、MTC−CSSにおいてMTC−PDCCHをモニタし、ページングメッセージにシステム情報の更新または地震津波警報(ETWS)が含まれているかを検出する。MTCUE1はMTC−CSSにP−RNTIがあることを検出すると、MTC−PDSCHに配置されたページングメッセージを受信し、システム情報の更新または地震津波警報(ETWS)が含まれているかを確認する。
上記までのような構成とすることによって、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が、効率的に通信を行うことができる。例えば、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が、従来のシステムと後方互換性を持ちながら、効率的に、基地局装置と通信することができる。また、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置において、下りリンク周波数帯域幅(受信帯域幅)及び/または上りリンク周波数帯域幅(送信帯域幅)の狭帯域化によって低コストのMTCデバイスまたはMTC端末を提供することができる。さらに、マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が効率的に通信を行うことによって、システム容量を改善することができる。
(基地局装置の構成について)
図15は、本発明の第1の実施形態に関わる基地局装置の構成を示す図である。基地局装置は、インターフェース部、上位レイヤ処理部(3)、物理チャネル生成部(3)、多重部(3)、送信部(3)、送信アンテナ部(3)、受信アンテナ部(3)、受信部(3)、多重分離部(3)、物理チャネル復調部(3)、制御部(3)を備える。物理チャネル生成部(3)は、共通チャネル生成部(3)、UE1対応チャネル生成部(3)、MTCUE1対応チャネル生成部(3)を備える。また、物理チャネル復調部(3)は、UE1対応チャネル復調部(3)、MTCUE1対応チャネル復調部(3)を備える。
(基地局装置の構成について)
図15は、本発明の第1の実施形態に関わる基地局装置の構成を示す図である。基地局装置は、インターフェース部、上位レイヤ処理部(3)、物理チャネル生成部(3)、多重部(3)、送信部(3)、送信アンテナ部(3)、受信アンテナ部(3)、受信部(3)、多重分離部(3)、物理チャネル復調部(3)、制御部(3)を備える。物理チャネル生成部(3)は、共通チャネル生成部(3)、UE1対応チャネル生成部(3)、MTCUE1対応チャネル生成部(3)を備える。また、物理チャネル復調部(3)は、UE1対応チャネル復調部(3)、MTCUE1対応チャネル復調部(3)を備える。
共通チャネル生成部(3)は、図1に示したUE1及びMTCUE1が共通に受信する共通チャネルのDLRS、SS、PBCHの信号を生成する。UE1対応チャネル生成部(3)は、図1に示したように、UE1が受信するチャネルのPDCCH、PCFICH、PHICH、PDSCHの信号を生成する。MTCUE1対応チャネル生成部(3)は、図1に示したように、MTCUE1が受信するチャネルのMTC−PDCCH、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDSCHの信号を生成する。
多重部は(3)、図2に示したように、UE1の場合、共通チャネル生成部(3)及びUE1対応チャネル生成部(3)により生成したDLRS、SS、PBCH、PDCCH、PCFICH、PHICH、PDSCHの信号を下りリンクの無線フレームにマップングし、下りリンクの無線フレームベースバンド信号を生成し、送信部(3)に送る。また、多重部(3)は、図3aまたは図4aに示したように、UE1とMTCUE1が混在する場合、共通チャネル生成部(3)、UE1対応チャネル生成部(3)、及びMTCUE1対応チャネル生成部(3)により生成したDLRS、SS、PBCH、PDCCH、PCFICH、PHICH、PDSCH、MTC−PDCCH、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDSCH信号を下りリンクの無線フレームにマップングし、さらに高速逆フーリエ変換IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)、ガードインターバルGI(Guard Interval)の挿入し、下りリンクの無線フレームのベースバンド信号を生成して、送信部(3)に送る。
送信部(3)は、多重部(3)から出力された下りリンクの無線フレームベースバンド信号をデジタル/アナログ変換し、帯域幅制限などのフィルタ処理、直交変調処理を行って所定のRF信号を生成し、さらにRF信号を所定の出力電力に増幅して送信アンテナ部(3)に出力する。なお、図13には、1つの送信アンテナ部(3)および1つの送信部(3)を示したが、各下りリンク物理チャネルのレイヤマッピング処理に応じて、複数の送信アンテナ部(3)および複数の送信部(3)を備えることとしてもよい。
受信部(3)は、受信アンテナ部(3)から所定の上りリンク物理チャネルのRF信号を受信し、増幅、周波数変換、フィルタ処理、直交復調処理、アナログ/デジタル変換などを行い、その結果得られた上りリンク物理チャネル信号を多重分解部(3)に出力する。なお、図15には、1つの受信アンテナ部(3)および1つの受信部(3)を示したが、各上りリンク物理チャネルのレイヤマッピング処理に応じて、複数の受信アンテナ部(3)および複数の受信部(3)を備えることとしてもよい。また、図15には、送信アンテナ部(3)と受信アンテナ部(3)とを別々に示したが、FDDモードの基地局装置ではアンテナ共用器DUP(Diplexer)を、TDDモードの基地局装置ではアンテナ切り替え部SW(Switch)を用いることにより、1つの共用アンテナを使用することもできる。
多重分解部(3)は、移動局装置から受信した上りリンク物理チャネル信号に対して、OFDMシンボルタイミング検出、ガードインターバルGI除去、高速フーリエ変換FFT(Fast Fourier Transform)を行って、UE1の場合は、図8に示した上りリンクの無線フレームのベースバンド信号を生成し、またUE1とMTCUE1が混在する場合は、図9に示した上りリンクシステム帯域幅(例えば20MHz)の無線フレームのベースバンド信号から、各物理チャネルを抽出し、物理チャネル復調部(3)に出力する。
UE1対応チャネル復調部(3)は、図1に示したUE1から送信されたULRS、PUCCH、PUSCH、PRACHの信号を復調する。MTCUE1対応チャネル復調部(3)は、図1に示したMTCUE1から送信されるMTC−ULRS、MTC−PUCCH、MTC−PUSCH、MTC−PRACHの信号を復調する。
制御部(3)は、各ブロックの制御を行う。例えば、制御部(3)は、各ブロックのタイミング制御、オンオフ制御、上りリンク無線伝搬路状況の測定、上りおよび下りリンクの無線リソーススケジューリング、所定の通信プロトコルおよびプロシージャの処理などを行う。インターフェース部は、コアーネットワーク(図示なし)に接続し、ユーザデータ及び制御データを送受信する。
上位レイヤ処理部(3)は、インターフェース部を通じて、コアーネットワークに接続し、上位レイヤのユーザデータおよび制御データの生成処理および抽出処理を行う。また、上位レイヤ処理部(3)は、各種の通信プロトコルおよびプロシージャ処理を行う。上位レイヤ処理部(3)には、データ制御部(3)を備える。
データ制御部(3)は、制御部(3)を通じて、図3aに示したようにPBCHにSIB1(7)関連データの生成と、MTC−PDCCH、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、及びMTC−PCSCH関連データの生成と、下りリンク無線フレーム制御データの生成と、移動局装置への送信を制御する。また、データ制御部(3)は、図7に示したように、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)以内において、SIB1のリソース領域に、MTC−SIB2〜13のリソース領域にリソースマッピングするように制御する。データ制御部(3)の制御により、図11に示したMTCUE1のシステムインフォメーション獲得手順が動作することができる。
また、データ制御部(3)は、図7に示したように、MTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)以内において、SIB2のリソース領域にリソースマッピングするように制御する。物理チャネル復調部(3)1により移動局装置から送信されたPRACHまたはMTC−PRACHのランダムアクセスプリアンブルを受信した場合、CSSか、MTC−CSSか、またはCSS及びMTC−CSS双方かにランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)を送信するように制御する。データ制御部(3)の制御により、図13に示したランダムアクセス手順が動作することができる。
また、データ制御部(3)は、移動局装置能力伝送手順(UE Capability Transfer)を通して、移動局装置能力信号が追加された移動局装置能力メッセージの受信を制御する。上位レイヤ処理部(3)には、ASNディコーダが含まれて、ASNディコーダプロセスにより情報ビット列を抽出され、移動局装置能力メッセージの情報、例えば、MTC-Capabilityの情報、すなわちUE1かMTCUE1かを示す移動局装置能力信号を復号し、移動局装置能力として基地局装置に保存される。
また、データ制御部(3)は、基地局装置のページングの送信手順を通じて、UE1対応チャネル生成部(3)に対してUE1対応のページングメッセージを、MTCUE1対応チャネル生成部(3)に対してMTCUE1対応のページングメッセージを挿入することができる。
なお、ここでは、基地局装置が、OFDM信号の送受信を行う場合について説明したが、本発明はこれに限らず、基地局装置は、回路ブロックの機能変更により、移動局装置によりSC−FDMA方式で送信された上りリンク信号を受信してもよい。または上り周波数帯域非連続のSC−FDMA(Clustered DFT-S-OFDMまたはCL-DFT-S-OFDM(Clustered Discrete Fourier Transform Spread OFDM))方式で送信された上りリンク信号を受信してもよい。また、図15に示した基地局装置の構成は、FDDモード、またはTDDモード、またはFDD/TDDのデュアルモードのいずれに対応するものであってもよい。
(MTCUE1の構成について)
図16は、本発明の第1の実施形態に関わるMTCUE1の構成を示す図である。MTCUE1は、送受信アンテナ部(1)、アンテナ共用器(1)、受信部(1)、多重分離部(1)、物理チャネル復調部(1)、物理チャネル生成部(1)、物理チャネル生成部(1)、多重部(1)、送信部(1)、及び制御部(1)、上位レイヤ処理部(1)を備える。送受信アンテナ部(1)は、図1に示した基地局装置からの信号を受信する。送受信アンテナ部(1)からの受信信号は、アンテナ共用器(1)に入力され、一方、送信部(1)からの送信信号は、送受信アンテナ部(1)により送信される。
図16は、本発明の第1の実施形態に関わるMTCUE1の構成を示す図である。MTCUE1は、送受信アンテナ部(1)、アンテナ共用器(1)、受信部(1)、多重分離部(1)、物理チャネル復調部(1)、物理チャネル生成部(1)、物理チャネル生成部(1)、多重部(1)、送信部(1)、及び制御部(1)、上位レイヤ処理部(1)を備える。送受信アンテナ部(1)は、図1に示した基地局装置からの信号を受信する。送受信アンテナ部(1)からの受信信号は、アンテナ共用器(1)に入力され、一方、送信部(1)からの送信信号は、送受信アンテナ部(1)により送信される。
受信部(1)には、受信RF信号増幅部、受信RFバンド帯域フィルタ、直交復調部、受信RF周波数局部発信部、受信ベースバンドフィルタ、アナログ/デジタル変換部が含まれる。ここで、例えば、受信RF信号増幅部と受信RFバンド帯域フィルタでは、少なくとも下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)の周波数帯域幅がサポートされる。また、直交復調部では、少なくともMTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)がサポートされる。
受信RF周波数局部発信部は、下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)内の受信RF周波数(例えばf1、f2)を生成し、直交復調部に供給する。受信部(1)はアンテナ共用器(1)から、下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)の下りリンク信号を受信し、受信RF周波数局部発信部により中心周波数f1、f2が生成された場合、図3a、図3bに示したMTCUE1対応下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)の信号をベースバンド信号に変換され、多重分離部(1)に出力される。
多重分解部(1)は、基地局装置から受信した下りリンク物理チャネル信号に対して、OFDMシンボルタイミング検出、ガードインターバルGI除去、高速フーリエ変換FFT(Fast Fourier Transform)を行って、図3aに示したMTCUE1対応下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)の無線フレームのベースバンド信号から、各物理チャネル信号を抽出し、物理チャネル復調部(1)に出力する。物理チャネル復調部(1)は、共通チャネル部(1)とMTCUE1対応チャネル復調部(1)を備える。
共通チャネル部(1)は、図1に示したUE1及びMTCUE1が共通に受信する共通チャネルのDLRS、SS、PBCHの信号を復調する。MTCUE1対応チャネル復調部(1)は、図1に示したように、MTCUE1が受信するチャネルのMTC−PDCCH、MTC−PCFICH、MTC−PHICH、MTC−PDSCHの信号を復調する。
物理チャネル生成部(1)は、MTCUE1対応チャネル生成部(1)を備える。MTCUE1対応チャネル生成部(1)は、図1に示したように、基地局装置が受信するチャネルのMTC−ULRS、MTC−PUCCH、MTC−PUSCH、MTC−PRACHの信号を生成する。UE1対応チャネル復調部(1)は、図1に示したUE1から送信されたULRS、PUCCH、PUSCH、PRACHの信号を復調する。MTCUE1対応チャネル復調部(1)は、図1に示したMTCUE1から送信されるMTC−ULRS、MTC−PUCCH、MTC−PUSCH、MTC−PRACHの信号を復調する。
制御部(1)は、各ブロックの制御を行う。例えば、制御部(1)は、各ブロックのタイミング制御、オンオフ制御、上りリンク無線伝搬路状況の測定、上りおよび下りリンクの無線リソーススケジューリング、中心周波数のシフト制御、所定の通信プロトコルおよびプロシージャによる制御などを行う。また、多重部(1)は、図9に示したように、MTCUE1対応チャネル生成部(1)により生成したMTC−ULRS、MTC−PUCCH、MTC−PUSCH、MTC−PRACHの信号を上りリンクの無線フレームにマップングし、さらに高速逆フーリエ変換IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)、ガードインターバルGI(Guard Interval)の挿入し、図3aまたは図4aに示したMTCUE1対応下りリンク周波数帯域幅(例えば、5MHz)の無線フレームのベースバンド信号を生成して、送信部(1)に送る。
送信部(1)には、デジタル/アナログ変換部、送信ベースバンドフィルタ、送信RF周波数局部発信部、直交変調部、送信RFバンド帯域フィルタ、送信RF信号パワーアンプが含まれる。ここで、送信RFバンド帯域フィルタと送信RF信号パワーアンプでは、少なくとも下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)の周波数帯域幅がサポートされる。また、直交変調部では、少なくともMTCUE1対応の上りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)がサポートされる。
また、送信RF周波数局部発信部は、上りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)内の送信RF周波数(例えばf3、f4)を生成し、直交変調部に供給する。送信部(1)は多重部(1)から出力された上りリンクの無線フレームベースバンド信号をデジタル/アナログ変換し、送信ベースバンドフィルタによりMTCUE1対応上りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)に制限し、送信RF周波数局部発信部により中心周波数f3、f4が生成された場合、直交変調部により、送信ベースバンド信号は図4a、図4bに示したような中心周波数f3、f4を持つMTCUE1対応上りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)の送信RF信号に変換され、送信RFバンド帯域フィルタ、送信RF信号パワーアンプ、アンテナ共用器(1)を通じて送受信アンテナ部(1)に出力する。
上位レイヤ処理部(1)は、上位レイヤのユーザデータおよび制御データの生成処理および抽出処理を行い、また各種の通信プロトコルおよびプロシージャ処理を行う。上位レイヤ処理部(1)には、データ制御部(1)を備える。データ制御部(1)は、制御部(1)を通じて、図9に示したようにMTC−ULRS、MTC−PUCCH、MTC−PUSCH、MTC−PRACH(10)の関連データの生成と、下りリンク無線フレームの生成と、移動局装置への送信を制御する。
また、データ制御部(1)は、図9に示したように、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば5MHz)以内において、MTC−ULRS、MTC−PUCCH、MTC−PUSCHにリソースマッピングするように制御する。データ制御部(1)の制御により、図11に示したMTCUE1のシステムインフォメーション獲得手順が動作することができる。また、データ制御部(1)は、基地局装置から通知されたPRACHのリソース領域とRACHのシーケンス情報を用いて、基地局装置にPRACHのランダムアクセスプリアンブルを送信するように制御する。データ制御部(1)の制御により、図13に示したランダムアクセス手順が動作することができる。
また、データ制御部(1)は、移動局装置能力伝送手順(UE Capability Transfer)を通して、移動局装置能力信号が追加された移動局装置能力メッセージの送信を制御する。上位レイヤ処理部(1)には、ASNエンコーダが含まれて、ASNエンコーダプロセスにより情報ビット列に変換され、移動局装置能力メッセージとして、例えば、MTC-Capabilityの情報、すなわちUE1かMTCUE1かを示す移動局装置能力信号を符号化し、移動局装置能力として基地局装置に送信される。また、データ制御部(1)は、移動局装置のページングの受信手順を通じて、MTCUE1対応チャネル復調部(1)からの復調されたMTC−PDCCH(4)をモニタし、ページングメッセージの送信を検出することができる。
なお、ここでは、MTCUE1が、OFDM信号の送受信を行う場合について説明したが、本発明はこれに限らず、MTCUE1は、回路ブロックの機能変更により、SC−FDMA方式で送信を行っても良い。また、MTCUE1は、上り周波数帯域非連続のSC−FDMA(Clustered DFT-S-OFDMまたはCL-DFT-S-OFDM(Clustered Discrete Fourier Transform Spread OFDM))方式で送信を行っても良い。また、図16に示したMTCUE1の構成は、FDDモード、またはTDDモード、またはFDD/TDDのデュアルモードのいずれに対応するものであってもよい。
以下、本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。
図11に示したように、MTCUE1におけるこれまでの実施形態におけるシステムインフォメーション獲得手順は、MTCUE1がPBCHとSIB1を受信するまでの動作は通常のUE1と共通で、SIB2の受信処理以降の手順が異なっていた。そこで、本実施形態では、SIB2〜13とMTC−SIB2〜13をそれぞれ異なるPDSCHで送信せず、1つのシステムインフォメーションブロックにUE1とMTCUE1で共通のシステム情報と、個別に適用されるシステム情報とをそれぞれ含めて送信する。
例えば、基地局装置は、SIB2の中にMTCUE1に適用されるMTC−SIB2に相当するシステム情報を含めて送信する。SIB2は、SIB1のSIWに基づいて送信され、MTCUE1対応の下りリンクシステム帯域幅(例えば、5MHz)以内のPDSCH、またはMTC−PDSCHのリソース領域で送信される。SIB2を受信したUE1は、UE1とMTCUE1で共通のシステム情報と、UE1に適用されるシステム情報を適用する。SIB2を受信したMTCUE1は、UE1とMTCUE1で共通のシステム情報と、MTCUE1に適用されるシステム情報を適用する。SIB3以降も同様である。
また、基地局装置は、MTCUE1のみに適用される、ある1つのシステムインフォメーションブロックをUE1のシステムインフォメーションブロックと異なるPDSCHで送信してもよいし、UE1のシステムインフォメーションブロックに含めて送信してもよい。例えば、SIB4のシステム情報は、SIB4とMTC−SIB4に分けて送信してもよい。この場合、SIB4は基地局装置の下りリンクシステム帯域幅(例えば、20MHz)のPDSCHで送信され、MTC−SIB4は、MTCUE1対応下りリンクシステム帯域幅以内のPDSCH、またはMTC−PDSCHのリソース領域で送信される。
このように構成することによって、SIB2〜13とMTC−SIB2〜13で共通的に使用されるシステム情報を重複して送信しないシステム構成にすることが可能となる。さらに、SIB1において、MTC−SIB2〜13リソースの繰り返し送信を行う期間(System Information Window: SIW)の情報を送信しないで良いため、SIB1の受信処理を変更する必要がなくなる。
本発明に関わる基地局装置、および移動局装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における移動局装置、基地局装置の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、移動局装置、又は基地局装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における移動局装置、基地局装置の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。移動局装置、基地局装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1A、1B、1C MTC移動局装置
2A、2B、2C 移動局装置
3 基地局装置
2A、2B、2C 移動局装置
3 基地局装置
Claims (26)
- 基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置であって、
第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、
第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する
ことを特徴とする移動局装置。 - 基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置であって、
第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、
第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置へ送信する
ことを特徴とする移動局装置。 - 前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって上位層の信号を使用して設定される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動局装置。 - 前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によってMACコントロールエレメントを使用して通知される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動局装置。 - 前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって前記物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報を使用して指示される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動局装置。 - 前記第1のサブフレーム+m(m≧5)において、HARQにおけるACK/NACKを示す情報を前記基地局装置へ送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動局装置。 - マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置であって、
第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、
第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する
ことを特徴とする基地局装置。 - マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置であって、
第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、
第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する
ことを特徴とする基地局装置。 - 前記利用可能な第2の帯域幅を、上位層の信号を使用して前記移動局装置へ設定する
ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の基地局装置。 - 前記利用可能な第2の帯域幅を、MACコントロールエレメントを使用して前記移動局装置へ通知する
ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の基地局装置。 - 前記利用可能な第2の帯域幅を、前記物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報を使用して前記移動局装置へ指示する
ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の基地局装置。 - 前記第1のサブフレーム+m(m≧5)において、HARQにおけるACK/NACKを示す情報を前記移動局装置から受信する
ことを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかに記載の基地局装置。 - 基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置の通信方法であって、
第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、
第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する
ことを特徴とする通信方法。 - 基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置の通信方法であって、
第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、
第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置へ送信する
ことを特徴とする通信方法。 - 前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって指示される
ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の通信方法。 - マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置の通信方法であって、
第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、
第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する
ことを特徴とする通信方法。 - マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置の通信方法であって、
第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、
第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する
ことを特徴とする通信方法。 - 前記利用可能な第2の帯域幅を、前記移動局装置へ指示する
ことを特徴とする請求項16または請求項17に記載の通信方法。 - 基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置に用いられる集積回路であって、
第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信する機能と、
第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する機能と、を前記移動局装置へ発揮させる
ことを特徴とする集積回路。 - 基地局装置と通信するマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置に用いられる集積回路であって、
第1のサブフレームにおいて、利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信する機能と、
第2のサブフレームにおいて、利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置へ送信する機能と、を前記移動局装置へ発揮させる
ことを特徴とする集積回路。 - 前記利用可能な第2の帯域幅は、前記基地局装置によって指示される
ことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の集積回路。 - マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信する機能と、
第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する機能と、を前記基地局装置へ発揮させる
ことを特徴とする集積回路。 - マシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置と通信する基地局装置に用いられる集積回路であって、
第1のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信する機能と、
第2のサブフレームにおいて、前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信する機能と、を前記基地局装置へ発揮させる
ことを特徴とする集積回路。 - 前記利用可能な第2の帯域幅を、前記移動局装置へ指示する機能を前記基地局装置へ発揮させる
ことを特徴とする請求項22または請求項23に記載の集積回路。 - 基地局装置とマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が通信する無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、
前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理下りリンク共用チャネルで下りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信し
前記移動局装置は、
第1のサブフレームにおいて、前記物理下りリンク制御チャネルで前記下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、
第2のサブフレームにおいて、前記物理下りリンク共用チャネルで前記下りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 基地局装置とマシンタイプコミュニケーションに対応する移動局装置が通信する無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記移動局装置によって利用可能な第1の帯域幅を使用して、物理下りリンク制御チャネルで下りリンク制御情報を前記移動局装置へ送信し、
前記移動局装置によって利用可能な第2の帯域幅を使用して、前記下りリンク制御情報によってスケジュールされた物理上りリンク共用チャネルで上りリンクトランスポートブロックを前記移動局装置へ送信し、
前記移動局装置は、
第1のサブフレームにおいて、前記物理下りリンク制御チャネルで前記下りリンク制御情報を前記基地局装置から受信し、
第2のサブフレームにおいて、前記物理上りリンク共用チャネルで前記上りリンクトランスポートブロックを前記基地局装置から受信する
ことを特徴とする無線通信システム。
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