JP2008034913A - 撮像装置、及びそのスミア偽色低減方法 - Google Patents

撮像装置、及びそのスミア偽色低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スミア発生時の画像における偽色を低減することが可能な撮像装置、及びそのスミア偽色低減方法を提供する。
【解決手段】被写体の光原色に応じてR,G,Bの相対比率を変化させるホワイトバランス補正を行うWB処理部10の前段側にスミア低減処理部8を設ける。スミア低減処理部8により、A/D変換後のCCD撮像素子4の出力信号を、それに含まれるスミア成分にホワイトバランス補正時における補正ゲイン(R用、B用)の逆数を掛けた調整後のスミア成分を含む信号に予め変換する。後段のWB補正部10でホワイトバランス補正が行われた後のR画素、B画素、G画素に、もとの白に近いバランスをもっているスミア成分の全てをそのまま反映させることにより、ホワイトバランス補正後の画像における偽色が低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホワイトバランス補正機能を有する撮像装置、及びそのスミア偽色低減方法に関するものである。
従来、CCD撮像素子を使用した電子カメラにおいては、高輝度の被写体を撮影すると、高輝度部分の光が当たっている撮像素子の露光部で電荷が飽和し、その飽和した電荷が露光部に隣接した垂直転送部に漏れ、その状態で電荷情報を読み出し画像化すると高輝度の被写体の上下方同に光のスジが現れるスミアという現象として認識される。このスミアを除去する方法として、撮像素子の四辺端に配置されている光学的に遮光されたOPB(オプティカルブラック)領域のうち上下の情報を、露光領域の情報から減算することによりスミア成分を取り除く方式が一般的に知られている(例えば下記特許文献1参照)。
しかし、上記のようにOPB領域の情報を露光領域の情報から減算する方式は、効果的にスミア成分を取り除く事が出来るが、一方でOPB領域のノイズ成分を露光領域に混入させてしまうため画像のS/Nが悪化すると同時に、垂直方同に一様な値を減算するためS/Nの悪化が固定パターンとして認識されやすくなる、という弊害も生み出す。そのため、スミア成分を取り除く処理そのものを行わない、或いは、OPB領域のデータをそのまま使用せず、ある程度ゲインを下げたうえで減算する場合もある。その場合、S/Nの悪化が抑えられる代わりにスミア成分が残留することになる。
特開2003−32553号公報
ところで、電子カメラをはじめとする各種の撮像装置においては、通常、撮像素子から読み出された情報は、A/D変換された後、信号処理を施されて画像として認識されるが、係る信号処理に際しては被写体の光原色に応じてR,G,Bの相対比率を変化させるホワイトバランス補正が行われる。ホワイトバランス補正は一般的に、RとBをGのレベルにそろえる様な補正ゲインをRとBに対し掛ける処理である。
ここで、前述したスミア成分は、撮像素子における色フィルター配列がRGBベイヤ配列の場合には基本的にRG列、GB列(図3参照)にそれぞれ同一と考えられ、撮像素子から読み出された時点では、被写体の光源色に依存せず白色に近いものとなる。
係ることから、前述したようにスミア成分を取り除く処理を行わなかったり、ゲインを下げてスミア成分を減算したりする場合には、残留したスミア成分に対してもホワイトバランス補正が施されることになり、その結果、画像として認識される段階では、残留するスミア成分が着色されてしまい偽色となって見えてしまう、という問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、スミア発生時の画像における偽色を低減することが可能な撮像装置、及びそのスミア偽色低減方法、それらの実現に使用されるプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明にあっては、被写体の画像を撮像する撮像素子を備えた撮像装置において、前記画像のホワイトバランスを色成分毎のゲイン調整により補正するホワイトバランス補正手段と、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を、前記ホワイトバランス補正手段による前記画像のホワイトバランス補正動作と相前後して補償する補償手段とを備えたものとした。
また、請求項2の発明にあっては、前記補償手段は、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整前の前記出力信号を、その出力信号に含まれるスミア成分を前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数の逆数倍に調整した調整後のスミア成分を含む信号に予め変換することにより、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を補償するものとした。
また、請求項3の発明にあっては、前記補償手段は、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分の値を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたスミア成分の値と前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数とに基づき、補償すべき前記ゲイン調整分に応じた前記出力信号の調整量を取得する取得手段と、前記撮像素子の出力信号を、前記取得手段により取得された調整量に応じて調整することにより、その出力信号に含まれるスミア成分を前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数の逆数倍に調整した調整後のスミア成分を含む信号に、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整前に予め変換する変換手段とを含むものとした。
また、請求項4の発明にあっては、前記補償手段は、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整前の前記出力信号を、その出力信号に含まれるスミア成分を低減すると同時に前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数の逆数倍に調整した調整後のスミア成分を含む信号に予め変換するものとした。
また、請求項5の発明にあっては、前記出力信号に含まれるスミア成分を低減する低減手段を備え、前記補償手段は、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整における、前記低減手段により低減された後のスミア成分に応じたゲイン調整分を、前記ホワイトバランス補正手段による前記画像のホワイトバランス補正動作と相前後して補償するものとした。
また、請求項6の発明にあっては、被写体の画像を撮像する撮像素子を備えた撮像装置の偽色低減方法であって、前記画像のホワイトバランスを色成分毎のゲイン調整により補正する工程と、この工程と相前後して、ゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を補償する工程とを含む方法とした。
また、請求項7の発明にあっては、被写体の画像を撮像する撮像素子を備えた撮像装置が有するコンピュータに、前記画像のホワイトバランスを色成分毎のゲイン調整により補正する手順と、この手順と相前後して、ゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を補償する手順とを実行させるためのプログラムとした。
本発明によれば、スミア発生時の画像における偽色を低減することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(実施形態1)
図1は、各実施の形態に共通する本発明に係る撮像装置1の要部を示すブロック図である。
この撮像装置1において、レンズ2及び絞り3を通ってきた被写体の光学像は、撮像素子4に電荷として蓄積される。撮像素子4はCCDイメージセンサであり、撮像素子4の受光面には図2に示したように、中央部の被写体情報領域4aと、その周辺(上下左右)にアルミニウム等の遮光幕に覆われたOPB(オプティカルブラック)領域、すなわち上辺側及び下辺側の垂直OPB領域4b,4bと、左辺側及び右辺側の水平OPB領域4c,4cとが設けられている。なお、本実施の形態では上記水平OPB領域4c,4cは使用しない。また、図3は、上記被写体情報領域4aにおける色フィルター配列を示した図であり、本実施の形態ではRG列とGB列とが交互に並んだ一般的なRGBベイヤー配列である。
前記撮像素子4に蓄積された電荷情報はCDS(相関二重サンプル)回路5により周期的に読み出されてダブルサンプリングされ、ゲイン調整(GC)回路6によりゲインをコントロールされた後、A/D変換器7を経てデジタルの映像信号(ベイヤデータ)に変換されスミア低減処理部8へ送られる。なお、CDS回路5では、例えば前述した垂直OPB領域4b,4b、水平OPB領域4c,4cのいずれかの領域の撮像信号の信号レベルに基づくクランプ処理によって黒レベルを合わせたサンプリングが行われる。
前記スミア低減処理部8は本発明の補償手段であって、スミア低減処理部8に送られた映像信号は、そこでスミア発生時の偽色低減を目的とした後述する信号処理が施された後、色補間処理部9においてR,G,Bの色成分について色補間が行われ、画素毎のRGBデータとしてWB補正部10に出力される。WB補正部10では、入力したRGBの画像データに対してホワイトバランス補正が行われ、補正後のRGBデータが信号処理部11へ送られる。
上記WB補正部10におけるホワイトバランス補正は、R,G,Bの相対比率を所定の相対比率に変化させるために必要なR成分、B成分のホワイトバランスの補正係数(WB補正係数)をフレーム毎に決定し、そのWB補正係数を用いて次のフレームのRデータとBデータとのゲインを調整する処理である。また、WB補正部10で決定されたWB補正係数はフレーム毎に前記スミア低減処理部8へ送られる。なお、上記所定の相対比率は、1フレーム分のRGBデータに基づき判断した光源種別に応じて決定されるものであって、判断可能な複数の光源種別に対応して予め記憶されている相対比率であり、また、使用者により事前に光源種別が指定されている場合には、指定されている光源種別に対応する相対比率であり、さらに、使用者により指定された任意の被写体内の白い部分(白い紙等)の色をホワイトバランス基準とする場合には、使用者による指定操作があった時点におけるR,G,Bの相対比率である。
信号処理部11では、ホワイトバランス補正後の画像データに対して輪郭強調等の各種の画像処理が行われ、最終的にはPC(パーソナルコンピュータ)等で見ることの出来る画像フォーマットへの変換が行われる。
図4は、前述したスミア低減処理部8の回路構成を示すブロック図である。図に示したようにスミア低減処理部8は水平カウンタ91と、垂直カウンタ92、スミア情報メモリ93、スミア情報演算部94、減算部95によって構成されている。
水平カウンタ91は、スミア低減処理部8に入力した画素データの水平アドレスをカウントする回路であり、画素基準クロックによってカウント値をカウントアップし、かつ水平基準信号によってカウント値を0にクリアする。
垂直カウンタ92は、スミア低減処理部8に入力した画素データの垂直アドレスをカウントする回路であり、前記水平基準信号によってカウント値をカウントアップし、かつ垂直基準信号によってカウント値を0にクリアする。
スミア情報メモリ93は、前記垂直カウンタ92のカウント値が、下辺側の垂直OPB領域4b(上辺側の垂直OPB領域4bでも構わない。)における予め決められた垂直アドレス(所定ライン)を示している間には入力した1ライン分の数の画素入力データ(X)を所定のメモリ領域にスミア情報(Sopb)として蓄積し保持するとともに、前記垂直カウンタ92のカウント値が、前述した被写体情報領域4aの垂直アドレスを示している間には、保持しているスミア情報(Sopb)をスミア情報演算部94により随時読み出されるメモリである。
スミア情報演算部94は本発明の取得手段であり、前記WB補正部10から送られた1フレーム前のWB補正係数を保持するレジスタを含み、被写体情報領域4aにおける画素入力データ(X)の入力タイミングで、その時点の画素入力データ(X)と水平位置が同一(列が同一)のスミア情報(Sopb)を上記スミア情報メモリ93から随時読み出し、読み出したスミア情報(Sopb)と、上記WB補正係数とを用いた信号処理を行うことにより画素入力データ(X)毎のスミア成分の低減値(調整量)であるスミア低減情報(Sn)を演算(生成)し、その結果を減算部95へ出力する。なお、スミア情報メモリ93からの個々のスミア情報(Sopb)の読み出し位置と、画素入力データ(X)の水平位置とは水平カウンタ91のカウント値により完全に同期が取れるよう構成されている。
減算部95は、本発明の変換手段であり上記スミア情報演算部94から入力したスミア低減情報(Sn)を、被写体情報領域4aの画素入力データ(X)から減算し、その結果を画素出力データ(Y)として前記色補間処理部9へ出力する。
なお、画素入力データ(X)毎の色(RGBベイヤー配列に応じた色)は、水平カウンタ91と垂直カウンタ92とにおけるカウント値を監視することにより把握することができるようになっている。
次に、上述したスミア低減処理部8における信号処理の具体的内容について説明する。ここでは便宜上、スミアが発生している状況下での偽色の発生メカニズムについて先に説明する。
すなわちスミアが発生している状況下での画素入力データ(X)は、もともとの被写体の情報にスミア成分が上乗せされたものと考えられる。つまり、もともとの被写体の情報をXorg、スミア成分をSorgとすると、
X=Xorg+Sorg
となる。
ここで、画素入力データ(X)をRGBのフィルタ色に分けて、R画素時の画素入力データ(X)をXr、B画素時の画素入力データ(X)をXb、G画素時の画素入力データ(X)をXg、同じく被写体の情報(Xorg)についても各々を色別にXrorg、Xborg、Xgorgとすると、次のように置き換えることが出来る。
Xr=Xrorg+Sorg
Xb=Xborg+Sorg
Xg=Xgorg+Sorg
このXr,Xg,Xbに対して、そのままホワイトバランスの補正を行い補正後の画素データXrw,Xgw,Xbwを求める場合、R画素、B画素に対するWB補正係数をRgain,Bgainとすると、次のようにあらわすことが出来る。
Xrw=Xr×Rgain=(Xrorg+Sorg)×Rgain
Xgw=Xg×1=(Xborg+Sorg)
Xbw=Xb×Bgain=(Xborg+Sorg)×Bgain
つまり、スミア成分のみに着目すると、
R画素に対し、Sorg×Rgain
G画素に対し、Sorg
B画素に対し、Sorg×Bgain
となるような補正成分を発生させることになる。
これは、もともと白に近いバランスをもっているスミア成分(Sorg)に対して、そのホワイトバランスを崩すような不適切なゲイン調整を行うことを意味する。これにより、画像にスミアによる偽色が発生することとなる。以上がスミアによる偽色発生のおおまかなメカニズムである。
したがって、ホワイトバランス補正後(ゲイン調整後)におけるスミア成分のバランスが白になるようにしておけば偽色が防げるとことになる。本発明は、この点に着目したものであり、前記スミア低減処理部8では、画素入力データ(X)を、それに含まれるスミア成分(Sorg)に対してWB補正係数の逆数(1/Rgain)、(1/Bgain)を掛けた状態の画素入力データ(Y)に変換するための信号処理が行われる。
以下に説明すると、まず前述のように画素入力データ(X)は色別に次のように表すことができる。
Xr=Xrorg+Sorg
Xb=Xborg+Sorg
Xg=Xgorg+Sorg
ここで、スミア成分(Sorg)はスミア情報メモリ93に蓄積されているスミア情報(Sopb)、すなわち下辺側の垂直OPB領域4bにおける所定の垂直アドレスの1ラインの個々の画素入力データ(X)と基本的には同等であると考えられるため、
Xr=Xrorg+Sopb
Xb=Xborg+Sopb
Xg=Xgorg+Sopb ・・・(式1)
である。
これに、WB補正係数の逆数を掛けた場合、その結果Xr',Xb',Xg'は次のようになる。
Xr'=Xrorg+Sopb/Rgain
Xb'=Xborg+Sopb/Bgain
Xg'=Xgorg+Sopb ・・・(式2)
ここで、(式1)より
Xrorg=Xr−Sopb
Xborg=Xb−Sopb
Xgorg=Xg−Sopb
となるため、これを(式2)に代入すると
Xr'=Xr−Sopb+Sopb/Rgain
=Xr−Sopb×(1−1/Rgain)
Xb'=Xb−Sopb+Sopb/Bgain
=Xb−Sopb×(1−1/Bgain)
Xg'=Xg−Sopb+Sopb
= Xg ・・・(式3)
を得ることができる。
以上に基づき前記スミア情報演算部94では、画素入力データ(X)がR画素のときには、スミア情報メモリ93のスミア情報Sopbに(1−1/Rgain)を掛ける演算を行い、画素入力データ(X)がB画素であれば、同じくスミア情報Sopbに(1−1/Bgain)を掛ける演算を行い、その演算結果をスミア低減情報(Sn)として減算部95へ出力する。そして、前記減算部95では、画素入力データ(X)がR画素、及びB画素であれば、画素入力データ(X)から当該データについて演算された上記スミア低減情報(Sn)をそれぞれ減算し、それを画素出力データ(Y)として出力するとともに、画素入力データ(X)がG画素であれば、そのまま画素出力データ(Y)として出力する。
なお、以上の処理は、スミアの発生の有無に関係なく被写体情報領域4aの全ての水平位置(列)の画素入力データ(X)に対して行われるが、スミアが発生していない水平位置の画素入力データ(X)については、暗電流及びスミアによるノイズ以外の他のノイズを無視すればスミア情報Sopbが"0"となるため、そのまま画素出力データ(Y)として出力されるため、実質的にはスミアが発生している水平位置の画素入力データ(X)のみに対する処理と同様の結果が得られることとなる。
これにより、画素入力データ(X)が、それに含まれるスミア成分(Sorg)に対してWB補正係数の逆数(1/Rgain)、(1/Bgain)を掛けた調整後のスミア成分を含む状態の画素入力データ(Y)に変換されることとなり、後段のWB補正部10でホワイトバランス補正が行われた後のR画素、B画素、G画素に、もとの白に近いバランスをもっているスミア成分(Sorg)の全てをそのまま反映させることができる。
したがって、本実施の形態によれば、スミアが発生しているとき、スミア成分によって画像に発生する偽色を低減することができ、その結果、スミア発生時の画質を改善することができる。
なお、本実施の形態においては、WB補正部10の前段側にスミア低減処理部8を設け、前述したように画素入力データ(X)を、それに含まれるスミア成分にWB補正係数の逆数を掛けた調整後のスミア成分を含む画素入力データ(Y)に変換する信号処理を、ホワイトバランス補正前の撮像信号に対して予め行うようにしたが、次のようにしてもよい。
例えば、前述したスミア低減処理部8を設けることなく、WB補正部10におけるホワイトバランスの補正段階で、フレーム毎に決定したWB補正係数(Rgain,Bgain)を各画素データに含まれるスミア成分に応じて逐次調整したり、それとは別に、ホワイトバランス補正後の段階側で、補正後の各画素データに対して、各々に含まれているスミア成分に応じて、ホワイトバランスを再補正する処理回路を設けたりすることにより、結果的に画素入力データ(X)を、予めそれに含まれるスミア成分にWB補正係数の逆数を掛けた調整後のスミア成分を含む画素入力データ(Y)に変換しておく場合と同様に、R画素、B画素、G画素に、もとの白に近いバランスをもっているスミア成分(Sorg)の全てをそのまま反映させるような構成としてもよい。
つまり、スミア低減処理部8に代えてWB補正部10やWB補正部10の後段側に、ホワイトバランス補正のゲイン調整に含まれる、画素信号のスミア成分に応じたゲイン調整分を補償する本発明の補償手段を設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態とは異なり、撮像装置が、例えばA/D変換器7によってデジタル信号、つまりベイヤデータに変換された後の映像信号に対する色補間やホワイトバランス補正等の各種信号処理を、撮像装置の動作を制御するCPU等を用いソフトウェアにより行う構成を有している場合にあっては、前述したスミア低減処理部8によるスミア低減処理や、前述したホワイトバランスの補正段階におけるWB補正係数の調整や、ホワイトバランスの再補正等についてもソフトウェアによって行うようにすればよい。
また、ホワイトバランス補正については、前述したように今回のフレームに対するホワイトバランス補正を前回のフレームのRGBデータに基づき決定したWB補正係数を用いて行うのではなく、例えば前記スミア低減処理部8の前段(直前)や前記WB処理部10の内部にフレームバッファを設けるとともに、今回のフレームに対するホワイトバランス補正を今回のフレームの映像信号(ベイヤーデータやRGBデータ)に基づき決定したWB補正係数を用いて行うようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、元の信号に含まれるスミア成分に対して、そのままWB補正係数の逆数を掛けるようにしたが、例えば元の信号に対して、ある程度のスミア成分を除去する処理をいったん行ってから(CDS回路5におけるクランプ処理の段階で行う場合も含む)、残ったスミア成分に対してWB補正係数の逆数を掛けるようにしてもよく、その場合であってもスミア成分により画像に発生する偽色を低減することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図1に示したスミア低減処理部8が、先に述べたある程度のスミア成分の除去を目的としたスミア低減処理と、それによる低減後のスミア成分に対し偽色低減を目的としてWB補正係数の逆数を掛ける処理とを段階的にではなく同時に行うよう構成されており、本発明の補償手段及び低減手段として機能するものである。なお、スミア低減処理部8の内部構造については、図4に示したものと同様である。
以下、本実施の形態のスミア低減処理部8における信号処理の具体的内容について説明する。なお、ここではスミア低減処理部8が画素入力データ(X)からスミア成分の1/2を減算する構成を有しているものとする。
まず、R画素時、B画素時、G画素時における画素入力データ(X)をXr,Xb,Xgとし、色毎のスミア成分の減算後のデータをそれぞれXrn,Xbn,Xgn、同様に元の被写体の情報をXrorg,Xborg,Xgorg、スミア成分をSorgとすると、以下のような計算式が成り立つ。
Xrn=Xr−Sopb/2=Xrorg+Sorg−Sopb/2
Xbn=Xb−Sopb/2=Xborg+Sorg−Sopb/2
Xgn=Xg−Sopb/2=Xgorg+Sorg−Sopb/2
この時点でXrn,Xbn,Xgnに含まれるスミア成分は、Xr,Xb,Xgに含まれるスミア成分の半分になったとみなすことが出来るので
Sorg'=Sorg/2
とすると、
Xrn=Xrorg+Sorg'
Xbn=Xborg+Sorg'
Xgn=Xgorg+Sorg'
である。
また、スミア成分(Sorg)はスミア情報メモリ93に蓄積されているスミア情報(Sopb)と同等であり、
Sorg'=Sopb/2
と考えることができるので、
Xrn=Xrorg+Sopb/2
Xbn=Xborg+Sopb/2
Xgn=Xgorg+Sopb/2
である。
したがって、スミア成分の1/2を減算したデータXrnに、WB補正係数の逆数を掛けた場合、その結果Xr',Xb',Xg'は次のようになる。
Xr'=Xrorg+Sopb/(2×Rgain)
Xb'=Xborg+Sopb/(2×Bgain)
Xg'=Xgorg+Sopb/2
このとき
Xrorg=Xrn−Sorg'=Xrn−Sopb/2
Xborg=Xbn−Sorg'=Xbn−Sopb/2
Xgorg=Xgn−Sorg'=Xgn−Sopb/2
なので、
Xr'=Xrn−(1−1/Rgain)×Sopb/2
Xb'=Xbn−(1−1/Bgain)×Sopb/2
Xg'=Xgn−Sopb/2+Sopb/2
これに
Xrn=Xr−Sopb/2
Xbn=Xb−Sopb/2
Xgn=Xg−Sopb/2
を代入すると
Xr'=Xr−(2−1/Rgain)×Sopb/2
Xb'=Xb−(2−1/Bgain)×Sopb/2
Xg'=Xg−Sopb/2
を得ることができる。
以上に基づき、前記スミア情報演算部94では、画素入力データ(X)がR画素のときには、スミア情報メモリ93のスミア情報Sopbの1/2に(2−1/Rgain)を掛ける演算を行い、画素入力データ(X)がB画素であれば、同じくスミア情報Sopbの1/2に(2−1/Rgain)を掛ける演算を行い、また画素入力データ(X)がG画素であれば、スミア情報Sopbに1/2を掛ける演算を行い、それぞれの演算結果をスミア低減情報(Sn)として減算部95へ出力する。そして、前記減算部95では、画素入力データ(X)から当該データについて演算された上記スミア低減情報(Sn)をそれぞれ減算し、それを画素出力データ(Y)として出力する。
これにより画素入力データ(X)に含まれるスミア成分を1/2に除去する処理と、それによる低減後のスミア成分に対してWB補正係数の逆数を掛ける処理とが同時に行われることとなる。
したがって、本実施の形態によれば、スミアが発生しているとき、スミア成分によって画像に発生する偽色をスミア成分と同時に低減することができ、その結果、スミア発生時の画質を改善することができる。
また、スミア低減処理部8において、ある程度のスミア成分の除去を目的としたスミア低減処理と、それによる低減後のスミア成分に対し偽色低減を目的としてWB補正係数の逆数を掛ける処理とを同時に行うことにより、双方の処理を段階的に行うものに比べ、スミア成分を低減する場合であっても回路構成を簡素化することができる。また、上記双方の処理をソフトウェアによって行う場合にあってはCPU等におけるデータ処理の簡素化、処理負担の軽減化を図ることができる。
ここで、以上説明した第1及び第2の実施の形態においては、ホワイトバランス補正を色補間後のRGBデータに対して行う構成の撮像装置について説明したが、これに限らず、ホワイトバランス補正を色補間前のベイヤデータに対して行う構成の撮像装置についても本発明は適用することができる。
各実施の形態に共通する撮像装置の要部を示すブロック図である。 撮像素子の受光面を示した図である。 撮像素子の被写体情報領域における色フィルター配列を示した図である。 スミア低減処理部の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 撮像装置
4 撮像素子
4a 被写体情報領域
4b 垂直OPB領域
4c 水平OPB領域
5 CDS回路
8 スミア低減処理部
9 色補間処理部
10 WB補正部
11 信号処理部
91 水平カウンタ
92 垂直カウンタ
93 スミア情報メモリ
94 スミア情報演算部
95 減算部

Claims (7)

  1. 被写体の画像を撮像する撮像素子を備えた撮像装置において、
    前記画像のホワイトバランスを色成分毎のゲイン調整により補正するホワイトバランス補正手段と、
    前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を、前記ホワイトバランス補正手段による前記画像のホワイトバランス補正動作と相前後して補償する補償手段と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補償手段は、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整前の前記出力信号を、その出力信号に含まれるスミア成分を前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数の逆数倍に調整した調整後のスミア成分を含む信号に予め変換することにより、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を補償することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記補償手段は、
    前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分の値を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されたスミア成分の値と前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数とに基づき、補償すべき前記ゲイン調整分に応じた前記出力信号の調整量を取得する取得手段と、
    前記撮像素子の出力信号を、前記取得手段により取得された調整量に応じて調整することにより、その出力信号に含まれるスミア成分を前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数の逆数倍に調整した調整後のスミア成分を含む信号に、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整前に予め変換する変換手段と
    を含むことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記補償手段は、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整前の前記出力信号を、その出力信号に含まれるスミア成分を低減すると同時に前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整に使用されるゲイン係数の逆数倍に調整した調整後のスミア成分を含む信号に予め変換することを特徴とする請求項1,2又は3記載の撮像装置。
  5. 前記出力信号に含まれるスミア成分を低減する低減手段を備え、
    前記補償手段は、前記ホワイトバランス補正手段によるゲイン調整における、前記低減手段により低減された後のスミア成分に応じたゲイン調整分を、前記ホワイトバランス補正手段による前記画像のホワイトバランス補正動作と相前後して補償する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 被写体の画像を撮像する撮像素子を備えた撮像装置の偽色低減方法であって、
    前記画像のホワイトバランスを色成分毎のゲイン調整により補正する工程と、
    この工程と相前後して、ゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を補償する工程と
    を含むことを特徴とする偽色低減方法。
  7. 被写体の画像を撮像する撮像素子を備えた撮像装置が有するコンピュータに、
    前記画像のホワイトバランスを色成分毎のゲイン調整により補正する手順と、
    この手順と相前後して、ゲイン調整における、前記撮像素子の出力信号に含まれるスミア成分に対するゲイン調整分を補償する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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