JP2013177019A - 熱媒体加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングを樹脂で作製しても、必要な強度を確保できるとともに、耐振性に優れる熱媒耐加熱装置を提供することを目的とする。
【解決手段】PTCヒータ18と、熱交換器要素を収容するハウジング11と、を備え、ハウジングは11、外部に固定される側の下部ハウジング11bと、下部ハウジング11bに対してねじ止めされる上部ハウジング11aと、からなり、下部ハウジング11bと上部ハウジング11aは、各々、ねじ止めされる複数の箇所にねじ止め用の鍔113,117が形成され、上部ハウジング11aには、対向するねじ止め用の鍔117を繋ぎ、二本が一対をなす114c,114cが形成されている、
ことを特徴とする熱媒体加熱装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを用いて熱媒体を加熱する装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド車などに適用される車両用空調装置において、暖房用の熱源となる非加熱媒体を加熱する熱媒体加熱装置として、正特性サーミスタ素子(Positive Temperature Coefficient,以下、PTC素子)を発熱要素として用いるPTCヒータが知られている。PTCヒータは、温度の上昇とともに抵抗値が上昇し、これによって消費電流が制御されるとともに温度上昇が緩やかになり、その後、消費電流及び発熱部の温度が飽和領域に達して安定するものであり、自己温度制御特性を備えている。
PTCヒータを用いた熱媒体加熱装置として、例えば、特許文献1、2に開示されるものが知られている。これらはいずれも、内部を熱媒体が流れるチューブにPTCヒータを密着させるものであり、加熱される熱媒体をチューブに運ぶ入口配管及び加熱された熱媒体をチューブから外部に向けて運ぶ出口配管が、チューブを含む熱交換器要素と一体的に組み付けられている。そして、この形態は、ハウジング内にチューブを含む熱交換器要素を収納するとともに、所定の間隔を設けて配置されている入口配管及び出口配管がハウジングを貫通し、かつその周囲がハウジングに封止されている。熱交換要素から漏れた熱媒体が外部に漏れるのを阻止するためである。
特開2009−142000号公報 特許第4052197号公報
特許文献1、2に開示される熱媒体加熱装置は、チューブを含む熱交換器要素と一体化された入口配管及び出口配管の周囲がハウジングに密に封止されている。したがって、PTCヒータにより熱交換器要素が加熱され膨張すると、入口配管及び出口配管はその間隔が拡がるように位置が移動する。通常、ハウジングは、PTCヒータと離間しているので、PTCヒータによる熱の影響を受けにくい。そのために、ハウジングに入口配管及び出口配管が干渉し、ハウジングを破損するおそれがある。特に、重量低減、コスト削減の観点から、樹脂でハウジングを形成すると、一般的にアルミニウム合金から形成される入口配管及び出口配管に比べてハウジングの強度が低いので、破損するおそれがある。また、熱媒体加熱装置は、車両に固定されるため、車両の振動の影響を受ける。この振動も加わって、破損のおそれを助長する。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、ハウジングを樹脂で作製しても、必要な強度を確保できるとともに、耐振性に優れる熱媒耐加熱装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の熱媒体加熱装置は、PTCヒータと、熱交換器要素を収容するハウジングと、を備え、ハウジングは、外部に固定される側の第1ハウジングと、第1ハウジングとねじ止めにより互いに締結される第2ハウジングと、からなり、第1ハウジング及び第2ハウジングは、各々、ねじ止めされる複数の箇所にねじ止め用鍔が形成され、第2ハウジングには、対向するねじ止め用鍔を繋ぎ、二本が一対をなす第1リブが形成されている、ことを特徴とする。
また本発明の第2ハウジングは、第1リブと交差し、対向する他のねじ止め用鍔を繋ぐ第2リブが形成されていることが好ましい。
本発明によると、第2ハウジングに上述した第1リブが形成されているため、第2ハウジングの強度を向上できるとともに、耐振性に優れる熱媒体加熱装置が提供される。
本実施の形態における熱媒体加熱装置の分解斜視図である。 図1に示す熱媒体加熱装置を示し、(A)は平面図、(B)は側縦面図である。 図1に示す熱媒体加熱装置に適用する扁平状の熱交換チューブを示し、(A)は縦断面図、(B)は平面図、(C)は(B)の3C−3C断面図である。 図1に示す熱媒耐加熱装置の上部ハウジングを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
本実施形態に係る熱媒体加熱装置10(熱交換器)は、図1〜図4に示されるように、制御基板13と、電極板14(図2(B)参照)と、IGBT等からなる複数個の半導体スイッチング素子12(図2(B)参照)と、熱交押え部材16と、複数枚(例えば、3枚)の扁平状の熱交換用のチューブ17と、複数組のPTC素子(Positive Temperature Coefficient)18a(図2(B)参照)と、これら制御基板13、電極板14、半導体スイッチング素子12、積層されたチューブ17(熱交換用管体)、および熱交押え部材16等を収容するハウジング11と、を備えている。
なお、電極板14、PTC素子18aおよび絶縁体(図示せず)等により、複数組のPTCヒータ18が構成される。
<ハウジング>
ハウジング11は、上半部と下半部とに2分割された構成になっており、上半部を構成する上部ハウジング11a(第2ハウジング,図2(B),図4参照)と、下半部を構成する下部ハウジング11b(第1ハウジング)とを備えている。また、上部ハウジング11aおよび下部ハウジング11bの内部には、下部ハウジング11bの上方から下部ハウジング11bの開口部11cに上部ハウジング11aを載置することによって、制御基板13、半導体スイッチング素子12、電極板14、熱交押え部材16、積層された複数枚のチューブ17、および複数組のPTCヒータ18等を収容する空間が形成されるようになっている。下部ハウジング11b側が、例えば車両に固定される。
上部ハウジング11aは、図4に示すように、天板111と、天板111の周囲から垂下する側壁112と、側壁112の先端(図では下端)に外側に向けて突出するボルト固定用の鍔113と、側壁112の先端の全周囲に設けられるフランジ115と、を備える。鍔113は、図4に示すように、複数個所(本実施形態では8箇所)に設けられている。上部ハウジング11aは、ハウジング11の内部空間に収容されるチューブ17を形成しているアルミニウム合金と線膨張係数ができるだけ近い樹脂材料(例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene Terephthalate))により形成されており、ハウジング11の軽量化、低コスト化に寄与する。
上部ハウジング11aは、天板111及び側壁112の外周面に複数のリブ114a〜114cが形成されている。リブ114a〜114cは、その終端(両端)が鍔113,113に繋がっており、対向する側壁112に設けられる一対の鍔113,113を繋ぐように形成されている。天板111の長手方向に沿って形成されるリブ114a、及び、天板111の長手方向と直行する幅方向に沿って形成される真ん中のリブ114bは、一対の鍔113,113について一本のみ形成されている。これに対して、リブ114bの両側に形成されるリブ114c,114cは、二本が対となって形成されている。これは、当該鍔113,113が、他よりも大きいことに対応している。
下部ハウジング11bの下面には、積層された3枚のチューブ17に導入される熱媒体を導くための熱媒体入口路11dおよびチューブ17内を流通した熱媒体を導出するための熱媒体出口路11eが一体的に形成されている。
下部ハウジング11bも上部ハウジング11aと同様の樹脂材料により作製することができるし、チューブ17と同様にアルミニウム合金で作製することができる。
また、下部ハウジング11bの下面には、電源ハーネス27およびLVハーネス28の先端部を貫通するための電源ハーネス用孔11fおよびLVハーネス用孔11g(図2(A)参照)が開口されている。電源ハーネス27は、制御基板13および半導体スイッチング素子12を介してPTCヒータ18に電力を供給するものであり、先端部が二股状に分岐され、制御基板13に設けられている2つの電源ハーネス用端子台13cに電源ハーネス接続用ネジ13bによってネジ止めされる。また、LVハーネス28は、制御基板13に制御用の信号を送信するものであり、その先端部は、制御基板13にコネクタ接続可能とされている。
下部ハウジング11bの上端縁には、上部ハウジング11aのフランジ115と突き合わされるフランジ116が形成されている。また、下部ハウジング11bの周囲には、上部ハウジング11aの鍔113に対応する鍔117が形成されている。
上部フランジ11aと下部フランジ11bは、フランジ115とフランジ116が突き合わされ、鍔113と鍔117を貫通する図示しないボルトとナットにより締結されることで、内部が封止される。
<半導体スイッチング素子12および制御基板13>
半導体スイッチング素子12および制御基板13は、上位制御装置(例えば、ECU(Engine Control Unit)からの指示に基づいて複数組のPTCヒータ18に対する通電制
御を行う制御系を構成するものであり、IGBT等の複数個の半導体スイッチング素子12を介して複数組のPTCヒータ18に対する通電状態が切替えできるように構成されている。そしてこの複数組のPTCヒータ18をその両面側から挟み込むように複数枚のチューブ17が積層されている。
<チューブ17>
チューブ17は、アルミニウム合金製であり、図3(A)に示されるように、例えば3枚のチューブ17が互いに平行になるように積層されている。この3枚のチューブ17は、下段、中段および上段のチューブ17c、17b、17aの順に積層される。各チューブ17a、17b、17cの扁平チューブ部20の内部には、図3(C)に示されるように、コルゲート状のインナーフィン21が形成されている。これによって、各チューブ17a、17b、17cには、その軸方向に連通している複数の熱媒体流通路が形成されることとなる。
各チューブ17a、17b、17cは、図3に示されるように、扁平チューブ部20と、その両端に成形されている熱媒体と供給する入口ヘッダ22および熱媒体が導出される出口ヘッダ23と、積層された入口ヘッダ22間および出口ヘッダ23間に設けられるシール状の液状ガスケット(シール材)26と、を備えている。各チューブ17a、17b、17cは、図2(B)に示されるように、PTCヒータ18を挟んでその両面側に設けられる電極板14を両側から挟みこむように互いに平行に積層されている。
また、各チューブ17a、17b、17cは、平面視した場合、軸方向(図3(B)において左右方向)に長い扁平状を呈している。このチューブ17a、17b、17cは、扁平方向、すなわち、軸方向と直交する厚さ方向(図3(B)において上下方向)に幅広となっている。各チューブ17a、17b、17cの軸方向の両端部、すなわち、扁平チューブ部20の両端部には、入口ヘッダ22と出口ヘッダ23とが設けられており、入口ヘッダ22および出口ヘッダ23の中心部には、それぞれ連通孔24、25が設けられている。
また、各チューブ17a、17b、17cを、上記のように積層することによって、上段のチューブ17a、中段のチューブ17bおよび下段のチューブ17の各連通孔24、25が連通され、入口ヘッダ22同士および出口ヘッダ23同士が互いに連通されるとともに、各連通孔24、25の周囲が液状ガスケット(シール材)26によって密封状態にシールされるようになっている。
チューブ17の入口ヘッダ22には入口配管22aが接続され、また、出口ヘッダ23には出口配管23aが接続されている。入口ヘッダ22と入口配管22aの境界、出口ヘッダ23と出口配管23aの境界から、熱媒体が容易に漏れないように接続方法が選択されるべきであるが、本実施形態では管端部にフランジ22b、23bを形成することで、かしめにより接合している。
チューブ17が下部ハウジング11bの所定位置に配置されると、入口配管22aは熱媒体入口路11dの内部に嵌挿され、また、出口配管23aは熱媒体出口路11eの内部に嵌挿される。
入口配管22a(フランジ22b)と下部ハウジング11bの間、及び、出口配管23a(フランジ23b)と下部ハウジング11bの間には、図示しないOリングが設けられているので、入口ヘッダ22と入口配管22aの境界、あるいは、出口ヘッダ23と出口配管23aの境界から、熱媒体が漏れても、ハウジング11外への漏洩が阻止される。
以上のように、入口配管22a及び出口配管23aは、下部ハウジング11bにより、その周囲が封止されている。
熱媒体入口路11d(入口配管22a)から導かれた熱媒体は、各入口ヘッダ22から各チューブ17a、17b、17cの扁平チューブ部20内へと供給される。この熱媒体は、扁平チューブ部20内を流通する過程でPTCヒータ18により昇温される。この熱媒体は、各出口ヘッダ23に流出し、熱媒体出口路11e(出口配管23a)を経て熱媒体加熱装置10の外部へと導出されるようになっている。
<電極板14>
また、電極板14は、PTC素子18aに電力を供給するものであり、平面視において、矩形状を呈するアルミニウム合金製の板材とされている。電極板14は、図2(B)に示されるように、PTC素子18aを挟んでその両面に、PTC素子18aの上面に接するように一枚、また、PTC素子18aの下面に接するように一枚がそれぞれ積層されている。これら2枚の電極板14によって、PTC素子18aの上面と、PTC素子18aの下面とが挟み込まれるようになっている。
さらに、PTC素子18aの上面側に位置する電極板14は、その上面がチューブ17の下面に接するように配置され、PTC素子18aの下面側に位置する電極板14は、その下面がチューブ17の上面に接するように配置されている。本実施形態の場合には、電極板14は、下段のチューブ17cと中段のチューブ17bとの間、中段のチューブ17bと上段のチューブ17aとの間に各々2枚、合計4枚が配置されている。
4枚の各電極板14は、各チューブ17a、17b、17cと略同形とされている。各電極板14は、その長辺側に1つの端子14aが設けられている。電極板14に設けられている端子14aは、各電極板14を積層させた場合に重なることなく、電極板14の長辺に沿って位置している。各端子14aは、上方に突出するように設けられ、制御基板13に設けられている端子13aに端子接続用ネジ14bを介して接続されるようになっている。
<基板サブアッセンブリ15>
基板サブアッセンブリ15は、制御基板13と熱交押え部材16とを互いに平行に配設し、熱交押え部材16の上面に設置されているIGBT等の複数個の半導体スイッチング素子12を間に挟み込んでいるものである。制御基板13と熱交押え部材16は、例えば4本の基板サブアッセンブリ接続用ネジ15aで固定されており、これによって、基板サブアッセンブリ15は、一体化されている。
基板サブアッセンブリ15を構成している制御基板13には、各電極板14に直列に配列されている4つの端子14aに対応して、その一辺の下面に直列に4つの端子13aが配列されている。また、4つの端子13aと両端側に直列に並ぶように、電源ハーネス27の2分岐されている先端部と接続される2つの電源ハーネス用端子台13cが設けられている。
図2(B)に示すように、IGBT等からなる半導体スイッチング素子12は、略長方形状に樹脂成形されたトランジスタである。この半導体スイッチング素子12は、作動することによって熱を生じる発熱素子であり、熱交押え部材16の上面であって、上段のチューブ17aの入口ヘッダ22近傍に接続用ネジ12aを介してねじ止めされ熱交押え部材16をヒートシンクとして冷却されるようになっている。
基板サブアッセンブリ15を構成している熱交押え部材16は、平面視した際に扁平状のアルミニウム合金製板材とされている。この熱交押え部材16は、制御基板13よりも軸方向(図2(A)の左右方向)に大きくされたものであり、各チューブ17a、17b、17cを覆うことができる大きさとされている。制御基板13よりも軸方向に大きくなっている熱交押え部材16には、該熱交押え部材16を下部ハウジング11bに固定する基板サブアッセンブリ固定用ネジ15b(図2(A)参照)が貫通可能な孔(図示せず)が4箇所に設けられている。
基板サブアッセンブリ15は、積層された上段のチューブ17aの上方に載置されている。すなわち、基板サブアッセンブリ15は、熱交押え部材16の下面が上段のチューブ17aの上面に接するようにして配置されている。この基板サブアッセンブリ15は、熱交押え部材16を4本の基板サブアッセンブリ固定用ネジ15bを介して下部ハウジング11bにネジ止めすることにより、熱交押え部材16の下面と下部ハウジング11bの内底面との間で積層された3枚のチューブ17a、17b、17cおよびその間に挟まれている2枚のPTCヒータ18を挟みこんでいる。
このように、基板サブアッセンブリ15を下部ハウジング11bにネジ止め固定することにより、下部ハウジング11bの内底面方向に積層された3枚のチューブ17a、17b、17cおよびその間に挟まれている2枚のPTCヒータ18が押圧付勢されるようになっている。また、基板サブアッセンブリ15を構成している熱交押え部材16は、アルミニウム合金製板材であるため、チューブ17a、17b、17c内を流れる熱媒体の冷熱を介して、熱交押え部材16上に設置されているIGBT等の半導体スイッチング素子12を冷却するヒートシンクとして用いられるようになっている。
<効果>
さて、以上の構成を有する熱媒体加熱装置10において、上部ハウジング11aは、その外周面にリブ114を設けている。したがって、上部ハウジング11aは。樹脂で作製されているか、リブ114を設けることにより上部ハウジング11aの剛性が高くなるので、強度面の懸念が解消される。ここで、上部ハウジング11aの鍔113と下部ハウジング11bの鍔117とをボルトBで締結すると、ハウジング11に外力が加わったときに、ボルトBを介して応力が伝播する。したがって、ボルトBが係止される鍔113,113を繋ぐようにリブ114を設けることにより、この応力の伝播を軽減できる。特に、二本が対になっているリブ114cを、相対的に大きな鍔113,113、つまり大きな応力が生じうる箇所に設けることで、応力を効果的に分散させることができる。また、本実施形態においては、リブ114(114a〜114c)を、上部ハウジング11aの長手方向及び幅方向の両方向に沿って形成することで、リブ114同士が交差しているので、上部ハウジング11a(天板111)の平面方向の強度が確保される。
また、リブ114は、強度のみならず、熱媒体加熱装置10に振動が加わったときに、上部ハウジング11aの剛性を向上させることにより、耐振性を向上させる。特に、二本が対になっているリブ114cは、その間に生じた振動を閉じ込めることで、リブ114cよりも外側への伝播を抑制できる。
以上説明した熱媒体加熱装置10はあくまで一例であり、本発明では少なくとも以下に説明する変更を加えることができる。
例えば、図示されたリブ114の幅、高さは一例にすぎず、上部ハウジング11aのサイズ、構成する樹脂材料の強度などの仕様によって適宜設定されるべきである。
また、上部ハウジング11aにのみリブ114を設けた例を示したが、下部ハウジング11bに同様のリブを設けることもできる。ただし、下部ハウジング11bをアルミニウム合金で作製した場合にはリブを設ける必要性は低い。また、下部ハウジング11bは、車両に固定される側であり、車両の振動は下部ハウジング11bを介して上部ハウジング11aに伝播されるので、上部ハウジング11aに比べて下部ハウジング11bは強度向上の要請が小さい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 熱媒体加熱装置
11 ハウジング
11a 上部ハウジング
11b 下部ハウジング
11c 開口部
11d 熱媒体入口路
11e 熱媒体出口路
12 半導体スイッチング素子
12a 接続用ネジ
13 制御基板
13a 端子
13b 電源ハーネス接続用ネジ
13c 電源ハーネス用端子台
14 電極板
14a 端子
14b 端子接続用ネジ
15 基板サブアッセンブリ
15a 基板サブアッセンブリ接続用ネジ
15b 基板サブアッセンブリ固定用ネジ
16 部材
17,17a,17c チューブ
18 PTCヒータ
18a PTC素子
20 扁平チューブ部
21 インナーフィン
22 入口ヘッダ
22a 入口配管
22b フランジ
23 出口ヘッダ
23a 出口配管
23b フランジ
111 天板
112 側壁
113,117 鍔
114a,114b,114c リブ
115,116 フランジ

Claims (2)

  1. PTCヒータと、熱交換器要素を収容するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、外部に固定される側の第1ハウジングと、前記第1ハウジングに対してねじ止めされる第2ハウジングと、からなり、
    前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングは、各々、前記ねじ止めされる複数の箇所にねじ止め用鍔が形成され、
    前記第2ハウジングには、対向する前記ねじ止め用鍔を繋ぎ、二本が一対をなす第1リブが形成されている、
    ことを特徴とする熱媒体加熱装置。
  2. 前記第2ハウジングは、
    前記第1リブと交差し、対向する他の前記ねじ止め用鍔を繋ぐ第2リブが形成される、
    請求項1に記載の熱媒体加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019018705A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 本田技研工業株式会社 車両用空調装置

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