JP2013182444A - 電子カルテ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モダリティーから患者を撮影して得られた画像データ及び/又は画像データに付随するメタデータを取得し(ステップS1)、画像データ及び/又はメタデータを解析し、検査関連情報を抽出する(ステップS2)。検査関連情報に対応付けられた診療行為候補を診療行為対応テーブルから読み出し(ステップS3)、診療行為候補を表示部に表示する(ステップS4)。表示された診療行為候補の中から患者に対して行われた診療行為が確定されると(ステップS5)、確定された診療行為を、対応する診療行為コードに変換して処方データを生成し(ステップS6)、処方データを医事会計システムに送信する(ステップS7)。
【選択図】図3
Description
そこで、過去の操作の履歴から次の操作を予測することなく、カルテに記録すべき診療行為を提示する方法が期待されている。
以下、図面を参照して、本発明に係る電子カルテ装置の実施の形態について説明する。
図1に、医用画像システム1のシステム構成を示す。
図1に示すように、医用画像システム1は、モダリティー10と、電子カルテ装置20と、医用画像サーバー30と、医事会計システム40と、を備えて構成されており、各装置は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
例えば、モダリティー10は、画像データにメタデータを付帯させ、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に則ったDICOMファイル形式でDICOM準拠画像データを生成する。
モダリティー10としては、CR(Computed Radiography)装置等のX線画像撮影装置、超音波診断装置(US)等が適用可能である。
また、医用画像システム1における通信方式としては、一般的に、DICOM規格が用いられており、各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。
図2に、電子カルテ装置20の機能的構成を示す。
図2に示すように、電子カルテ装置20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成されており、各部はバス27により接続されている。
検査関連情報には、撮影部位、撮影枚数、乳房撮影を示す情報、造影剤撮影を示す情報、骨塩定量診断検査を示す情報、診療報酬区分の分類、穿刺行為を示す情報、性別、年齢等が含まれる。
診療行為候補は、電子カルテに記載される診断内容、処置内容、患者に処方する薬等の診療行為の候補であり、一又は複数の項目から構成される。
使用頻度は、過去のカルテの作成における診療行為の使用履歴から予め求められている。使用頻度は、ユーザー毎に設定可能としてもよい。
なお、同一の検査関連情報に対して、複数の診療行為候補が対応付けられていてもよく、検査関連情報の組み合わせに対して診療行為候補が対応付けられていてもよい。
X線画像撮影は、造影剤を使用したか否かに応じて診療報酬が異なるため、造影剤の使用の有無を電子カルテ装置20から医事会計システム40に通知する。
次に、電子カルテ装置20における動作について説明する。
図3は、電子カルテ装置20において実行される電子カルテ支援処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21と記憶部26に記憶されている電子カルテ支援処理プログラムP1との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
なお、部位認識処理は、他の周知の方法を用いてもよい。
超音波検査では、Aモード、Bモード(断層撮影法)、Mモード等の撮影方法や、胸腹部かそれ以外かの部位情報、さらにドプラ法の適用の有無等により、診療報酬区分が分類されている。より詳細には、Aモード法、断層撮影法(胸腹部)、断層撮影法(その他(頭頸部、四肢、体表、末梢血管等))、UCG(断層撮影法及びMモード法による検査)、UCG(Mモード法のみによる検査)、UCG(経食道的超音波法)、ドプラ法(胎児心音観察、末梢血管血行動態検査)、ドプラ法(脳動脈血流速度連続測定)、ドプラ法(脳動脈血流速度マッピング法)、血管内超音波法等に分類されている。また、断層撮影法において造影剤を使用した場合、又は、パルスドプラ法を行った場合には診療報酬が加算される。例えば、メタデータに含まれる診療報酬区分の分類が取得されてもよいし、画像データの解析により、撮影部位や撮影方法が認識されてもよい。
各撮影部位に予め割り当てられている診療行為候補を読み出してもよいし、診療報酬の分類である躯体及び四肢のそれぞれに対応付けられている診療行為候補を読み出してもよい。また、患者の年齢情報等から新生児・乳幼児の加算と結び付けられた診療行為候補を読み出すこともできる。
図4は、表示部23に表示される操作画面231の例である。
操作画面231には、カルテ情報表示領域51、医用画像表示領域52、CRボタンB1、USボタンB2等が含まれる。
ユーザーの操作部22からの操作により、CRボタンB1が押下された場合に、制御部21により、CR装置(モダリティー10)により生成されたX線画像の画像データ及びメタデータが取得され、画像データに基づいて医用画像表示領域52にX線画像が表示される。ここで、制御部21により、カルテ情報表示領域51にX線画像のサムネイル画像が追加されることとしてもよい。
診療行為候補53は、胸部の診断のために胸部PA撮影が行われたことを示している。
診療行為候補54は、胸部の診断のために胸部PA撮影及び胸部LAT撮影が行われたことを示している。診療行為候補54において、撮影枚数が2枚となっているのは、現在、医用画像表示領域52に表示されている胸部PA画像が1枚取り込まれた状態で、今後胸部LAT画像が取り込まれることを予測したものと考えられる。実際に、胸部LAT画像が取り込まれた場合には、診療行為候補表示画面232に診療行為候補54のみが残される。
診療行為候補55は、肋骨の診断のために胸部PA撮影が行われたことを示している。
また、カルテ情報として、投薬に関する情報62等の追加があれば、ユーザーの操作部22からの操作により、追加入力される。
10 モダリティー
20 電子カルテ装置
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 RAM
26 記憶部
30 医用画像サーバー
40 医事会計システム
N 通信ネットワーク
P1 電子カルテ支援処理プログラム
T1 診療行為対応テーブル
T2 コード変換テーブル
Claims (8)
- 撮影検査に関連する検査関連情報と診療行為の候補とを対応付けて記憶する記憶手段と、
モダリティーにより患者を撮影して得られた画像データ及び/又は当該画像データに付随するメタデータを取得する取得手段と、
当該取得された画像データ及び/又はメタデータを解析し、当該解析により得られた検査関連情報に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出し、当該読み出した診療行為の候補を表示手段に表示させる制御手段と、
を備える電子カルテ装置。 - 前記モダリティーは、X線画像撮影装置であり、
前記検査関連情報には、撮影部位及び撮影枚数が含まれ、
前記制御手段は、前記解析により撮影部位及び撮影枚数を判定し、当該判定した撮影部位及び撮影枚数に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出す、
請求項1に記載の電子カルテ装置。 - 前記モダリティーは、X線画像撮影装置であり、
前記検査関連情報には、乳房撮影を示す情報が含まれ、
前記制御手段は、前記解析により前記撮影検査が乳房撮影であるか否かを判定し、前記撮影検査が乳房撮影であると判定した場合に、前記乳房撮影を示す情報に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出す、
請求項1に記載の電子カルテ装置。 - 前記モダリティーは、X線画像撮影装置であり、
前記検査関連情報には、造影剤撮影を示す情報が含まれ、
前記制御手段は、前記解析により前記撮影検査における造影剤の使用の有無を判定し、造影剤が使用されたと判定した場合に、前記造影剤撮影を示す情報に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出す、
請求項1に記載の電子カルテ装置。 - 前記モダリティーは、X線画像撮影装置であり、
前記検査関連情報には、骨塩定量診断検査を示す情報が含まれ、
前記制御手段は、前記解析により前記撮影検査が骨塩定量診断検査であるか否かを判定し、前記撮影検査が骨塩定量診断検査であると判定した場合に、前記骨塩定量診断検査を示す情報に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出す、
請求項1に記載の電子カルテ装置。 - 前記モダリティーは、超音波診断装置であり、
前記検査関連情報には、診療報酬区分の分類が含まれ、
前記制御手段は、前記解析により診療報酬区分の分類を判定し、当該判定した診療報酬区分の分類に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出す、
請求項1に記載の電子カルテ装置。 - 前記モダリティーは、超音波診断装置であり、
前記検査関連情報には、穿刺行為を示す情報が含まれ、
前記制御手段は、前記解析により前記撮影検査における穿刺行為の有無を判定し、穿刺行為があったと判定した場合に、前記穿刺行為を示す情報に対応付けられた診療行為の候補を前記記憶手段から読み出す、
請求項1に記載の電子カルテ装置。 - 前記制御手段は、前記表示手段に表示される診療行為の候補が複数ある場合に、当該複数の診療行為の候補を使用頻度が高い順に表示させる、
請求項1から7のいずれか一項に記載の電子カルテ装置。
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