JP2013171451A - 情報コード読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報コードの読み取りに適した照明状態を報知し得る情報コード読取装置を提供する。
【解決手段】受光センサ28により撮像された情報コードCの1セルを構成する明色領域および暗色領域の撮像状態に基づいて、当該セルの明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率を高めるために照明光源21を移動すべき移動方向および移動量が、上記遠近方向移動量設定処理および平行方向移動量設定処理により設定される。そして、このように設定された移動方向および移動量が、表示部46の表示により報知される。
【選択図】図6

Description

本発明は、読取対象の表示面上に表示された情報コードを光学的に読み取る情報コード読取装置に関する。
従来、読取対象の表示面上に表示された情報コードを光学的に読み取る情報コード読取装置に関する技術として、下記特許文献1に開示される二次元コード読取装置が知られている。この二次元コード読取装置は、二次元コードをセットした状態で撮像部で画像データを取得し復号部にて復号化処理を行う動作を複数回繰り返すことにより、二次元コードの読取動作が正常に行われているか否かを確認するための読取テストモードと、照明部で二次元コードを照明する状態で撮像部にて画像データを取得することにより、撮像部の視野範囲における照度分布を確認するための照度分布確認モードとの2つのモードを備えている。そして、二次元コード読取装置は、両モードを利用して、二次元コードの読取条件を読取試行の結果に基づいてより好ましい条件に設定するというフィードバックを繰り返すことにより、所望の読取条件の設定を可能としている。
特開2004−054871号公報
ところで、上記特許文献1に開示される読取条件設定が採用される情報コード読取装置では、読取対象の表示面に対して削る/溶かす/焦がす等の加工を施すことでその表示面上に表示された情報コード、例えばダイレクトマーキングにより生成される情報コードを読み取る場合に、以下の問題が生じる。
すなわち、ダイレクトマーキングにより生成される情報コードは、加工部分をレーザー加工等のように色をつけるか、ドットインパクト加工等のように穴を開け、加工部分に照明を当てることで周囲よりも明るくして、加工部分と非加工部分との間にコントラスト差を付けることで、撮像された情報コードのデコードを可能にしている。しかしながら、上述のように構成される情報コードでは、照明の色や照明方式によって撮像される情報コードの画像が異なる場合がある。すなわち、上記情報コードに対する照明状態によっては、撮像された情報コードの1セルを構成する明色領域と暗色領域との占有比率差が小さくなる。このため、撮像された情報コードを構成する各セルが明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されにくくなり、デコードが困難になるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、情報コードの読み取りに適した照明状態を報知し得る情報コード読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の情報コード読取装置は、表示媒体の表示面(R)上に加工を施すことで複数の明色系セルおよび暗色系セルを有するように表示される情報コード(C)を光学的に読み取る情報コード読取装置(10)であって、前記情報コードに対して照明光(Lr)を照射する照明手段(21)と、前記照明手段により前記照明光が照射された前記情報コードを撮像する撮像手段(28)と、前記撮像手段により撮像された前記情報コードの1セルを構成する明色領域および暗色領域の撮像状態に基づいて、当該セルの明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率を高めるために前記照明手段を移動すべき移動方向を設定する設定手段(40)と、前記設定手段により設定された移動方向を報知する報知手段(46)と、を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する各実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、撮像手段により撮像された情報コードの1セルを構成する明色領域および暗色領域の撮像状態に基づいて、当該セルの明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率を高めるために照明手段を移動すべき移動方向が、設定手段により設定される。そして、このように設定された移動方向が、報知手段により報知される。
これにより、報知された移動方向に応じて照明手段を移動することで、明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率が高くなり、情報コードの読み取りに適した照明状態になる。この場合には、撮像された情報コードを構成する各セルが、明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されやすくなり、デコード成功率が向上する。
したがって、情報コードの読み取りに適した照明状態を報知することができる。
請求項2の発明では、設定手段により設定された移動方向に基づいて、移動手段により照明手段が移動するため、特別な操作をすることなく、照明手段を情報コードの読み取りに適した位置に移動させることができる。
請求項3の発明では、設定手段により、明色領域と暗色領域との占有比率に基づいて、移動方向が設定される。照明手段が情報コードに対して最適な照明状態となる位置よりも近くに位置すると、情報コードを構成する1セルは、暗色領域内の一部を明色領域が占有するようにそれぞれ撮像される。この明色領域の占有比率は、照明手段が情報コードに対して近づくほど大きくなる。この場合、移動方向を、明色領域の占有比率を小さくするように情報コードに対して照明手段を離す方向に設定することで、明色領域の占有比率が小さくなる。そうすると、撮像された情報コードを構成する各セルが、明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されやすくなり、デコード成功率が向上する。
したがって、上述のように設定される移動方向を報知することで、情報コードの読み取りに適した照明状態を報知することができる。
請求項4の発明では、設定手段により、明色領域の中心位置と暗色領域の中心位置との差に基づいて、移動方向が設定される。照明手段が情報コードに対して最適な照明状態となる位置から当該情報コードが表示される表示面に平行な方向に位置ずれしていると、情報コードを構成する1セルは暗色領域の中心位置と明色領域の中心位置とがずれるようにそれぞれ撮像される。この中心位置の位置ずれは、情報コードに対する上記表示面に平行な方向への照明手段の位置ずれが大きくなるほど大きくなり、その結果、明色領域と暗色領域との占有比率差が小さくなる。この場合、明色領域の中心位置と暗色領域の中心位置との差に基づいて、移動方向を、上記中心位置のずれを小さくするように設定することで、上記表示面に平行な方向への照明手段の位置ずれが小さくなり、明色領域と暗色領域との占有比率差が大きくなる。そうすると、撮像された情報コードを構成する各セルが、明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されやすくなり、デコード成功率が向上する。
したがって、上述のように設定される移動方向を報知することで、情報コードの読み取りに適した照明状態を報知することができる。
第1実施形態に係る情報コード読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 照明光源と表示面に表示された情報コードとの遠近方向の位置関係を示す説明図である。 図2に対応する情報コードの撮像状態を説明する説明図である。 照明光源と表示面に表示された情報コードとの平行方向の位置関係を示す説明図である。 図4に対応する情報コードの撮像状態を説明する説明図である。 第1実施形態における読取処理の流れを例示するフローチャートである。 暗色領域の中心位置と明色領域の中心位置とがずれた状態を説明する説明図である。 第2実施形態における読取処理の流れを例示するフローチャートである。 図9(A)は、暗視野照明にて撮像される黒色セルの撮像状態を示す説明図であり、図9(B)は、図9(A)を白黒反転させた黒色セルの撮像状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の情報コード読取装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る情報コード読取装置10の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
図1に示す情報コード読取装置10は、読取対象の表示面Rに表示されたバーコードなどの一次元コードやQRコード(登録商標)などの二次元コードの情報コードCの表示状態(印字状態)を光学的に読み取る据え置き型の読取装置である。情報コード読取装置10は、例えば、読取対象が搬送される搬送ラインに対して一定の距離だけ離れるように搬送ライン上に設置されている。
本実施形態では、情報コード読取装置10は、読取対象の表示面R上に所定の加工を直接施すことで複数の明色系セルおよび暗色系セルを有するように表示される情報コード、すなわち、ダイレクトマーキングにより生成(印字)される情報コードCを光学的に読み取る。この情報コードCは、例えば、その各黒色セルに対応するそれぞれ領域に対して、表示面Rを凹状に押しつぶすようにドットインパクト加工を施すことで形成することができる。また、情報コードCは、例えば、当該情報コードCを構成する複数の白色セル(明色系セル)および黒色セル(暗色系セル)のうちの各黒色セルに対応する領域に対して表示面Rを削る等のレーザー加工を施すことで形成することができる。
このように構成される情報コードCは、照明光が照射されることで加工部分と非加工部分との間に明色系セルと暗色系セルとを区別可能なコントラスト差を生じさせ、この状態を撮像することで、当該情報コードCを読み取るデコードが可能となる。
次に、情報コード読取装置10の回路20の電気的構成について説明する。
図1に示すように、回路20は、主に、筐体11内に収容される照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられるレンズとから構成されている。なお、図1では、情報コードCが表示面Rに表示された読取対象に向けて読取口13を介して照明光Lfを照射する例を概念的に示している。
照明光源21および受光光学系(受光センサ28、結像レンズ27)は、移動機構29により後述する遠近方向や平行方向に移動可能に支持されている(図1の波線領域参照)。移動機構29は、図略のモータ等により構成されて、制御回路40からの駆動信号に応じて照明光源21および受光光学系を遠近方向や平行方向に移動させる機能を有する。なお、照明光源21および移動機構29は、筐体11内に収容されることに限らず、筐体11の外面上に配置されてもよいし、筐体11と別体として構成されてもよい。なお、照明光源21は、特許請求の範囲に記載の「照明手段」の一例に相当し、移動機構29は、特許請求の範囲に記載の「移動手段」の一例に相当し得る。
受光光学系は、受光センサ28、結像レンズ27、反射鏡(図示略)などによって構成されている。受光センサ28は、CCDエリアセンサとして構成されるものであり、情報コードCまたは表示面Rに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されている。この受光センサ28は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能にプリント配線板(図示略)に実装されている。なお、受光センサ28は、特許請求の範囲に記載の「撮像手段」の一例に相当し得る。
結像レンズ27は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが情報コードCにて反射した後、この反射光Lrを結像レンズ27で集光し、受光センサ28の受光面28aに情報コードCの像を結像させている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、表示部46、操作部47、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35を中心として構成され、上述した光学系によって撮像された情報コードCの画像信号をハードウェア的及びソフトウェア的に信号処理し得るものである。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、画像データ蓄積領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述した画像データ蓄積領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、後述する読取処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ28等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、情報コード読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、液晶表示器などからなる表示部46や、各種操作キーなどからなる操作部47、通信インタフェース48等が制御可能に接続されている。
表示部46は、制御回路40によって制御される構成をなしており、制御回路40からの指令を受けて動作する構成をなしている。また、操作部47は、制御回路40に対して操作信号を与える構成をなしており、制御回路40は、これらからの操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行うようになっている。また、通信インタフェース48は、外部(例えばホスト装置)との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御回路40と協働して通信処理を行う構成をなしている。
次に、本実施形態にて実施される情報コードCに対する読取処理について、図2〜図7を用いて、詳細に説明する。図2は、照明光源21と表示面Rに表示された情報コードC1a〜C1cとの遠近方向αの位置関係を示す説明図である。図3は、図2に対応する情報コードの撮像状態を説明する説明図であり、図3(A)は、図2の離間距離Saにて撮像された情報コードC1aの撮像状態を示し、図3(B)は、図2の離間距離Sbにて撮像された情報コードC1bの撮像状態を示し、図3(C)は、図2の離間距離Scにて撮像された情報コードC1cの撮像状態を示す。図4は、照明光源21と表示面Rに表示された情報コードC2a〜C2cとの平行方向βの位置関係を示す説明図であり、図4(A)は、照明光源21からの照明光Lfと情報コードC2aとの位置ずれがない状態を示し、図4(B)は、情報コードC2bに対して照明光源21が平行方向βに位置ずれした状態を示す。図5は、図4に対応する情報コードC2a〜C2cの撮像状態を説明する説明図であり、図5(A)は、図4(A)の位置にて撮像された情報コードC2aの撮像状態を示し、図5(B)は、図4(B)の位置にて撮像された情報コードC2bの撮像状態を示す。図6は、第1実施形態における読取処理の流れを例示するフローチャートである。図7は、暗色領域E1の中心位置と明色領域E2の中心位置とがずれた状態を説明する説明図である。なお、図3(A)〜(C)および図5(A)〜(C)では、情報コードとしてQRコードを例示している。また、図7では、暗色領域E1をハッチングにて示す。
ダイレクトマーキングにより読取対象の表示面Rに生成(印字)される情報コードCを光学的に読み取る場合、この情報コードCに対する照明状態、例えば、情報コードCに対して暗視野照明として斜め方向からローアングル光を照射する照明状態によっては、情報コードCの撮像状態が異なる場合がある。なお、以下の説明では、1つの黒色セルが円筒形に加工されることで構成される情報コードを例に説明する。
具体的には、例えば、読取口13から当該情報コードに向かう方向(以下、遠近方向αという:図2参照)の離間距離が、照明光源21から照明光Lfが照射される情報コードにとって最適な照射距離(図2の符号Sc参照)であれば、図2の情報コードC1cを構成する各セルは、図3(C)に例示するように、黒色セルに対応する加工部分が暗色領域として撮像される。
一方、遠近方向αの離間距離が、上述した最適な照射距離Scよりも近くなる照射距離(図2の符号Sb参照)になると、図2の情報コードC1bを構成する各黒色セルは、図3(B)に例示するように、暗色領域内の中央の一部を明色領域が占有するように撮像される。そして、遠近方向αの離間距離が、上述した照射距離Sbよりもさらに近くなる照射距離(図2の符号Sa参照)になると、図2の情報コードC1aを構成する各黒色セルは、図3(A)に例示するように、暗色領域に対する明色領域の占有比率がさらに大きくなるように撮像される。
すなわち、暗色領域に対する明色領域の占有比率は、照明光源21が情報コードCに対して近づくほど大きくなる。このように、撮像された情報コードCの1セルを構成する明色領域と暗色領域との占有比率差が小さくなると、撮像された情報コードCを構成する各セルが明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されにくくなり、デコードが困難になる場合がある。なお、1つの黒色セルが円筒形と異なる形状、例えば、角筒形に加工される場合でも、同じように照射距離に応じて占有比率差が小さくなる問題が生じる。
また、例えば、情報コードが表示される表示面Rに対して平行な方向(以下、平行方向βという:図4参照)における照明光源21からの照明光Lfと情報コードとの位置ずれに関して、図4(A)に示す情報コードC2aのように位置ずれがない場合には、情報コードC2aを構成する各黒色セルは、図5(A)に例示するように、暗色領域の中心位置と明色領域の中心位置とが一致するように撮像される。なお、図4(A)および図5(A)では、暗色領域の中心位置と明色領域の中心位置との位置ずれを説明するために、図2(B)に例示する程度の照射距離で撮像した例を用いている。
一方、図4(B)に示す情報コードC2bのように平行方向βに位置ずれすると、情報コードC2bを構成する各黒色セルは、図5(B)および図7に例示するように、暗色領域の中心位置と明色領域の中心位置とがずれるように撮像される。
すなわち、この中心位置の位置ずれは、情報コードCに対する平行方向βへの照明光源21の位置ずれが大きくなるほど大きくなり、その結果、明色領域と暗色領域との占有比率差が小さくなるために、撮像された情報コードCを構成する各セルが明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されにくくなり、デコードが困難になる場合がある。なお、1つの黒色セルが円筒形と異なる形状、例えば、角筒形に加工される場合でも、同じように中心位置の位置ずれの問題が生じる。
そこで、本実施形態では、以下に示す読取処理を実施することで、明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率を高める照明光源21の移動方向および移動量を設定し、設定された移動方向および移動量を報知する。そして、この移動方向および移動量に応じて照明光源21を移動させることで、デコード成功率を向上させる。
以下、本実施形態に係る情報コード読取装置10の制御回路40による読取処理について、図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、当該情報コード読取装置10が作動状態となり、情報コードCが付された読取対象が搬送ライン上を所定の位置まで搬送されると、図2のステップS101に示す撮像処理がなされる。この処理では、照明光源21から照明光Lfが読取口13を介して照射されて、情報コードCにて反射された反射光Lrが受光センサ28にて受光されると、受光センサ28から出力される信号に基づいて、当該情報コードCを含む画像データが生成される。次に、ステップS103に示すデコード処理がなされ、生成された画像データのうち情報コードCに相当するコード画像に対して公知のデコード処理が実施される。この処理により、情報コードCとしてコード化された文字データ等がデコードされると(S105でYes)、ステップS107に示す出力処理がなされ、デコード処理により得られた文字データ等が通信インタフェース48を介してホスト装置等に出力されて、本読取処理が終了する。
一方、上記デコード処理が失敗した場合には(S105でNo)、ステップS109に示す遠近方向移動量設定処理がなされる。この処理では、遠近方向αの照射距離が上述した最適な照射距離(図2の符号Sc参照)よりも近くなっていることに起因して上記デコードが失敗していることを前提に、上記撮像画像のうち所定の黒色セルに対応する画像について、暗色領域内に占める明色領域の占有比率を求め、この占有比率を小さくするために照明光源21を遠近方向αにて情報コードCに近づける方向に移動させる移動量を設定する。この移動量の算出方法としては、例えば、予め測定等した占有比率と移動量との関係を示すマップをメモリ35に記憶し、このマップに基づいて算出することができる。なお、上述のように占有比率が求められる黒色セルは、1つであってもよいし、抽出した複数のセルであってもよい。また、遠近方向移動量設定処理を実行する制御回路40は、特許請求の範囲に記載の「設定手段」の一例に相当し得る。
次に、ステップS111に示す平行方向移動量設定処理がなされる。この処理では、照明光源21からの照明光Lfと情報コードとの平行方向βの位置ずれが大きくなっていることに起因して上記デコードが失敗していることを前提に、明色領域の中心位置と暗色領域の中心位置とをそれぞれ求め、上記中心位置のずれを小さくするために照明光源21を平行方向βに移動させる移動量を設定する。
平行方向βに移動させる移動量の算出方法について、図7を用いて説明する。
具体的には、図7に例示するように、暗色領域の中心位置が(a1,b1)、明色領域の中心位置が(a2,b2)と求められる場合、移動量を求める方向ベクトルLと、(a1,b1)を基点とする基準ベクトル(a0,b0)に対してベクトルのなす角θとは、以下の式(1)および式(2)により算出することができる。
L=((a2−a1)+(b2−b1)1/2 ・・・(1)
cosθ=(a2×b2+a0×b0)/
{(a2+a01/2×(b2+b01/2} ・・・(2)
ただし、0°≦θ≦180°である。
なお、上述のように中心位置が求められる黒色セルは、1つであってもよいし、抽出した複数のセルであってもよい。また、平行方向移動量設定処理を実行する制御回路40は、特許請求の範囲に記載の「設定手段」の一例に相当し得る。
このように算出された方向ベクトルLおよびベクトルのなす角θに基づいて、平行方向βにおける照明光源21の移動方向と移動量が設定されると、ステップS113に示す報知処理がなされる。この処理では、上述のように算出された遠近方向αの移動量と、平行方向βにおける移動方向および移動量とに関する情報が報知情報として表示部46に表示される。使用者は、このように表示部46に表示された報知情報を見ることで、デコードの失敗原因とその対策(照明光源21の移動方向および移動量等)を認識することができる。なお、遠近方向αの移動量と平行方向βにおける移動方向および移動量とに関する情報は、デコード成功率を向上させるための報知情報として、通信インタフェース48を介してホスト装置等に出力されてもよい。なお、表示部46は、特許請求の範囲に記載の「報知手段」の一例に相当し得る。
続いて、ステップS115に示す移動処理がなされる。この処理では、上述のように設定された移動方向および移動量に基づいて、移動機構29に対して駆動信号が出力される。これにより、移動機構29は、上記駆動信号に応じて照明光源21を、遠近方向αおよび平行方向βの少なくともいずれか一方に所定量だけ移動させる。
このように、照明光源21が情報コードCに対して移動すると、再び、ステップS101からの処理がなされる。そして、上記デコードの失敗が遠近方向αの照射距離および平行方向βの位置ずれの少なくとも一方に起因していたことから、上記照明光源21の移動により暗色領域内に占める明色領域の占有比率が小さくなると、上記撮像処理にて撮像された情報コードCの撮像画像に対する上記デコード処理が成功し(S105でYes)、デコード処理により得られた文字データ等が出力されることとなる(S107)。
以上説明したように、本実施形態に係る情報コード読取装置10では、受光センサ28により撮像された情報コードCの1セルを構成する明色領域および暗色領域の撮像状態に基づいて、当該セルの明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率を高めるために照明光源21を移動すべき移動方向および移動量が、上記遠近方向移動量設定処理および平行方向移動量設定処理により設定される。そして、このように設定された移動方向および移動量が、表示部46の表示により報知される。
これにより、報知された移動方向および移動量に応じて照明光源21を移動することで、明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率が高くなり、情報コードCの読み取りに適した照明状態になる。この場合には、撮像された情報コードCを構成する各セルが、明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されやすくなり、デコード成功率が向上する。
したがって、情報コードCの読み取りに適した照明状態を報知することができる。
特に、上記両設定処理により設定された移動方向および移動量に基づいて、移動機構29により照明光源21が移動するため、特別な操作をすることなく、照明光源21を情報コードCの読み取りに適した位置に移動させることができる。
また、遠近方向移動量設定処理により、明色領域と暗色領域との占有比率に基づいて、遠近方向αにおける移動方向および移動量が設定される。すなわち、遠近方向αの移動量を、明色領域の占有比率を小さくするように情報コードCに対して照明光源21を離す方向の移動量として設定することで、明色領域の占有比率が小さくなる。そうすると、撮像された情報コードCを構成する各セルが、明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されやすくなり、デコード成功率を向上させることができる。
また、平行方向移動量設定処理により、明色領域の中心位置と暗色領域の中心位置との差に基づいて、平行方向βにおける移動方向および移動量が設定される。すなわち、明色領域の中心位置と暗色領域の中心位置との差に基づいて、平行方向βにおける移動方向および移動量を、上記中心位置のずれを小さくするように設定することで、平行方向βへの照明光源21の位置ずれが小さくなり、明色領域と暗色領域との占有比率差が大きくなる。そうすると、撮像された情報コードCを構成する各セルが、明色セルおよび暗色セルのいずれであるか判定されやすくなり、デコード成功率を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報コード読取装置10について図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態における読取処理の流れを例示するフローチャートである。
本第2実施形態に係る情報コード読取装置10では、移動機構29を備えていないことを前提に、デコード成功率を向上させる照明状態を実現するための照明光源21の移動方向および移動量を報知するため、上述した読取処理について図6に示すフローチャートに代えて図8に示すフローチャートに基づいて演算処理している点が、上記第1実施形態に係る情報コード読取装置と主に異なる。したがって、上述した第1実施形態の情報コード読取装置と実質的に同一の構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係る情報コード読取装置10は、上述した移動機構29を備えておらず、照明光源21を制御回路40による制御に応じて自動的に移動することができない読取装置として構成される。この構成では、例えば、当該情報コード読取装置10を、情報コードCの表示状態(印字状態)を検証するための検証機として採用することもできる。なお、本実施形態における検証とは、撮像した情報コードCのコード画像について所定のデコード処理を複数回施したときのデコード成功率が、許容される下限値以上であるか否かを確認することをいう。
そこで、本実施形態に係る読取処理では、デコード失敗した場合に、照明光源21を自動的に移動させることなく、デコード成功率を向上させるための移動方向および移動量を報知する。
以下、本第2実施形態における読取処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
上記第1実施形態における読取処理と同様に、図8に示すステップS101に示す撮像処理にて撮像された撮像画像に基づいて、ステップS103に示すデコード処理がなされ、デコードが成功すると(S105でYes)、ステップS107に示す出力処理にて、デコード処理により得られた文字データ等が出力されて、本読取処理が終了する。
一方、上記デコード処理が失敗した場合には(S105でNo)、上記第1実施形態と同様に、ステップS109に示す遠近方向移動量設定処理およびステップS111に示す平行方向移動量設定処理がなされる。そして、ステップS113に示す報知処理がなされ、設定された遠近方向αにおける移動方向および移動量と平行方向βにおける移動方向および移動量とに関する報知情報が表示部46に表示されて、本読取処理が終了する。
このように、本実施形態に係る情報コード読取装置10では、設定された遠近方向αにおける移動方向および移動量と平行方向βにおける移動方向および移動量とに関する報知情報が表示部46の表示により報知されるため、使用者は、このように表示部46に表示された報知情報を見ることで、デコードの失敗原因とその対策(照明光源21の移動方向および移動量等)を認識することができる。なお、遠近方向αにおける移動方向および移動量と平行方向βにおける移動方向および移動量とに関する情報は、デコード成功率を向上させるための報知情報として、通信インタフェース48を介してホスト装置等に出力されてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)図9(A)は、暗視野照明にて撮像される黒色セルCe1の撮像状態を示す説明図であり、図9(B)は、図9(A)を白黒反転させた黒色セルCe2の撮像状態を示す説明図である。
上述した遠近方向移動量設定処理では、情報コードCに対して暗視野照明として斜め方向からローアングル光を照射することで、図9(A)に例示するように黒色セルCe1に対応する加工部分が暗色領域として撮像されることを前提に、暗色領域内に占める明色領域の占有比率を小さくするように照明光源21を遠近方向αにて情報コードCに近づける方向に移動させる移動量を設定している。
一方、各セルの撮像状態に応じて、画像における白黒を判定させてこの白黒反転させた画像に基づいてデコードする場合がある。この場合には、図9(B)に例示する黒色セルCe2のように加工部分が明色領域として撮像されることとなる。この場合には、上記遠近方向移動量設定処理にて、明色領域内に占める暗色領域の占有比率を小さくするように遠近方向αにおける移動方向および移動量を設定する。これにより、白黒反転させるような照明状態においても、情報コードCの読み取りに適した照明状態を報知することができる。
この白黒反転は、最初に撮像された画像に応じて自動で切り替えることができる。すなわち、最初に撮像された画像から、明色領域の面積が大きい場合には、白黒反転して暗色領域の面積を小さくするように照明光源21を情報コードから離す方向に移動させることで、白黒反転せずに照明光源21を情報コードに近づける方向に移動させる場合よりも照明光源21の移動量を少なくすることができる。また、最初に撮像された画像から、暗色領域の面積が大きい場合には、白黒反転することなく通常の画像のままで明色領域の面積を小さくするように照明光源21を情報コードに近づける方向に移動させることで、白黒反転して照明光源21を情報コードに遠ざける方向に移動させる場合よりも照明光源21の移動量を少なくすることができる。
(2)上記各実施形態における読取処理では、遠近方向移動量設定処理および平行方向移動量設定処理の双方を実施することに限らず、遠近方向移動量設定処理および平行方向移動量設定処理のどちらか一方のみを実施してもよい。
(3)上記報知処理では、設定された移動方向および移動量に関する情報を、表示部46の表示により報知することに限らず、例えば、誘導ランプなど、他の報知手段を用いて報知してもよい。
(4)上記報知処理では、設定された移動方向および移動量に関する報知情報を報知することに限らず、設定された移動方向のみを報知情報として報知してもよい。この場合には、設定された移動方向に徐々に照明光源21を移動させることで、この移動中にデコードが成功することとなる。そうすると、制御回路40における移動量を算出するための処理負荷等を軽減することができる。
(5)上記第2実施形態と異なり上記第1実施形態のように、照明光源21を移動させる移動機構29等を備えている場合には、上記設定処理により設定された移動方向および移動量を報知することなく照明光源21を移動させてもよい。
(6)上記各実施形態の読取処理では、ダイレクトマーキングにより生成(印字)される情報コードとして、QRコードを読み取っているが、これに限らず、他のコード種別の情報コード、例えば、バーコードやデータマトリックスコード、マキシコード等を読み取ってもよい。
(7)本発明の情報コード読取装置は、搬送ライン上に設置される据え置き型の読取装置に採用されることに限らず、他の据え置き型の読取装置に採用されてもよいし、携帯型の読取装置に採用されてもよい。
10…情報コード読取装置
21…照明光源(照明手段)
28…受光センサ(撮像手段)
29…移動機構(移動手段)
40…制御回路(設定手段)
46…表示部(報知手段)
C…情報コード
Lr…照明光
R…表示面

Claims (4)

  1. 表示媒体の表示面上に加工を施すことで複数の明色系セルおよび暗色系セルを有するように表示される情報コードを光学的に読み取る情報コード読取装置であって、
    前記情報コードに対して照明光を照射する照明手段と、
    前記照明手段により前記照明光が照射された前記情報コードを撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記情報コードの1セルを構成する明色領域および暗色領域の撮像状態に基づいて、当該セルの明色領域および暗色領域のいずれか一方の占有比率を高めるために前記照明手段を移動すべき移動方向を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された移動方向を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする情報コード読取装置。
  2. 前記設定手段により設定された前記移動方向に基づいて前記照明手段を移動する移動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取装置。
  3. 前記設定手段は、前記明色領域と前記暗色領域との占有比率に基づいて、前記移動方向を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報コード読取装置。
  4. 前記設定手段は、前記明色領域の中心位置と前記暗色領域の中心位置との差に基づいて、前記移動方向を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報コード読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170768A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 ワム・システム・デザイン株式会社 コード読取装置、コード読取方法、およびプログラム
JP2017146225A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 三菱電機株式会社 文字認識装置

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