JP2013174697A - 携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラム - Google Patents

携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】近接センサをカメラ撮影時に利用することにより、撮影時の手振れを抑えることを可能にする携帯機器を提供する。
【解決手段】撮影対象を撮影するカメラ10と近接物の存在を検出する近接センサ9とを少なくとも備え、カメラ10による撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を近接センサ9が検出した場合に、カメラ10のシャッターを切る動作を行う。而して、カメラ10による撮影機能を有する携帯機器例えばスマートフォン1本体に一切触れることなく、カメラ10のシャッター操作を行うことを可能としているので、手振れがない明確な画像を撮影することができる。かつ、手振れ防止用として光センサを用いる場合とは異なり、暗所における撮影時であっても、手振れを防止した画像を撮影することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラムに関し、特に、カメラ撮影時における手振れを防止することが可能な携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラムに関する。
スマートフォン等に代表される携帯機器における、これまでのカメラ撮影においては、撮影時にタッチパネル操作やキー操作を行う必要があったため、タッチパネル操作やキー操作による携帯機器本体の振動の発生により、撮影時の手振れが起こり易い状況であった。
一方、特許文献1の特開2006−014074号公報「携帯電話機」に記載されているように、光センサを用いて撮影時の手振れを防ぐ手段も提案されているが、かくのごとき技術の場合、暗所での撮影が不可能となるという大きな問題がある。
特開2006−014074号公報(第4−7頁)
前述したように、現状の携帯機器における撮影技術においては、カメラ撮影時にキー操作やタッチパネル操作により発生する振動が伝わり、撮影時の手振れが発生するという問題があるし、前記特許文献1のような光センサを用いる技術の場合、暗所における撮影が不可能になるという問題がある。また、タッチパネルを用いる場合に、タッチパネル操作のための撮影ボタンの表示により、撮影範囲の表示が狭くなることや撮影範囲が遮られることにもなっている。
一方、最近、普及し始めた、タッチパネルを備えたスマートフォンにおいては、タッチパネルの誤操作を防ぐために、該タッチパネルに近接した位置に存在する指や耳等の部位(近接物)の存在の有無を検出する近接センサが一般的に搭載されるようになってきている。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、最近の携帯機器に一般的に搭載されている近接センサをカメラ撮影時にも利用することにより、撮影時の手振れを抑えることを可能にする携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラムを提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による携帯機器は、撮影対象を撮影するカメラと近接物の存在を検出する近接センサとを少なくとも備えた携帯機器であって、前記カメラによる撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した場合に、前記カメラのシャッターを切る動作を行うことを特徴とする。
(2)本発明による携帯機器用撮影方法は、撮影対象を撮影するカメラと近接物の存在を検出する近接センサとを少なくとも備えた携帯機器における携帯機器用撮影方法であって、前記カメラによる撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した場合に、前記カメラのシャッターを切る動作を行うことを特徴とする。
(3)本発明による携帯機器用撮影プログラムは、少なくとも前記(2)に記載の携帯機器用撮影方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする。
本発明の携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラムによれば、以下のような効果を奏することができる。
第1に、携帯機器によるカメラ撮影時において、通話時の誤操作防止用として携帯機器に搭載した近接センサを手振れ防止用としても利用することにより、携帯機器本体に触れることなく、シャッター操作を行うことを可能としているので、手振れがない明確な画像を撮影することができる。
第2に、近接物の近接状態を検出する近接センサを撮影時の手振れ防止用として用いることによって、前記特許文献1に記載のような光センサを手振れ防止用として用いる場合とは異なり、暗所における撮影時であっても、手振れが発生しない撮影を行うことが可能になる。
第3に、通話時の誤操作防止用として携帯機器に搭載した近接センサを手振れ防止用としても利用しているので、手振れ防止用として独立の部品を新たな配置する必要もなく、携帯機器の小型化・低コスト化を図ることが可能になる。
本発明の携帯機器の一例であるスマートフォンの一般的な内部構成を示すブロック構成図である。 図1に示したスマートフォンの一般的な外観を説明するための外観図である。 図1に示したスマートフォンを用いた従来の一般的な撮影スタイルの例を示す説明図である。 通話時におけるスマートフォンのタッチセンサの誤動作を防止する近接センサの動作を説明するための説明図である。 カメラ撮影時におけるスマートフォンのカメラの手振れを防止する近接センサの動作を説明するための説明図である。 図1に示したスマートフォンのカメラ撮影時の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示したスマートフォンのカメラ撮影時の動作の他の例を説明するためのフローチャートである。 図1に示したスマートフォンのカメラ撮影時の動作のさらに異なる例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明による携帯機器、携帯機器用撮影方法および携帯機器用撮影プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明による携帯機器および携帯機器用撮影方法について説明するが、かかる携帯機器用撮影方法をコンピュータにより実行可能な携帯機器用撮影プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、携帯機器用撮影プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
なお、以下の説明においては、本発明による携帯機器として、スマートフォンを用いる場合について説明するが、本発明による携帯機器は、かかる場合のみに限るものではなく、例えば、携帯電話機、PHS(Personal Handy-Phone System)端末、PDA(Personal Digital Assistants)端末、携帯ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末等、カメラと近接センサとを搭載している携帯機器であれば、如何なる種類のものであっても構わない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、近接センサとカメラとを備えた、スマートフォンなどの携帯機器において、キー操作や、タッチパネル操作をしなくても、撮影操作を行うことができるようにしたことを主要な特徴としている。
すなわち、最近のスマートフォン等の携帯機器には、指や耳、口等の近接物の存在を検出する近接センサが一般的に搭載されて、通話中のタッチセンサの誤動作を防ぐために使用されるように構成されているが、該近接センサを、携帯機器のカメラ撮影時においても動作させることによって、撮影時に、撮影者は画面や操作キーに触れることなく、指等の部位を画面(すなわち近傍に配置している近接センサ)に近づけることによって、撮影操作を行うことを可能にしている。
(実施形態の構成例)
次に、本発明の携帯機器の実施形態の構成の一例を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の携帯機器の一例であるスマートフォンの一般的な内部構成を示すブロック構成図である。
図1に示すスマートフォン1は、制御部2、無線通信部3、表示部4、マイク5、レシーバ6、スピーカ7、タッチセンサ8、近接センサ9、カメラ10、キー操作部11(操作キー11−1、サイドキー11−2)を少なくとも含んで構成されている。
また、図2は、図1に示したスマートフォン1の一般的な外観を説明するための外観図であり、各デバイスの実装位置を示している。なお、図2(A)はスマートフォン1のおもて面の外観図を示し、図2(B)はスマートフォン1のうら面の外観図を示している。
スマートフォン1のおもて面の中央には、タッチセンサ8の機能を搭載し、かつ、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)などからなっている表示部4が備えられ、表示部4の上側には、レシーバ6とスピーカ7と近接センサ9とが、また、下側には、操作キー11−1とマイク5とが備えられている。一方、うら面には、カメラ10が備えられている。スマートフォン1の側面側には、ボリューム調整等に使用することができるサイドキー11−2が備えられている。なお、操作キー11−1については、表示部4のタッチセンサのカバー範囲を拡大することによって、タッチセンサを用いたソフトキーとして機能を実現する場合もある。
また、図3には、図1に示したスマートフォン1を用いた従来の一般的な撮影スタイルの例を示している。スマートフォン1によってカメラ撮影する際は、一般的なデジタルカメラの場合と同じく、スマートフォン1を横方向に保持した形で撮影する場合が多い。そして、カメラ撮影においてシャッターを切る動作を行う場合、図3(A)に示すように、表示部4に表示される撮影ボタン12に対して指13をタッチすることによって、あるいは、図3(B)に示すように、スマートフォン1の側面側に配置されているサイドキー11−2を指13で押下操作することによって、シャッターを切る動作を実現させている。
図3に示したような従来の一般的な撮影スタイルの場合、前述したように、撮影ボタン12やサイドキー11−2を指13で操作する際に、スマートフォン1に搭載されているカメラ10にも振動が加わり、撮影の手振れを引き起こす可能性が大きい。本発明は、かくのごとき撮影時の手振れを防止するために、通話中におけるタッチセンサ8の誤動作を防止するために設けられている近接センサ9をカメラ撮影用としても兼用する構成を採用している。
つまり、カメラ撮影時において、撮影者の指等の部位が近接センサ9に近接してきたことを該近接センサ9が検出した際に、シャッターを切る動作を実行させることによって、スマートフォン1本体に触れることなく、シャッター操作を実施することを可能としている。さらに、指等の近接物の存在を検出する近接センサ9を撮影時の手振れ防止用にも兼用することによって、前記特許文献1に記載のような光センサを手振れ防止用として用いる場合とは異なり、暗所における撮影時であっても、手振れが発生しない撮影を行うことが可能になるとともに、手振れ防止用として独立の部品を新たな配置する必要もなく、スマートフォン1の小型化・低コスト化を図ることが可能になる。
図4は、通話時におけるスマートフォン1のタッチセンサ8の誤動作を防止する近接センサ9の動作を説明するための説明図である。図4に示すように、無線通信部3を用いた通話時において通話者が耳14をレシーバ6に近づけた際に、レシーバ6の近傍に配置されている近接センサ9にも耳14が近付いている状態になる。この結果として、近接センサ9は、通話者の耳14が近接している状態にあることを検出することにより、制御部2は、表示部4を消す動作や、タッチセンサ8の機能を無効にして、通話時の誤動作を防止するように制御している。
次に、通話時のタッチセンサ8の誤動作防止用に備えられている近接センサ9をカメラ撮影時の手振れ防止用として利用する場合の動作について、図5を用いて説明する。図5は、カメラ撮影時におけるスマートフォン1のカメラ10の手振れを防止する近接センサ9の動作を説明するための説明図である。
図5に示すように、カメラ撮影時に、スマートフォン1を横方向に保持した場合、縦位置の状態で表示部4の上側に配置されていた近接センサ9は表示部4の左右どちらかの側に位置する。ここで、カメラ撮影動作を起動した状態になった際には、近接センサ9を動作させる。かかる状態において、撮影者の左右の手のどちらかの指13を近接センサ9に近づけることによって、シャッターを切る動作をさせる。かくのごとく、スマートフォン1のタッチパネルや操作キーに触れることなく、スマートフォン1の近接センサ9に指13を近づける動作を行うだけでシャッターを切る動作を行わせることができるので、スマートフォン1本体に振動を与えることなく、手振れがない画像を撮影することができる。
(実施形態の動作の説明)
次に、図1に示したスマートフォン1のカメラ撮影時における動作について、その一例を図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、図1に示したスマートフォン1のカメラ撮影時の動作の一例を説明するためのフローチャートであり、制御部2のカメラ撮影時の動作例を示している。
図6のフローチャートにおいて、カメラ撮影を行う際に、まず、撮影者がメニューを選択する操作を行うことによって、制御部2はカメラ10の機能を起動する(ステップS1)。カメラ10の機能が起動すると、次いで、近接センサ9の機能も動作を開始する(ステップS2)。カメラ10によって取得された画像は、近接センサ9が撮影タイミングにおける撮影者の指13等の部位(近接物)を検出するまでの間(ステップS4のNO)、表示部4に常時表示させた状態になっている(ステップS3)。
撮影しようとする画像が表示されたタイミングで、撮影者が指13等の部位を近接センサ9に近づける動作を行う。近接センサ9は、撮影タイミングにおける撮影者の指13等の部位(近接物)があらかじめ定めた検出レベルを超えた状態の感知レベルになるまで近接してきたことを検出すると(ステップS4のYES)、カメラ10のシャッターを切る動作を行い(ステップS5)、撮影された撮影データをスマートフォン1のメモリ内に保存する(ステップS6)。
しかる後、カメラ撮影終了メニューの選択操作やキー操作によるカメラ撮影終了操作が行われるまで(ステップS7のNO)、カメラ10の機能や近接センサ9の動作はそのまま継続し、ステップS3に復帰して、次のカメラ撮影動作を継続することになる。一方、カメラ撮影終了メニューの選択操作やキー操作によるカメラ撮影終了操作が行われると(ステップS7のYES)、カメラ10の機能を停止させるとともに、近接センサ9の動作も停止させて、カメラ撮影を終了させる(ステップS8)。
(本実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、カメラ撮影時に、近接センサ9による近接物検出によりカメラ10のシャッター動作を行うので、従来のようなタッチセンサ8への接触動作やキー操作を行う場合とは異なり、スマートフォン1本体に振動を与えることがなく、かつ、手振れ防止用として光センサを用いる場合とは異なり、暗所における撮影時であっても、手振れを防止した画像を撮影することができる。
(本発明の他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態として、図1に示したスマートフォン1のカメラ撮影時における近接センサ9の他の使い方について、図7のフローチャートを用いて説明する。図7は、図1に示したスマートフォン1のカメラ撮影時の動作の他の例を説明するためのフローチャートであり、近接センサ9による検出結果によって、フォーカスロック(焦点固定)動作と、シャッター動作との2つの動作に分けて動作させる場合について示している。つまり、近接センサ9により近接物が近接したことを検出した際に、カメラ10のフォーカスをロックする動作を行い、近接した状態から該近接物が離れたことを検出した際に、カメラ10のシャッターを切る動作を行う場合について説明している。
図7のフローチャートにおいてステップS11〜S14までは、図6のフローチャートのステップS1〜S4と同様である。すなわち、まず、カメラ撮影を行う際に、カメラ10の機能を起動した後(ステップS11)、近接センサ9の機能も動作させる(ステップS12)。しかる後、カメラ10によって取得された画像を、近接センサ9が撮影タイミングにおける撮影者の指13等の部位(近接物)を検出するまでの間(ステップS14のNO)、表示部4に常時表示させた状態にし(ステップS13)、撮影しようとする画像が表示されたタイミングで、撮影者が指13等の部位を近接センサ9に近づける動作を行う。
近接センサ9は、撮影タイミングにおける撮影者の指13等の部位(近接物)があらかじめ定めた検出レベルを超えた状態の感知レベルになるまで近接してきたことを検出すると(ステップS14のYES)、図6のフローチャートの場合とは異なり、まず、カメラ10のフォーカス(焦点)を固定させるフォーカスロック状態に設定する(ステップS15)。しかる後は、撮影者の指13等の部位(近接物)が近接センサ9から離れて、近接センサ9の感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下にまで低下したことを検出するまで(ステップS16のNO)、フォーカスロック状態をそのまま維持する。
撮影者の指13等の部位(近接物)が近接センサ9から離れて、近接センサ9の感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下にまで低下したことを検出すると(ステップS16のYES)、図6のフローチャートのステップS5〜S8と同様の動作を行う。すなわち、まず、シャッターを切る動作を行って(ステップS17)、撮影された撮影データをスマートフォン1のメモリ内に保存した後(ステップS18)、カメラ撮影終了メニューの選択操作やキー操作によるカメラ撮影終了操作が行われるまで(ステップS19のNO)、カメラ10の機能や近接センサ9の動作はそのまま継続し、ステップS13に復帰する。一方、カメラ撮影終了メニューの選択操作やキー操作によるカメラ撮影終了操作が行われると(ステップS19のYES)、カメラ10の機能を停止させるとともに、近接センサ9の動作も停止させて、カメラ撮影を終了させる(ステップS20)。
以上のように、撮影者の指13等の部位(近接物)の近接センサ9への近接・離脱状態を検出することにより、フォーカスロック動作からシャッターを切る撮影動作に至るまで、従来のようなタッチセンサ8への接触動作やキー操作を行う場合とは異なり、スマートフォン1本体に振動を与えることがなく、かつ、手振れ防止用として光センサを用いる場合とは異なり、暗所における撮影時であっても、フォーカスが合った明瞭で、かつ、手振れがない画像を撮影することができる。
次に、本発明のさらに異なる実施形態として、図1に示したスマートフォン1のカメラ撮影時における近接センサ9のさらに異なる使い方について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8は、図1に示したスマートフォン1のカメラ撮影時の動作のさらに異なる例を説明するためのフローチャートであり、近接センサ9による検出結果によって、動画撮影を行う場合について示している。つまり、近接センサ9により近接物が近接したことを検出した際に、動画の撮影を開始させる動作を行い、近接した状態から該近接物が離れたことを検出した際に、動画の撮影を終了させる動作を行う場合について説明している。
図8のフローチャートにおいてステップS21〜S24までは、図6のフローチャートのステップS1〜S4と同様である。すなわち、まず、カメラ撮影を行う際に、カメラ10の機能を起動した後(ステップS21)、近接センサ9の機能も動作させる(ステップS22)。しかる後、カメラ10によって取得された動画像を、近接センサ9が撮影タイミングにおける撮影者の指13等の部位(近接物)を検出するまでの間(ステップS24のNO)、表示部4に常時表示させた状態にし(ステップS23)、撮影しようとする動画像が表示されたタイミングで、撮影者が指13等の部位を近接センサ9に近づける動作を行う。
近接センサ9は、撮影開始タイミングにおける撮影者の指13等の部位(近接物)があらかじめ定めた検出レベルを超えた状態の感知レベルになるまで近接してきたことを検出すると(ステップS24のYES)、静止画像を撮影する図6のフローチャートの場合とは異なり、まず、カメラ10のシャッターを切って動画の撮影を開始する(ステップS25)。しかる後は、撮影者の指13等の部位(近接物)が近接センサ9から離れて、近接センサ9の感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下にまで低下したことを検出するまで(ステップS26のNO)、動画撮影状態をそのまま維持する。
撮影者の指13等の部位(近接物)が近接センサ9から離れて、近接センサ9の感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下にまで低下したことを検出すると(ステップS26のYES)、動画の撮影状態を終了させる(ステップS27)。しかる後は、図6のフローチャートのステップS6〜S8と同様の動作を行う。すなわち、まず、撮影された撮影データ(動画データ)をスマートフォン1のメモリ内に保存した後(ステップS28)、カメラ撮影終了メニューの選択操作やキー操作によるカメラ撮影終了操作が行われるまで(ステップS29のNO)、カメラ10の機能や近接センサ9の動作はそのまま継続し、ステップS23に復帰する。一方、カメラ撮影終了メニューの選択操作やキー操作によるカメラ撮影終了操作が行われると(ステップS29のYES)、カメラ10の機能を停止させるとともに、近接センサ9の動作も停止させて、カメラ撮影を終了させる(ステップS30)。
以上のように、撮影者の指13等の部位(近接物)の近接センサ9への近接・離脱状態を検出することにより、シャッター開放からシャッター閉成に至るまでの動画撮影動作においても、従来のようなタッチセンサ8への接触動作やキー操作を行う場合とは異なり、スマートフォン1本体に振動を与えることがなく、かつ、手振れ防止用として光センサを用いる場合とは異なり、暗所における撮影時であっても、フォーカスが合った明瞭で、かつ、手振れがない動画を撮影することができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 スマートフォン
2 制御部
3 無線通信部
4 表示部
5 マイク
6 レシーバ
7 スピーカ
8 タッチセンサ
9 近接センサ
10 カメラ
11 キー操作部
11−1 操作キー
11−2 サイドキー
12 撮影ボタン
13 指
14 耳

Claims (9)

  1. 撮影対象を撮影するカメラと近接物の存在を検出する近接センサとを少なくとも備えた携帯機器であって、前記カメラによる撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した場合に、前記カメラのシャッターを切る動作を行うことを特徴とする携帯機器。
  2. 前記カメラによる画像撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した際に、前記カメラのフォーカスをロックする動作を行い、近接状態にあった前記近接物が前記近接センサから離れて、前記近接センサの感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下に低下したことを前記近接センサが検出した際に、シャッターを切る動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記カメラによる動画撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した際に、前記カメラのシャッターを開放する動作を行い、近接状態にあった前記近接物が前記近接センサから離れて、前記近接センサの感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下に低下したことを前記近接センサが検出した際に、シャッターを閉成する動作を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯機器。
  4. 前記近接センサは、通話中のタッチセンサの誤動作防止用として搭載した近接センサと共用することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯機器。
  5. 撮影対象を撮影するカメラと近接物の存在を検出する近接センサとを少なくとも備えた携帯機器における携帯機器用撮影方法であって、前記カメラによる撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した場合に、前記カメラのシャッターを切る動作を行うことを特徴とする携帯機器用撮影方法。
  6. 前記カメラによる画像撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した際に、前記カメラのフォーカスをロックする動作を行い、近接状態にあった前記近接物が前記近接センサから離れて、前記近接センサの感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下に低下したことを前記近接センサが検出した際に、シャッターを切る動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の携帯機器用撮影方法。
  7. 前記カメラによる動画撮影時において、あらかじめ定めた検出レベルを超える感知レベルになるまで近接してきた近接物の存在を前記近接センサが検出した際に、前記カメラのシャッターを開放する動作を行い、近接状態にあった前記近接物が前記近接センサから離れて、前記近接センサの感知レベルがあらかじめ定めた離脱レベル以下に低下したことを前記近接センサが検出した際に、シャッターを閉成する動作を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の携帯機器用撮影方法。
  8. 前記近接センサは、通話中のタッチセンサの誤動作防止用として搭載した近接センサと共用することを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の携帯機器用撮影方法。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに記載の携帯機器用撮影方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする携帯機器用撮影プログラム。
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