JP2013178517A - 乱視用多軸レンズ設計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トーリックコンタクトレンズを提供する。
【解決手段】 トーリックコンタクトレンズは、同心環状リング、レンズ中心からの距離の関数として連続的に変化するレンズ設計、又は1つのレンズ上に一定範囲の円柱軸ゾーンを形成するための他の任意の機能を用いたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明はトーリックコンタクトレンズに関し、より詳細には、円環軸のずれに対する乱視患者の感度を低下させるために多焦点軸成分をその設計に取り入れたトーリックコンタクトレンズに関する。
近視又は近眼は、像からの光線が網膜に到達する手前の点に焦点を結ぶ目の光学又は屈折異常である。近視は一般的に、眼球が長すぎるか又は角膜の形状若しくは外形が過度にスティープであることによって引き起こされる。近視は、度数がマイナスの球面レンズを使用して補正することができる。遠視又は遠眼は、像からの光線が網膜に到達する点よりも奥の点、すなわち網膜の後方の点に焦点を結ぶ目の光学又は屈折異常である。遠視は一般的に、眼球が短すぎるか又は角膜の形状若しくは輪郭が過度にフラットであることによって引き起こされる。遠視は、度数がプラスの球面レンズを使用して補正することができる。乱視は、目が点物体を網膜上に焦点の合った像として結像することができないために、人の視界がぼやけてしまう光学又は屈折異常である。近視及び/又は遠視と異なり、乱視は眼球の大きさとも角膜のスティープ度とも関係しておらず、角膜の異常な非回転対称性又は非球状の曲率によって引き起こされる。完璧な角膜は球面であるが、乱視の人では角膜は球面ではない。これはすなわち、実際には角膜が1つの方向において別の方向よりも湾曲しているか又はよりスティープであることにより、像が1点に焦点を結ばずに広がってしまうということである。乱視を解消するためには、球面レンズではなく円柱レンズを用いることができる。
トーリックレンズは、互いに垂直な2つの方向において2つの異なる度数を有する光学要素である。基本的にトーリックレンズとは、近視又は遠視を補正するための球面による1つの度数と、乱視を補正するための円柱による1つの度数とが1つのレンズに組み込まれたものである。これらの度数は、目に対して好ましく維持される異なる角度の曲率によって与えられる。トーリックレンズは、眼鏡、眼内レンズ、及びコンタクトレンズに利用することができる。眼鏡及び眼内レンズに使用されるトーリックレンズは、目に対して固定位置に保持されることにより、常に最適な視力補正を与える。しかしながら、トーリックコンタクトレンズは、目の上で回転する傾向があり、そのため一時的に視力補正が最適ではなくなる可能性がある。したがって、現在使用されているトーリックコンタクトレンズは、装用者が瞬きするか、又は周囲を見回す際に目の上にコンタクトレンズを比較的安定させておくための機構を更に有している。
トーリックコンタクトレンズは最初に目に装用された時点で、それ自体で自動的に定位置をとる、すなわち自己定位し、その位置を長時間保つ必要がある。しかしながら、トーリックコンタクトレンズはいったん位置決めされた後、瞬きの際にまぶたによって、更にまぶた及び涙膜の運動によってコンタクトレンズに作用する力のために、目の上で回転する傾向がある。トーリックコンタクトレンズは、一般的に、トーリックコンタクトレンズの機械的特性を変えることによって目の上におけるその方向が維持される。例えば、コンタクトレンズの前面を後面に対して偏心させること、コンタクトレンズの下部の外周の厚みを大きくすること、コンタクトレンズの表面に凹み又は隆起を形成すること、及びコンタクトレンズエッジを切り詰めることを含むプリズム安定化は、いずれも使用されている方法である。
従来の安定化法にはそれぞれ利点と問題点がある。これらのタイプの設計の主要な問題点は、これらの設計が、コンタクトレンズを装用者の目の上の適正な位置に向けるうえで、まぶた同士の相互作用及びコンタクトレンズの厚さの差に依存している点である。この問題点は、いわゆるプラスの度数のトーリックコンタクトレンズにおいて特に顕著である。
現在用いられているトーリックコンタクトレンズにともなう更なる問題点として、乱視患者に適合させるために必要とされる円柱軸配置の数が比較的多いことがある。これはすなわち、トーリックコンタクトレンズを用いて乱視患者に対応するには、多くの在庫維持単位(SKU)が必要になるということである。
したがって、回転に対する安定性の必要条件に対する依存度が小さく、また視力を高めるために更なる円柱度数を加えることに対する依存度が小さいトーリックコンタクトレンズを設計することが有利であると考えられる。
本発明の多軸トーリックレンズの設計は、装用者の目の上でトーリックコンタクトレンズを正しい方向に置き、その方向を維持することにともなう多くの問題点を解決するものである。
一態様に基づけば、本発明は眼科用装置に関する。本眼科用装置は、目の上における回転安定性を必要とし、前方カーブ面、後方カーブ面、光学部、及び周辺安定化部を有するコンタクトレンズと、光学部内のコンタクトレンズの前方カーブ面又は後方カーブ面の少なくとも一方に組み込まれ、互いに異なる円柱軸を有する1つ又は2つ以上のサブゾーンと、を有する。
別の態様に基づけば、本発明は眼科用装置の製造方法に関する。本方法は、目の上における回転安定性を必要とするコンタクトレンズであって、前方カーブ面、後方カーブ面、光学部、及び周辺安定化部を有する、コンタクトレンズを形成する工程と、記光学部内のコンタクトレンズの前方カーブ面又は後方カーブ面の少なくとも一方に、互いに異なる円柱軸を有する1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む工程と、を含む。
本発明は、コンタクトレンズに任意の適当な機械的安定化機構が組み込まれていることに加えて、コンタクトレンズの設計に多焦点軸成分が取り入れられているトーリックコンタクトレンズに関する。これは別の言い方をすると、一時的に軸からずれた位置を補正し、かつ/又は回転安定性の維持のみに対する依存度を最小に抑えるためには、トーリックコンタクトレンズは光学部において異なるレンズ設計パラメータを用いて設計することができるということである。したがって、本発明のトーリックコンタクトレンズは、乱視患者に、円環軸のずれに対する患者の感度を低下させ、これにより特定のトーリックコンタクトレンズの設計に対する回転安定性の要求条件を緩和するコンタクトレンズを提供するものである。
例示的な一実施形態では、本発明のトーリックコンタクトレンズの設計は、離散的な設計アプローチを代表する同心環状リングを用いる。別の例示的な実施形態では、本発明のトーリックコンタクトレンズの設計は、連続的な設計アプローチを代表する、レンズ中心からの距離の関数として継続的又は連続的に変化するレンズ設計パラメータを用いる。しかしながら、本発明に基づけば、一定範囲の円柱軸ゾーンを与える任意の種類の設計手段又は機能を用いることができる点には留意しなければならない。この円柱軸ゾーンの範囲によれば、本発明のトーリックコンタクトレンズは、従来のトーリックコンタクトレンズの設計に対して、乱視患者に適合させるために必要とされる円柱軸配置又は在庫維持単位(SKU)の数を減らすこともできる。これは別の言い方をすると、1つのコンタクトレンズ内に一定の円柱軸の範囲を与えることにより、円柱軸の刻みを増やすことが可能であるため、必要とされるSKUの数を少なくすることができるということである。
本発明のトーリックコンタクトレンズの設計は、軽度の乱視の補正に使用することができるだけでなく、高度の乱視に対しては視力を高めるために選択的に使用することもできる。これらの設計パラメータ又は修正は、乱視補正に関する性能をいっさい変えることなくコンタクトレンズの前方若しくは後方のカーブ面のいずれかにおいて実施することができる。
本発明のトーリックコンタクトレンズは、コスト又は複雑さを大きく増大させることなく任意の適当なプロセスを使用して製造することができる。この設計は、例えば、眼内レンズ、角膜インレー、角膜オンレーなどの任意の数又は種類のコンタクトレンズ若しくは他の任意のレンズにおいて実施することができる。
本発明の上記に述べた特徴及び利点、並びに他の特徴及び利点は、添付の図面に示されるような以下の本発明の好ましい実施形態のより詳細な説明から明らかとなるであろう。
本発明に基づく多焦点軸設計を有する第1の例示的なトーリックコンタクトレンズの模式図。 本発明に基づく多焦点軸設計を有する第2の例示的なトーリックコンタクトレンズの模式図。 本発明に基づく多焦点軸設計を有する第3の例示的なトーリックコンタクトレンズの模式図。 本発明に基づく多焦点軸設計を有する第4の例示的なトーリックコンタクトレンズの模式図。
コンタクトレンズ又はコンタクトは、単純にいえば目の上に配置されるレンズである。コンタクトレンズは医療機器と見なされ、視力の補正及び/又は美容又は他の治療上の理由で装用され得る。コンタクトレンズは、1950年代より視力を改善する目的で商業的に使用されてきた。初期のコンタクトレンズは、硬質の材料で作製又は製造されており、比較的高価であり、また割れやすいものであった。更に、これらの初期のコンタクトレンズは、結膜及び角膜にコンタクトレンズを通して充分な酸素を透過させない材料で製造されており、多くの有害な臨床作用を引き起こす可能性があった。こうしたコンタクトレンズは現在も利用されているが、最初の着け心地が悪いためにすべての患者に適しているわけではない。この分野におけるその後の研究開発により、ヒドロゲルを利用したソフトコンタクトレンズが創出されたが、これは非常に評判がよく、今日では広く普及している。詳細には、現在利用されているシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズは、極めて高い酸素透過性を有するシリコーンの利点と、すでに実証されているヒドロゲルの快適性及び臨床成績とを合わせ持ったものである。基本的には、シリコーンヒドロゲルを利用したコンタクトレンズは高い酸素透過性を有し、一般的に、初期の硬質の材料で作製されたコンタクトレンズよりも快適に装用することができる。しかしながら、これらの新しいコンタクトレンズに制約がまったくないわけではない。
現在使用されているコンタクトレンズは、視力補正用の手段としては費用効率が高いものである。薄いプラスチックレンズが目の角膜上に適合することにより、近視又は近眼、遠視又は遠眼、乱視(すなわち、角膜の非球面性)、及び老眼(すなわち、水晶体の遠近調節能力の喪失)を含む視力障害を補正する。コンタクトレンズには様々な形態のものがあり、異なる機能性を与えるために様々な材料から製造されている。1日装用ソフトコンタクトレンズは一般的に、水と組み合わせることで酸素透過性を与えるソフトポリマープラスチック材料から製造される。1日装用ソフトコンタクトレンズは、1日使い捨て型又は連続装用使い捨て型であってよい。1日使い捨てコンタクトレンズは、通常、1日装用された後、廃棄されるが、連続装用使い捨てコンタクトレンズは、通常、最大で30日間の期間装用される。着色ソフトコンタクトレンズは、異なる機能性を与えるために異なる材料を使用する。例えば、視認性カラーコンタクトレンズは明るい色合いを用いることで装用者が落としたコンタクトレンズを探す助けとなり、強調カラーコンタクトレンズは、装用者の自然の眼の色を強調することを目的とした半透明の色合いを有し、着色カラーコンタクトレンズは、装用者の眼の色を変えることを目的としたより濃く、不透明な色合いを含み、光濾過カラーコンタクトレンズは、所定の色を強調する一方で他の色を弱めるように機能する。ガス透過性ハードコンタクトレンズは、シリコーンポリマーから製造されるが、ソフトコンタクトレンズよりも固いためその形状を保ち、より耐久性が高い。2焦点コンタクトレンズは特に老視の患者用に設計され、ソフト及びハードの両方の種類がある。トーリックコンタクトレンズは特に乱視の患者用に設計され、ソフト及びハードの両方の種類がある。例えばハイブリッドコンタクトレンズのような、上記の異なる特徴を組み合わせた複合レンズもある。
本発明の目的では、コンタクトレンズは少なくとも2つの異なる領域によって定義される。視力補正が得られる内側領域、すなわち光学部、及び目の上におけるコンタクトレンズの機械的安定性を与えるコンタクトレンズの外側周辺部である。一部のコンタクトレンズの設計の場合では、内側光学部と外側周辺部との間に位置する中間の光学部又は領域を、不連続性が生じないように、上記2つの部分を滑らかに混じり合わせるために使用することができる。コンタクトレンズはまた、前面、すなわち表面度数、後面カーブ、すなわちベースカーブ、及びエッジによっても定義される。
内側領域、すなわち光学部は視力補正を与え、単一視の近視又は遠視補正、乱視補正、2焦点視補正、多焦点視補正、カスタム補正などの特定のニーズ用に設計されるか、又は視力補正を与えることが可能な他の任意の設計を有する。外側周辺部、すなわち周辺部は、セントレーション及び方向付けなど、目の上におけるコンタクトレンズの安定化機能を与える。方向安定化は、光学部が乱視補正及び/又は高次収差補正などの非回転対称機構を有している場合には不可欠である。中間領域、すなわち中間部は、光学部と周辺部とが正接曲線によって混じり合うようにするものである。光学部及び周辺部の両方は独立して設計可能であるが、特定の必要条件が必要とされる場合には、それらの設計は密接に関連付けられ場合がある点に留意しなければならない。例えば、乱視用の光学部を有するトーリックレンズの設計では、コンタクトレンズを目の上で所定の方向に維持するための特定の周辺部を必要とする場合がある。
トーリックコンタクトレンズは、球面コンタクトレンズとは異なる設計を有している。トーリックコンタクトレンズの光学部分(ゾーン)は、互いにほぼ直角をなす曲率によって与えられる球面度数及び円柱度数の2つの度数を有している。これらの度数は、目の上で特定の角度の位置に円柱軸を維持することによって、必要な乱視補正を与えるために必要とされる。トーリックコンタクトレンズの機械的部分、すなわち外側周辺部は、通常、目に装用されている間に、円柱軸すなわち乱視軸を所定の位置に適正に回転及び方向付けるための安定化手段を含んでいる。コンタクトレンズが動いた際、又はコンタクトレンズが挿入される際に、コンタクトレンズをその適正な位置に回転させることは、トーリックコンタクトレンズの製造における重要な点である。
特定のトーリックコンタクトレンズの設計では、目の上におけるレンズの回転安定性を確立するうえで自然なまぶたの圧力又は張力、及びコンタクトレンズ外周の特定の厚さの変化に依存した安定化技術を利用している。これらのコンタクトレンズは、レンズの挿入後、目の上で速やかに方向付けされ、眼球の運動の全体を通じて回転安定性を維持する。こうしたコンタクトレンズはまぶたとの相互作用により、目が開いている際にコンタクトレンズを定位置に能動的にバランスよく配置し、コンタクトレンズが定位置から回転した場合には速やかにその位置を再調整する。しかしながら、一時的に軸からずれた位置を補正し、かつ/又は回転安定性の維持のみに対する依存度を最小に抑えるためには、トーリックコンタクトレンズは、下記に詳述するように光学部において異なるレンズ設計パラメータを用いて設計することができる。
本発明は、周辺部に潜在的な機械的安定化機構が組み込まれるか又はその設計に取り入れられていることに加えて、コンタクトレンズに多焦点軸成分が組み込まれるか又はその設計に取り入れられているトーリックコンタクトレンズに関する。任意の適当な機械的安定化部を用いることができる点に留意しなければならない。したがって、本発明のトーリックコンタクトレンズは、乱視患者に、円環軸のずれに対する患者の感度を低下させ、これにより特定のトーリックコンタクトレンズの設計に対する回転安定性の要求条件を緩和するコンタクトレンズを提供するものである。本発明のトーリックコンタクトレンズの設計は、隣り合う環間で円柱軸が異なる同心環状リング、レンズ中心からの距離の関数として継続的又は連続的に変化するレンズ設計パラメータである円柱軸、又は任意の代替的な設計手段を利用して一定範囲の円柱軸ゾーンを形成したものとなっている。この円柱軸ゾーンの範囲によれば、本発明のトーリックコンタクトレンズは、従来のトーリックコンタクトレンズの設計に対して、乱視患者に適合させるために必要とされる円柱軸配置又は在庫維持単位(SKU)の数を減らすこともできる。これは別の言い方をすると、1つのレンズ内に一定の円柱軸の範囲を与えることにより、円柱軸の刻み分を増やすことが可能であるため、必要とされるSKUの数を少なくすることができるということである。例えば、5°又は10°の刻みではなく、20°の刻みを用いることができる。基本的にはこのような設計は、軽度の乱視の補正に使用することが可能であり、高度の乱視に対しては視力を高めるために選択的に使用することもできる。これらの設計パラメータは、乱視補正性能をいっさい変えることなくコンタクトレンズの前面若しくは後面、又はカーブにおいて実施することができる。
第1の例示的な実施形態に基づけば、交互に配された同心リングを利用してコンタクトレンズの光学部を、それぞれが2つの光学的度数、すなわち、患者の基本処方の屈折球面成分に相当する第1の光学度数、及び患者の基本処方の円柱度数又はその一部に相当する第2の光学度数を有する複数の領域に分割する。図1は、このような第1の例示的実施形態に基づいたトーリックコンタクトレンズ100を示している。例示的なトーリックコンタクトレンズ100は、コンタクトレンズエッジ102、当該技術分野において知られる任意の適当な安定化機構を有する周辺部104、及び光学部106を有している。光学部106は、公称円柱軸経線114において屈折球面成分及び円柱成分を有する中心ディスク120、及び多数の交互に配された同心環状リング、すなわちバンド108、110及び112を有している。リング又はバンドの数は、バンドからバンドに移行する目/脳の能力、及び瞳孔との整合度、並びに製造性を含む多くの因子によって異なりうる。各同心環状リング108、110及び112は異なる円柱軸を有し、これらの円柱軸は交互に配されて公称軸経線114、下部境界経線116及び上部境界経線118、又はこれら2つの境界経線の間の任意の軸経線を形成することにより、複数の同心環状リング108、110及び112によって与えられる多焦点効果のため、トーリックコンタクトレンズ100は回転に対する感度がなくなっている。
より詳細には、交互に配された同心リング108、110及び112は、円柱度数の光学部106内に異なる軸に沿った領域を形成する。例えば患者の公称円柱軸が45°である場合、下部境界軸は30°であり、上部境界軸は60°であり得る。したがって、この患者では、光学部106の第1の特定の面積の比率(%)は患者の公称円柱度数軸を有し、光学部106の第2の特定の面積の比率(%)は患者の公称円柱度数軸よりも15°上となり、光学部の第3の特定の面積の比率(%)は患者の公称円柱度数軸よりも15°下となる。この範囲は+90°〜−90°の間であり得るが、好ましくは+5°〜−5°の間であり、+10°〜−10°の間である。更にこれらの面積も異なりうる。これは別の言い方をすると、それぞれの軸に対する光学部の比率(%)は下記に詳細に説明するように異なり得るということである。
別の例示的な実施形態に基づけば、連続的に変化するトーリックレンズ軸をコンタクトレンズの中心からの距離の関数として実現することが可能であり、その場合、コンタクトレンズの中心からの任意の距離において、その点における度数プロファイルは、2つの光学度数、すなわち、患者の基本処方の屈折球面成分に相当する第1の光学度数、及び患者の基本処方の円柱度数又はその一部に相当する第2の光学度数を有する。図2は、この例示的な実施形態に基づくトーリックコンタクトレンズ200を示している。例示的なトーリックコンタクトレンズ200は、コンタクトレンズエッジ202、当該技術分野において知られる任意の適当な安定化機構を有する周辺部204、及び光学部206を有している。この例示的実施形態では、光学部206は、いずれも、コンタクトレンズ中心216から振幅が変化する連続関数214によって規定される公称軸経線208、下部境界軸経線210及び上部境界軸経線212を有している。この領域を形成するという概念は、上記に述べた例示的実施形態におけるものと同様であり、離散的な方法ではなく連続的な方法により実現される。
このコンタクトレンズの設計の球面度数及び円柱度数も、特定の処方の被写界深度効果を更に高めるためにレンズ中心からの距離の関数として変化させることができる。コンタクトレンズの被写界深度効果を高めるために、円環カーブに非球面表面を重ね合わせることもできる。本発明のレンズは、本明細書において述べるようなコンタクトレンズ又は眼内レンズであってよい。
本発明に基づくトーリックコンタクトレンズの円柱軸の誤った方向付けに対する感度を調べるため、回転ゾーン円環体分析を行った。この例又は分析では、固定された回転角度θを、変化する円柱度数とともに用いて、標準的なトーリックコンタクトレンズと比較して本発明のトーリックコンタクトレンズがどのように働くかを調べた。分析では下記表1にまとめて示すような3つの試験例又は処方を用いた。
Figure 2013178517
分析は、コンタクトレンズを0°〜5°の間で回転させて行った。図3は、この分析を行ううえで使用した第1の例示的実施形態の環状リングの概念に基づいて設計されたトーリックコンタクトレンズの光学部300を示している。図に示されるように、光学部300は、それぞれが上記に述べたようなそれぞれの円柱軸を有し、上部境界軸経線308、下部境界軸経線310、及び公称軸経線312を形成する第1のゾーン302、第2のゾーン304、及び第3のゾーン306を有している。上部及び下部境界軸経線308及び310は、公称軸経線312から+θ°及び−θ°である。中心又は第1のゾーン302は、光学部300の面積の約50%であり、第1のゾーン302の周囲のリング、すなわち第2のゾーン304は光学部300の約25%であり、第2のゾーン304の周囲のリング、すなわち第3のゾーン306は光学部300の約25%である。したがって、コンタクトレンズが患者の目の上に適正に配置されている場合、患者にとって光学部300の約50%が適正な整合となるが、コンタクトレンズが+θ°だけ回転された場合、光学部300の約25%が適正な整合となり、光学部300の約25%が2θ°だけずれ、光学部の約50%がθ°だけずれる。更にコンタクトレンズが−θ°だけ回転された場合には、光学部300の約25%が適正な整合となり、光学部300の約25%が2θ°だけずれる。この分析では、5mmの光学部を5mmの瞳孔と一致させている。コンタクトレンズを、INT表面を用いてCode Vにおいて表面モデリングした。この分析の結果を下記表2に示す。
Figure 2013178517
この分析の結果より、円柱度数が−0.75Dの回転ゾーントーリック設計の計算された視力性能であるVA計算値は、標準的なトーリックコンタクトレンズとほぼ同等であった。円柱度数がより高い、回転ゾーントーリック設計のVA計算値の性能は、コンタクトレンズに回転誤差を適用したか否かによらず、標準的なトーリックレンズのコンタクトレンズよりも約1〜1.5文字だけわずかに悪かった。回転ゾーントーリック設計のRMSスポット径の性能は、コンタクトレンズに回転誤差を適用したか否かにかかわらず、評価したすべての円柱軸について標準的なトーリックレンズと比較して約30%〜約300%の範囲で低かった。回転ゾーントーリック設計の1°につき3〜12サイクルで評価した面積重み付けしたMTPの性能は、コンタクトレンズに回転誤差を適用したか否かにかかわらず、評価したすべての円柱度数について標準的なトーリックコンタクトレンズよりも約10%以上低かった。
本発明に基づくトーリックコンタクトレンズの回転誤差に対する感度を調べるため、第2の回転ゾーントーリック分析を行った。この例又は分析では、コンタクトレンズを、円柱度数を固定して0°〜30°まで5°刻みで回転させ、標準的なトーリックコンタクトレンズと比較して本発明のトーリックコンタクトレンズがどのように働くかを調べた。トーリックコンタクトレンズの処方を下記表3に示す。
Figure 2013178517
分析は、コンタクトレンズを0°〜30°まで5°刻みで回転させて行った。図4は、この分析を行ううえで使用した第1の例示的実施形態の環状リングの概念に基づいて設計されたトーリックコンタクトレンズの光学部(ゾーン)400を示している。図に示されるように、光学部400は、それぞれが上記に述べたようなそれぞれの円柱軸を有し、上部境界軸経線408、下部境界軸経線410、及び公称軸経線412を形成する第1のゾーン402、第2のゾーン404、及び第3のゾーン406を有している。上部及び下部境界軸経線408及び410は、公称軸経線412から+θ°及び−θ°である。中心又は第1のゾーン402は、光学部400の面積の約50%であり、第1のゾーン402の周囲のリング、すなわち第2のゾーン404は光学部400の約25%であり、第2のゾーン404の周囲のリング、すなわち第3のゾーン406は光学部400の約25%である。したがって、コンタクトレンズが患者の目の上に適正に配置されている場合、患者にとって光学部400の約50%が適正な整合となるが、コンタクトレンズが+θ°だけ回転された場合、光学部400の約25%が適正な整合となり、光学部400の約25%が2θ°だけずれ、光学部の約50%がθ°だけずれる。更にコンタクトレンズが−θ°だけ回転された場合には、光学部400の約25%が適正な整合となり、光学部400の約25%が2θ°だけずれる。この分析では、5mmの光学部を5mmの瞳孔と一致させている。コンタクトレンズを、INT表面を用いてCode Vにおいて表面モデリングした。この分析の結果を下記表4に示す。
Figure 2013178517
Figure 2013178517
この分析の結果より、5°だけ回転された回転ゾーントーリック設計の計算された視力性能であるVA計算値は、標準的なトーリックコンタクトレンズとほぼ同等であり、その差は0.5文字未満であった。回転値が10°以上の回転ゾーントーリック設計の計算されたVA性能は、同じ回転角度の標準的なコンタクトレンズよりも約1〜2.75文字と若干悪かった。回転ゾーントーリック設計のRMSスポット径性能は、すべての回転角度の値について標準的なトーリックレンズと比較して約30%〜約300%の範囲で低かった。回転ゾーントーリック設計の1°につき3〜12サイクルで評価した面積重み付けしたMTFの性能は、5°よりも大きいすべての回転の値について標準的なトーリックコンタクトレンズよりも約10%以上低かった。MTF性能は、計算されたVA性能と極めて密接に相関している。
VA計算値は、従来のトーリックコンタクトレンズの計算値よりも低いが、目の上でコンタクトレンズが回転することによるVA計算値の変化(視力変動)は、回転ゾーントーリックコンタクトレンズ設計のほうがより小さい可能性がある。これは、高い円柱度数のレベルで見られ(表2を参照)、より高い回転角度のレベルで見られうる(表4を参照)。
本発明の回転ゾーントーリックレンズ設計は、機械的安定化機構と組み合わせて用いることで高いトーリックレンズ設計性能を与えることができる。これらの設計は、ゾーン境界において生じる不連続表面のために標準的なトーリックレンズよりも製造及び試験が困難となりうる。
本明細書に図示及び説明した実施形態は、最も実用的かつ好ましい実施形態であると考えられるが、当業者であれば、本明細書に説明及び図示した特定の設計及び方法からの変更はそれ自体当業者にとって自明であり、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく使用できることは明らかであろう。本発明は、記載及び例示した特定の構成に限定されないものであるが、添付の特許請求の範囲内に含まれ得るすべての変更例と整合するように構成されるべきである。
〔実施の態様〕
(1) 眼科用装置であって、
目の上における回転安定性を必要とするコンタクトレンズであって、前方カーブ面、後方カーブ面、光学部、及び周辺安定化部を有する、コンタクトレンズと、
前記光学部内の前記コンタクトレンズの前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に組み込まれ、互いに異なる円柱軸を有する1つ又は2つ以上のサブゾーンと、を有する眼科用装置。
(2) 前記コンタクトレンズが、トーリックコンタクトレンズを含む、実施態様1に記載の眼科用装置。
(3) 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、公称円柱軸において屈折球面度数及び円柱度数(refractive spherical and cylindrical powers)を有する中心ディスクと、前記公称円柱軸の屈折球面度数及び円柱度数からオフセットした円柱軸における屈折球面度数及び円柱度数を有する多数の交互に配された同心環状バンド(alternating concentric annual bands)とを含む、実施態様1に記載の眼科用装置。
(4) 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、前記光学部の所定の面積を構成する、実施態様3に記載の眼科用装置。
(5) 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、いずれも前記光学部の中心から振幅が変化する連続的関数によって定義される、公称軸経線(nominal axis meridian)、下部境界軸経線、及び上部境界軸経線を有する、実施態様1に記載の眼科用装置。
(6) 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、前記光学部の所定の面積を構成する、実施態様5に記載の眼科用装置。
(7) 前記周辺安定化部が、目の上で前記コンタクトレンズを方向付けし、かつ回転安定化させるための手段を有する、実施態様1に記載の眼科用装置。
(8) 眼科用装置の製造方法であって、
目の上における回転安定性を必要とするコンタクトレンズであって、前方カーブ面、後方カーブ面、光学部、及び周辺安定化部を有する、コンタクトレンズを形成する工程と、
前記光学部内の前記コンタクトレンズの前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に、互いに異なる円柱軸を有する1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む工程と、を含む、方法。
(9) 前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む前記工程が、公称円柱軸において屈折球面度数及び円柱度数を有する中心ディスクと、前記公称円柱軸の屈折度数及び円柱度数からオフセットした円柱軸における屈折度数及び円柱度数を有する多数の交互に配された環状バンドとを形成することを含む、実施態様8に記載の眼科用装置の製造方法。
(10) 前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む前記工程が、いずれも前記光学部の中心から振幅が変化する連続的関数によって定義される、公称軸経線、下部境界軸経線、及び上部境界軸経線を形成することを含む、実施態様8に記載の眼科用装置の製造方法。

Claims (10)

  1. 眼科用装置であって、
    目の上における回転安定性を必要とするコンタクトレンズであって、前方カーブ面、後方カーブ面、光学部、及び周辺安定化部を有する、コンタクトレンズと、
    前記光学部内の前記コンタクトレンズの前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に組み込まれ、互いに異なる円柱軸を有する1つ又は2つ以上のサブゾーンと、を有する眼科用装置。
  2. 前記コンタクトレンズが、トーリックコンタクトレンズを含む、請求項1に記載の眼科用装置。
  3. 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、公称円柱軸において屈折球面度数及び円柱度数を有する中心ディスクと、前記公称円柱軸の屈折球面度数及び円柱度数からオフセットした円柱軸における屈折球面度数及び円柱度数を有する多数の交互に配された同心環状バンドとを含む、請求項1に記載の眼科用装置。
  4. 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、前記光学部の所定の面積を構成する、請求項3に記載の眼科用装置。
  5. 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、いずれも前記光学部の中心から振幅が変化する連続的関数によって定義される、公称軸経線、下部境界軸経線、及び上部境界軸経線を有する、請求項1に記載の眼科用装置。
  6. 前記1つ又は2つ以上のサブゾーンが、前記光学部の所定の面積を構成する、請求項5に記載の眼科用装置。
  7. 前記周辺安定化部が、目の上で前記コンタクトレンズを方向付けし、かつ回転安定化させるための手段を有する、請求項1に記載の眼科用装置。
  8. 眼科用装置の製造方法であって、
    目の上における回転安定性を必要とするコンタクトレンズであって、前方カーブ面、後方カーブ面、光学部、及び周辺安定化部を有する、コンタクトレンズを形成する工程と、
    前記光学部内の前記コンタクトレンズの前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に、互いに異なる円柱軸を有する1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む工程と、を含む、方法。
  9. 前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む前記工程が、公称円柱軸において屈折球面度数及び円柱度数を有する中心ディスクと、前記公称円柱軸の屈折度数及び円柱度数からオフセットした円柱軸における屈折度数及び円柱度数を有する多数の交互に配された環状バンドとを形成することを含む、請求項8に記載の眼科用装置の製造方法。
  10. 前記前方カーブ面又は前記後方カーブ面の少なくとも一方に1つ又は2つ以上のサブゾーンを組み込む前記工程が、いずれも前記光学部の中心から振幅が変化する連続的関数によって定義される、公称軸経線、下部境界軸経線、及び上部境界軸経線を形成することを含む、請求項8に記載の眼科用装置の製造方法。
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