JP2013175897A - 画像処理装置及び固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キズの影響による画質の低下を抑制可能とし、効果的なハイダイナミックレンジ合成を可能とする画像処理装置及び固体撮像装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、画像処理装置は、ハイダイナミックレンジ合成回路13を有する。ハイダイナミックレンジ合成回路13は、補間処理部25及びキズ補正部24を有する。補間処理部25は、対象画素とする第1画素について、その近傍に位置する周辺画素である第2画素からの第2画像信号を使用する補間処理を実施する。補間処理部25は、対象画素とする第2画素について、その近傍に位置する周辺画素である第1画素からの第1画像信号を使用する補間処理を実施する。キズ補正部24は、補間処理部25での補間処理に使用する、対象画素及び周辺画素についての第1画像信号及び第2画像信号に対するキズ補正を実施する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置及び固体撮像装置に関する。
ハイダイナミックレンジ(high dynamic range;HDR)合成は、通常の撮影に比べて幅広いダイナミックレンジを表現するための撮影技法として知られている。HDR合成の手法としては、例えば、互いに露光量(電荷蓄積時間)を異ならせて取得された二以上の画像を合成するものがある。この手法によると、イメージセンサによる出力周期に対して、合成画像のフレームレートに遅れが生じることとなる。このため、特に動画を撮影する場合に、被写体像のブレ(モーションブラー)が生じ易くなることが課題となる。
また、HDR合成の他の手法として、例えば、互いに電荷蓄積時間を異ならせた二つのラインを一組とし、電荷蓄積時間が異なる画素同士の信号電荷を組ごとに加算するものがある。この手法によると、ラインに対し垂直な方向における解像度が、通常の場合に対して実質的に半分となることから、画質を劣化させることとなる。
固体撮像装置は、正常に機能していない画素によるデジタル画像信号の欠損部分(以下、適宜「キズ」と称する)を生じさせることがある。HDR合成において、キズの影響による画質の低下を抑制可能であることが望まれる。
国際公開第2003/103275号 特許第2868915号公報
本発明の一つの実施形態は、キズの影響による画質の低下を抑制可能とし、効果的なハイダイナミックレンジ合成を可能とする画像処理装置及び固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、画像処理装置は、ハイダイナミックレンジ合成回路を有する。ハイダイナミックレンジ合成回路は、第1画像信号と第2画像信号とを合成する。第1画像信号は、第1電荷蓄積期間における第1画素への入射光量に応じた画像信号である。第2画像信号は、第2電荷蓄積期間における第2画素への入射光量に応じた画像信号である。第2電荷蓄積期間は、第1電荷蓄積期間より短い。ハイダイナミックレンジ合成回路は、信号レベル調整部、補間処理部及びキズ補正部を有する。信号レベル調整部は、第1電荷蓄積期間と第2電荷蓄積期間との比に応じて、第2画像信号の信号レベルを調整する。補間処理部は、第1画像信号と、信号レベル調整部での信号レベルの調整を経た第2画像信号と、が入力される。補間処理部は、対象画素とする第1画素について、その近傍に位置する周辺画素である第2画素からの第2画像信号を使用する補間処理を実施する。補間処理部は、対象画素とする第2画素について、その近傍に位置する周辺画素である第1画素からの第1画像信号を使用する補間処理を実施する。キズ補正部は、補間処理部での補間処理に使用する、対象画素及び周辺画素についての第1画像信号及び第2画像信号に対するキズ補正を実施する。
第1の実施形態にかかる固体撮像装置の概略構成を示すブロック図。 図1に示す固体撮像装置を備えるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図。 イメージセンサにおける画素の配列について説明する図。 HDR合成回路の構成を示すブロック図。 長時間露光画素及び短時間露光画素の出力特性と、HDR合成回路による画像信号の合成について説明する図。 ゲイン調整回路の構成を示すブロック図。 水平遅延線の構成を示すブロック図。 水平遅延線における同時刻化の対象とする画素について説明する図。 キズ補正部の構成を示すブロック図。 ソート回路の構成を示すブロック図。 補間処理部及び伸張処理部の構成を示すブロック図。 長時間露光画素に対する補間処理について説明する概念図。 短時間露光画素に対する補間処理について説明する概念図。 第2の実施形態にかかる固体撮像装置に適用されるHDR合成回路のうち、ソート回路における処理について説明するブロック図(その1)。 第2の実施形態にかかる固体撮像装置に適用されるHDR合成回路のうち、ソート回路における処理について説明するブロック図(その2)。 第2の実施形態にかかる固体撮像装置に適用されるHDR合成回路のうち、ソート回路における処理について説明するブロック図(その3)。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる画像処理装置及び固体撮像装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す固体撮像装置を備えるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、カメラモジュール2及び後段処理部3を有する。カメラモジュール2は、撮像光学系4及び固体撮像装置5を有する。後段処理部3は、イメージシグナルプロセッサ(image signal processor;ISP)6、記憶部7及び表示部8を有する。カメラモジュール2は、デジタルカメラ1以外に、例えばカメラ付き携帯端末等の電子機器に適用される。
撮像光学系4は、被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる。固体撮像装置5は、被写体像を撮像する。ISP6は、固体撮像装置5での撮像により得られた画像信号の信号処理を実施する。記憶部7は、ISP6での信号処理を経た画像を格納する。記憶部7は、ユーザの操作等に応じて、表示部8へ画像信号を出力する。表示部8は、ISP6あるいは記憶部7から入力される画像信号に応じて、画像を表示する。表示部8は、例えば、液晶ディスプレイである。
固体撮像装置5は、例えば、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)イメージセンサである。固体撮像装置5は、CMOSイメージセンサの他、CCD(charge coupled device)であっても良い。固体撮像装置5は、イメージセンサ10、アナログデジタル変換器(ADC)11、信号処理回路12及びインタフェース(I/F)14を有する。
イメージセンサ10は、撮像光学系4により取り込まれた光をフォトダイオードにより信号電荷に変換し、被写体像を撮像する。イメージセンサ10は、RGBの信号値をベイヤー配列に対応する順序で取り込むことにより、アナログ画像信号を生成する。ADC11は、イメージセンサ10からの画像信号をアナログ方式からデジタル方式へ変換する。
画像処理装置である信号処理回路12は、ADC11から入力されたデジタル画像信号に対し、種々の信号処理を実施する。信号処理回路12は、ハイダイナミックレンジ(HDR)合成回路13を有する。HDR合成回路13は、信号処理回路12へ入力されたデジタル画像信号に対し、HDR合成を実施する。信号処理回路12は、HDR合成回路13によるHDR合成の他、例えば、キズ補正、ノイズリダクション、シェーディング補正、ホワイトバランス調整等の信号処理を実施する。
I/F14は、信号処理回路12での信号処理を経た画像信号を出力する。I/F14は、シリアル入力からパラレル出力への変換や、パラレル入力からシリアル出力への変換を行うこととしても良い。
図3は、イメージセンサにおける画素の配列について説明する図である。イメージセンサ10に設けられた画素アレイ17は、Gr、R、Gb、Bの4画素がベイヤー配列として配置されている。R画素は、R光を検出する。B画素は、B光を検出する。Gr画素及びGb画素は、G光を検出する。Gr画素は、水平ラインにてR画素と並列している。Gb画素は、水平ラインにてB画素と並列している。
画素アレイ17は、Gr/RラインとB/Gbラインとの2本の水平ラインからなるラインエリアごとに、電荷蓄積期間を交互に異ならせている。長時間露光ラインエリア(第1ラインエリア)15の電荷蓄積期間である第1電荷蓄積期間は、短時間露光ラインエリア(第2ラインエリア)16の電荷蓄積期間である第2電荷蓄積期間より長い。
長時間露光ラインエリア15は、第1画素である長時間露光画素からなる2本の水平ラインにより構成されている。短時間露光ラインエリア16は、第2画素である短時間露光画素からなる2本の水平ラインにより構成されている。長時間露光ラインエリア15及び短時間露光ラインエリア16は、垂直方向において交互に配置されている。
イメージセンサ10は、第1電荷蓄積期間における長時間露光画素への入射光量に応じた第1画像信号と、第2電荷蓄積期間における短時間露光画素への入射光量に応じた第2画像信号とを出力する。HDR合成回路13は、信号処理回路12へ入力された第1画像信号及び第2画像信号を合成する。
図4は、HDR合成回路の構成を示すブロック図である。HDR合成回路13は、ラインメモリ(4H)21、信号レベル調整部22、水平遅延線23、キズ補正部24、補間処理部25及び伸張処理部26を有する。
ラインメモリ21は、HDR合成回路13へ入力された4ライン分のデジタル画像信号を保持する。信号レベル調整部22は、画像信号の信号レベルを調整する。水平遅延線23は、画像信号に水平方向における遅延を施す。キズ補正部24は、水平遅延線23からの画像信号に対するキズ補正を実施する。補間処理部25は、画像信号の補間処理を実施する。伸張処理部26は、画像信号の伸張処理を実施する。
図5は、長時間露光画素及び短時間露光画素の出力特性と、HDR合成回路による画像信号の合成について説明する図である。長時間露光画素は、入射光量が所定の飽和光量より大きくなると、光電変換により発生する信号電荷がフォトダイオードの蓄積容量に達する。
図5の上段に示すグラフにおいて、長時間露光画素から出力される信号レベルを実線、短時間露光画素から出力される信号レベルを破線として表す。入射光量が飽和光量以下である場合、長時間露光画素から出力される信号レベルは、入射光量の増加に比例して高くなる。短時間露光画素から出力される信号レベルは、入射光量が長時間露光画素における飽和光量より大きい場合も、入射光量の増加に比例して高くなる。
信号レベル調整部22は、長時間露光画素と短時間露光画素とで出力レベルを一致させるために、短時間露光画素で得られた第2画像信号に所定のゲインを乗算する。ゲインは、長時間露光画素の第1電荷蓄積期間と短時間露光画素の第2電荷蓄積期間との比である露光比に対応する。
補間処理部25は、長時間露光画素で得られた第1画像信号と、短時間露光画素で得られ信号レベル調整部22での調整を経た第2画像信号との加算を実施する。図5の中段に示すグラフにおいて、補間処理部25での加算を経た信号レベルを実線として表す。
補間処理部25での加算を経た信号レベルは、入射光量に対する変化量が飽和光量の前後で異なる特性を示す(knee特性)。伸張処理部26は、補間処理部25での補間処理により、飽和光量に対応する出力飽和レベルを超過した信号レベル分についての伸張処理を実施する(knee伸張)。これにより、HDR合成回路13は、飽和光量の前後において近い線形特性を持つHDR合成信号を得る。図5の下段に示すグラフにおいて、伸張処理部26での伸張処理を経た信号レベルを実線として表す。
図4に示すように、信号レベル調整部22には、ラインメモリ21に保持された4本の水平ライン(ラインL1〜L4とする)と、ラインメモリ21で保持される直前の1本の水平ライン(ラインL0とする)とのうち、同色画素からの画像信号を含む3本のラインL0、L2及びL4が入力される。
信号レベル調整部22は、入力される各ラインに対応して、3つのゲイン調整回路27を有する。ゲイン調整回路27は、3本の水平ラインのうち短時間露光ラインエリア16(図3参照)からの第2画像信号に対し、露光比の乗算によるゲイン調整を実施する。
ライン識別カウント20は、3本の水平ラインのうち中央のラインL2が長時間露光ラインエリア15からの第1画像信号及び短時間露光ラインエリア16からの第2画像信号のいずれであるかを表す信号である。例えば、ラインL2が第1画像信号であるときのライン識別カウント20は「1」、ラインL2が第2画像信号であるときのライン識別カウント20は「0」であるものとする。
信号レベル調整部22のうち、ラインL2が入力されるゲイン調整回路27には、反転(NOT)を経たライン識別カウント20が入力される。ラインL2以外のラインL0及びL4が入力されるゲイン調整回路27には、ライン識別カウント20が反転を経ず入力される。
図6は、ゲイン調整回路の構成を示すブロック図である。減算器31は、入力されたラインから所定の黒レベル(例えば64LSB)を差し引く。乗算器32は、減算器31からの出力に露光比(EXP_RATIO)を乗算する。
セレクタ33は、ゲイン調整回路27へ入力されたライン識別カウント20を選択制御入力信号として、乗算器32からの信号と減算器31からの信号とのいずれかを選択する。選択制御入力信号「1」に対し、セレクタ33は、乗算器32によるEXP_RATIOの乗算を経た信号35を選択する。選択制御入力信号「0」に対し、セレクタ33は、EXP_RATIOの乗算前の信号36を選択する。加算器34は、セレクタ33による選択結果と、黒レベルとを加算する。ゲイン調整回路27は、加算器34による加算結果を出力する。
ラインL2が長時間露光ラインエリア15からの第1画像信号であるとき、HDR合成回路13には、ライン識別カウント20として「1」が入力される。ラインL0及びL4は、いずれも短時間露光ラインエリア16からの第2画像信号となる。
この場合、ラインL2についてのゲイン調整回路27へは、「1」から「0」へ反転されたライン識別カウント20が入力される。ラインL2についてのゲイン調整回路27において、セレクタ33は、EXP_RATIOの乗算前の信号36を選択する。ラインL0についてのゲイン調整回路27及びラインL4についてのゲイン調整回路27へは、「1」のままのライン識別カウント20が入力される。ラインL0についてのゲイン調整回路27及びラインL4についてのゲイン調整回路27において、セレクタ33は、EXP_RATIOの乗算を経た信号35を選択する。
ラインL2が短時間露光ラインエリア16からの第2画像信号であるとき、HDR合成回路13には、ライン識別カウント20として「0」が入力される。ラインL0及びL4は、いずれも長時間露光ラインエリア15からの第1画像信号となる。
この場合、ラインL2についてのゲイン調整回路27へは、「0」から「1」へ反転されたライン識別カウント20が入力される。ラインL2についてのゲイン調整回路27において、セレクタ33は、EXP_RATIOの乗算を経た信号35を選択する。ラインL0についてのゲイン調整回路27及びラインL4についてのゲイン調整回路27において、セレクタ33は、EXP_RATIOの乗算前の信号36を選択する。
これにより、信号レベル調整部22は、第1及び第2画像信号のうち、第2画像信号に対し選択的に露光比を乗算し、長時間露光画素の出力レベルに短時間露光画素の出力レベルを一致させる。例えば、イメージセンサ10から出力される画像信号が10ビットであって、EXP_RATIOを16倍とした場合、合成画像についての出力ビット数として14ビットを得ることが可能となる。
図7は、水平遅延線の構成を示すブロック図である。フリップフロップ(FF)は、画素ごとの信号を保持する。水平遅延線23は、ラインL0、L2及びL4のそれぞれについて4画素の信号を保持し、水平方向の遅延を施す。
図8は、水平遅延線における同時刻化の対象とする画素について説明する図である。水平遅延線23は、HDR合成の対象である対象画素の信号と、8個の周辺画素の信号とを同時刻化する。周辺画素は、対象画素を中心とする5×5の画素ブロックに含まれる画素であって、対象画素と同色用の画素とする。
図示する例では、画素P23は、ラインL2にて並列する5つの画素の中央に位置する対象画素である。画素P41、P43、P45、P21、P25、P01、P03及びP05は、画素P23を対象画素とした場合の周辺画素である。D41、D43、D45、D21、D23、D25、D01、D03及びD05は、それぞれ画素P41、P43、P45、P21、P23、P25、P01、P03及びP05の信号値とする。
キズ補正部24は、対象画素P23の信号値D23、及び2つの周辺画素P43及びP03の信号値D43及びD03に対するキズ補正を実施し、対象画素P23についての信号値DD2、周辺画素P43及びP03についての信号値DD4及びDD0を出力する。補間処理部25は、対象画素P23についての信号値(DD2)と、対象画素に対し垂直方向に位置する2つの周辺画素P43及びP03についての信号値(DD4及びDD0)を使用する補間処理を実施する。
図9は、キズ補正部の構成を示すブロック図である。キズ補正部24は、ソート回路41、乗算器42及び43、加算器44−1、44−2及び44−3、減算器45−1、45−2及び45−3、及びクリップ回路46−1、46−2、46−3、47−1、47−2及び47−3を有する。
ソート回路41は、9個の信号値D41、D43、D45、D21、D23、D25、D01、D03及びD05をレベル順に並べ替え、所定の最大値及び最小値を求める。
図10は、ソート回路の構成を示すブロック図である。ソート回路41は、複数の比較器50を有する。比較器50は、2つの入力信号In1及びIn2のレベルを比較し、レベルが大きいほうの信号(図中、矢印Lとする)とレベルが小さいほうの信号(図中、矢印Sとする)との少なくとも一方を出力する。
ソート回路41は、図8に示す画素ブロックのうち画素P23を含む中央列に対し左側の列に位置する画素P41、P21及びP01の信号値D41、D21及びD01と、右側の列に位置する画素P45、P25及びP05の信号値D45、D25及びD05とについて、最大値51及び最小値52を求める。画素ブロックのうち中央列に位置する画素P43、P23及びP03の信号値D43、D23及びD03について、2画素ずつ全ての組合せについて大小を比較する。
ソート回路41は、D43及びD23のうち大きいほうの信号値と最大値51とを比較した結果を、D0maxとして出力する。D0maxは、9個の信号値のうちD03を除く8個の信号値の最大値である。ソート回路41は、D43及びD23のうち小さいほうの信号値と最小値52とを比較した結果を、D0minとして出力する。D0minは、9個の信号値のうちD03を除く8個の信号値の最小値である。
D0maxは、画素P03についての白キズ補正に適用される。D0minは、画素P03についての黒キズ補正に適用される。白キズは、画素の機能が正常である場合に比べて高い信号レベルを示すキズとする。黒キズは、画素の機能が正常である場合に比べて低い信号レベルを示すキズとする。
ソート回路41は、D23及びD03のうち大きいほうの信号値と最大値51とを比較した結果を、D4maxとして出力する。D4maxは、9個の信号値のうちD43を除く8個の信号値の最大値である。ソート回路41は、D23及びD03のうち小さいほうの信号値と最小値52とを比較した結果を、D4minとして出力する。D4minは、9個の信号値のうちD43を除く8個の信号値の最小値である。D4maxは、画素P43についての白キズ補正に適用される。D4minは、画素P43についての黒キズ補正に適用される。
ソート回路41は、D43及びD03のうち大きいほうの信号値と最大値51とを比較した結果を、D2maxとして出力する。D2maxは、9個の信号値のうちD23を除く8個の信号値の最大値である。ソート回路41は、D43及びD03のうち小さいほうの信号値と最小値52とを比較した結果を、D2minとして出力する。D2minは、9個の信号値のうちD23を除く8個の信号値の最小値である。D2maxは、画素P23についての白キズ補正に適用される。D2minは、画素P23についての黒キズ補正に適用される。
ソート回路41は、6個の信号D0max、D0min、D4max、D4min、D2max及びD2minを出力する。乗算器42は、D0max、D4max及びD2maxに対し、予め設定された最大値用重み係数(MAX_CLIP_W)を乗算する。MAX_CLIP_Wは、例えば7ビットの信号であって、0から127の値を取り得る。乗算器43は、MAX_CLIP_Wが乗算されたD0max、D4max及びD2maxに対し、1/128を乗算する。
加算器44−1は、乗算器43によるD0maxについての乗算結果と、ソート回路41からのD0maxとを加算する。キズ補正部24は、乗算器42及び43と加算器44−1とを使用して、以下の式(1)により第1補正用クリップ値D0max’を得る。
D0max’={1+(MAX_CLIP_W)/128}D0max ・・(1)
加算器44−2は、乗算器43によるD4maxについての乗算結果と、ソート回路41からのD4maxとを加算する。キズ補正部24は、乗算器42及び43と加算器44−1とを使用して、上記の式(1)と同様に、第1補正用クリップ値D4max’を得る。
加算器44−3は、乗算器43によるD2maxについての乗算結果と、ソート回路41からのD2maxとを加算する。キズ補正部24は、乗算器42及び43と加算器44−3とを使用して、上記の式(1)と同様に、第1補正用クリップ値D2max’を得る。
MAX_CLIP_Wを1から127のいずれかとする場合、D0max’、D2max’及びD4max’は、それぞれソート回路41において求めた元のD0max、D2max及びD4maxより大きい値となる。MAX_CLIP_Wが0である場合、D0max’、D2max’及びD4max’は、それぞれD0max、D2max及びD4maxと同じ値となる。
乗算器42は、D0min、D4min及びD2minに対し、予め設定された最小値用重み係数(MIN_CLIP_W)を乗算する。MIN_CLIP_Wは、例えば7ビットの信号であって、0から127の値を取り得る。乗算器43は、MIN_CLIP_Wが乗算されたD0min、D4min及びD2minに対し、1/128を乗算する。
減算器45−1は、乗算器43によるD0minについての乗算結果を、ソート回路41からのD0minから減算する。キズ補正部24は、乗算器42及び43と減算器45−1とを使用して、以下の式(2)により第2補正用クリップ値D0min’を得る。
D0min’={1−(MIN_CLIP_W)/128}D0min ・・(2)
減算器45−2は、乗算器43によるD4minについての乗算結果を、ソート回路41からのD4minから減算する。キズ補正部24は、乗算器42及び43と減算器45−2とを使用して、上記の式(2)と同様に、第2補正用クリップ値D4min’を得る。
減算器45−3は、乗算器43によるD2minについての乗算結果を、ソート回路41からのD2minから減算する。キズ補正部24は、乗算器42及び43と減算器45−3とを使用して、上記の式(2)と同様に、第2補正用クリップ値D2min’を得る。
MIN_CLIP_Wを1から127のいずれかとする場合、D0min’、D2min’及びD4min’は、それぞれソート回路41において求めた元のD0min、D2min及びD4minより小さい値となる。MIN_CLIP_Wを0とする場合、D0min’、D2min’及びD4min’は、それぞれD0min、D2min及びD4minと同じ値となる。
クリップ回路46−1は、D4max’を使用するクリップ処理を、D43に施す。クリップ回路46−1は、キズ補正部24へ入力されたD43(In1)と加算器44−2からのD4max’(In2)とを比較する。In1>In2が成立する場合、クリップ回路46−1は、D4max’(In1)を出力する。In1>In2が成立しない場合、クリップ回路46−1は、D43(In2)を出力する。
クリップ回路47−1は、D4min’を使用するクリップ処理を、D43に施す。クリップ回路47−1は、クリップ回路46−1からの信号(In1)と減算器45−2からのD4min’(In2)とを比較する。In1>In2が成立する場合、クリップ回路47−1は、画素P43についての信号DD4として、クリップ回路46−1からの信号を出力する。In1>In2が成立しない場合、クリップ回路46−1は、DD4として、D4min’(In2)を出力する。
キズ補正部24は、D43>D4max’が成り立つ場合に、画素P43の信号値をD4max’に置き換える白キズ補正を実施する。キズ補正部24は、D43<D4min’が成り立つ場合に、画素P43の信号値をD4min’に置き換える黒キズ補正を実施する。キズ補正部24は、D43>D4max’及びD43<D4min’がいずれも成り立たない場合、画素P43の信号値をD43のままとする。
クリップ回路46−2は、D2max’を使用するクリップ処理を、D23に施す。クリップ回路46−2は、キズ補正部24へ入力されたD23(In1)と加算器44−3からのD2max’(In2)とを比較する。In1>In2が成立する場合、クリップ回路46−2は、D23(In1)を出力する。In1>In2が成立しない場合、クリップ回路46−2は、D2max’(In2)を出力する。
クリップ回路47−2は、D2min’を使用するクリップ処理を、D23に施す。クリップ回路47−2は、クリップ回路46−2からの信号(In1)と減算器45−3からのD2min’(In2)とを比較する。In1>In2が成立する場合、クリップ回路47−2は、画素P23についての信号DD2として、クリップ回路46−2からの信号を出力する。In1>In2が成立しない場合、クリップ回路46−2は、DD2として、D2min’(In2)を出力する。
キズ補正部24は、D23>D2max’が成り立つ場合に、画素P23の信号値をD2max’に置き換える白キズ補正を実施する。キズ補正部24は、D23<D2min’が成り立つ場合に、画素P23の信号値をD2min’に置き換える黒キズ補正を実施する。キズ補正部24は、D23>D2max’及びD23<D2min’がいずれも成り立たない場合、画素P23の信号値をD23のままとする。
クリップ回路46−3は、D0max’を使用するクリップ処理を、D03に施す。クリップ回路46−3は、キズ補正部24へ入力されたD03(In1)と加算器44−1からのD0max’(In2)とを比較する。In1>In2が成立する場合、クリップ回路46−3は、D03(In1)を出力する。In1>In2が成立しない場合、クリップ回路46−3は、D0max’(In2)を出力する。
クリップ回路47−3は、D0min’を使用するクリップ処理を、D03に施す。クリップ回路47−3は、クリップ回路46−3からの信号(In1)と減算器45−1からのD0min’(In2)とを比較する。In1>In2が成立する場合、クリップ回路47−3は、画素P03についての信号DD0として、クリップ回路46−3からの信号を出力する。In1>In2が成立しない場合、クリップ回路47−3は、DD0として、D0min’(In2)を出力する。
キズ補正部24は、D03>D0max’が成り立つ場合に、画素P03の信号値をD0max’に置き換える白キズ補正を実施する。キズ補正部24は、D03<D0min’が成り立つ場合に、画素P03の信号値をD0min’に置き換える黒キズ補正を実施する。キズ補正部24は、D03>D0max’及びD03<D0min’がいずれも成り立たない場合、画素P03の信号値をD03のままとする。
キズ補正部24は、ソート回路41において求めたD0max、D2max及びD4maxを基にして第1補正用クリップ値D0max’、D2max’及びD4max’を求め、クリップ処理を実施する。これにより、キズ補正部24は、MAX_CLIP_Wに応じて許容幅を持たせた白キズ補正を実施することができる。
キズ補正部24は、ソート回路41において求めたD0min、D2min及びD4minを基にして第2補正用クリップ値D0min’、D2min’及びD4min’を求め、クリップ処理を実施する。これにより、キズ補正部24は、MIN_CLIP_Wに応じて許容幅を持たせた黒キズ補正を実施することができる。
図11は、補間処理部及び伸張処理部の構成を示すブロック図である。補間処理部25には、キズ補正部24から、画素P43についての信号DD4、画素P23についての信号DD2、及び画素P03についての信号DD0が入力される。
乗算器61は、DD2を2倍にする。加算器62は、乗算器61で2倍とされたDD2と、補間処理部25へ入力されたDD4及びDD0とを加算する。乗算器63は、加算器62による加算結果を1/4倍とする。補間処理部25は、乗算器63による乗算結果を出力する。
図12は、長時間露光画素に対する補間処理について説明する概念図である。補間処理部25は、対象画素とする長時間露光画素PLに対する補間処理には、長時間露光画素PLからの第1画像信号と、長時間露光画素PLの近傍に位置する2つの短時間露光画素PS1及びPS2からの第2画像信号とを使用する。長時間露光画素PLである画素P23に対する補間処理には、画素P23についての第1画像信号であるDD2、短時間露光画素PS1及びPS2である画素P43及びP03についての第2画像信号であるDD4及びDD0を使用する。
補間処理部25は、EXP_RATIOが乗算された短時間露光画素PS1の第2画像信号、長時間露光画素PLの第1画像信号、及びEXP_RATIOが乗算された短時間露光画素PS2の第2画像信号を、1:2:1の割合で加算し、さらに1/4とする。補間処理を経て補間処理部25から出力される補間信号は、長時間露光画素PLに由来する信号成分を50%包含している。
図13は、短時間露光画素に対する補間処理について説明する概念図である。補間処理部25は、対象画素とする短時間露光画素PSに対する補間処理には、短時間露光画素PSからの第2画像信号であるDD2と、短時間露光画素PSの近傍に位置する2つの長時間露光画素PL1及びPL2からの第1画像信号であるDD4及びDD0とを使用する。長時間露光画素PL1及びPL2は、短時間露光画素PSと同色用の画素である。長時間露光画素PL1及びPL2は、それぞれ、垂直方向において1画素を介して短時間露光画素PSと並列している。
補間処理部25は、長時間露光画素PL1の第1画像信号、EXP_RATIOが乗算された短時間露光画素PSの第2画像信号、及び長時間露光画素PL2の第1画像信号を、1:2:1の割合で加算し、さらに1/4とする。補間処理を経て補間処理部25から出力される補間信号は、長時間露光画素PL1及びPL2に由来する信号成分を50%包含している。
移動する被写体を撮影する場合、固体撮像装置5は、露光時間が短いほどブレが少ない被写体像を得ることができる。長時間露光画素と短時間露光画素とでは、被写体像に生じるブレの程度に差が生じることとなる。長時間露光画素と短時間露光画素とを適用する場合、入射光量が飽和光量に達する前後で、長時間露光画素に由来する信号成分と短時間露光画素に由来する信号成分との比率が大きく変化することがある。
HDR合成回路13は、補間処理部25において、長時間露光画素に由来する信号成分と短時間露光画素に由来する信号成分とを等しく含ませる補間処理を実施する。補間処理部25は、第1画像信号と第2画像信号との比率に変化があった場合であっても、補間信号については入射光量に対する十分な連続性を確保することができる。
これにより、HDR合成回路13は、入射光量に対する信号レベルについて、飽和光量の前後における変化量の変動を抑制させるようなHDR合成を実施することができる。固体撮像装置5は、HDR合成における不用な信号レベルの変動を抑制させることで、移動する被写体を撮影する場合における偽色等の不具合を低減させる。これにより、固体撮像装置5は、高品質な画像を得ることができる。
HDR合成回路13は、補間処理部25での補間処理に信号値を使用する画素に一つでもキズが含まれている場合、補間処理によってキズの影響を拡大させることがあり得る。HDR合成回路13は、キズの影響を受けた補間信号を使用することで、画質を低下させることとなる。
本実施形態において、HDR合成回路13は、長時間露光画素及び短時間露光画素のいずれも対象として、補間処理に信号値を使用する画素のキズ補正を実施する。HDR合成回路13は、キズ補正を経た画像信号を使用する補間処理を実施することで、補間信号へのキズの影響を抑制させる。
伸張処理部26は、補間処理部25での補間処理を経た信号に対する伸張処理を実施する。比較器67は、補間処理部25から伸張処理部26へ入力された信号と所定の出力飽和レベル(例えば1023LBS)とを比較する。比較器67は、伸張処理部26へ入力された信号が出力飽和レベルより大きい場合、比較結果として例えば「1」を出力する。比較器67は、伸張処理部26へ入力された信号が出力飽和レベル以下であった場合、比較結果として例えば「0」を出力する。
減算器64は、補間処理部25から伸張処理部26へ入力された信号から出力飽和レベルを差し引く。乗算器65は、減算器64による減算結果に、伸張の倍率として2を乗算する。乗算器65は、補間処理部25における補間処理により出力飽和レベルを超過した信号レベル分に対し、伸張処理のための乗算を施す。加算器66は、乗算器65による乗算結果に出力飽和レベルを加算する。
セレクタ68は、比較器67からの比較結果を選択制御入力信号として、加算器66からの信号と伸張処理部26へ入力された信号とのいずれかを選択する。選択制御入力信号「1」に対し、セレクタ68は、乗算器65を使用する伸張処理を経て加算器66から出力される信号を選択する。選択制御入力信号「0」に対し、セレクタ68は、伸張処理前の信号を選択する。
これにより、伸張処理部26は、HDR合成により出力飽和レベルより高いレベルとなった信号を対象として、出力飽和レベルからの超過分を伸張させる処理を実施する。伸張処理部26は、セレクタ68で選択された信号を出力する。HDR合成回路13は、伸張処理部26からの信号を、合成画像信号として出力する。
HDR合成回路13は、長時間露光画素からの第1画像信号と短時間露光画素からの第2画像信号とを使用するHDR合成を実施することで、複数のフレームの画像を合成する場合に比べて、被写体像のブレを抑制させることができる。HDR合成回路13は、長時間露光ラインエリア15からの出力と短時間露光ラインエリア16からの出力との補間処理を実施することで、イメージセンサ10が持つ解像度を半減させずに合成画像を取得することができる。
以上により、HDR合成回路13は、キズの影響による画質の低下を抑制可能とし、効果的なハイダイナミックレンジ合成を実施することができる。なお、本実施形態で説明する各回路構成は、本実施形態で説明する機能を実現可能な構成であれば良く、適宜変更可能であるものとする。
(第2の実施形態)
図14から図16は、第2の実施形態にかかる固体撮像装置に適用されるHDR合成回路のうち、ソート回路における処理について説明するブロック図である。本実施形態は、ソート回路の構成以外は、第1の実施形態と同様であるものとする。
ソート回路は、複数の比較器50を使用して、9個の信号値D41、D43、D45、D21、D23、D25、D01、D03及びD05をレベル順に並べ替え、所定の最大値に次ぐ高い信号値と、所定の最小値に次ぐ低い信号値とを求める。
図14に示すように、ソート回路は、D41、D21及びD01から、L_max、L_max2、L_min2及びL_min(L_max≧L_max2≧L_min2≧L_minとする)を求める。D41、D21及びD01は、図8に示す画素ブロックのうち画素P23を含む中央列に対し左側の列に位置する画素P41、P21及びP01の信号値である。ソート回路は、D21については二重カウントとし、4つの信号値D41、D21、D21及びD01をレベル順に並べ替える。ソート回路は、D41、D21、D21及びD01を、大きいほうから順に、L_max、L_max2、L_min2及びL_minとする。
ソート回路は、D45、D25及びD05から、R_max、R_max2、R_min2及びR_min(R_max≧R_max2≧R_min2≧R_minとする)を求める。D45、D25及びD05は、画素ブロックのうち中央列に対し右側の列に位置する画素P45、P25及びP05の信号値である。ソート回路は、D25については二重カウントとし、4つの信号値D45、D25、D25及びD05をレベル順に並べ替える。ソート回路は、D45、D25、D25及びD05を、大きいほうから順に、R_max、R_max2、R_min2及びR_minとする。
例えば、ラインL4及びL0の双方に出力の飽和が生じた場合、画素ブロックのうち画像の情報が得られるのはラインL2上の画素のみとなる。ソート回路においてD21及びD25を二重カウントとすることで、キズ補正部24は、ラインL4及びL0の双方に出力の飽和が生じた場合に、1画素のキズが生じた場合と実質的に同様の扱いによるキズ補正を行うこととする。
ソート回路は、画素ブロックのうち中央列に位置する画素P43、P23及びP03の信号値D43、D23及びD03のうちの2つを、全ての組合せについて比較し、4C_HIGH、4C_LOW、2C_HIGH、2C_LOW、0C_HIGH及び0C_LOWを求める。D23及びD03のうち大きいほうを4C_HIGH、小さいほうを4C_LOWとする。D43及びD03のうち大きいほうを2C_HIGH、小さいほうを2C_LOWとする。D43及びD23のうち大きいほうを0C_HIGH、小さいほうを0C_LOWとする。
図15に示すように、ソート回路は、8個の信号値L_max、L_max2、L_min2、L_min、R_max、R_max2、R_min2及びR_minのうち、最大のLRmax、LRmaxに次いで大きいLRmax2、最小のLRmin、及びLRminに次いで小さいLRmin2を求める。
L_max>R_maxである場合、セレクタ(SEL)71は、L_max2を選択する。R_max>L_maxである場合、SEL71は、R_max2を選択する。L_min<R_minである場合、SEL72は、L_min2を選択する。R_min<L_minである場合、SEL72は、R_min2を選択する。
LRmax及びLRmax2は、D41、D21、D21、D01、D45、D25、D25及びD05のうちの最大値及びそれに次ぐ値である。LRmin及びLRmin2は、D41、D21、D21、D01、D45、D25、D25及びD05のうちの最小値及びそれに次ぐ値である。
図16に示すように、ソート回路は、LRmax、LRmax2、4C_HIGH及び4C_LOWから、D4max2を求める。LRmax>4C_HIGHである場合、SEL73は、LRmax2を選択する。4C_HIGH>LRmaxである場合、SEL73は、4C_LOWを選択する。D4max2は、10個の信号値D41、D45、D21、D21、D23、D25、D25、D01、D03及びD05のうち最大値に次ぐ大きい値である。D4max2は、画素P43についての白キズ補正に適用される。
ソート回路は、LRmin2、LRmin、4C_HIGH及び4C_LOWから、D4min2を求める。LRmin<4C_LOWである場合、SEL74は、LRmin2を選択する。4C_LOW<LRminである場合、SEL74は、4C_HIGHを選択する。D4min2は、10個の信号値D41、D45、D21、D21、D23、D25、D25、D01、D03及びD05のうち最小値に次ぐ小さい値である。D4min2は、画素P43についての黒キズ補正に適用される。
ソート回路は、LRmax、LRmax2、2C_HIGH及び2C_LOWから、D2max2を求める。LRmax>2C_HIGHである場合、SEL75は、LRmax2を選択する。2C_HIGH>LRmaxである場合、SEL75は、2C_LOWを選択する。D2max2は、10個の信号値D41、D43、D45、D21、D21、D25、D25、D01、D03及びD05のうち最大値に次ぐ大きい値である。D2max2は、画素P23についての白キズ補正に適用される。
ソート回路は、LRmin2、LRmin、2C_HIGH及び2C_LOWから、D2min2を求める。LRmin<2C_LOWである場合、SEL76は、LRmin2を選択する。2C_LOW<LRminである場合、SEL76は、2C_HIGHを選択する。D2min2は、10個の信号値D41、D43、D45、D21、D21、D25、D25、D01、D03及びD05のうち最小値に次ぐ小さい値である。D2min2は、画素P23についての黒キズ補正に適用される。
ソート回路は、LRmax、LRmax2、0C_HIGH及び0C_LOWから、D0max2を求める。LRmax>0C_HIGHである場合、SEL77は、LRmax2を選択する。0C_HIGH>LRmaxである場合、SEL77は、0C_LOWを選択する。D0max2は、10個の信号値D41、D43、D45、D21、D21、D23、D25、D25、D01及びD05のうち最大値に次ぐ大きい値である。D0max2は、画素P03についての白キズ補正に適用される。
ソート回路は、LRmin2、LRmin、0C_HIGH及び0C_LOWから、D0min2を求める。LRmin<0C_LOWである場合、SEL78は、LRmin2を選択する。0C_LOW<LRminである場合、SEL78は、0C_HIGHを選択する。D0min2は、10個の信号値D41、D43、D45、D21、D21、D23、D25、D25、D01及びD05のうち最小値に次ぐ小さい値である。D0min2は、画素P03についての黒キズ補正に適用される。
ソート回路は、6個の信号D4max2、D4min2、D2max2、D2min2、D0max2及びD0min2を出力する。キズ補正部24は、D4max2、D2max2及びD0max2を基に算出された第1補正用クリップ値を使用するクリップ処理を実施する。キズ補正部24は、D4min2、D2min2及びD0min2を基に算出された第2補正用クリップ値を使用するクリップ処理を実施する。
キズ補正部24は、D4max2、D4min2、D2max2、D2min2、D0max2及びD0min2を使用することで、2画素のキズに対処するキズ補正を実施することが可能となる。なお、本実施形態で説明する回路構成は、本実施形態で説明する機能を実現可能な構成であれば良く、適宜変更可能であるものとする。
ソート回路は、画素ブロックにおける信号値のうち最大値に次ぐ高い信号値及び最小値に次ぐ低い信号値と併せて、最大値及び最小値を出力するものとしても良い。キズ補正部24は、ソート回路からの出力を適宜選択することで、キズ補正のレベルを適宜変更可能としても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5 固体撮像装置、12 信号処理回路、13 ハイダイナミックレンジ合成回路、15 長時間露光ラインエリア、16 短時間露光ラインエリア、17 画素アレイ、22 信号レベル調整部、24 キズ補正部、25 補間処理部、26 伸張処理部。

Claims (6)

  1. 第1電荷蓄積期間における第1画素への入射光量に応じた第1画像信号と、前記第1電荷蓄積期間より短い第2電荷蓄積期間における第2画素への入射光量に応じた第2画像信号とを合成するハイダイナミックレンジ合成回路を有し、
    前記ハイダイナミックレンジ合成回路は、
    前記第1電荷蓄積期間と前記第2電荷蓄積期間との比に応じて、前記第2画像信号の信号レベルを調整する信号レベル調整部と、
    前記第1画像信号と、前記信号レベル調整部での信号レベルの調整を経た前記第2画像信号と、が入力され、対象画素とする前記第1画素について、その近傍に位置する周辺画素である前記第2画素からの前記第2画像信号を使用する補間処理を実施し、対象画素とする前記第2画素について、その近傍に位置する周辺画素である前記第1画素からの前記第1画像信号を使用する補間処理を実施する補間処理部と、
    前記補間処理部での前記補間処理に使用する、前記対象画素及び前記周辺画素についての前記第1画像信号及び前記第2画像信号に対するキズ補正を実施するキズ補正部と、を有し、
    前記キズ補正部は、前記対象画素を中心とし前記周辺画素を含む画素ブロックにおける信号値の最大値に、予め設定された最大値用重み係数による重み付けを施した第1補正用クリップ値と、前記画素ブロックにおける信号値の最小値に、予め設定された最小値用重み係数による重み付けを施した第2補正用クリップ値とを算出し、前記補間処理に使用する前記対象画素についての信号値及び前記周辺画素についての信号値に対し、前記第1補正用クリップ値を使用するクリップ処理と、前記第2補正用クリップ値を使用するクリップ処理とを実施することを特徴とする画像処理装置。
  2. 第1電荷蓄積期間における第1画素への入射光量に応じた第1画像信号と、前記第1電荷蓄積期間より短い第2電荷蓄積期間における第2画素への入射光量に応じた第2画像信号とを合成するハイダイナミックレンジ合成回路を有し、
    前記ハイダイナミックレンジ合成回路は、
    前記第1電荷蓄積期間と前記第2電荷蓄積期間との比に応じて、前記第2画像信号の信号レベルを調整する信号レベル調整部と、
    前記第1画像信号と、前記信号レベル調整部での信号レベルの調整を経た前記第2画像信号と、が入力され、対象画素とする前記第1画素について、その近傍に位置する周辺画素である前記第2画素からの前記第2画像信号を使用する補間処理を実施し、対象画素とする前記第2画素について、その近傍に位置する周辺画素である前記第1画素からの前記第1画像信号を使用する補間処理を実施する補間処理部と、
    前記補間処理部での前記補間処理に使用する、前記対象画素及び前記周辺画素についての前記第1画像信号及び前記第2画像信号に対するキズ補正を実施するキズ補正部と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記キズ補正部は、前記補間処理に使用する前記対象画素についての信号値及び前記周辺画素についての信号値に対し、前記対象画素を中心とし前記周辺画素を含む画素ブロックにおける信号値の最大値を基に算出された第1補正用クリップ値を使用するクリップ処理と、前記画素ブロックにおける信号値の最小値を基に算出された第2補正用クリップ値を使用するクリップ処理とを実施することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記キズ補正部は、前記補間処理に使用する前記対象画素についての信号値及び前記周辺画素についての信号値に対し、前記対象画素を中心とし前記周辺画素を含む画素ブロックにおける信号値のうち最大値に次ぐ高い信号値を基に算出された第1補正用クリップ値を使用するクリップ処理と、前記画素ブロックにおける信号値のうち最小値に次ぐ低い信号値を基に算出された第2補正用クリップ値を使用するクリップ処理とを実施することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記周辺画素は、前記対象画素を中心とする画素ブロックに含まれる8個の画素であって、前記対象画素と同色用の画素とすることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 第1電荷蓄積期間における入射光量を検出する第1画素と、前記第1電荷蓄積期間より短い第2電荷蓄積期間における入射光量を検出する第2画素と、を含む画素アレイと、
    前記第1画素が前記入射光量に応じて出力する第1画像信号と、前記第2画素が前記入射光量に応じて出力する第2画像信号とを合成するハイダイナミックレンジ合成回路と、を有し、
    前記画素アレイは、前記第1画素を水平方向へ並列させた第1ラインエリアと、前記第2画素を前記水平方向へ並列させた第2ラインエリアとが、垂直方向へ交互に配置され、
    前記ハイダイナミックレンジ合成回路は、
    前記第1電荷蓄積期間と前記第2電荷蓄積期間との比に応じて、前記第2画像信号の信号レベルを調整する信号レベル調整部と、
    前記第1画像信号と、前記信号レベル調整部での信号レベルの調整を経た前記第2画像信号と、が入力され、対象画素とする前記第1画素について、前記対象画素を含む前記第1ラインエリアに隣接する前記第2ラインエリアに含まれる周辺画素である前記第2画素からの前記第2画像信号を使用する補間処理を実施し、対象画素とする前記第2画素について、前記対象画素を含む前記第2ラインエリアに隣接する前記第1ラインエリアに含まれる周辺画素である前記第1画素からの前記第1画像信号を使用する補間処理を実施する補間処理部と、
    前記補間処理部での前記補間処理に使用する、前記対象画素及び前記周辺画素についての前記第1画像信号及び前記第2画像信号に対するキズ補正を実施するキズ補正部と、を有することを特徴とする固体撮像装置。
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