JP2013178141A - 液面検出モジュール、及び液面検出モジュールに用いられる固定部材 - Google Patents

液面検出モジュール、及び液面検出モジュールに用いられる固定部材 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料タンク等の容器に組み付ける際の液面検出器の破損が回避可能な液面検出モジュールの提供。
【解決手段】フューエルセンダ10は、燃料の液面に追従して回転するマグネットホルダ50及び当該ホルダ50を支持するハウジング40を有している。フューエルセンダ10は、ブラケットプレート30に保持された状態で、液面検出モジュール100として燃料タンク90の開口95を通じて当該タンク90内に挿入される。このブラケットプレート30において、ブラケット本体部31及び挟持爪部32に挟持されたハウジング40の挿入方向IDには、ガード壁部37が立設されている。液面検出モジュール100を開口95に挿入する際、ガード壁部37は、開口95の周縁部分96にハウジング40よりも先に接触することにより、このハウジング40を保護する。
【選択図】図8

Description

本発明は、容器に貯留されている液体の液面の高さを検出する液面検出器を備える液面検出モジュール、及び液面検出モジュールにおいて液面検出器を容器に固定する固定部材、に関する。
従来、液体の液面のレベル高さを検出する液面検出器は、特許文献1に開示のように、燃料供給装置のカップに保持されて、容器に形成された開口を通して当該容器の内部に挿入されていた。こうした形態では、一般に、液面検出器を保持した燃料供給装置を容器に形成された開口を通して当該容器の内部に挿入するので、燃料供給装置のカップが、液面検出器よりも先に容器の開口周辺に接触することとなる。故に、液面検出器は、カップによって保護され得た。
特許4541310号公報
さて、特許文献1のようなカップに替えて、ブラケット等の固定部材により液面検出器を容器に固定する形態の液面検出モジュールが、一般に知られている。こうした液面検出モジュールは、液面検出器を保護するカップに相当する構成を備えない。故に、液面検出器を保持した固定部材を容器に形成された開口を通して当該容器の内部に挿入する場合、液面検出器は、容器の開口周辺に接触し得た。そのため、液面検出モジュールを容器に組み付ける際に、液面検出器が破損するおそれがあった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、容器に組み付ける際の液面検出器の破損を簡素な構成によって回避できる液面検出モジュールを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、容器(90)に貯留されている液体の液面の高さを検出する液面検出器(10)と、液面検出器を保持しつつ容器に形成された開口(95)を通して当該容器の内部に挿入されることで、当該液面検出器を容器に固定する固定部材(30)と、を備える液面検出モジュールであって、液体の液面に追従して回転する回転体(50)、及び回転体を回転自在に支持する支持体(40)、を有する液面検出器と、支持体を挟んで回転体とは反対側に位置して、開口への固定部材の挿入方向(ID)に沿って延びる延伸本体部(31)、延伸本体部から延びて支持体を当該延伸本体部と協働で挟持する挟持爪部(32)、及び挟持爪部によって挟持された支持体の挿入方向に位置して、延伸本体部から支持体側に向けて立設される立設壁部(37)、を有する固定部材と、を備える液面検出モジュールとする。
この発明では、支持体を挟んで回転体の反対側にて挿入方向に沿って延びる延伸本体部と、延伸本体部から延びる挟持爪部とが支持体を挟持することにより、固定部材は、液面検出器を保持している。この固定部材に保持された液面検出器の支持体よりも挿入方向には、延伸本体部よりも支持体側に向けて当該延伸本体部から立設される立設壁部が、位置している。故に、液面検出器を保持した固定部材を容器に形成された開口を通して当該容器の内部に挿入する場合、固定部材の立設壁部は、液面検出器の支持体よりも先に容器の開口周辺に接触して、この支持体を保護することができる。以上のように、固定部材に立設壁部を設けるという簡素な構成により、液面検出モジュールを容器に組み付ける際の液面検出器の破損は、回避可能となる。
本発明の一実施形態による液面検出モジューの正面図である。 本発明の一実施形態によるフューエルセンダの斜視図である。 本発明の一実施形態によるブラケットプレートの正面図である。 規制部の形状を説明するための図であって、図3の領域IVの拡大図である。 フューエルセンダのブラケットプレートへの取り付けを説明するための図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5の矢印VIIから見た矢視図である。 液面検出モジュールを開口に挿入する際のガード壁部等の機能を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の一実施形態による液面検出モジュール100は、車両に搭載され、図1に示すように液体としての燃料を貯留する燃料タンク90内に設置されている。まず、液面検出モジュール100の構成を説明する。
液面検出モジュール100は、フューエルセンダ10、燃料タンク90に取り付けられる蓋体20、及びフューエルセンダ10を保持するブラケットプレート30等によって構成されている。尚、以下の説明において、液面検出モジュール100を燃料タンク90内に挿入するために当該タンク90の天井部93に設けられた開口95の軸方向を、液面検出モジュール100の挿入方向IDとする。また、挿入方向IDと実質的に直交し且つブラケットプレート30の平面方向に沿う方向を、幅方向WDとし、さらに、挿入方向IDと実質的に直交し且つブラケットプレート30の板厚方向に沿う方向を、立設方向SDとする。 図1,2に示すフューエルセンダ10は、燃料タンク90に貯留されている燃料の液面の高さを検出する。フューエルセンダ10は、フロート55、マグネットホルダ50、ハウジング40、及びホールIC60等によって構成されている。
フロート55は、例えば発泡させたエボナイト等の燃料よりも比重の小さい材料により形成されている。フロート55は、燃料の液面に浮揚可能である。フロート55は、ステンレス鋼等の金属材料からなるフロートアーム56によってマグネットホルダ50に支持されている。
マグネットホルダ50は、例えばポリアセタール(POM)樹脂等により円筒形状に成形されている。マグネットホルダ50は、フロートアーム56を保持している。マグネットホルダ50は、ハウジング40に回転自在に支持されている。マグネットホルダ50の内部には、強磁性を示す一対のマグネット53が埋設されている。これらマグネット53は、マグネットホルダ50と一体で回転する。
ハウジング40は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等によって形成されている。ハウジング40は、ブラケットプレート30に取り付けられる部材であって、底壁部41、周壁部43、及び支持軸45を有している。底壁部41は、板状に形成されており、ブラケットプレート30によって立設方向SDに支持されている。周壁部43は、底壁部41の周縁部分42から立設方向SDに沿って、マグネットホルダ50側に向けて立設されている。周壁部43は、底壁部41を囲むように形成されている。支持軸45は、立設方向SDに沿って底壁部41から円柱状に突出している。支持軸45は、ホールIC60を収容している。この支持軸45にマグネットホルダの軸受部が外嵌されることにより、ハウジング40は、マグネットホルダ50を回転自在に支持している。
ホールIC60は、支持軸45に対するマグネットホルダ50の回転角度を検出する検出素子である。ホールIC60は、マグネットホルダ50内に設けられた一対のマグネット53に挟まれるように、ハウジング40の支持軸45内に埋設されている。ホールIC60は、三つのリード線61〜63及びターミナルを介して、燃料タンク90の外部の機器に接続されている。ホールIC60は、電圧を印加された状態で外部から磁界の作用を受けることにより、当該ホールIC60を通過する磁束の密度に比例した電圧を出力結果として、外部の機器へ向けて出力する。
以上の構成により、マグネットホルダ50に支持されたフロートアーム56によって、燃料に追従して上下移動するフロート55の往復動作は、回転運動に変換されてフロートアーム56およびマグネットホルダ50よりなる一体要素に伝達される。故に、マグネットホルダ50は、燃料タンク90に貯留される燃料の液面に追従しハウジング40に対して相対回転する。このマグネットホルダ50の相対回転により、ホールIC60に作用する磁界の磁束密度が変化することで、ホールIC60から出力される電圧は変化する。こうしてフューエルセンダ10は、マグネットホルダ50の回転角度、ひいては燃料の液面の高さの検出を実現している。
図1に示す蓋体20は、開口95よりも大径の円盤状に樹脂材料等によって形成され、この開口95を塞いでいる。蓋体20には、鍔部21及びコネクタ部23が形成されている。鍔部21は、蓋体20の本体部分から径方向外側に環状に突出しており、開口95の周縁部分96に燃料タンク90の外側から液密に密着している。コネクタ部23は、蓋体20の本体部分から、燃料タンク90の外側に向かって突出している。ホールIC60と外部の機器とを電気的に接続させるため、コネクタ部23には、外部の機器と接続された相手側のコネクタ部(図示しない)が嵌合される。
図1,3,4に示すブラケットプレート30は、長手方向を有する板状に金属材料等によって形成されており、蓋体20によって保持されている。ブラケットプレート30は、ブラケット本体部31、挟持爪部32、ガイド壁部33、及び規制部35に加えて、後述するガード壁部37を有している。
ブラケット本体部31は、蓋体20の軸方向である挿入方向IDに沿って、当該蓋体20から帯状に延びている。ブラケット本体部31の延びている延伸方向が、ブラケットプレート30の長手方向となる。ブラケット本体部31は、ハウジング40を挟んでマグネットホルダ50とは反対側に位置しており、接触する底壁部41を立設方向SDに支持できる。
挟持爪部32は、挿入方向IDにおいて、ガイド壁部33及びガード壁部37の間に位置している。一つの挟持爪部32は、他の一つの挟持爪部32と幅方向WDにて対向している。こうした一対の挟持爪部32が、挿入方向IDに二つ並べられている。これら四つの挟持爪部32は、ブラケット本体部31の幅方向WDにおける外縁部分から、幅方向WDの外側に向かって伸びている。各挟持爪部32の延伸方向の各先端部分は、幅方向WDの内側に向けて折り返されており、立設方向SDにおいて当該本体部31と対向して位置している。
ガイド壁部33は、挟持爪部32の挿入方向IDとは反対の方向に位置している。ガイド壁部33は、ブラケット本体部31の幅方向WDにおける外縁部分からハウジング40側に向けて、立設方向SDに沿って立設されている。ガイド壁部33は、幅方向WDに対向して一対設けられている。一対のガイド壁部33は、それぞれ挿入方向IDに沿って延びている。加えて、一対のガイド壁部33間の間隔は、ハウジング40の幅方向WDの寸法に対応している。
規制部35は、一対のガイド壁部33の間に設けられた規制開口35aによって形成されている。規制開口35aは、幅方向WDに沿って延びる二つの帯状の開口を、これらの端部にて、挿入方向IDに沿って延びる帯状の開口により連続させた形状である。こうした規制開口35aの形状により、規制部35は、一辺がブラケット本体部31と連続している矩形形状を呈している。加えて、幅方向WDに沿う規制部35の二辺のうち、挿入方向IDに位置する一方は、規制部35及びブラケット本体部31の連続部分から離間するに従って挿入方向IDとは反対の方向に傾斜する傾斜部分36を形成している。
以上のブラケットプレート30にフューエルセンダ10を取り付ける工程を、図4〜6に基づいて説明する。
まず、ブラケット本体部31において挟持爪部32よりもガイド壁部33側に位置する部分に、底壁部41を接触させる。このとき、ハウジング40は、一対のガイド壁部33によって幅方向WDの外側から挟まれる。そして、周壁部43をガイド壁部33に対し摺動させると共に、底壁部41をブラケット本体部31に対し摺動させることで、ブラケットプレート30に対しハウジング40を挿入方向IDに相対変位させる。これにより、挟持爪部32とブラケット本体部31との間に押し込まれたハウジング40は、挟持爪部32の復元力によって、互いに協働する挟持爪部32及びブラケット本体部31によって挟持される。
さらに、規制部35とブラケット本体部31との連続部分を塑性変形させることにより、規制部35を、ブラケット本体部31よりもハウジング40側に位置させる(図6矢印参照)。このとき、周壁部43と接触する傾斜部分36は、ハウジング40を挿入方向IDに押し下げる作用を発揮する。これにより、ハウジング40は、ブラケットプレート30において予め規定された位置まで移動する。加えて、ブラケット本体部31に対して傾斜した姿勢にて、当該本体部31よりも立設方向SDに位置する規制部35は、ハウジング40と接触することにより、挿入方向IDとは反対の方向へ向かうハウジング40の相対変位を規制する。以上により、フューエルセンダ10は、ブラケットプレート30に保持される。
以上のブラケットプレート30の特徴的構成であるガード壁部37等について、詳細に説明する。図1,3に示すように、ガード壁部37は、ブラケット本体部31の挿入方向IDの先端部分から、立設方向SDとなるハウジング40側に向けて立設されている。ガード壁部37は、平板状を呈し、ブラケットプレート30の基材を挿入方向IDの先端部分にて立設方向SDに折り曲げることにより、形成されている。本実施形態では、ブラケットプレート30の基材を屈曲させることによって形成された一対のガード壁部37が、挟持爪部32によって挟持されたハウジングの挿入方向IDに位置している。一対のガード壁部37は、幅方向WDにおいて互いに対向しており、幅方向WDにおけるブラケット本体部31の中心線に対して線対称な形状とされている。各ガード壁部37は、挿入方向IDに向かうに従い、幅方向WDにおけるブラケット本体部31の中央に向かって傾斜している。
加えて、図5,7に示すように、ガード壁部37の頂上部分38は、マグネットホルダ50の回転軸線RALに沿う立設方向SDにおいて、周壁部43の頂上部分44よりもマグネットホルダ50から離間するよう、高さを規定されている。これにより、ガード壁部37は、マグネットホルダ50の回転軌道を避けて位置することができる。
さらに、図1,6に示すように、挟持爪部32の延伸方向の中間部分は、幅方向WDにおいてハウジング40の外縁部分よりも外側に張り出している。また、挟持爪部32の中間部分は、幅方向WDにおいてガード壁部37の外縁部分よりも内側に位置している。さらに、ガイド壁部33は、幅方向WDにおいて、ハウジング40よりも外側に位置し、且つ挟持爪部32の中間部分よりも内側に位置している。以上のように、挿入方向IDに並ぶガイド壁部33、挟持爪部32、及びガード壁部37において、幅方向WDにおけるそれぞれの外縁寸法W1,W2,W3は、挿入方向IDとは反対の方向に向かうに従って、順に小さくされている。
以上の構成による液面検出モジュール100を燃料タンク90に組み付ける工程を、図1に基づいて説明する。まず、燃料タンク90の外部から内部に、挿入方向IDに沿って、開口95を通じてブラケットプレート30が挿入される。これにより、フューエルセンダ10を保持したブラケットプレート30は、ガード壁部37側から次第に開口95を通過する。以上により、フューエルセンダ10及びブラケットプレート30は、燃料タンク90の内部に収容される。そして、蓋体20が周縁部分96に液密に密着するように天井部93に取り付けられることにより、液面検出モジュール100は、燃料タンク90に固定される。
以上の工程におけるガード壁部37等の機能を、図8に基づいて説明する。図8Aに示すように、ブラケットプレート30を開口95に挿入する際に、その挿入位置は、開口95の中央からずれることがある。このような場合に、ハウジング40よりも挿入方向IDに位置するガード壁部37が、当該ハウジング40よりも先に開口95の周縁部分96に接触し得る。故に、ハウジング40はガード壁部37によって保護される。
また、挿入方向IDに対して傾斜する形態のガード壁部37は、開口95の周縁部分96に接触することにより、開口95の中央に向けた反力RFを受ける。故に、液面検出モジュール100の挿入位置は、開口95の中央に向けて修正され得る。
加えて、図8Bに示すようにガード壁部37が開口95を通過した後、幅方向WDに沿って液面検出モジュール100の挿入位置がずれたとする。この場合でも、ハウジング40よりも外側に張り出した挟持爪部32がハウジング40よりも先に開口95の周縁部分96に接触する。故に、ハウジング40は保護される。
さらに、図8Cに示すように挟持爪部32が開口95を通過した後に、幅方向WDに沿って液面検出モジュール100の挿入位置がずれたとする。この場合でも、ハウジング40よりも外側に位置するガイド壁部33がハウジング40よりも先に開口95の周縁部分96に接触する。故に、ハウジング40は保護される。
ここまで説明したように本実施形態では、ガード壁部37によってハウジング40が保護されるので、液面検出モジュール100を燃料タンク90に組み付ける際のフューエルセンダ10の破損は、簡素な構成によって回避可能となる。
加えて本実施形態では、挿入位置を修正する方向の反力RFがガード壁部37に作用し得るので、ガード壁部37は、フューエルセンダ10の破損を回避させる効果と共に、液面検出モジュール100を開口95へ挿入する工程を容易にする効果も発揮できる。
また本実施形態によれば、ガード壁部37だけでなく、挟持爪部32及びガイド壁部33もハウジング40の保護作用を発揮し得る。こうして、ハウジング40の挟持及びハウジング40の取り付け補助という他の機能のための構成が保護作用を発揮することにより、液面検出モジュール100の構成の複雑化と、組み付けに際したフューエルセンダ10の破損は、共に確実に回避可能となる。
さらに本実施形態では、開口95を順に通過するガード壁部37、挟持爪部32、及びガイド壁部33の幅方向WDにおける各寸法W1,W2,W3は、この順で狭く規定されている。故に、ガード壁部37が開口95を通過した後に挟持爪部32が周縁部分96に引っ掛かる事態、及び挟持爪部32が開口95を通過した後にガイド壁部33が周縁部分96に引っ掛かる事態は、共に抑制され得る。以上により、フューエルセンダ10を保護可能な形態のブラケットプレート30を備える液面検出モジュール100であっても、開口95に当該プレート30を挿入する作業の作業性は、高く維持される。
また加えて本実施形態によれば、ガード壁部37は、マグネットホルダ50の回転軌道から外れて位置し得る。したがって、フューエルセンダ10の破損を回避するためにガイド壁部37を設けた形態であっても、マグネットホルダ50の回転が妨げられる事態は、回避される。
さらに加えて本実施形態によれば、傾斜部分36によって挿入方向IDに押し下げられ、且つ挿入方向IDとは反対の方向への相対変位を規制部35に規制されるハウジング40は、ブラケットプレート30に対する相対位置を、精度良く規定され得る。このようにハウジング40がブラケットプレート30の正しい位置に保持されることにより、ガード壁部37によるハウジング40の保護作用は、確実に発揮され得る。したがって、フューエルセンダ10の破損回避の確実性は、向上する。
尚、上記実施形態において、フューエルセンダ10が特許請求の範囲に記載の「液面検出器」に相当し、ブラケットプレート30が特許請求の範囲に記載の「固定部材」に相当し、ガイド壁部33が特許請求の範囲に記載の「延設壁部」に相当し、ブラケット本体部31が特許請求の範囲に記載の「延伸本体部」に相当し、ガード壁部37が特許請求の範囲に記載の「立設壁部」に相当し、ハウジング40が特許請求の範囲に記載の「支持体」に相当し、底壁部41が特許請求の範囲に記載の「支持底壁部」に相当し、マグネットホルダ50が特許請求の範囲に記載の「回転体」に相当し、燃料タンク90が特許請求の範囲に記載の「容器」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態において、一対のガード壁部37は、挿入方向IDとは反対の方向に向かうに従って、幅方向WDの内側から外側に向かって傾斜する形態であった。しかし、ガード壁部37の形態は、上記の形態に限定されず、適宜変更されてよい。例えば、幅方向WDに沿って延びる平板状のガード壁部が、ブラケット本体部の先端部分に設けられていてもよい。加えて、ガード壁部は、平板状でなくてもよく、例えばマグネットホルダの外周縁に沿って湾曲する形状や、ハウジングの外縁に沿って屈曲する形状であってもよい。
上記実施形態において、ガード壁部37の頂上部分38は、周壁部43の頂上部分44よりもマグネットホルダ50から離間した位置に規定されていた。しかし、マグネットホルダ50との干渉が回避可能であれば、ガード壁部の頂上部分の位置は、周壁部の頂上部分よりも、マグネットホルダ50に近接していてもよい。或いは、ガード壁部に切り欠きを形成することによって、ガード壁部とマグネットホルダとの間の干渉が、回避されていてもよい。
上記実施形態では、幅方向WDに向い合う二対の挟持爪部32が、挿入方向IDに並べられていた。しかし、挟持爪部の位置、形状、配置は、適宜変更されてよい。例えば、ブラケット本体部から延びる一つの挟持爪部が、底壁部を係止することで、ブラケット本体部と協働してハウジングを挟持する形態であってもよい。加えて、挟持爪部の一部が、幅方向WDにおいてガード壁部の外縁部分よりも外側に位置していてもよい。
上記実施形態において、ブラケットプレート30へのフューエルセンダ10の取り付けを補助していたガイド壁部33の形態は、適宜変更されてよい。例えば、ガイド壁部は、幅方向WDにおいて、ガード壁部の外縁部分及び挟持爪部の外縁部分よりも外側に位置していてもよい。さらに、ガイド壁部33は、省略されてもよい。
上記実施形態において、ブラケット本体部31に対して折り曲げられた規制部35が、挿入方向IDとは反対の方向へのハウジングの相対変位を規制していた。この規制部の形態は、ハウジング40の相対変位を規制可能であれば、適宜変更されてよい。加えて、例えば挟持爪部による挟持によってハウジング40の相対変位が確実に規制可能であれば、規制部は省略されてもよい。
上記実施形態において、フューエルセンダ10は、ホールIC60によってマグネットホルダ50の回転角度を計測することで、ひいては燃料の液面の高さの検出を実現する形態であった。しかし、フューエルセンダは、上記実施形態のような磁電変換方式のものではなく、例えば、回転体の回転によって増減する電気抵抗値を計測することで、燃料の液面高さの検出を実現する、電気抵抗式のものであってもよい。
以上、車両の燃料タンク90に貯留された燃料の液面の高さを検出する液面検出モジュールに適用した例に基づいて本発明を説明したが、本発明の適用対象は、燃料の液面高さの検出に限られない。車両に搭載される他の液体、例えばブレーキフルード、エンジン冷却水、エンジンオイル等の容器内の液面検出モジュールに本発明は適用可能である。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機械が備える容器内の液面検出モジュールに、本発明は適用されてもよい。
ID 挿入方向、RF 反力、SD 立設方向、WD 幅方向、RF 反力、10 フューエルセンダ(液面検出器)、20 蓋体、30 ブラケットプレート(固定部材)、31 ブラケット本体部(延伸本体部)、32 挟持爪部、33 ガイド壁部(延設壁部)、35 規制部、36 傾斜部分、37 ガード壁部(立設壁部)、38 頂上部分、40 ハウジング(支持体)、41 底壁部(支持底壁部)、42 周縁部分、43 周壁部、44 頂上部分、50 マグネットホルダ(回転体)、90 燃料タンク(容器)、95 開口、96 周縁部分、100 液面検出モジュール

Claims (7)

  1. 容器(90)に貯留されている液体の液面の高さを検出する液面検出器(10)と、前記液面検出器を保持しつつ前記容器に形成された開口(95)を通して当該容器の内部に挿入されることで、当該液面検出器を前記容器に固定する固定部材(30)と、を備える液面検出モジュールであって、
    液体の液面に追従して回転する回転体(50)、及び前記回転体を回転自在に支持する支持体(40)、を有する前記液面検出器と、
    前記支持体を挟んで前記回転体とは反対側に位置して、前記開口への前記固定部材の挿入方向(ID)に沿って延びる延伸本体部(31)、前記延伸本体部から延びて前記支持体を当該延伸本体部と協働で挟持する挟持爪部(32)、及び前記挟持爪部によって挟持された前記支持体の挿入方向に位置して、前記延伸本体部から前記支持体側に向けて立設される立設壁部(37)、を有する前記固定部材と、
    を備えることを特徴とする液面検出モジュール。
  2. 前記延伸本体部は、挿入方向に沿って延びる帯状であり、
    前記立設壁部は、挿入方向に向かうに従い、前記延伸本体部の幅方向における中央に向かって傾斜することを特徴とする請求項1に記載の液面検出モジュール。
  3. 前記延伸本体部は、挿入方向に沿って延びる帯状であり、
    前記挟持爪部は、前記延伸本体部の幅方向において前記支持体よりも外側に張り出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の液面検出モジュール。
  4. 前記延伸本体部は、挿入方向に沿って延びる帯状であり、
    前記固定部材は、前記延伸本体部から前記支持体側に向けて立設され、挿入方向に沿って延びる延設壁部(33)、をさらに有し、
    前記支持体は、前記延設壁部に沿った挿入方向への相対変位により、前記延伸本体部及び前記挟持爪部に挟持され、
    前記延設壁部は、前記延伸本体部の幅方向において前記支持体よりも外側に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液面検出モジュール。
  5. 前記支持体は、前記延伸本体部に支持される支持底壁部(41)、及び前記支持底壁部の周縁部分(42)から前記回転体側に向けて立設される周壁部(43)、を有し、
    前記回転体の回転軸線(RAL)に沿う方向において、前記立設壁部の立設方向の頂上部分(38)は、前記周壁部の立設方向の頂上部分(44)よりも、前記回転体から離間していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液面検出モジュール。
  6. 前記支持体は、前記延伸本体部に沿った挿入方向への相対変位により、前記延伸本体部及び前記挟持爪部に挟持され、
    前記固定部材は、前記支持体と接触することにより、挿入方向とは反対の方向への当該支持体の相対変位を規制する規制部(35)、をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液面検出モジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の液面検出モジュールに用いられる固定部材。
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