JP2013180347A - 歯車加工用工具 - Google Patents

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Masanobu Misaki
雅信 三▲崎▼
徳也 ▲浜▼本
Tokuya Hamamoto
Masakazu Nabekura
正和 鍋倉
Koichi Masuo
光一 増尾
Taiji Kikuchi
泰路 菊池
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Abstract

【課題】被加工歯車の歯面を損傷させることなく、その端面角部に対する面取り加工後に発生した盛り上がり部を除去することができる歯車加工用工具を提供する。
【解決手段】歯面Wbと端面Wcとにより形成される端面角部Wdに対して面取り加工が施されたワークWに噛み合いながら互いに回転することにより、その端面角部Wdが押し潰されて成形された面取り部Weに発生する盛り上がり部Wfを除去する歯車加工用工具20において、面取り部Weの歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wfを除去する複数の刃部22aを、工具周方向に沿うように備え、その刃部22aにおける左右両側の刃面22bを、面取り部Weの歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wfのみに接触させるように形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被加工歯車における端面角部に対する面取り加工後に発生したばりや余肉等の盛り上がり部を除去することができる歯車加工用工具に関する。
従来から、歯車を製造するときには、作業者への危険防止等を図ることを目的として、歯切り加工後における被加工歯車の端面角部に対して、面取り加工を施すようにしている。また、このような面取り加工では、フレージングカッタ等の歯車面取り用工具によって、その端面角部を押し潰すことにより、面取り部を形成するようにしている。
しかしながら、歯車面取り用工具による面取り加工は、塑性加工となるため、被加工歯車の端面角部を押し潰した分、成形された面取り部の歯面側及び端面側に、ばりや余肉等の盛り上がり部が発生してしまう。そして、このような盛り上がり部が発生した状態の被加工歯車に対して、熱処理を施した後、砥石を用いた研削加工やホーニング加工等の仕上げ加工を行うと、その盛り上がり部が熱処理によって硬化するため、砥石に大きな加工負荷がかかることになる。これにより、砥石寿命が極端に短くなるおそれがあった。
そこで、近年、被加工歯車における端面角部に対する面取り加工後に発生した盛り上がり部を除去することを目的とした、バニシングギヤや歯車状成形用ダイス等の歯車加工用工具が種々提供されている。そして、このような歯車加工用工具は、例えば、特許文献1,2に開示されている。
特開平2−80146号公報 特開2009−172736号公報
しかしながら、従来の歯車加工用工具においては、その刃面を被加工歯車の歯面に接触させながら、当該刃面によって、その面取り部の歯面側に発生した盛り上がり部を除去するようにしている。これにより、従来の歯車加工用工具では、盛り上がり部を除去することができても、その被加工歯車の歯面を損傷させるおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、被加工歯車の歯面を損傷させることなく、その端面角部に対する面取り加工後に発生した盛り上がり部を除去することができる歯車加工用工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る歯車加工用工具は、
歯面と端面とにより形成される端面角部に対して面取り加工が施された被加工歯車に噛み合いながら互いに回転することにより、前記端面角部が押し潰されて成形された面取り部に発生する盛り上がり部を除去する歯車加工用工具において、
前記面取り部の前記歯面側に発生した前記盛り上がり部を除去する複数の刃部を、工具周方向に沿うように備え、
前記刃部は、前記面取り部の前記歯面側に発生した前記盛り上がり部のみに接触する刃面を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る歯車加工用工具は、
前記刃面は、前記歯面に対して所定の逃げ角を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る歯車加工用工具は、
外周切れ刃が前記端面と面するように設けられ、前記面取り部の前記端面側に発生した前記盛り上がり部を除去するカッタを備える
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る歯車加工用工具によれば、刃部の刃面が、被加工歯車における面取り部の歯面側に発生した盛り上がり部のみに接触することにより、被加工歯車の歯面を損傷させることなく、その盛り上がり部を除去することができる。
本発明の一実施例に係る歯車加工用工具と歯車面取り用工具とによって、ワークを加工するときの様子を示した図である。 (a)は歯車面取り用工具のフレージングカッタにおける刃部の拡大図、(b)は面取り加工後に発生したワークの盛り上がり部を示した図である。 本発明の一実施例に係る歯車加工用工具のバニシングギヤにおける刃部の拡大図である。 (a)は歯切り加工後のワークを示した図、(b)は盛り上がり部除去加工後のワークを示した図である。 本発明の他の実施例に係る歯車加工用工具と歯車面取り用工具とによって、ワークを加工するときの様子を示した図である。 本発明の他の実施例に係る歯車加工用工具のバニシングギヤにおける刃部の拡大図である。
以下、本発明に係る歯車加工用工具について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、歯切り加工後のワーク(被加工歯車)Wには、歯車面取り用工具10及び歯車加工用工具20が噛み合わされている。
なお、図4(a)に示すように、上記ワークWは、平歯車となるように歯切りされたものであって、この歯切り加工後のワークWには、複数の歯Waが加工されており、これらの歯Waの左右両側には、歯面Wbがそれぞれ形成されている。また、歯Waの端面Wcとその歯面Wbとにより形成される角部は、端面角部Wdをなしている。
そして、詳細は後述するが、歯車面取り用工具10は、ワークWの端面角部Wdに対して、面取り加工を施すための回転工具となっており、歯車加工工具20は、その歯車面取り用工具10による面取り加工によって発生したばりや余肉等の盛り上がり部Wf(図2(b)参照)を除去するための回転工具となっている。
即ち、歯車面取り用工具10及び歯車加工用工具20をワークWに噛み合わせ、これらを各工具回転軸周り及びワーク回転軸周りに同期回転させることにより、ワークWに対する面取り加工及び盛り上がり部除去加工を連続して行うことができる。
ここで、図1に示すように、歯車面取り用工具10は、段付き軸部材11と、この段付き軸部材11の上段部及び下段部に嵌め込まれる上下一対のフレージングカッタ12とから構成されている。
また、図1及び図2(a)に示すように、歯車状のフレージングカッタ12の外周部には、複数の刃部12aがカッタ周方向に沿って設けられており、この刃部12aの一端における左右両側には、面取り加工用の刃面12bが形成されている。そして、上下一対のフレージングカッタ12は、段付き軸部材11の軸方向両段部のそれぞれに、互いの刃部12a同士が向き合うように、即ち、互いの左右両側の刃面12b同士が対向するように、取り付けられている。
従って、図1に示すように、歯車面取り用工具10とワークWとを噛み合わせた状態で互いに回転させることにより、フレージングカッタ12の刃部12aが、ワークWの歯溝における上下両端部内に噛み込むことになる。これにより、図2(a),(b)に示すように、刃部12aの刃面12aが端面角部Wdを押し潰すので、その端面角部Wdが塑性変形して、当該端面角部Wdの部分に面取り部Weが成形される。このとき、面取り部Weにおける歯面Wb側の縁部、及び、面取り部Weにおける端面Wc側の縁部には、盛り上がり部Wfがそれぞれ発生する。
一方、図1に示すように、歯車加工用工具20は、段付き軸部材21と、この段付き軸部材21の上段部及び下段部に嵌め込まれる上下一対のバニシングギヤ22と、この上下一対のバニシングギヤ22の上面及び下面に設けられる上下一対のカッタ23とから構成されている。
また、図1及び図3に示すように、歯車状のバニシングギヤ22の外周部には、複数の刃部(成形用ダイス)22aがギヤ周方向に沿って設けられており、この刃部22aの左右両側には、盛り上がり部除去加工(塑性加工)用の刃面22bが形成されている。そして、上下一対のバニシングギヤ22は、段付き軸部材21の軸方向両段部のそれぞれに、互いの刃部22a同士が向き合うように、即ち、互いの左右両側の刃面22b同士が対向するように、取り付けられている。
なお、左右両側の刃面22bは、ワークWの歯面Wbに対して、所定の逃げ角αを有することにより、面取り部Weにおける歯面Wb側の縁部のみ、即ち、面取り部Weの歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wfのみに接触することが可能となっている。
更に、図1に示すように、円盤状のカッタ23の外周部には、外周切れ刃23aが形成されている。そして、上方に配置されたカッタ23を、上方に配置されたバニシングギヤ22の上面に設けると共に、下方に配置されたカッタ23を、下方に配置されたバニシングギヤ22の下面に設けることにより、これら上下一対のカッタ23は、その外周切れ刃23aがワークWをその上下方向(歯幅方向)から挟み込むように取り付けられている。即ち、上下一対のカッタ23は、その外周切れ刃23aがワークWの上下両側の端面Wbと面するように配置されている。
従って、図1に示すように、歯車加工用工具20とワークWとを噛み合わせた状態で互いに回転させることにより、バニシングギヤ22の刃部22aがワークWの歯溝における上下両端部内に噛み込むことになる。これにより、図3に示すように、刃部22aの刃面22bが面取り部Weの歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wfのみを押圧するので、その盛り上がり部Wfは、歯面Wb側に押し潰される。これと同時に、カッタ23の外周切れ刃23aが面取り部Weの端面Wc側に発生した盛り上がり部Wfを切り落とす。この結果、図4(b)に示すように、歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wf及び端面Wc側に発生した盛り上がり部Wfは、面取り部Weから除去されたことになる。
なお、上述した実施形態では、被加工歯車となるワークWを平歯車としているが、そのワークWをはすば歯車としても、歯車面取り用工具10による面取り加工、及び、歯車加工用工具20による盛り上がり部除去加工を行うことができる。
例えば、図5に示すように、はすば歯車となるワークW´を加工する場合には、歯車面取り用工具10´におけるフレージングカッタ12´の刃部12a´の形状、及び、歯車加工用工具20´におけるバニシングギヤ22´の刃部22´の形状を、ワークW´のねじれ角に応じて変更する。
即ち、図6に示すように、左右両側の刃面22b´は、ワークW´の歯面Wb´に対して、それぞれ異なった所定の逃げ角α1,α2を有することにより、面取り部We´における歯面Wb´側の縁部のみ、即ち、面取り部We´の歯面Wb´側に発生した盛り上がり部Wf´のみに接触することが可能となる。
従って、本発明に係る歯車加工用工具20によれば、バニシングギヤ22の刃面22bを、ワークWにおける面取り部Weの歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wfのみに接触させるように形成することにより、ワークWの歯面Wbを損傷させることなく、その盛り上がり部Wfを除去することができる。
また、カッタ23を備えることにより、面取り部Weの歯面Wb側に発生した盛り上がり部Wfをバニシングギヤ22によって除去すると同時に、面取り部Weの端面Wc側に発生した盛り上がり部Wfも除去することができる。これにより、ワークWにおける端面角部Wdに対する面取り加工後に発生した盛り上がり部Wfを、短時間に効率良く除去することができる。
本発明に係る歯車加工用工具によれば、被加工歯車における端面角部に対する面取り加工後に発生したばりや余肉等の盛り上がり部を除去する際に、被加工歯車の歯面に接触しないので、被加工歯車の歯面の高精度化を図ることを目的とした歯車製造方法に適用可能である。
10 歯車面取り用工具
11 段付き軸部材
12 フレージングカッタ
12a 刃部
12b 刃面
20 歯車加工用工具
21 段付き軸部材
22 バニシングギヤ
22a 刃部
22b 刃面
23 カッタ
23a 外周切れ刃
W ワーク
Wa 歯
Wb 歯面
Wc 端面
Wd 端面角部
We 面取り部
Wf 盛り上がり部
α,α1,α2 逃げ角

Claims (3)

  1. 歯面と端面とにより形成される端面角部に対して面取り加工が施された被加工歯車に噛み合いながら互いに回転することにより、前記端面角部が押し潰されて成形された面取り部に発生する盛り上がり部を除去する歯車加工用工具において、
    前記面取り部の前記歯面側に発生した前記盛り上がり部を除去する複数の刃部を、工具周方向に沿うように備え、
    前記刃部は、前記面取り部の前記歯面側に発生した前記盛り上がり部のみに接触する刃面を有する
    ことを特徴とする歯車加工用工具。
  2. 請求項1に記載の歯車加工用工具において、
    前記刃面は、前記歯面に対して所定の逃げ角を有する
    ことを特徴とする歯車加工用工具。
  3. 請求項1または2に記載の歯車加工用工具において、
    外周切れ刃が前記端面と面するように設けられ、前記面取り部の前記端面側に発生した前記盛り上がり部を除去するカッタを備える
    ことを特徴とする歯車加工用工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016000453A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 クリンゲルンベルク・アクチェンゲゼルシャフトKlingelnberg AG ワークピースの歯車歯の歯面側部に面取り加工を施す方法及び装置

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