JP2013181784A - 物品検査装置と物品検査方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 物品検査装置1は、円筒缶2の外面2Aを撮影する複数の撮像ユニットU1〜U4を備えている。撮像ユニットU1は、円筒缶2の外面2Aに横方向の複数のスリット光Lを一度に照射する投光器11と、円筒缶2の外面2Aを撮影するカメラ5からなる。外面2Aに照射された複数のスリット光はカメラ5によって撮影され、その画像は画像処理手段6に送られる。すると、画像処理手段6は、曲線である各スリット光の白い画素を認識して、それをXY座標上で特定し、次に各スリット光について4次と2次の近似式を求める。その後、各スリット光の曲線と4次近似式若しくは2次近似式の曲線とを比較して、それらに所定値以上の差があれば外面2Aに凹凸があると判定する。
【効果】 事前に基準となる良品のデータを画像処理手段6に登録することなく円筒缶2の外面2Aの凹凸を判定できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は物品検査装置と物品検査方法に関し、より詳しくは、例えば円筒缶の外面の凹凸を検査する場合に好適な物品検査装置と物品検査方法に関する。
従来、管状部材の溶接箇所にスリット光を照射して、溶接箇所の良否を検査する物品検査装置が提案されている(例えば特許文献1)。この特許文献1の装置においては、移動される管状部材の溶接箇所に斜め上方からスリット光を照射すると同時に撮影手段によって管状部材を撮影し、撮影手段が撮影した溶接箇所の光切断線の画像を基にして溶接箇所の良否を検査するようになっている。
特開2000−271743号公報
ところで、近年、多数の円筒缶(例えばミルク缶)をコンベヤで搬送しながら該円筒缶に光を照射して、円筒缶の外面の凹凸を検査可能な物品検査装置が要望されている。
しかしながら、検査対象物である円筒缶に光を照射し、その状態をカメラで撮影して外面の良否を検査しようとすると、円筒缶の周囲に複数の撮像ユニットを配置する必要がある。しかも、円筒缶を一旦停止させてスリット光を円筒缶の外面の全域にわたって走査させながら照射する必要があり、作業効率が悪くなる。
他方、円筒缶に向けて縦方向若しくは横方向の複数のスリット光を照射する複数の投光器を配置すれば、一度に複数箇所のスリット光を得ることができる。しかしながら、この場合には複数の投光器が必要となるので、その分だけ設備費が高くなる。さらに、複数のスリット光を円筒缶に照射して外面の良否を判定する場合には、予め比較対照となる良品の基準データを記憶しておき、撮像ユニットによって得られたスリット光の形状と上記良品の基準データとを比較して良否を判定することになる。このような構成においては、検査対象となる円筒缶の種類に応じて良品の基準データが必要となり、しかも事前に基準データを画像処理手段に記憶しておく必要があるので、装置の汎用性が低くなるとともに事前の準備作業が煩雑になる。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、円筒面の外面を有する物品を外面が鉛直方向に立った正立状態で搬送するコンベヤと、コンベヤ上の物品の外面に向けて複数のスリット光を照射する投光器と、投光器から複数のスリット光が照射された物品の外面を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した画像を基にして物品の外面に凹凸があるか否かを判定する画像処理手段とを備え、
上記画像処理手段は、上記撮影手段が撮影した物品の外面に照射された各スリット光をXY座標上に特定するとともに、XY座標上に特定した各スリット光の線と対応する近似式の線を算出し、さらに、各スリット光の線と上記近似式の線とをXY座標上で比較して、それらに所定値以上の違いがあった場合には、撮影手段が撮影した物品は外面に凹凸があると判定するようにしたものである。
また、請求項5に記載した本発明は、円筒面である外面を立てた正立状態で円筒缶を搬送しながら、円筒缶の外面に向けて複数の横方向のスリット光を照射するとともにスリット光が照射された円筒缶の外面を撮影手段によって撮影し、上記撮影手段が撮影した物品の外面の各スリット光をXY座標上に特定し、次に各スリット光の曲線について2次と4次の近似式による曲線を求めて、上記撮影手段が撮影した各スリット光の曲線と上記両近似式の曲線の少なくとも一方をXY座標上で比較して、それらに所定値以上の差がある場合には、撮影手段で撮影された円筒缶の外面に凹凸があると判定するようにしたものである。
上述した構成によれば、事前に良品の基準データを準備する必要がないので、汎用性が高い物品検査装置と物品検査方法を提供できる。しかも、複数のスリット光を物品の外面に照射するので、スリット光を走査させる必要がなく、作業効率が良好な物品検査装置と物品検査方法を提供できる。
本発明の一実施例を示す平面図。 図1の要部の斜視図。 図2に示すカメラと投光器の配置関係を示す図。 図2に示す円筒缶に照射された各スリット光の状態を例示した斜視図。 図4の要部のスリット光とそれに近似する高次曲線とを示した図であり、図5(a)は両者を上下に並べた図、図5(b)は両者を比較した際の差を示す図である。 図2に示す円筒缶の外面に照射されたスリット光をカメラで撮影した実際の画像を示す図。 図1の画像処理手段による処理工程を示す図であり、図7(a)は良品の場合、図7(b)および図7(c)はともに不良品の場合を示している。 本発明の第2実施例を示す斜視図。 図8の平面図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において、1は円筒缶2の外面2A(外周面)に凹凸があるか否かを検査する物品検査装置である。この物品検査装置1の検査対象となる円筒缶2は、外面2Aが円筒面となるミルク缶であって、外面2Aの軸方向の両端となる開口部は円板又は蓋で閉鎖された端面2Bとなっている。
物品検査装置1は、外面2Aが鉛直方向となる正立状態で円筒缶2を搬送するコンベヤ3と、コンベヤ3の搬送過程となる検査領域Aに配置された合計4個の撮像ユニットU1〜U4と、検査領域Aに設けられてコンベヤ3上の円筒缶2が検査領域A内に搬入されたことを検出する検出センサ4と、各撮像ユニットU1〜U4のカメラ5が撮影した円筒缶2の外面2Aの画像を基にして、円筒缶2の外面2Aに凹凸があるか否かを判定する画像処理手段6とを備えている。
検査対象物となる円筒缶2はコンベヤ3上に縦一列で所定間隔を維持して、かつ正立状態で載置される。そして、円筒缶2は正立状態においてコンベヤ3により検査領域A内に搬入されて通過するようになっている。
円筒缶2が検査領域A内に搬入されると、検出センサ4によって検査対象となる円筒缶2が検出されるようになっている。すると、円筒缶2が検査領域Aを通過するのに伴って、各々の撮像ユニットU1〜U4の投光器11によって順次円筒缶2の外面2Aに複数のスリット光Lが照射されるとともに、各撮像ユニットU1〜U4のカメラ5によって円筒缶2の外面2Aが撮影されるようになっている。撮像ユニットU1〜U4は、検査領域A内の円筒缶2を囲繞する90°毎に配置されている。そのため、4箇所の撮像ユニットU1〜U4のカメラ5によって円筒缶2の外面2Aを順次タイミングをずらして撮影することにより、検査対象となる円筒缶2の外面2Aの全周を洩れなく4台のカメラ5で撮影できるようになっている。
図2ないし図3に示すように、撮像ユニットU1は、コンベヤ3上の円筒缶2に向けて複数の横方向のスリット光Lを一度に照射する投光器11と、複数のスリット光Lが照射された円筒缶2の外面2Aを撮影する撮影手段としてのカメラ5とを備えている。図2ないし図3に示すように、各撮像ユニットU1〜U4のカメラ5は投光器11の上方位置に配置されている。
各撮像ユニットU1〜U4は同一構成となっており、各撮像ユニットU1〜U4のうち第1と第2の撮像ユニットU1、U2はコンベヤ3の一側に配置されている。他方、第3、第4の撮像ユニットU3、U4はコンベヤ3の他側に配置されている。そして、各撮像ユニットU1〜U4の投光器11及カメラ5は、検査領域Aを通過するコンベヤ3上の円筒缶2の軸心を向くように配置されている。
図2ないし図4に示すように、投光器11はマルチスリット投光器(マルチレーザ発光器)であって、検査領域Aを移動する円筒缶2の外面2Aに向けて横方向(水平方向)の複数のスリット光Lを同時に照射できるようになっている。そして、図6に実際のカメラ5による画像で示すように、投光器11は、円筒缶2の外面2Aの全域にわたって上下方向に等ピッチで合計12本のスリット光Lを照射できるようになっている。この図6に示すように、円筒缶2の外面2Aに照射された各スリット光L’は円筒面である外面2Aの形状に倣った円弧状の曲線となる。
なお、スリット光Lは12本に限るものではなく、検査する物品の大きさに応じて12本以上若しくは12本未満であっても良い。
コンベヤ3上に円筒缶2が載置されてから検査領域A内に円筒缶2が搬入されると、検出センサ4により検出される。すると、各撮像ユニットU1〜U4によって検査領域A内を通過する円筒缶2の外面2Aの上下方向全域に向けてそれぞれ合計12本のスリット光Lがタイミングを少しずらして照射されるとともに、円筒缶2の外面2Aに照射された各スリット光L’がカメラ5によって撮影される。そして、各撮像ユニットU1〜U4のカメラ5によって撮影された円筒缶2の外面2Aとそこに照射されたスリット光L’の画像は画像処理手段6に送信されるようになっている。
このように、投光器11により外面2Aの上下方向の全域にわたって合計12本のスリット光Lが照射され、その外面Aに照射されたスリット光L’をカメラ5で撮影すると、仮に円筒缶2の外面2Aの中央部に凹部が生じている場合には、その位置のスリット光L’が歪んだ状態で撮影される(図4の上から第4番目の曲線l’参照)。他方、凹凸が生じていない場合には、外面2Aに照射されたスリット光L’は歪みのない円弧状の曲線として撮影される(図4の上から第4番目以外の曲線参照)。
そこで、本実施例の画像処理手段6は、カメラ5で撮影した外面2Aに照射されたスリット光L’の曲線の画像を基にして外面2Aに凹凸があるか否かを判定するようになっている。
すなわち、円筒缶2の外面2Aに横方向の複数のスリット光Lを照射すると、外面2Aに照射されたスリット光L’は、円弧面である外面2Aの形状に倣って円弧状の曲線となる。ところで、図3に例示したように、円筒缶2の外面2Aに照射された各スリット光L’は、高さの違いに応じてカメラ5による撮影角度θ1〜θ3は異なる。そのため、カメラ5が撮影した複数のスリット光L’の曲線はそれぞれ少し曲率が異なっている。
そこで、本実施例の画像処理手段6は、カメラ5が撮影した各スリット光L’の曲線をXY座標上で特定し、それに近似する高次曲線Yを求めて、それらを比較することで外面2Aの凹凸の有無を判定するようになっている(図5、図7参照)。
すなわち、先ず、画像処理手段6は、第1の撮像ユニットU1のカメラ5から送信された複数のスリット光L’について、白い画素を基にしてXY座標上に曲線として特定する(図7(a)〜(c)、図7の処理I参照)。
次に、画像処理手段6は、XY座標上に特定した各スリット光L’の曲線について、各々に近似する4次近似式Yおよび2次近似式Yとを算出する。つまり、2次式Y=aX+bX+c、および4次式Y=aX+bX+cX+dX+eに各スリット光L’のXY座標上の数値を代入して、2次近似式および4次近似式を求める。
次に、画像処理手段6は、XY座標上において各スリット光L’とそれについて求めた4次近似式Yとを比較する(図7の処理II参照)。そして、それらの間に所定値以上の差がある場合には、外面2Aに凹凸がある不良品と判定する(図7(b)参照)。
他方、各スリット光L’とそれについての4次近似式Yとを比較して予め定めた所定値以内の差であれば、画像処理手段6はとりあえず良品と判定する(図7(a)、処理II参照)。さらに、その後、画像処理手段6がスリット光L’とそれについての2次近似式Yとを比較して、それらの差が所定値以内だと画像処理手段6は、検査対象となった円筒缶2は外面2Aに凹凸が無く、良品であると判定する(図7(a)、処理III参照)。
一方、各スリット光L’とそれについての4次近似式Yとを比較して予め定めた所定値以内の差であれば、画像処理手段6はとりあえず良品と判定するが(図7(c)、処理II参照)、その後、画像処理手段6がスリット光L’とそれについての2次近似式Yとを比較して予め定めた所定値以上の差がある場合には、画像処理手段6は調査対象となった円筒缶2の外面2Aに凹凸があり、不良品であると判定する(図7(c)、処理III参照)。
なお、上述した実施例における処理IIと処理IIIは処理順序を逆にしても良い。つまり、画像処理手段6は、先ずスリット光L’とそれについての2次近似式Yとを比較して外面2Aの良否を判定し、その後にスリット光L’と4次近似式Yとを比較して外面2Aの良否を判定しても良い。
以上のようにして、画像処理手段6は、第1の撮像ユニットU1のカメラ5によるスリット光L’の画像に基づいて円筒缶2の外面2Aに凹凸があるが否かを判定し、以下同様に第2〜第4の撮像ユニットU2〜U4のカメラ5から送信されたスリット光L’の画像に基づいて、円筒缶2の外面2Aに凹凸があるか否かを判定する。それにより、検査対象となった円筒缶2の外面2Aの全周について、凹凸があるか否かの判定を行なわれる。以上のようにして画像処理手段6は、検査対象となった円筒缶2の外面2Aに凹凸があるか否かを判定する。
そして、画像処理手段6によって不良品と判定された円筒缶2は、検査領域Aを通過した後に、検査領域Aの下流側側に配置された図示しないリジェクト手段によってコンベヤ3上から強制的に排除されるようになっている。
上述した本実施例の物品検査装置1によれば、検査開始前において良否判定の基準となる良品のデータを作成して画像処理手段6に登録する必要がない。そのため、汎用性が高い物品検査装置1を提供することができ、現場のオペレータの作業を簡略化することができる。
また、本実施例においては、複数の横方向のスリット光Lを一斉に円筒缶2の外面2Aに向けて照射することで外面2Aの凹凸の有無を判定することができる。換言すると、円筒缶2の外面2Aの全域にわたってスリット光Lを走査させる必要がなく、しかも検査領域Aにおいて円筒缶2を停止させる必要がない。そのため、円筒缶2の外面2Aの検査を短時間で行うことができ、効率的な物品検査装置1を提供することができる。
さらに、本実施例においては、横方向の複数のスリット光Lを円筒缶2に照射しているため、撮像ユニットU1〜U4を4セット配置すればよい。そのため、撮像ユニットを多数設けることなく、円筒缶2の外面2Aの全周を正確に検査することができる。
なお、本実施例では円筒缶2を囲むように複数箇所に撮像ユニットU1〜U4を配置して円筒缶2を停止させずに検査しているが、搬送コンベヤに円筒缶2を回転させる回転機構を備え、円筒缶2を停止させて90度ずつ回転させるように構成することで1つの撮像ユニットで円筒缶2の全周を検査することが可能である。また、回転機構を搬送コンベヤの移動経路に沿って4箇所配置して円筒缶2を90度ずつ回転させるとともに、撮像ユニットを搬送コンベヤの1側面に4箇所配置して検査することも可能である。さらに、搬送コンベヤは直線状に限るものではなく、曲線状やロータリ状であっても良い。
次に、図8ないし図9は本発明の第2実施例を示したものである。前述した第1実施例においては、複数の横方向のスリット光Lを円筒缶2の外面2Aに照射していたが、この第2実施例においては、各撮像ユニットU1〜U4から円筒缶2の外面2Aに対して複数の縦方向(鉛直方向)のスリット光Lを一斉に照射して、外面2Aをカメラ5で撮影することで円筒缶2の外面2Aの凹凸を検査するようにしている。
この第2実施例においては、正立状態の円筒缶2に縦方向の複数のスリット光Lを照射するので、円筒缶2の外面2Aに凹凸がない場合には外面2Aに照射されたスリット光L’は直線となる(図8参照)。そのため、この第2実施例においては、正常な外面2Aに照射されたスリット光L’は直線としてカメラ5に撮影される。そのため、カメラ5の画像におけるスリット光L’の近似式は1次式(y=ax+b)で算出することができる。
そして、円筒缶2の外面2Aに凹凸がある場合には、スリット光L’の一部に歪みが生じるので、画像処理手段6は、スリット光L’の直線と一次の近似式の直線とを座標上で比較し、それらの間に所定値以上の差が有る場合には、円筒缶2の外面2Aに凹凸がある判定する。このような構成の第2実施例の物品検査装置1であっても、上述した第1実施例と同等の作用・効果を得ることが可能である。なお、この第2実施例においては、各撮像ユニットU1〜U4は、カメラ5とスリット光Lを照射する投光器11とを離隔させて配置する必要がある。そのため、スリット光L’の一部がカメラ5に撮影されにくくなり、単一の撮像ユニットのカメラ5では円筒缶2の外面2Aを撮影可能な範囲が狭くなる。そのため、この第2実施例においては、上記第1実施例よりも撮像ユニットの数を増やす必要がある。
1‥物品検査装置 2‥円筒缶(物品)
2A‥外面 3‥コンベヤ
4‥検出センサ(検出手段) 5‥カメラ(撮影手段)
6‥画像処理手段 11‥投光器
L‥スリット光 U1〜U4‥撮像ユニット
L’‥外面に照射されたスリット光 Y‥近似式の曲線

Claims (5)

  1. 円筒面の外面を有する物品を外面が鉛直方向に立った正立状態で搬送するコンベヤと、コンベヤ上の物品の外面に向けて複数のスリット光を照射する投光器と、投光器から複数のスリット光が照射された物品の外面を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した画像を基にして物品の外面に凹凸があるか否かを判定する画像処理手段とを備え、
    上記画像処理手段は、上記撮影手段が撮影した物品の外面に照射された各スリット光をXY座標上に特定するとともに、XY座標上に特定した各スリット光の線と対応する近似式の線を算出し、さらに、各スリット光の線と上記近似式の線とをXY座標上で比較して、それらに所定値以上の違いがあった場合には、撮影手段が撮影した物品は外面に凹凸があると判定することを特徴とする物品検査装置。
  2. 上記投光器は、横方向の複数のスリット光を物品の外面に向けて照射するようになっており、上記画像処理手段は、物品の外面に照射された各スリット光に対応する2次と4次の近似式とをそれぞれ算出するとともに、XY座標上において物品の外面に照射された各スリット光の曲線と上記2次と4次の各近似式とを比較し、これらの近似式の少なくとも一方とスリット光の曲線とに所定値以上の違いがあった場合には、物品の外面に凹凸があると判定することを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
  3. 上記投光器は、縦方向の複数のスリット光を物品の外面に向けて照射するようになっており、上記画像処理手段は、物品の外面に照射されたスリット光に対応する1次の近似式を算出するとともに、XY座標上において各スリット光の直線と上記1次の近似式の直線とを比較して、それらの間に所定値以上の違いがあった場合には、物品の外面に凹凸があると判定することを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
  4. 上記投光器と撮影手段とで1つの撮像ユニットが構成されており、該撮像ユニットは、コンベヤ上の物品を囲繞する少なくとも4箇所に配置されており、また、コンベヤ上の物品を検出する検出手段を設けて、
    上記検出手段がコンベヤ上の物品を検出すると、上記各撮像ユニットは、順次タイミングをずらして投光器から複数のスリット光を物品に照射すると同時に該物品の外面を撮影することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の物品検査装置。
  5. 円筒面である外面を立てた正立状態で円筒缶を搬送しながら、円筒缶の外面に向けて複数の横方向のスリット光を照射するとともにスリット光が照射された円筒缶の外面を撮影手段によって撮影し、
    上記撮影手段が撮影した物品の外面の各スリット光をXY座標上に特定し、次に各スリット光の曲線について2次と4次の近似式による曲線を求めて、
    上記撮影手段が撮影した各スリット光の曲線と上記両近似式の曲線の少なくとも一方をXY座標上で比較して、それらに所定値以上の差がある場合には、撮影手段で撮影された円筒缶の外面に凹凸があると判定することを特徴とする物品検査方法。
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