JP2013172933A - 折畳式厚紙読書台 - Google Patents

Abstract

【課題】組立が簡単で軽く折畳むとスリムながら、Ａ６判からＡ４判までの本や電子書籍端末が載置できる厚紙の読書台を提供する。
【解決手段】厚紙を使った卓上型読書台で二台が連結し、中央で反転し、図４に示すように、天板が反転し半切となるような構造になっている。半切の場合はＢ５判までの本や電子書籍端末が載置できる。Ａ４判サイズの本を見開いて読む場合は天板が２台並ぶように元に戻して載置する。
【選択図】図４

Description

本発明は、卓上型読書台でＡ４判見開き幅（Ａ３判）まで載置可能である。そのほか、ｉ−ｐａｄ、電子ブック、スマートホンに到るまで載置可能で、年齢に関係なく、汎用性に富む読書台である。且つ使用しないときは、簡単に折畳んで本棚に、他の本同様に収納できる。

従来は、木製、プラスチック、針金などの素材で５０〜７０度ぐらいの傾斜の立掛け式の書見台でＢ５版サイズの書籍用が中心で、紙面は小板、クリップ、バネなどで押え、これによりページ捲りが難しくなったり、紙面を破いたり、時には頁めくりで本が外れたりする不便があった。長時間の読書では読書に集中できるよう書籍の安定的載置と肩がこらない天板の傾斜と、簡単な頁めくりが求められていた。また不使用時間に邪魔物になる場合が多かった。

今日、市販されている書見台は書類の掲示が主で長時間の読書には色々の不便があり下記のような不具合をどれか一つは持っている。Ｂ５判書籍が主に載置できるが文庫本や新書は安定した載置が難しい。重くて分厚い辞書や六法全書に対応できない。頁めくりが難しく、時に本を傷める場合がある。肩が凝って長く読めないなどである。また、使用しないときに嵩張って卓上の邪魔になる。Ｉ−ｐａｄなどのような電子書籍端末に殆ど対応できないという欠点がある。

厚紙を使用して、図２で示すような数点の部品で図１に示すような読書台を作る。読書台の（１）天板は１５度の傾斜を持ち読者の背筋を１５度背後に起こし、頭の肩への負担や胸筋の緊張を減らす。Ｂ５判サイズの天板を使う図１の読書台２台を図３に示す如く接続する。Ｂ５判書籍を見開いて読む場合は図４で示すように一方の読書台を折畳んで収納した後、他方の天板に転折して載せ、その上に（１０）上カバー兼用天板で蓋をし、これを天板として、書籍を載置する。

Ａ４判書籍を見開いて読む場合は、図５に示す如く２台の読書台の天板を１８０度に開いて読書台を組み立てる。

書籍や雑誌の安定的載置のために、天板の側端に適合する市販のクリップ、バネ挟みなど好みに合せて使うか、または出願人添田庄亮の特開２００９−２７９９１２で記載のナイロン糸を紙面を横断して、張り押さえる方法がある。

載置した書籍や雑誌の滑り止に、市販の滑り止シートを天板に貼ると書籍や雑誌が安定する。

書籍や雑誌の重さによる図１（１）天板の撓みは一対の（７）脚部と立体的に直交する（２）梁の一辺を天板に直角に接触させて撓みを抑える。

荷重やその他の応力による読書台のぐらつきは（７）脚部に起因するのでこのぐらつきを抑えるために［図２］（４）梁保持板（６）梁保持溝によって（７）脚部を（３）脚部固定板に直角に密に挟む。従って（７）脚部は脚部固定板に縦横に直角に固定されることになる。

読書台を使用しないで片付ける場合は、一対の読書台をそれぞれ［図３］の如く折畳み（９）天板転折接続部を、天板同士が背中合わせになるように折り曲げ平たくする。これを（１０）上カバー兼用天板（１２）下カバーの中に収納すると、外見上ブックカバーにはいった本のようになり、本棚に収納できる。

本発明により、文庫本Ａ６判サイズ、分厚い六法全書から高校の教科書Ａ４判までの図書サイズまで一台の読書台で載置が可能となり、、姿勢良く長時間集中力をあげて読める。

Ｚ−ＫＡＩなどが発売するＡ４判よりやや小さい教科書や問題集は、全開した読書台で余裕をもって勉強できる。日本放送出版協会発行のきょうの健康雑誌も見開いて、手を放して読める。又東洋経済社などが出版する会社四季報は折り畳んだ単独の読書台で読める。

単独読書台組立図 後方斜視 本図は、一対の他方を切り離して、単独で組み立てた読書台で、後方からの斜視図である。（２）梁と一対の（７）脚部は立体的に（５）直交切込でお互に噛み合い読書台を立体的に構築する。（４）梁保持板は（３）脚部固定板の中央に位置し（２）梁と（６）梁保持溝を介して梁を脚部に直角に密に固定し動かぬように支えている。固定の方法は、例えばマジックテープで（３）脚部固定板に密着させる。または（８）脚部転折接続部と同じ接続方法で脚部固定板と梁保持板を繋ぐ。（７）脚部の形状は読書台組立時に１５度の傾斜角を天板が構成できるようにデザインされている。 折畳収納図 本図は単独読書台の場合の折畳収納図で天板の裏側に全部品は折り畳んで、収納される。（４）梁保持板は点線内に収納される。一対の（３）脚部固定版と一対の（７）脚部は（８）脚部転折接続部で接続し、脚部固定板は天板に糊付けされ脚部は天板に対して回転し直立する。 ２台連結時の収納見開き図 図２単独の折畳収納図で示した収納図を（９）天板転折接続部で接合した２台の見開き図で、一台の図は繰り返しを避け半分に省略している。中央部にあるべき（４）梁保持板は省略している。 一台折畳後転折１台組立図 後方斜視 １台の天板の広さで読むべき書籍の載置が足りる場合他の１台を折畳み（９）天板転折接続部で１８０度回転させて（１）天板の上に畳み込みその上に（１０）上カバー兼用天板を被せ単独の読書台に変える。 ２台連結時の読書台組立図 反転斜視図 正面図では天板のみの図になるのであえて反転図とした。

（１） 天板 （７） 脚部
（２） 梁 （８） 脚部転折接続部
（３） 脚部固定板 （９） 天板転折接続部
（４） 梁保持板 （１０） 上カバー兼用天板
（５） 直交切込 （１１） 収納読書台
（６） 梁保持溝 （１２） 下カバー

Claims (2)

1. 厚紙から作られた図１の読書台の側端を図３（９）天板転折接続部で繋ぎ、折り畳んで、一枚の（１）天板の読書台にしたり、開いて二枚の天板を並べた読書台にして、Ａ６判サイズからＡ４判サイズの書籍または書類または雑誌を載置できる読書台。
2. ［図１］（２）梁と（７）脚部を固定するため天板裏側に貼り付けられた（３）脚部固定板に（４）梁保持板の（６）梁保持溝を梁の側端に密に挟み、梁の動きを固定する。

Images