JP2013171707A - 気中絶縁開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】気中絶縁開閉装置の設置スペースの縮小化を図る。
【解決手段】実施の形態の気中絶縁開閉装置は、第1〜第3の開閉設備機器及び支持部材を備えている。第1の開閉設備機器は、第1の接続母線に接続されている。第2及び第3の開閉設備機器は、間隔を空けて第1の接続母線とそれぞれ隣り合う第2及び第3の接続母線に各々接続されている。第1の開閉設備機器の露出充電部及び第1の接続母線の設置高さに対して、第2及び第3の開閉設備機器の各露出充電部並びに第2及び第3の接続母線の設置高さを、異ならせるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続母線が支持される。
【選択図】図1C
【解決手段】実施の形態の気中絶縁開閉装置は、第1〜第3の開閉設備機器及び支持部材を備えている。第1の開閉設備機器は、第1の接続母線に接続されている。第2及び第3の開閉設備機器は、間隔を空けて第1の接続母線とそれぞれ隣り合う第2及び第3の接続母線に各々接続されている。第1の開閉設備機器の露出充電部及び第1の接続母線の設置高さに対して、第2及び第3の開閉設備機器の各露出充電部並びに第2及び第3の接続母線の設置高さを、異ならせるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続母線が支持される。
【選択図】図1C
Description
本発明の実施形態は、気中絶縁開閉装置に関する。
気中絶縁開閉装置は、遮断器や断路器などを含む複数の開閉設備機器から構成されており、発電所や変電所などで利用される。複数の開閉設備機器は、例えば三相交流送電用の主母線と接続される三相の接続導体にそれぞれ介在させた状態で設置される。
この場合、露出した充電部を持つ個々の開閉設備機器や各接続導体は、相間電圧及び対地電圧を考慮した絶縁離隔距離を確保したうえで設置される必要がある。したがって、各開閉設備機器及び各接続導体は、それぞれ水平方向に絶縁離隔距離を空け、この水平な同一平面に沿って広がった形態で設置されることが一般的である。
しかしながら、気中絶縁開閉装置における上述した従来の設置形態は、全体的に広い設置スペースが必要となるため、改善が求められている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、設置スペースの縮小化を図ることができる気中絶縁開閉装置を提供することである。
実施の形態の気中絶縁開閉装置は、第1〜第3の開閉設備機器及び支持部材を備えている。第1の開閉設備機器は、第1の接続母線に接続されている。第2及び第3の開閉設備機器は、間隔を空けて第1の接続母線とそれぞれ隣り合う第2及び第3の接続母線に各々接続されている。第1の開閉設備機器の露出充電部及び第1の接続母線の設置高さに対して、第2及び第3の開閉設備機器の各露出充電部並びに第2及び第3の接続母線の設置高さを、異ならせるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続母線が支持される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1A、図1B、図1Cに示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置(AIS:Air Insulated Switchgear)10は、例えば発電所や変電所に設置されている。気中絶縁開閉装置10は、遮断器1b、2b、3b、断路器1c、2c、3c、及び変流器1d、2d、3dなどを開閉設備機器として備えている。
[第1の実施の形態]
図1A、図1B、図1Cに示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置(AIS:Air Insulated Switchgear)10は、例えば発電所や変電所に設置されている。気中絶縁開閉装置10は、遮断器1b、2b、3b、断路器1c、2c、3c、及び変流器1d、2d、3dなどを開閉設備機器として備えている。
これらの開閉設備機器は、接続導体1a、2a、3a中にそれぞれ介在する状態で、当該接続導体1a、2a、3aに各々接続されている。これらの接続導体1a、2a、3aは、一回線分の三相交流を送電する第一相から第三相の主母線にそれぞれ接続された第1〜第3の接続母線である。前記の主母線には、例えば275kVや500kVの交流の電力が送電される。
遮断器1b、2b、3bは、接続母線で短絡事故などが発生した際に速やかに電流の流れを切る一種のスイッチの機能を果たすものであり、高電圧用のものとしては、電気遮断器(ABB:Air Blast Circuit Breaker)やガス遮断器(GCB:Gas Circuit Breaker)などが用いられる。変流器1d、2d、3dは、接続導体1a、2a、3aに流れる大電流を小さな値に変換して取り出し、電流値の測定などを可能にする。
図1A、図1Bに示すように、断路器1c、2c、3cは、遮断器1b、2b、3bを挟んで両側に設置されている。断路器1c、2c、3cは、消弧能力がないため、遮断器1b、2b、3bによって通電が遮断された状態で、断路器本体を開放し、電力の流入を防止する。このような断路器1c、2c、3cは、電力の流入を防止した状態で、例えば遮断器1b、2b、3bを点検する際などに利用される。
さらに、図1B、図1Cに示すように、気中絶縁開閉装置10は、導電性を有する金属などを材料とした支持部材(第1の支持部材)5、6、7を備えている。支持部材5、6、7は、第1の架台である架台1e、1f、1gと、第2の架台である架台2e、2f、2gと、第3の架台である架台3e、3f、3gと、から構成されている。
架台1e、1f、1gは、第1の接続母線である接続導体1aと共に第1の開閉設備機器である遮断器1b、断路器1c、変流器1dをそれぞれ基礎8上に支持している。架台2e、2f、2gは、第2の接続母線である接続導体2aと共に第2の開閉設備機器である遮断器2b、断路器2c、変流器2dをそれぞれ基礎8上に支持している。架台3e、3f、3gは、第3の接続母線である接続導体3aと共に第3の開閉設備機器である遮断器3b、断路器3c、変流器3dをそれぞれ基礎8上に支持している。
ここで、遮断器1b、断路器1c及び変流器1dと、遮断器2b、断路器2c及び変流器2dと、遮断器3b、断路器3c及び変流器3dとは、図1Cに示すように、気中に露出した露出充電部1h、1k、1mと、露出充電部2h、2k、2mと、露出充電部3h、3k、3mと、をそれぞれ有している。
接続導体1a、2a、3aは、図1Bに示すように、それぞれ水平方向に延びるように支持部材5、6、7によって支持されている。また、図1Aに示すように、接続導体1a、2a、3aは、所定の間隔を空けて互いに並列的に並ぶように支持部材5、6、7によって支持されている。具体的には、平面方向からみて、接続導体2a、3aは、所定の間隔を空けて、接続導体1aを両側から挟む位置に配置されている。
また、図1Aに示すように、接続導体2a、3aのそれぞれの外側には、メンテナンス用のスペースとしても活用される道路11、12が設けられている。つまり、道路11、12は、クレーン車などが乗り入れられて、そのクレーンを利用した遮断器や断路器などに対するメンテナンスを可能にする。
ここで、気中絶縁開閉装置10が電力機器として備えた開閉設備機器、及び接続導体のレイアウトについて詳述する。すなわち、遮断器1b、断路器1c及び変流器1dは、接続導体1aに接続されている。さらに、遮断器2b、断路器2c及び変流器2dと、遮断器3b、断路器3c及び変流器3dとは、間隔を空けて接続導体1aにそれぞれ隣り合う接続導体2a及び接続導体3aに各々接続されている。
支持部材5、6、7は、図1Cに示すように、遮断器1b、断路器1c、変流器1dの露出充電部1h、1k、1m及び接続導体1aの設置高さに対して、遮断器2b、断路器2c、変流器2d、遮断器3b、断路器3c、変流器3dの各露出充電部2h、2k、2m、3h、3k、3m並びに接続導体2a、3aの設置高さを、異ならせるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体1a、2a、3aをそれぞれ支持している。
より具体的には、支持部材5、6、7は、図1Cに示すように、個々の開閉設備機器の各露出充電部どうしの間隔及び各接続導体どうしの間隔を、これらの線間(相間)電圧に対応した線間絶縁離隔距離T以上に離間させる状態でこれらの開閉設備機器及び接続導体を支持している。さらに、支持部材5、6、7は、地上である基礎8上に設けた支持部材本体(各架台)と各露出充電部との間隔、及び当該支持部材本体と各接続導体との間隔を、これらの対地電圧に対応した対地絶縁離隔距離S以上に離間させた状態で、これらの開閉設備機器及び母線を支持している。
主母線及び接続導体には、120°ずつ位相をずらした三相の交流が通電されるため、線間絶縁離隔距離Tは、対地絶縁離隔距離Sよりも長い距離を確保する必要がある。具体的には、線間絶縁離隔距離Tは、対地絶縁離隔距離Sに対して√3を乗算した離隔距離を必要とする。例えば275kVの三相交流が主母線に送電される場合、線間絶縁離隔距離Tとしては、例えば5.5mの離隔距離を空けることが例示され、また、500kVの三相交流が主母線に送電される場合、線間絶縁離隔距離Tとしては、例えば9mの離隔距離を空けることが例示される。
開閉設備機器及び接続導体のレイアウトについてより詳細に説明すると、支持部材5、6、7は、図1Cに示すように、遮断器1b、断路器1c、変流器1dの露出充電部1h、1k、1m及び接続導体1aの設置高さに対して、遮断器2b、断路器2c、変流器2dの露出充電部2h、2k、2m及び接続導体2aの設置高さが相対的に低くなるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体をそれぞれ支持している。さらに、支持部材5、6、7は、遮断器1b、断路器1c、変流器1dの露出充電部1h、1k、1m及び接続導体1aの設置高さに対して、遮断器3b、断路器3c、変流器3dの露出充電部3h、3k、3m及び接続導体3aの設置高さが相対的に高くなるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体をそれぞれ支持している。
具体的には、図1Cに示すように、各開閉設備機器及び各接続導体は、基礎8の上面に対して互いが傾斜する配置関係で据え付けられている。つまり、気中絶縁開閉装置10では、線間絶縁離隔距離T及び対地絶縁離隔距離Sを確保するために、高さ方向の空間を有効に利用し、図1Cに示すように、各開閉設備機器及び各接続導体を立体的に配置することにより、図1A、図1Cに示すように、平面方向における設置スペース9の縮小化を実現している。
ここで、比較例について説明する。図2A、図2B、図2Cに示すように、比較例の気中絶縁開閉装置90は、架台1n、2n、3nによって構成される支持部材95と、架台1r、2r、3rによって構成される支持部材96と、架台1u、2u、3uによって構成される支持部材97とを備えている。支持部材95、96、97は、図2B、図2Cに示すように、遮断器1b、2b、3b、断路器1c、2c、3c、及び変流器1d、2d、3dの露出充電部1h、2h、3h、1k、2k、3k、1m、2m、3m、並びに接続導体1a、2a、3aのそれぞれの設置高さを、互いに同じ高さにするようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体1a、2a、3aをそれぞれ支持している。
比較例の気中絶縁開閉装置90は、図2Cに示すように、線間絶縁離隔距離T及び対地絶縁離隔距離Sを確保するために、基礎8の上面と平行な同一平面に沿って、各開閉設備機器及び各接続導体がそれぞれ水平方向に広がる形態で設置されている。したがって、比較例の気中絶縁開閉装置90は、全体的に広い設置スペース99が必要となり、この結果、用地費用の増加や整地のための工期の長期化を招くことになる。
これに対して、本実施形態の気中絶縁開閉装置10は、図1Cに示すように、隣り合う接続導体どうしの設置高さ、及び各接続導体が並ぶ方向において隣り合う開閉設備機器の露出充電部どうしの設置高さを変えることによって、高さ方向の空間を有効に活用し線間絶縁離隔距離T及び対地絶縁離隔距離Sを確保することができる。これによって、気中絶縁開閉装置10における設置スペースの縮小化を図ることができる。
既述したように、本実施形態の気中絶縁開閉装置10によれば、図1Cに示すように、遮断器1b、2b、3bなどを含む各開閉設備機器及び接続導体1a、2a、3aを合理的に配置したことで、設置スペース9を狭めることが可能となり、これにより、整地のための工期を短縮でき、また、用地費用を低減させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施形態を図3A、図3B、図3Cに基づき説明する。なお、図3A、図3B、図3Cにおいて、図1A、図1B、図1Cに示した第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
次に、第2の実施形態を図3A、図3B、図3Cに基づき説明する。なお、図3A、図3B、図3Cにおいて、図1A、図1B、図1Cに示した第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図3A、図3B、図3Cに示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置20は、第1の実施形態の気中絶縁開閉装置10が備えていた支持部材5、6、7に代えて、支持部材25、26、27を備えている。支持部材25、26、27は、支持部材5、6、7が備えていた架台3e、3f、3gに代えて、架台23e、23f、23gを備えている。
支持部材25、26、27は、遮断器1b、断路器1c、変流器1dの露出充電部1h、1k、1m及び接続導体1aの設置高さよりも、遮断器2b、3b、断路器2c、3c、変流器2d、3dの各露出充電部2h、2k、2m、3h、3k、3m並びに接続導体2a、3aの設置高さのほうが、相対的に低くなるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体を、図3Cに示すように、高さ方向の空間を利用して立体的に支持している。
したがって、本実施形態の気中絶縁開閉装置20によれば、図3Cに示すように、第1の実施形態と同様、各開閉設備機器及び各接続導体を合理的に配置したことで、設置スペース9の縮小化を図ることができる。これにより、用地の費用や整地のための労力を削減することができる。また、気中絶縁開閉装置20によれば、図3Cに示すように、第1の実施形態と比べて、高さの低い架台23e、23f、23gを適用できるので、架台自体の部品コストや各機器の設置のための労力を軽減することができる。
なお、架台23e、23f、23gは、架台2e、2f、2gとそれぞれ同じ高さで構成されており、遮断器2b、断路器2c、変流器2dの露出充電部2h、2k、2m及び接続導体2aの設置高さと同じ設置高で、遮断器3b、断路器3c、変流器3dの露出充電部3h、3k、3m及び接続導体3aを支持している。つまり、架台23eと架台2e、架台23fと架台2f、及び架台23gと架台2gは、それぞれ同じ構成の部品を適用することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施形態を図4A、図4B、図4Cに基づき説明する。なお、図4A、図4B、図4Cにおいて、図1A、図1B、図1Cに示した第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
次に、第3の実施形態を図4A、図4B、図4Cに基づき説明する。なお、図4A、図4B、図4Cにおいて、図1A、図1B、図1Cに示した第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図4A、図4B、図4Cに示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置30は、第1の実施形態の気中絶縁開閉装置10が備えていた支持部材5、6、7に代えて、支持部材35、36、37を備えている。支持部材35、36、37は、支持部材5、6、7が備えていた架台1e、1f、1g、2e、2f、2g、3e、3f、3gに代えて、架台31e、31f、31g、32e、32f、32g、33e、33f、33gを備えている。
支持部材35、36、37は、遮断器1b、断路器1c、変流器1dの露出充電部1h、1k、1m及び接続導体1aの設置高さよりも、遮断器2b、3b、断路器2c、3c、変流器2d、3dの各露出充電部2h、2k、2m、3h、3k、3m並びに接続導体2a、3aの設置高さのほうが、相対的に高くなるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体を、図4Cに示すように、高さ方向の空間を利用して立体的に支持している。
したがって、本実施形態の気中絶縁開閉装置30によれば、第1、第2の実施形態と同様、各開閉設備機器及び各接続導体を、図4Cに示すように、高さ方向の空間を利用して立体的に配置したことで、設置スペース9の縮小化を図ることができ、各機器を設置するためのコストを低減することができる。また、気中絶縁開閉装置30では、図4Cに示すように、道路11、12に近い側の開閉設備機器の露出充電部2h、2k、2m、3h、3k、3m及び接続導体2a、3aが高い位置に設置されていることで、道路11、12に対しては十分な絶縁離隔距離が確保され、これにより、例えば道路11、12上で作業する作業者などに対する安全性を高めることができる。
なお、架台33e、33f、33gは、架台32e、32f、32gとそれぞれ同じ高さで構成されており、遮断器2b、断路器2c、変流器2dの露出充電部2h、2k、2m及び接続導体2aの設置高さと同じ設置高で、遮断器3b、断路器3c、変流器3dの露出充電部3h、3k、3m及び接続導体3aを支持している。すなわち、架台33eと架台32e、架台33fと架台32f、及び架台33gと架台32gは、それぞれ同じ構成の部品を適用することが可能である。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施形態を図5A、図5Bに基づき説明する。なお、図5A、図5Bにおいて、図1A、図1B、図1Cに示した第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
次に、第4の実施形態を図5A、図5Bに基づき説明する。なお、図5A、図5Bにおいて、図1A、図1B、図1Cに示した第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図5A、図5Bに示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置40は、第1の実施形態に係る気中絶縁開閉装置10の構成に加え、第4の開閉設備機器である遮断器4b、断路器4c及び変流器4dと、第5の開閉設備機器である遮断器5b、断路器5c及び変流器5dと、第6の開閉設備機器である遮断器6b、断路器6c及び変流器6dと、第2の支持部材である支持部材45、46、47と、をさらに備えている。
図5A、図5Bに示すように、遮断器4b、断路器4c及び変流器4dは、第4の接続母線である接続導体4aに接続されている。また、遮断器5b、断路器5c及び変流器5dは、間隔を空けて接続導体4aと隣り合う第5の接続母線である接続導体5aに接続されている。さらに、遮断器6b、断路器6c及び変流器6dは、間隔を空けて接続導体3a及び接続導体4aそれぞれと隣り合う第6の接続母線である接続導体6aに接続されている。
接続導体4a、5a、6aは、一回線分の三相交流を送電する第一相から第三相の主母線にそれぞれ接続された接続母線である。すなわち、図5A、図5Bは、接続導体1a、2a、3aからなる第1の回線と、接続導体4a、5a、6aからなる第2の回線が並列して設けられている例を示している。
架台4eを含む支持部材45は、接続導体4aと共に遮断器4b、断路器4c、変流器4dをそれぞれ基礎8上に支持している。架台5eを含む支持部材46は、接続導体5aと共に遮断器5b、断路器5c及び変流器5dをそれぞれ基礎8上に支持している。架台6eを含む支持部材47は、接続導体6aと共に遮断器6b、断路器6c及び変流器6dをそれぞれ基礎8上に支持している。詳細には、図5Bに示すように、架台4e、5e、6eを含む支持部材45、46、47は、架台1e、2e、3eを含む支持部材5、6、7に対していわゆる線対称の関係を成す構成を有している。
さらに、これらの支持部材45、46、47は、図5Bに示すように、遮断器4b、断路器4c、変流器4dの露出充電部4h、4k、4m及び接続導体4aの設置高さに対して、遮断器5b、断路器4c、変流器4dの各露出充電部5h、5k、5m、6h、6k、6m及び接続導体5a、6aの設置高さを、異ならせるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続導体を支持している。
より具体的には、支持部材45、46、47は、図5Bに示すように、遮断器4b、断路器4c、変流器4dの露出充電部4h、4k、4m及び接続導体4aの設置高さに対して、遮断器5b、断路器5c、変流器5dの露出充電部5h、5k、5m及び接続導体5aの設置高さが相対的に低くなるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体をそれぞれ支持している。また、支持部材45、46、47は、遮断器4b、断路器4c、変流器4dの露出充電部4h、4k、4m及び接続導体4aの設置高さに対して、遮断器6b、断路器6c、変流器6dの露出充電部6h、6k、6m及び接続導体6aの設置高さが相対的に高くなるようにして、これらの開閉設備機器及び接続導体をそれぞれ支持している。
さらに、支持部材45、46、47は、図5Bに示すように、露出充電部3h、3k、3mと、露出充電部4h、4k、4mと、露出充電部5h、5k、5mと、露出充電部6h、6k、6mと、の互いの間隔、並びに接続導体3a、4a、5a、6aどうしの間隔を、これらの線間電圧に対応した線間絶縁離隔距離T以上に離間させた状態で、遮断器や断路器を含む個々の開閉設備機器及び接続導体4a、5a、6aを各々支持している。
また、支持部材45、46、47は、図5Bに示すように、当該支持部材本体と上記の各露出充電部との間隔、及び当該支持部材本体と接続導体3a、4a、5a、6aとの間隔を、これらの対地電圧に対応した対地絶縁離隔距離S以上に離間させた状態で、個々の開閉設備機器及び接続導体4a、5a、6aを各々支持している。
したがって、本実施形態の気中絶縁開閉装置40によれば、三相交流送電用の二回線分の各開閉設備機器及び各接続導体を、図5Bに示すように、高さ方向の空間を利用して立体的に配置したことで、二回線分の各設置スペース9の縮小化を図ることができる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施形態を図6に基づき説明する。なお、図6において、図3A、図3B、図3cに示した第2の実施形態及び図5A、図5Bに示した第4の実施形態の各構成要素と、同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
次に、第5の実施形態を図6に基づき説明する。なお、図6において、図3A、図3B、図3cに示した第2の実施形態及び図5A、図5Bに示した第4の実施形態の各構成要素と、同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置50は、第4の実施形態に係る気中絶縁開閉装置40の支持部材45、46、47に代えて、架台54e、55e、56eを含む支持部材55、56、57を第2の支持部材として備えている。図6に示すように、支持部材55、56、57は、図3Cに示した支持部材25、26、27と同一の構造で構成されている。つまり、本実施形態の気中絶縁開閉装置50は、図3Cに示した支持部材25、26、27と、これらと同一構造の支持部材55、56、57と、を互いの間の線間絶縁離隔距離Tを確保した状態で、接続導体どうしが隣り合う方向に並べて配置した構成を有している。
したがって、本実施形態の気中絶縁開閉装置50によれば、第4の実施形態と同様、三相交流送電用の二回線分の各開閉設備機器及び各接続導体を、図6に示すように、高さ方向の空間を利用して立体的に配置したことで、二回線分の個々の設置スペース9を狭めることができる。
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施形態を図7に基づき説明する。なお、図7において、図4A、図4B、図4cに示した第3の実施形態及び図6に示した第5の実施形態の各構成要素と、同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
次に、第6の実施形態を図7に基づき説明する。なお、図7において、図4A、図4B、図4cに示した第3の実施形態及び図6に示した第5の実施形態の各構成要素と、同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置60は、第5の実施形態に係る気中絶縁開閉装置50の支持部材55、56、57に代えて、架台64e、65e、66eを含む支持部材65、66、67を第2の支持部材として備えている。図7に示すように、支持部材65、66、67は、図4Cに示した支持部材25、26、27と同一の構造で構成されている。すなわち、本実施形態の気中絶縁開閉装置60は、図4Cに示した支持部材55、56、57と同一の構造の支持部材65、66、67と、図3Cに示した支持部材25、26、27と、を接続導体どうしが隣り合う方向に並べて配置した構成を有している。
さらに詳述すると、支持部材65、66、67は、図7に示すように、前述した第3の開閉設備機器(遮断器3b、断路器3c、変流器3d)の露出充電部3h、3k、3m及び前記接続導体3aの設置高さに対して、前述した第6の開閉設備機器(遮断器6b、断路器6c、変流器6d)の露出充電部6h、6k、6m及び接続導体6aの設置高さを、異ならせるようにして、各開閉設備機器及び各接続導体を支持している。
このように、本実施形態の気中絶縁開閉装置60では、支持部材25、26、27と支持部材65、66、67との境界部分である接続導体3aと接続導体6aとの間の配置関係においても、互いの設置高さを相違させ、平面方向の設置スペースを狭めるようにしている。したがって、気中絶縁開閉装置60によれば、第4、第5の実施形態と比べ、二回線分の設置スペースを、より縮小することができる。
[第7の実施の形態]
次に、第7の実施形態を図8に基づき説明する。なお、図8において、図5Bに示した第4の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
次に、第7の実施形態を図8に基づき説明する。なお、図8において、図5Bに示した第4の実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の気中絶縁開閉装置70は、第4の実施形態に係る気中絶縁開閉装置40の支持部材45、46、47に代えて、架台74e、75e、76eを含む支持部材75、76、77を第2の支持部材として備えている。図8に示すように、支持部材75、76、77は、図1Cに示した支持部材5、6、7と同一の構造で構成されている。つまり、本実施形態の気中絶縁開閉装置70は、図1Cに示した支持部材5、6、7と、これらと同一構造の支持部材75、76、77と、を接続導体どうしが隣り合う方向に並べて配置した構成を有している。
したがって、本実施形態の気中絶縁開閉装置70によれば、第6の実施形態と同様に、支持部材5、6、7と支持部材75、76、77との境界部分である接続導体3aと接続導体6aとの間の配置関係においても、互いの設置高さを相違させているので、二回線分の設置スペースを、図7に示した気中絶縁開閉装置60と同様に狭めることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態では、開閉設備機器として、遮断器、断路器、変流器を例示したが、開閉設備機器は、計器用の変圧器や変成器などを含むものであってもよい。さらに、図9に示すように、架台81e、82e、83eを含む支持部材85、86、87を備えた気中絶縁開閉装置80を他の実施形態として適用することも可能である。この気中絶縁開閉装置80は、図1Cに示した気中絶縁開閉装置10と同様、各接続導体及び開閉設備機器の各露出充電部が互いに異なる設置高さで配置され、しかも、架台81e、82e、83eを含む支持部材85、86、87が、傾斜面88上に設けられている。したがって、このような気中絶縁開閉装置80を適用した場合、用地が傾斜面であっても、整地する必要がなくなり、用地費用を低減することができる。
10〜80…気中絶縁開閉装置、1a〜6a…接続導体、1b〜6b…遮断器、1c〜6c…断路器、1d〜6d…変流器、5〜7,25〜27,35〜37,45〜47,55〜57,65〜67,75〜77,85〜87…支持部材、1e〜6e,23e,31e〜33e,54e〜56e,64e〜66e,74e〜776e,81e〜83e,1f〜3f,23f,31f〜33f,1g〜3g,23g,31g〜33g…架台、1h〜6h,1k〜6k,1m〜6m…露出充電部、T…線間絶縁離隔距離、S…対地絶縁離隔距離。
Claims (10)
- 第1の接続母線に接続された第1の開閉設備機器と、
予め決められた間隔をあけて前記第1の接続母線とそれぞれ隣り合う第2及び第3の接続母線に各々接続された第2及び第3の開閉設備機器と、
前記第1〜第3の接続母線および前記第1〜第3の開閉設備機器を支持する支持部材と、から構成されるとともに、
前記第1の開閉設備機器の露出充電部及び前記第1の接続母線の設置高さに対して、前記第2及び第3の開閉設備機器の各露出充電部並びに前記第2及び第3の接続母線の設置高さを異ならせるようにしてこれらの開閉設備機器および接続母線が支持されること、
を特徴とする気中絶縁開閉装置。 - 前記第1〜第3の開閉設備機器は、遮断器、断路器および変流器として構成されていること、
を特徴とする請求項1記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記支持部材は、前記第1の接続母線と共に前記第1の開閉設備機器を支持する第1の架台と、前記第2の接続母線と共に前記第2の開閉設備機器を支持する第2の架台と、前記第3の接続母線と共に前記第3の開閉設備機器を支持する第3の架台と、を備えること、
を特徴とする請求項1または2に記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記第1〜第3の開閉設備機器の各露出充電部どうしの間隔及び各接続母線どうしの間隔を、これらの線間電圧に対応した線間絶縁離隔距離以上に離間させ、かつ当該支持部材本体と各露出充電部との間隔及び当該支持部材本体と各接続母線との間隔を、これらの対地電圧に対応した対地絶縁離隔距離以上に離間させた状態で、これらの開閉設備機器及び接続母線が支持されること、
を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記第1の開閉設備機器の露出充電部及び前記第1の接続母線の設置高さに対して、前記第2の開閉設備機器の露出充電部及び前記第2の接続母線の設置高さが相対的に低く、かつ前記第3の開閉設備機器の露出充電部及び前記第3の接続母線の設置高さが相対的に高くなるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続母線が支持されること、
を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記第1の開閉設備機器の露出充電部及び前記第1の接続母線の設置高さよりも、前記第2及び第3の開閉設備機器の各露出充電部並びに前記第2及び第3の接続母線の設置高さのほうが、相対的に高く又は低くなるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続母線が支持されること、
を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記第1〜第3の接続母線は、一回線分の三相交流を送電する各相の主母線にそれぞれ接続されること、
を特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の気中絶縁開閉装置。 - 第4の接続母線に接続された第4の開閉設備機器と、
予め決められた間隔をあけて前記第4の接続母線と隣り合う第5の接続母線に接続された第5の開閉設備機器と、
予め決められた間隔をあけて前記第3の接続母線及び前記第4の接続母線のそれぞれと隣り合う第6の接続母線に接続された第6の開閉設備機器と、をさらに備え、
前記第4の開閉設備機器の露出充電部及び前記第4の接続母線の設置高さに対して、前記第5及び第6の開閉設備機器の各露出充電部並びに前記第5及び第6の接続母線の設置高さを、異ならせるようにしてこれらの開閉設備機器及び接続母線が支持されること、
を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記第3〜第6の開閉設備機器の各露出充電部どうしの間隔及び前記第3〜第6の各接続母線どうしの間隔を、これらの線間電圧に対応した線間絶縁離隔距離以上に離間させ、かつ当該支持部材本体と前記第3〜第6の開閉設備機器の各露出充電部との間隔及び当該支持部材本体と前記第3〜第6の各接続母線との間隔を、これらの対地電圧に対応した対地絶縁離隔距離以上に離間させた状態で、前記第4〜第6の開閉設備機器及び前記第4〜第6の接続母線が支持されること、
を特徴とする請求項8記載の気中絶縁開閉装置。 - 前記第3の開閉設備機器の露出充電部及び前記第3の接続母線の設置高さに対して、前記第6の開閉設備機器の露出充電部及び前記第6の接続母線の設置高さを、異ならせるようにして前記第4〜第6の開閉設備機器及び前記第4〜第6の接続母線が支持されること、
を特徴とする請求項8又は9記載の気中絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012034794A JP2013171707A (ja) | 2012-02-21 | 2012-02-21 | 気中絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012034794A JP2013171707A (ja) | 2012-02-21 | 2012-02-21 | 気中絶縁開閉装置 |
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Family Applications (1)
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JP2012034794A Pending JP2013171707A (ja) | 2012-02-21 | 2012-02-21 | 気中絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013171707A (ja) |
-
2012
- 2012-02-21 JP JP2012034794A patent/JP2013171707A/ja active Pending
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