JP2013179587A - 電力割当方法および基地局 - Google Patents

電力割当方法および基地局 Download PDF

Info

Publication number
JP2013179587A
JP2013179587A JP2013028929A JP2013028929A JP2013179587A JP 2013179587 A JP2013179587 A JP 2013179587A JP 2013028929 A JP2013028929 A JP 2013028929A JP 2013028929 A JP2013028929 A JP 2013028929A JP 2013179587 A JP2013179587 A JP 2013179587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
branch
power allocation
candidate
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013028929A
Other languages
English (en)
Inventor
Anxin Li
李安新
Atsushi Harada
篤 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JP2013179587A publication Critical patent/JP2013179587A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】非直交アクセス方式での電力割当て方法を提供する。
【解決手段】主に、基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報、または測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定し、各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定し、各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行うよう通知する、ことを含む。上記の電力割当方法に対応して、当該方法を実行する基地局も提供されている。木探索を採用して各ユーザの電力割当係数を決定することにより、ユーザのスループットの幾何平均を最大化する目標を実現するとともに、電力割当方法の計算複雑度を大幅に低減させ、実際の応用にもっと適する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、非直交アクセス方式での電力割当方法および基地局に関する。
非直交アクセスは、現在の新興の無線アクセス方式であり、未来の主流のアクセス方式の1つになる希望がたくさんある。非直交アクセスシステムにおいて、受信側は、マルチユーザ検出を実現するように、電力の違いおよび干渉除去技術を利用して異なるユーザを区別することができる。
現在、非直交アクセスシステムでは、一般的に、最適電力制御アルゴリズムが採用され、即ち、各ユーザの電力割当係数を制御することにより、ユーザのスループットの幾何平均を最大化する。ここで、あるユーザの電力割当係数とは、当該ユーザに割り当てる電力が総送信電力に占める比率を指す。上記の最適電力制御アルゴリズムは、最適なセルの総スループットとユーザ公平性との間の折衷を取ることができ、その目的関数が下記の数式1に示す通りである。
[数式1]
Figure 2013179587
ここで、Mは、総ユーザ数を表し、mは、ユーザインデックスを表し、β,...,βは、M個のユーザの電力割当係数をそれぞれ表し、
Figure 2013179587
かつ
Figure 2013179587
を満足し、即ち、P=β×Ptotalであり、Ptotalは、総送信電力であり(下りの場合、基地局(eNB)の送信電力であり、上りの場合、全てのユーザの送信電力の和であり)、Pは、m番目のユーザに割り当てる電力であり、SRは、m番目のユーザの総和レートを表す。
下りの場合、M個のユーザを信号対干渉雑音比に従って降順に並べると、このM個のユーザの総和レートは、下記の数式2−1によって算出できる。
[数式2−1]
Figure 2013179587
ここで、SINRは、m番目のユーザの信号対干渉雑音比を表す。
上りの場合、M個のユーザを信号対干渉雑音比に従って昇順に並べると、このM個のユーザの総和レートは、下記の数式2−2によって算出できる。
[数式2−2]
Figure 2013179587
ここで、SINR=Ptotal/(P+P)であり、PおよびPは、雑音電力および干渉電力をそれぞれ表す。数式2−2から容易に分かるように、SINR=SINR/Mを仮定すると、数式2−2と数式2−1は、同じ形式を有するため、同じアルゴリズムを採用して解を求めることができる。簡便に説明するために、以下、主に、下りを例としてアルゴリズムの詳細な説明を行う。前記アルゴリズムは、上りの場合にも同様に適用する。
上記の数式1に示す目的関数に対して解を求めるために、現在、採用可能なものは全数探索アルゴリズムである。即ち、M個のユーザの全ての可能な電力割当係数の組み合わせを全数探索し、その中から、ユーザのスループットの幾何平均を最大化にさせるM個のユーザの電力割当係数の組み合わせを見つける。当業者は、このような全数探索アルゴリズムは、ユーザのスループットの幾何平均を最大化にさせるM個のユーザの電力割当係数の組み合わせを見つけることができるが、このようなアルゴリズムの計算複雑度がユーザ数の増加につれて指数関数で増加するため、実際の応用に適しない、ということを理解できる。例えば、M=8であり、各ユーザの電力割当係数βの探索ステップ長がΔ=0.001であり、つまり、各βごとに、全部で1001個の可能な値があると仮定すれば、この8個のユーザの全ての可能な電力割当係数の組み合わせは、全部で
Figure 2013179587
種類の組み合わせがある。上記の全数探索アルゴリズムを使用することは、この
Figure 2013179587
種類の組み合わせを全数探索し、その中から、数式1における目的関数を満たす1つの電力割当係数の組み合わせを見つけることになる。明らかなように、このようなアルゴリズムでは、全数検索しようとする組み合わせの数の表現式における指数は、ユーザ数と関係があり、つまり、ユーザ数の増加につれて、このようなアルゴリズムの計算複雑度は、指数関数で増加する。従って、ユーザ数が比較的多い場合、このようなアルゴリズムは、実際の応用に適しない。
本発明の実施例は、電力割当方法および基地局を提供することにより、計算複雑度を大幅に低減させ、実際の応用に適する。
本発明に係る電力割当方法は、基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報、または測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定し、基地局が、各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定し、基地局が、各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行うよう通知する、ことを含む。
ここで、基地局が、各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定することは、
M個のユーザを信号品質に従って並べるステップaと、
ルートノードを確立して、ユーザ1が選択できるN個の電力割当係数に基づいて、第1レベルのN個のノードおよびN個のブランチを確立するステップbと、
予めm=2とするステップcと、
第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立するステップdと、
上記第mレベルの全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出するステップeと、
同じブランチメトリックを有する全ての候補ブランチをグループ構成し、各グループ内の各ブランチのノードメトリックをそれぞれ比較し、ノードメトリックが最大となる候補ブランチを選択して第mレベルのブランチとし、当該ブランチにおける候補ノードを第mレベルのノードとし、それ以外の候補ブランチおよび候補ノードを削除するステップfと、
m=m+1にして、mがMに等しいかどうかを判断し、mがMに等しい場合、ステップhに進み、mがMに等しくない場合、ステップdに戻るステップgと、
第M−1レベルの各ブランチの上でユーザMの電力割当係数を決定し、第Mレベルのノードおよび第Mレベルのブランチを確立し、第Mレベルの全てのブランチのノードメトリックを算出し、第Mレベルの全てのブランチの中から、最大のノードメトリックを有するブランチを選択して、当該ブランチにおけるノードに基づいて、M個のユーザの電力割当係数を決定するステップhと、を含む。
基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する場合、前記M個のユーザを信号品質に従って並べることは、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も良く、ユーザMの信号品質が最も悪いように、信号品質に従って降順に並べる、ことを含み、基地局が、測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する場合、前記M個のユーザを信号品質に従って並べることは、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も悪く、ユーザMの信号品質が最も良いように、信号品質に従って昇順に並べる、ことを含む。
前記信号品質は、信号対干渉雑音比、信号対雑音比、信号対干渉比、またはチャネル利得である。
上記第mレベルの全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出することは、

Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのブランチメトリックを算出し、ここで、βは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの電力割当係数を表し、

Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのノードメトリックを算出し、ここで、SRは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの総和レートを表す、ことを含む。
あるいは、上記第mレベルの全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出することは、

Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのブランチメトリックを算出し、ここで、βは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの電力割当係数を表し、

Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのノードメトリックを算出し、ここで、SEは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザのスペクトル効率を表す、ことを含む。
ここで、
Figure 2013179587
であり、Δは、ユーザ1の電力割当係数の探索ステップ長であり、
Figure 2013179587
は、ユーザ1の電力割当係数βの最大値および最小値を表す。
前記第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立することは、
第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値
Figure 2013179587
を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立し、
第m−1レベルの各ブランチごとに、確立可能な候補ノードおよび候補ブランチの数が、
Figure 2013179587
である、ことを含み、ここで、Ωm−1は、現在の第m−1レベルのブランチのブランチメトリックであり、Δは、ユーザmの電力割当係数の探索ステップ長であり、
Figure 2013179587
であり、
Figure 2013179587
は、ユーザの電力割当係数βの最大値および最小値を表す。
また、本発明の実施例では、基地局が提供されている。当該基地局は、
ユーザから報告されたチャネル状態情報、または測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する信号品質決定手段と、
各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定する電力割当係数決定手段と、
各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行うよう通知する電力割当手段と、を含む。
本発明の実施例に係る電力割当方法は、木探索を採用して各ユーザの電力割当係数を決定することにより、ユーザのスループットの幾何平均を最大化する目標を実現するとともに、電力割当方法の計算複雑度を大幅に低減させ、実際の応用にもっと適する。
本発明の実施例に係る電力割当方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係る電力割当方法における木探索方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係る電力割当方法における木探索方法の各ステップの実行結果の例をそれぞれ示す図である。 本発明の実施例に係る電力割当方法における木探索方法の各ステップの実行結果の例をそれぞれ示す図である。 本発明の実施例に係る電力割当方法における木探索方法の各ステップの実行結果の例をそれぞれ示す図である。 本発明の実施例に係る電力割当方法における木探索方法の各ステップの実行結果の例をそれぞれ示す図である。 本発明の実施例に係る電力割当方法における木探索方法の各ステップの実行結果の例をそれぞれ示す図である。 本発明の実施例に係る基地局の内部構成を示す図である。
上記の課題を解決するために、本発明の実施例は、電力割当方法を提供している。図1に示すように、当該方法は、主に、
基地局(eNB)が、ユーザから報告されたチャネル状態情報(下り)、または測定して得られたユーザチャネル状態情報(上り)に基づいて、各ユーザの信号品質を決定するステップ101と、
基地局(eNB)が、各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定するステップ102と、
基地局(eNB)が、各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し(下り)、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行う(上り)よう通知するステップ103と、を含む。
図1のステップ102に示すように、本発明の実施例では、木探索方法を採用して、各ユーザの電力割当係数を決定する。以下、図面を参照しながら、上記の木探索方法を詳しく説明するとともに、説明をさらに明確にするために、以下の概念が予め定義されている。
1)レベルについて、ユーザの総数Mに従って、全体の木探索方法をMレベルに分けて、各ユーザが木探索方法における1つのレベルに対応する。本実施例に係る木探索方法では、まず、M個のユーザを信号品質に従って並べる必要がある。このようにして、m番目のユーザは、木探索方法の第mレベルに対応する。具体的に、基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する場合、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も良く、ユーザMの信号品質が最も悪いように、信号品質に従って降順に並べる一方、基地局が、測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する場合、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も悪く、ユーザMの信号品質が最も良いように、信号品質に従って昇順に並べる。
2)第mレベルのノードについて、第mレベルの各ノードのそれぞれは、m番目のユーザの1種類の可能な電力割当係数を表す。
3)第mレベルのブランチについて、第mレベルの各ブランチのそれぞれにおけるノードは、1番目のユーザからm番目のユーザまでの1種類の電力割当係数の組み合わせを表す。
4)ブランチメトリックは、
Figure 2013179587
であり、木探索方法における第mレベルに到達する際に、第mレベルのあるブランチにおける全てのノードに割り当てた電力割当係数の和を示す。
5)ノードメトリックは、
Figure 2013179587
であり、木探索方法における第mレベルに到達する際に、第mレベルのあるブランチにおける全てのノードに対応するユーザのスループットの幾何平均を示す。
あるいは、本発明の実施例において、各ユーザのスペクトル効率で上記のノードメトリックを表すこともでき、
Figure 2013179587
にして、ここで、SEは、あるブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザのスペクトル効率を表し、下記の数式3または数式4で表すことができる。
[数式3]
Figure 2013179587
[数式4]
Figure 2013179587
ここで、SE_AMCは、あるブランチにおける第iレベルのノードで採用される変調符号化のスペクトル効率を表し、BLERおよびBERは、ブロック誤り率およびビット誤り率をそれぞれ表す。
図2は、本発明の実施例に係る木探索方法のフローを示す。図2に示すように、該方法は、主に、下記のステップを含む。
ステップ201で、M個のユーザを信号品質に従って並べる。
上記のように、本ステップでは、基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質(下り)を決定する場合、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も良く、ユーザMの信号品質が最も悪いように、信号品質に従って降順に並べてもよい一方、基地局が、測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質(上り)を決定する場合、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も悪く、ユーザMの信号品質が最も良いように、信号品質に従って昇順に並べてもよい。
また、本ステップでは、上記の信号品質は、信号対干渉雑音比、信号対雑音比、信号対干渉比、またはチャネル利得であってよい。例えば、信号品質が信号対干渉雑音比であれば、下りの場合、本ステップにおける並べ替えによって、ユーザ1の信号対干渉雑音比が最大となる一方、ユーザMの信号対干渉雑音比が最小となる。
ステップ202で、ルートノードを確立して、ユーザ1が選択できるN個の電力割当係数に基づいて、第1レベルのN個のノードおよびN個のブランチを確立する。
本ステップでは、確立されたブランチの数Nは、ユーザ1の電力割当係数の探索ステップ長Δおよび電力割当係数βの値の範囲と関係があり、
Figure 2013179587
を満足し、ここで、
Figure 2013179587
は、βの最大値および最小値を表し、
Figure 2013179587
である。例えば、Δ=0.001、β min=0、β max=1である場合、N=1001になる。従って、確立されたN個のブランチのブランチメトリックが異なり、第1レベルで、ブランチメトリックがΩ=βである。
ステップ203で、予めm=2とする。
ステップ204で、第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値
Figure 2013179587
を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立する。
第m−1レベルの各ブランチごとに、確立可能な候補ノードおよび候補ブランチの数が、
Figure 2013179587
である。ここで、Ωm−1は現在の第m−1レベルのブランチのブランチメトリックであり、Δはユーザmの電力割当係数の探索ステップ長であり、
Figure 2013179587
であり、
Figure 2013179587
はユーザの電力割当係数βの最大値および最小値を表す。
ステップ205で、上記の全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出する。
本ステップでは、式

Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのブランチメトリックを算出し、ここで、βは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの電力割当係数を表す。
本ステップでは、式
Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのノードメトリックを算出し、ここで、SRは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの総和レートを表す。
あるいは、式
Figure 2013179587
によって、ある候補ブランチのノードメトリックを算出し、ここで、SEは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザのスペクトル効率を表す。
ステップ206で、同じブランチメトリックを有する全ての候補ブランチをグループ構成し、各グループ内の各ブランチのノードメトリックをそれぞれ比較し、ノードメトリックが最大となる候補ブランチを選択して第mレベルのブランチとし、当該ブランチにおける候補ノードを第mレベルのノードとし、それ以外の候補ブランチおよび候補ノードを削除する。
ステップ207で、m=m+1にして、mがMに等しいかどうかを判断し、mがMに等しい場合、ステップ208に進み、mがMに等しくない場合、ステップ204に戻る。
ステップ208で、第M−1レベルの各ブランチの上でユーザMの電力割当係数を決定し、第Mレベルのノードおよび第Mレベルのブランチを確立し、第Mレベルの全てのブランチのノードメトリックを算出し、第Mレベルの全てのブランチの中から、最大のノードメトリックを有するブランチを選択して、当該ブランチにおけるノードに基づいて、M個のユーザの電力割当係数を決定する。
以下、具体的な例を参照しながら、本発明の実施例に係る木探索方法を詳しく説明する。本例において、M=3、Δ=Δ=Δ=0.5、β min=β min=β min=0、β max=β max=β max=1と仮定する。
図3aに示すように、上記のステップ202で、1個のルートノードS0を確立して、ユーザ1が選択できる3個の電力割当係数に基づいて、第1レベルの3個のノードS11、S12、S13および3個のブランチB11、B12、B13を確立し、ここで、各ノード内に示す数は、当該ノードに対応する電力割当係数である。
図3bに示すように、m=2である場合、ステップ204で、第1レベルの3個のブランチB11、B12、B13の上で、2番目のユーザが選択できる電力割当係数を決定し、6個の候補ノードS21’、S22’、S23’、S24’、S25’、S26’および6個の候補ブランチB21’、B22’、B23’、B24’、B25’、B26’を確立することができる。それから、図3cに示すように、ステップ205とステップ206で、上記の6個の候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックを算出した後、上記の6個の候補ブランチを3つのグルップG21、G22およびG23に分ける。その後、図3dに示すように、各候補ブランチのグルップG21、G22およびG23の内から、最大のノードメトリックを有するブランチをそれぞれ選択して、第2レベルの3個のブランチB21、B22、B23とし、この3個のブランチB21、B22、B23における候補ノードを第2レベルの3個のノードS21、S22、S23とし、それ以外の候補ブランチおよび候補ノードを削除する。図3cと図3dとを比較することから分かるように、ステップ206では、候補ブランチB22’、B23’、B26’が削除されるとともに、候補ノードS22’、S23’、S26’が削除される。
図3eに示すように、m=3である場合、ステップ208で、第2レベルの各ブランチの上で、3番目のユーザの電力割当係数を決定し、第3レベルの3個のノードS31、S32、S33および第3レベルの3個のブランチB31、B32、B33を確立し、当該第3レベルの3個のブランチのノードメトリックを算出し、第3レベルの3個のブランチの中から、最大のノードメトリックを有するブランチを選択して、当該ブランチにおけるノードに基づいて、この3個のユーザの電力割当係数を決定する。本ステップ208で、ブランチB12、B22およびB32が選択され、このようにして、3個のユーザの電力割当係数がそれぞれ0.5、0および0.5であると決定することができる。
上記の木探索方法から分かるように、上記の木探索方法における各レベルでも、当該レベルのノードの数およびブランチの数を
Figure 2013179587
以下に限定することができ、ここで、
Figure 2013179587
である。この値は、探索ステップ長のみと関係がある一方、現在既に処理されたユーザの数と関係がない。従って、全数探索アルゴリズムと比べると、本発明の実施例で提供される木探索方法は、ユーザのスループットの幾何平均を最大化する目標を実現するとともに、計算複雑度を大幅に低減させることができる。例えば、Δmin=0.001であり、ユーザの数が4である場合、電力割当係数の組み合わせの数は、10の規模から10の規模に低減する。Δmin=0.001であり、ユーザの数が6である場合、電力割当係数の組み合わせの数は、1015の規模から指標10の規模に低減する。Δmin=0.001であり、ユーザの数が8である場合、電力割当係数の組み合わせの数は、1021の規模から指標10の規模に低減する。つまり、本発明の実施例に係る方法を採用すれば、計算複雑度は、ユーザ数の増加につれて、指数関数で増加することなく、線形的に増加する。従って、本発明の方法は、実際の応用にもっと適する。
上記の電力割当方法に対応して、本発明の実施例は、基地局(eNB)も提供している。図4に示すように、その内部構成は、主に、
ユーザから報告されたチャネル状態情報(下り)、または測定して得られたユーザチャネル状態情報(上り)に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する信号品質決定手段401と、
各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定する電力割当係数決定手段402と、
各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し(下り)、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行うよう通知する(上り)電力割当手段403と、を含む。
本実施例において、上記の電力割当係数決定手段402は、図2に示す木探索方法により、各ユーザの電力割当係数を決定することができる。
上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
401 信号品質決定手段
402 電力割当係数決定手段
403 電力割当手段

Claims (9)

  1. 電力割当方法であって、
    基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報、または測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定し、
    基地局が、各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定し、
    基地局が、各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行うよう通知する、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記基地局が、各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定することは、
    M個のユーザを信号品質に従って並べるステップaと、
    ルートノードを確立して、ユーザ1が選択できるN個の電力割当係数に基づいて、第1レベルのN個のノードおよびN個のブランチを確立するステップbと、
    予めm=2とするステップcと、
    第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立するステップdと、
    上記第mレベルの全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出するステップeと、
    同じブランチメトリックを有する全ての候補ブランチをグループ構成し、各グループ内の各ブランチのノードメトリックをそれぞれ比較し、ノードメトリックが最大となる候補ブランチを選択して第mレベルのブランチとし、当該ブランチにおける候補ノードを第mレベルのノードとし、それ以外の候補ブランチおよび候補ノードを削除するステップfと、
    m=m+1にして、mがMに等しいかどうかを判断し、mがMに等しい場合、ステップhに進み、mがMに等しくない場合、ステップdに戻るステップgと、
    第M−1レベルの各ブランチの上でユーザMの電力割当係数を決定し、第Mレベルのノードおよび第Mレベルのブランチを確立し、第Mレベルの全てのブランチのノードメトリックを算出し、第Mレベルの全てのブランチの中から、最大のノードメトリックを有するブランチを選択して、当該ブランチにおけるノードに基づいて、M個のユーザの電力割当係数を決定するステップhと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 基地局が、ユーザから報告されたチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する場合、前記M個のユーザを信号品質に従って並べることは、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も良く、ユーザMの信号品質が最も悪いように、信号品質に従って降順に並べる、ことを含み、
    基地局が、測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する場合、前記M個のユーザを信号品質に従って並べることは、M個のユーザを、ユーザ1の信号品質が最も悪く、ユーザMの信号品質が最も良いように、信号品質に従って昇順に並べる、ことを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記信号品質は、信号対干渉雑音比、信号対雑音比、信号対干渉比、またはチャネル利得である、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 上記第mレベルの全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出することは、

    Figure 2013179587
    によって、ある候補ブランチのブランチメトリックを算出し、ここで、βは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの電力割当係数を表し、

    Figure 2013179587
    によって、ある候補ブランチのノードメトリックを算出し、ここで、SRは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの総和レートを表す、
    ことを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 上記第mレベルの全ての候補ブランチのブランチメトリックおよびノードメトリックをそれぞれ算出することは、

    Figure 2013179587
    によって、ある候補ブランチのブランチメトリックを算出し、ここで、βは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザの電力割当係数を表し、

    Figure 2013179587
    によって、ある候補ブランチのノードメトリックを算出し、ここで、SEは、当該候補ブランチにおける第iレベルのノードに対応するユーザのスペクトル効率を表す、
    ことを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 前記
    Figure 2013179587
    であり、ここで、Δはユーザ1の電力割当係数の探索ステップ長であり、
    Figure 2013179587
    はユーザ1の電力割当係数βの最大値および最小値を表す、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  8. 前記第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立することは、
    第m−1レベルの各ブランチの上でユーザmが選択できる全ての電力割当係数の値
    Figure 2013179587
    を決定し、第mレベルの候補ノードおよび候補ブランチを確立し、
    第m−1レベルの各ブランチごとに、確立可能な候補ノードおよび候補ブランチの数が、
    Figure 2013179587
    である、ことを含み、
    ここで、Ωm−1は現在の第m−1レベルのブランチのブランチメトリックであり、Δはユーザmの電力割当係数の探索ステップ長であり、
    Figure 2013179587
    であり、
    Figure 2013179587
    はユーザの電力割当係数βの最大値および最小値を表す、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  9. 基地局であって、
    ユーザから報告されたチャネル状態情報、または測定して得られたユーザチャネル状態情報に基づいて、各ユーザの信号品質を決定する信号品質決定手段と、
    各ユーザの信号品質に基づいて、木探索により各ユーザの電力割当係数を決定する電力割当係数決定手段と、
    各ユーザの電力割当係数に基づいて、各ユーザに割り当てる電力を決定して、決定された各ユーザに割り当てる電力に基づいて、各ユーザに信号を送信し、またはユーザに対し、この送信電力で信号送信を行うよう通知する電力割当手段と、
    を含むことを特徴とする基地局。
JP2013028929A 2012-02-28 2013-02-18 電力割当方法および基地局 Pending JP2013179587A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201210048463.6 2012-02-28
CN2012100484636A CN103298094A (zh) 2012-02-28 2012-02-28 一种功率分配方法及基站

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013179587A true JP2013179587A (ja) 2013-09-09

Family

ID=49098232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028929A Pending JP2013179587A (ja) 2012-02-28 2013-02-18 電力割当方法および基地局

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013179587A (ja)
CN (1) CN103298094A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9924467B2 (en) 2014-04-01 2018-03-20 Ntt Docomo, Inc. Base station
CN114245448A (zh) * 2021-11-18 2022-03-25 国网福建省电力有限公司漳州供电公司 一种用于电力5g微基站的功率分配方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10212020B2 (en) * 2015-06-09 2019-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for superposition transmissions
CN105553608B (zh) * 2015-12-07 2019-03-01 北京邮电大学 一种基于非正交多址方式的数据传输方法、装置及系统
US10860947B2 (en) * 2015-12-17 2020-12-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Variations in experiment graphs for machine learning
CN111093258A (zh) * 2019-11-19 2020-05-01 中南大学 一种基于层搜索的递增功率分配方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8849334B2 (en) * 2006-04-27 2014-09-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Power control in a wireless system having multiple interfering communication resources
CN101394253B (zh) * 2008-10-21 2011-04-06 西安电子科技大学 编码协作通信中降低中断率的功率优化分配方法
CN101854726B (zh) * 2009-03-31 2014-06-18 株式会社Ntt都科摩 上行传输的资源调度方法和装置
JP4801755B2 (ja) * 2009-04-23 2011-10-26 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信装置及び方法
CN101997584B (zh) * 2009-08-27 2013-06-05 电信科学技术研究院 一种确定码字的方法、系统和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9924467B2 (en) 2014-04-01 2018-03-20 Ntt Docomo, Inc. Base station
CN114245448A (zh) * 2021-11-18 2022-03-25 国网福建省电力有限公司漳州供电公司 一种用于电力5g微基站的功率分配方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103298094A (zh) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2013293247B2 (en) Methods and systems for anchored down-selection in a coordinated multipoint transmission cluster
JP5744746B2 (ja) マルチキャリアシステムにおける電力割振りのための方法および装置
JP5015458B2 (ja) マルチホップネットワークにおいて確立された設定の接続に対する高速/便乗的な分散資源再割当て
JP2013179587A (ja) 電力割当方法および基地局
EP2469949B1 (en) Dynamic multiple input and multiple output cell cluster
KR101432691B1 (ko) 통신 시스템, 통신 방법, 기지국, 유저 장비 및 프로그램
JP6635834B2 (ja) 電力制御方法および装置
CN114867030A (zh) 双时间尺度智能无线接入网切片方法
JP2011030139A (ja) 無線基地局及び通信制御方法
US8626229B2 (en) Quality of service-constraint centralised power allocation method
CN106912059B (zh) 支持互信息积累的认知中继网络联合中继选择及资源分配方法
JP2010268166A (ja) 通信制御方法
KR101073294B1 (ko) 무선 인지 시스템을 위한 유전자 알고리즘 기반의 동적 주파수 선택 시스템 및 방법
KR101557501B1 (ko) 다중 셀 협력 방법
US9392465B2 (en) Link adaptation method supervised by the selection of an interference regime
JP5758011B2 (ja) 分散送信電力制御システムにおける、対象送信機と対応する対象受信機、その通信方法、及びセルラ通信システムの方法
KR102310972B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 간섭 채널 고려한 빔포밍 장치 및 방법
JP4675405B2 (ja) 基地局送信電力制御方法及び装置
JP6619295B2 (ja) スケジューリング装置
Gurcan et al. Bit energy consumption minimization for multi-path routing in ad hoc networks
JP2011029885A (ja) 無線基地局及び通信制御方法
KR101451418B1 (ko) 무선 통신 시스템 및 그 시스템에서의 블록오류율 관리 방법
JP2013162231A (ja) 送信装置、及び送信制御方法
WO2017089897A1 (en) Method and apparatus for communication of access point cluster
JP4675404B2 (ja) 基地局送信電力制御方法及び装置